JP7207239B2 - コンテナターミナルおよび格納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテナターミナルおよび格納庫に関する。
従来、内部車両と外部車両とが同じ敷地内を通行可能に構成されたコンテナターミナルが知られている(特許文献1)。
特開2018-172188号公報
このような従来のコンテナターミナルにあっては、内部車両と外部車両とが同じ敷地内を通行可能であるため、例えば、車両の移動が滞ったり、車両の運転に際して他車両との接触や衝突を回避するよう注意深く運転する必要があったり、といった問題が生じる虞があった。
そこで、本発明の目的は、上述した問題に対する改善を図るコンテナターミナルを提供することである。
本発明の一態様に係るコンテナターミナルは、ターミナル内を移動してコンテナを運搬する第一車両が移動可能な、前記ターミナル内に設定された第一エリアと、ターミナル外及びターミナル内を移動してコンテナを運搬する第二車両が移動可能な、前記ターミナル内に設定された第二エリアと、複数のコンテナを格納可能な格納部と、前記コンテナを前記第一車両のみとの間で受渡可能とする第一受取口と、前記コンテナを前記第二車両のみとの間で受渡可能とする第二受取口と、搬入出されたコンテナを前記格納部に搬送する搬送装置と、を有する格納庫と、を含み、前記第一エリアと前記第二エリアとは、前記第一エリア内は前記第一車両のみが移動でき、前記第二エリア内は前記第二車両のみが移動できるように区分されたエリアを形成していることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る格納庫は、ターミナル内に設置される格納庫であって、複数のコンテナを立体的に格納可能な複数の格納部と、搬入されたコンテナを前記格納部に搬送する搬送装置と、搬入出されたコンテナを、ターミナル内のみを移動可能な第一車両のみとの間で受け取り可能とする第一受取口と、搬入出されたコンテナを、ターミナル内及び外を移動可能な第二車両のみとの間で受け取り可能な第二受取口と、を有し、前記第一受取口と前記第二受取口とは立体配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第一車両が移動可能な第一エリアと第二車両が移動可能な第二エリアとが区分されるとともに、格納庫が第一車両および第二車両の双方との間でコンテナを受け渡しすることができるため、例えば、車両の移動が滞るのを抑制したり、第一車両と第二車両との接触や衝突を回避したりすることが可能な、より改善されたコンテナターミナルを構築することができる。
図1は、第1実施形態のコンテナターミナルの例示的かつ模式的な平面図である。 図2は、第1実施形態のコンテナターミナルのX方向に見た例示的かつ模式的な断面図である。 図3は、第1実施形態のコンテナターミナルに含まれる第一格納庫の3階およびその周辺エリアの例示的かつ模式的な平面図である。 図4は、第1実施形態のコンテナターミナルに含まれる第一格納庫の1階およびその周辺エリアの例示的かつ模式的な平面図である。 図5は、第1実施形態のコンテナターミナルに含まれる制御装置の例示的なブロック図である。 図6は、第1実施形態のコンテナターミナルに含まれる第一格納庫の1階およびその周辺エリアの例示的かつ模式的な平面図である。 図7は、第1実施形態のコンテナターミナルに含まれる第一格納庫の1階およびその周辺エリアの例示的かつ模式的な平面図である。 図8は、第2実施形態のコンテナターミナルに含まれる第一格納庫の1階およびその周辺エリアの例示的かつ模式的な平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
以下に示される複数の実施形態は、同様の構成を備えている。よって、各実施形態の構成によれば、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果が得られる。また、以下では、それら同様の構成には同様の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される場合がある。
本明細書において、序数は、部品や部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、各図中、X方向は、水平方向に沿い、立体格納庫200の各階において、複数の格納場所201(格納部)の列が延びる方向である。また、Y方向は、水平方向に沿い、X方向と直交する方向である。また、Z方向は、鉛直上方である。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のコンテナターミナル100Aを上方からZ方向に見た平面図、図2は、コンテナターミナル100AのX方向に見た断面図である。
コンテナターミナル100Aは、第一エリアA1、第二エリアA2、および二つの立体格納庫200を備えている。このようなコンテナターミナル100Aは、例えば、コンテナ10を運搬するコンテナ運搬船のような貨物船(不図示)が着岸する岸壁若しくは桟橋を備えた港湾の、エプロン(不図示)上あるいは当該エプロンに隣接して、設置される。なお、図1において点線で示される境界を示すA1(F1)は、1階における第一エリアA1と第二エリアA2との境界を示しており、点線より右側の領域(矢印で示される方向)が第一エリアA1、左側の領域が第二エリアA2となる。
立体格納庫200は、それぞれ、複数のコンテナ10を、一時的に格納する。二つの立体格納庫200は、同じ構造を有している。立体格納庫200は、例えば、防錆処理が施された鋼材が剥き出しの状態で組み立てられた骨組構造を備えており、コンテナ10の複数の格納場所201を個々に仕切るような床や壁を備えていない。立体格納庫200は、格納庫の一例である。
立体格納庫200は、それぞれ、第一エリアA1内の第一車両(例えばストラドルキャリア400A)のみから搬入出されるコンテナ10の受取口200a(第一受取口、図4参照)を有している。第一エリアA1は、コンテナターミナル100Aの設置に伴い立体格納庫200と隣接して設置あるいは整備されるエリアであって、例えば、ストラドルキャリア400Aによって、コンテナ10が運搬されるエリアである。ストラドルキャリア400Aは、立体格納庫200と、着岸している貨物船またはコンテナヤードとの間で、コンテナ10を運搬する、コンテナターミナル100A内のみでのコンテナ10の移動、立体格納庫200への搬入出を行う車両である。なお、ストラドルキャリア400Aは、第一車両の一例であり、構内車両や、内部車両とも称されうる。
また、立体格納庫200は、それぞれ、第二エリアA2内の第二車両(例えばトレーラ400B)のみから搬入出されるコンテナ10の受取口200b(第二受取口、図3参照)を有している。第二エリアA2は、コンテナターミナル100Aの設置に伴い立体格納庫200と隣接して設置あるいは整備されるエリアであって、例えば、トレーラ400Bのような車両によって、コンテナ10が運搬されるエリアである。トレーラ400Bは、立体格納庫200と、港湾から離れた地上の拠点との間で、コンテナ10を運搬する、コンテナターミナル100A内外のコンテナ10の移動、立体格納庫200への搬入出を行う車両である。トレーラ400Bは、第二車両の一例であり、構外車両や、外部車両とも称されうる。
コンテナターミナル100Aの通常運用中にあっては、ストラドルキャリア400Aのような第一車両の第二エリアA2への進入が禁止されるとともに、トレーラ400Bのような第二車両の第一エリアA1への進入が禁止される。すなわち、第一エリアA1は、第一車両の専用エリアであり、第二エリアA2は、第二車両の専用エリアである。第一エリアA1と第二エリアA2とは、第一車両および第二車両が第一エリアA1と第二エリアA2との間の境界を超えて他の専用エリアに進入することが無いよう、例えば、立体格納庫200およびフェンス等によって区分されている。また、このように物理的な境界形成により区分される場合の他、第一エリアA1の路面は第一車両のみが移動できるように凹凸を形成するなど、路面の工夫によって区分する形であっても良い。
本実施形態では、図2に示されるように、第二エリアA2を構成する第二フロアF2が、第一エリアA1を構成する第一フロアF1の上方に設置されている。言い換えると、本実施形態では、第一エリアA1と第二エリアA2とが、上下に分離されている。第一エリアA1は、エプロンと略面一に設けられている。他方、コンテナターミナル100A外には、第一エリアA1外の地上と第二フロアF2との間でのトレーラ400Bの往来を可能とするスロープのようなアプローチ(不図示)が、設けられる。なお、図2に示されるように、第二フロアF2は、立体格納庫200において階層化されているコンテナ10の格納場所201の所定階(本実施形態では、一例として3階)と略同じレベルに位置されている。また、第二フロアF2は、当該第二フロアF2よりも下方の少なくとも一部の格納場所201に格納されたコンテナ10に対して、少なくとも部分的に日光を遮るよう、言い換えると少なくとも部分的に日影を作るように、設けられる。なお、第二フロアF2は、3階以外の階(例えば、2階や4階以上の階)と略同じレベルに位置されてもよい。
立体格納庫200は、搬送されるコンテナ10を一時的に保管する。立体格納庫200は、コンテナヤードの代替設備として機能しうるが、コンテナヤードと併設されてもよい。なお、一時的という文言は、保管する期間を限定するものではない。
二つの立体格納庫200のうち一方(図1において右側)の立体格納庫200-1は、第二エリアA2から第一エリアA1へ搬送されるコンテナ10を一時的に保管する格納庫である。また、二つの立体格納庫200のうちのもう一方(図1において左側)の立体格納庫200-2は、第一エリアA1から第二エリアA2へ搬送されるコンテナ10を一時的に保管する格納庫である。
図3は、立体格納庫200(200-1)の格納場所201の3階を示す平面図であり、図4は、立体格納庫200(200-1)の格納場所201の1階を示す平面図である。立体格納庫200の各階には、図3,4に示されるのと同様に、略同じレイアウトで、複数の格納場所201が設けられている。
図2~4に示されるように、立体格納庫200は、移送装置330を備えている。移送装置330は、少なくとも一つの移送部331を有している。移送部331は、図3,4のX方向、および図2のZ方向に移動可能に設けられており、コンテナ10を移送する。すなわち、移送部331が移動する移送空間Sは、X方向およびZ方向に延びている。移送部331は、コンテナ10を、当該コンテナ10の長手方向が図2~4のY方向平行な姿勢に保って移送する。各階には、移送空間Sに対してY方向における両側位置に隣接してX方向に複数の格納場所201が配列された格納場所列C1及びC2が、それぞれ配置されている。各格納場所201において、コンテナ10は、当該コンテナ10の長手方向がY方向に平行な姿勢で、格納される。また、移送部331は、各格納場所201に対向した位置で、コンテナ10をY方向に動かし、コンテナ10の各収納位置への収納移動もしくは取り出し移動を行う事ができる。加えて、1階の2箇所の第一車両であるストラドルキャリア400Aとの間の受渡位置Pc1、3階の2箇所の第二車両であるトレーラ400Bとの受渡位置Pc3の間でもコンテナ10を移送することができる。なお1階の受渡位置Pc1と3階の受渡位置Pc3とは、Z方向から見た場合に互いにオーバーラップする位置に設けられている。なお、移送装置330は、スタッカクレーンであるが、これには限定されない。
また、図3に示されるように、立体格納庫200は、第二フロアF2と略同じレベルである3階において、受渡装置310と、ターンテーブル320と、を備えている。受渡装置310は、第二フロアF2に設定された受渡用の停車位置Ps2に停車したトレーラ400Bと、ターンテーブル320上の載置位置Ptとの間で、コンテナ10を受け渡す。ターンテーブル320は、コンテナ10の向きを180°反転することができるとともに、載置位置Ptと移送装置330の3階における受渡位置Pc3との間でコンテナ10を移動することができる。なお、このようにコンテナ10の向きを180°反転する理由については後述する。
停車位置Ps2に停車したトレーラ400Bとの間で受け渡すコンテナ10が通過する受取口200bは、ターンテーブル320と停車位置Ps2との間に設けられる。図3に示されるように、ターンテーブル320は、移送装置330における3階の受渡位置Pc3に対してY方向に隣接した位置に設けられ、停車位置Ps2は、ターンテーブル320に対して受渡位置Pc3から90度回転した位置に隣接している。そして、このような受渡装置310及びターンテーブル320は、図3に示されるように、格納場所列C2のX方向両側に配置されたX方向で左右対称のレイアウトとなっている。このような構成により、立体格納庫200の3階部分においてX方向の両側どちら側からもコンテナ10の受渡が可能な構成となっている。このような構成において、載置位置Ptは、立体格納庫200におけるコンテナ10の対外的な受渡位置の一つである。また、受取口200bは、第二受取口の一例である。なお、受渡装置310は、本実施形態では天井クレーンを用いているが、これには限定されない。また、立体格納庫200は、受渡装置310およびターンテーブル320に替えて、トレーラ400Bとの間のコンテナ10の受け渡しとコンテナ10の方向転換とを実行可能な移送装置を備えてもよい。
また、図4に示されるように、第一フロアF1には、移送装置330の1階における受渡位置Pc1に対してY方向に隣接して、ストラドルキャリア400Aの受渡用の停車位置Ps1が設定されている。停車位置Ps1に停車したストラドルキャリア400Aは、当該ストラドルキャリア400Aにおける保持位置Phと、移送装置330の1階における受渡位置Pc1との間で、コンテナ10を移動することができる。このような構成において、移送装置330の1階における受渡位置Pc1は、立体格納庫200におけるコンテナ10の対外的な受渡位置の一つである。停車位置Ps1に停車したストラドルキャリア400Aとの間で受け渡すコンテナ10が通過する立体格納庫200の受取口200aは、受渡位置Pc1と停車位置Ps1との間に設けられる。受取口200aは、第一受取口の一例である。なお、本実施形態では、ストラドルキャリア400Aが、立体格納庫200との間のコンテナ10の受け渡しを実行するが、これに替えて、立体格納庫200が第一車両との間でコンテナ10の受け渡しとコンテナ10の方向転換とを実行可能な移送装置を備えてもよい。
上述したように、1階の受渡位置Pc1と、3階の受渡位置Pc3とは、Z方向から見て互いにオーバーラップする位置関係になっているが、本実施形態では、1階の受渡位置Pc1にコンテナ10を受け渡す際のストラドルキャリア400Aの停車位置Ps1と、3階の受渡装置310も、同じくZ方向からみて互いにオーバーラップする位置関係にある。
立体格納庫200は、コンテナ10として、例えば冷凍・冷蔵機能を有するための電気装置を有したリーファコンテナと、電気装置を有さない通常コンテナ(ドライコンテナ)と、を取り扱うことができる。トレーラ400Bには、コンテナ10の積載位置の前端に電源コンセント(レセプタクル、不図示)が設けられており、リーファコンテナのトレーラ400Bへの積載状態にあっては、当該リーファコンテナの長手方向の端部に設けられた電源プラグ(不図示)が電源コンセントに差し込まれている。すなわち、リーファコンテナは、電源プラグがトレーラ400Bの前方を向く姿勢で、当該トレーラ400Bに積載されている。
ここで、図1に示されるように、本実施形態のコンテナターミナル100Aでは、トレーラ400Bの停車位置Ps2に対する当該トレーラ400Bの進行方向がY方向に限られている。
即ちトレーラ400Bは、その前方が図1のY方向下側に向く形で停車位置Ps2に停車せざるを得ないため、トレーラ400Bがリーファコンテナを積載していた場合、その電源プラグは図1のY方向下側(トレーラーの前輪側)に位置する姿勢で停止する。
これに対し、図3に示されるように、立体格納庫200の格納場所201の各格納場所列C1,C2の内、格納場所列C1では、リーファコンテナに電源電力を供給する電源コンセント101(レセプタクル)が、Y方向上側(停止したトレーラ400Bの後輪側)に設けられている。
そのため、立体格納庫200にリーファコンテナを収納する際は、前述したようにターンテーブル320によってコンテナ10の向きを180°反転させる必要がある。なお、格納場所列C2では、リーファコンテナに電源電力を供給する電源コンセント101は停止したトレーラ400Bに積載されているリーファコンテナのプラグ位置と同方向であるため、格納場所201とトレーラ400Bとの間でコンテナ10が搬送される場合、ターンテーブル320は、リーファコンテナの向きを反転させる必要は無い。また、格納場所列C1のみ、つまりリーファコンテナに電源電力を供給する電源コンセント101が停止したトレーラ400Bに積載されているリーファコンテナのプラグ位置と同方向である格納場所のみである場合には、このようなターンテーブル320による180°反転は必要無い。
他方、図4に示されるように、ストラドルキャリア400Aは、その停車位置Ps1において、前向き(図4の左側の停車位置Ps1)および後ろ向き(図4の右側の停車位置Ps1)の双方で停車することができ、停車位置Ps1においてリーファコンテナの向きを180°反転させることができる。したがって、列C1の格納場所201とストラドルキャリア400Aとの間でコンテナ10が搬送される場合にあっては、ターンテーブル320は無くてもよい。
図5は、コンテナターミナル100Aの制御装置500のブロック図である。図5に示されるように、制御装置500は、演算処理部501と、主記憶部502と、補助記憶部503と、を有している。制御装置500は、例えば、コンピュータである。
ソフトウエアによる処理の場合、演算処理部501は、例えばcentral processing unit(CPU)のようなプロセッサ(回路)であり、主記憶部502は、例えば、random access memory(RAM)やread only memory(ROM)であり、補助記憶部503は、例えば、hard disk drive(HDD)やsolid state drive(SSD)である。演算処理部501は、主記憶部502や補助記憶部503等に記憶されたプログラムを読み出して実行する。演算処理部501は、プログラムにしたがって動作することにより、制御装置500として、機能する。この場合、プログラムには、制御装置500の各演算処理に対応するモジュール、すなわち、コンテナ情報取得部501a、格納庫情報取得部501b、格納場所決定部501c、搬送手順決定部501d、指示情報生成部501e、および搬送制御部501fに対応するモジュールが、含まれうる。
プログラムは、それぞれインストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでコンピュータで読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)に記録されて提供されうる。また、プログラムは、通信ネットワークに接続されたコンピュータの記憶部に記憶され、ネットワーク経由でダウンロードされることによって導入されうる。また、プログラムは、ROM等に予め組み込まれてもよい。
また、演算処理部501の全部あるいは一部がハードウエアによって構成される場合、演算処理部501には、例えば、field programmable gate array(FPGA)や、application specific integrated circuit(ASIC)等が含まれうる。
コンテナ情報取得部501aは、コンテナ情報読取部102で読み取られたデータから、コンテナ情報を取得する。コンテナ情報には、例えば、コンテナ10のコンテナ番号や、行先情報、収容物の識別情報、電気装置の有無を示す情報等が、含まれうる。コンテナ情報読取部102は、例えば、コンテナ10に印字されているコンテナ番号を画像として読み取り、文字情報として認識する事が可能な装置である。つまり、コンテナ情報読取部102は、コンテナ10の側面に記載されたコンテナ番号を読み取る。また、コンテナ情報読取部102は、例えば、RF-IDリーダであってもよい。この場合、コンテナ情報読取部102は、コンテナ10に設けられたRF-IDタグから無線通信によってコンテナ情報を取得する。また、コンテナ情報読取部102は、例えば、電気通信回線を通じて所定の外部サーバにアクセスすることにより、コンテナ10の識別情報に対応した当該コンテナ10の各種情報を取得してもよい。なお、コンテナ情報の取得は、テレビカメラに映ったコンテナ番号の画像を人が確認し、PC端末のキーボートで直接入力するものであっても良い。
格納庫情報取得部501bは、立体格納庫200の情報(格納庫情報)を取得する。格納庫情報には、例えば、各格納場所201の棚番号などの識別情報、各格納場所201の位置や電源装置の有無や、外光が照射する位置か否かの日陰影響の有無、受取口からのアクセス時間等の特性を示す属性情報、各格納場所201におけるコンテナ10の識別情報、各格納場所201におけるコンテナ10の有無を示す情報、各格納場所201に格納されているコンテナ10が例えば電気装置を有しているか否かといった当該コンテナ10の各種情報が、含まれうる。格納庫情報は、補助記憶部503や、外部サーバ等に記憶されうる。
コンテナ10を立体格納庫200に格納する場合、格納場所決定部501cは、処理対象のコンテナ10の行先情報から、当該コンテナ10が、第二エリアA2から第一エリアA1へ搬送されるコンテナ10であるか、あるいは第一エリアA1から第二エリアA2へ搬送されるコンテナ10であるか、を判別する。例えば、コンテナ10が、第二エリアA2から第一エリアA1へ搬送されるコンテナ10であった場合、立体格納庫200-1において格納場所201の空きを探し、コンテナ10が、第一エリアA1から第二エリアA2へ搬送されるコンテナ10であった場合、立体格納庫200-2において格納場所201の空きを探す。
また、格納場所決定部501cは、例えば、処理対象のコンテナ10が、電気装置を有するリーファコンテナであって、立体格納庫200が、電源コンセント101が設置されている格納場所201と、電源コンセント101が設置されていない格納場所201と、を有している場合、電源コンセント101が設置されている格納場所201のうち空いている格納場所201の中から、処理対象のコンテナ10の格納場所201を、決定することができる。なお、そのような立体格納庫200にあっては、電源コンセント101が設置された格納場所201が、電源コンセント101が設置されていない格納場所201よりも下方に位置されてもよいし、電源コンセント101が設置された格納場所201が、第二フロアF2よりも下方に位置されてもよい。
また、格納場所決定部501cは、例えば、処理対象のコンテナ10が、電気装置を有するリーファコンテナであった場合、空いている電源コンセント101が設置された格納場所201のうち、既に格納されている他のコンテナ10よりも下方に位置する場所が好ましい。より好適には、当該他のコンテナ10によって少なくとも部分的に日光が遮られる格納場所201、あるいは第二フロアF2よりも下方に位置して当該第二フロアF2によって少なくとも部分的に日光が遮られる格納場所201の中から、処理対象のコンテナ10の格納場所201を、決定することができる。
逆に、格納場所決定部501cは、例えば、処理対象のコンテナ10が、電気装置を有さない通常コンテナであった場合において、既にリーファコンテナが格納されている格納場所201があった場合には、空いている格納場所201のうち、当該既に格納されているリーファコンテナよりも上方に位置する場所が好ましい。より好適には当該リーファコンテナに対して少なくとも部分的に日光を遮ることができる格納場所201か、あるいは第二フロアF2よりも上方に位置することにより当該第二フロアF2の日影にはならない格納場所201の中から、処理対象のコンテナ10の格納場所201を、決定することができる。
格納庫情報には、例えば、各格納場所201についての属性情報として、当該格納場所201に収容されたコンテナ10が、他の格納場所201、例えば同じ階かあるいはより下方に位置する他の格納場所201に対して、少なくとも部分的にあるいは所定程度以上日光を遮ることができるか否かを示す情報(日影情報)が、含まれている。日影情報は、季節毎あるいは時間帯毎に設定されてもよい。日影情報には、日光が遮られる程度を示す程度情報が含まれてもよい。また、日影情報は、例えば、補助記憶部503に記憶されてもよいし、プログラムに含まれてもよい。
また、格納場所決定部501cは、例えば、空いている格納場所201のうち、受渡位置Pc1,Pc3から最も近い格納場所201を、処理対象のコンテナ10の格納場所201として、決定することができる。
搬送手順決定部501dは、格納場所決定部501cによって決定された格納場所201に対応した処理対象のコンテナ10の搬送手順、例えば、停車位置Ps1,Ps2、受渡位置Pc1,Pc3、作動する受渡装置310、経由するターンテーブル320、ターンテーブル320の反転作動の有無、移送部331の移動経路、ターンテーブル320や移送部331による受け渡しの作動方向等を、決定する。
指示情報生成部501eは、例えば、決定された格納場所201あるいは搬送手順に基づいて、ストラドルキャリア400Aや、トレーラ400Bに対して、停車位置Ps1,Ps2や、停車位置Ps1におけるストラドルキャリア400Aの向きなどを指示する指示情報を生成することができる。生成された指示情報に基づく指示内容は、コンテナターミナル100A内に設けられたディスプレイや信号のような表示設備において表示されてもよいし、コンテナターミナル100A内に設けられたスピーカのような音声出力設備において音声出力されてもよいし、ストラドルキャリア400Aまたはトレーラ400Bに設けられたディスプレイのような表示装置において表示されてもよいし、ストラドルキャリア400Aまたはトレーラ400Bに設けられたスピーカのような音声出力装置において音声出力されてもよい。また、ストラドルキャリア400Aまたはトレーラ400Bが自動運転機能を有している場合、指示情報は、それらの運転制御部に伝送され、運転制御部は、ストラドルキャリア400Aまたはトレーラ400Bの駆動装置や、制動装置、操舵装置等を、当該指示内容に従って作動するよう、制御してもよい。
搬送制御部501fは、例えば、決定された格納場所201あるいは搬送手順に基づいて、受渡装置310、ターンテーブル320、および移送装置330の作動を制御する。受渡装置310、ターンテーブル320、および移送装置330は、搬送装置の一例である。
図3には、第二エリアA2から第一エリアA1へ搬送するコンテナ10であるリーファコンテナが、立体格納庫200-1(200)において、トレーラ400Bから格納場所決定部501cによって決められた格納場所201aへ搬送される手順が矢印を用いて示されている。この場合、コンテナ10は、二つの停車位置Ps2のうち一方に停車したトレーラ400Bから、受渡装置310、ターンテーブル320、および移送装置330を介して、搬送され、格納場所201aに格納される。また、この場合には、格納場所201aと停車位置Ps2に停車したトレーラ400Bとで、コンテナ10の向きが互いに反対であるため、コンテナ10は、ターンテーブル320において180°反転される。なお、格納場所201aは、3階以外であってもよいし、コンテナ10は、通常コンテナであってもよい。ただし、コンテナ10が通常コンテナである場合、ターンテーブル320の反転作動は不要となる。
図4には、第一エリアA1から第二エリアA2からへ搬送するコンテナ10であるリーファコンテナが、立体格納庫200-1(200)において、格納場所201bからストラドルキャリア400Aへ搬送される手順が矢印を用いて示されている。この場合、コンテナ10は、格納場所201aから、移送装置330を介して搬送され、二つの停車位置Ps1のうち一方に停車したストラドルキャリア400Aに載せられる。ストラドルキャリア400Aは、受渡位置Pc1に対して前方を向いてもよいし、後方を向いてもよい。
図6は、立体格納庫200(200-2)の格納場所201の1階を示す平面図である。図6には、第一エリアA1から第二エリアA2へ搬送するコンテナ10であるリーファコンテナが、立体格納庫200-2(200)において、ストラドルキャリア400Aから格納場所決定部501cによって決められた格納場所201cへ搬送される手順が示されている。この場合、コンテナ10は、停車位置Ps1に停車したストラドルキャリア400Aから、移送装置330を介して格納場所201cへ搬送される。この場合、停車位置Ps1におけるストラドルキャリア400Aの向きは、格納場所201およびストラドルキャリア400Aが保持しているリーファコンテナの電源プラグの向きに応じて異なる。
図7は、立体格納庫200(200-2)の格納場所201の3階を示す平面図である。図7には、第一エリアA1から第二エリアA2へ搬送するコンテナ10であるリーファコンテナが、立体格納庫200-2(200)において、格納場所201dからトレーラ400Bへ搬送される手順が示されている。この場合、コンテナ10は、格納場所201dから、移送装置330、ターンテーブル320、および受渡装置310を介して、停車位置Ps2に停車したトレーラ400Bへ搬送される。また、この場合には、列C2に含まれる格納場所201dと停車位置Ps2に停車したトレーラ400Bとで、コンテナ10の向きが同じであるため、ターンテーブル320における反転作動は不要となる。
以上、説明したように、本実施形態では、ストラドルキャリア400A(第一車両)が移動可能な第一エリアA1と、トレーラ400B(第二車両)が移動可能な第二エリアA2とが区分され、複数のコンテナ10の格納場所201を有した立体格納庫200(格納庫)は、第一エリアA1内を移動するストラドルキャリア400Aおよび第二エリアA2内を移動するトレーラ400Bの双方との間でコンテナ10を受渡可能である。言い換えると、立体格納庫200には、第一エリアA1内のみを移動可能なストラドルキャリア400Aとの間でコンテナ10を受渡可能な受取口200a(第一受取口)と、第一エリアA1と区分された第二エリアA2内を移動可能なトレーラ400Bとの間でのみコンテナ10を受渡可能な受取口200b(第二受取口)とが、設けられている。
このような構成によれば、例えば、ストラドルキャリア400Aとトレーラ400Bとが同じエリアに混在することを防止することができるので、例えば、車両の移動が滞るのを抑制できたり、ストラドルキャリア400Aとトレーラ400Bとの接触や衝突を抑制できたりする。また、立体格納庫200に格納されたコンテナ10に対しては、外部から直接的にアクセスし難くなるため、コンテナ10に対するセキュリティを高めることができるという利点も得られる。また、通常、第一車両は無人車両、第二車両は有人車両で構成されることが検討されるが、第一車両と第二車両とが混在するエリアの場合には有人車両に対してはターミナル内に信号機を設置するなどの交通管制設備を必要とする一方、無人車両に対してはそれらの車両との関係の位置情報をとらえながら管理するなどの設備が必要となり、ターミナル運用がより複雑になるため実現のハードルが高くなってしまう。
この点、本実施形態によれば、第一車両が移動する第一エリアA1と第二車両が移動する第二エリアA2とが区分されているので、少なくともいずれか一方のエリア(例えば第二エリアA2)に、比較的容易に無人車両(例えば第二車両)を導入することができ、例えば、コンテナ10をより円滑にあるいはより迅速に搬送することが可能なコンテナターミナル100Aが構築されやすい。この場合、無人車両が導入されたエリアは、無人化エリアあるいは自動化エリアと称されうる。勿論、第一エリアA1および第二エリアA2の双方が無人化エリアあるいは自動化エリアとして運用されてもよい。
また、本実施形態では、第二エリアA2の少なくとも一部を構成する第二フロアF2が、第一エリアA1の少なくとも一部を構成する第一フロアF1から上方に離間した。言い換えると、立体格納庫200において、受取口200b(第二受取口)が受取口200a(第一受取口)の上方に位置されている。
このような構成によれば、例えば、港湾近傍のスペースを立体的により有効に活用することが可能となる。
また、本実施形態では、第一フロアF1に対応した停車位置Ps1と、第二フロアF2に対応した停車位置Ps2または受渡装置310とが、少なくともZ方向からみた場合、互いにオーバーラップする位置関係となっている。
このような構成によれば、例えば、立体格納庫200およびその周辺に隣接するエリアの占有面積を同一面上で展開するのと比較して抑制することができる。
また、本実施形態では、第二フロアF2は、当該第二フロアF2よりも下方の格納場所201に格納されたコンテナ10に対して日光を遮るように設けられている。
このような構成によれば、例えば、太陽光が当たることによりコンテナ10の内部の温度が上昇するのを、抑制することができる。
また、本実施形態では、第一フロアF1は、港湾のエプロンと略面一となるように設けられている。
このような構成によれば、例えば、ストラドルキャリア400A(第一車両)が、第一フロアF1およびエプロンを、より円滑にあるいはより迅速に移動することができる。
また、本実施形態では、制御装置500は、電気装置を有さないコンテナ10である通常コンテナ(第二コンテナ)が格納された格納場所201よりも下方の格納場所201に電気装置を有したコンテナ10であるリーファコンテナ(第一コンテナ)が格納されるよう、受渡装置310、ターンテーブル320、および移送装置330(搬送装置)の作動を制御する。
このような構成によれば、例えば、リーファコンテナを通常コンテナの日影に格納することができ、太陽光が当たることによって通常コンテナよりも温度管理が必要な場合が多いリーファコンテナの内部の温度が上昇するのを、抑制することができる。また、例えば、電気装置が冷凍装置である場合には、当該冷凍装置の消費電力の増大を、抑制することができる。
また、本実施形態では、制御装置500は、第二フロアF2よりも下方の格納場所201にリーファコンテナ(第一コンテナ)が格納されるよう受渡装置310、ターンテーブル320、および移送装置330(搬送装置)の作動を制御する。
このような構成によれば、例えば、リーファコンテナを第二フロアF2の日影に格納することができ、太陽光が当たることによって通常コンテナよりも温度管理が必要な場合が多いリーファコンテナの内部の温度が上昇するのを、抑制することができる。また、例えば、電気装置が冷凍装置である場合には、当該冷凍装置の消費電力の増大を、抑制することができる。
また、本実施形態では、コンテナターミナル100Aにおいては、立体格納庫200(格納庫)として、ストラドルキャリア400A(第一車両)から受けかつトレーラ400B(第二車両)へ渡すコンテナ10を一時的に格納する立体格納庫200-1(第一格納庫)と、トレーラ400Bから受けかつストラドルキャリア400Aへ渡すコンテナ10を一時的に格納する立体格納庫200-1(第二格納庫)と、を備えている。
このような構成によれば、制御装置500は、コンテナ10をより容易に管理することができるとともに、コンテナ10を受ける空のストラドルキャリア400Aが向かう立体格納庫200-1(第一格納庫)と、コンテナ10を渡すストラドルキャリア400Aが向かう立体格納庫200-2(第二格納庫)とが別になるとともに、コンテナ10を受ける空のトレーラ400Bが向かう立体格納庫200-2(第二格納庫)と、コンテナ10を渡すトレーラ400Bが向かう立体格納庫200-1(第一格納庫)とが別になるため、例えば、第一エリアA1においてストラドルキャリア400Aがより円滑に移動できるようになるとともに、第二エリアA2においてトレーラ400Bがより円滑に移動できるようになる。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態のコンテナターミナル100Bの立体格納庫200-1(第一格納庫)周辺の平面図である。図8に示されるように、本実施形態では、第一エリアA1と第二エリアA2とが、略同一平面上に並んでいる。この場合、第一エリアA1および第二エリアA2を、エプロンあるいは当該エプロンに隣接した面一の敷地上に設定することができる。ただし、第一エリアA1と第二エリアA2との境界は、例えば壁や柵のような障壁103によって物理的に区分されている。また、図示されないが、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様、立体格納庫200-1と同様の構成の立体格納庫200-2(不図示)が、当該立体格納庫200-1と併設されている。なお、本実施形態では、停車位置Ps2におけるコンテナ10の向きと、各格納場所201におけるコンテナ10の向きとが直交しているため、停車位置Ps2との間で受け渡しされるコンテナ10については、ターンテーブル320においてコンテナ10の向きを図8における時計回りあるいは反時計回りに90度回転させる必要がある。本実施形態でも、立体格納庫200-1は、第二エリアA2から第一エリアA1へ搬送されるコンテナ10を一時的に保管し、立体格納庫200-2は、第一エリアA1から第二エリアA2へ搬送されるコンテナ10を一時的に保管する。このような構成によっても、第一エリアA1と第二エリアA2とが区分されることによる、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、第一格納庫および第二格納庫の数およびレイアウトは、上記実施形態には限定されないし、第一エリア(第一フロア)および第二エリア(第二フロア)のレイアウトは、上記実施形態には限定されない。
また、例えば、第一車両はストラドルキャリアには限定されないし、第二車両はトレーラには限定されない。また、電気装置は、与えられた外部電力によって作動する装置であればよく、冷凍装置には限定されない。また、移送装置と受渡位置とが少なくとも部分的に上下方向に重なってもよい。
10…コンテナ
100A,100B…コンテナターミナル
101…電源コンセント
102…コンテナ情報読取部
103…障壁
200…立体格納庫
200a…受取口(第一受取口)
200b…受取口(第二受取口)
201,201a~201d…格納場所
310…受渡装置(搬送装置)
320…ターンテーブル(搬送装置)
330…移送装置(搬送装置)
331…移送部
400A…ストラドルキャリア(第一車両)
400B…トレーラ(第二車両)
500…制御装置
501…演算処理部
501a…コンテナ情報取得部
501b…格納庫情報取得部
501c…格納場所決定部
501d…搬送手順決定部
501e…指示情報生成部
501f…搬送制御部
502…主記憶部
503…補助記憶部
A1…第一エリア
A2…第二エリア
C1…列
C2…列
F1…第一フロア
F2…第二フロア
Pc1…受渡位置
Pc3…受渡位置
Ph…保持位置
Ps1…停車位置(第一停車位置)
Ps2…停車位置(第二停車位置)
Pt…載置位置(受渡位置)
S…移送空間

Claims (10)

  1. ターミナル内を移動してコンテナを運搬する第一車両が移動可能な、前記ターミナル内に設定された第一エリアと、
    ターミナル外及びターミナル内を移動してコンテナを運搬する第二車両が移動可能な、前記ターミナル内に設定された第二エリアと、
    複数のコンテナを格納可能な格納部と、
    前記コンテナを前記第一車両のみとの間で受渡可能とする第一受取口と、前記コンテナを前記第二車両のみとの間で受渡可能とする第二受取口と、搬入出されたコンテナを前記格納部に搬送する搬送装置と、を有する格納庫と、
    を含み、前記第一エリアと前記第二エリアとは、前記第一エリア内は前記第一車両のみが移動でき、前記第二エリア内は前記第二車両のみが移動できるように区分されたエリアを形成し
    前記第一エリアと前記第二エリアとは、前記第一エリアの上方に前記第二エリアが形成されており、前記格納庫の前記第一受取口と前記第二受取口は前記第一エリア及び前記第二エリアに対応するよう立体配置されているコンテナターミナル。
  2. 前記格納庫は、格納されるコンテナの内、電気装置を有した第一コンテナと、前記電気装置を有さない第二コンテナとをそれぞれ格納可能に構成され、
    前記第二コンテナが格納された前記格納部よりも下方の前記格納部に前記第一コンテナが格納されるよう前記搬送装置の作動を制御する制御装置を有する、請求項1に記載のコンテナターミナル。
  3. ターミナル内を移動してコンテナを運搬する第一車両が移動可能な、前記ターミナル内に設定された第一エリアと、
    ターミナル外及びターミナル内を移動してコンテナを運搬する第二車両が移動可能な、前記ターミナル内に設定された第二エリアと、
    複数のコンテナを格納可能な格納部と、
    前記コンテナを前記第一車両のみとの間で受渡可能とする第一受取口と、前記コンテナを前記第二車両のみとの間で受渡可能とする第二受取口と、搬入出されたコンテナを前記格納部に搬送する搬送装置と、を有する格納庫と、
    を含み、前記第一エリアと前記第二エリアとは、前記第一エリア内は前記第一車両のみが移動でき、前記第二エリア内は前記第二車両のみが移動できるように区分されたエリアを形成し、
    前記格納庫は、格納されるコンテナの内、電気装置を有した第一コンテナと、前記電気装置を有さない第二コンテナとをそれぞれ格納可能に構成され、
    前記第二コンテナが格納された前記格納部よりも下方の前記格納部に前記第一コンテナが格納されるよう前記搬送装置の作動を制御する制御装置を有する、コンテナターミナル。
  4. 前記格納庫は、前記第二受取口を通じて前記第二車両により搬入出されるコンテナを、前記格納庫内の受渡位置との間で移動可能とする受渡装置を有し、前記受渡装置と前記第一受取口を通じてコンテナを搬入出するべく停止する第一車両とは上方からみて互いにオーバーラップする位置関係で構成されている請求項1~3のうちいずれか一つに記載のコンテナターミナル。
  5. 前記格納庫は、前記第二エリアに対して当該第二エリアよりも下方に位置する前記格納部に格納されたコンテナに対し、前記第二エリアの形成部位により照射される日光を少なくとも部分的に遮光するように配置されている、請求項1~4のうちいずれか一つに記載のコンテナターミナル。
  6. 前記第一エリアは、港湾のエプロンと略面一となるように設けられた、請求項のうちいずれか一つに記載のコンテナターミナル。
  7. 前記格納庫は、格納されるコンテナの内、電気装置を有した第一コンテナと前記電気装置を有さない第二コンテナとをそれぞれ格納可能に構成され、
    前記第二エリアよりも下方の前記格納部に前記第一コンテナが格納されるよう前記搬送装置の作動を制御する制御装置を有する請求項1~のうちいずれか一つに記載のコンテナターミナル。
  8. 前記格納庫複数有し、前記第一車両から受けかつ前記第二車両へ渡す前記コンテナを格納可能な第一格納庫と、
    前記第二車両から受けかつ前記第一車両へ渡す前記コンテナを格納可能な第二格納庫と、
    を含む、請求項1~のうちいずれか一つに記載のコンテナターミナル。
  9. ターミナル内に設置される格納庫であって、
    複数のコンテナを立体的に格納可能な複数の格納部と、
    搬入されたコンテナを前記格納部に搬送する搬送装置と、
    搬入出されたコンテナを、ターミナル内のみを移動可能な第一車両のみとの間で受け取り可能とする第一受取口と、搬入出されたコンテナを、ターミナル内及び外を移動可能な第二車両のみとの間で受け取り可能な第二受取口と、
    を有し、前記第一受取口と前記第二受取口とは立体配置され
    前記格納庫の前記格納部は、電気装置を有した第一コンテナと、前記電気装置を有さない第二コンテナとをそれぞれ格納可能に構成され、
    前記第二コンテナが格納された前記格納部よりも下方の前記格納部に前記第一コンテナが格納されるよう前記搬送装置の作動を制御する制御装置を有する、格納庫。
  10. 前記格納庫の前記格納部は電気装置を有した第一コンテナと、前記電気装置を有さない第二コンテナとをそれぞれ格納可能に構成され、
    前記第二受取口よりも下方の前記格納部に前記第一コンテナが格納されるよう前記搬送装置の作動を制御する制御装置を有した、請求項に記載の格納庫。
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