JP7205124B2 - 飲料供給装置及びセンサ異常検出方法 - Google Patents

飲料供給装置及びセンサ異常検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、飲料供給制御が可能である場合であっても、隠れたセンサの故障あるいは誤検知を検出することができる飲料供給装置及びセンサ異常検出方法に関する。
従来、例えばコンビニエンスストア等の店舗には、コーヒーマシン等の飲料供給販売装置が設置されている。飲料供給販売装置は、利用者により飲料が選択された場合に、例えばコーヒー豆挽き及びドリッピングの抽出処理等を行って飲料を生成し、容器であるカップに対して飲料を供給するものである。
このような飲料供給販売装置では、利用者がPOSレジスタでカップのサイズの指定及び飲料種を注文して精算を行ったカップを飲料供給販売装置にセットし、飲料のメニューボタンを選択することによってカップに飲料が供給される。
例えば、特許文献1には、利用者の注文に応じて情報コードが用意され、店員がその情報コードをカップに取り付けたものを利用者が受け取り、そのカップを飲料吐出装置の受け皿にセットすると、自動で飲料容器に貼り付けられた情報コードをコード読取部が読み取り、その読取結果に応じて、販売可能な飲料メニューをタッチパネルに表示し、利用者が表示された飲料メニューの中から所望の飲料を選択するものが記載されている。
特開2017-7715号公報
ところで、例えば、コーヒー飲料を供給する場合、従来は色センサによって識別してホット用容器かアイス用容器かの飲料種別を判別した後、容器のサイズを識別せずにホットあるいはアイスのコーヒー飲料を容器に供給していたため、容器のサイズとは異なるコーヒー飲料を供給してしまう場合があった。
このため、容器のサイズを識別するサイズセンサを容器の高さ方向の異なる位置に複数設けることによって、容器のサイズに対応した容量のコーヒー飲料を供給することができる。この場合、飲料種別が判別されていると、判別された飲料種別に対するサイズセンサの最低限の検出結果を用いて飲料の容量を決定して、飲料供給制御を行うことができる。
しかしながら、このような最低限の検出結果を用いたあいまいな飲料供給制御を行っていると、サイズセンサが故障していたり、誤検知をしている場合、間違った容量の飲料を供給してしまう場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、飲料供給制御が可能である場合であっても、隠れたセンサの故障あるいは誤検知を検出することができる飲料供給装置及びセンサ異常検出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる飲料供給装置は、飲料を生成する飲料生成部を備え、配置された容器に対して前記飲料生成部から飲料を供給する飲料供給装置であって、前記容器の飲料種別を検出する飲料種別センサと、前記容器のサイズを検出する容器サイズセンサと、前記飲料種別センサが検出した飲料種別と前記容器サイズセンサが検出した容器サイズとの予め設定された検出組合せをもとに、飲料種別と飲料容量とを決定して飲料を生成して前記容器に供給する飲料供給制御部と、前記飲料種別と前記飲料容量との決定に関係しない前記飲料種別センサ及び前記容器サイズセンサを含むセンサの検出結果に、発生し得ない、あるいは発生し難い検出結果が含まれる場合、前記飲料種別センサ及び/又は前記容器サイズセンサは異常であると判定する異常検出部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる飲料供給装置は、上記の発明において、前記容器サイズセンサは、前記容器の高さ方向に対して異なる位置に配置され、高さの異なる2以上の容器サイズを検出する2以上の容器サイズセンサであり、前記異常検出部は、高い位置に配置された容器サイズセンサが容器有りと検出し、低い位置に配置された容器サイズセンサが容器無しと検出している場合、前記容器サイズセンサが異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる飲料供給装置は、上記の発明において、前記容器が載置されて飲料が供給される飲料供給空間内における前記容器の有無を検出する容器検出センサを備え、前記異常検出部は、前記容器検出センサが容器無しと検出している場合に、前記容器サイズセンサが、容器有りと検出している場合、前記飲料種別センサ及び/又は前記容器サイズセンサが異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる飲料供給装置は、上記の発明において、前記容器が載置されて飲料が供給される飲料供給空間に対する開閉を行う開閉扉と、前記開閉扉の開閉を検出する扉開閉検出部と、前記飲料供給空間内に配置された前記飲料種別センサ及び前記容器サイズセンサを含む各種センサに対して前記開閉扉が閉となって待機状態である場合、前記各種センサをオフにし、前記開閉扉が開から閉になる場合、開となった時点から所定時間、前記各種センサをオフ状態にする制御を行う制御部と、を備え、前記異常検出部は、前記開閉扉が閉から開になった時点から前記所定時間内に前記各種センサがオン状態である場合、前記各種センサが異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる飲料供給装置は、上記の発明において、前記異常検出部は、飲料供給時における前記飲料種別センサ又は前記容器サイズセンサの検出結果が連続して所定回以上、同一検出結果である場合、同一検出結果を出力した飲料種別センサ又は前記容器サイズセンサが異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる飲料供給装置は、上記の発明において、前記異常検出部が異常を検出した場合、異常が発生した旨のエラー報知を行うエラー報知処理部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる飲料供給装置は、上記の発明において、前記異常検出部が異常を検出した場合、異常発生箇所の点検を促す案内を行う案内処理部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるセンサ異常検出方法は、飲料を生成する飲料生成部を備え、配置された容器に対して前記飲料生成部から飲料を供給する飲料供給装置のセンサ異常検出方法であって、前記容器の飲料種別を検出する飲料種別センサが検出飲料種別と前記容器のサイズを検出する容器サイズセンサが検出した容器サイズとの予め設定された検出組合せをもとに、飲料種別と飲料容量とを決定して飲料を生成して前記容器に供給する飲料供給制御ステップと、前記飲料種別と前記飲料容量との決定に関係しない前記飲料種別センサ及び前記容器サイズセンサを含むセンサの検出結果に、発生し得ない、あるいは発生し難い検出結果が含まれる場合、前記飲料種別センサ及び/又は前記容器サイズセンサは異常であると判定する異常検出ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、飲料供給制御が可能である場合であっても、隠れたセンサの故障あるいは誤検知を検出することができる。
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した飲料供給装置の制御系を示すブロック図である。 図3は、飲料供給空間における飲料種別センサ、容器サイズセンサ、容器検出センサの配置位置を示す図である。 図4は、容器種別及び容器サイズを検出する最低限のセンサ出力の一例を示す図である。 図5は、発生し得ないセンサ出力の組み合わせを説明する説明図である。 図6は、図2に示した制御部による飲料供給制御処理手順を示すフローチャートである。 図7は、変形例1の制御部による飲料供給制御処理手順を示すフローチャートである。 図8は、変形例2の制御部による飲料供給制御処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置1の外観構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した飲料供給装置1の制御系を示すブロック図である。なお、ここで例示する飲料供給装置1は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されるコーヒーマシンであり、例えばコーヒー豆挽き及びドリッピングの抽出処理を行って、例えばカップ等の容器Cにコーヒー等の飲料を供給するものである。
図1に示すように、飲料供給装置1は、本体キャビネット2及び前面扉3を有する。本体キャビネット2は、前面が開口した略直方状の形態を成すものである。この本体キャビネット2の内部には、飲料(例えばコーヒー)を生成する飲料生成部44が設けてある。
前面扉3は、本体キャビネット2の前面の開口を閉塞するのに十分な大きさを有する扉体である。この前面扉3は、本体キャビネット2の前方側の一側縁部において、上下方向に沿って延在する図示せぬ軸部の中心軸回りに揺動可能に設けてあり、本体キャビネット2の前面の開口を開閉することが可能である。
前面扉3は、前面が接客面を構成しており、表示操作部10及び開閉扉4が設けてある。表示操作部10は、例えばタッチパネルで構成され、各種情報を表示するとともに、各種操作入力が可能である。表示操作部10には、飲料の生成及び供給の開始を指示する確認ボタン10aが表示される。
開閉扉4は、表示操作部10の下方側に設けられ、開閉扉4の奥行き方向には飲料供給空間EAが形成される。飲料供給空間EAには、ノズル5及びステージ6を有する。ノズル5は、飲料生成部44で生成された飲料を下方に向けて吐出するものである。ステージ6は、ノズル5の下方域に設けてある。このステージ6は、容器Cを載置させるものであり、円弧状のストッパ7が設けてある。すなわち、飲料供給空間EAは、容器Cが配置される配置領域でもある。
開閉扉4は、例えば透明な樹脂等の透光性材料により構成されるものであり、飲料供給空間EAの入口側を覆うのに十分な大きさを有している。この開閉扉4は、左側端部が前面扉3に軸支されており、前後方向に沿って揺動可能なものである。つまり、開閉扉4は、飲料供給空間EAに近接離反する態様で前後方向に沿って揺動可能であり、飲料供給空間EAに近接する態様で後方に揺動する場合に飲料供給空間EAの入口側を閉成させることが可能であり、飲料供給空間EAから離隔する態様で前方に揺動する場合に飲料供給空間EAの入口側を開成させることが可能である。
図2に示すように、飲料供給装置1は、表示操作部10、出力部11、容器検出部20、情報読取部30、扉開閉検出部41、扉開閉ロック機構42、記憶部43、飲料生成部44及び制御部50を有する。
表示操作部10は、タッチパネルなどの入出力インターフェースであり、各種情報の表示及び操作入力を行う。表示操作部10は、確認ボタン10aを有する。
出力部11は、音声を含む音を出力する出力インターフェースであり、例えばスピーカである。
容器検出部20は、例えば光センサ等の容器検出センサ21を有し、飲料供給空間EAにおける容器Cの配置の有無、すなわちステージ6に容器Cが載置されたか否かを検出するものである。
情報読取部30は、飲料供給空間EAに設けてあり、飲料種別センサ31、容器サイズセンサ32を有する。容器サイズセンサ32は、アイス容量大センサ及びホット容量大センサを有する。
図3に示すように、飲料種別センサ31は、飲料供給空間EAの側面に設けられ、容器検出センサ21の上部で、全てのサイズの容器Cを検出できる方向に向けられる。飲料種別センサ31は、容器Cの色を読み取り、飲料種別を判定する。例えば、飲料種別センサ31は、容器Cの色が白色あるいは茶色である場合、ホットコーヒーであると判定し、それ以外の色である場合、アイスコーヒーであると判定する。なお、飲料種別センサ31は、容器Cの色ではなく、容器Cの反射率等から容器Cの材質を検出し、この検出結果から飲料種別を判定するようにしてもよい。なお、容器Cの色の読み取りによる飲料種別の判定には、記憶部43に記憶された飲料判定情報D1を用いて判定する。また、飲料種別センサ31は、容器Cの色の検出と容器Cの材質の検出とのいずれか一方のみではなく、適宜組み合わせたセンサとしてもよい。
上述したように、容器サイズセンサ32は、アイス容量大センサ33及びホット容量大センサ34を有し、容器Cのサイズを検出する。例えば、容器Cのサイズとして、大きい順に、アイスL(ラージ)サイズ、ホットL(ラージ)サイズ、アイスR(レギュラー)サイズ、ホットR(レギュラー)サイズがある場合、アイス容量大センサ33は、飲料供給空間EAの側面に設けられ、アイスLサイズセンサとして、アイスLサイズのみを検出できる高さに配置され、ホット容量大センサ34は、飲料供給空間EAの側面に設けられ、ホットLサイズセンサとして、ホットLサイズのみを検出できる高さに配置される。
飲料種別センサ31及び容器サイズセンサ32は、容器Cの飲料種別と飲料容量とを判別する飲料情報検出部として機能する。飲料情報検出部の機能は、例えば、飲料種別センサ31の検出結果をもとに、アイスコーヒーであるかホットコーヒーであるかを判別し、アイスコーヒーであって、アイス容量大センサ33が容器Cを検出した場合、アイスコーヒーのラージサイズと判定し、アイス容量大センサ33が容器Cを検出しない場合、アイスコーヒーのレギュラーサイズと判定する。また、飲料種別がホットコーヒーである場合、ホット容量大センサ34が容器Cを検出した場合、ホットコーヒーのラージサイズと判定し、ホット容量大センサ34が容器Cを検出しない場合、ホットコーヒーのレギュラーサイズであると判定する。
扉開閉検出部41は、飲料供給空間EAの入口近傍に設けてあり、例えば光センサ等で構成される。扉開閉検出部41は、開閉扉4による入口の開閉を検出するものであり、より詳細には、開閉扉4が閉になったか否かを検出する。
扉開閉ロック機構42は、飲料供給空間EAの入口近傍に設けてある。扉開閉ロック機構42は、開閉扉4が閉となる状態を保持するロックを行うとともに、開閉扉4の開を許容するロック解除を行う。
記憶部43は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、少なくとも飲料判定情報D1、異常判定情報D2及び異常検出情報D3を記憶する。異常判定情報D2は、異常と判定するセンサ検出結果の組み合わせ情報である。異常検出情報D3は、センサ異常検出のログ情報である。
飲料生成部44は、飲料種別センサ31及び容器サイズセンサ32によって検出した飲料種別及び飲料容量の飲料を生成して容器Cに供給する。飲料生成部44は、例えばコーヒー豆挽き及びドリッピングの抽出処理等を行って飲料を生成し、容器Cに対して飲料を供給する。
制御部50は、飲料供給装置1の全体制御を行う制御部であり、飲料供給制御部51、異常検出部52、エラー報知処理部53及び案内処理部54を有する。実際には、飲料供給制御部51、異常検出部52、エラー報知処理部53及び案内処理部54に対応するプログラムを不揮発性メモリや磁気ディスク装置などの記憶装置に記憶しておき、これらのプログラムをメモリにロードして、CPU(Central Processing Unit)で実行することで、対応するプロセスを実行させることになる。
飲料供給制御部51は、飲料種別センサ31及び容器サイズセンサ32が検出した飲料種別及び飲料容量の飲料を、飲料生成部44に生成させ、容器Cに供給する制御を行う。
異常検出部52は、飲料種別と飲料容量との決定に関係しない飲料種別センサ31及び容器サイズセンサ32を含むセンサの検出結果に、発生し得ない、あるいは発生し難い検出結果が含まれる場合、飲料種別センサ31及び/又は容器サイズセンサ32は異常であると判定する。
エラー報知処理部53は、異常検出部52が異常を検出した場合、異常が発生した旨のエラー報知を表示操作部10や出力部11に対して行う。
案内処理部54は、異常検出部52が異常を検出した場合、異常発生箇所の点検を促す案内を表示操作部10や出力部11を介して行う。
<容器種別及び容器サイズの検出>
図4は、容器種別及び容器サイズを検出する最低限のセンサ出力の一例を示す図である。図4に示すように、アイスLサイズセンサ(アイス容量大センサ33)及びホットLサイズセンサ(ホット容量大センサ34)の検出結果がONである場合、容器サイズはLサイズであると判定し、検出結果がOFFである場合、容器サイズはRサイズであると判定する。
しかし、図4に示した容器種別及び容器サイズの判定では、図5に示すように、全てのセンサ出力を用いていない。例えば、図5において、飲料種別センサ31がOFF(アイスコーヒー)で、アイスLサイズセンサがONである場合、容器サイズがLサイズであると判定する。この場合、ホットLサイズセンサのセンサ出力は判定に用いていないので、ホットLサイズセンサの故障あるいはゴミの付着による誤検知があっても、この異常を検出することができない。
異常検出部52は、飲料種別センサ31がOFF(アイスコーヒー)であることを前提とし、アイスLサイズセンサのセンサ出力がONの場合、ホットLサイズセンサのセンサ出力を取得し、アイスLサイズセンサとホットLサイズセンサとの検出組み合わせを得る。そして、アイスLサイズセンサ及びホットLサイズセンサの組み合わせが、それぞれON・ONの場合、正常であるとし、ON・OFFの場合、異常であると判定する。これは、高さが高い位置に配置されるアイスLサイズセンサがONになっているとき、高さが低い位置に配置されるホットLサイズセンサがOFFになるのは、発生し得ない不合理な検出結果だからである。
<飲料供給制御処理>
図6は、図2に示した制御部50による飲料供給制御処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、制御部50は、まず、容器検出部20の検出結果をもとに容器Cが飲料供給空間EAのステージ6にあるか否かを判定する(ステップS110)。容器Cがステージ6にない場合(ステップS110,No)、本判定処理を繰り返す。一方、容器Cがステージ6にある場合(ステップS110,Yes)には、扉開閉検出部41の検知結果をもとに、開閉扉4が閉であるか否かを判定する(ステップS120)。開閉扉4が閉でない場合(ステップS120,No)には、ステップS120の判断処理を繰り返す。一方、開閉扉4が閉である場合(ステップS120,Yes)には、図4及び図5に示した最低限の検出組合せを参照し、飲料種別センサ31及び容器サイズセンサ32の検出結果をもとに、飲料種別と飲料容量とを決定する(ステップS130)。
その後、異常検出部52は、センサ検出結果の組み合わせが発生し得ない不合理なものであるか否かを判定する(ステップS140)。例えば、図5に示したように、アイスLサイズセンサがONで、ホットLサイズセンサがOFFとなる組み合わせがあるか否かを判定する。この判定には、異常判定情報D2を参照する。
センサ検出結果の組み合わせが発生し得ない不合理なものがない場合(ステップS140,No)、制御部50は、表示操作部10に対して、上述したステップS130で判定した飲料種別及び飲料容量の表示と、確認ボタン10aのタッチを案内する案内表示を行う(ステップS150)。
その後、制御部50は、確認ボタン10aがタッチされたか否かを判定する(ステップS160)。確認ボタン10aがタッチされない場合(ステップS160,No)には、ステップS160の判定処理を繰り返す。一方、確認ボタン10aがタッチされた場合(ステップS160,Yes)、扉開閉ロック機構42を用いて開閉扉4を閉状態にロックする(ステップS170)。
その後、制御部50は、飲料供給制御部51を介して飲料生成部44に対して飲料の生成及び供給の処理を行わせる(ステップS180)。
その後、制御部50は、飲料生成部44による飲料供給が終了したか否かを判定する(ステップS190)。飲料供給が終了していない場合(ステップS190,No)には、制御部50は、ステップS180に戻って飲料の生成及び供給の処理を続行する。一方、飲料供給が終了した場合(ステップS190,Yes)には、制御部50は、扉開閉ロック機構42による開閉扉4の閉状態のロックを解除し(ステップS200)、本処理を終了する。
一方、センサ検出結果の組み合わせが発生し得ない不合理なものがある場合(ステップS140,Yes)、エラー報知処理部53は、エラー報知を行い(ステップS220)、さらに案内処理部54は、異常発生箇所の点検を促す点検案内表示を行って(ステップS230)、本処理を終了する。
<変形例1>
図7は、変形例1の制御部50による飲料供給制御処理手順を示すフローチャートである。本変形例1では、開閉扉4が開の状態になった直後は容器Cがステージ6に載置されていないため、飲料供給空間EA内に配置されるセンサ出力はOFF状態となっているのが正常である。そして、例えば、開閉扉4が閉から開の状態なるとき、開になった時点から所定時間、例えば200msの間、センサ出力はON状態とならず、OFF状態を維持する。したがって、開閉扉4が閉から開になった時点から所定時間内にセンサ出力がON状態になっているのは、発生し得ない不合理なセンサ出力であるため、異常であると判定するものである。
すなわち、図7に示すように、まず、制御部50は、開閉扉4が閉から開になったか否かを判定する(ステップS100)。開閉扉4が閉から開になっていない場合(ステップS100,No)には、本判定処理を繰り返す。一方、開閉扉4が閉から開になった場合(ステップS100,Yes)、開閉扉4が閉になった時点から所定時間内にON(オン)状態となっているセンサがあるかを判定する(ステップS102)。ON状態となっているセンサがない場合(ステップS102,No)には、センサ出力は正常であるので、ステップS110に移行し、ON状態となっているセンサがある場合(ステップS102,Yes)、エラー報知処理部53は、エラー報知を行い(ステップS220)、さらに案内処理部54は、異常発生箇所の点検を促す点検案内表示を行って(ステップS230)、本処理を終了する。その他の処理は、図6に示した処理と同じである。
<変形例2>
図8は、変形例2の制御部50による飲料供給制御処理手順を示すフローチャートである。本変形例2では、本来、センサ出力のON、OFFがランダムに発生するはずなのに、ON状態を所定回以上、連続発生する場合や、OFF状態を所定回以上、連続発生する場合、発生しがたいセンサ出力であるため、このセンサは異常であると判定するものである。例えば、Rサイズのアイスコーヒーばかりが販売されている場合、飲料種別センサ31及び容器サイズセンサ32は、OFF状態を続けるが、通常、同一商品(Rサイズのアイスコーヒー)が連続して数十回も販売されることはないからである。
すなわち、図8に示すように、センサ検出結果の組み合わせが発生し得ない不合理なセンサ出力がないと判定された(ステップS140,No)後、異常検出部52は、同一センサ出力が連続して所定回以上、同一出力であるセンサがあるか否かを判定する(ステップS142)。
同一センサ出力が連続して所定回以上、同一出力であるセンサがない場合(ステップS142,No)には、ステップS150に移行し、同一センサ出力が連続して所定回以上、同一出力であるセンサがある場合(ステップS142,Yes)、エラー報知処理部53は、エラー報知を行い(ステップS220)、さらに案内処理部54は、異常発生箇所の点検を促す点検案内表示を行って(ステップS230)、本処理を終了する。その他の処理は、図7に示した処理と同じである。
以上説明したように、本実施の形態及び変形例では、センサの検出結果に、発生し得ない、あるいは発生し難い検出結果が含まれる場合、センサの異常検査を行わなくても、通常処理時に、センサが異常であると判定し、隠れたセンサの故障あるいは誤検知を検出することができる。
なお、上記の実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 飲料供給装置
2 本体キャビネット
3 前面扉
4 開閉扉
5 ノズル
6 ステージ
7 ストッパ
10 表示操作部
10a 確認ボタン
11 出力部
20 容器検出部
21 容器検出センサ
30 情報読取部
31 飲料種別センサ
32 容器サイズセンサ
33 アイス容量大センサ
34 ホット容量大センサ
41 扉開閉検出部
42 扉開閉ロック機構
43 記憶部
44 飲料生成部
50 制御部
51 飲料供給制御部
52 異常検出部
53 エラー報知処理部
54 案内処理部
C 容器
D1 飲料判定情報
D2 異常判定情報
D3 異常検出情報
EA 飲料供給空間

Claims (8)

  1. 飲料を生成する飲料生成部を備え、配置された容器に対して前記飲料生成部から飲料を供給する飲料供給装置であって、
    前記容器の飲料種別を検出する飲料種別センサと、
    前記容器の高さを検出することにより前記容器のサイズを検出する容器サイズセンサと、
    前記飲料種別センサが検出した飲料種別と前記容器サイズセンサが検出した容器サイズとの予め設定された検出組合せをもとに、飲料種別と飲料容量とを決定して飲料を生成して前記容器に供給する飲料供給制御部と、
    前記飲料種別と前記飲料容量との決定に関係しない前記飲料種別センサ及び前記容器サイズセンサを含むセンサの検出結果に、発生し得ない、あるいは発生し難い検出結果が含まれる場合、前記飲料種別センサ及び/又は前記容器サイズセンサは異常であると判定する異常検出部と、
    を備えたことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記容器サイズセンサは、前記容器の高さ方向に対して異なる位置に配置され、それぞれの容器検出有無により前記容器の高さを検出する2以上の容器サイズセンサであり、
    前記異常検出部は、高い位置に配置された容器サイズセンサが容器有りと検出し、低い位置に配置された容器サイズセンサが容器無しと検出している場合、前記容器サイズセンサが異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記容器が載置されて飲料が供給される飲料供給空間内における前記容器の有無を検出する容器検出センサを備え、
    前記異常検出部は、前記容器検出センサが容器無しと検出している場合に、前記容器サイズセンサが、容器有りと検出している場合、前記飲料種別センサ及び/又は前記容器サイズセンサが異常であると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料供給装置。
  4. 前記容器が載置されて飲料が供給される飲料供給空間に対する開閉を行う開閉扉と、
    前記開閉扉の開閉を検出する扉開閉検出部と、
    前記飲料供給空間内に配置された前記飲料種別センサ及び前記容器サイズセンサを含む各種センサに対して前記開閉扉が閉となって待機状態である場合、前記各種センサをオフにし、前記開閉扉が閉から開になる場合、開となった時点から所定時間、前記各種センサをオフ状態にする制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記異常検出部は、前記開閉扉が閉から開になった時点から前記所定時間内に前記各種センサがオン状態である場合、前記各種センサが異常であると判定することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の飲料供給装置。
  5. 前記異常検出部は、飲料供給時における前記飲料種別センサ又は前記容器サイズセンサの検出結果が連続して所定回以上、同一検出結果である場合、同一検出結果を出力した飲料種別センサ又は前記容器サイズセンサが異常であると判定することを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の飲料供給装置。
  6. 前記異常検出部が異常を検出した場合、異常が発生した旨のエラー報知を行うエラー報知処理部を備えたことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の飲料供給装置。
  7. 前記異常検出部が異常を検出した場合、異常発生箇所の点検を促す案内を行う案内処理部を備えたことを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の飲料供給装置。
  8. 飲料を生成する飲料生成部を備え、配置された容器に対して前記飲料生成部から飲料を供給する飲料供給装置のセンサ異常検出方法であって、
    前記容器の飲料種別を検出する飲料種別センサが検出飲料種別と前記容器の高さを検出することにより前記容器のサイズを検出する容器サイズセンサが検出した容器サイズとの予め設定された検出組合せをもとに、飲料種別と飲料容量とを決定して飲料を生成して前記容器に供給する飲料供給制御ステップと、
    前記飲料種別と前記飲料容量との決定に関係しない前記飲料種別センサ及び前記容器サイズセンサを含むセンサの検出結果に、発生し得ない、あるいは発生し難い検出結果が含まれる場合、前記飲料種別センサ及び/又は前記容器サイズセンサは異常であると判定する異常検出ステップと、
    を含むことを特徴とするセンサ異常検出方法。
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