JP7206442B1 - 塗料組成物、塗装部材及び塗装部材の製造方法 - Google Patents

塗料組成物、塗装部材及び塗装部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

本開示の塗料組成物は、エポキシ樹脂を主成分として含む樹脂と、グルコース単位中の水酸基の部分に水酸基とは異なる官能基を導入した導入率が0%以上10%以下であるセルロースナノファイバと、を含み、固形分に対する前記セルロースナノファイバの濃度が0.05質量%以上10質量%以下であり、粘度が2.8dPa・s以上350dPa・s以下である。前記セルロースナノファイバの含有量が塗料組成物の全体に対して0.03質量%以上10質量%以下になるように、前記エポキシ樹脂又は溶媒の少なくとも一方の量が調整される。

Description

本開示は、塗料組成物、塗装部材及び塗装部材の製造方法に関する。
特許文献1の要約書には、「本発明のエポキシ樹脂塗料組成物は、エポキシ樹脂と、該エポキシ樹脂の硬化剤と、セルロースナノファイバーと、を含むことを特徴とする。また、本発明の塗料補強剤は、セルロースナノファイバーがポリエステル系樹脂に分散されてなることを特徴とする。そして、本発明の塗料補強剤の製造方法は、ポリエステル系樹脂とセルロース繊維の粉体との混合物を加圧混練することを特徴とし、本発明のエポキシ樹脂塗料組成物の製造方法は、当該塗料補強剤を配合することを特徴とする。」ことが記載されている。
特開2019-183004号公報
塗料組成物が塗装される部材のうち、例えばプロペラシャフトのような、様々な方向に延在する面を有する部材が知られている。このような部材のうち、水平方向に対して角度を有する面に塗料組成物を塗装する際、塗装された塗料組成物が面に沿って垂れ易い。しかし、特許文献1に記載の技術では、塗装された塗料組成物の垂れについては考慮されていない。一方で、垂れを抑制するために粘度を単に向上させれば、塗工性が低下する。
本開示が解決しようとする課題は、塗装時の垂れの抑制と良好な塗工性とを両立可能な塗料組成物、塗装部材及び塗装部材の製造方法の提供である。
本開示の塗料組成物は、鉛直下方に延在する面を有する基材に塗布される塗料組成物であって、エポキシ樹脂を主成分として含む樹脂と、グルコース単位中の水酸基の部分に水酸基とは異なる官能基を導入した導入率が0%以上10%以下であるセルロースナノファイバと、を含み、固形分に対する前記セルロースナノファイバの含有量が0.05質量%以上0.3質量%以下であり、粘度が2.8dPa・s以上350dPa・s以下である。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
本開示によれば、塗装時の垂れの抑制と良好な塗工性とを両立可能な塗料組成物、塗装部材及び塗装部材の製造方法を提供できる。
本開示の塗装部材の断面図である。 本会の塗装部材の製造方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態(実施形態と称する)を説明する。以下の一の実施形態の説明の中で、適宜、一の実施形態に適用可能な別の実施形態の説明も行う。本開示は以下の一の実施形態に限られず、異なる実施形態同士を組み合わせたり、本開示の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形したりできる。また、同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。更に、同じ機能を有するものは同じ名称を付すものとする。図示の内容は、あくまで模式的なものであり、図示の都合上、本開示の効果を著しく損なわない範囲で実際の構成から変更したり、図面間で一部の部材の図示を省略したり変形したりすることがある。
本開示の塗料組成物は、エポキシ樹脂を主成分として含む樹脂と、セルロースナノファイバ(CNF)と、を含む。本開示の塗料組成物は、例えば基材2(図1)に塗布されるものである。塗布及び乾燥により、塗装部材1(図1)が得られる。
エポキシ樹脂は、本開示の塗料組成物中において、全樹脂中で最も多く含まれる。本開示の塗料組成物における全ての樹脂がエポキシ樹脂でもよい。エポキシ樹脂は、例えば変性エポキシ樹脂であり、一液硬化型のエポキシ樹脂であることが好ましい。エポキシ樹脂は、例えば、ビスフェノールAとエポクロルヒドリンとから製造できる。エポキシ樹脂の数平均分子量は任意であるが、例えば100以上5000以下にできる。樹脂は、エポキシ樹脂以外にも、本開示の効果を著しく損なわない範囲で、任意の樹脂を含んでもよい。
CNFは、例えば、グルコースをβ-1,4結合させたセルロース繊維を細かく裁断して得られるものである。CNFは天然由来材料であることが好ましく、例えば、広葉樹から得られるパルプ中のセルロース繊維を機械的に解繊することで得られる。
本開示のCNFでは、グルコース単位中の水酸基の部分に水酸基とは異なる官能基を水酸基の部分に導入した導入率が0%以上10%以下である。このようなCNFを含むことで、水酸基とは異なる官能基に起因するCNFの物性変化を抑制でき、CNFの物性変化に伴う塗料生成物への影響を抑制できる。天然由来のCNFでは、通常は、導入率が0%以上10%以下であり、好ましくはほぼ0%(即ち、ほとんど置換されていない)である。導入され得る官能基としては、例えば、-CHOH基の酸化により生成し得る例えばカルボキシル基であるが、これに限定されない。セルロールに由来する官能基以外の官能基が導入されているか否かは、例えば赤外吸収分光法に基づくスペクトル解析によって判断できる。
CNFの平均繊維径は、特に制限されないが、例えば4nm以上100nm以下である。4nm以上にすることで、CNFへの化学的な修飾を抑制でき、当該修飾に起因するCNFの物性変化を抑制できる。更には、塗膜3(図1)による耐水性を向上できる。一方で、100nm以下にすることで、塗料組成物において均一に分散させ易くでき、基材1(図1)への塗装を容易に実行できる。また、塗装後には、塗料組成物の全域においてCNFによる効果を発揮できる。平均繊維径は、例えば、CNFの断面を撮影したTME画像における任意の10本のCNFを抽出し、夫々の径の平均値を算出することで、決定できる。
本開示の塗料組成物では、樹脂及びCNFは、通常は、固形分として含まれる。ここでいう「固形分」とは、乾燥後の塗膜形成に寄与する物(固体として残る物。塗膜としての機能を発揮させるもの。)をいう。従って、固形分は、通常は、本開示の塗料組成物における揮発性成分(溶媒等)を除く成分である。塗料組成物が、樹脂、CNF及び溶媒のみを含有する場合、固形分は、樹脂及びCNFの合計量に一致する。また、塗料組成物が、更に、任意の成分(揮発性成分を除く。例えば、顔料、金属粒子等)を含む場合、固形分は、樹脂、CNF及び当該任意の成分の合計量に一致する。任意の成分は、溶媒に溶解してもよく、溶媒に分散してもよい。また、樹脂及びCNFも、それぞれ、溶媒に溶解してもよく、溶媒に分散してもよい。
当該固形分に対するCNFの濃度が0.05質量%以上、上限として9質量%以下、好ましくは0.3質量%以下である。0.05質量%以上にすることで、塗装時の液だれを抑制できるとともに、塗料組成物の粘度を小さくできる。これにより、塗装し易くでき、良好な塗工性を発揮できる。一方で、10質量%以下にすることで、塗料組成物の粘度が過度に大きくなることを抑制でき、良好な塗工性を向上できる。また、0.3質量%以下にすることで、塗膜3(図1)の耐酸性を向上できる。
本開示の塗料組成物では、粘度が2.8dPa・s以上350dPa・s以下である。この範囲にすることで、塗装時の垂れの抑制と良好な塗工性とを両立できる。粘度は例えばB型粘度計を用いて測定できる。
CNF濃度と粘度との関係について説明する。本開示の塗料組成物では、粘度は、塗料そのものが持つ粘度と、CNFが形成するネットワークによる高粘度化に起因する粘度と、の合計値によって決まる。従って、塗料単体の粘度が低ければ、CNFを加えた後も相対的に終粘度は低下する。このため、CNFを入れる効果として、CNFのネットワーク構造による垂れの抑制と、塗料組成物の終粘度による垂れの抑制との効果は、それぞれ異なる作用である。このため、CNF濃度と粘度の間には、必ずしも相関があるものではない。
固形分に対するCNFの含有量が0.12質量%以上、上限として6質量%以下、好ましくは0.3質量%以下になるように、エポキシ樹脂又は溶媒の少なくとも一方の量が調整されることが好ましい。0.03質量%以上10質量%以下にすることで、塗料組成物を塗装したときの塗装時の垂れの抑制と良好な塗工性とを両立できる。特に、0.03質量%以上にすることで、CNFが有する3次元網目構造により静置時の流動性を低下でき、塗膜3(図1)の偏り抑制を期待できる。このような3次元網目構造による補強効果によって、チッピング性の向上、塗膜の硬さの向上、耐衝撃性の向上等も期待できる。また、0.3質量%以下にすることで、塗膜3(図1)の耐酸性を向上できる。
使用可能な溶媒は、エポキシ樹脂を溶解でき、かつ、CNFを分散できれば、特に制限されない。溶媒としては、例えば、トリエチルアミン、エチレングリコールモノプロピルエーテル、3-メチル-3-メトキシブタノール、エチレングリコールモノエチルエーテル等の有機溶媒が挙げられる。溶媒としては、有機溶媒に加えて、水系溶媒を併用してもよい。水系溶媒は、例えば、水、任意の水溶液等の少なくとも1種が挙げられる。溶媒は1種のみを使用してもよく、2種以上を任意の比率及び組み合わせで使用してもよい。
図1は、本開示の塗装部材1の断面図である。塗装部材1は、基材2と、基材2の表面に配置される塗膜3とを備える。詳細は後記するが、基材2は、これに限定されないが例えばプロペラシャフトである。図1には、一例として、プロペラシャフトの回転軸(図1の紙面垂直方向)に垂直な方向の断面視が図示される。
塗膜3は、上記樹脂と上記CNFとを含む。樹脂は、上記のように、エポキシ樹脂を主成分として含む。CNFは、上記のように、グルコース単位中の水酸基の部分に水酸基とは異なる官能基を導入した導入率が0%以上10%以下であり、塗膜3に対する濃度が0.05質量%以上9質量%以下である。塗膜3は、本開示の塗料組成物を基材2に例えば塗装及び乾燥させることで得られる。これらの樹脂及びCNFの詳細は、上記塗料組成物の説明した事項と同様であるため、説明は省略する。
基材2は、例えば曲面を含み、塗膜3は、曲面の表面に配置される。本開示の塗料組成物は、上記のように、塗装時の垂れの発生が抑制される。このため、基材2での曲面に塗装した場合でも垂れを抑制でき、均一な膜厚の塗膜3を得易くできる。ただし、基材2は、平面を含んでもよく、平面に対して塗膜3が形成されてもよい。特に、詳細は後記するが、例えば水平方向に傾斜を有するように配置された平面に塗装することでも、垂れの発生を抑制できる。このような基材2は、上記のように例えばプロペラシャフトである。
塗膜3の厚さは、例えば30μm以上である。塗膜30をこの厚さにすることで、例えば耐食性等の、樹脂及びCNFの起因する機能を発揮し易くできる。塗膜3の厚さの上限は特に制限されないが、例えば100μm以下にできる。
図2は、本開示の塗装部材1(図2)の製造方法(以下、本開示の製造方法という)を示すフローチャートである。本開示の製造方法は、塗装工程S1と、乾燥工程S2とを含む。
塗装工程S1は、本開示の塗料組成物を、静止した基材2(図1)の表面に塗装する工程である。塗料組成物中での固形分に対するCNFの濃度は、塗膜3(図1)におけるCNFの含有量と一致する。塗装の方法は特に限定されないが、塗装は、例えばスプレー、刷毛等の任意の方式を用いて実行できる。中でも、塗装工程S1は、スプレー又は刷毛の少なくとも一方を用いた方式により行われることが好ましい。上記のように、本開示の塗料組成物は塗装時に垂れを生じ難いため、簡便な方法によって垂れを抑制できる。特に、上記粘度を有する本開示の塗料組成物はスプレー方式が難しいが、CNFはチキソトロピー性を有するため、スプレー塗装時に流動性が上昇するため、スプレー塗装を実行できる。
基材2の配置形態としては、基材2の表面が水平方向に延在するように基材2を配置してもよく、基材2の表面が水平方向に対して角度を有して配置されてもよい。中でも、塗装工程S1は、水平方向に対して角度θを有する面に対して本開示の塗料組成物を塗装することで行われることが好ましい。これにより、従来の塗料組成物であれば垂れを生じさせる形態で配置された基材2に対しても、垂れの発生を抑制できる。ここでいう角度θは、0°より大きく、上限としては例えば90°未満、好ましくは45°以下、より好ましくは30°以下である。
なお、平面に対して塗装する場合、当該平面が水平方向に対して角度θを有するように平面を配置することが好ましい。例えば上記図1に示すように、曲面に対して塗装する場合、当該曲面が有する接線を基準として、角度θは、当該接線が水平方向に対してなす角度である。角度θは、塗装面全域で同じであってもよく、異なっていてもよい。曲面に対して塗装する場合、角度θは、塗装位置によって通常は異なる。
塗装工程S1は、乾燥後に形成される塗膜3(図1)の厚さが例えば20μm以上、好ましくは30μm以上になるように本開示の塗料組成物を塗装することで行われることが好ましい。このようにするこで、本開示の塗料組成物の塗装及び乾燥により形成される塗膜3の機能を十分に発揮できる。なお、どの程度の厚さに本開示の塗料組成物を塗装すれば所望の厚さになるかどうかは、例えば、本開示の塗料組成物における固形分濃度に基づき決定できる。即ち、固形分濃度が大きいほど厚さは厚くなり、小さいほど厚さは薄くなる。
乾燥工程S2は、本開示の塗料組成物を塗装した基材2を、静止した状態で乾燥させる工程である。乾燥工程S2は、常温で行われることが好ましく、具体的には15℃以上30℃以下の雰囲気で行われることが好ましい。これにより、塗料組成物中の樹脂及びCNFへの影響を抑制した状態で、塗料組成物中の溶媒を除去できる。
基材2が鉛直下方に延在する面を有する場合、従来の塗料組成物を用いて塗装すると、塗装直後に重力が作用して塗料組成物が垂れ易い。塗料組成物の垂れは、塗膜3の厚さの減少を招き、耐食性が低下する。一方で、塗膜3の厚さ確保のために塗料組成物の塗装量を増やせば、塗装部材1の質量の増加、製造のための工数増加、乾燥までの時間の増大化が生じる。更には、乾燥時に、時間短縮のために温風を使用して乾燥を促進することも考えられるが、温風の使用により、製造設備の大型化及び工数の増大が生じる。しかし、本開示の塗料組成物では、上記のように、塗装時の垂れの抑制と、良好な塗工性とが両立される。これにより、耐食性を十分に確保しながら塗装部材1の軽量化でき、更には、製造時の工数の増加を抑制できる。
以下、実施例を参照しながら、本開示を更に具体的に説明する。なお、以下に示す作成及び評価は、いずれも23℃の条件下で行った。また、JIS Z8703の規定では、温度に±2℃の幅が存在する。
<本開示の塗料組成物の作製>
使用したCNFの物性は以下のとおりである。
平均繊維径:10nm~100nm
化学修飾:なし(導入率0%)
組成:セルロース単体
主原料:広葉樹(天然由来)
解繊方法:機械解繊(物理的解繊)
製造メーカ:大王製紙社製
使用した樹脂は、変性エポキシ樹脂である。塗料組成物全体に対する樹脂の濃度は15~25質量%のうちの所定濃度である。溶媒としては、水及び有機溶媒の混合溶媒を使用した。塗料組成物全体にする水の濃度は30~40質量%のうちの所定濃度、有機溶媒の濃度は10~15質量%のうちの所定濃度にした。有機溶媒は、トリエチルアミン、エチレングリコールモノプロピルエーテル、3-メチル3-メトキシブタノール、エチレングリコールモノエチルエーテルの混合溶媒である。
以上説明したCNF、樹脂及び溶媒を十分に混合し、本開示の塗料組成物を作製した。塗料組成物の固形分に対するCNF濃度、及び、塗料組成物の粘度を下記表1の数値に調整した場合の、液垂れ性及び塗工性を、下記の表1に示す。液垂れ性及び塗工性の評価方法は、以下において特に断らない限り、以下の実施例1と同様に行った。
Figure 0007206442000001
表1において、液だれ性及び塗工性における各記号の意味は下記のとおりである。
・液垂れ性
○ 液垂れしなかった。
△ 基本的には液垂れしなかったが、膜厚が大きくなると液垂れした。
× 塗装直後から液垂れした。

・塗工性
○ 擦れが生じることなく、塗装できた。
△ 擦れが生じ易い傾向であり、塗膜にははけ目の凹凸があるが、外観上素地が透けることなく、塗装できた。
× 大きな擦れが生じ、又は、刷毛から塗料組成物が離れず、塗装できなかった。
<CNF濃度及び粘度に基づく垂れ及び塗工性の評価>
上記の表1に示す組成の塗料組成物のうち、一部の塗料組成物を使用して以下の評価を行った。
・実施例1(上記表1における試験番号12に相当)
固形分に対するCNFの濃度が8.05質量%、B型粘度計により測定される粘度が320dPa・sである塗料組成物を作製し、プロペラシャフトを模した円柱に刷毛で塗装した。乾燥は、15℃以上30℃以下の所定温度で行った。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は190μmであった。塗装後、静止させた状態で乾燥させた。乾燥後の膜厚は128μmであった。塗装の結果、擦れが生じ易い傾向ではあったが、塗装できた。また、粘度が大きいため、液垂れも生じなかった。
・実施例2(上記表1における試験番号11相当)
CNFの濃度を6.71質量%、粘度を260dPa・sに変えたこと以外は実施例1と同様に塗装した。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は250μm、乾燥後の膜厚は138μmであった。塗装の結果、擦れが生じ易い傾向ではあったが、塗装できた。また、粘度が大きいため、液垂れも生じなかった。
・実施例3(上記表1における試験番号2相当)
CNFの濃度を0.08質量%、粘度を2.8dPa・sに変えるとともに、刷毛に代えてスプレーにより塗装したこと以外は実施例1と同様に塗装した。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は80μm、乾燥後の膜厚は45μmであった。塗装及び乾燥の結果、擦れが生じることなく、均一に塗装できた。また、乾燥前の膜厚が80μm以下迄は垂れが生じることなく、塗装できた。
・比較例1(上記表1における試験番号13相当)
CNFの濃度を9.68質量%、粘度を380dPa・sに変えたこと以外は実施例1と同様に塗装した。比較例1は、粘度が本開示の塗料組成物の範囲から外れるものである。評価の結果、高粘度のために刷毛から塗料組成物が離れず、塗装が不可能であった。また、物理的な力をかけて刷毛から離して塗装したところ、大きな擦れが認められた。ただし、粘度が大きいため、液垂れは生じなかった。
・比較例2(上記表1における試験番号1に相当)
CNFの濃度を0.03質量%、粘度を2.7dPa・sに変えるとともに、刷毛に代えてスプレーにより塗装したこと以外は実施例1と同様に塗装した。比較例2は、固形分に対するCNFの濃度が本開示の塗料組成物の範囲から外れるものである。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は最大80μm、乾燥後の膜厚は37μmであった。塗装及び乾燥の結果、塗装直後から垂れが発生した。ただし、スプレー塗装によって均一に塗工できた。
<CNF含有量に基づく垂れの評価>
・実施例4
CNF濃度(固形分基準)を0.1質量%にしたこと以外は実施例1と同様にして垂れの有無を評価した。この結果、乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は190μmまで、垂れが発生しなかった。また、乾燥後には、108μmの膜厚で、光沢を有する塗膜3(図1)が得られた。
・実施例5
CNFの平均繊維径を100nm以上1000nm以下にしたこと以外は実施例4と同様にして評価した。この結果、実施例4と同様に190μmまで垂れが発生しなかったが、質感がマット調に変化した。乾燥後の膜厚は91μmであった。
・実施例6
CNF濃度(固形分基準)を0.5質量%にしたこと以外は実施例4と同様にして評価した。この結果、実施例4と同様に190μmまで垂れが発生しなかった。また、乾燥後には、101μmの膜厚で光沢を有する塗膜3が得られた。
・比較例3
CNFを使用しなかったこと以外は実施例4と同様にして評価した。この結果、130μmまで塗装した時に垂れが発生した。また、乾燥後には、光沢を有する塗膜3が得られた。
<分散性評価>
・実施例7
実施例1の塗料組成物を目視で確認したところ、CNFの沈殿物は確認できなかった。従って、CNFは均一に分散していることが確認された。
・参考例1
CNFの平均繊維径を100nm以上1000nm以下にしたこと以外は実施例7と同様にして評価した。この結果、CNFが沈殿しており、CNFが均一に分散していないことがわかった。従って、CNFの均一分散のためには、CNFの平均繊維径は100nm以下が好ましいことが分かった。
<耐水性評価>
次に耐水性試験を行った。
・実施例8(上記表1における試験番号6に相当)
固形分濃度としてCNF濃度が1.13質量%になるように、実施例の冒頭に記載したCNF及び樹脂を使用し、粘度3.5Pa・sに調整した。これにより、本開示の塗料組成物を作製した。そして、作製した塗料組成物を使用して、塗装部材1(図1)を作製した。作製中、塗料組成物の垂れは発生しなかった。また、塗装し易く、塗工性も良好であった。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は60μm、乾燥後の膜厚は24μmであった。作製した塗装部材1に対して耐水性試験を行った。耐水性試験は、所定温度の水中に所定時間浸漬することで行った。耐水性試験の結果、塗膜3(図1)の外観には、膨れ、剥がれ、錆等は観察されなかった。
・参考例2
CNFを使用しないこと以外は実施例8と同様にして評価した。この結果、塗膜3の外観には、膨れ、剥がれ、錆等は観察されなかった。
CNFは親水性を有するため、CNFを含む塗料組成物では吸水性が増し、耐水性が低下し易い。しかし、CNFを含んでいても、本開示の塗料組成物によれば、CNFを使用しない参考例2の塗料組成物と同程度に優れた耐水性が奏された。この理由は、CNFの繊維径と配合量との調整により、CNFを配合していながら塗膜が本来持つ疎水性を大きく阻害しないためである。
<耐酸性評価>
次に耐酸性試験を行った。
・実施例9(上記表1における試験番号4に相当)
固形分濃度としてCNF濃度が0.15質量%になるように、実施例の冒頭に記載したCNF及び樹脂を使用し、上記の混合溶媒を用いて粘度2.8dPa・sに調整した。これにより、本開示の塗料組成物を作製した。そして、作製した塗料組成物を使用して、塗装部材1(図1)を作製した。作製中、塗料組成物の垂れは発生しなかった。また、塗装し易く、塗工性も良好であった。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は50μm、乾燥後の膜厚は25μmであった。作製した塗装部材1に対して耐酸性試験を行った。耐酸性試験は、所定温度の強酸水溶液中に所定時間浸漬することで行った。耐酸性試験の結果、塗膜3(図1)の外観には、膨れ、剥がれ、錆等は観察されなかった。
・実施例10
CNFの濃度を0.5質量%に変更したこと以外は実施例9と同様にして、本開示の塗料組成物を作製した。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は50μm、乾燥後の膜厚は24μmであった。作製した塗装部材1について耐酸性試験を行ったところ、塗膜3の外観には、膨れが観察された。
・実施例11
CNFの濃度を0.3質量%に変更したこと以外は実施例9と同様にして、本開示の塗料組成物を作製した。乾燥前の膜厚(ウェット膜厚)は50μm、乾燥後の膜厚は27μmであった。作製した塗装部材1について耐酸性試験を行ったところ、塗膜3の外観には、膨れが観察された。
実施例9及び参考例2及び3の結果から、固形分に対するCNF濃度を0.3質量%以下にすることで、耐酸性能力が向上することがわかった。
1 塗装構造物
2 基材
3 塗膜

Claims (14)

  1. 鉛直下方に延在する面を有する基材に塗布される塗料組成物であって、
    エポキシ樹脂を主成分として含む樹脂と、
    グルコース単位中の水酸基の部分に水酸基とは異なる官能基を導入した導入率が0%以上10%以下であるセルロースナノファイバと、を含み、
    固形分に対する前記セルロースナノファイバの含有量が0.05質量%以上0.3質量%以下であり、
    粘度が2.8dPa・s以上350dPa・s以下である
    塗料組成物。
  2. 固形分に対する前記セルロースナノファイバの含有量が0.12質量%以上0.3質量%以下になるように、前記エポキシ樹脂又は溶媒の少なくとも一方の量が調整される
    請求項1に記載の塗料組成物。
  3. 前記基材はプロペラシャフトである
    請求項1に記載の塗料組成物。
  4. 前記セルロースナノファイバの平均繊維径が4nm以上である
    請求項1に記載の塗料組成物。
  5. 前記セルロースナノファイバの平均繊維径が100nm以下である
    請求項4に記載の塗料組成物。
  6. 鉛直下方に延在する面を有する基材と、前記基材の表面に配置される塗膜とを備え、
    前記塗膜は、
    エポキシ樹脂を主成分として含む樹脂と、
    グルコース単位中の水酸基の部分に水酸基とは異なる官能基を導入した導入率が0%以上10%以下であり、前記塗膜に対する含有量が0.05質量%以上0.3質量%以下であるセルロースナノファイバと、を含む
    塗装部材。
  7. 前記塗膜の厚さが30μm以上である
    請求項6に記載の塗装部材。
  8. 前記基材は曲面を含み、
    前記塗膜は前記曲面の表面に配置される
    請求項6に記載の塗装部材。
  9. 前記基材はプロペラシャフトである
    請求項8に記載の塗装部材。
  10. エポキシ樹脂を主成分として含む樹脂と、グルコース単位中の水酸基の部分に水酸基とは異なる官能基を導入した導入率が0%以上10%以下であるセルロースナノファイバと、を含み、固形分に対する前記セルロースナノファイバの含有量が0.05質量%以上0.3質量%以下であり、粘度が2.8dPa・s以上350dPa・s以下である塗料組成物を、静止した、鉛直下方に延在する面を有する基材の表面に塗装する塗装工程と、
    前記塗料組成物を塗装した前記基材を、静止した状態で乾燥させる乾燥工程と、を含む
    塗装部材の製造方法。
  11. 前記塗装工程は、スプレー又は刷毛の少なくとも一方を用いた方式により行われる
    請求項10に記載の塗装部材の製造方法。
  12. 前記塗装工程は、乾燥後に形成される塗膜の厚さが30μm以上になるように前記塗料組成物を塗装することで行われる
    請求項10に記載の塗装部材の製造方法。
  13. 前記塗装工程は、水平方向に対して角度を有する面に対して前記塗料組成物を塗装することで行われる
    請求項10に記載の塗装部材の製造方法。
  14. 前記乾燥工程は、15℃以上30℃以下の雰囲気で行われる
    請求項10に記載の塗装部材の製造方法。
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