JP7204183B2 - ノイズフィルタ及びノイズフィルタ付電子回路基板 - Google Patents

ノイズフィルタ及びノイズフィルタ付電子回路基板 Download PDF

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Description

本開示は、ノイズフィルタ及びノイズフィルタ付電子回路基板に関する。
表面側留め部材及び裏面側留め部材を利用して電子回路基板にフェライトコアを装着する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003-068534号公報
上記特許文献1に記載の技術の場合、表面側留め部材及び裏面側留め部材それぞれが、電子回路基板に対して係合するように構成されている。そのため、電子回路基板が所期の寸法より薄い場合には、表面側留め部材及び裏面側留め部材それぞれと電子回路基板との係合箇所に遊びとなる空隙が生じやすくなる。このような空隙が生じる場合、表面側留め部材及び裏面側留め部材それぞれから一対のコア部材に作用する付勢力が弱まるので、一対のコア部材同士間の密着度は低下し、コア部材の磁気的特性が低下する。
本開示の一局面においては、電子回路基板の厚みが変わっても磁気的特性に悪影響が出るのを抑制可能なノイズフィルタと、そのようなノイズフィルタを備えたノイズフィルタ付電子回路基板を提供することが望ましい。
本開示の一態様は、ノイズフィルタであって、磁性コア及びケースを備える。磁性コアは、それぞれが磁性材料によって構成された第1分割コア及び第2分割コアを有する。ケースは、互いに係合可能に構成された第1分割ケース及び第2分割ケースを有し、第1分割ケースによって第1分割コアを保持可能、かつ第2分割ケースによって第2分割コアを保持可能に構成される。第1分割ケースは、電子回路基板の第1面に取り付け可能に構成される。第2分割ケースは、第1分割ケースが電子回路基板の第1面に取り付けられた状態において、第1面の裏側にある電子回路基板の第2面に配置されて、電子回路基板に設けられた孔又は切欠を通じて第1分割ケースと係合可能に構成され、当該第1分割ケースと第2分割ケースとを係合させると、電子回路基板に設けられた孔又は切欠を通じて第1分割コア及び第2分割コアが環状になり、当該環状となった部分によって電子回路基板の一部が囲まれるように構成されている。
このように構成されたノイズフィルタによれば、第1分割ケースを電子回路基板の第1面に取り付けて、第2分割ケースを電子回路基板の第2面に配置し、電子回路基板に設けられた孔又は切欠を通じて第1分割ケースと第2分割ケースとを係合させることができる。第1分割ケースと第2分割ケースとを係合させると、電子回路基板に設けられた孔又は切欠を通じて第1分割コア及び第2分割コアが環状になり、当該環状となった部分によって電子回路基板の一部が囲まれる。したがって、電子回路基板の一部に設けられた導体の周囲に磁性コアを配置することができ、導体を伝わるノイズ成分を低減させることができる。
また、上記ノイズフィルタによれば、第1分割ケース及び第2分割ケースが互いに係合するように構成されている。そのため、例えば第1分割ケース及び第2分割ケースがそれぞれ電子回路基板に対して取り付けられる場合とは異なり、電子回路基板の厚みが変わっても、それが原因となって第1分割ケースと第2分割ケースとの相対位置に違いが生じることはなく、磁性コアの磁気的特性に悪影響が及ぶのを抑制することができる。したがって、このようなノイズフィルタであれば、厚みが異なる複数種の電子回路基板に対して問題なく取り付けることができる。
本開示の一態様は、ノイズフィルタ付電子回路基板であって、電子回路基板及びノイズフィルタを備える。電子回路基板は、バスバーを備え、バスバーを挟む両側には電子回路基板を板厚方向に貫通する第1貫通孔及び第2貫通孔が設けられる。ノイズフィルタは、磁性コア及びケースを備える。磁性コアは、それぞれが磁性材料によって構成された第1分割コア及び第2分割コアを有する。ケースは、互いに係合可能に構成された第1分割ケース及び第2分割ケースを有し、第1分割ケースによって第1分割コアを保持可能、かつ第2分割ケースによって第2分割コアを保持可能に構成される。第1分割ケースは、電子回路基板の第1面に取り付け可能に構成される。第2分割ケースは、第1分割ケースが電子回路基板の第1面に取り付けられた状態において、第1面の裏側にある電子回路基板の第2面に配置されて、第1貫通孔及び第2貫通孔を通じて第1分割ケースと係合可能に構成され、当該第1分割ケースと第2分割ケースとを係合させると、第1貫通孔及び第2貫通孔を通じて第1分割コア及び第2分割コアが環状になり、当該環状となった部分によって電子回路基板のバスバーを備える部分が囲まれるように構成されている。
このように構成されたノイズフィルタ付電子回路基板によれば、本開示のノイズフィルタと同等な構成を備えているので、本開示のノイズフィルタについて述べた通りの作用、効果を奏する。
図1Aは第1実施形態のノイズフィルタを示す斜視図である。図1Bは第1実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板を示す斜視図である。 図2は第1実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板を示す斜視図であり、ノイズフィルタを分解して示す斜視図である。 図3Aは第1実施形態のノイズフィルタの平面図である。図3Bは第1実施形態のノイズフィルタの正面図である。図3Cは第1実施形態のノイズフィルタの右側面図である。図3Dは第1実施形態のノイズフィルタの底面図である。 図4Aは第1実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板の前後方向に垂直な切断面での断面図である。図4Bは第1実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板の左右方向に垂直な切断面での断面図である。 図5Aは第2実施形態のノイズフィルタを示す斜視図である。図5Bは第2実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板を示す斜視図である。 図6は第2実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板を示す斜視図であり、ノイズフィルタを分解して示す斜視図である。 図7Aは第2実施形態のノイズフィルタの平面図である。図7Bは第2実施形態のノイズフィルタの正面図である。図7Cは第2実施形態のノイズフィルタの右側面図である。図7Dは第2実施形態のノイズフィルタの底面図である。 図8Aは第2実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板の前後方向に垂直な切断面での断面図である。図8Bは第2実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板の前後方向に垂直な切断面での断面図である。 図9Aは第3実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板の前後方向に垂直な切断面での断面図である。図9Bは第3実施形態のノイズフィルタ及び電子回路基板の前後方向に垂直な切断面での断面図である。
次に、上述のノイズフィルタについて、例示的な実施形態を挙げて説明する。
(1)第1実施形態
以下の説明では、図中に併記した前後左右上下の各方向を利用して説明を行う。これらの各方向は、ノイズフィルタ1の正面図(図3B参照。)に表れる箇所が向けられる方向を前、背面図(図示略。背面図は正面図と同一に表れる。)に表れる箇所が向けられる方向を後、左側面図(図示略。左側面図は右側面図と同一に表れる。)に表れる箇所が向けられる方向を左、右側面図(図3C参照。)に表れる箇所が向けられる方向を右、平面図(図3A参照。)に表れる箇所が向けられる方向を上、底面図(図3D参照。)に表れる箇所が向けられる方向を下、と規定した相対的な方向である。ただし、これらの各方向は、ノイズフィルタ1を構成する各部の相対的な位置を簡潔に説明するために規定した方向にすぎない。したがって、例えばノイズフィルタ1の使用時等に、ノイズフィルタ1がどのような方向に向けられるかは不定である。
図1A及び図1Bに示すように、ノイズフィルタ1は、電子回路基板91に取り付け可能に構成されている。ノイズフィルタ1は、磁性コア3及びケース5を備える。磁性コア3は、図2に示すように、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bを有する。ケース5は、第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bを有する。
電子回路基板91は、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bを内蔵している。電子回路基板91には、第1貫通孔95A、第2貫通孔95B、第1取付孔97A及び第2取付孔97Bが設けられている。第1貫通孔95A、第2貫通孔95B、第1取付孔97A及び第2取付孔97Bは、電子回路基板91を板厚方向(図中でいう上下方向。)に貫通している。第1貫通孔95A及び第2貫通孔95Bは、2本の第1バスバー93A及び第2バスバー93Bを挟んで両側(図中でいう左右方向両側。)となる位置に設けられている。第1取付孔97A及び第2取付孔97Bは、第1貫通孔95A及び第2貫通孔95Bが設けられた領域を挟んで両側(図中でいう左右方向両側。)となる位置に設けられている。
第1分割コア3A及び第2分割コア3Bは、それぞれが磁性材料(本実施形態の場合はフェライト。)によって構成されている。第1分割コア3Aは、第1沿面部11A、第1貫通部13A及び第2貫通部13Bを有する。第2分割コア3Bは、第2沿面部11Bを有する。第1沿面部11Aは、ノイズフィルタ1が電子回路基板91に取り付けられた際に、電子回路基板91の第1面91A(図中でいう下面。)に沿う位置に配置される。第1貫通部13Aは、第1沿面部11Aの第1端部15A(図中でいう左端部。)に突設されている。第2貫通部13Bは、第1沿面部11Aの第2端部15B(図中でいう右端部。)に突設されている。
ノイズフィルタ1が電子回路基板91に取り付けられた際、第1貫通部13Aは、電子回路基板91の第1貫通孔95Aに通されて、電子回路基板91を板厚方向に貫通する位置に配置される。第2貫通部13Bは、電子回路基板91の第2貫通孔95Bに通されて、電子回路基板91を板厚方向に貫通する位置に配置される。第2沿面部11Bは、ノイズフィルタ1が電子回路基板91に取り付けられた際に、電子回路基板91の第2面91B(図中でいう上面。)に沿う位置に配置される。
第1分割ケース5Aは、樹脂材料によって構成されている。第1分割ケース5Aは、図2、図3A、図3B、図3C及び図3Dに示すように、第1保持部17A、第1スナップ部19A、第2スナップ部19B、第1ばね片21A、第2ばね片21B、第3ばね片21C、第4ばね片21Dを有する。第1分割ケース5Aは、図2及び図4Aに示すように、第1係合片23A及び第2係合片23Bを有する。第1分割ケース5Aは、図2及び図4Bに示すように、第1爪部25A及び第2爪部25Bを有する。
第2分割ケース5Bは、樹脂材料によって構成されている。第2分割ケース5Bは、図2、図3A、図3B、図3C及び図4Aに示すように、第2保持部17B、第1係合孔27A、第2係合孔27B、第1付勢部29A及び第2付勢部29Bを有する。第2分割ケース5Bは、図4Bに示すように、第3爪部25C及び第4爪部25Dを有する。
第1保持部17Aは、第1分割コア3Aを収容可能に構成されている。第1分割コア3Aには、第1凹部31A及び第2凹部31Bが形成されている。第1分割コア3Aが第1保持部17Aに収容された際には、図4Bに示すように、第1爪部25Aが第1凹部31Aに引っ掛かり、第2爪部25Bが第2凹部31Bに引っ掛かる。これにより、第1分割コア3Aは、第1保持部17Aから脱落しないように保持される。
第2保持部17Bは、第2分割コア3Bを収容可能に構成されている。第2分割コア3Bには、第3凹部31C及び第4凹部31Dが形成されている。第2分割コア3Bが第1保持部17Aに収容された際には、図4Bに示すように、第3爪部25Cが第3凹部31Cに引っ掛かり、第4爪部25Dが第4凹部31Dに引っ掛かる。これにより、第2分割コア3Bは、第2保持部17Bから脱落しないように保持される。
第1スナップ部19A、第2スナップ部19B、第1ばね片21A、第2ばね片21B、第3ばね片21C及び第4ばね片21Dは、第1分割ケース5Aを電子回路基板91に取り付けるために利用される。具体的には、第1分割ケース5Aを電子回路基板91に取り付ける際には、電子回路基板91の第1面91A側から、第1スナップ部19Aが電子回路基板91の第1取付孔97Aに挿し込まれ、第2スナップ部19Bが電子回路基板91の第2取付孔97Bに挿し込まれる。
第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bは、第1取付孔97A又は第2取付孔97Bへ挿し込まれる際には弾性変形し、第1取付孔97A又は第2取付孔97Bを通り抜けると変形していた形状が復元し、第1取付孔97A又は第2取付孔97Bから引き抜き不能となるように構成されている。なお、図1A等に描かれている第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bの形状は、上述した機能が理解できる程度の概念的な形状となっているが、実製品では更に複雑な形状となっていてもよいことはもちろんである。
第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bが第1取付孔97A及び第2取付孔97Bに挿し込まれた際、第1ばね片21A、第2ばね片21B、第3ばね片21C及び第4ばね片21Dは、電子回路基板91の第1面91A側に加圧接触して弾性変形する。弾性変形した第1ばね片21A、第2ばね片21B、第3ばね片21C及び第4ばね片21Dは、第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bを第1取付孔97A及び第2取付孔97Bから引き抜く方向へと付勢する。これにより、電子回路基板91の厚みが異なる場合でも、第1分割ケース5Aを電子回路基板91に対してがたつかないように取り付けることができる。
第1係合片23A、第2係合片23B、第1係合孔27A及び第2係合孔27Bは、第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bを互いに係合させるために利用される。具体的には、第1分割ケース5Aが電子回路基板91に取り付けられると、第1保持部17Aの一部は第1貫通孔95A及び第2貫通孔95Bの内側に配置され、第1係合片23A及び第2係合片23Bは、電子回路基板91の第2面91B側に突出する。この状態で、第1係合片23A及び第2係合片23Bに対して第2分割ケース5Bの第1係合孔27A及び第2係合孔27Bが嵌め込まれ、第1係合片23Aと第1係合孔27Aが係合し、第2係合片23Bと第2係合孔27Bが係合する。これにより、第1分割ケース5Aと第2分割ケース5Bは互いに係合した状態となる。
第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bを係合させると、第1貫通孔95A及び第2貫通孔95Bを通じて第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが互いに接触する。より詳しくは、第1分割コア3Aは、第1貫通部13A及び第2貫通部13Bの突出方向先端面で第2分割コア3Bに接触する。これにより、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bは環状になり、電子回路基板91の第1バスバー93A及び第2バスバー93Bが内蔵された部分は、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bの環状になった部分によって囲まれる。
第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが互いに接触した際、第2分割コア3Bは第1付勢部29A及び第2付勢部29B側へと押圧され、第1付勢部29A及び第2付勢部29Bが弾性変形する。第1付勢部29A及び第2付勢部29Bは、弾性変形に伴って生じる弾性力で第2分割コア3Bを第1分割コア3Aに向かって付勢する。これにより、第1分割コア3Aと第2分割コア3Bの密着度を向上させることができる。
以上説明したノイズフィルタ1によれば、電子回路基板91に取り付けることにより、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bの周囲を囲む位置に磁性コア3を配置することができ、これにより、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bを伝わるノイズ成分を低減させることができる。
また、上記ノイズフィルタ1によれば、第1分割ケース5Aが電子回路基板91に取り付けられて、第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bが互いに係合するように構成されている。そのため、例えば第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bがそれぞれ電子回路基板91に対して取り付けられる場合とは異なり、電子回路基板91の厚みが変わっても、それが原因となって第1分割ケース5Aと第2分割ケース5Bとの相対位置に違いが生じることはなく、磁性コア3の磁気的特性に悪影響が及ぶのを抑制することができる。したがって、このようなノイズフィルタ1であれば、厚みが異なる複数種の電子回路基板91に対して問題なく取り付けることができる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態との相違点を中心に詳述する。第1実施形態と同様な部分に関しては、第1実施形態と共通の符号を付し、詳細な説明を省略する。
以下の説明においても、第1実施形態と同様に、図中に併記した前後左右上下の各方向を利用して説明を行う。これらの各方向は、ノイズフィルタ51の正面図(図7B参照。)に表れる箇所が向けられる方向を前、背面図(図示略。背面図は正面図と同一に表れる。)に表れる箇所が向けられる方向を後、左側面図(図示略。左側面図は右側面図と同一に表れる。)に表れる箇所が向けられる方向を左、右側面図(図7C参照。)に表れる箇所が向けられる方向を右、平面図(図7A参照。)に表れる箇所が向けられる方向を上、底面図(図7D参照。)に表れる箇所が向けられる方向を下、と規定した相対的な方向である。
図5A及び図5Bに示すように、ノイズフィルタ51は、電子回路基板91に取り付け可能に構成されている。ノイズフィルタ51は、磁性コア3及びケース5を備える。磁性コア3は、図6に示すように、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bを有する。ケース5は、第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bを有する。電子回路基板91は、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bを内蔵している。電子回路基板91には、第1貫通孔95A、第2貫通孔95B、第1取付孔97A及び第2取付孔97Bが設けられている。
第2実施形態のノイズフィルタ51は、第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bの形状が第1実施形態とは相違する。具体的には、図8A及び図8Bに示すように、第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bは、弾性変形した状態で第1取付孔97A又は第2取付孔97Bの開口周縁に加圧接触するように構成されている。このとき、第1取付孔97A又は第2取付孔97Bの開口周縁から第1スナップ部19A又は第2スナップ部19Bに作用する力の一部は、第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bを第1取付孔97A又は第2取付孔97Bへ引き込む方向(図中でいう上方。)に作用する。そのため、第1分割ケース5Aは、電子回路基板91側へと引き寄せられる。このような第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bが設けられていれば、電子回路基板91の厚みが異なる場合でも、第1分割ケース5Aを電子回路基板91の第1面91Aにぴったりと密着させて取り付けることができる。
また、第2実施形態のノイズフィルタ51において、第2分割ケース5Bは、第1分割ケース5Aに対する係合位置を2つの異なる位置に変更可能に構成されている。具体的には、図8A及び図8Bに示すように、第2実施形態では、第1係合孔27A及び第2係合孔27Bの形状が第1実施形態とは相違する。これにより、第1係合孔27A及び第2係合孔27Bは、異なる2位置で第1係合片23A及び第2係合片23Bと係合可能となっている。そのため、第2分割ケース5Bは、第1分割ケース5Aに対する相対位置を、第1位置(図8A参照。)及び第2位置(図8B参照。)のいずれかに変更することができる。
また、第2実施形態のノイズフィルタ51は、第1分割ケース5Aに対する第2分割ケース5Bの係合位置が変更された際に、第1沿面部11Aと第2沿面部11Bとの間の距離が変更されるように構成されている。具体的には、第2実施形態の場合、第1分割コア3Aと第2分割コア3Bとの接触位置が第1実施形態とは相違し、第2分割コア3Bは、第1貫通部13Aと第2貫通部13Bとの間に配置されている。第2分割コア3Bは、一方の端面(図中でいう左端面。)で第1貫通部13Aに接触し、他方の端面(図中でいう右端面。)で第2貫通部13Bに接触する。
第2分割コア3Bは、第2分割ケース5Bに保持されているため、第2分割ケース5Bの位置が上述の第1位置及び第2位置のいずれかに変更される場合、第2分割コア3Bの位置も第2分割ケース5Bとともに変更される。その際、第1分割コア3Aと第2分割コア3Bが上述のような位置で接触していれば、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが互いの接触を維持した状態のまま、第2分割コア3Bの位置を変更することができる。これにより、磁性コア3が環状に配置されている状態を維持したまま、第1沿面部11Aと第2沿面部11Bとの間の距離を変更することができる。
また、第2実施形態のノイズフィルタ51において、第1分割ケース5Aは、第3付勢部29C及び第4付勢部29Dを有する。第1分割コア3Aが電子回路基板91の第1面91Aに接触した際、第1分割コア3Aは第3付勢部29C及び第4付勢部29D側へと押圧され、第3付勢部29C及び第4付勢部29Dが弾性変形する。第3付勢部29C及び第4付勢部29Dは、弾性変形に伴って生じる弾性力で第1分割コア3Aを電子回路基板91に向かって付勢する。
以上説明したノイズフィルタ51によれば、電子回路基板91に取り付けることにより、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bの周囲を囲む位置に磁性コア3を配置することができ、これにより、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bを伝わるノイズ成分を低減させることができる。
また、上記ノイズフィルタ51によれば、第1分割ケース5Aが電子回路基板91に取り付けられて、第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bが互いに係合するように構成されている。そのため、例えば第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bがそれぞれ電子回路基板91に対して取り付けられる場合とは異なり、電子回路基板91の厚みが変わっても、それが原因となって第1分割ケース5Aと第2分割ケース5Bとの相対位置に違いが生じることはなく、磁性コア3の磁気的特性に悪影響が及ぶのを抑制することができる。したがって、このようなノイズフィルタ51であれば、厚みが異なる複数種の電子回路基板91に対して問題なく取り付けることができる。
さらに、上記ノイズフィルタ51の場合、上述のような第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bが設けられているので、第1実施形態とは異なり、電子回路基板91の厚みが異なる場合でも、第1分割ケース5Aを電子回路基板91の第1面91Aにぴったりと密着させて取り付けることができる。
また、上記ノイズフィルタ51の場合、第1分割ケース5Aと第2分割ケース5Bとの係合位置を2つの異なる位置に変更し、第1沿面部11Aと第2沿面部11Bとの間の距離を変更可能に構成されている。したがって、電子回路基板91の厚みが変わった場合には、それに応じて第1沿面部11Aと第2沿面部11Bとの間の距離を変更することができる。
なお、上記第2実施形態では、第1分割ケース5Aと第2分割ケース5Bとの係合位置を2つの異なる位置に変更できるように構成されていたが、係合位置を3つ以上の異なる位置に変更可能に構成されていてもよい。例えば、上記第2実施形態において、第1係合孔27A及び第2係合孔27Bの内面には、図8A及び図8Bに表れる断面形状が2つの歯を有する鋸歯状に見える係合箇所が設けられていたが、これを3つ以上の歯を有する鋸歯状に見える係合箇所に変更すれば、係合位置を3つ以上の異なる位置に変更可能となる。
また、上記第2実施形態では、第1係合孔27A及び第2係合孔27Bの内面に上記鋸歯状の係合箇所を設けてあったが、第1係合孔27A及び第2係合孔27Bの内面に設ける係合箇所は1つの歯を有する形状にして、第1係合片23A及び第2係合片23Bに2以上の歯を有する鋸歯状の係合箇所を設けても、第1分割ケース5Aと第2分割ケース5Bとの係合位置を2以上の異なる位置に変更することができる。
(3)第3実施形態
[ノイズフィルタ61の構成]
次に、第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を中心に詳述する。第1実施形態及び第2実施形態と同様な部分に関しては、第1実施形態及び第2実施形態と共通の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9A及び図9Bに示すように、ノイズフィルタ61は、電子回路基板91に取り付け可能に構成されている。ノイズフィルタ61は、磁性コア3及びケース5を備える。磁性コア3は、図6に示すように、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bを有する。ケース5は、第1分割ケース5A及び第2分割ケース5Bを有する。電子回路基板91は、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bを内蔵している。電子回路基板91には、第1貫通孔95A、第2貫通孔95B、第1取付孔97A及び第2取付孔97Bが設けられている。
第3実施形態のノイズフィルタ61は、第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bが第2実施形態と同等な構造とされ、第1スナップ部19A及び第2スナップ部19B以外の部分が第1実施形態と同等な構造にされている。このような構造にすれば、第2実施形態のノイズフィルタ51と同様に、電子回路基板91の厚みが異なる場合でも、第1分割ケース5Aを電子回路基板91の第1面91Aにぴったりと密着させて取り付けることができる。
ただし、第3実施形態の場合、第2実施形態とは異なり、磁性コア3が第1沿面部11Aと第2沿面部11Bとの間の距離を変更可能な構造ではない。そのため、図9Aに示すように、電子回路基板91の厚みが第1沿面部11Aと第2沿面部11Bとの間の距離よりも薄い場合には、電子回路基板91の第2面91Bと第2沿面部11Bとの間に空隙63が形成される。したがって、このような空隙63を形成したくない場合には、第2実施形態のような構成を採用すればよく、このような空隙63が生じても問題がない場合には、第3実施形態のような構成を採用してもよい。
(4)他の実施形態
以上、ノイズフィルタ及びノイズフィルタ付電子回路基板について、例示的な実施形態を挙げて説明したが、上述の実施形態は本開示の一態様として例示されるものにすぎない。すなわち、本開示は、上述の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
例えば、上記各実施形態では、第1スナップ部19A及び第2スナップ部19Bを例示したが、第1分割ケース5Aを電子回路基板91の第1面91Aに取り付け可能とするための構成は、例示したようなスナップ機構に限定されない。例えば、第1分割ケース5Aにねじ孔を設けて、ねじを使って第1分割ケース5Aを電子回路基板91の第1面91Aに取り付け可能に構成してあってもよい。
また、上記実施形態では、第1分割コア3Aが、第1沿面部11A、第1貫通部13A及び第2貫通部13Bを有し、第2分割コア3Bが、第2沿面部11Bを有していたが、磁性コア3の分割位置は種々変更可能である。例えば、第1分割コア3Aが、第1沿面部11A及び第1貫通部13Aに相当する部分を有し、第2分割コア3Bが、第2沿面部11B及び第2貫通部13Bに相当する部分を有していてもよい。あるいは、第1貫通部13A及び第2貫通部13Bに相当する部分を図中でいう上下方向中央付近で2分割し、第1分割コア3Aが、第1沿面部11A、第1貫通部13Aの上半分及び第2貫通部13Bの上半分に相当する部分を有し、第2分割コア3Bが、第2沿面部11B、第1貫通部13Aの下半分及び第2貫通部13Bの下半分に相当する部分を有していてもよい。あるいは、第1分割コア3Aが、第1沿面部11Aに相当する部分を有し、第2分割コア3Bが、第2沿面部11B、第1貫通部13A及び第2貫通部13Bに相当する部分を有していてもよい。さらに、磁性コア3は、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bの2部品に分割されているものに限定されず、磁性コア3が3以上の分割コアを組み合わせて構成されてもよい。
また、上記実施形態では、第1貫通孔95A及び第2貫通孔95Bを通じて第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが互いに接触するように構成されていたが、切欠を通じて第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが互いに接触するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが互いに接触することによって環状になるように構成されていたが、磁気飽和を抑制するために、上記実施形態における第1分割コア3A及び第2分割コア3Bの互いの接触面間に、樹脂シートを挟み込んだり空隙を設けたりすることにより、磁気的ギャップを設けてもよい。すなわち、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが環状になるように配置されれば、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bを磁気的に接続して環状の磁路を構成できるので、第1分割コア3Aと第2分割コア3Bが直に接触するか、介在物を挟み込むか、空隙を挟んで対向するかは、いずれの構成を採用してもよい。
また、上記実施形態では、第1分割コア3A及び第2分割コア3Bが、第1バスバー93A及び第2バスバー93Bを囲む位置に配置されるように構成されていたが、1本又は3本以上のバスバーを囲む位置に磁性コアが配置されてもよい。
また、上記第2実施形態のノイズフィルタ51において、第1分割ケース5Aには、第3付勢部29C及び第4付勢部29Dを設けてあったが、同様の第3付勢部29C及び第4付勢部29Dを、第1実施形態のノイズフィルタ1に設けてもよい。
以上の他、上記各実施形態における一つの構成要素によって実現していた機能を、複数の構成要素によって実現するように構成してもよい。また、複数の構成要素によって実現していた機能を一つの構成要素によって実現するように構成してもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
(5)補足
なお、以上説明した例示的な実施形態から明らかなように、本開示のノイズフィルタ及びノイズフィルタ付電子回路基板は、更に以下に挙げるような構成を備えていてもよい。
本開示の一態様では、第1分割コアは、第1沿面部と、第1貫通部と、第2貫通部とを有してもよい。第1沿面部は、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板の第1面に沿う位置に配置される。第1貫通部は、第1沿面部の両端である第1端部及び第2端部のうち、第1端部に突設されており、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される。第2貫通部は、第2端部に突設されており、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される。第2分割コアは、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板の第2面に沿う位置に配置される第2沿面部を有してもよい。第1分割コアは、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、第1貫通部及び第2貫通部の突出方向先端面で第2分割コアに磁気的に接続されるように構成されていてもよい。
本開示の一態様では、第1分割コアは、第1沿面部と、第1貫通部と、第2貫通部とを有してもよい。第1沿面部は、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板の第1面に沿う位置に配置される。第1貫通部は、第1沿面部の両端である第1端部及び第2端部のうち、第1端部に突設されており、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される。第2貫通部は、第2端部に突設されており、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される。第2分割コアは、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、電子回路基板の第2面に沿う位置に配置される第2沿面部を有してもよい。また、第2分割コアは、ノイズフィルタが電子回路基板に取り付けられた際に、第1貫通部と第2貫通部との間に配置されて、一方の端面で第1貫通部に磁気的に接続され、他方の端面で第2貫通部に磁気的に接続されるように構成されていてもよい。
本開示の一態様では、第2分割ケースは、第1分割ケースに対する係合位置を2以上の異なる位置に変更可能に構成されてもよい。第1分割コア及び第2分割コアは、第1分割ケースに対する第2分割ケースの係合位置が変更された際に、第1沿面部と第2沿面部との間の距離が変更されるように構成されていてもよい。
1,51,61…ノイズフィルタ、3…磁性コア、3A…第1分割コア、3B…第2分割コア、5…ケース、5A…第1分割ケース、5B…第2分割ケース、11A…第1沿面部、11B…第2沿面部、13A…第1貫通部、13B…第2貫通部、15A…第1端部、15B…第2端部、17A…第1保持部、17B…第2保持部、19A…第1スナップ部、19B…第2スナップ部、21A…第1ばね片、21B…第2ばね片、21C…第3ばね片、21D…第4ばね片、23A…第1係合片、23B…第2係合片、25A…第1爪部、25B…第2爪部、25C…第3爪部、25D…第4爪部、27A…第1係合孔、27B…第2係合孔、29A…第1付勢部、29B…第2付勢部、29C…第3付勢部、29D…第4付勢部、31A…第1凹部、31B…第2凹部、31C…第3凹部、31D…第4凹部、63…空隙、91…電子回路基板、91A…第1面、91B…第2面、93A…第1バスバー、93B…第2バスバー、95A…第1貫通孔、95B…第2貫通孔、97A…第1取付孔、97B…第2取付孔。

Claims (5)

  1. 磁性コア及びケースを備え、
    前記磁性コアは、それぞれが磁性材料によって構成された第1分割コア及び第2分割コアを有し、
    前記ケースは、互いに係合可能に構成された第1分割ケース及び第2分割ケースを有し、前記第1分割ケースによって前記第1分割コアを保持可能、かつ前記第2分割ケースによって前記第2分割コアを保持可能に構成され、
    前記第1分割ケースは、電子回路基板の第1面に取り付け可能に構成され、
    前記第2分割ケースは、前記第1分割ケースが前記電子回路基板の前記第1面に取り付けられた状態において、前記第1面の裏側にある前記電子回路基板の第2面に配置されて、前記電子回路基板に設けられた孔又は切欠を通じて前記第1分割ケースと係合可能に構成され、当該第1分割ケースと前記第2分割ケースとを係合させると、前記電子回路基板に設けられた孔又は切欠を通じて前記第1分割コア及び前記第2分割コアが環状になり、当該環状となった部分によって前記電子回路基板の一部が囲まれるように構成され
    前記第2分割ケースは、前記第1分割ケースに対する係合位置を2以上の異なる位置に変更可能に構成されている
    ノイズフィルタ。
  2. 請求項1に記載のノイズフィルタであって、
    前記第1分割コアは、
    前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板の前記第1面に沿う位置に配置される第1沿面部と、
    前記第1沿面部の両端である第1端部及び第2端部のうち、前記第1端部に突設されており、前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される第1貫通部と、
    前記第2端部に突設されており、前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される第2貫通部と
    を有し、
    前記第2分割コアは、
    前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板の前記第2面に沿う位置に配置される第2沿面部
    を有し、
    前記第1分割コアは、前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記第1貫通部及び前記第2貫通部の突出方向先端面で前記第2分割コアに磁気的に接続されるように構成されている
    ノイズフィルタ。
  3. 請求項1に記載のノイズフィルタであって、
    前記第1分割コアは、
    前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板の前記第1面に沿う位置に配置される第1沿面部と、
    前記第1沿面部の両端である第1端部及び第2端部のうち、前記第1端部に突設されており、前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される第1貫通部と、
    前記第2端部に突設されており、前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板を板厚方向に貫通する位置に配置される第2貫通部と
    を有し、
    前記第2分割コアは、
    前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記電子回路基板の前記第2面に沿う位置に配置される第2沿面部
    を有し、
    前記第2分割コアは、前記ノイズフィルタが前記電子回路基板に取り付けられた際に、前記第1貫通部と前記第2貫通部との間に配置されて、一方の端面で前記第1貫通部に磁気的に接続され、他方の端面で前記第2貫通部に磁気的に接続されるように構成されている
    ノイズフィルタ。
  4. 請求項3に記載のノイズフィルタであって
    前記第1分割コア及び前記第2分割コアは、前記第1分割ケースに対する前記第2分割ケースの係合位置が変更された際に、前記第1沿面部と前記第2沿面部との間の距離が変更されるように構成されている
    ノイズフィルタ。
  5. 電子回路基板及びノイズフィルタを備え、
    前記電子回路基板は、バスバーを備え、前記バスバーを挟む両側には前記電子回路基板を板厚方向に貫通する第1貫通孔及び第2貫通孔が設けられ、
    前記ノイズフィルタは、磁性コア及びケースを備え、
    前記磁性コアは、それぞれが磁性材料によって構成された第1分割コア及び第2分割コアを有し、
    前記ケースは、互いに係合可能に構成された第1分割ケース及び第2分割ケースを有し、前記第1分割ケースによって前記第1分割コアを保持可能、かつ前記第2分割ケースによって前記第2分割コアを保持可能に構成され、
    前記第1分割ケースは、電子回路基板の第1面に取り付け可能に構成され、
    前記第2分割ケースは、前記第1分割ケースが前記電子回路基板の前記第1面に取り付けられた状態において、前記第1面の裏側にある前記電子回路基板の第2面に配置されて、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔を通じて前記第1分割ケースと係合可能に構成され、当該第1分割ケースと前記第2分割ケースとを係合させると、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔を通じて前記第1分割コア及び前記第2分割コアが環状になり、当該環状となった部分によって前記電子回路基板の前記バスバーを備える部分が囲まれるように構成され
    前記第2分割ケースは、前記第1分割ケースに対する係合位置を2以上の異なる位置に変更可能に構成されている
    ノイズフィルタ付電子回路基板。
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