JP7205402B2 - 並列スイッチング回路 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、並列スイッチング回路に関する。
特許文献1には、電力変換装置に用いられる1つのアームを、互いに並列接続された一対のスイッチング素子(SW素子)で形成する旨が記載されている。これによれば、1つのSW素子でアームを形成する場合に比べて、アームの出力増大を図ることができる。
特開2018-41769号公報
ここで、SW素子のオン作動時にSW素子を流れる出力電流は、厳密には、ゲート信号のオン時点から徐々に増大した後に所望の値となる。SW素子のオフ作動時も同様であり、上記出力電流は、ゲート信号のオフ時点から徐々に減少した後にゼロとなる。このようなスイッチング時における出力電流(過渡電流)の傾きは、SW素子毎に異なり、ゲート容量やゲート閾値電圧に代表される素子特性ばらつきに起因している。
そして、過渡電流の増大傾きまたは減少傾きが小さく過渡電流の変化が緩慢であるほど、スイッチング損失(SW損失)が大きくなり発熱量が大きくなる。したがって、一対のSW素子の素子特性ばらつきが大きいほど、発熱量ばらつきが大きくなる。そうすると、SW損失の大きい側のSW素子に合わせて、
SW素子の温度が所望の耐熱温度を下回るように、熱設計をする必要がある。言い換えると、アーム出力が、SW損失の大きい側の素子で律速する。また、SW損失の大きい側のSW素子の寿命がアームの寿命になってしまう。
また、過渡電流の増大傾きまたは減少傾きが大きく過渡電流の変化が急激であるほど、スイッチングの際に発生するサージ等のSW素子へのストレスが大きくなる。したがって、一対のSW素子の素子特性ばらつきが大きいほど、SW素子へのストレスばらつきが大きくなる。そうすると、SW素子へのストレスが大きい側のSW素子に合わせて、アームのスイッチング速度が制限されてしまう。すなわち、一対のSW素子の過渡電流アンバランスが原因で、アームの出力やスイッチング速度の高速化が制限されたり、耐熱寿命が短くなったりする。
したがって、できるだけ素子特性の揃ったSW素子をペアにしてアームを形成することが望ましいが、素子特性を揃えるにも限界がある。
本明細書の開示による目的は、このような課題に鑑みてなされたものであり、過渡電流アンバランスの抑制を図った並列スイッチング回路を提供することである。
上記した目的を達成するための開示された1つの態様は、
互いに並列接続されて1つのアームを形成する第1スイッチング素子(11)及び第2スイッチング素子(21)と、
第1スイッチング素子のゲートに接続された複数の第1抵抗部品(12)と、
第2スイッチング素子のゲートに接続された複数の第2抵抗部品(22)と、
各々の第1抵抗部品の端部に電気接続された複数の第1パッド(13)と、
各々の第2抵抗部品の端部に電気接続された複数の第2パッド(23)と、を備え
複数の第1パッドの中から第1スイッチング素子の素子特性に応じて選択された少なくとも1つである外部接続用第1パッド(13a)、及び複数の第2パッドの中から第2スイッチング素子の素子特性に応じて選択された少なくとも1つである外部接続用第2パッド(23a)は、互いに電気接続されるとともに、ゲート電流を供給する駆動回路(92)に電気接続され、
駆動回路と外部接続用第1パッド及び外部接続用第2パッドとの電気接続に介在して、ゲート電流の大きさ調整する抵抗を含む調整回路(93)をさらに備える並列スイッチング回路である。
そして、複数の第1抵抗部品は、第1スイッチング素子が形成されている第1半導体チップ(10)に内蔵され、
複数の第2抵抗部品は、第2スイッチング素子が形成されている第2半導体チップ(20)に内蔵され、
数の第1パッドの少なくとも1つはオープン状態であり、複数の第2パッドの少なくとも1つはオープン状態であり、
複数の第1抵抗部品、及び、複数の第2抵抗部品の各々は、調整回路の抵抗に比べて小さい抵抗値に設定されている。
これによれば、複数の第1パッドのいずれを外部接続用第1パッドとして選択するかに応じて、第1バランス抵抗を変化させることができる。第1バランス抵抗とは、複数の第1抵抗部品のうち、第1SW素子に対して機能する抵抗の合成抵抗のことである。そして、第1バランス抵抗の値が変われば、先述した過渡電流の傾きも変わる。このことは、第1SW素子における過渡電流の傾きを、上述したパッドの選択で調整できることを意味する。同様にして、第2SW素子における過渡電流の傾きは、複数の第2パッドのいずれを外部接続用第2パッドとして選択するかに応じて調整され得る。したがって、上記開示によれば、第1SW素子及び第2SW素子の各々の素子特性に応じて上記選択を行うことで、過渡電流アンバランスを抑制できる。
尚、上記括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
第1実施形態の並列スイッチング回路を模式的に示す回路図である。 並列スイッチング回路を構成する半導体装置を示す、図3のII-II線に沿う断面図である。 図2の平面図である。 第2実施形態の並列スイッチング回路を模式的に示す回路図である。 第3実施形態の並列スイッチング回路の一例を示す回路図である。 第3実施形態の並列スイッチング回路の一例を示す回路図である。 第4実施形態の並列スイッチング回路を模式的に示す回路図である。 第5実施形態の並列スイッチング回路を示す平面図である。 他の実施形態の並列スイッチング回路を示す平面図である。 他の実施形態の並列スイッチング回路を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。
(第1実施形態)
本実施形態の並列スイッチング回路は、たとえば電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HV)などの車両に搭載された電力変換装置に適用可能である。以下では、ハイブリッド自動車に適用される例について説明する。なお、電力変換装置が適用される駆動システムは、直流電源、モータジェネレータ及び電力変換装置を備えている。直流電源は充放電可能な二次電池である。モータジェネレータは、三相交流方式の回転電機であり、発電機及び電動機として機能する。
電力変換装置は、コンバータ、インバータ、制御装置90(図1参照)、平滑コンデンサ及びフィルタコンデンサなどを備えている。コンバータ及びインバータは、直流電源とモータジェネレータとの間で電力変換を行う電力変換部である。コンバータは、直流電圧を異なる値の直流電圧に変換するDC-DC変換部である。インバータは、DC-AC変換部である。これら電力変換部は、上下アーム回路とコンデンサを有する並列回路を、それぞれ備えている。
コンバータは、制御装置90によるスイッチング制御にしたがって、直流電圧を異なる値の直流電圧に変換する。インバータは、制御装置90によるスイッチング制御にしたがって、直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータジェネレータへ出力する。また、インバータは、モータジェネレータが発電した三相交流電圧を、制御装置90によるスイッチング制御にしたがって直流電圧に変換することもできる。
インバータは、三相分の上下アーム回路を有している。U相の上下アーム回路の接続点は、モータジェネレータの固定子に設けられたU相巻線に接続されている。同様に、V相の上下アーム回路の接続点は、モータジェネレータのV相巻線に接続されている。W相の上下アーム回路の接続点は、モータジェネレータのW相巻線に接続されている。
上下アーム回路は、スイッチング素子(SW素子)及びダイオードを有している。本実施形態では、SW素子として、nチャネル型のIGBTを採用している。なお、SW素子はIGBTに限定されない。たとえばMOSFETを採用することもできる。上アームと下アームは、電力ライン間で直列接続されて、上下アーム回路を構成する。後述する半導体装置5は、1つのアームを構成する。
図1に示すように、制御装置90は、マイコン91(マイクロコンピュータ)、駆動回路92(ドライバ)、ゲート抵抗93及び駆動基板94を有する。マイコン91、駆動回路92及びゲート抵抗93は、駆動基板94に実装されている。
マイコン91は、インバータのSW素子を動作させるための駆動指令を、トルク要求や各種センサにて検出された信号に基づいて生成する。マイコン91は、具体的には、駆動指令としてPWM信号を駆動回路92へ出力する。
駆動回路92は、マイコン91からの駆動指令に基づいて駆動信号を生成し、対応する上下アーム回路のSW素子11,21のゲート電極(図示せず)に出力する。これにより、SW素子11,21はオン駆動及びオフ駆動される。
ゲート抵抗93は、駆動回路92とゲート電極との間に電気接続されている。つまり、駆動回路92、ゲート抵抗93及びゲート電極は直列に電気接続されている。ゲート抵抗93は、ゲート電極へ流れる電流の値を調整する「調整回路」に相当する。
マイコン91は、複数の上下アーム回路の各々に対して、詳細には、上アーム及び下アームの各々に対して、駆動指令を生成する。駆動回路92及びゲート抵抗93は、上下アーム回路のアーム毎に設けられており、割り当てられたアームに対して駆動指令を出力する。
次に、電力変換装置の構成要素である半導体装置5について、図2及び図3を用いて説明する。
以下に示す半導体装置5は、上下アーム回路の一方、すなわち1つのアームを構成するように構成されている。すなわち、2つの半導体装置5により、上下アーム回路が構成される。また、1つの半導体装置5は、互いに並列接続されて1つのアームを形成する第1スイッチング素子(第1SW素子11)及び第2スイッチング素子(第2SW素子21)を有する。半導体装置5は、上アームと下アームとで基本的な構成が同じであり、たとえば共通部品とすることもできる。
図2に示すように、半導体装置5は、半導体チップ10,20、封止体30、導電部材50、ターミナル60、主端子70、及び信号端子110,210を備えている。封止体30は、たとえばエポキシ系樹脂等の樹脂製であるが、樹脂以外の材質(例えばゲル)であってもよい。封止体30は、たとえばトランスファモールド法により成形されている。なお、図3では、封止体30の一部、導電部材50E及びターミナル60の図示が省略されている。
半導体チップ10,20は2つ備えられており、一方を第1半導体チップ10、他方を第2半導体チップ20とする。2つの半導体チップ10,20は同じ構造である。主端子70及び信号端子110,210は、第1半導体チップ10及び第2半導体チップ20の各々に対応して備えられている。特に、第1半導体チップ10に対応する信号端子を第1信号端子110とし、第2半導体チップ20に対応する信号端子を第2信号端子210とする。2つの信号端子110,210は同じ構造である。
半導体チップ10,20は、Si、SiC、GaNなどの半導体基板に、素子が形成されてなる。半導体チップ10,20には、上記した1つのアームを構成する素子(SW素子及びダイオード)が形成されている。すなわち、素子としてRC(Reverse Conducting)-IGBTが形成されている。
図示を省略するが、素子はゲート電極を有している。ゲート電極はトレンチ構造をなしている。図2に示すように、半導体チップ10,20は、両面に主電極を有している。具体的には、半導体チップ10,20の一面側に主電極としてコレクタ電極40Cが位置し、一面と反対の裏面側に主電極としてエミッタ電極40Eが位置している。コレクタ電極40Cは、一面のほぼ全面に形成されている。エミッタ電極40Eは、裏面の一部に形成されている。
導電部材50C,50Eは、半導体チップ10,20と主端子70C,70Eとを電気的に中継するとともに、半導体チップ10,20の熱を半導体装置5の外部に放熱する機能も果たす。
導電部材50C,50Eは、半導体チップ10,20を挟むように対をなして設けられている。導電部材50Cは、半導体チップ10,20のコレクタ電極40C側に配置され、コレクタ電極40Cと主端子70Cとを電気的に中継する。導電部材50Eは、半導体チップ10,20のエミッタ電極40E側に配置され、エミッタ電極40Eと主端子70Eとを電気的に中継する。導電部材50C,50Eの大部分は封止体30によって覆われ、一部分は放熱面として封止体30から露出している。
ターミナル60は、半導体チップ10,20と導電部材50Eとの間に介在している。ターミナル60は、半導体チップ10,20のエミッタ電極40Eと導電部材50Eとの電気伝導、熱伝導経路の途中に位置するため、電気伝導性及び熱伝導性を確保すべく、Cuなどの金属材料を少なくとも用いて形成されている。ターミナル60は、エミッタ電極40Eに対向配置され、はんだを介してエミッタ電極40Eと接続されている。
導電部材50Eには、半導体チップ10,20のエミッタ電極40Eが、はんだを介して電気的に接続されている。具体的には、導電部材50Eとターミナル60とが、はんだを介して接続されている。そして、エミッタ電極40Eと導電部材50Eとは、ターミナル60及びはんだを介して電気的に接続されている。
主端子70C,70Eは、半導体装置5と外部機器とを電気的に接続するための外部接続端子のうち、主電流が流れる端子である。主端子70Cは、コレクタ電極40Cと電気的に接続されている。主端子70Eは、エミッタ電極40Eと電気的に接続されている。主端子70C,70Eは、封止体30の内外にわたって延設されている。主端子70C,70Eは、半導体チップ10,20の主電極と電気的に接続された端子である。
半導体チップ10,20は、エミッタ電極40Eが形成されている面と同一の面に、信号用の電極であるパッド13,23を有している。パッド13,23は、エミッタ電極40Eとは別の位置に形成されている。パッド13,23は、エミッタ電極40Eと電気的に分離されている。パッド13,23は、第1半導体チップ10及び第2半導体チップ20の各々に対応して備えられている。特に、第1半導体チップ10に対応するパッドを第1パッド13とし、第2半導体チップ20に対応するパッドを第2パッド23とする。
第1パッド13及び第2パッド23の各々は、複数備えられており、図1の例では、4個ずつ備えられている。第1パッド13は、所定方向に1列に並べて配置されている。第1半導体チップ10は矩形形状であり、その矩形の1辺に沿った方向が上記所定方向の一例として挙げられる。第2パッド23も同様にして、所定方向に1列に並べて配置されている。また、第1パッド13が並ぶ所定方向と第2パッド23が並ぶ所定方向とは一致している。つまり、複数の第1パッド13と複数の第2パッド23は、所定方向に1列に並べて配置されている。
半導体チップ10,20には、SW素子及びダイオードに加えてバランス抵抗素子12,22が形成されている。具体的には、半導体チップ10,20の半導体基板に多結晶シリコン膜(Poly Si)を形成することで、バランス抵抗素子12,22は、SW素子と同一の半導体基板上に形成されている。
バランス抵抗素子12,22は、第1半導体チップ10及び第2半導体チップ20の各々に対応して備えられている。特に、第1半導体チップ10に対応するバランス抵抗素子を第1バランス抵抗素子12とし、第2半導体チップ20に対応するバランス抵抗素子を第2バランス抵抗素子22とする。第1バランス抵抗素子12は第1抵抗部品に相当し、第2バランス抵抗素子22は第2抵抗部品に相当する。
第1バランス抵抗素子12及び第2バランス抵抗素子22の各々は、複数備えられており、図1の例では、3個ずつ備えられている。第1バランス抵抗素子12の個数と第2バランス抵抗素子22の個数は同じに設定されている。複数の第1バランス抵抗素子12は、第1SW素子11のゲート電極に直列接続されている。複数の第2バランス抵抗素子22は、第2SW素子21のゲート電極に直列接続されている。
複数の第1バランス抵抗素子12の各々は、第1SW素子11のゲートに最も近いものを除いて、同じ抵抗値に設定されている。複数の第2バランス抵抗素子22の各々は、第2SW素子21のゲートに最も近いものを除いて、同じ抵抗値に設定されている。第1バランス抵抗素子12及び第2バランス抵抗素子22は、同じ抵抗値に設定されている。但し、厳密には、各抵抗値には製造ばらつきが存在する。例えば、SW素子11、21のゲートに最も近いバランス抵抗素子12、22は、他のバランス抵抗素子12、22よりも大きい抵抗値に設定されている。具体的には、上記最も近いバランス抵抗素子12、22は1.8Ωに設定されており、上記他のバランス抵抗素子12、22は、0.2Ωに設定されている。
バランス抵抗素子12,22の各々は、ゲート抵抗93に比べて小さい抵抗値に設定されている。
各々の第1バランス抵抗素子12の端部には、第1パッド13が電気接続されている。複数の第1パッド13の中から選択された1つは、外部接続用第1パッド13aとされ、ワイヤボンディング材である第1ワイヤ120により、第1信号端子110に電気接続されている。外部接続用第1パッド13a以外の他の第1パッド13は、オープン状態である。図1の例では、他の第1パッド13の全てがオープン状態である。
したがって、外部接続用第1パッド13aとゲート電極の間に接続されている第1バランス抵抗素子12の合成抵抗が、第1SW素子11に対して機能する抵抗であり、第1バランス抵抗とされる。図1の例では、3つの第1バランス抵抗素子12の合成抵抗が、第1バランス抵抗に相当する。
各々の第2バランス抵抗素子22の端部には、第2パッド23が電気接続されている。複数の第2パッド23の中から選択された1つは、外部接続用第2パッド23aとされ、ワイヤボンディング材である第2ワイヤ220により、第2信号端子210に電気接続されている。外部接続用第2パッド23a以外の他の第2パッド23は、オープン状態である。図1の例では、他の第2パッド23の全てがオープン状態である。
したがって、外部接続用第2パッド23aとゲート電極の間に接続されている第2バランス抵抗素子22の合成抵抗が、第2SW素子21に対して機能する抵抗であり、第2バランス抵抗とされる。図1の例では、1つの第2バランス抵抗素子22の抵抗が、第2バランス抵抗に相当する。なお、第1ワイヤ120と第2ワイヤ220の各々は、第1電気接続部材と第2電気接続部材に相当する。そして、第1電気接続部材と第2電気接続部材はワイヤに限らず他の部材であってもよい。
第1信号端子110及び第2信号端子210は、バスバー6によって互いに電気接続されている。バスバー6は、制御装置90に電気接続されている。詳細には、バスバー6は、ゲート抵抗93を介して駆動回路92に接続されている。したがって、駆動回路92から出力された駆動信号は、ゲート抵抗93で電流量が調整される。電流調整された駆動信号は、第1信号端子110を通じて第1SW素子11のゲート電極へ流れる電流と、第2信号端子210を通じて第2SW素子21のゲート電極へ流れる電流とに分配される。その分配割合は、第1バランス抵抗と第2バランス抵抗との割合で調整されるとも言える。
以上のように構成される半導体装置5では、封止体30により、1つのアームを構成する以下の構成要素が一体的に封止されている。すなわち、半導体チップ10,20、導電部材50C,50Eの一部、ターミナル60、主端子70C,70Eの一部、及び信号端子110,210の一部が、一体的に封止されている。また、ワイヤ120,220の全体が、封止体30の内部に位置して封止されている。信号端子110,210のうちワイヤ120,220との接続箇所が、封止体30の内部に位置して封止されている。
本実施形態に係る並列スイッチング回路は、電力変換装置のアームに適用されるスイッチング回路であり、上記した半導体装置5により提供される。並列スイッチング回路は、半導体装置5に加えて、バスバー6、ゲート抵抗93、駆動回路92、及びマイコン91の少なくとも1つを備えていてもよい。
次に、並列スイッチング回路の製造方法の一部であって、外部接続用第1パッド13a及び外部接続用第2パッド23aを選択する方法について説明する。この製造方法は、概略、ゲート容量計測工程、抵抗計測工程、接続パッド選択工程、及びボンディング工程を含む。これらの工程は、ボンディングマシン等の装置や各種の計測器を用いて実行する工程である。
先ず、ゲート容量計測工程において、第1SW素子11及び第2SW素子21の各々について、ゲート/エミッタ間の電気容量であるゲート容量を、計測器を用いて計測する。具体的には、計測器が備える一対の計測端子のうち、一方を計測用第1パッド13bに接触させ、他方をエミッタ電極40Eに接触させて計測する。計測用第1パッド13bとは、複数の第1パッド13のうち、第1バランス抵抗素子12を介さずに接続されているパッドのことである。計測用第1パッド13bは、ゲート電極と同電位になっている。第2SW素子21のゲート容量についても同様にして、計測端子の一方を計測用第2パッド23bに接触させ、他方をエミッタ電極40Eに接触させることで計測する。
次に、抵抗計測工程において、バランス抵抗素子12,22の各々について、計測器を用いて抵抗値を計測する。具体的には、計測器が備える一対の計測端子を、計測対象となるバランス抵抗素子12,22の両端に位置するパッド13,23に接触させて計測する。
次に、接続パッド選択工程において、先に計測したゲート容量及び抵抗値に基づき、過渡電流アンバランスが最も抑制されることとなるパッドを、外部接続用パッドとして選択する。先述した通り、第1SW素子11及び第2SW素子21のスイッチング時における出力電流(過渡電流)傾きには、素子特性ばらつきが存在する。過渡電流アンバランスとは、このような過渡電流傾きの違いのことである。外部接続用パッドとは、第1パッド13a及び外部接続用第2パッド23aのことである。
具体的には、例えば、第1SW素子11のゲート容量が第2SW素子21のゲート容量より大きい場合には、第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より小さくなるように外部接続用パッドを選択する。同様にして、第1SW素子11のゲート容量が第2SW素子21のゲート容量より小さい場合には、第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より大きくなるように外部接続用パッドを選択する。
第1バランス抵抗とは、複数の第1バランス抵抗素子12のうち、第1SW素子11に対して機能する抵抗の合成抵抗のことである。例えば、図1に示す外部接続用第1パッド13aを選択した場合、3つの第1バランス抵抗素子12の合成抵抗が第1バランス抵抗に相当する。
第2バランス抵抗とは、複数の第2バランス抵抗素子22のうち、第2SW素子21に対して機能する抵抗の合成抵抗のことである。例えば、図1に示す外部接続用第2パッド23aを選択した場合、1つの第2バランス抵抗素子22の抵抗が第2バランス抵抗に相当する。
なお、図1に示す例では、第1SW素子11と第2SW素子21とでゲート容量が異なる。そのため、4つの第1パッド13の中から選択される外部接続用第1パッド13aは、4つの第2パッド23の中から選択される外部接続用第2パッド23aとは異なる位置のパッドが選択されている。つまり、第1バランス抵抗と第2バランス抵抗とが異なるように選択されている。
より詳細には、第1SW素子11のゲート容量をCg1とする。第1バランス抵抗をRb1とする。第1バランス抵抗Rb1にゲート容量Cg1を乗算した値を、第1乗算値Cg1・Rb1とする。第2SW素子21のゲート容量をCg2とする。第2バランス抵抗をRb2とする。第2バランス抵抗Rb2にゲート容量Cg2を乗算した値を、第2乗算値Cg2・Rb2とする。そして、第1乗算値Cg1・Rb1と第2乗算値Cg2・Rb2との差分が最小となるように、外部接続用パッド13a,23aが選択されている。
具体的には、第1乗算値Cg1、Cg2は、半導体プロセスに基づく特性ずれなので、±20%程度のずれが想定される。仮に、ゲート容量の出来栄えの中心値が10nFの場合、8~12nFの範囲が想定される。一方、第1バランス抵抗Rb1と第2バランス抵抗Rb2は、1.8、2.0、2.2Ωから選択が可能となっている。
例えば、第1SW素子11のゲート容量Cg1が8~9.5nFの場合には2.2Ωを選択し、9.5~1.05nFの場合には2.0Ωを選択し、1.05~1.2nFの場合には1.8Ωを選択する。これにより、Cg1・Rb1の範囲は1.76~2.16nsとなる。Cg2・Rg2の範囲についても同様で、1.76~2.16nsとなる。バランス抵抗Rb1、Rb2を2Ωしか選択できない場合には、1.6~2.4nsの範囲となる。つまり、バランス抵抗値を選定することで、ゲート容量とバランス抵抗の乗算値の差分を小さくすることができている。
次に、ボンディング工程において、先に選択された外部接続用第1パッド13a、及び第1信号端子110に、第1ワイヤ120をボンディングする。また、先に選択された外部接続用第2パッド23a、及び第2信号端子210に、第2ワイヤ220をボンディングする。
その後、ターミナル60、導電部材50C,50E、及び主端子70C,70Eをはんだ接続する。その後、半導体チップ10,20等を封止するよう、封止体30を樹脂成形する。その後、半導体装置5と制御装置90とをバスバー6で接続する。
<作用効果>
上記した半導体装置5は、互いに並列接続されて1つのアームを形成する第1SW素子11及び第2SW素子21と、バランス抵抗素子12,22と、パッド13,23と、を備える。バランス抵抗素子12,22には、第1SW素子11のゲート端子に直列接続された複数の第1バランス抵抗素子12と、第2SW素子21のゲート端子に直列接続された複数の第2バランス抵抗素子22と、が含まれている。パッド13,23には、各々の第1バランス抵抗素子12の端部に電気接続された第1パッド13と、各々の第2バランス抵抗素子22の端部に電気接続された第2パッド23と、が含まれている。そして、外部接続用第1パッド13a、及び外部接続用第2パッド23aは、互いに電気接続されるとともに、ゲート電流を供給する駆動回路92に電気接続されている。また、複数の第1パッド13の少なくとも1つはオープン状態であり、複数の第2パッド23の少なくとも1つはオープン状態である。
これによれば、複数の第1パッド13の中から外部接続用第1パッド13aを選択することで、第1バランス抵抗素子12による合成抵抗(第1バランス抵抗)を調整できる。同様にして、複数の第2パッド23の中から外部接続用第2パッド23aを選択することで、第2バランス抵抗素子22による合成抵抗(第2バランス抵抗)を調整できる。
よって、ゲート容量に起因する過渡電流傾きについて、第1SW素子11と第2SW素子21とのばらつきを抑制できる。つまり、上記選択を行うことで、過渡電流アンバランスを抑制できる。よって、第1SW素子11と第2SW素子21とにおける、SW損失ばらつきに起因した発熱量ばらつきを抑制できる。その結果、SW損失の大きい側のSW素子に合わせて、アームの出力が制限されてしまう不具合を抑制できる。また、SW損失の大きい側のSW素子の寿命がアームの寿命になってしまう不具合を抑制できる。さらに、第1SW素子11と第2SW素子21とにおける、スイッチング時のストレスばらつきを抑制できる。その結果、SW素子へのストレスが大きい側のSW素子に合わせて、アームのスイッチング速度が制限されてしまう不具合を抑制できる。
また、図1の例では、計測用パッド13b,23bとは別のパッドが、外部接続用パッド13a,23aとして選択されている。そのため、合成抵抗による第1バランス抵抗、及び第2バランス抵抗が、ゼロより大きい値に設定される。よって、以下に説明するLC共振によるゲート発振を抑制できる。すなわち、第1SW素子11のゲートと第2SW素子21のゲートは、バスバー6を介して電気接続されている。そのため、両ゲート間で配線ループが形成される。このループ配線に寄生して存在するインダクタンスと、SW素子11,21のゲート容量とで、LC共振することが懸念される。このようなLC共振は、ループ配線に存在する抵抗、つまり第1バランス抵抗と第2バランス抵抗により減衰される。したがって、本実施形態によれば、LC共振によるゲート発振が抑制される。
なお、このようなゲート発振の抑制を鑑みて、バランス抵抗素子12,22の各々は、LC共振を生じさせない閾抵抗値より大きい値に設定されていることが望ましい。
さらに、本実施形態に係る並列スイッチング回路は、ゲート抵抗93(調整回路)を備える。ゲート抵抗93は、外部接続用第1パッド13a及び外部接続用第2パッド23aに電気接続され、ゲート電流の大きさを調整するものである。このように、バランス抵抗素子12,22とは別にゲート抵抗93を備えることによれば、ゲート電流調整の機能をゲート抵抗93に持たせることができる。よって、バランス抵抗素子12,22の抵抗値を、上記LC共振を生じさせない閾抵抗値を下回らない範囲で小さくできる。そうすると、先述した過渡電流の増大傾きまたは減少傾きを大きくして、過渡電流の変化を急峻にできる。よって、SW損失を低減できるとともに、スイッチング速度を高速にできる。
さらに、本実施形態に係る並列スイッチング回路は、計測用第1パッド13bと計測用第2パッド23bを備える。つまり、複数の第1パッド13には、第1SW素子11のゲートと同電位のパッド(計測用第1パッド13b)が含まれている。複数の第2パッド23には、第2SW素子21のゲートと同電位のパッド(計測用第2パッド23b)が含まれている。そのため、バランス抵抗調整用のパッドを、ゲート容量等のSW素子特性を計測する計測用パッド13b,23bとしても利用することができる。また、SW素子特性を計測する工程と、バランス抵抗素子12,22の抵抗値を計測する工程とを、同じ工程で実施することができる。バランス抵抗素子12,22の抵抗値を計測することが可能となっているため、抵抗値の出来栄えばらつき精度が低い場合であっても、SW素子特性を計測することで、所望の抵抗値を選定するボンディング接続を選択可能となる。また、抵抗をトリミングすることも可能となり、より、高い効果作用を得ることも可能となる。
ここで、ゲート信号のオン時点から、SW素子のゲート電流が徐々に増大して飽和するまでの遅れ時間は、ゲート容量が大きいほど長くなり、かつ、バランス抵抗が大きいほど長くなる。つまり、SW素子のゲートにおける過渡電流の時定数は、バランス抵抗とゲート容量の乗算値によって特定される。
この点を鑑み、本実施形態では、第1SW素子11のゲート容量が第2SW素子21のゲート容量より大きい場合に、第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より小さくなるように、外部接続用パッド13a,23aが選択されている。同様にして、第1SW素子11のゲート容量が第2SW素子21のゲート容量より小さい場合には、第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より大きくなるように、外部接続用パッド13a,23aが選択されている。そのため、第1SW素子11と第2SW素子21とで上記時定数が近い値になるようにバランス抵抗が調整される。よって、過渡電流アンバランス抑制の効果を促進できる。
さらに本実施形態では、第1乗算値Cg1・Rb1と第2乗算値Cg2・Rb2との差分が最小となるように、外部接続用パッド13a,23aが選択されている。第1乗算値Cg1・Rb1は、第1バランス抵抗Rb1にゲート容量Cg1を乗算した値である。第2乗算値Cg2・Rb2は、第2バランス抵抗Rb2にゲート容量Cg2を乗算した値である。よって、過渡電流アンバランス抑制の効果をさらに促進できる。
さらに、本実施形態に係る並列スイッチング回路では、第1SW素子11及び第2SW素子21は、封止体30により封止されて一体化されている。加えて、並列スイッチング回路は、第1ワイヤ120、第2ワイヤ220、第1信号端子110、及び第2信号端子210を備える。第1ワイヤ120は、外部接続用第1パッド13aと第1信号端子110とを接続し、第2ワイヤ220は、外部接続用第2パッド23aと第2信号端子210とを接続する。そして、第1信号端子110のうち第1ワイヤ120との接続箇所、及び第2信号端子210のうち第2ワイヤ220との接続箇所は、封止体30の内部に位置する。
これによれば、半導体チップ10,20、信号端子110,210、及びワイヤ120,220を封止体30で一体化したパッケージ製品(半導体装置5)を、過渡電流アンバランス調整済みの状態で提供できる。
さらに本実施形態では、上記第1実施形態では、半導体チップ10,20が有する半導体基板に、バランス抵抗素子12,22(抵抗部品)が形成されている。つまり、半導体チップ10,20に抵抗部品が内蔵されている。そのため、第1SW素子11のゲートと第2SW素子21のゲートとの間で形成される配線ループを、短くできる。その結果、ループ配線に寄生して存在するインダクタンスを小さくできるので、LC共振を生じさせない閾抵抗値を小さくできる。これにより、バランス抵抗素子12,22の値を小さくできる。よって、スイッチング速度を高速にできるとともに、SW損失の低減を図ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る並列スイッチング回路は、図4に示す第1ダイオード14、第2ダイオード24、及び短絡ワイヤ120a,220aを備える。
第1ダイオード14は、第1SW素子11のゲート電流の向きに応じて第1バランス抵抗が異なる値となるよう、複数の第1バランス抵抗素子12の少なくとも1つと並列接続されている。第2ダイオード24は、第2SW素子21のゲート電流の向きに応じて第2バランス抵抗が異なる値となるよう、複数の第2バランス抵抗素子22の少なくとも1つと並列接続されている。
短絡ワイヤ120a,220aは、外部接続用パッド13a,23aとは別の任意の2つのパッドを短絡させる。これにより、短絡対象となるバランス抵抗素子12,22の抵抗値は、合成抵抗であるバランス抵抗に含まれなくなる。要するに、外部接続用パッド13a,23aを選択することに加え、短絡ワイヤ120a,220aによる短絡対象を選択することによっても、バランス抵抗の値は調整され得る。
図4に示す第1半導体チップ10の例では、第1バランス抵抗素子12が4個備えられ、そのうちの2個と、第1ダイオード14は並列接続されている。そして、ゲート電流の向きが第1ダイオード14の順方向である場合には、第1ダイオード14に並列接続されている2個の第1バランス抵抗素子12がバイパスされる。よって、これら2個の第1バランス抵抗素子12を除いた合成抵抗が、第1バランス抵抗に相当する。
一方、ゲート電流の向きが第1ダイオード14の逆方向である場合には、第1ダイオード14に並列接続されている2個の第1バランス抵抗素子12のうち、短絡ワイヤ120aにより短絡された1個がバイパスされる。よって、1個の第1バランス抵抗素子12を除いた合成抵抗が、第1バランス抵抗に相当する。
図4に示す第2半導体チップ20の例では、第2バランス抵抗素子22が4個備えられ、そのうちの2個と、第2ダイオード24は並列接続されている。そして、ゲート電流の向きが第2ダイオード24の順方向である場合には、第2ダイオード24に並列接続されている2個の第2バランス抵抗素子22がバイパスされる。加えて、短絡ワイヤ220aにより短絡された1個の第2バランス抵抗素子22もバイパスされる。よって、これら3個の第2バランス抵抗素子22を除いた合成抵抗が、第2バランス抵抗に相当する。
一方、ゲート電流の向きが第2ダイオード24の逆方向である場合には、4個の第2バランス抵抗素子22のうち、短絡ワイヤ220aにより短絡された1個の第2バランス抵抗素子22がバイパスされる。よって、1個の第2バランス抵抗素子22を除いた合成抵抗が、第2バランス抵抗に相当する。
ここで、SW素子の素子特性には、先述したゲート容量とは別に、ゲート閾値電圧が挙げられる。ゲート閾値電圧とは、SW素子をオン作動させるのに要するゲート電圧の最小値である。
本実施形態では、第1SW素子11のゲート閾値電圧が第2SW素子21のゲート閾値電圧より高い場合には、外部接続用パッド13a,23aは次のように選択されている。すなわち、オン作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より小さく、オフ作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より大きくなるように選択されている。
また、第1SW素子11のゲート閾値電圧が第2SW素子21のゲート閾値電圧より低い場合には、外部接続用パッド13a,23aは次のように選択されている。すなわち、オン作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より大きく、オフ作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より小さくなるように選択されている。
<作用効果>
ここで、ゲート閾値電圧が低いほど、オン信号を出力してからSW素子がオン作動するまでの時間が短くなり、迅速にオン作動することになる。その一方で、ゲート閾値電圧が低いほど、オフ信号を出力してからSW素子がオフ作動するまでの時間は長くなり、緩慢なオフ作動となる。
この点を鑑み、本実施形態に係る半導体装置5は、バランス抵抗素子12,22に並列接続されたダイオード14,24を備える。そのため、SW素子11,21のオン作動時とオフ作動時とで、バランス抵抗を異ならせることができる。例えば、オン作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より大きく、オフ作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より小さくなるように設定できる。また、オン作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より小さく、オフ作動時には第1バランス抵抗が第2バランス抵抗より大きくなるように設定できる。
したがって、ゲート閾値電圧を異にする第1SW素子11と第2SW素子21とで、オン作動の速度がばらつくことや、オフ作動の速度がばらつくことを抑制できる。よって、第1SW素子11と第2SW素子21とでSW損失がばらつくことを抑制できる。
さらに、本実施形態に係る半導体装置5は、短絡ワイヤ120a,220aを備える。そのため、図4に例示するように、第1半導体チップ10と第2半導体チップ20とで、短絡ワイヤ120a,220aによる短絡位置を異ならせることで、第1バランス抵抗と第2バランス抵抗とを異ならせることができる。
また、第1半導体チップ10と第2半導体チップ20とで、外部接続用パッドを同位置に選択しつつ短絡位置を異ならせることができる。これによれば、第1バランス抵抗と第2バランス抵抗とをオン作動時には同じ抵抗値にしつつ、オフ作動時には異なる抵抗値にすることも可能である。
(第3実施形態)
本実施形態に係る半導体装置5は、図1に示す半導体装置5に、図5及び図6に示す短絡ワイヤ120aを追加した構成である。短絡ワイヤ120aは、複数の第1パッド13のうち任意の2つのパッドを短絡させる。いずれのパッドを短絡させるかを選択することは、短絡対象となるバランス抵抗素子を選択することを意味する。そして、短絡対象となる第1バランス抵抗素子12を選択することで、第1バランス抵抗を調整できる。
また、外部接続用第1パッド13aの選択位置と外部接続用第2パッド23aの選択位置とを同一にしつつも、短絡対象を選択することで第1バランス抵抗と第2バランス抵抗との割合を調整できる。例えば、図5に示す外部接続用第1パッド13aの選択位置と、図6に示す外部接続用第1パッド13aの選択位置は同一である。しかし、図5と図6とでは、短絡ワイヤ120aによる短絡対象が異なるので、第1バランス抵抗と第2バランス抵抗とを異なる値にできる。
(第4実施形態)
上記第1実施形態では、半導体チップ10,20が有する半導体基板に、バランス抵抗素子12,22(抵抗部品)が形成されている。つまり、抵抗部品が封止体30の内部に配置されており、半導体チップ10,20に内蔵されている。これに対し本実施形態では、半導体チップ10,20の外部に抵抗部品が配置されている。
具体的には、図7に示すように、第1半導体チップ10が実装された回路基板130に、第1バランス抵抗素子の代わりとなる第1抵抗部品12が実装されている。この回路基板130には第1パッド13も設けられている。また、第2半導体チップ20が実装された回路基板230に、第2バランス抵抗素子の代わりとなる第2抵抗部品22が実装されている。この回路基板230には第2パッド23も設けられている。これらの回路基板130,230は、信号端子110,210とともに支持部材7に支持されている。これによれば、半導体チップ10、20の半導体プロセスとは別の工程で抵抗部品12、22を作成することになるので、抵抗値の精度向上が可能である。
(第5実施形態)
上記第1実施形態では、第1半導体チップ10と第2半導体チップ20の各々に、第1信号端子110と第2信号端子210といった別々の信号端子が設けられている。そして、半導体装置5の外部において、第1信号端子110と第2信号端子210がバスバー6により電気接続されている。これに対し本実施形態では、図8に示すように、第1半導体チップ10と第2半導体チップ20の各々に共通した信号端子510が設けられている。すなわち、第1ワイヤ120と第2ワイヤ220は、共通した1つの信号端子510にボンディングされている。
これによれば、第1SW素子11のゲートと第2SW素子21のゲートとの間で形成される配線ループを、より一層短くできる。その結果、ループ配線に寄生して存在するインダクタンスをより一層小さくできるので、LC共振を生じさせない閾抵抗値をさらに小さくできる。これにより、バランス抵抗素子12,22の値をさらに小さくでき、スイッチング速度を高速にできるとともに、SW損失の低減を図ることができる。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
上記各実施形態では、ゲート電流の大きさを調整する調整回路は、ゲート抵抗93により実現されている。これに対し、ゲート抵抗93に替えて、ドライバIC内蔵の定電流回路を調整回路としてもよい。また、これらの調整回路を廃止して、第1抵抗部品12および第2抵抗部品22に、ゲート抵抗93の機能を持たせてもよい。
上記各実施形態では、信号端子110,210等の外部端子とバランス抵抗素子12,22とを電気接続する部材にワイヤ120,220が用いられている。これに対し、ワイヤ120,220に替えて、フレキシブル基板を用いてもよいし、DBC(Direct Bonded Copper)基板を用いてもよい。
上記各実施形態では、1つのアームは、並列接続された2つの半導体チップ10,20を備えて構成されている。これに対し、1つのアームは、並列接続された3つ以上の半導体チップを備えて構成されていてもよい。
複数の第1バランス抵抗素子12の各々は、同じ抵抗値に設定されていてもよいし、異なる抵抗値に設定されていてもよい。複数の第2バランス抵抗素子22の各々も同様にして、同じ抵抗値でも異なる抵抗値でもよい。また、第1バランス抵抗素子12及び第2バランス抵抗素子22は、同じ個数であってもよい。その場合、第1バランス抵抗素子12と第2バランス抵抗素子22とで、個々の抵抗値が同じに設定されていてもよい。
抵抗部品を構成する抵抗素子は、多結晶シリコンを用いたポリ抵抗に限らず、拡散層を用いた拡散抵抗であってもよい。また、レーザ照射等により抵抗体をトリミングして形成されるトリミング抵抗であってもよい。
上記各実施形態では、ゲート電極と同電位になっている計測用パッド13b,23bが、複数のパッド13,23の中に含まれている。これに対し、計測用パッド13b,23bは廃止されていてもよい。
上記各実施形態では、複数の第1バランス抵抗素子12が直列に接続されている。これに対し、図9に示すように、複数の第1バランス抵抗素子12が並列に接続されていてもよい。第2バランス抵抗素子22ついても同様であり、並列に接続されていてもよい。この場合、複数の第1バランス抵抗素子12は、各々異なる抵抗値に設定されている。複数の第2バランス抵抗素子22についても同様にして、各々異なる抵抗値に設定されている。
上記各実施形態では、第1信号端子110と第2信号端子210が、バスバー6を介して電気接続されている。これに対して、第1信号端子110と第2信号端子210が、駆動基板94に各々直接接続されており、駆動基板94上で電気的に接続されていてもよい。
上記各実施形態では、複数備えられている第1パッド13及び第2パッド23の各々は、所定方向に1列に並べて配置されており、第1パッド13が並ぶ所定方向と第2パッド23が並ぶ所定方向とは一致している。つまり、複数の第1パッド13と複数の第2パッド23は、所定方向に1列に並べて配置されている。これに対して、所定方向に1列に並べて配置されていなくてもよい。
上記各実施形態では、複数の第1パッド13の中から選択された外部接続用第1パッド13aは1つである。これに対し、図10に示すように、複数の第1パッド13の中から選択される外部接続用第1パッド13aは、複数であってもよい。外部接続用第2パッド23aについても同様にして複数であってもよい。
外部接続用パッド13a,23aを選択するにあたり、以下の条件A、B、Cの全てを満たすように選択してもよいし、1つの条件を満たすように選択してもよいし、任意の2つの条件を満たすように選択してもよい。条件Aは、第1SW素子11のゲート容量が第2SW素子21のゲート容量より大きい場合に、第1バランス抵抗を第2バランス抵抗より小さくすることである。条件Bは、第1乗算値Cg1・Rb1と第2乗算値Cg2・Rb2との差分を最小にすることである。条件Cは、第1SW素子11のゲート閾値電圧が第2SW素子21のゲート閾値電圧より高い場合に、オン作動時には第1バランス抵抗を第2バランス抵抗より小さく、オフ作動時には第1バランス抵抗を第2バランス抵抗より大きくすることである。
11 第1スイッチング素子、 110 第1信号端子、 12 第1抵抗部品、 120 第1ワイヤ、 13 第1パッド、 13a 外部接続用第1パッド、 14 第1ダイオード、 21 第2スイッチング素子、 210 第2信号端子、 22 第2抵抗部品、 220 第2ワイヤ、 23 第2パッド、 23a 外部接続用第2パッド、 24 第2ダイオード、 30 封止体、 510 信号端子、 92 駆動回路、 93 調整回路。

Claims (10)

  1. 互いに並列接続されて1つのアームを形成する第1スイッチング素子(11)及び第2スイッチング素子(21)と、
    前記第1スイッチング素子のゲートに接続された複数の第1抵抗部品(12)と、
    前記第2スイッチング素子のゲートに接続された複数の第2抵抗部品(22)と、
    各々の前記第1抵抗部品の端部に電気接続された複数の第1パッド(13)と、
    各々の前記第2抵抗部品の端部に電気接続された複数の第2パッド(23)と、を備え、
    複数の前記第1パッドの中から前記第1スイッチング素子の素子特性に応じて選択された少なくとも1つである外部接続用第1パッド(13a)、及び複数の前記第2パッドの中から前記第2スイッチング素子の素子特性に応じて選択された少なくとも1つである外部接続用第2パッド(23a)は、互いに電気接続されるとともに、ゲート電流を供給する駆動回路(92)に電気接続され、
    前記駆動回路と前記外部接続用第1パッド及び前記外部接続用第2パッドとの電気接続に介在して、ゲート電流の大きさ調整する抵抗を含む調整回路(93)をさらに備え、
    複数の前記第1抵抗部品は、前記第1スイッチング素子が形成されている第1半導体チップ(10)に内蔵され、
    複数の前記第2抵抗部品は、前記第2スイッチング素子が形成されている第2半導体チップ(20)に内蔵され、
    複数の前記第1パッドの少なくとも1つはオープン状態であり、複数の前記第2パッドの少なくとも1つはオープン状態であり、
    複数の前記第1抵抗部品、及び、複数の前記第2抵抗部品の各々は、前記調整回路の抵抗に比べて小さい抵抗値に設定されている並列スイッチング回路。
  2. 複数の前記第1パッドには、前記第1スイッチング素子のゲートと同電位のパッドが含まれており、
    複数の前記第2パッドには、前記第2スイッチング素子のゲートと同電位のパッドが含まれている請求項に記載の並列スイッチング回路。
  3. 複数の前記第1抵抗部品のうち、前記第1スイッチング素子に対して機能する抵抗の合成抵抗を第1バランス抵抗とし、
    複数の前記第2抵抗部品のうち、前記第2スイッチング素子に対して機能する抵抗の合成抵抗を第2バランス抵抗とし、
    前記第1スイッチング素子のゲート容量は、前記第2スイッチング素子のゲート容量より大きく、
    前記外部接続用第1パッド及び前記外部接続用第2パッドは、前記第1バランス抵抗が前記第2バランス抵抗より小さくなるように選択されている請求項1または2に記載の並列スイッチング回路。
  4. 複数の前記第1抵抗部品のうち、前記第1スイッチング素子に対して機能する抵抗の合成抵抗を第1バランス抵抗とし、
    複数の前記第2抵抗部品のうち、前記第2スイッチング素子に対して機能する抵抗の合成抵抗を第2バランス抵抗とし、
    前記第1スイッチング素子のゲート容量に前記第1バランス抵抗を乗算した値を第1乗算値とし、
    前記第2スイッチング素子のゲート容量に前記第2バランス抵抗を乗算した値を第2乗算値とし、
    前記外部接続用第1パッド及び前記外部接続用第2パッドは、前記第1乗算値と前記第2乗算値との差分が最小となるように選定されている請求項1~のいずれか1つに記載の並列スイッチング回路。
  5. 複数の前記第1抵抗部品のうち、前記第1スイッチング素子に対して機能する抵抗の合成抵抗を第1バランス抵抗とし、
    複数の前記第2抵抗部品のうち、前記第2スイッチング素子に対して機能する抵抗の合成抵抗を第2バランス抵抗とし、
    前記第1スイッチング素子のゲート電流の向きに応じて前記第1バランス抵抗が異なる値となるよう、複数の前記第1抵抗部品の少なくとも1つと並列接続された第1ダイオード(14)と、
    前記第2スイッチング素子のゲート電流の向きに応じて前記第2バランス抵抗が異なる値となるよう、複数の前記第2抵抗部品の少なくとも1つと並列接続された第2ダイオード(24)と、を備える請求項1~のいずれか1つに記載の並列スイッチング回路。
  6. 前記第1スイッチング素子のゲート閾値電圧は、前記第2スイッチング素子のゲート閾値電圧より高く、
    前記外部接続用第1パッド及び前記外部接続用第2パッドは、スイッチオン作動時には前記第1バランス抵抗が前記第2バランス抵抗より小さく、スイッチオフ作動時には前記第1バランス抵抗が前記第2バランス抵抗より大きくなるように選択されている請求項に記載の並列スイッチング回路。
  7. 前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子は、封止体(30)により封止されて一体化されている請求項1~のいずれか1つに記載の並列スイッチング回路。
  8. 前記外部接続用第1パッドに接続された第1電気接続部材(120)と、
    前記外部接続用第2パッドに接続された第2電気接続部材(220)と、
    前記第1電気接続部材及び前記第2電気接続部材の両方に接続された信号端子(510)と、を備え、
    前記信号端子のうち前記第1電気接続部材及び前記第2電気接続部材との接続箇所は、前記封止体の内部に位置する請求項に記載の並列スイッチング回路。
  9. 前記外部接続用第1パッドに接続された第1電気接続部材(120)と、
    前記外部接続用第2パッドに接続された第2電気接続部材(220)と、
    前記第1電気接続部材に接続された第1信号端子(110)と、
    前記第2電気接続部材に接続された第2信号端子(210)と、を備え、
    前記第1信号端子のうち前記第1電気接続部材との接続箇所、及び前記第2信号端子のうち前記第2電気接続部材との接続箇所は、前記封止体の内部に位置する請求項に記載の並列スイッチング回路。
  10. 前記第1抵抗部品は、前記第1スイッチング素子が形成されている半導体基板に形成された抵抗素子であり、
    前記第2抵抗部品は、前記第2スイッチング素子が形成されている半導体基板に形成された抵抗素子である、請求項1~のいずれか1つに記載の並列スイッチング回路。
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