JP7206633B2 - 調光ユニット - Google Patents
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Description
本発明は、配線ルートを簡素化可能にした調光ユニットを提供することを目的とする。
図1~図10を参照して、調光ユニットの第1実施形態を説明する。
[調光ユニットの構成]
図1が示すように、調光ユニット10は、調光シート20と、第1接続部30Aと、第2接続部30Bとを備える。調光ユニット10は、透明板200に取り付けられる。調光シート20は、空間を、第1空間S1(図2参照)と第2空間S2(図2参照)とに区切る。第1空間S1は、調光シート20よりも紙面奥側の空間であって、透明板200が位置する。第2空間S2は、調光シート20よりも紙面手前側の空間であって、各接続部30A,30Bが位置する。
図2が示すように、調光シート20は、調光層21と、第1電極シート22Aと、第2電極シート22Bとを備える。第1電極シート22Aは、第1透明電極層23Aと、第1透明電極層23Aを支持する第1支持層24Aとを備える。第1支持層24Aにおいて第1透明電極層23Aと接する面とは反対側の面は、接着層50を介して透明板200に貼り付けられている。第2電極シート22Bは、第2透明電極層23Bと、第2透明電極層23Bを支持する第2支持層24Bとを備える。
図3~図8を参照して、調光ユニット10の製造方法を説明する。
図3が示すように、まず、第1電極シート22Aと第2電極シート22Bとの間で調光層21が形成される。次いで、第1電極シート22A、調光層21、および、第2電極シート22Bから構成される多層シート27が、例えば、透明板200の形状に合わせて、切断される。
(1-1)第2はんだ部33Bは、透明板200に向けられた第2透明電極層23Bと電気的に接続しつつも、第1はんだ部33Aと同じく、透明板200とは対向しない。そのため、第1接続部30Aと第2接続部30Bとのいずれにおいても、リード線を第2空間S2に引き回すことが可能であるから、調光ユニット10における配線ルートの簡素化が可能となる。
第1実施形態は、以下のように変更して実施できる。なお、以下の各変更例は、適宜相互に組み合わせて実施することもできる。
[折返し部]
・第2導電テープ32Bの形状は、以下のように変更することが可能である。
図10が示すように、第2導電テープ32Bは、第1被接続領域SAと第2被接続領域SBとが並ぶ左右方向で、第2支持層24Bの端部よりも内側に位置し、左右方向と直交する方向で、第2支持層24Bの外側まで延び、第2支持層24Bの下端辺で折り返し可能である。すなわち、第2導電テープ32Bが折り返される方向は、第2被接続領域SBの短軸方向であってもよいし、また、第2導電テープ32Bの短軸方向であってもよい。
・第1被接続領域SAと第2被接続領域SBとは、調光シート20において別々の辺に沿って配置可能である。すなわち、第1接続部30Aと第2接続部30Bとは、調光シート20において別々の辺に配置可能である。例えば、第1被接続領域SAは、調光シート20の下辺に沿って配置される一方で、第2被接続領域SBは、調光シート20の右辺に沿って配置される。そして、第1接続部30Aは、調光シート20の下辺に沿って配置される一方で、第2接続部40Bは、調光シート20の右辺に沿って配置される。
・調光シート20は、第1導電性接着層31Aと、調光領域Siの調光層21との間の隙間を埋める封止部をさらに備えることも可能である。調光シート20は、第1導電テープ32Aと、調光領域Siの調光層21との間の隙間を埋める封止部をさらに備えることも可能である。各封止部は、第1導電性接着層31Aと第1透明電極層23Aとの接着、および、第1導電性接着層31Aと第1導電テープ32Aとの接着を補強する。また、各封止部は、調光領域Siの端部で調光シート20が潰れて第1透明電極層23Aと第2透明電極層23Bとが短絡することを抑える。
・第2導電テープ32Bの折り返しは、調光シート20が透明板200に貼り付けられた後に行われてもよい。また、第1はんだ部33Aによる第1リード線34Aと第1導電テープ32Aとの接続、および、第2はんだ部33Bによる第2リード線34Bと第2導電テープ32Bとの接続の各々は、調光シート20が透明板200に貼り付けられる前に行われてもよい。
図11~図18を参照して、調光ユニットの第2実施形態を説明する。以下では、第2実施形態と第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
図11が示すように、調光ユニット10は、調光シート20と、第1接続部40Aと、第2接続部40Bとを備える。調光ユニット10は、透明板200に取り付けられる。
図13~図16を参照して、調光ユニット10の製造方法を説明する。
図13が示すように、まず、第1電極シート22Aと第2電極シート22Bとの間で調光層21が形成される。次いで、第1電極シート22A、調光層21、および、第2電極シート22Bから構成される多層シート27が、例えば、透明板200の形状に合わせて、切断される。
(2-1)第2電極シート22Bが折り返されて、折返し部28tの表面25b、および、第1透明電極層23Aの表面25aが、第2空間S2に向く。そのため、第1接続部30Aと第2接続部30Bとのいずれにおいても、リード線を第2空間S2に引き回すことが可能であるから、調光ユニット10における配線ルートの簡素化が可能となる。
(2-3)第2電極シート22Bを折り返す作業、および、調光層21の一部を除去する作業は、第2空間S2から実施可能である。そのため、各接続部40A,40Bの接続に要する作業が、一括して、第2空間S2から実施可能である。調光ユニット10の形成が容易であり、調光ユニット10の製造の効率も高められる。
第2実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。なお、以下の各変更例は、適宜組み合わせて実施することもできる。
[被接続領域]
・第1被接続領域SCと第2被接続領域SDとは、調光シート20において別々の辺に沿って配置可能である。例えば、図11において、第1被接続領域SC(第1接続部40A)は、調光シート20における右辺に配置され、第2被接続領域SD(第2接続部40B)は、調光シート20における左辺に配置可能である。図17が示すように、第1接続部40Aが、第1被接続領域SCのなかの左右方向の中央よりも左側に位置する一方で、第2接続部40Bは、第2被接続領域SDのなかの左右方向の中央よりも右側に位置することも可能である。さらに、図18が示すように、第1接続部40A、および、第2接続部40Bは、左右方向の中央よりも右側に偏って位置することも可能である。
・各被接続領域SC,SDの形成、すなわち、第2電極シート22Bの折り返し、および、調光層21の除去は、多層シート27が透明板200に貼り付けられる前に行われてもよい。また、第1はんだ部43Aによる第1リード線44Aと第1導電テープ42Aとの接続、および、第2はんだ部43Bによる第2リード線44Bと第2導電テープ32Bとの接続の各々も、調光シート20が透明板200に貼り付けられる前に行われてもよい。
第1実施形態、第2実施形態、および、各実施形態の変更例は、以下のように変更して実施することが可能である。
・調光シート20は、調光層21、および、各電極シート22A,22Bに加えて、他の機能層を備えることも可能である。
・透明板200は、第1空間S1、および、第2空間S2の少なくとも一方に配置可能である。そして、調光シート20の表面、および、裏面の少なくとも一方は、透明板200に貼り付け可能である。これらの構成においても、上記(1-1),(1-5)~(1-8),(2-1),(2-3),(2-4)に準じた効果は得られる。
Claims (2)
- 空間を、第1空間と第2空間とに区切る調光シートであって、前記第1空間に近い順に、第1透明電極層を有した第1電極シートと、液晶組成物を含む調光層と、第2透明電極層を有した第2電極シートとを備える前記調光シートと、
前記第2空間に位置して前記第1透明電極層と配線とを接続するための第1接続部と、
前記第2空間に位置して前記第2透明電極層と配線とを接続するための第2接続部と、を備える調光ユニットであって、
前記調光シートは、前記第2空間から見て、第1被接続領域、第2被接続領域、調光領域、および、中間領域を含み、前記中間領域は、前記第1被接続領域と前記第2被接続領域との間に位置し、
前記第1透明電極層は、前記第1被接続領域で前記第2空間に露出して前記第1接続部に接続され、
前記第2電極シートは、第2支持層と、前記第2支持層に対する前記第1空間側に位置する前記第2透明電極層とを備えるとともに、その先端部分に、前記第2支持層と一体の延設支持層と、前記第2透明電極層と一体の延設電極層とを有する折返し部を含み、
前記延設電極層は、前記第2支持層に対する前記第1空間側から前記第2支持層に対する前記第2空間側へ折り返されて、前記第2被接続領域で前記第2空間に露出して前記第2接続部に接続されており、
前記調光層は、前記調光領域にて前記第1透明電極層と前記第2透明電極層との間に位置し、前記調光領域から前記第2被接続領域を通って前記中間領域まで延びている
調光ユニット。 - 前記延設支持層は、二重に折り返されて絶縁性接着層によって貼り合わされている
請求項1に記載の調光ユニット。
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