JP7203623B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、熱処理装置に関する。
複数の半導体ウエハを棚状に載置したウエハボートに対しその周囲から加熱を行う縦型熱処理装置の加熱炉外壁に熱電モジュールをその一面側(内側)が接するように設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001-85351号公報
本開示は、発電効率の改善とコストの低減を両立できる技術を提供する。
本開示の一態様による熱処理装置は、処理容器と、前記処理容器の周囲に配置される加熱部と、前記加熱部の周囲に隙間を空けて配置される冷却部と、前記加熱部と前記冷却部との隙間に、互いに間隔を空けて配置される複数の熱電発電モジュールと、前記加熱部と前記熱電発電モジュールとの間に配置される集熱板と、を有し、前記集熱板は、前記処理容器の周方向における前記熱電発電モジュールが配置されていない部分に屈曲部を有する
本開示によれば、発電効率の改善とコストの低減を両立できる。
第1の実施形態の熱処理装置の構成例を示す縦断面図 第1の実施形態の熱処理装置の構成例を示す横断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第1変形例を示す横断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第2変形例を示す横断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第3変形例を示す縦断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第3変形例を示す横断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第4変形例を示す縦断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第4変形例を示す横断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第5変形例を示す縦断面図 第1の実施形態の熱処理装置の第5変形例を示す横断面図 第2の実施形態の熱処理装置の構成例を示す概略図 水冷二重配管に設けられる熱電発電部の第1構成例を示す図 水冷二重配管に設けられる熱電発電部の第2構成例を示す図 水冷二重配管に設けられる熱電発電部の第3構成例を示す図 水冷二重配管に設けられる熱電発電部の第4構成例を示す図 水冷二重配管に設けられる熱電発電部の第5構成例を示す図 水冷二重配管に設けられる熱電発電部の第6構成例を示す図 熱交換器に設けられる熱電発電部の第1構成例を示す図 図18の熱電発電部の熱電発電モジュールの配置例を示す図 熱交換器に設けられる熱電発電部の第2構成例を示す図
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態の熱処理装置について説明する。図1は、第1の実施形態の熱処理装置の構成例を示す縦断面図である。図2は、第1の実施形態の熱処理装置の構成例を示す横断面図である。
図1及び図2に示されるように、熱処理装置は、処理部1と、加熱部2と、冷却部3と、熱電発電部4と、制御部7と、を備える。
処理部1は、処理容器10を有する。処理容器10は、縦長の円筒形状を有し、内部に基板である半導体ウエハ(以下「ウエハW」という。)を収容する。処理容器10は、円筒形状の内管11と、下端部が開放されて内管11の外側を覆う有天井の円筒形状の外管12とを有する。内管11及び外管12は、石英、炭化珪素等の耐熱材料により形成されており、同軸状に配置されて二重管構造を有する。
処理容器10の下端は、例えばステンレス鋼により形成される円筒形状のマニホールド13によって支持されている。マニホールド13の上端には、フランジ部131が形成されている。フランジ部131は、外管12の下端を支持する。フランジ部131と外管12との下端との間には、Oリング等のシール部材(図示せず)が設けられており、シール部材によって外管12内が気密状態に維持される。
マニホールド13の上部の内壁には、円環状の支持部132が形成されている。支持部132は、内管11の下端を支持する。マニホールド13の下端の開口部には、Oリング等のシール部材(図示せず)を介して蓋部14が気密に取り付けられている。これにより、処理容器10の下端の開口部、即ち、マニホールド13の開口部が気密に塞がれる。蓋部14は、例えばステンレス鋼により形成されている。
蓋部14の中央部には、磁性流体シール(図示せず)を介してウエハボート15を回転可能に支持する回転軸16が貫通させて設けられている。回転軸16は、ボートエレベータ等の昇降手段(図示せず)に回転自在に支持されている。
回転軸16の上端には、ウエハWを保持するウエハボート15が載置されている。ウエハボート15は、処理容器10内に収容可能であり、複数のウエハWを所定の間隔で保持する。ウエハボート15は、昇降手段を昇降させることによって蓋部14と共に上下動する。これにより、ウエハボート15は、処理容器10内に対して挿脱される。蓋部14とウエハボート15との間には、保温筒17が設けられている。保温筒17は、例えば石英により形成され、ウエハボート15が蓋部14側との伝熱により冷却されることを防止してウエハボート15を保温する。
マニホールド13には、内管11内へ成膜ガス、エッチングガス等の処理ガスやパージガス等の所定のガスを供給するガス供給部18が設けられている。ガス供給部18は、ガス供給管181を有する。ガス供給管181は、例えば石英により形成されている。ガス供給管181は、内管11内にその長手方向に沿って設けられると共に、その基端がL字状に屈曲されてマニホールド13を貫通するようにして支持されている。ガス供給管181の先端は開口しており、先端から所定のガスが吐出される。処理容器10内には、流量が制御された所定のガスがガス供給管181を介して供給される。なお、ガス供給部18は、例えばガスの種類ごとに複数のガス供給管181を有していてもよい。
マニホールド13には、処理容器10内のガスを排気する排気部19が設けられている。排気部19は、マニホールド13に形成されたガス出口191、ガス出口191に接続された排気配管192、排気配管192に開設された圧力調整弁、真空ポンプ等を含む。処理容器10内のガスは、ガス出口191及び排気配管192を通って真空ポンプにより排気される。
加熱部2は、処理容器10の周囲に設けられており、処理容器10内のウエハWを加熱する。加熱部2は、断熱材21、発熱部22、外皮24を有する。
断熱材21は、例えば有天井の円筒形状を有し、マニホールド13上に設けられている。断熱材21は、シリカ及びアルミナを主成分として形成されている。
発熱部22は、断熱材21の内周に、高さ方向に複数(例えば5つ)の領域に分けて設けられている。これにより、高さ方向における複数の領域ごとに温度を制御できるので、温度の面間均一性が向上する。各発熱部22は、例えば線状の発熱体が螺旋状又は蛇行状に巻回して形成される。なお、発熱部22は、高さ方向に複数の領域に分割されていなくてもよい。
外皮24は、断熱材21の外周及び天井を覆うように設けられている。外皮24は、ステンレス鋼等の金属材料により形成されており、断熱材21の形状を保持すると共に断熱材21を補強する。
冷却部3は、水冷ジャケット31を有する。水冷ジャケット31は、外皮24との間に隙間を空けて外皮24の外周及び天井を覆うように設けられている。水冷ジャケット31は、内部に冷却水流路311を有し、外部への熱影響を抑制する。冷却水流路311は、例えば処理容器10の周方向に沿って螺旋状に形成されている。
熱電発電部4は、外皮24と水冷ジャケット31との間、例えば外皮24の外周面及び天井面に設けられており、外皮24と水冷ジャケット31との間の温度差を利用して発電する。熱電発電部4は、集熱板41、熱電発電モジュール43を有する。集熱板41及び熱電発電モジュール43は、外皮24の外周面又は天井面の側からこの順序で配置されている。
集熱板41は、外皮24を覆うように、例えば外皮24の外周面及び天井面に接触して設けられている。集熱板41は、外皮24の熱を集めて熱電発電モジュール43に伝達する。これにより、熱電発電モジュール43の高温側の面の温度が高くなる。集熱板41は、熱伝導率の高い材料、例えば金属板により形成される。
熱電発電モジュール43は、平面視で矩形状を有する。熱電発電モジュール43は、外皮24の外周面に設けられた集熱板41と水冷ジャケット31との間に、周方向及び高さ方向に間隔を空けて複数配置されている。また、熱電発電モジュール43は、外皮24の天井面に設けられた集熱板41と水冷ジャケット31との間に、周方向及び径方向に間隔を空けて複数配置されている。熱電発電モジュール43は、集熱板41と水冷ジャケット31との間の温度差により、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する。熱電発電モジュール43は、リジッド構造の熱電発電モジュールであってもよく、フレキシブル構造の熱電発電モジュールであってもよい。
制御部7は、熱処理装置の全体の動作を制御する。制御部7は、例えばコンピュータであってよい。熱処理装置の全体の動作を制御するコンピュータのプログラムは、記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、フラッシュメモリ、DVD等であってよい。
次に、図3を参照し、熱処理装置の第1変形例について説明する。図3は、第1の実施形態の熱処理装置の第1変形例を示す横断面図である。
第1変形例の熱処理装置は、周方向において複数に分割された集熱板41Aを有する熱電発電部4Aを備える点で、図1及び図2に示される熱処理装置と異なる。
第1変形例では、集熱板41Aが、周方向において複数に分割されている。一例としては、集熱板41Aは、周方向において複数に分割されて、少なくとも断熱材21と熱電発電モジュール43との間を含む領域に配置されている。これにより、集熱板41Aが熱膨張して外皮24の外周面から浮き上がることが抑制される。その結果、外皮24から集熱板41Aに効率よく熱が伝達される。
次に、図4を参照し、熱処理装置の第2変形例について説明する。図4は、第1の実施形態の熱処理装置の第2変形例を示す横断面図である。
第2変形例の熱処理装置は、屈曲部411が形成された集熱板41Bを有する熱電発電部4Bを備える点で、図1及び図2に示される熱処理装置と異なる。
第2変形例では、集熱板41Bは、周方向における熱電発電モジュール43が配置されていない部分に外方に向けて屈曲する屈曲部411を有する。これにより、集熱板41Bが熱膨張して外皮24の外周面から浮き上がることが抑制される。その結果、外皮24から集熱板41Bに効率よく熱が伝達される。
次に、図5及び図6を参照し、熱処理装置の第3変形例について説明する。図5及び図6は、それぞれ第1の実施形態の熱処理装置の第3変形例を示す縦断面図及び横断面図である。
第3変形例の熱処理装置は、外皮24が集熱板として機能する点で、図1及び図2に示される熱処理装置と異なる。
第3変形例では、外皮24が、熱伝導率の高い材料、例えば金属板により形成され、集熱板として機能する。そのため、集熱板41が不要となる。即ち、熱電発電部4Cは、集熱板41を有していない。この場合、熱電発電モジュール43は、集熱板として機能する外皮24と水冷ジャケット31との間の温度差により、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する。このように、第3変形例では、集熱板41が不要であるので、部材点数を削減できる。
次に、図7及び図8を参照し、熱処理装置の第4変形例について説明する。図7及び図8は、それぞれ第1の実施形態の熱処理装置の第4変形例を示す縦断面図及び横断面図である。
第4変形例の熱処理装置は、断熱材21と外皮24との間に断熱部材25が設けられた加熱部2Dを有する点で、図1及び図2に示される熱処理装置と異なる。また、外皮24と熱電発電モジュール43との間及び熱電発電モジュール43と水冷ジャケット31との間にそれぞれ内側熱伝導部材42及び外側熱伝導部材44を有する熱電発電部4Dを備える点で、図5及び図6に示される熱処理装置と異なる。
断熱部材25は、断熱材21と外皮24との間に配置されている。断熱部材25は、クッション性のある断熱部材、例えばセラミックスにより形成された断熱ブランケットであってよい。
内側熱伝導部材42は、一方の面が外皮24の外周面に配置されている。内側熱伝導部材42は、例えば熱電発電モジュール43と同じサイズを有する。内側熱伝導部材42は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール43と外皮24との間の密着性が高まり、処理部1の熱が効率よく熱電発電モジュール43に伝達される。
外側熱伝導部材44は、一方の面が熱電発電モジュール43の他方の面に接触し、他方の面が水冷ジャケット31と接触して配置されている。外側熱伝導部材44は、例えば熱電発電モジュール43と同じサイズを有する。外側熱伝導部材44は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール43と水冷ジャケット31との間の密着性が高まり、水冷ジャケット31の熱が効率よく熱電発電モジュール43に伝達される。
次に、図9及び図10を参照し、熱処理装置の第5変形例について説明する。図9及び図10は、それぞれ第1の実施形態の熱処理装置の第5変形例を示す縦断面図及び横断面図である。
第5変形例の熱処理装置は、高さ方向に延びる冷却水流路311Eが、処理容器10の周方向に沿って間隔を空けて配置された水冷ジャケット31Eを有する冷却部3Eを備える点で、図7及び図8に示される熱処理装置と異なる。
水冷ジャケット31Eは、外皮24との間に隙間を空けて外皮24の外周及び天井を覆うように設けられている。水冷ジャケット31Eは、内部に冷却水流路311Eを有し、外部への熱影響を抑制する。冷却水流路311Eは、外皮24の外周において、高さ方向に延び、処理容器10の周方向に沿って間隔を空けて配置されている。また、冷却水流路311Eは、外皮24の天井において、例えば螺旋状に配置されている。冷却水流路311Eは、例えば円筒形状の支持部材312により支持されている。
内側熱伝導部材42、熱電発電モジュール43及び外側熱伝導部材44は、外皮24と水冷ジャケット31Eとの間であって、水冷ジャケット31Eの冷却水流路311Eと対応する位置に配置されている。水冷ジャケット31Eの冷却水流路311Eと対応する位置とは、処理容器10の中心O1及び水冷ジャケット31Eの冷却水流路311Eの中心O2を通る直線LN上を含む位置を意味する。これにより、熱電発電モジュール43の一方の面と他方の面との間の温度差が大きくなるので、発電効率を高めることができる。
以上に説明したように、第1の実施形態の熱処理装置は、加熱部と冷却部との隙間に、互いに間隔を空けて配置される複数の熱電発電モジュールと、を有する。これにより、各熱電発電モジュールは、それぞれ熱電発電モジュールが配置されている領域に加えて、周囲の熱を利用して発電できる。そのため、単位面積あたりに配置する熱電発電モジュールの数を減らし、且つ、発電効率を高めることができる。その結果、発電効率の改善とコストの低減を両立できる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態の熱処理装置について説明する。図11は、第2の実施形態の熱処理装置の構成例を示す概略図である。
図11に示されるように、熱処理装置は、処理部1と、加熱部2Lと、冷却部3Lと、熱電発電部5,6と、制御部7と、を有する。処理部1及び制御部7については、第1の実施形態と同様であってよい。
加熱部2Lは、処理容器10の周囲に設けられており、処理容器10内のウエハWを加熱する。加熱部2Lは、断熱材21L、発熱部22,23、外皮24Lを有する。
断熱材21Lは、例えば有天井の円筒形状を有し、マニホールド13上に設けられている。断熱材21Lは、シリカ及びアルミナを主成分として形成されている。断熱材21Lの側面には、断熱材21Lを貫通して形成された供給口211が高さ方向に所定の間隔を空けて複数設けられている。断熱材21Lの側面の上方には、断熱材21Lを貫通して形成された排気口212が設けられている。
発熱部22は、断熱材21Lの内周に、高さ方向に複数(例えば5つ)の領域に分けて設けられている。これにより、高さ方向における複数の領域ごとに温度を制御できるので、温度の面間均一性が向上する。各発熱部22は、例えば線状の発熱体が螺旋状又は蛇行状に巻回して形成される。なお、発熱部22は、高さ方向に複数の領域に分割されていなくてもよい。
発熱部23は、断熱材21Lの天井部に設けられている。発熱部23は、例えば線状の発熱体が渦巻状又は蛇行状に巻回して形成される。
外皮24Lは、断熱材21Lの外周を覆うように設けられている。外皮24Lは、ステンレス鋼等の金属材料により形成されており、断熱材21Lの形状を保持すると共に断熱材21Lを補強する。外皮24Lの側面には、断熱材21Lと対応する位置に外皮24Lを貫通して形成された複数の供給口(図示せず)が設けられている。
冷却部3Lは、水冷ジャケット31、冷却流体供給部32、排熱部33を有する。
水冷ジャケット31は、外皮24Lとの間に隙間を空けて外皮24Lの外周を覆うように設けられている。水冷ジャケット31は、内部に冷却水流路311を有し、外部への熱影響を抑制する。冷却水流路311は、例えば処理容器10の周方向に沿って螺旋状に形成されている。
冷却流体供給部32は、処理容器10と断熱材21Lとの間の第1の空間S1内に冷却流体を供給する。冷却流体供給部32は、供給流路321、バタフライ弁322、押出ブロア323、バルブ324を有する。
供給流路321は、上流側が冷却流体の供給源(図示せず)に接続されている。また、供給流路321は、下流側が複数に分岐されて、外皮24Lと水冷ジャケット31との間の第2の空間S2及び断熱材21Lに形成された供給口211を介して処理容器10と断熱材21Lとの間の第1の空間S1に連通する。これにより、冷却流体の供給源から導入される冷却流体は、供給流路321を通って第1の空間S1に供給される。冷却流体としては、例えば空気を利用できる。
バタフライ弁322は、供給流路321に設けられている。バタフライ弁322は、供給流路321内の冷却流体の流れの方向に対する弁体の角度を変えることにより、供給流路321内を流れる冷却流体の流量を制御する。バタフライ弁322は、例えば弁体を回転させるレバーやハンドルを有する手動式である。ただし、バタフライ弁322は、制御部7により弁体の回転が制御される自動式であってもよい。
押出ブロア323は、供給流路321におけるバタフライ弁322の下流側に設けられている。押出ブロア323は、冷却流体の供給源から導入される冷却流体を下流側に送り込む押し出しブロアである。
バルブ324は、供給流路321における押出ブロア323の下流側に設けられている。バルブ324は、供給流路321を開閉する。バルブ324を開くことにより、第1の空間S1に冷却流体が供給される。一方、バルブ324を閉じることにより、第1の空間S1への冷却流体の供給が遮断される。
排熱部33は、処理容器10と断熱材21Lとの間の第1の空間S1内で加熱された冷却流体(以下「高温流体」という。)を排出する。排熱部33は、排熱流路331、シャッタ332、水冷二重配管333、熱交換器334、吸引ブロア335、バルブ336を有する。
排熱流路331は、上流側が断熱材21Lに形成された排気口212と連通する。排熱流路331は、処理容器10と断熱材21Lとの間の第1の空間S1内の高温流体を、排気口212を介して熱処理装置の外部に排出する。
シャッタ332は、排気口212と排熱流路331との接続部に設けられている。シャッタ332は、排気口212と排熱流路331とが連通する状態と連通しない状態との間で切り替える。シャッタ332を開くことにより排気口212と排熱流路331とが連通し、第1の空間S1内から排熱流路331に高温流体が排出される。一方、シャッタ332を閉じることにより排気口212と排熱流路331との連通が遮断され、第1の空間S1内から排熱流路331への高温流体の排出が停止される。
水冷二重配管333は、熱交換部の一例であり、排熱流路331におけるシャッタ332の下流側に設けられている。水冷二重配管333は、内管333aと、外管333bと、を有する。内管333aは、内部に排熱流路331を流れる高温流体を通流させる配管である。外管333bは、内管333aを通流する高温流体との間で熱交換を行う冷却水を通流させる配管である。水冷二重配管333では、内管333a内に高温流体を通流させ、外管333b内に冷却水を通流させることにより、高温流体が内管333a内を通流している間に、冷却水と高温流体との間で熱交換が行われ、高温流体が冷却される。
熱交換器334は、熱交換部の一例であり、排熱流路331における水冷二重配管333の下流側に設けられている。熱交換器334は、排熱流路331を通流する高温流体を熱交換により冷却する。
吸引ブロア335は、排熱流路331における熱交換器334の下流側に設けられている。吸引ブロア335は、熱交換器334により冷却された高温流体を吸引して下流側に送り込む吸引ブロアである。
バルブ336は、排熱流路331における吸引ブロア335の下流側に設けられている。バルブ336は、排熱流路331を開閉する。バルブ336を開くことにより、排熱流路331内の高温流体が外部に排出される。
熱電発電部5は、水冷二重配管333に設けられており、水冷二重配管333の内管333a内を通流する高温流体と、外管333b内を通流する冷却水と、の間の温度差を利用して発電する。なお、内管333a内は第1の流路の一例であり、外管333b内は第2の流路の一例である。
次に、図12を参照し、水冷二重配管333に設けられる熱電発電部の第1構成例について説明する。図12(a)は水冷二重配管333の管軸に沿って切断した断面を示し、図12(b)は図12(a)における水冷二重配管333を一点鎖線12B-12Bで切断したときの断面を示し、図12(c)は図12(a)における領域12Cを拡大した断面を示す。また、図12(a)及び図12(c)において、高温流体の流れの方向を白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
図12(a)から図12(c)に示されるように、熱電発電部5は、水冷二重配管333の内管333aと外管333bとの間に設けられている。熱電発電部5は、内側熱伝導部材51、集熱板52、中間熱伝導部材53、熱電発電モジュール54、外側熱伝導部材55を有する。内側熱伝導部材51、集熱板52、中間熱伝導部材53、熱電発電モジュール54及び外側熱伝導部材55は、水冷二重配管333の内管333aの外周面の側からこの順序で配置されている。図12では、内管333aは、多角形(例えば六角形)に形成されている。
内側熱伝導部材51は、内管333aの外周面に配置されている。内側熱伝導部材51は、例えば熱電発電モジュール54よりも大きいサイズを有する。内側熱伝導部材51は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール54と内管333aとの間の密着性が高まり、内管333a内を通流する高温流体の熱が効率よく熱電発電モジュール54に伝達される。
集熱板52は、内側熱伝導部材51の外周面に配置されている。集熱板52は、例えば熱電発電モジュール54よりも大きいサイズ、例えば内側熱伝導部材51と同じサイズを有する。集熱板52は、内管333a内を通流する高温流体の熱を集めて熱電発電モジュール54に伝達する。これにより、熱電発電モジュール54の高温側の面の温度が高くなる。集熱板52は、熱伝導率の高い材料、例えば金属板により形成される。
中間熱伝導部材53は、集熱板52の外周面に配置されている。中間熱伝導部材53は、例えば熱電発電モジュール54と同じサイズを有する。中間熱伝導部材53は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール54と内管333aとの間の密着性が高まり、内管333a内を通流する高温流体の熱が効率よく熱電発電モジュール54に伝達される。
熱電発電モジュール54は、平面視で矩形状を有し、中間熱伝導部材53と外側熱伝導部材55との間に周方向及び管軸方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。熱電発電モジュール54は、内管333a内を通流する高温流体と外管333b内を通流する冷却水との間の温度差により、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する。熱電発電モジュール54は、リジッド構造の熱電発電モジュールであってもよく、フレキシブル構造の熱電発電モジュールであってもよい。
外側熱伝導部材55は、熱電発電モジュール54と外管333bとの間に配置されている。外側熱伝導部材55は、例えば熱電発電モジュール54と同じサイズを有する。外側熱伝導部材55は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール54と外管333bとの間の密着性が高まり、外管333b内を通流する冷却水の熱が効率よく熱電発電モジュール54に伝達される。
次に、図13を参照し、水冷二重配管333に設けられる熱電発電部の第2構成例について説明する。図13(a)は水冷二重配管333の管軸に沿って切断した断面を示し、図13(b)は図13(a)における水冷二重配管333を一点鎖線13B-13Bで切断したときの断面を示し、図13(c)は図13(a)における領域13Cを拡大した断面を示す。また、図13(a)及び図13(c)において、高温流体の流れの方向を白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
第2構成例では、内管333aが熱伝導率の高い材料、例えば金属板により形成され、集熱板として機能する点で、第1構成例と異なる。そのため、内側熱伝導部材51及び集熱板52が不要となる。即ち、熱電発電部5Aは、内側熱伝導部材51及び集熱板52を有していない。このように、第2構成例では、内側熱伝導部材51及び集熱板52が不要であるので、部材点数を削減できる。
次に、図14を参照し、水冷二重配管333に設けられる熱電発電部の第3構成例について説明する。図14(a)は水冷二重配管333の管軸に沿って切断した断面を示し、図14(b)は図14(a)における水冷二重配管333を一点鎖線14B-14Bで切断したときの断面を示す。また、図14(a)において、高温流体の流れの方向を白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
第3構成例では、内管333aの外周面に、周方向に間隔を空けて配置された4つの熱電発電モジュール54を有する熱電発電部5Bを備える点で、第2構成例と異なる。このように、熱電発電モジュール54は、内管333aの形状に応じて配置すればよい。
次に、図15を参照し、水冷二重配管333に設けられる熱電発電部の第4構成例について説明する。図15(a)は水冷二重配管333の管軸に沿って切断した断面を示し、図15(b)は図15(a)における水冷二重配管333を一点鎖線15B-15Bで切断したときの断面を示す。また、図15(a)において、高温流体の流れの方向を白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
第4構成例では、水冷二重配管333の上流側から下流側に向かって隣接する熱電発電モジュール54の間隔が拡がるように配置された熱電発電部5Cを備える点で、第2構成例と異なる。言い換えると、複数の熱電発電モジュール54は、水冷二重配管333の管軸方向における単位長さあたりの個数が、上流側よりも下流側が少なくなるように配置されている。水冷二重配管333では、熱源側から離れるにしたがって内管333a内を通流する高温流体の温度が下がるので、上流側に多くの熱電発電モジュール54を配置することにより、発電効率を高めることができる。
次に、図16を参照し、水冷二重配管333に設けられる熱電発電部の第5構成例について説明する。図16(a)は水冷二重配管333の管軸に沿って切断した断面を示し、図16(b)は図16(a)における水冷二重配管333を一点鎖線16B-16Bで切断したときの断面を示す。また、図16(a)において、高温流体の流れの方向を白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
第5構成例では、水冷二重配管333を管軸に沿って切断した断面において、内管333aの内面が円形に形成され、外面が多角形に形成されている点で、第4構成例と異なる。
次に、図17を参照し、水冷二重配管333に設けられる熱電発電部の第6構成例について説明する。図17(a)は水冷二重配管333の管軸に沿って切断した断面を示し、図17(b)は図17(a)における水冷二重配管333を一点鎖線17B-17Bで切断したときの断面を示す。また、図17(a)において、高温流体の流れの方向を白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
第6構成例では、水冷二重配管333を管軸に沿って切断した断面において、内管333aの内面及び外面が円形に形成されている点で、第4構成例と異なる。この場合、熱電発電モジュール54として、フレキシブル構造を有する熱電発電モジュールが用いられる。
次に、図18を参照し、熱交換器334に設けられる熱電発電部の第1構成例について説明する。図18において、高温流体の流れを白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
熱交換器334は、流体流路334a、冷却水流路334bを有する。流体流路334aは、第1の流路の一例であり、対向配置された2枚のプレート334cの間に形成されている。流体流路334aには、高温流体が通流する。冷却水流路334bは、第2の流路の一例であり、対向配置された2枚のプレート334dの間に形成されている。冷却水流路334bには、冷却水が通流する。流体流路334aと冷却水流路334bとは、隙間を空けて対向配置されている。
熱電発電部6は、熱交換器334の流体流路334aと冷却水流路334bとの間に設けられており、流体流路334aを通流する高温流体と冷却水流路334bを通流する冷却水との間の温度差を利用して発電する。熱電発電部6は、高温側熱伝導部材61、高温側集熱板62、第1中間熱伝導部材63、熱電発電モジュール64、第2中間熱伝導部材65、低温側集熱板66、低温側熱伝導部材67を有する。高温側熱伝導部材61、高温側集熱板62、第1中間熱伝導部材63、熱電発電モジュール64、第2中間熱伝導部材65、低温側集熱板66及び低温側熱伝導部材67は、流体流路334aを形成するプレート334cの外周面の側からこの順序で配置されている。
高温側熱伝導部材61は、一方の面が流体流路334aを形成するプレート334cに接触して配置されている。高温側熱伝導部材61は、例えばプレート334cと同じ大きさを有する。高温側熱伝導部材61は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されている。
高温側集熱板62は、一方の面が高温側熱伝導部材61の他方の面に接触して配置されている。高温側集熱板62は、例えば高温側熱伝導部材61と同じ大きさを有する。高温側集熱板62は、流体流路334aを通流する高温流体の熱を集めて熱電発電モジュール64に伝達する。これにより、熱電発電モジュール64の高温側の面の温度が高くなる。高温側集熱板62は、熱伝導率の高い材料、例えば金属板により形成される。
第1中間熱伝導部材63は、一方の面が高温側集熱板62の他方の面に接触して配置されている。第1中間熱伝導部材63は、例えば熱電発電モジュール64と同じサイズを有する。第1中間熱伝導部材63は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール64とプレート334cとの間の密着性が高まり、流体流路334aを通流する高温流体の熱が効率よく熱電発電モジュール64に伝達される。
熱電発電モジュール64は、平面視で矩形状を有し、第1中間熱伝導部材63と第2中間熱伝導部材65との間に周方向及び管軸方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。熱電発電モジュール64は、一方の面が第1中間熱伝導部材63に接触して配置されている。熱電発電モジュール64は、流体流路334aを通流する高温流体と冷却水流路334bを通流する冷却水との間の温度差により、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する。熱電発電モジュール64は、リジッド構造の熱電発電モジュールであってもよく、フレキシブル構造の熱電発電モジュールであってもよい。
第2中間熱伝導部材65は、一方の面が熱電発電モジュール64の他方の面に接触して配置されている。第2中間熱伝導部材65は、例えば熱電発電モジュール64と同じサイズを有する。第2中間熱伝導部材65は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール64とプレート334dとの間の密着性が高まり、冷却水流路334bを通流する冷却水の熱が効率よく熱電発電モジュール64に伝達される。
低温側集熱板66は、一方の面が第2中間熱伝導部材65の他方の面に接触して配置されている。低温側集熱板66は、例えばプレート334dと同じ大きさを有する。低温側集熱板66は、冷却水流路334bを通流する冷却水の熱を集めて熱電発電モジュール64に伝達する。これにより、熱電発電モジュール64の低温側の面の温度が低くなる。低温側集熱板66は、熱伝導率の高い材料、例えば金属板により形成される。
低温側熱伝導部材67は、一方の面が低温側集熱板66の他方の面に接触し、他方の面が冷却水流路334bを形成するプレート334dに接触して配置されている。低温側熱伝導部材67は、例えばプレート334dと同じ大きさを有する。低温側熱伝導部材67は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されている。
図19は、図18の熱電発電部6の熱電発電モジュール64の配置例を示す図である。図19(a)は複数の熱電発電モジュール64の配置の一例を示し、図19(b)は複数の熱電発電モジュール64の配置の別の例を示す。なお、図19(a)及び図19(b)において、流体流路334aの上流側を右側に示し、下流側を左側に示す。また、図19(a)及び図19(b)では、高温側集熱板62及び熱電発電モジュール64のみを図示し、その他の構成の図示を省略している。
図19(a)に示されるように、複数の熱電発電モジュール64は、流体流路334aを流れる高温流体の流れの方向及び高温流体の流れの方向に垂直な方向にそれぞれ互いに間隔を空けて配置されている。これにより、各熱電発電モジュール64は、それぞれ熱電発電モジュール64が配置されている領域に加えて、周囲の熱を利用して発電できる。そのため、単位面積あたりに配置する熱電発電モジュール64の数を減らし、且つ、発電効率を高めることができる。その結果、発電効率の改善とコストの低減を両立できる。
図19(b)に示されるように、複数の熱電発電モジュール64は、流体流路334aを流れる高温流体の流れの上流側から下流側に向かって隣接する熱電発電モジュール64の間隔が拡がるように配置されている。言い換えると、複数の熱電発電モジュール64は、流体流路334aを流れる高温流体の流れの方向における単位長さあたりの個数が、上流側よりも下流側が少なくなるように配置されている。熱交換器334では、熱源側から離れるにしたがって流体流路334aを通流する高温流体の温度が下がるので、上流側に多くの熱電発電モジュール64を配置することにより、発電効率を高めることができる。
次に、図20を参照し、熱交換器334に設けられる熱電発電部の第2構成例について説明する。図20において、高温流体の流れの方向を白色の矢印で示し、冷却水の流れの方向を黒色の矢印で示す。
熱電発電部6Aは、プレート334c,334dが熱伝導率の高い材料、例えば金属板により形成され、集熱板として機能する点で、熱電発電部6と異なる。なお、その他の構成については、熱電発電部6と同様の構成であるので、以下では、熱電発電部6と異なる点を中心に説明する。
熱電発電部6Aは、第1中間熱伝導部材63、熱電発電モジュール64、第2中間熱伝導部材65を有する。第1中間熱伝導部材63、熱電発電モジュール64及び第2中間熱伝導部材65は、流体流路334aを形成するプレート334cの外周面の側からこの順序で配置されている。
第1中間熱伝導部材63は、一方の面が流体流路334aを形成するプレート334cに接触して配置されている。第1中間熱伝導部材63は、例えばプレート334cと同じサイズを有する。第1中間熱伝導部材63は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール64とプレート334cとの間の密着性が高まり、流体流路334aを通流する高温流体の熱が効率よく熱電発電モジュール64に伝達される。
熱電発電モジュール64は、平面視で矩形状を有し、第1中間熱伝導部材63と第2中間熱伝導部材65との間に周方向及び管軸方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。熱電発電モジュール64は、一方の面が第1中間熱伝導部材63に接触して配置されている。熱電発電モジュール64は、流体流路334aを通流する高温流体と冷却水流路334bを通流する冷却水との間の温度差により、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する。熱電発電モジュール64は、リジッド構造の熱電発電モジュールであってもよく、フレキシブル構造の熱電発電モジュールであってもよい。
第2中間熱伝導部材65は、一方の面が熱電発電モジュール64の他方の面に接触し、他方の面が冷却水流路334bを形成するプレート334dに接触して配置されている。第2中間熱伝導部材65は、例えばプレート334dと同じサイズを有する。第2中間熱伝導部材65は、柔軟性を有し、且つ熱伝導率の高い材料、例えば熱伝導シートにより形成されていることが好ましい。これにより、熱電発電モジュール64とプレート334dとの間の密着性が高まり、冷却水流路334bを通流する冷却水の熱が効率よく熱電発電モジュール64に伝達される。
制御部7は、熱処理装置の全体の動作を制御する。制御部7は、例えばコンピュータであってよい。熱処理装置の全体の動作を制御するコンピュータのプログラムは、記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、フラッシュメモリ、DVD等であってよい。
以上に説明したように、第2の実施形態の熱処理装置は、第1の流路と第2の流路との間に、互いに間隔を空けて配置される複数の熱電発電モジュールと、を有する。これにより、各熱電発電モジュールは、それぞれ熱電発電モジュールが配置されている領域に加えて、周囲の熱を利用して発電できる。そのため、単位面積あたりに配置する熱電発電モジュールの数を減らし、且つ、発電効率を高めることができる。その結果、発電効率の改善とコストの低減を両立できる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 処理部
2,2D,2L 加熱部
3,3E,3L 冷却部
32 冷却流体供給部
33 排熱部
41,41A,41B,52 集熱板
43,54,64 熱電発電モジュール
62 高温側集熱板
66 低温側集熱板
10 処理容器

Claims (5)

  1. 処理容器と、
    前記処理容器の周囲に配置される加熱部と、
    前記加熱部の周囲に隙間を空けて配置される冷却部と、
    前記加熱部と前記冷却部との隙間に、互いに間隔を空けて配置される複数の熱電発電モジュールと、
    前記加熱部と前記熱電発電モジュールとの間に配置される集熱板と、
    を有し、
    前記集熱板は、前記処理容器の周方向における前記熱電発電モジュールが配置されていない部分に屈曲部を有する、
    熱処理装置。
  2. 前記処理容器は縦長の円筒形状を有し、
    前記複数の熱電発電モジュールは、前記処理容器の周方向及び高さ方向に間隔を空けて配置されている、
    請求項に記載の熱処理装置。
  3. 前記加熱部と前記熱電発電モジュールとの間、及び前記熱電発電モジュールと前記冷却部との間の少なくともいずれかに配置される熱伝導部材を有する、
    請求項1又は2に記載の熱処理装置。
  4. 前記熱電発電モジュールは、フレキシブル構造を有する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の熱処理装置。
  5. 前記熱電発電モジュールは、リジッド構造を有する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の熱処理装置。
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