JP4411341B2 - 縦型熱処理装置用の熱交換器及び縦型熱処理装置 - Google Patents

縦型熱処理装置用の熱交換器及び縦型熱処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、縦型熱処理装置用の熱交換器及び縦型熱処理装置に関する。
半導体装置の製造においては、被処理体例えば半導体ウエハに酸化、拡散、CVD(Chemical Vapor Deposition)などの処理を施すために、各種の熱処理装置が用いられており、その一つとして、一度に多数枚のウエハの熱処理が可能な縦型熱処理装置が使用されている。この縦型熱処理装置としては、ウエハを収容して熱処理するための処理容器と、この処理容器の周囲を覆うように設けられたヒータと、該ヒータ内に空気を送り込むと共にヒータ内の空気を吸引排気してヒータ内を強制的に冷却する強制空冷機構とを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。この縦型熱処理装置によれば、急速昇降温が可能であるため、熱処理の迅速化やスループットの向上が図れる。
上記ヒータ内は排気配管を介して工場排気系に接続されているが、上記強制空冷機構の作動により高温の空気が多量に工場排気系に流れることによる熱的影響を抑制するために、上記排気配管にはヒータ内から強制的に排気される高温の空気を常温の冷却水と熱交換して冷却する熱交換器が設けられている。
この熱交換器は、図6に示すように、多数枚の波状薄板(フィン)22を真空ロウ付けにより積層一体化して交互に空気通路と冷却水通路を複数形成したコア23と、該コア23の冷却水通路に冷却水を流通させる水冷配管を接続するための水冷配管接続部25と、上記コア23を収容しその空気通路に空気を流通させる排気配管を接続するための排気配管接続部29を有するケース27とを備えている。上記コア23は上記ケース27内にロウ付けにより固定されていた。
特開2003−209063号公報
しかしながら、上述したような積層フィンタイプの熱交換器においては、上記コア23が冷却されているのに対して上記ケース27の空気入口側が高温(例えば270℃程度)に晒されるだけでなく、ケース27の空気入口側温度が一定ではなく、日に何回も(例えば10回程度)常温から高温までの急激な温度変化が繰り返されるため、肉厚の薄いフィン22を積層したコア23に対して肉厚の厚いケース27が熱膨張収縮を繰り返すことによりケース27に接しているコア23のフィン22に繰返し応力による疲労破壊が発生し、耐久性の低下や疲労破壊によるコア23からの漏水を生じることが考えられる。コア23からの漏水が発生すると、例えばケース27と排気配管の接続部等からの漏水が生じ、縦型熱処理装置や室内を濡らす不具合を誘発する恐れがある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、コアの疲労破壊及び疲労破壊によるコアからの漏水を防止することができ、耐久性の向上が図れる縦型熱処理装置用の熱交換器及び縦型熱処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち、第1の発明は、被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を覆うように設けられ上記被処理体を加熱するヒータと、該ヒータ内に空気を送り込むと共にヒータ内の空気を吸引排気してヒータ内を冷却する強制空冷機構とを備えた縦型熱処理装置における上記ヒータ内から吸引排気される高温の空気を冷却するための熱交換器であって、該熱交換器は、波状薄板を積層して交互に隣接する空気通路と冷却水通路を形成したコアと、該コアの冷却水通路に冷却水を流通させる水冷配管を接続するための水冷配管接続部と、上記コアを収容しその空気通路に空気を流通させる排気配管を接続するための排気配管接続部を有するケースとを備え、上記コアとケースの熱膨張差を吸収するために上記ケース内に上記コアを移動自在に設けられ、上記水冷配管接続部の根元の外周には、係合部が設けられ、上記コアには、上記係合部を含む水冷配管接続部の径方向の移動を許容する開口部が形成されていると共に、上記係合部に半径方向から係合して水冷配管接続時に水冷配管接続部の根元に加わる捻り応力を抑制するための係合溝を有する半割りの補強板が係合位置と非係合位置に選択的に固定可能に設けられていることを特徴とする。
第2の発明は、被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を覆うように設けられ上記被処理体を加熱するヒータと、該ヒータ内に空気を送り込むと共にヒータ内の空気を吸引排気してヒータ内を冷却する強制空冷機構と、上記ヒータ内から吸引排気される高温の空気を冷却するための熱交換器とを備えた縦型熱処理装置であって、上記熱交換器は、波状薄板を積層して交互に隣接する空気通路と冷却水通路を形成したコアと、該コアの冷却水通路に冷却水を流通させる水冷配管を接続するための水冷配管接続部と、上記コアを収容しその空気通路に上記ヒータ内からの空気を流通させる排気配管を接続するための排気配管接続部を有するケースとを備え、上記コアとケースの熱膨張差を吸収するために上記ケース内に上記コアが移動自在に設けられ、上記水冷配管接続部の根元の外周には、係合部が設けられ、上記コアには、上記係合部を含む水冷配管接続部の径方向の移動を許容する開口部が形成されていると共に、上記係合部に半径方向から係合して水冷配管接続時に水冷配管接続部の根元に加わる捻り応力を抑制するための係合溝を有する半割りの補強板が係合位置と非係合位置に選択的に固定可能に設けられていることを特徴とする。
上記ケースとコアとの間にはスぺーサが介在されていることが好ましい。
本発明によれば、コアの疲労破壊及び疲労破壊によるコアからの漏水を防止することができ、耐久性の向上が図れる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の実施の形態である縦型熱処理装置を概略的に示す図、図2は熱交換器の要部縦断面図、図3は図2のA部拡大断面図である。
図1において、1は縦型熱処理装置で、この縦型熱処理装置1は、図示しない筐体と、該筐体内に設けられ被処理体例えば半導体ウエハwを収容して所定の熱処理を行う縦型の処理容器(反応管ともいう)2を備えている。この処理容器2は、耐熱性及び耐食性を有する石英(石英ガラス)により形成されている。処理容器2は、上部がドーム状、具体的には逆漏斗状に形成されており、下部が炉口3として開口している。前記処理容器2の下部の開口端にはフランジ部4が設けられ、該フランジ部4がフランジ押えを介してベースプレートに固定されている(図示省略)。
処理容器2の下側部には処理ガスや不活性ガス(例えばN)を導入するガス導入管を接続するためのガス導入口部が設けられている(図示省略)。処理容器2の頂部中央には排気管5を接続するための排気口部6がL字状に屈曲して形成されている。排気管5には処理容器2内を所定の圧力例えば−10kPa程度に減圧可能な真空ポンプ、圧力センサ、圧力制御弁、コントローラを備えた圧力制御システムが設けられている。
前記処理容器2の周囲にはこれを覆うように処理容器2内を所定の温度例えば300〜1000℃に加熱制御可能な円筒状のヒータ7が設けられている。ヒータ7としては、金属製(例えばSUS製)の水冷ジャケットからなる円筒状のヒータ本体7aと、該ヒータ本体7aの内周に配設されたカーボンワイヤ式のヒータエレメント(図示省略)とを備え、急速昇降温が可能なものが好ましい。ヒータ7はベースプレート上に設置されている。ヒータ7の上部は天板8で覆われ、前記排気口部6は天板8を貫通してヒータ7の上部から突出されている。なお、ヒータ7としては、円筒状の断熱材の内周にヒータエレメント(抵抗発熱線)を配設してなるものであってもよい。
処理容器2の下方には、処理容器2の下部の開口(炉口)3を密閉する蓋体19が図示しない昇降機構により昇降可能(開閉可能)に設けられている。この蓋体9の上方には複数例えば25〜50枚程度のウエハwを上下方向に所定の間隔で多段に搭載保持する石英製のボート(保持具)10が設けられている。このボート10は下部中央部に支柱11を有し、該支柱11が蓋体9の中央部に設けられた回転導入機構12に接続されている。前記蓋体9の中央部には炉口3からの放熱を抑制する手段として面状の加熱ヒータや遮熱板を備えたサーモプラグ13が前記支柱11と干渉しない状態で設けられている。なお、上記サーモプラグ13の代わりに蓋体9上に保温筒を載置し、この保温筒上にボート10を載置するようにしてもよい。処理容器2の下方には、蓋体9の降下により処理容器2内からボート10を搬出し、該ボート10と運搬容器であるキャリア(カセット)との間でウエハwの移載を行うためのローデングエリア14が設けられている。
プロセス降温時又はドライクリーニング等の保守時にヒータ7及びヒータ7内の処理容器2を強制空冷するために、ヒータ内に空気を送り込むと共にヒータ内の空気を吸引排気してヒータ7内を強制的に冷却する強制空冷機構15が設けられている。この強制空冷機構15は、例えば常温(室温)の空気をヒータ7内に送入するための送風機16を備えた送風ノズル17と、ヒータ7の上部に排気配管(排気ダクトともいう)18を介して接続された工場排気系19とからなっている。工場排気系19は微減圧(例えば0.4気圧程度)で吸引排気するようになっている。なお、工場排気系19と排気配管18との間に排気ファン20が設けられていてもよい。また、ヒータ7内に空気を送り込む方式としては、ヒータ7の周壁に配設した複数のノズルから処理容器2の接線方向に空気を噴射して処理容器2の周囲に旋回流を生じさせるようにしてもよい。
また、上記強制空冷機構15により工場排気系19に直接排気される高温で多量の空気による不具合を回避するために、ヒータ7内と工場排気系19を繋ぐ排気配管18には上記高温の空気を常温(25〜30℃程度)の冷却水と熱交換させて冷却する(降温させる)熱交換器21が設けられている。この熱交換器21は、波状薄板(フィン)22を積層して交互に空気通路(図示省略)と冷却水通路(図示省略)を形成したコア23と、該コア23の冷却水通路に冷却水を流通させる水冷配管(図示省略)を接続するための水冷配管接続部25a,25bと、上記コア23を収容しその空気通路に上記ヒータ7内(すなわちヒータ本体7a内)からの空気を流通させる排気配管18を接続するための排気配管接続部26a,26bを有するケース27とを備えている。
上記波状薄板22は、厚さが0.3mm程度で耐熱性及び耐食性の高い材質例えばSUS316L製であることが好ましい。積層方向に隣り合う波状薄板22は、波が互いに交差するように角度をずらして配置され、交差した部分がロウ付けにより接合されている。上記コア23の長手方向一端部と他端部とには各層の冷却水通路に冷却水を分配供給する給水ヘッダー部28aと、各層の冷却水通路からの冷却水を合流排水する排水ヘッダー部28bとが設けられ、コア23の上部の一端部と他端部とには給水ヘッダー部28a,排水ヘッダー部28bと連通する筒状の水冷配管接続部(冷却水入口,冷却水出口)25a,25bが突設されている。
上記ケース27は、両端が開放された角筒状の胴部27aと、該胴部27aの両端に設けられた裁頭角錐状の空気入口ヘッダー部(分配管)27b及び空気出口ヘッダー部(集合管)27cとからなり、これらヘッダー部27b,27cに排気配管接続部(フランジ)26a,26bが設けられている。ケース27は、水と接せず、コア23ほど耐食性を要求されないため、例えばSUS304製であることが好ましい。
上記コア23とケース27の熱膨張差によるコア23へのストレス(応力集中)を抑制するために、すなわち上記コア23とケース27の熱膨張差を吸収するために、上記ケース27内に上記コア23が移動自在に設けられている。この場合、ケース27とコア23との間には熱膨張による相対的移動を許容し得る隙間30が設けられており、該隙間30には、これらケース27とコア23が相対的移動(摺動)で擦れることによりコア23の波状薄板22に発生する磨耗穴の発生を防止するためにスぺーサ31が介在されていることが好ましい。このスぺーサ31としては、コア23の材質と同じであることが好ましく、更には、波状薄板又は波状板(厚板を含む)であることがコア23と一体となってケース27の内面を摺動できる点で好ましい。また、図3に示すようにスぺーサ31とコア23との間、スぺーサ31とケース27との間には、それぞれ熱膨張による相対的移動を許容ないし吸収し得る隙間S1,S2が設けられていることが好ましい。
図4は水冷配管接続部の補強構造を示す断面図、図5は水冷配管接続部の補強板を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は補強板を保持位置にした平面図、(c)は補強板を開放位置にした平面図である。上記水冷配管接続部25a,25bの根元の外周には、水冷配管接続時の回動止め用の係合部32が設けられ、上記コア23には、上記係合部32を含む水冷配管接続部25a,25bの径方向の移動を許容する開口部33が形成されている。上記係合部32は、例えば円環部の両側部を切り落とした形状とされているが、角形(例えば四角形や六角形等)に形成されていてもよい。上記係合部32は水冷配管接続部25a,25bの根元に一体形成されている。上記係合部32に半径方向から係合して水冷配管接続時に水冷配管接続部25a,25bの根元に加わる捻り応力を抑制するための係合溝34を有する半割りで左右一対の補強板35が係合位置(左右の補強板が係合部を挟んで保持する位置;保持位置)と非係合位置(左右の補強板が互いに離反して係合部を開放する位置;開放位置)に選択的に固定可能に設けられている。
コア23の上面部には上記補強板35の両端部をコア23の上面部に対して締付け固定するためのネジ36を螺着するためのネジ孔37が設けられている。補強板35の両端部には、補強板35を係合位置(保持位置)と非係合位置(開放位置)とに選択的に移動可能な長穴38が設けられており、ネジ36により補強板35が上記何れかの位置に固定可能になっている。
上記水冷配管接続部25a,25bには、水冷配管を接続するために例えば図5に示すようにL字状の管継手39が接続される。この管継手39のナット39aを締付ける時に水冷配管接続部25a,25bの根元に捻り応力がかかり、コア23の上面部が変形ないし剥離する不具合を防止するために上記係合部32及び補強板35が設けられている。すなわち、上記係合部32を含む水冷配管接続部25a,25bは、コア23の上面部に給水ヘッダー部28a、排水ヘッダー部28bと軸心を一致させた状態で溶接により接合されているが、コア23の移動に伴う水冷配管接続部25a,25bの移動を許容するべくケース27には固定されていないため、水冷配管接続部25a,25bの根元に水冷配管接続時に捻り応力がかかり易い。この問題を解消するために上記係合部32及び補強板35が採用されている。上記熱交換器21においては、コア23の磨耗による冷却水の漏水を防止することができるのであるが、万が一冷却水の漏水が発生した場合にその漏水を検出するために、ケース27の空気出口ヘッダー部27cの底面にはリークセンサを取付けるための継手部40が設けられていることが好ましい。
以上の構成からなる縦型熱処理装置1において、熱交換器21を取付けないし交換する手順について説明する。先ず、熱交換器21における水冷配管接続部25a,25bの補強板35が保持位置に固定されていることを確認したら、その水冷配管接続部25a,25bに管継手39を取付けた後、その熱交換器21を縦型熱処理装置1の筐体上に搭載する。次に、その熱交換器21に排気配管18及び水冷配管を接続したら、最後に上記補強板35を開放位置に固定すればよい。
上記熱交換器21によれば、波状薄板22を積層して交互に空気通路と冷却水通路を複数形成したコア23と、該コア23の冷却水通路に冷却水を流通させる水冷配管を接続するための水冷配管接続部25a、25bと、上記コア23を収容しその空気通路に空気を流通させる排気配管18を接続するための排気配管接続部26a,26bを有するケース27とを備え、上記コア23とケース27の熱膨張差を吸収するために上記ケース27内に上記コア23を移動自在に設けているため、コア23の疲労破壊及び疲労破壊によるコア23からの漏水を防止することができ、耐久性の向上が図れる。
また、上記ケース27とコア23との間にはスぺーサ31が介在されているため、ケース27とコア23が相対的移動(摺動)で擦れることによりコア23の波状薄板22に発生する磨耗穴の発生を防止することができ、耐久性の向上が図れると共に漏水の発生を防止することができる。
上記水冷配管接続部25a,25bの根元の外周には、係合部32が設けられ、上記コア23には、上記係合部32を含む水冷配管接続部25a,25bの径方向の移動を許容する開口部33が形成されていると共に、上記係合部32に半径方向から係合して水冷配管接続時に水冷配管接続部25a,25bの根元に加わる捻り応力を抑制するための係合溝34を有する半割りの補強板35が係合位置と非係合位置に選択的に固定可能に設けられているため、水冷配管接続時に水冷配管接続部25a,25bの根元における捻り応力の発生を防止でき、コア23の上面部の変形ないし波状薄板の剥離を防止でき、耐久性の向上が図れ、水冷配管接続後においては、補強板35を開放位置(非係合位置)に固定しておくことにより、コア23の移動に伴う水冷配管接続部25a,25bの移動を許容することができる。
また、上記縦型熱処理装置1によれば、ヒータ7内に空気を送り込むと共にヒータ7内の空気を吸引排気してヒータ7内を強制的に冷却する強制空冷機構15を備えているため、プロセス降温時又はドライクリーニング等の保守時に処理容器2を迅速に降温させることができ、装置運用上の待ち時間ないし保守時のダウンタイムの短縮化が図れ、スループットの向上ないし生産性の向上が図れる。
上記熱交換器21の評価方法として、縦型熱処理装置1と同様の熱サイクルをかけられる実験装置を作成し、最高加熱温度を400℃として高負荷試験を行い効果を確認した。その結果、従来品では219サイクルで漏水が発生したのに対し、対策品(実施例品)では3000サイクル以上(平成19年10月12日現在で3366サイクル)でも漏水が発生せず、10倍以上の耐久性があることが確認された。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、スぺーサ31としては、波状板であることが好ましいが、波状板でなくても良い。
本発明の実施の形態である縦型熱処理装置を概略的に示す図である。 熱交換器の要部縦断面図である。 図2のA部拡大断面図である。 水冷配管接続部の補強構造を示す断面図である。 水冷配管接続部の補強板を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は補強板を保持位置にした平面図、(c)は補強板を開放位置にした平面図である。 熱交換器の内部構造を概略的に示す一部断面斜視図である。
符号の説明
1 縦型熱処理装置
w 半導体ウエハ(被処理体)
2 処理容器
7 ヒータ
15 強制空冷機構
18 排気配管
19 工場排気系
21 熱交換器
22 波状薄板
23 コア
25a,25b 水冷配管接続部
26a,26b 排気配管接続部
27 ケース
30 隙間
31 スぺーサ
32 係合部
33 開口部
34 係合溝
35 補強板

Claims (4)

  1. 被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を覆うように設けられ上記被処理体を加熱するヒータと、該ヒータ内に空気を送り込むと共にヒータ内の空気を吸引排気してヒータ内を冷却する強制空冷機構とを備えた縦型熱処理装置における上記ヒータ内から吸引排気される高温の空気を冷却するための熱交換器であって、該熱交換器は、波状薄板を積層して交互に隣接する空気通路と冷却水通路を形成したコアと、該コアの冷却水通路に冷却水を流通させる水冷配管を接続するための水冷配管接続部と、上記コアを収容しその空気通路に空気を流通させる排気配管を接続するための排気配管接続部を有するケースとを備え、上記コアとケースの熱膨張差を吸収するために上記ケース内に上記コアを移動自在に設けられ、上記水冷配管接続部の根元の外周には、係合部が設けられ、上記コアには、上記係合部を含む水冷配管接続部の径方向の移動を許容する開口部が形成されていると共に、上記係合部に半径方向から係合して水冷配管接続時に水冷配管接続部の根元に加わる捻り応力を抑制するための係合溝を有する半割りの補強板が係合位置と非係合位置に選択的に固定可能に設けられていることを特徴とする縦型熱処理装置用の熱交換器。
  2. 上記ケースとコアとの間にはスペーサが介在されていることを特徴とする請求項1記載の縦型熱処理装置用の熱交換器。
  3. 被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を覆うように設けられ上記被処理体を加熱するヒータと、該ヒータ内に空気を送り込むと共にヒータ内の空気を吸引排気してヒータ内を冷却する強制空冷機構と、上記ヒータ内から吸引排気される高温の空気を冷却するための熱交換器とを備えた縦型熱処理装置であって、上記熱交換器は、波状薄板を積層して交互に隣接する空気通路と冷却水通路を形成したコアと、該コアの冷却水通路に冷却水を流通させる水冷配管を接続するための水冷配管接続部と、上記コアを収容しその空気通路に上記ヒータ内からの空気を流通させる排気配管を接続するための排気配管接続部を有するケースとを備え、上記コアとケースの熱膨張差を吸収するために上記ケース内に上記コアが移動自在に設けられ、上記水冷配管接続部の根元の外周には、係合部が設けられ、上記コアには、上記係合部を含む水冷配管接続部の径方向の移動を許容する開口部が形成されていると共に、上記係合部に半径方向から係合して水冷配管接続時に水冷配管接続部の根元に加わる捻り応力を抑制するための係合溝を有する半割りの補強板が係合位置と非係合位置に選択的に固定可能に設けられていることを特徴とする縦型熱処理装置
  4. 上記ケースとコアとの間にはスペーサが介在されていることを特徴とする請求項記載の縦型熱処理装置。
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