JP2002171776A - 工業炉用熱電発電装置 - Google Patents

工業炉用熱電発電装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電素子の破壊による発電不能の問題を起す
ことなく、工業炉の熱エネルギーを電力として回収でき
るようにする。 【解決手段】 加熱室3を覆う断熱材3aの外側に、空
隙部6を介して水冷ジャケット7を装備させた工業炉と
しての抵抗加熱炉8において、水冷ジャケット7の内壁
面に、断熱材3aとは非接触となるように熱電モジュー
ル9を張り付ける。熱電モジュール9は、それぞれ複数
のP型熱電素子9aとN型熱電素子9bとを交互に並
べ、高温側の一端部同士と低温側の一端部同士を、電極
17と18により順次連結する。両端の電極17又は1
8を、電力回収ライン11を介し蓄電装置12にて回収
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抵抗加熱炉や燃焼炉
の如き工業炉で用いる熱電発電装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種、熱電発電装置は、複数のP型発
電素子とN型発電素子を交互に配して、それぞれの一端
部同士と他端部同士を交互に電極により連結してなる発
電モジュールを、上記電極を介して高温側の部材と低温
側の部材に接触させ、高温側からの熱流を低温側に流す
ことで電流を取り出すようになっているもので、従来よ
り広く知られており、たとえば、ボイラやゴミ焼却炉等
では、上記熱電モジュールを、高温配管と冷却水配管か
ら導いた冷却板との間に取り付けるようにしており、こ
の際、熱伝達率を高めるために、熱電モジュールを、電
気的絶縁体を介してボルトやばねを用いて締め付けるこ
とが行われている。
【0003】しかしながら、上記熱電モジュールに用い
られている熱電素子は構造の脆い材料により製造されて
おり、この熱電素子に非常に強い締付力が負荷される構
造として取り付けるようにしているため、温度差による
熱応力が加わることにより破壊に至ることがあり、又、
高温部では、熱サイクルにより電極と熱電素子との連結
部(ロウ付け部)にクリープや破壊が生じることがあ
る。上記熱電素子は電気的に直列に連結されているた
め、1個所でも破壊が生じると発電不能となってしまう
という問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電子部品の
如き高機能材料をワークとして用いる工業炉の中には、
炉体の外側に水冷ジャケットを配置して、ワークを急速
加熱した後に急冷処理を行う方式(バッチ式炉)やワー
クを連続焼結した後に連続冷却を行う方式(連続炉)等
があり、このような方式の場合、ワークに加わる熱に比
して、炉体を通して水冷ジャケット内の冷却水に伝わる
熱量が非常に大きく、エネルギーを無駄にしているとい
う特性がある。これらの熱エネルギーを上記の熱電発電
法を用いて直流電力として回収することにより、省エネ
ルギー化を図ることが望まれている。
【0005】そこで、本発明は、上述したような熱電素
子の破壊による発電不能の問題を起すことなく、工業炉
の熱エネルギーを電力として回収することができるよう
な工業炉用熱電発電装置を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、外側に水冷ジャケットが装備してある炉
内に、断熱材で覆われた加熱室を設け、該加熱室の断熱
材と水冷ジャケットとの間に空間部が形成されるように
してある工業炉の炉内に、複数の熱電素子を電気的に連
結してなる熱電モジュールの低温側を上記空間部の水冷
ジャケット側壁面に接触させて張り付けて、該熱電モジ
ュールの高温側と上記断熱材を非接触とするようにし、
且つ該熱電モジュールを、電力回収ラインを介して蓄電
装置に接続した構成とする。
【0007】断熱材から流れる主として放射熱が熱電モ
ジュールの高温側で受けられ、熱電モジュールから取り
出された電力が蓄電装置にて回収されることになる。こ
の際、熱電モジュールの高温側は炉内断熱材に対し非接
触であることから、熱電素子には熱応力が作用しにくく
なり破壊が防止される。
【0008】又、加熱保持室部の出口側に、冷却室部を
配置して炉室を形成し、該炉室の外側に水冷ジャケット
を装備させると共に、炉室内にワークを連続搬送する搬
送コンベヤの搬送部を通すようにしてある工業炉の上記
水冷ジャケット側の内壁面に、複数の熱電素子を電気的
に連結してなる熱電モジュールの低温側を張り付け、該
熱電モジュールを、電力回収ラインを介して蓄電装置に
接続した構成としても、同様に電力を回収することがで
きて、熱電素子の破壊を防止することができる。
【0009】更に、工業炉を複数とし、各工業炉の熱電
モジュールからの電力回収ラインを、1つの蓄電装置に
集合させて接続するようにした構成とした場合は、回収
した電力を、合理的に供給することができるようにな
る。
【0010】更に又、熱電モジュールの高温側の受熱面
に、集熱板を配置した構成とすることによって、熱電モ
ジュールの受熱効率をより向上させることができるよう
になる。
【0011】又、熱電モジュールの熱電素子の高温側受
熱面に、ワイヤ又はバネ材にて電気的接続を施した構成
とすることにより、高温側の熱応力を緩和することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1(イ)(ロ)は本発明の実施の一形態
を示すもので、バッチ式の抵抗加熱炉への採用例につい
て示す。すなわち、外側に水冷ジャケット7を備えた炉
内に、一側に雰囲気ガス供給管1を、又、他側に廃ガス
管2をそれぞれ接続し且つ内部でワーク4を加熱するよ
う電気ヒータ5を貫通させて備えていて、外側を断熱材
3aで覆ってなる加熱室3を設け、且つ上記断熱材3a
の外側と上記水冷ジャケット7との間に空間部6を形成
し、該空間部6を真空又はガス雰囲気として運転するよ
うにしてある工業炉としての抵抗加熱炉8において、ユ
ニット化された多数の熱電モジュール9を、上記水冷ジ
ャケット7に接するように炉内面に、上記断熱材3aと
は非接触に張り付け、且つ上記各熱電モジュール9を、
ダイオード等の逆流防止器10を備えた電力回収ライン
11を介して蓄電装置12に接続し、該蓄電装置12か
らの電力供給ライン13を、抵抗加熱炉8の個別制御器
14に接続し、上記加熱室3内を加熱したときに断熱材
3aから水冷ジャケット7に流れる放射熱を主とする熱
流15を基に、各熱電モジュール9により熱エネルギー
を電気エネルギーに変換し、蓄電装置12で回収した電
力を制御器14に供給できるようにする。
【0014】上記熱電モジュール9は、図1(ロ)にそ
の一例の詳細を示す如く、それぞれ複数のP型熱電素子
9aとN型熱電素子9bとを交互に並べて、これら熱電
素子9aと9bとが直列に導通するように、熱電素子9
aと9bの高温側となる一端部同士をワイヤ16により
接続された電極17により順次連結すると共に、低温側
となる他端部同士を電極18により順次連結し、両端に
位置する電極18又は17に電力回収ライン11を接続
するようにしてあり、低温側を、セラミックやプラスチ
ック等の薄い絶縁体19を介して冷却ジャケット7に接
するように張り付けるようにしてある。
【0015】加熱室3内に配置されたワーク4をヒータ
5により加熱すると、その熱の多くが断熱材3aを通し
て水冷ジャケット7に伝えられるが、このとき、断熱材
3aから流れる熱流15のほとんどは放射熱であるた
め、この熱エネルギーは水冷ジャケット7へ到達する前
に熱電モジュール9の高温側受熱面にて受けられ、低温
側に伝えられることで電気エネルギーに変換される。こ
れにより、発生した直流電力は電力回収ライン11によ
り蓄電装置12に回収され、制御器14等の直流で動作
する機器に供給される。したがって、このように電力回
収を行うことで、抵抗加熱炉8の消費電力を低減するこ
とができる。
【0016】上記において、熱電モジュール9の低温側
は絶縁体19を介して水冷ジャケット7に接している
が、高温側は断熱材3aに対し非接触としてあり、しか
も高温側の電極17はワイヤ16により接続されていて
電極17同士は自由に動けるようにしてあって、各熱電
素子9a,9bには締付力が作用していないので、高温
側は熱応力を受けにくく、そのため、各熱電素子9a,
9bの破壊をなくすことができ、発電不能となってしま
うような事態の発生を未然に防ぐことができる。
【0017】又、上述したように、熱電モジュール9
は、高温側を炉内断熱材3aに対し非接触としてあっ
て、主として放射伝熱を受ける構造としてあるため、高
温側に絶縁体を配置する必要がなく、熱電素子9a,9
bに熱が伝わり易くなることから、熱電モジュール9自
体の組み立てが簡単となり、安価に製作することができ
る。更に、ヒータ5の電源を切って加熱室3を冷却する
場合にも、断熱材3aからは暫くの間熱流15が発して
いるので、この熱流15を用いて発電することができて
有利となる。
【0018】次に、図2は本発明の実施の他の形態を示
すもので、図1(イ)(ロ)に示したと同様な構成にお
いて、熱電モジュール9の熱電素子9a,9bの高温側
の受熱面同士をワイヤ16により接続された電極17に
より連結することに代えて、バネ材の機能をもたせた集
熱板兼用の導電板28にて接続したものである。
【0019】図2に示すように構成すると、導電板28
は熱流15を受ける面積が広くなって有利となると共に
バネ材の機能によって高温側の熱応力を良好に緩和する
ことができる。
【0020】又、図3(イ)(ロ)は本発明の実施の更
に他の形態を示すもので、図1(イ)(ロ)に示したと
同様な構成において、図3(イ)は、熱電モジュール9
の高温側に、黒体製の集熱板20を各熱電素子9a,9
bの受熱面を覆うように配置したものであり、図3
(ロ)は、同じく熱電モジュール9の高温側に、多数の
集熱フィン21を設けてなる黒体(黒鉛等)製の集熱板
20を配置したものである。
【0021】図3(イ)に示すように、熱電モジュール
9の高温側受熱面に集熱板20を配置すると、該集熱板
20により断熱材3aからの熱流15を受け易くするこ
とができるので、発電効率を向上させることができ、
又、図3(ロ)に示すようにした場合は、集熱フィン2
1により、受熱面積を更に広くすることができるので、
発電効率をより向上させることができる。この時、フィ
ン形状は放射光に対して黒体のようになる形状にしてお
くと更に効果的である。
【0022】次いで、図4は本発明の実施の更に別の形
態を示すもので、工業炉としての連続炉22への適用例
について示す。すなわち、炉室23を、加熱ガスを流す
ようにした加熱保持室部24と、該加熱保持室部24の
入側に配置した昇温室部25と、上記加熱保持室部24
の出側に配置した冷却室部26とからなる構成として、
各室部25,24,26の外側に水冷ジャケット27を
装備し、且つ各室部25,24,26内に、ワーク4を
搬送する搬送コンベヤ29の搬送部を連続的に通過させ
るようにし、ワーク4を、昇温室25で昇温させてか
ら、加熱保持室部24で焼結処理した後、冷却室部26
で冷却して排出するようにしてある工業炉としての連続
炉22において、上記水冷ジャケット27の内壁面所要
個所に、図1(ロ)又は図2あるいは図3(イ)や図3
(ロ)に示す如き構成の熱電モジュール9を、高温側が
非接触となるように張り付け、熱電モジュール9で取り
出された電力を蓄電装置12で回収して、制御器14等
の電力として供給できるようにしたものである。なお、
図4において、図1(イ)と同一部分には同一符号が付
してある。
【0023】図4に示すような連続炉22に適用した場
合、昇温室部25と加熱保持室部24では、主として加
熱ガスの対流熱及び放射熱を熱電モジュール9が受熱す
ることにより、又、冷却室部26では、ワーク4からの
放射熱を熱電モジュール9で受熱することにより、電力
を取り出して回収することができ、図1(イ)(ロ)の
実施の形態の場合と同様な作用効果を奏し得る。
【0024】図5は本発明の実施の更に別の形態を示す
もので、上記したような抵抗加熱炉8や連続炉22等が
複数基設置されている場合への適用例について示す。す
なわち、複数の抵抗加熱炉8(又は連続炉22)の冷却
ジャケットの内壁面に張り付けた各熱電モジュール9の
電力回収ライン11を、1つの蓄電装置12に集合させ
るようにし、且つ各抵抗加熱炉8(又は連続炉22)の
稼働状況などの信号を中央制御器30から分配制御器3
1に入力できるようにして電力を必要とする抵抗加熱炉
8(又は連続炉22)に電力を供給できるようにしたも
のである。なお、図5において、図1(イ)と同一部分
には同一符号が付してある。
【0025】図5に示すようにした場合は、複数の抵抗
加熱炉8(又は連続炉22)から取り出した電力をすべ
て1つの蓄電装置12に蓄電させて、電力を必要とする
抵抗加熱炉(又は連続炉)22のみに供給することがで
きるので、電力を合理的且つ有効に使用することができ
て更なる省エネルギー化を図ることができる。
【0026】なお、上記図1、図4の実施の形態では、
バッチ式の工業炉として抵抗加熱炉8を示したが、冷却
ジャケットを装備した構成の燃焼炉であってもよいこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の工業炉用熱電
発電装置によれば、外側に水冷ジャケットが装備してあ
る炉内に、断熱材で覆われた加熱室を設け、該加熱室の
断熱材と水冷ジャケットとの間に空間部が形成されるよ
うにしてある工業炉の炉内に、複数の熱電素子を電気的
に連結してなる熱電モジュールの低温側を上記空間部の
水冷ジャケット側壁面に接触させて張り付けて、該熱電
モジュールの高温側と上記断熱材を非接触とするように
し、且つ該熱電モジュールを、電力回収ラインを介して
蓄電装置に接続した構成としたり、加熱保持室部の出口
側に、冷却室部を配置して炉室を形成し、該炉室の外側
に水冷ジャケットを装備させると共に、炉室内にワーク
を連続搬送する搬送コンベヤの搬送部を通すようにして
ある工業炉の上記水冷ジャケット側の内壁面に、複数の
熱電素子を電気的に連結してなる熱電モジュールの低温
側を張り付け、該熱電モジュールを、電力回収ラインを
介して蓄電装置に接続した構成としてあるので、熱電モ
ジュールで取り出した電力を蓄電装置で回収できること
により、炉の消費電力を低減できると共に、熱電モジュ
ールの高温側が熱応力を受けにくい構造となって熱電素
子の破壊を抑えることができることにより、発電不能と
なってしまうことを防止することができ、しかも、熱電
モジュールの高温側には絶縁体を配置する必要がないの
で、熱電モジュールの組み立てを容易に行うことがで
き、又、工業炉を複数とし、各工業炉の熱電モジュール
からの電力回収ラインを、1つの蓄電装置に集合させて
接続するようにした構成とすることにより、回収した電
力を、電力を必要とする個所へ供給することができてよ
り有効に利用することができ、更に、熱電モジュールの
高温側の受熱面に、集熱板を配置した構成とすることに
よって、熱電モジュールによる受熱効率をより向上させ
ることができ、更に又、熱電モジュールの熱電素子の高
温側受熱面に、ワイヤ又はバネ材にて電気的接続を施し
た構成とすることにより、高温側の応力を良好に緩和す
ることができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工業炉用熱電発電装置の実施の一形態
を示すもので、(イ)は抵抗加熱炉への適用例を示す概
要図、(ロ)は(イ)のA部拡大図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す熱電モジュール
の構成例図である。
【図3】本発明の実施の更に他の形態を示すもので、
(イ)(ロ)はいずれも熱電モジュールの構成例図であ
る。
【図4】本発明の実施の更に別の形態を示すもので、連
続炉への適用例を示す概要図である。
【図5】本発明の実施の更に別の形態を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
3 加熱室 3a 断熱材 4 ワーク 5 ヒータ 6 空間部 7 水冷ジャケット 9 熱電モジュール 9a P型熱電素子 9b N型熱電素子 11 電力回収ライン 16 ワイヤ 20 集熱板 21 集熱フイン 22 連続炉 23 炉室 24 加熱保持室部 26 冷却室部 27 水冷ジャケット 28 導電板(バネ材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に水冷ジャケットが装備してある炉
    内に、断熱材で覆われた加熱室を設け、該加熱室の断熱
    材と水冷ジャケットとの間に空間部が形成されるように
    してある工業炉の炉内に、複数の熱電素子を電気的に連
    結してなる熱電モジュールの低温側を上記空間部の水冷
    ジャケット側壁面に接触させて張り付けて、該熱電モジ
    ュールの高温側と上記断熱材を非接触とするようにし、
    且つ該熱電モジュールを、電力回収ラインを介して蓄電
    装置に接続した構成を有することを特徴とする工業炉用
    熱電発電装置。
  2. 【請求項2】 加熱保持室部の出口側に、冷却室部を配
    置して炉室を形成し、該炉室の外側に水冷ジャケットを
    装備させると共に、炉室内にワークを連続搬送する搬送
    コンベヤの搬送部を通すようにしてある工業炉の上記水
    冷ジャケット側の内壁面に、複数の熱電素子を電気的に
    連結してなる熱電モジュールの低温側を張り付け、該熱
    電モジュールを、電力回収ラインを介して蓄電装置に接
    続した構成を有することを特徴とする工業炉用熱電発電
    装置。
  3. 【請求項3】 工業炉を複数とし、各工業炉の熱電モジ
    ュールからの電力回収ラインを、1つの蓄電装置に集合
    させて接続するようにした請求項1又は2記載の工業炉
    用熱電発電装置。
  4. 【請求項4】 熱電モジュールの高温側の受熱面に、集
    熱板を配置した請求項1、2又は3記載の工業炉用熱電
    発電装置。
  5. 【請求項5】 熱電モジュールの熱電素子の高温側受熱
    面に、ワイヤ又はバネ材にて電気的接続を施した請求項
    1、2、3又は4記載の工業炉用熱電発電装置。
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