JP7204998B2 - 音源特定装置、音源特定方法、及び音源特定プログラム - Google Patents

音源特定装置、音源特定方法、及び音源特定プログラム Download PDF

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Description

本開示は、音源特定装置、音源特定方法、及び音源特定プログラムに関する。
マイクロホンが知られている。マイクロホンには、音が入力される。ここで、音の到来方向を推定する技術が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1の音源位置推定装置は、音の到来方向を推定する。
特開2010-213091号公報
ところで、エレベータの昇降路では、音が多く反射する。音が多く反射する環境では、音源を特定することが難しい。
本開示の目的は、音源を容易に特定することである。
本開示の一態様に係る音源特定装置が提供される。音源特定装置は、エレベータのかごが移動する昇降路内の音を示す音データ、前記かごの位置を特定するための情報、前記音が入力されるマイクアレイの位置と前記マイクアレイの向きとを示すマイクアレイ情報、及び音源特定情報を取得する取得部と、前記音データと予め決められた方法とに基づいて、複数の音源方向候補の確率密度をそれぞれ示す複数の確率密度を算出し、前記複数の確率密度のうちの最大値の逆数又は前記複数の確率密度に基づく分散値の逆数である第1の逆数を算出する算出部と、前記かごの位置を特定するための情報に基づいて、前記かごの位置を特定するかご位置特定部と、予め設定された第1の閾値と前記第1の逆数との関係、前記マイクアレイ情報、及び前記かごの位置に基づいて前記音の音源を特定するための情報である前記音源特定情報を用いて、前記音源を特定する音源特定部と、を有する。
本開示によれば、音源を容易に特定することができる。
実施の形態1の音源特定システムの例を示す図である。 実施の形態1のマイクアレイがかごの上に設置されている場合の具体例を示す図である。 実施の形態1の音源特定装置が有する機能ブロックを示す図である。 実施の形態1の音源特定情報の例を示す図である。 実施の形態1の音の収録の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1の音源特定装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。 実施の形態2の音源特定装置が有する機能ブロックを示す図である。 実施の形態2の音源特定情報の例を示す図である。 実施の形態2の昇降路の水平断面図の例である。 実施の形態2の各方向のスコアの例を示す図である。 (A),(B)は、実施の形態2の複数のパターンの例を示す図である。 実施の形態3の音源特定装置が有する機能ブロックを示す図である。 実施の形態3の音源特定情報の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の音源特定システムの例を示す図である。音源特定システムは、音源特定装置100とマイクアレイ200と出力装置300と駆動装置400とを含む。
音源特定装置100は、音源特定方法を実行する装置である。例えば、音源特定装置100は、エレベータに備えられている装置である。
マイクアレイ200は、複数のマイクロホンを含む。マイクアレイ200では、複数のマイクロホンのそれぞれから出力された音データが完全に同期した状態で出力される。また、マイクアレイ200は、振動センサ、イメージセンサ、加速度センサ、角加速度センサ、又はGPS(Global Positioning System)センサなどを搭載してもよい。なお、これらのセンサは、マイクアレイ200の付近に設置されてもよい。
例えば、出力装置300は、ディスプレイである。例えば、ディスプレイは、LCD(Liquid Crystal Display)である。また、出力装置300は、スピーカでもよい。
駆動装置400は、音源特定装置100を移動させるための装置である。例えば、駆動装置400は、モータ及びローラである。また、ユーザが音源特定装置100をエレベータに設置する場合、音源特定システムは、駆動装置400を含まない。
次に、音源特定装置100が有するハードウェアを説明する。
音源特定装置100は、プロセッサ101、揮発性記憶装置102、不揮発性記憶装置103、及び通信装置104を有する。
プロセッサ101は、音源特定装置100全体を制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ101は、マルチプロセッサでもよい。音源特定装置100は、プロセッサ101に変えて、処理回路を有してもよい。処理回路は、単一回路又は複合回路でもよい。
揮発性記憶装置102は、音源特定装置100の主記憶装置である。例えば、揮発性記憶装置102は、RAM(Random Access Memory)である。不揮発性記憶装置103は、音源特定装置100の補助記憶装置である。例えば、不揮発性記憶装置103は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)である。揮発性記憶装置102と不揮発性記憶装置103は、様々なデータ及びプログラムを記憶する。
例えば、通信装置104は、有線LAN(Local Area Network)アダプタ、無線LANアダプタ、又はBluetooth(登録商標)アダプタである。なお、通信装置104は、通信インタフェースと呼んでもよい。通信装置104は、外部装置と通信する。
マイクアレイ200は、エレベータの昇降路に設置される。例えば、マイクアレイ200は、かごの上、かごの下、カウンターウェイトの上、又はカウンターウェイトの下に設置される。なお、マイクアレイ200がかごの上に設置されている場合、マイクアレイ200は、かごと連動する。ここで、かごは、エレベータかごと呼んでもよい。昇降路は、エレベータ昇降路と呼んでもよい。
また、マイクアレイ200は、ピット部分、巻き上げ機付近、又はエレベータの昇降運転によって位置がかわらない場所に設置されてもよい。マイクアレイ200は、昇降路に固定されてもよい。また、ユーザが持参したマイクアレイ200が、ユーザによって、昇降路に設置されてもよい。ここで、マイクアレイ200がかごの上に設置される場合を例示する。
図2は、実施の形態1のマイクアレイがかごの上に設置されている場合の具体例を示す図である。図2は、壁面501、かごガイドレール502、かご503、かご上ガイドシュー504、かご下ガイドシュー505、カウンターウェイトガイドレール506、カウンターウェイト507、カウンターウェイト上ガイドシュー508、及びカウンターウェイト下ガイドシュー509を示している。
壁面501は、コンクリートの壁面である。かごガイドレール502は、かご503を上下に移動させるためのレールである。かご上ガイドシュー504及びかご下ガイドシュー505は、かごガイドレール502とかご503との接合部である。
カウンターウェイトガイドレール506は、カウンターウェイト507を上下に移動させるためのレールである。カウンターウェイト上ガイドシュー508とカウンターウェイト下ガイドシュー509は、カウンターウェイトガイドレール506とカウンターウェイト507との接合部である。
次に、音源特定装置100が有する機能を説明する。
図3は、実施の形態1の音源特定装置が有する機能ブロックを示す図である。音源特定装置100は、記憶部110、取得部120、スコア算出部130、精度算出部140、障害物判定部150、かご位置特定部160、音源特定部170、及び出力部180を有する。また、取得部120及びスコア算出部130は、算出部10に含まれる。
記憶部110は、揮発性記憶装置102又は不揮発性記憶装置103に確保した記憶領域として実現してもよい。
取得部120、スコア算出部130、精度算出部140、障害物判定部150、かご位置特定部160、音源特定部170、及び出力部180の一部又は全部は、プロセッサ101又は処理回路によって実現してもよい。また、取得部120、スコア算出部130、精度算出部140、障害物判定部150、かご位置特定部160、音源特定部170、及び出力部180の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。例えば、プロセッサ101が実行するプログラムは、音源特定プログラムとも言う。例えば、音源特定プログラムは、記録媒体に記録されている。
記憶部110は、昇降路レイアウト111、マイクアレイ情報112、及び音源特定情報113を記憶する。
昇降路レイアウト111は、昇降路のレイアウトを示す情報である。例えば、昇降路レイアウト111は、壁面501、かごガイドレール502、かご503、カウンターウェイトガイドレール506、カウンターウェイト507、巻き上げ機、滑車、及び各階の乗場側のドアを示す。例えば、これらの情報は、座標で表される。
マイクアレイ情報112は、マイクアレイ200が設置された位置とマイクアレイ200の向きとを示す。例えば、マイクアレイ情報112は、マイクアレイ200がかご503の上に設置されていること、及びマイクアレイ200の正面が乗場側の方向と同じであることを示す。なお、乗場側の方向とは、ドアが開く方向である。
マイクアレイ情報112は、ユーザが音源特定装置100を操作することで、作成されてもよい。マイクアレイ情報112は、マイクアレイ200に搭載されているイメージセンサ、又はGPSセンサから得られる情報に基づいて、作成されてもよい。マイクアレイ200がビーコンを搭載している場合、マイクアレイ情報112は、ビーコンを用いることで得られた情報に基づいて、作成されてもよい。また、マイクアレイ情報112は、次のように作成されてもよい。マイクアレイ200は、気圧センサを搭載する。異なる気圧センサが、昇降路の最下部に設置される。マイクアレイ情報112は、2つの気圧センサの値の比較結果に基づいて、作成される。
音源特定情報113は、音の音源を特定するための情報である。ここで、音源特定情報113を例示する。
図4は、実施の形態1の音源特定情報の例を示す図である。音源特定情報113は、記憶部110に格納される。音源特定情報113は、予め作成される。音源特定情報113は、No.、関係、マイクアレイ位置、マイクアレイの向き、かご位置、障害物、及び音源の項目を有する。例えば、No.の項目には、識別子が登録される。また、例えば、障害物の項目には、障害物が存在するか否かを示す情報が登録される。
音源特定情報113の使用方法については、後で説明する。なお、音源特定情報113に登録される情報は、昇降路レイアウト111が変更された場合、変更される。
図3に戻って、取得部120を説明する。
取得部120は、音データを取得する。例えば、取得部120は、音データをマイクアレイ200から取得する。また、例えば、取得部120は、当該音データが記録されている記録媒体から当該音データを取得する。取得部120が記録媒体から当該音データを取得する場合、音源特定装置100は、PC(Personal Computer)と考えてもよい。
なお、音データとは、エレベータのかご503が移動する昇降路内の音を示すデータである。また、音データは、複数チャンネルの音データである。
取得部120は、昇降路レイアウト111、マイクアレイ情報112、及び音源特定情報113を取得する。例えば、取得部120は、昇降路レイアウト111、マイクアレイ情報112、及び音源特定情報113を記憶部110から取得する。ここで、昇降路レイアウト111、マイクアレイ情報112、及び音源特定情報113は、音源特定装置100に接続可能な外部装置に格納されてもよい。例えば、外部装置は、サーバである。昇降路レイアウト111、マイクアレイ情報112、及び音源特定情報113が外部装置に格納されている場合、取得部120は、昇降路レイアウト111、マイクアレイ情報112、及び音源特定情報113を外部装置から取得する。
取得部120は、かご503の位置を特定するための情報を取得する。なお、かご503の位置を特定するための情報は、ユーザが音源特定装置100に入力した情報、又はマイクアレイ200などの機器から音源特定装置100が受信した情報である。かご503の位置を特定するための情報については、後で説明する。
算出部10の機能は、スコア算出部130と精度算出部140とを用いて説明する。
スコア算出部130は、音データと予め決められた方法とに基づいて、複数の音源方向候補のスコアをそれぞれ示す複数のスコアを算出する。例えば、予め決められた方法とは、ビームフォーミング、遅延和法、最尤(Maximum Likelihood)法、最小分散(Minimum Variance)法、MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)法、root-MUSIC法、最小ノルム法、又は学習済モデルである。また、予め決められた方法とは、以下に示すスコアの算出処理である。ここで、音源方向候補は、単に、方向と表現する場合がある。
詳細にスコアの算出処理を説明する。スコア算出部130は、予め設定された水平方向の分解能で、水平角ごとのスコアを算出する。例えば、水平方向の分解能が10度であり、360度が対象の範囲である場合、スコア算出部130は、36方向のスコアを算出する。このように、スコア算出部130は、複数の方向のそれぞれのスコアを算出する。ここで、スコアは、確率密度で表される。そして、各方向のスコアが合計された値である合計値が1.0になるように、各方向のスコアが、小数で表される。また、スコアは、スコアに対応する方向に音源が存在する確率を示している。
また、スコア算出部130は、ビームフォーミング、遅延和法、最尤法、最小分散法、MUSIC法、root-MUSIC法、最小ノルム法、又は学習済モデルを用いて、各方向の信号レベルを算出することができる。スコア算出部130は、各方向の信号レベルが算出された場合、式(1)又は式(2)を用いて、各方向のスコアを算出する。なお、xは、各方向の信号レベルを示す。yは、各方向のスコアを示す。Nは、方向数を示す。また、yは、1(=Σy)となる。
Figure 0007204998000001
Figure 0007204998000002
精度算出部140は、音源方向の分散値Varを算出する。分散値Varは、各方向のスコアの中の最大値でもよい。また、精度算出部140は、各方向のスコアに基づいて、分散値Varを算出してもよい。詳細には、精度算出部140は、スコアが最も高い方向のyを基準として、分散値Varを算出する。精度算出部140は、分散値Varを算出する場合、式(3)を用いて、分散値Varを算出する。なお、dは、水平角を示す。例えば、dは、0度を示す。また、例えば、d35は、350度を示す。関数Diff(d,d)は、水平角dと水平角dとの差を示す。また、yが最も大きい値であるときの方向は、dMAXとする。
Figure 0007204998000003
なお、例えば、関数Diff(d10,d20)は、10である。関数Diff(d10,d350)は、20である。水平角は、0度又は360度である。そのため、精度算出部140は、周回を考慮して、角度の差を算出する。
次に、精度算出部140は、分散値Varの逆数を、精度Accとして算出する。詳細には、精度算出部140は、式(4)を用いて、精度Accを算出する。
Figure 0007204998000004
このように、算出された精度Accは、各方向のスコアのうちの最大値の逆数、又は各方向のスコアに基づく分散値Varの逆数である。なお、精度Accは、第1の逆数とも言う。
また、精度Accは、次のように表現してもよい。精度Accは、各方向のスコアの中で、最大のスコアの方向の標準偏差の逆数である。
障害物判定部150は、精度Accと2つの閾値とを用いて、音源とマイクアレイ200との間に障害物が存在するか否かを判定する。2つの閾値とは、AccとAccである。AccとAccは、予め設定された値である。AccとAccは、記憶部110に格納されている。なお、Accは、Accよりも大きい(すなわち、Acc<Acc)。また、例えば、当該障害物とは、かご503、又はカウンターウェイト507である。
“Acc<Acc”である場合、障害物判定部150は、精度が低い状態と判定する。精度が低い状態とは、音源から発せられた音が壁面501などで反射及び拡散することで、音源方向を特定できない状態である。障害物判定部150は、音源がマイクアレイ200よりも遠方に存在すると判定する。これは、遠方から発せられた音が壁面501を反射し、当該音がマイクアレイ200の全方向にほぼ同程度の信号レベルで到達し、かつ当該音がランダムな位相差でマイクアレイ200に到達するからである。
“Acc<Acc”である場合、障害物判定部150は、音源とマイクアレイ200との間に障害物が存在しないと判定する。また、“Acc<Acc”である場合、障害物判定部150は、ユーザの設定により、障害物が存在すると判定してもよい。
“Acc≦Acc<Acc”である場合、障害物判定部150は、精度がある程度高い状態と判定する。精度がある程度高い状態とは、音源から発せられた音が障害物によって、ある程度制限された状態でマイクアレイ200に入力される状態である。例えば、障害物判定部150は、後述するかご位置特定部160によって特定された、かご503の位置とカウンターウェイト507の位置、昇降路レイアウト111、及びマイクアレイ情報112を取得する。障害物判定部150は、かご503の位置が昇降路の上部である場合、音源とマイクアレイ200との間に、かご503が障害物として存在すると判定する。
“Acc≦Acc<Acc”である場合、障害物判定部150は、音源とマイクアレイ200との間に障害物が存在すると判定する。
“Acc≦Acc”である場合、障害物判定部150は、精度が高い状態と判定する。精度が高い状態とは、音源とマイクアレイ200との間の距離が短い状態である。“Acc≦Acc”である場合、障害物判定部150は、音源とマイクアレイ200との間に障害物が存在しないと判定する。
かご位置特定部160は、かご503の位置を特定するための情報に基づいて、かご503の垂直方向の位置を特定する。ここで、例えば、かご503の位置を特定するための情報は、かご503の速度及びかご503の移動時間を示す。ここで、例えば、かご503の初期位置が予め設定される。かご位置特定部160は、初期位置から、かご503が移動した時間(すなわち、かご503の移動時間)と、かご503の速度とに基づいて、かご503の位置を特定する。また、例えば、かご503の位置を特定するための情報は、加速度センサから得られた情報及びかご503の移動時間を示す。かご位置特定部160は、加速度センサから得られた情報と当該時間とに基づいて、かご503の位置を特定してもよい。また、例えば、かご503の位置を特定するための情報は、WiFi(登録商標)のアクセスポイントの電波強度、Bluetoothのビーコンの電波強度、又はイメージセンサから得られた情報である。かご位置特定部160は、WiFiのアクセスポイントの電波強度、Bluetoothのビーコンの電波強度、又はイメージセンサから得られた情報に基づいて、かご503の位置を特定してもよい。かご位置特定部160は、従来技術を用いて、かご503の位置を特定してもよい。
また、かご位置特定部160は、カウンターウェイト507の位置を特定する。ここで、かご503とカウンターウェイト507とは、ロープでつながっている。そのため、かご503の位置が特定された場合、カウンターウェイト507のおおよその位置が特定される。しかし、かご503とカウンターウェイト507との位置関係は、かごの個体によって異なる。そこで、昇降路レイアウト111が用いられる。よって、かご位置特定部160は、カウンターウェイト507の位置を特定する場合、かご503の位置と昇降路レイアウト111とに基づいて、カウンターウェイト507の位置を特定する。
音源特定部170は、音源特定情報113を用いて、音源を特定する。ここで、音源特定情報113の使用方法を説明する。音源特定部170は、精度算出部140が算出した精度Accと閾値Accと閾値Accとの関係、マイクアレイ情報112が示すマイクアレイ200の位置と向き、かご位置特定部160によって特定された、かご503の位置、及び障害物判定部150による判定の結果に、一致するレコードを音源特定情報113の中から検索する。検索されたレコードの音源の項目に登録されている情報が、音源である。例えば、検索されたレコードがNo.1のレコードである場合、音源特定部170は、かご503よりも上に存在する機器が音源であることを特定する。なお、例えば、当該機器は、カウンターウェイト507、ガイドシュー、巻き上げ機などである。このように、音源特定情報113は、精度Accと閾値Accと閾値Accとの関係、マイクアレイ200の位置と向き、かご503の位置、及び障害物が存在するか否かを示す情報を示している。そして、音源特定部170は、音源特定情報113を用いて、音源を特定することができる。
ここで、音源特定情報113は、障害物の項目を有していなくてもよい。音源特定情報113が障害物の項目を有していない場合、音源特定部170は、精度算出部140が算出した精度Accと閾値Accと閾値Accとの関係、マイクアレイ情報112が示すマイクアレイ200の位置と向き、及びかご位置特定部160によって特定された、かご503の位置に、一致するレコードを音源特定情報113の中から検索する。
また、音源特定情報113のNo.1、No.4、及びNo.5の関係の項目が示す閾値Acc又は閾値Accは、第1の閾値と呼んでもよい。音源特定情報113のNo.2、及びNo.3の関係の項目が示す閾値Accは、第1の閾値と呼んでもよい。音源特定情報113のNo.2、及びNo.3の関係の項目が示す閾値Accは、第2の閾値と呼んでもよい。音源特定情報113のNo.4、及びNo.5の関係の項目が示す閾値Accは、第2の閾値と呼んでもよい。
また、音源特定情報113は、精度Accと閾値Accとの関係、及び精度Accと閾値Accとの関係を示してもよい。すなわち、音源特定情報113は、No.2とNo.3のレコードを含んでいなくてもよい。
なお、検索されたレコードがNo.4又はNo.5のレコードである場合、音源特定部170は、音源方向に存在する機器が音源であることを特定する。この場合、音源特定部170は、スコア算出部130が算出した各方向のスコアの中の最大値に対応する方向を音源方向とする。音源特定部170は、マイクアレイ情報112が示すマイクアレイ200の位置と音源方向と昇降路レイアウト111とに基づいて、昇降路レイアウト111の中から音源を特定する。
出力部180は、音源を示す情報を出力装置300に出力する。例えば、出力装置300がディスプレイである場合、出力部180は、音源を示す情報をディスプレイに出力する。これにより、ディスプレイは、音源を示す情報を表示する。また、例えば、出力装置300がスピーカである場合、出力部180は、音源を示す情報をスピーカに出力する。これにより、スピーカは、音源を示す情報を音声で出力する。
次に、一連の流れを、フローチャートを用いて説明する。まず、例えば、ユーザは、マイクアレイ200を昇降路に設置する。ユーザは、マイクアレイ200が設置された位置とマイクアレイ200の向きとを音源特定装置100に入力する。これにより、音源特定装置100は、マイクアレイ情報112を作成する。そして、音の収録準備が完了する。音の収録を、フローチャートを用いて説明する。
図5は、実施の形態1の音の収録の流れを示すフローチャートである。
(ステップS11)マイクアレイ200は、収録を開始する。
(ステップS12)かご503は、昇降路を移動する。詳細には、かご503は、上昇又は降下する。
マイクアレイ200には、昇降路内の音が入力される。
(ステップS13)マイクアレイ200は、収録を終了する。
次に、音源特定装置100が実行する処理を、フローチャートを用いて、説明する。
図6は、実施の形態1の音源特定装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
(ステップS21)取得部120は、マイクアレイ200が収録した音の音データなどを取得する。
(ステップS22)スコア算出部130は、音源データを用いて、複数の方向のそれぞれのスコアを算出する。
(ステップS23)精度算出部140は、複数の音源方向候補のそれぞれのスコアを用いて、分散値Varを算出する。
(ステップS24)精度算出部140は、分散値Varを用いて、精度Accを算出する。
(ステップS25)かご位置特定部160は、かご503の位置を特定するための情報を用いて、かご503の位置を特定する。
(ステップS26)障害物判定部150は、精度Accと閾値Accと閾値Accとを用いて、障害物の存在を判定する。
(ステップS27)音源特定部170は、音源特定情報113を用いて、音源を特定する。
(ステップS28)出力部180は、音源を示す情報を出力装置300に出力する。
実施の形態1によれば、音源特定装置100は、昇降路内の音を示す音データを用いて音源を特定することができる。また、音源特定装置100は、複雑な処理を実行しないで、音源特定情報113を用いて、音源を特定する。よって、音源特定装置100は、音源を容易に特定することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2では、実施の形態1と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態2では、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態2の説明では、図1~3を参照する。
実施の形態1では、2つの閾値(すなわち、閾値Accと閾値Acc)を用いて、障害物の存在が判定された。実施の形態2では、1つの閾値(すなわち、閾値Acc)を用いて、障害物の存在が判定される場合を説明する。
図7は、実施の形態2の音源特定装置が有する機能ブロックを示す図である。図3に示される構成と同じ図7の構成は、図3に示される符号と同じ符号を付している。
音源特定装置100aは、記憶部110a、取得部120a、精度算出部140a、障害物判定部150a、音源特定部170a、及びパターン特定部191を有する。スコア算出部130と精度算出部140aは、算出部10aに含まれる。
記憶部110aは、音源特定情報113aを記憶する。ここで、音源特定情報113aを例示する。
図8は、実施の形態2の音源特定情報の例を示す図である。音源特定情報113aは、音源特定情報113にパターンの項目が追加された情報である。パターンについては、後で説明する。
また、音源特定情報113aの関係の項目に登録されている情報と音源特定情報113の関係の項目に登録されている情報が、異なる。ここで、音源特定情報113aの関係の項目に登録されている閾値Accは、第1の閾値とも言う。
図7に戻って、音源特定装置100aを説明する。
スコア算出部130は、各方向のスコアを算出する。精度算出部140aは、各方向のスコアの平均よりも高いスコアが一定区間存在している方向が複数の方向の中に存在するか否かを判定する。当該判定を、図9及び図10を用いて説明する。
図9は、実施の形態2の昇降路の水平断面図の例である。図9は、マイクアレイ200、かごガイドレール502、カウンターウェイトガイドレール506、及びカウンターウェイト507を示している。また、図9は、マイクアレイ200の正面方向を示している。
図10は、実施の形態2の各方向のスコアの例を示す図である。図10は、図9の状態で収録された音を示す音データに基づいて算出された各方向のスコアを示している。実線は、各方向のスコアを示している。破線は、各方向のスコアの平均を示している。
例えば、図10では、各方向のスコアの平均よりも高いスコアが一定区間存在している方向は、背面である。各方向のスコアの平均よりも高いスコアが一定区間存在している方向が複数の方向の中に存在する場合、精度算出部140aは、各方向のスコアを障害物判定部150aに送信する。
“Acc<Acc”である場合、障害物判定部150aは、音源とマイクアレイ200との間に障害物が存在すると判定する。また、パターン特定部191は、スコア算出部130が算出した各方向のスコアと、複数のスコアの複数のパターンと比較する。当該複数のスコアは、複数の第1の確率密度とも言う。ここで、複数のパターンを例示する。
図11(A),(B)は、実施の形態2の複数のパターンの例を示す図である。図11(A)は、パターン1とする。図11(B)は、パターン2とする。図11では、2つのパターンを示している。パターンの数は、3つ以上でもよい。なお、例えば、複数のパターンは、記憶部110に格納されている。
取得部120aは、複数のパターンを示す情報を取得する。
パターン特定部191は、複数のパターンの中から、スコア算出部130が算出した各方向のスコアに適合するパターンを特定する。例えば、パターン特定部191は、パターン1,2のうち、スコア算出部130が算出した各方向のスコアがどのパターンに適合するのかを判定する。また、パターン特定部191は、平均二乗誤差を用いて、スコア算出部130が算出した各方向のスコアがどのパターンに適合するのかを判定してもよい。
“Acc≦Acc”である場合、障害物判定部150aは、音源とマイクアレイ200との間に障害物が存在しないと判定する。また、“Acc≦Acc”である場合、パターン特定部191は、上記の複数のパターンの適合処理を実行しない。
音源特定部170aは、精度算出部140が算出した精度Accと閾値Accとの関係、パターン特定部191が特定したパターン、マイクアレイ情報112が示すマイクアレイ200の位置と向き、かご位置特定部160によって特定された、かご503の位置、及び障害物判定部150aによる障害物の判定結果に、一致するレコードを音源特定情報113aの中から検索する。検索されたレコードの音源の項目に登録されている情報が、音源である。このように、音源特定部170aは、音源特定情報113aを用いて、音源を特定することができる。
実施の形態2では、Accが用いられない。そのため、ユーザは、Accを設定する作業をしなく済む。よって、実施の形態2によれば、ユーザの負担が軽減される。
実施の形態3.
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3では、実施の形態1と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態3では、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態3の説明では、図1~6を参照する。
実施の形態1,2では、1つのマイクアレイが使用される場合を説明した。実施の形態3では、複数のマイクアレイが使用される場合を説明する。
図12は、実施の形態3の音源特定装置が有する機能ブロックを示す図である。音源特定装置100bは、マイクアレイ200,201と接続する。例えば、マイクアレイ200は、かご503の上に設置される。マイクアレイ201は、カウンターウェイト507の上に設置される。図12では、2つのマイクアレイが例示されている。マイクアレイの数は、3つ以上でもよい。また、音を収録するとき、マイクアレイ200,201には、同期信号が入力される。すなわち、ステップS11のとき、マイクアレイ200,201には、同期信号が入力される。
音源特定装置100bは、記憶部110b、取得部120b、及び同期処理部192を有する。図3に示される構成と同じ図12の構成は、図3に示される符号と同じ符号を付している。記憶部110bは、マイクアレイ情報112bと音源特定情報113bを記憶する。
マイクアレイ情報112bは、マイクアレイ200,201の位置とマイクアレイ200,201の向きとを示す。次に、音源特定情報113bを例示する。
図13は、実施の形態3の音源特定情報の例を示す図である。音源特定情報113bには、マイクアレイの数だけ、関係、マイクアレイ位置、マイクアレイの向き、かご位置、障害物の項目が追加される。
図13は、マイクアレイ1に対応する関係などの項目を示している。なお、マイクアレイ1は、マイクアレイ200のことである。また、図13は、マイクアレイ2に対応する関係などの項目を示している。なお、マイクアレイ2は、マイクアレイ201のことである。
音源特定情報113bの使用方法を簡単に説明する。音源特定装置100bは、マイクアレイ200に入力された音を示す音データに基づいて、対応する行をマイクアレイ1の欄の中から検索する。音源特定装置100bは、マイクアレイ201に入力された音を示す音データに基づいて、対応する行をマイクアレイ2の欄の中から検索する。2つの行が一致するレコードの音源の項目に登録されている情報が、音源である。このように、音源特定装置100bは、音源を特定する。
取得部120bは、マイクアレイ200に入力された音を示す音データとマイクアレイ201に入力された音を示す音データとを取得する。
また、取得部120bは、かご503の位置を特定するための情報、マイクアレイ情報112b、及び音源特定情報113bを取得する。
同期処理部192は、当該同期信号を基準として、マイクアレイ200に入力された音を示す音データとマイクアレイ201に入力された音を示す音データとを同期させる。
算出部10、障害物判定部150、及びかご位置特定部160は、複数の音データのそれぞれについて、実施の形態1と同じ処理を実行する。例えば、算出部10は、マイクアレイ200に入力された音を示す音データとマイクアレイ201に入力された音を示す音データに基づいて、2つの音データのそれぞれに対応する精度Accを算出する。
音源特定部170bは、2つの音データのそれぞれに対応する精度Accと閾値Accと閾値Accとの関係、マイクアレイ情報112b、かご位置特定部160によって特定された、かご503の位置、障害物判定部150による判定の結果、及び音源特定情報113bに基づいて、音源を特定する。
また、音源特定情報113bは、障害物の項目を有していなくてもよい。音源特定情報113bが、障害物の項目を有していない場合、音源特定部170bは、障害物判定部150による判定の結果を用いずに、音源を特定する。
実施の形態3によれば、音源特定装置100bは、複数のマイクアレイから出力された音データを用いて音源を特定するため、より正確な音源を特定できる。
以上に説明した各実施の形態における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
10,10a 算出部、 100,100a,100b 音源特定装置、 101 プロセッサ、 102 揮発性記憶装置、 103 不揮発性記憶装置、 104 通信装置、 110,110a,110b 記憶部、 111 昇降路レイアウト、 112,112b マイクアレイ情報、 113,113a,113b 音源特定情報、 120,120a,120b 取得部、 130 スコア算出部、 140,140a 精度算出部、 150,150a 障害物判定部、 160 かご位置特定部、 170,170a,170b 音源特定部、 180 出力部、 191 パターン特定部、 192 同期処理部、 200,201 マイクアレイ、 300 出力装置、 400 駆動装置、 501 壁面、 502 かごガイドレール、 503 かご、 504 上ガイドシュー、 505 下ガイドシュー、 506 カウンターウェイトガイドレール、 507 カウンターウェイト、 508 カウンターウェイト上ガイドシュー、 509 カウンターウェイト下ガイドシュー。

Claims (11)

  1. エレベータのかごが移動する昇降路内の音を示す音データ、前記かごの位置を特定するための情報、前記音が入力されるマイクアレイの位置と前記マイクアレイの向きとを示すマイクアレイ情報、及び音源特定情報を取得する取得部と、
    前記音データと予め決められた方法とに基づいて、複数の音源方向候補の確率密度をそれぞれ示す複数の確率密度を算出し、前記複数の確率密度のうちの最大値の逆数又は前記複数の確率密度に基づく分散値の逆数である第1の逆数を算出する算出部と、
    前記かごの位置を特定するための情報に基づいて、前記かごの位置を特定するかご位置特定部と、
    予め設定された第1の閾値と前記第1の逆数との関係、前記マイクアレイ情報、及び前記かごの位置に基づいて前記音の音源を特定するための情報である前記音源特定情報を用いて、前記音源を特定する音源特定部と、
    を有する音源特定装置。
  2. 前記第1の閾値と前記第1の逆数との関係に基づいて、前記音源と前記マイクアレイとの間に障害物が存在するか否かを判定する障害物判定部をさらに有し、
    前記音源特定部は、前記第1の閾値と前記第1の逆数との関係、前記マイクアレイ情報、前記かごの位置、前記判定の結果、及び前記音源特定情報に基づいて、前記音源を特定する、
    請求項1に記載の音源特定装置。
  3. パターン特定部をさらに有し、
    前記取得部は、複数の第1の確率密度の複数のパターンを示す情報を取得し、
    前記パターン特定部は、前記複数の確率密度の平均よりも高い確率密度が一定区間存在している音源方向候補が前記複数の音源方向候補の中に存在し、かつ前記第1の逆数が前記第1の閾値よりも小さい場合、前記複数のパターンの中から前記複数の確率密度に適合するパターンを特定し、
    前記音源特定部は、前記第1の閾値と前記第1の逆数との関係、特定されたパターン、前記マイクアレイ情報、前記かごの位置、及び前記音源特定情報に基づいて、前記音源を特定する、
    請求項1又は2に記載の音源特定装置。
  4. 前記音源特定部は、前記第1の閾値と予め設定された第2の閾値と前記第1の逆数との関係、前記マイクアレイ情報、前記かごの位置、及び前記音源特定情報に基づいて、前記音源を特定し、
    前記第2の閾値は、前記第1の閾値よりも大きい、
    請求項1に記載の音源特定装置。
  5. 前記第1の閾値と前記第2の閾値と前記第1の逆数との関係に基づいて、前記音源と前記マイクアレイとの間に障害物が存在するか否かを判定する障害物判定部をさらに有し、
    前記音源特定部は、前記第1の閾値と前記第2の閾値と前記第1の逆数との関係、前記マイクアレイ情報、前記かごの位置、前記判定の結果、及び前記音源特定情報に基づいて、前記音源を特定する、
    請求項4に記載の音源特定装置。
  6. 同期処理部をさらに有し、
    前記取得部は、前記音が入力される複数のマイクアレイから出力された複数の音データ、前記かごの位置を特定するための情報、前記複数のマイクアレイの位置と前記複数のマイクアレイの向きとを示す前記マイクアレイ情報、及び前記音源特定情報を取得し、
    前記同期処理部は、前記複数の音データを同期させ、
    前記算出部は、前記複数の音データに基づいて、前記複数の音データのそれぞれに対応する前記第1の逆数を算出し、
    前記音源特定部は、前記複数の音データのそれぞれに対応する前記第1の逆数と前記第1の閾値との関係、前記マイクアレイ情報、前記かごの位置、及び前記音源特定情報に基づいて、前記音源を特定する、
    請求項1に記載の音源特定装置。
  7. 前記音源特定部は、前記複数の音データのそれぞれに対応する前記第1の逆数と前記第1の閾値と予め設定された第2の閾値との関係、前記マイクアレイ情報、前記かごの位置、及び前記音源特定情報に基づいて、前記音源を特定し、
    前記第2の閾値は、前記第1の閾値よりも大きい、
    請求項6に記載の音源特定装置。
  8. 前記かごの位置を特定するための情報は、前記かごの速度及び前記かごの移動時間を示し、
    前記かご位置特定部は、前記かごの速度及び前記かごの移動時間に基づいて、前記かごの位置を特定する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の音源特定装置。
  9. 前記音源を示す情報を出力する出力部をさらに有する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の音源特定装置。
  10. 音源特定装置が、
    エレベータのかごが移動する昇降路内の音を示す音データ、前記かごの位置を特定するための情報、前記音が入力されるマイクアレイの位置と前記マイクアレイの向きとを示すマイクアレイ情報、及び音源特定情報を取得し、
    前記音データと予め決められた方法とに基づいて、複数の音源方向候補の確率密度をそれぞれ示す複数の確率密度を算出し、
    前記複数の確率密度のうちの最大値の逆数又は前記複数の確率密度に基づく分散値の逆数である第1の逆数を算出し、
    前記かごの位置を特定するための情報に基づいて、前記かごの位置を特定し、
    予め設定された第1の閾値と前記第1の逆数との関係、前記マイクアレイ情報、及び前記かごの位置に基づいて前記音の音源を特定するための情報である前記音源特定情報を用いて、前記音源を特定する、
    音源特定方法。
  11. 音源特定装置に、
    エレベータのかごが移動する昇降路内の音を示す音データ、前記かごの位置を特定するための情報、前記音が入力されるマイクアレイの位置と前記マイクアレイの向きとを示すマイクアレイ情報、及び音源特定情報を取得し、
    前記音データと予め決められた方法とに基づいて、複数の音源方向候補の確率密度をそれぞれ示す複数の確率密度を算出し、
    前記複数の確率密度のうちの最大値の逆数又は前記複数の確率密度に基づく分散値の逆数である第1の逆数を算出し、
    前記かごの位置を特定するための情報に基づいて、前記かごの位置を特定し、
    予め設定された第1の閾値と前記第1の逆数との関係、前記マイクアレイ情報、及び前記かごの位置に基づいて前記音の音源を特定するための情報である前記音源特定情報を用いて、前記音源を特定する、
    処理を実行させる音源特定プログラム。
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