JP7207978B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
電源装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7207978B2 JP7207978B2 JP2018225516A JP2018225516A JP7207978B2 JP 7207978 B2 JP7207978 B2 JP 7207978B2 JP 2018225516 A JP2018225516 A JP 2018225516A JP 2018225516 A JP2018225516 A JP 2018225516A JP 7207978 B2 JP7207978 B2 JP 7207978B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- edge
- power supply
- conducting state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
(2)交流電圧におけるゼロクロスのタイミングを示す第一エッジと、前記交流電圧の電圧レベルに応じて前記第一エッジに対する時間間隔が変化する第二エッジとを含むパルス信号を生成するパルス生成回路を有し、前記パルス生成回路は、前記ゼロクロスのタイミングにおいて前記第一エッジを生成する第一エッジ回路と、前記交流電圧に応じたタイミングに前記第二エッジを生成する第二エッジ回路と、を有し、前記第一エッジ回路は、前記交流電圧の電圧レベルが第一レベルであるときに前記第一エッジを生成し、前記第二エッジ回路は、前記交流電圧又は前記交流電圧に応じた電圧を検出し、検出した電圧レベルが第二レベルであるときに前記第二エッジを生成し、前記第一エッジ回路は、前記交流電圧が閾値を超えると導通し、前記交流電圧が閾値を超えていなければ非導通となる第一スイッチ素子を有し、前記第二エッジ回路は、前記交流電圧の位相を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路から出力される電圧と、前記交流電圧を分圧して前記交流電圧に応じて生成された電圧を加算した電圧が印加される制御端子を有し、前記制御端子に印加された電圧に応じて導通状態と非導通状態とが切り替わる第二スイッチ素子と、を有し、前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とは直列に接続され、前記第二スイッチ素子の出力端子と入力端子との間に接続され、前記第二スイッチ素子を短絡させる外部回路と、前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態と、前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態での前記パルス信号を取得する制御手段と、を備え、前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成し、前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第二スイッチ素子が導通状態のときには、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成することを特徴とする電源装置。
(3)交流電圧におけるゼロクロスのタイミングを示す第一エッジと、前記交流電圧の電圧レベルに応じて前記第一エッジに対する時間間隔が変化する第二エッジとを含むパルス信号を生成するパルス生成回路を有し、前記パルス生成回路は、前記ゼロクロスのタイミングにおいて前記第一エッジを生成する第一エッジ回路と、前記交流電圧に応じたタイミングに前記第二エッジを生成する第二エッジ回路と、を有し、前記第一エッジ回路は、前記交流電圧の電圧レベルが第一レベルであるときに前記第一エッジを生成し、前記第二エッジ回路は、前記交流電圧又は前記交流電圧に応じた電圧を検出し、検出した電圧レベルが第二レベルであるときに前記第二エッジを生成し、前記第一エッジ回路は、前記交流電圧を整流及び平滑して直流電圧を生成する整流平滑回路と、前記整流平滑回路で生成された前記直流電圧を供給されて動作し、前記交流電圧に応じた電圧が印加される制御端子を有し、前記交流電圧に応じた電圧が閾値を超えると導通し、前記交流電圧に応じた電圧が前記閾値を超えていなければ非導通となる第一スイッチ素子と、を有し、前記第二エッジ回路は、前記交流電圧の位相を進める位相回路と、前記位相回路により位相を進められた交流電圧が印加される制御端子を有し、前記制御端子に印加された電圧に応じて導通状態と非導通状態とが切り替わる第二スイッチ素子と、を有し、前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とは並列に接続されており、前記第二スイッチ素子の出力端子と入力端子との間に接続され、前記第二スイッチ素子を短絡させる外部回路と、前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態と、前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態での前記パルス信号を取得する制御手段と、を備え、前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成し、前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第二エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通可能な状態のときに、前記交流電圧の電圧レベルに応じて前記第二スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記第二エッジを生成することを特徴とする電源装置。
(4)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)から前記(3)のいずれかに記載の電源装置と、を備える画像形成装置であって、前記画像形成手段を制御するコントローラを備え、前記制御手段は、前記コントローラであることを特徴とする画像形成装置。
図1は、実施例1のパルス生成回路である交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。交流電圧検出回路は、後述する記録材に画像形成を行う画像形成装置に備えられ、装置の負荷に電力を供給する電源装置に設けられた回路である。商用交流電源100は、交流電圧検出回路に交流電圧を出力する。フォトカプラ101(第一エッジ回路)は、1次側である商用交流電源100と2次側を絶縁しつつ、1次側の信号を2次側に伝達する役割を担い、1次側には整流素子である発光ダイオード、2次側にはフォトトランジスタを有している。ダイオード102は、フォトカプラ101の発光ダイオード(第一スイッチ素子)と並列に接続され、商用交流電源100が負の電圧の場合に導通し、フォトカプラ101の発光ダイオードの両端電圧をフォトカプラ101の発光ダイオードの耐圧以下に抑制する。なお、商用交流電源100からの電圧は、フォトカプラ101の発光ダイオードが導通状態となる方向に電流が流れるときの電圧を正の電圧といい、フォトカプラ101の発光ダイオードが非導通状態となる方向に電流が流れるときの電圧を負の電圧という。抵抗103は電流制限抵抗である。
図2(a)は、図1に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、FET108のゲート端子の電圧波形(破線)、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。図2(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は100Vrmsであり、FET108のゲート端子の電圧、出力パルスの電圧は数Vレンジの電圧である。全ての波形を同一グラフ内に表すために、便宜上、細い実線で示す商用交流電源100の電圧値は、1/20で表示している。また、図1(a)の下部には、電圧波形に対応させて、フォトカプラ101の発光ダイオードの状態(上側)とFET108の動作状態(下側)を示している。フォトカプラ101の発光ダイオードの状態は、商用交流電源100から発光ダイオードに印加される電圧の方向(順方向電圧、逆方向電圧)を示している。「順方向電圧」は、商用交流電源100から正の電圧が出力されている場合に対応し、発光ダイオードが導通状態であることを示している。一方、「逆方向電圧」は、商用交流電源100から負の電圧が出力されている場合に対応し、発光ダイオードが非導通状態であることを示している。また、FET108の動作状態は、FET108の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。FET108は、ゲート端子電圧が閾値電圧を超えた場合には導通状態(ON)となり、閾値電圧以下の場合には非導通状態(OFF)となる。
図3は、出力パルスのパルス幅(出力パルスの立ち下りエッジから立ち上がりエッジまでの時間)と商用交流電源100の電圧との特性関係を示す図である。図3の横軸は商用交流電源100の電圧(単位Vrms)を示し、縦軸は出力パルスのパルス幅(単位ms)を示す。図3のグラフは、四角形でプロットされた回路部品のばらつきがない場合(typ)、丸形でプロットされた回路部品の最小のばらつきを想定した場合(min)と三角形でプロットされた回路部品の最大のばらつきを想定した場合(max)を示している。回路部品のばらつきは、抵抗109が±1%、コンデンサ110が±10%、FETのゲート端子の閾値電圧ばらつきが±3%を想定している。本実施例の場合、コンデンサのばらつきの影響が最も大きいため、商用交流電源100の電圧を高精度に検出したい場合には、抵抗109を可変抵抗にする等の対策を行い、回路部品のばらつきを吸収することが望ましい。
図4は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。実施例1の図1と同一構成の回路には同じ符号を付すことにより、ここでの説明は省略する。電圧検出回路200(第二エッジ回路)は、電圧レベル検出部201、オフタイミング調整部202、直流電圧生成部203で構成され、それぞれ商用交流電源100から交流電圧が入力される。電圧レベル検出部201は抵抗204、205を有し、入力された商用交流電源100の交流電圧は抵抗204と抵抗205により分圧される。また、オフタイミング調整部202(遅延回路)は抵抗206、コンデンサ207を有し、入力された商用交流電源100の電圧は、抵抗206とコンデンサ207で構成されるLPF(ローパスフィルタ)回路を通過する。ダイオード208は、電圧レベル検出部201とオフタイミング調整部202を分離する目的で配置されている。電圧レベル検出部201からの出力電流と、オフタイミング調整部202からの出力電流は共に抵抗209に流れ込み、抵抗209により電圧(情報)に変換される。直流電圧生成部(第一分圧回路)203は、抵抗210、211、ダイオード212、コンデンサ213を有する。直流電圧生成部203は、商用交流電源100の交流電圧を第二分圧回路である抵抗210と抵抗211で分圧した後、ダイオード212とコンデンサ213で構成された整流平滑回路により、整流・平滑化して直流電圧を生成する。直流電圧生成部203で生成された直流電圧は、抵抗214と抵抗215によって分圧され、更にコンデンサ216を介して抵抗209の両端に生じた電圧が重畳されて、FET217(第二スイッチ素子)のゲート端子に印加される。直流電圧生成部203の電圧をそのままFET217のゲート端子に印加せずに、抵抗214と抵抗215で分圧するのは、直流電圧生成部203のダイオードやコンデンサの影響を小さくして電圧検出精度を向上させるためである。
図5(a)は、図4に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、FET217のゲート端子の電圧波形(破線)、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。図5(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。図5(a)に示すFET217のゲート端子電圧の波形は、電圧レベル検出部201で分圧された商用交流電源100の電圧とオフタイミング調整部202の出力電圧とが抵抗209(加算回路)により加算され、途中から持ち上げられた電圧波形となっている。オフタイミング調整部202の出力電圧が電圧レベル検出部201の出力電圧に加算されることで、FET217が導通状態から非導通状態になるタイミングを、フォトカプラ101の発光ダイオードが非導通状態となるタイミングよりも遅くしている。これにより、2次側の出力パルスの立ち上がりエッジは、フォトカプラ101の発光ダイオードの導通状態から非導通状態への変化により生成され、立ち下りエッジはFET217の非導通状態から導通状態への変化により生成される。
図6は、出力パルスのパルス幅(出力パルスの立ち下りエッジから立ち上がりエッジまでの時間)と商用交流電源100の電圧との特性関係を示す図である。図6の横軸は商用交流電源100の電圧(単位Vrms)を示し、縦軸は出力パルスのパルス幅(単位ms)を示す。図6のグラフは、四角形でプロットされた回路部品のばらつきがない場合(typ)、丸形でプロットされた回路部品の最小のばらつきを想定した場合(min)と三角形でプロットされた回路部品の最大のばらつきを想定した場合(max)を示している。本実施例では、FET217のゲート端子に印加される電圧は、ほぼ抵抗のみに依存するように設計されている。そのため、回路部品による電圧検出ばらつきが実施例1に比べて大幅に抑えられていることがわかる。更に、商用交流電源100の電圧の違いを、電圧の傾き(dv/dt)と直流電圧生成部203で生成される直流電圧という2つの情報として扱い、FET217のゲート端子に印加している。そのため、商用交流電源100の電圧変化に対するパルス幅の変化量が、実施例1に比べて大きくなっている。
図7は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。商用交流電源100の電圧は、抵抗300、ダイオード301、コンデンサ302から構成される半波整流平滑回路303に入力され、コンデンサ302の両端に直流電圧が生成される。コンデンサ302の両端に生成された直流電圧は、フォトカプラ101の電圧源として機能し、電流制限抵抗103とFET304を介して、フォトカプラ101の発光ダイオード(整流素子)に発光電流が流れる。本実施例の回路構成では、フォトカプラ101の発光ダイオードには直流電圧が印加されている。そのため、フォトカプラ101の発光ダイオードは常に導通可能な状態にあり、FET304(第一スイッチ素子)の導通・非導通状態によりフォトカプラ101の発光ダイオードの発光が制御される。FET304の導通、非導通の過渡応答は、フォトカプラ101の発光ダイオードの過渡応答に比べて一般的に速い。そのため、本実施例の回路の方が、フォトカプラ101の発光ダイオードの導通・非導通状態の変化で立ち上がりエッジを形成している実施例1の回路に比べて、出力パルスの立ち上がりエッジが急峻になる。また、出力パルスの立ち上がりエッジが急峻であることにより、CPU105の電圧検出閾値ばらつき等の影響を受けにくく、ゼロクロスタイミング検出の精度が高くなる。
図8(a)は、図7に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、FET312のゲート端子の電圧波形(破線)、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。図8(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、FET312の動作状態は、FET312の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。
図9は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。本実施例の交流電圧検出回路は、実施例3で用いたゼロクロスタイミングを検出する回路と同じ回路構成のゼロクロス検出回路400に、実施例2で用いた電圧検出回路200と類似した回路構成を有する電圧検出回路401を接続した回路構成を有している。本実施例では、ゼロクロス検出回路400内の半波整流平滑回路303において直流電圧が生成される。そのため、本実施例では、半波整流平滑回路303により生成された直流電圧を電圧検出回路401でも使用し、実施例2で用いた直流電圧生成部203は使用しないこととする。図9において、半波整流平滑回路303で生成された直流電圧は、抵抗402を介してFET403のゲート端子に印加される。半波整流平滑回路303で生成された直流電圧は、FET403のゲート端子の閾値よりも高い電圧が設定されるため、FET403は常に導通状態になる。また、FET403のゲート端子には、電流制限抵抗404を介して、FET217(第三スイッチ素子)のドレイン端子が接続されている。そのため、FET217が導通状態となると、FET403のゲート端子電圧が閾値電圧以下になり、FET403は非導通状態となる。一方、FET217が非導通状態となると、FET403は導通状態となる。
図10(a)は、図9に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、FET217のゲート端子の電圧波形(破線)、FET403のゲート端子の電圧波形(一点鎖線)を示した図である。図10(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。
図11は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。本実施例の回路は、実施例1、2で用いたゼロクロスタイミングを検出する回路と同じ構成のゼロクロス検出回路500と、実施例4で用いた電圧検出回路401の回路に直流電圧生成部203の回路構成を付与した電圧検出回路501を組み合わせた構成である。商用交流電源100に対して、フォトカプラ101と並列に接続されるFET403のゲート端子には、直流電圧生成部203で生成された直流電圧が抵抗402を介して印加される。そして、直流電圧生成部203で生成された直流電圧は、FET403のゲート端子の閾値電圧よりも高い電圧に設定されるため、FET403は常に導通状態になる。FET403のゲート端子は、電流制限抵抗404を介してFET217のドレイン端子に接続され、FET217が導通状態となることで、FET403のゲート端子電圧が閾値電圧以下になり、FET403は非導通状態となる。一方、FET217が非導通状態となると、FET403は導通状態となる。
図12(a)は、図11に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、FET217のゲート端子の電圧波形(破線)、FET403のゲート端子の電圧波形(一点鎖線)を示した図である。図10(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。
図13は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。本実施例の回路は、実施例3で用いたゼロクロスタイミングを検出する回路と同じ回路構成のゼロクロス検出回路400に、ヒステリシス特性を有する電圧検出回路600を付与した構成の回路である。本実施例の回路構成では、フォトカプラ101の発光ダイオードには直流電圧が印加されている。そのため、フォトカプラ101の発光ダイオードは常に導通できる状態にあり、FET604の導通・非導通状態によりフォトカプラ101の発光ダイオードの発光が制御される。
図14(a)は、図13に示す交流電圧検出回路における商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、FET604のゲート端子の電圧波形(破線)、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。図14(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、コンパレータ601の動作状態は、コンパレータ601のハイインピーダンス状態をHiz、ローレベル出力状態をLとして表記している。出力パルスの立ち上がりエッジは、FET604の導通により形成され、出力パルスの立ち下がりエッジは、FET604の非導通により形成される。
図15は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。本実施例の回路は、ゼロクロス検出回路700と、電圧検出回路701と、動作モード切替え部702を有する構成となっている。ゼロクロス検出回路700は、実施例4で用いたゼロクロス検出回路400と類似した回路構成を有する。電圧検出回路701は、実施例4で用いた電圧検出回路401と類似した回路構成を有し、バイポーラトランジスタ704(以下、トランジスタという)(第一切替回路)のベース端子とGND間に接続されている。動作モード切替え部702(第二切替回路)は、トランジスタ704と並列に接続された電力供給路を形成し、CPU105の指示に応じて導通状態(電力供給路の接続)、非導通状態(電力供給路の切断)を切り替える。
図16(a)は、図15に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、シャントレギュレータ707のリファレンス端子の電圧波形(破線)、FET304のゲート端子電圧波形(点線)を示した図である。更に、図16(a)は、図15に示す交流電圧検出回路における、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。なお、図16(a)は、本実施例の回路のフォトカプラ712が導通時、すなわちCPU105の入出力部がローレベルに設定されている「特性値検出モード」における動作波形を示す。ここで、図16(a)に示す商用交流電源の電圧は100Vrms、周波数は60Hzである。図16(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、FET304の動作状態は、FET304の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。更に、シャントレギュレータ707の動作状態は、シャントレギュレータ707の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。
図17(a)は、図15に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、シャントレギュレータ707のリファレンス端子の電圧波形(破線)、FET304のゲート端子電圧波形(薄い点線)を示した図である。更に、図17(a)は、図15に示す交流電圧検出回路における、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。なお、図17(a)は、本実施例の回路のフォトカプラ712が非導通時、すなわちCPU105の入出力部がハイレベルに設定されている「電圧検出モード」における動作波形を示す。ここで、図16(a)に示す商用交流電源の電圧は100Vrms、周波数は60Hzである。図17(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、FET304の動作状態は、FET304の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。更に、シャントレギュレータ707の動作状態は、シャントレギュレータ707の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。
また、図18(a)は、本実施例の回路のフォトカプラ712が非導通時の電圧検出モードにおいて、商用交流電源100の周波数が60Hzのときの商用交流電源100の電圧と出力パルスのHIGH(ハイレベル)パルス幅(T2)の関係を示した図である。四角形でのプロット(破線で表示)は、後述するばらつき補正を行う前の商用交流電源100の電圧と、出力パルスのHIGHパルス幅の関係を示している。一方、三角形でのプロット(実線で表示)は、後述するばらつき補正を行った後の商用交流電源100の電圧と、出力パルスのHIGHパルス幅の関係を示している。
図20は、FET304の特性情報(α)を検出して、特性情報(α)を基に補正した電圧情報を算出する制御シーケンスを示すフローチャートであり、図21に示す処理は、CPU105により実行される。ステップ(以下、Sという)100では、CPU105は、入出力部をローレベルに設定し、動作モード切替え部702のフォトカプラ712を導通状態に設定する。S101では、CPU105は、フォトカプラ712を導通状態に設定することにより、FET304の特性値を検出する特性値検出モードを開始する。S102では、CPU105は、フォトカプラ101から出力され、入力ポートから入力される出力パルスの状態に基づいて、出力パルスがローレベルからハイレベルに変化する立ち上がりエッジ(第一のエッジ)を検出したかどうか判断する。CPU105は、第一のエッジを検出したと判断した場合には、処理をS103に進め、第一のエッジを検出していないと判断した場合には、処理をS102に戻す。S103では、CPU105は、フォトカプラ101から出力され、入力ポートから入力される出力パルスの状態に基づいて、出力パルスがハイレベルからローレベルに変化する立ち下がりエッジ(第三のエッジ)を検出したかどうか判断する。CPU105は、第三のエッジを検出したと判断した場合には、処理をS104に進め、第三のエッジを検出していないと判断した場合には、処理をS103に戻す。S104では、CPU105は、第一のエッジ及び第三のエッジを確定させ、更に、出力パルスの次の第一のエッジを検出する。
図21は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。本実施例の交流電圧検出回路は、実施例7のゼロクロス検出回路700と類似する回路素子で構成されたゼロクロス検出回路800と、実施例7で用いた電圧検出回路701と、電圧論理反転部801と、動作モード切替え部802と、を有している。電圧論理反転部801は、トランジスタ806、抵抗803、804、805から構成されている。動作モード切替え部802は、時定数に依存して動作モードの切替えを行い、ダイオード807、815、ツェナーダイオード810、813、トランジスタ809、814、抵抗808、811、コンデンサ812を有している。本実施例の回路は、ゼロクロス検出回路800のフォトカプラ101に、実施例7の電圧検出回路701と電圧論理反転部801を並列に接続し、実施例7の動作モード切替え部702を時定数に依存する動作モード切替え部802に変更した構成を有している。
図22(a)は、図21に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、シャントレギュレータ707のリファレンス端子の電圧波形(破線)、FET304のゲート端子電圧波形(点線)を示した図である。更に、図22(a)は、図21に示す交流電圧検出回路における、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。なお、図22(a)は、本実施例の回路のトランジスタ809が導通時の「特性値検出モード」における動作波形を示す。ここで、図22(a)に示す商用交流電源の電圧は100Vrms、周波数は50Hzである。図22(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、FET304の動作状態は、FET304の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。更に、シャントレギュレータ707の動作状態は、シャントレギュレータ707の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。そして、トランジスタ806の動作状態は、トランジスタ806のオン状態をON、オフ状態をOFFで表記している。
図23(a)は、図21に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、シャントレギュレータ707のリファレンス端子の電圧波形(破線)、FET304のゲート端子電圧波形(点線)を示した図である。更に、図23(a)は、図21に示す交流電圧検出回路における、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。なお、図23(a)は、本実施例の回路のトランジスタ809が非導通時の電圧検出モードにおける動作波形を示す。ここで、図23(a)に示す商用交流電源の電圧は100Vrms、周波数は50Hzである。図23(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、FET304の動作状態は、FET304の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。更に、シャントレギュレータ707の動作状態は、シャントレギュレータ707の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。そして、トランジスタ806の動作状態は、トランジスタ806のオン状態をON、オフ状態をOFFで表記している。
図24は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。本実施例の回路は、交流電圧をフォトカプラ101の駆動源としている実施例1の回路において、電圧検出回路106を高精度の電圧検出が可能な実施例7の電圧検出回路701に変更した回路構成を有している。本実施例では、検査装置等で外部回路900に接続することで、シャントレギュレータ707のアノード端子とカソード端子間を短絡することができる。また、CPU105は、フォトカプラ101の特性情報を記憶するメモリ901を有している。
図25(a)は、図24に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、シャントレギュレータ707のリファレンス端子の電圧波形(破線)を示した図である。更に、図25(a)は、図24に示す交流電圧検出回路における、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。なお、図25(a)は、外部回路900を接続したとき(シャントレギュレータ707のアノード端子とカソード端子間を短絡したとき)の本実施例の回路の動作波形を示す。図25(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、フォトカプラ101の動作状態は、フォトカプラ101の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。更に、シャントレギュレータ707の動作状態は、シャントレギュレータ707の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。
図26(a)は、図24に示す交流電圧検出回路における、商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、シャントレギュレータ707のリファレンス端子の電圧波形(破線)を示した図である。更に、図26(a)は、図24に示す交流電圧検出回路における、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。なお、図26(a)は、外部回路900を接続していないときの本実施例の回路の動作波形を示す。図26(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、フォトカプラ101の動作状態は、フォトカプラ101の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。更に、シャントレギュレータ707の動作状態は、シャントレギュレータ707の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。
図27は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。本実施例の回路は、前述した実施例3の回路構成(図7参照)に、FET304のドレイン端子とソース端子との間を短絡する外部回路1001を追加した回路構成である。本実施例では、外部回路1001を接続することにより、FET304のドレイン端子とソース端子間が短絡される。FET304のドレイン端子とソース端子間を短絡させることで、フォトカプラ101の発光ダイオードはFET304のゲート端子電圧に関係なく、導通状態となる。また、CPU105は、フォトカプラ101の特性情報を記憶するメモリ1000を有している。
図28(a)は、図27に示す交流電圧検出回路における商用交流電源100の電圧波形(細い実線)、FET312のゲート端子の電圧波形(破線)、フォトカプラ101からCPU105のポートに出力される出力パルス波形(太い実線)を示した図である。図28(a)は、外部回路1001を接続して、FET304を短絡した状態での電圧波形を示している。図28(a)の縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(sec(秒))を示す。なお、商用交流電源100の電圧は、1/20スケールで示している。また、FET312の動作状態は、FET312の導通状態をON、非導通状態をOFFとして表記している。
図29は、本実施例の交流電圧検出回路の回路構成を示す回路図である。なお、図29において、スイッチ1100とスイッチ1101を短絡させ、スイッチ1102を開放したときの回路は、実施例6の図13に示す回路と同じ動作を行う。
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例に挙げて説明する。図30に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ330は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム313、感光ドラム313を一様に帯電する帯電部317(帯電手段)、感光ドラム313に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部319(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム313に現像されたトナー像をカセット316から供給された記録材(不図示)に転写部318(転写手段)によって転写して、記録材上のトナー像を定着器314で記録材に定着して、トレイ315に排出する。この感光ドラム313、帯電部317、現像部319、転写部318が画像形成部である。また、レーザビームプリンタ330は、実施例1~11で説明した交流電圧検出回路を有する電源装置502を備えている。なお、実施例1~11で説明した交流電圧検出回路を有する電源装置502を適用可能な画像形成装置は、図30に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム313上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
106 電圧検出回路
Claims (10)
- 交流電圧におけるゼロクロスのタイミングを示す第一エッジと、前記交流電圧の電圧レベルに応じて前記第一エッジに対する時間間隔が変化する第二エッジとを含むパルス信号を生成するパルス生成回路を有し、
前記パルス生成回路は、前記ゼロクロスのタイミングにおいて前記第一エッジを生成する第一エッジ回路と、前記交流電圧に応じたタイミングに前記第二エッジを生成する第二エッジ回路と、を有し、
前記第一エッジ回路は、前記交流電圧の電圧レベルが第一レベルであるときに前記第一エッジを生成し、
前記第二エッジ回路は、前記交流電圧又は前記交流電圧に応じた電圧を検出し、検出した電圧レベルが第二レベルであるときに前記第二エッジを生成し、
前記第一エッジ回路は、
前記交流電圧を整流及び平滑して直流電圧を生成する整流平滑回路と、
前記整流平滑回路で生成された前記直流電圧を供給されて動作し、前記交流電圧に応じた電圧が印加される制御端子を有し、前記交流電圧に応じた電圧が閾値を超えると導通し、前記交流電圧に応じた電圧が前記閾値を超えていなければ非導通となる第一スイッチ素子と、
前記第一スイッチ素子への前記整流平滑回路で生成された前記直流電圧を供給又は遮断する第一切替回路と、
を有し、
前記第二エッジ回路は、
前記交流電圧の位相を遅延させる遅延回路と、
前記遅延回路から出力される電圧と、前記交流電圧を分圧して前記交流電圧に応じて生成された電圧を加算した電圧が印加される制御端子を有し、前記制御端子に印加された電圧に応じて導通状態と非導通状態とが切り替わる第二スイッチ素子と、
を有し、
前記第一切替回路は、前記第二スイッチ素子が導通状態のときには前記第一スイッチ素子へ前記直流電圧を供給し、前記第二スイッチ素子が非導通状態のときには前記第一スイッチ素子への前記直流電圧の供給を遮断し、
前記第一切替回路に並列に設けられ、前記第一スイッチ素子へ前記直流電圧を供給する電力供給路を接続又は切断する第二切替回路と、
前記第二切替回路により前記電力供給路が接続されている第一の状態と、前記電力供給路が切断されている第二の状態での前記パルス信号を取得する制御手段と、
を備え、
前記第二切替回路が前記電力供給路を接続している第一の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成し、
前記第二切替回路が前記電力供給路を切断している第二の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第二スイッチ素子が非導通状態のときには、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成することを特徴とする電源装置。 - 前記制御手段は、前記第二切替回路を制御し、前記電力供給路の接続、又は切断を行うことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 前記第二切替回路は、前記電力供給路の接続を行い、所定の時間が経過すると、前記電力供給路を切断することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 交流電圧におけるゼロクロスのタイミングを示す第一エッジと、前記交流電圧の電圧レベルに応じて前記第一エッジに対する時間間隔が変化する第二エッジとを含むパルス信号を生成するパルス生成回路を有し、
前記パルス生成回路は、前記ゼロクロスのタイミングにおいて前記第一エッジを生成する第一エッジ回路と、前記交流電圧に応じたタイミングに前記第二エッジを生成する第二エッジ回路と、を有し、
前記第一エッジ回路は、前記交流電圧の電圧レベルが第一レベルであるときに前記第一エッジを生成し、
前記第二エッジ回路は、前記交流電圧又は前記交流電圧に応じた電圧を検出し、検出した電圧レベルが第二レベルであるときに前記第二エッジを生成し、
前記第一エッジ回路は、
前記交流電圧が閾値を超えると導通し、前記交流電圧が閾値を超えていなければ非導通となる第一スイッチ素子を有し、
前記第二エッジ回路は、
前記交流電圧の位相を遅延させる遅延回路と、
前記遅延回路から出力される電圧と、前記交流電圧を分圧して前記交流電圧に応じて生成された電圧を加算した電圧が印加される制御端子を有し、前記制御端子に印加された電圧に応じて導通状態と非導通状態とが切り替わる第二スイッチ素子と、
を有し、
前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とは直列に接続され、
前記第二スイッチ素子の出力端子と入力端子との間に接続され、前記第二スイッチ素子を短絡させる外部回路と、
前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態と、前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態での前記パルス信号を取得する制御手段と、
を備え、
前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成し、
前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第二スイッチ素子が導通状態のときには、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成することを特徴とする電源装置。 - 交流電圧におけるゼロクロスのタイミングを示す第一エッジと、前記交流電圧の電圧レベルに応じて前記第一エッジに対する時間間隔が変化する第二エッジとを含むパルス信号を生成するパルス生成回路を有し、
前記パルス生成回路は、前記ゼロクロスのタイミングにおいて前記第一エッジを生成する第一エッジ回路と、前記交流電圧に応じたタイミングに前記第二エッジを生成する第二エッジ回路と、を有し、
前記第一エッジ回路は、前記交流電圧の電圧レベルが第一レベルであるときに前記第一エッジを生成し、
前記第二エッジ回路は、前記交流電圧又は前記交流電圧に応じた電圧を検出し、検出した電圧レベルが第二レベルであるときに前記第二エッジを生成し、
前記第一エッジ回路は、
前記交流電圧を整流及び平滑して直流電圧を生成する整流平滑回路と、
前記整流平滑回路で生成された前記直流電圧を供給されて動作し、前記交流電圧に応じた電圧が印加される制御端子を有し、前記交流電圧に応じた電圧が閾値を超えると導通し、前記交流電圧に応じた電圧が前記閾値を超えていなければ非導通となる第一スイッチ素子と、
を有し、
前記第二エッジ回路は、
前記交流電圧の位相を進める位相回路と、
前記位相回路により位相を進められた交流電圧が印加される制御端子を有し、前記制御端子に印加された電圧に応じて導通状態と非導通状態とが切り替わる第二スイッチ素子と、
を有し、
前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とは並列に接続されており、
前記第二スイッチ素子の出力端子と入力端子との間に接続され、前記第二スイッチ素子を短絡させる外部回路と、
前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態と、前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態での前記パルス信号を取得する制御手段と、
を備え、
前記外部回路が接続されて前記第二スイッチ素子が短絡されている第一の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、前記第一スイッチ素子が非導通状態から導通状態に変化することで前記第二エッジを生成し、
前記外部回路が外され、前記第二スイッチ素子が短絡されていない第二の状態では、前記第一エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記ゼロクロスのタイミングを示す前記第一エッジを生成し、
前記第二エッジ回路は、前記第一スイッチ素子が導通可能な状態のときに、前記交流電圧の電圧レベルに応じて前記第二スイッチ素子が導通状態から非導通状態に変化することで前記第二エッジを生成することを特徴とする電源装置。 - 前記制御手段は、
前記第一の状態で取得した前記パルス信号に基づいて、前記交流電圧の周波数、及び前記第二エッジから前記第一エッジまでの第一の時間を算出し、前記交流電圧の周波数から求めた半周期の時間と前記第一の時間との差分であるずれ時間を求め、
前記第二の状態で取得した前記パルス信号に基づいて、前記第二エッジから前記第一エッジまでの第二の時間を算出し、算出した第二の時間を前記ずれ時間により補正し、補正した前記第二の時間を所定の交流電圧の周波数における時間に正規化し、前記正規化された時間に基づいて、前記交流電圧を検出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記制御手段は、前記正規化された時間と前記交流電圧を算出する近似式の係数とを対応付けたテーブルを有し、前記テーブルより取得した近似式の係数を用いて、前記近似式より前記交流電圧を算出することを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
- 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電源装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
請求項6又は請求項7に記載の電源装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記画像形成手段を制御するコントローラを備え、
前記制御手段は、前記コントローラであることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成が行われた前記記録材を加熱して、画像形成された画像を記録材に定着させる定着装置を備え、
前記コントローラは、ゼロクロスタイミングを示す前記パルス信号の前記第一エッジと、前記算出された交流電圧と、に基づいて、前記定着装置の電力供給を制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018225516A JP7207978B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 電源装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018225516A JP7207978B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 電源装置及び画像形成装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020086399A JP2020086399A (ja) | 2020-06-04 |
JP2020086399A5 JP2020086399A5 (ja) | 2021-12-23 |
JP7207978B2 true JP7207978B2 (ja) | 2023-01-18 |
Family
ID=70908003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018225516A Active JP7207978B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 電源装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7207978B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018137733A (ja) | 2017-02-21 | 2018-08-30 | キヤノン株式会社 | 検知装置、コントローラおよび画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1054853A (ja) * | 1996-08-12 | 1998-02-24 | Advantest Corp | コンパレータ |
-
2018
- 2018-11-30 JP JP2018225516A patent/JP7207978B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018137733A (ja) | 2017-02-21 | 2018-08-30 | キヤノン株式会社 | 検知装置、コントローラおよび画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020086399A (ja) | 2020-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9823617B2 (en) | Power supply apparatus and image forming apparatus | |
US7679354B2 (en) | Phase detecting device, phase control device including the phase detecting device, and fuser control device including the phase control device | |
US6657877B2 (en) | Power supply circuit | |
US10670639B2 (en) | Apparatus for detecting alternating current zero cross and voltage | |
JP4040056B2 (ja) | 出力電圧検出回路、絶縁型スイッチング電源、および半導体装置 | |
US10069402B2 (en) | Power supply apparatus and image forming apparatus | |
JP2006094697A (ja) | 力率補正回路 | |
US9625862B2 (en) | Heater control device and image forming apparatus | |
JP2015104281A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2020162326A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP7207978B2 (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2012252405A (ja) | 電源装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
TWI469478B (zh) | 用於控制功率轉換器的方法及其裝置 | |
US9450493B2 (en) | Voltage generating apparatus for stably controlling voltage | |
JP2015019533A (ja) | 高圧電源装置及び画像形成装置 | |
JP2017188978A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
TWI320260B (en) | Primary-side controlled switching regulator | |
JP2004274885A (ja) | スイッチング電源装置 | |
TW201136156A (en) | Controllers and clamping circuit thereof | |
JP2018137733A (ja) | 検知装置、コントローラおよび画像形成装置 | |
CN113557657A (zh) | 功率变换装置的控制方法及功率变换装置 | |
US11165337B2 (en) | Integrated circuit for power factor correction and power supply circuit containing the same | |
JP2021061720A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2640020B2 (ja) | マグネトロン駆動装置 | |
JP2020024315A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211112 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230105 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7207978 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |