JP7203615B2 - 磁気ストライプの自動修復システム - Google Patents

磁気ストライプの自動修復システム Download PDF

Info

Publication number
JP7203615B2
JP7203615B2 JP2019011748A JP2019011748A JP7203615B2 JP 7203615 B2 JP7203615 B2 JP 7203615B2 JP 2019011748 A JP2019011748 A JP 2019011748A JP 2019011748 A JP2019011748 A JP 2019011748A JP 7203615 B2 JP7203615 B2 JP 7203615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
card
recognition
magnetic
magnetic stripe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019011748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020119408A (ja
Inventor
利仁 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sociofuture
Original Assignee
Sociofuture
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sociofuture filed Critical Sociofuture
Priority to JP2019011748A priority Critical patent/JP7203615B2/ja
Publication of JP2020119408A publication Critical patent/JP2020119408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7203615B2 publication Critical patent/JP7203615B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、キャッシュカードや通帳の磁気ストライプのデータを、高いセキュリティを確保して自動修復する磁気ストライプの自動修復システムに関する。
キャッシュカードや通帳の磁気ストライプにはATMを操作して預貯金の処理を進めるために必要なデータが記録されている。この磁気ストライプのデータは、強い磁場によって破壊されることがある。そこで、ATMに磁気ストライプのデータを自動修復する機能を設ける技術が開発されている(特許文献1)。この技術は、キャッシュカードに埋め込まれたICメモリから磁気データ修復のためのデータを読みこんで磁気ストライプに書き込む。
しかしながら、ICメモリが埋め込まれていないか、ICメモリが使用できないカードや通帳は、特許文献1に照会された方法では磁気データの修復ができない。ICメモリが埋め込まれていないカードや通帳の磁気データを修復する方法も知られている(特許文献2~4)。
特許6292703号公報 特許4408360号公報 特開2001-250151号公報 特開2005-316531号公報 特開2000-187756号公報
磁気ストライプのデータを修復するには、本人確認をして、例えば、金融システムのコンピュータから修復用のデータをダウンロードし、磁気ストライプに書き込めば良い。修復時の本人確認には、利用者に口座番号と暗証番号の入力をさせればよい。しかしながら、利用者に口座番号と暗証番号の入力をさせると、不正に入手した口座番号と暗証番号により、不正利用を目的としたキャッシュカードの作成を可能にしてしまう。
そこで、上記の特許文献4や5では、カードの表面に印刷された、あるいはエンボス印字をされた口座番号を、ATMで光学的に読み取ってそのデータを利用して磁気データを修復する。しかし、このようなシステムでも、さらに、不正行為が発生した事例がある。本発明はよりセキュリティの高い、カードや通帳の磁気ストライプのデータの自動修復システムを提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
ICメモリが埋め込まれていないかもしくはICメモリを使用できない場合であって、カードまたは通帳の磁気ストライプに書き込まれたデータを使用して預貯金取引処理をする場合に、その磁気ストライプの磁気データの自動修復をするためのものであって、
カードまたは通帳のイメージデータ中の文字情報を読み取って認識処理をして、口座番号を含む認識データを取得する認識データ取得手段と、
上記のイメージデータと認識データとを表示装置に表示して、利用者に認識誤りの修正を求める誤り訂正手段と、
この誤り訂正手段による訂正が可能な範囲を制限する訂正範囲制限手段を設けたことを特徴とする磁気ストライプのデータ自動修復システム。
<構成2>
上記認識データ取得手段は、ATMにネットワークを介して接続されて、イメージデータ中の文字の認識処理を実行する機能を有する、サービス機関のサーバに認識処理を依頼するものとし、
このサーバには、金融機関が発行したカードまたは通帳のイメージデータを登録したデータベースが備えられており、
自動修復のために読み込まれたイメージデータが、上記のデータベースに登録されていないときは、自動修復をしないことを特徴とする構成1に記載の磁気ストライプのデータ自動修復システム。
<構成3>
上記のデータベースを参照して、カードまたは通帳の種類毎に認識対象イメージデータから文字情報を切り取る場所を決めておくことを特徴とする構成2に記載の磁気ストライプのデータ自動修復システム。
<構成4>
上記の誤り訂正手段は、上記のイメージデータと認識データとを表示装置に表示して、利用者に認識誤りの修正を求めるとともに、
イメージデータの読取りをしたカードまたは通帳を返却する前にその磁気ストライプに、そのカードまたは通帳を他のものと区別できる識別用磁気情報を書き込み、磁気データの修復処理をするために再挿入されたカードまたは通帳の磁気ストライプに記録されたデータと比較をして、両者が一致しないときは、磁気データの修復をしないことを特徴とする構成1乃至3のいずれかに記載の磁気ストライプのデータ自動修復システム。
<構成5>
コンピュータを、構成1に記載の認識データ取得手段と誤り訂正手段と訂正範囲制限手段として機能させるコンピュータプログラム
<構成6>
構成5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
カードの表面に印刷された、あるいはエンボス印字をされた口座番号等を、光学的に読み取って文字認識をし、認識誤りがあったら、利用者に修正を求めるような場合に、訂正が可能な範囲を制限することにより、セキュリティの高い修復処理が可能になる。
本発明のシステムの機能を説明する説明図である。 ネットワークを利用した磁気データ修復システムのブロック図である。 上記のネットワークでの磁気データ修復処理シーケンスチャートである。 磁気データ修復処理動作のためのコンピュータプログラムフローチャートである。 実施例3のシステムの主要部動作フローチャートである。
本発明では、まず、カードの表面に印刷された、あるいはエンボス印字をされた口座番号等を、光学的に読み取って文字認識をして、口座番号や銀行名に相当する認識データを取得する。ここで、読み取り誤りの発生によるカードの修復処理の失敗を防ぐために、ATMの表示画面に、読み取ったカードイメージと文字認識をした認識データとを表示して利用者に確認を求める。認識誤りがあったら、利用者に修正を求める。ATMの表示画面にキーボードを表示して、一文字ずつ修正できるようにすればよい。
しかし、もし利用者が、カードイメージの自動的な認識結果を無視して、予め暗証番号とともに不正に入手した口座番号に書き換えてしまい、その暗証番号で本人確認処理を済ませると、その口座番号のデータが磁気ストライプに書き込まれてしまう。即ち、不正なカードが悪意の第三者により作成されてしまう。
そこで、本発明では、カードイメージの確認と必要な修正を求める一方で、認識データを修正できる範囲を制限する。例えば、口座番号が10文字ある場合に、3文字以上の修正を禁止する。一般には、カードイメージの文字認識率は極めて高い。著しく汚れていたり印刷が消えかかったりしていない限り、ほとんど認識誤りを生じることはない。著しく汚れたようなカードは再発行すべきであり、セキュリティ対策上もそれが望ましい。
以上のことから、利用者のキー入力を受け付けて、カードイメージに含まれた文字の認識誤りを修正する手段を設けるとともに、修正可能な文字数を制限する不正書き換え阻止手段を設けた。
さらに、ATMは、キャッシュカードの磁気ストライプのデータが正常に読み込まれると、預貯金の入出金取引を開始してしまう。カードに印刷された口座を有する銀行が発行したものでない、即ち、真正でないカードであっても、その磁気ストライプに偽造したデータを書き込んで不正に出金処理をする犯罪も発生している。上記の修復機能を巧みに利用されるおそれも皆無ではない。
そこで、磁気修復の前あるいは後に、ATMに挿入されたカードが、いずれかの金融機関の真正なキャッシュカードであるかどうかを判断する。カードイメージの認識処理をするサーバに、主要な金融機関のカードや通帳のイメージデータを集めてデータベース化しておき、比較処理をする。
自動修復のために読み込まれたカードイメージがそのデータベースに登録されているものと比較したときに、ほぼ一致するものが無いときは、自動修復をしないことにする。
さらに、カードの種類毎に認識対象の文字が印刷されている場所は異なるから、カードの種類毎に認識対象の文字イメージを切り取る場所を予め決めておく。その部分の文字だけを認識処理すればよい。これで、偽造されたカードの自動修復を防止することができる。キャッシュカード以外に、クレジットカードでも、貯金通帳でも同様のセキュリティの高い修復処理が可能である。以下、本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明のシステムの機能を説明する説明図である。
この図1には、ICメモリが埋め込まれていないカード16や通帳18とその磁気ストライプ28を示した。なお、カード16も通帳18も、磁気データの取り扱いは変らないので、以下の説明ではカード16のみを例にして説明を進める。
ATM12の演算処理装置20には、その磁気ストライプ16の磁気データ30を読み取る読取装置24と、読み取った磁気データ30を使用して、ATM12を管理する金融機関と通信をして、預貯金取引処理を制御する取引制御部26とが設けられている。
なお、上記のカード16や通帳18は、ICメモリを有しないものだけでなく、ICメモリを有していてもなんらかの原因で預貯金の取引に使用できない場合のものも含まれる。いずれの場合も、その磁気ストライプ28に書き込まれた磁気データ30が読取装置24で読み取れないかあるいは壊れていて、預貯金取引処理ができないときに、次のようにしてその磁気ストライプの磁気データの自動修復をする。
ATM12の演算処理装置20は、さらに、認識データ取得手段32と誤り訂正手段38と訂正範囲制限手段40とを備える。認識データ取得手段32は、カード16や通帳18の写真やスキャナ画像を取得し、そのイメージデータ42中の文字情報44を読み取って認識処理をして、口座番号を含む認識データ46を取得する機能を持つ。
誤り訂正手段38は、上記のイメージデータ42と認識データ46とをATM12の表示装置22に表示して、カード16を挿入した利用者14に認識誤りの修正を求める機能を持つ。訂正範囲制限手段40は、この誤り訂正手段38による訂正が可能な範囲を制限する機能を持つ。
ATM12の表示装置22には、図1の右側に示すように、カード16のイメージデータ42と文字認識処理で得られた認識データ46とが表示される。さらに、その下側に「誤りがあれば訂正願います」というメッセージが表示される。これにより、利用者14は、イメージデータ42と認識データ46とを見比べて認識誤りを見つけたときにはキーボード34を操作して修正をする。
ここで、訂正範囲制限手段40は例えば、認識データの文字数が20文字あったとき、修正を認める文字数を例えば、5文字までに制限する。5文字を越える修正があったときは、「破損の程度が大きいのでカードを交換します。係員を及び下さい」といったメッセージを表示する。これで、意図的な磁気データの改竄を阻止できる。
この修正と同時に、あるいは修正後に、表示装置22には、「暗証番号を入力して下さい」というメッセージが表示される。利用者14がキーボード34を使用して暗証番号を入力し、OKボタン36をタッチするとカード16に書き込まれるべき磁気データ30の準備ができた。
この磁気データ30が真正なものであるかどうかを、カード16を発行した金融機関の管理システムが確認する。その確認ができれば誤り訂正手段38がカード16の磁気ストライプ28に磁気データ30を書き込んで修復終了を完了する。
図2は、ネットワークを利用した磁気データ修復システムのブロック図である。
図の利用者14はATM12を使用して例えば、預金の引き出し処理を指定したが、磁気データが読めないために、処理が一時的に中断したものとする。その場合に磁気データ修復処理を開始する。
カードを処理するATM12は、ネットワーク62を介してATM管理金融機関56に接続されている。この実施例では、ATM管理金融機関56以外の、任意のカード発行金融機関54で発行されたカードの磁気データを修復できることを説明する。勿論、ATM管理金融機関56自体が発行したカードを修復することも可能である。
ATM管理金融機関56はネットワーク62を介してカード発行金融機関54と接続されており、必要な通信を行うことができる。
ATM12とネットワーク62を介して接続されている。サービス機関48は、ATM管理金融機関56が管理する多数のATMの状態を監視し、利用者14のサポートサービスを提供している。
このサービス機関48は、上記のようなATM12の監視サービスとともに、新たに、カードイメージの認識処理サービスも提供する。この図に示した非監視受託金融機関60は、サービス機関48の監視サービスの提供を受けていない金融機関である。これらの金融機関に対しても、サービス機関48は、カードイメージの認識処理サービスを提供することが可能である。
実施例1では、イメージデータ42の認識処理をATM12の内部で行った。しかしながら、こうした処理をATM12に任せると負荷が大きくなる。勿論コストも増大する。これをサービス機関48が行なえば、カードや通帳など多種多様な媒体について、低コストでその文字認識の精度の向上を図ることができる。
即ち、実施例2では、ATM12に設けられた上記認識データ取得手段32は、ATM12にネットワーク62を介して接続された、サービス機関48のサーバ50にカードイメージの文字認識処理を依頼する。
例えば、このサーバ50には、多くの金融機関が発行したカードや通帳のイメージデータを登録したデータベース52が備えられる。カードイメージの認識処理の前に、ATM12から受信したイメージデータ42が、上記のデータベース52に登録されたカードや通帳のものであるかどうかを判断する。登録されていないときは、自動修復をしない。これにより、不正なカード等の使用を阻止できる。
さらに、カードや通帳の種類毎に認識対象イメージデータから文字情報を切り取る場所を決めておき、その結果上記のデータベース52に記憶させておく。これにより、カードイメージは真正なものと類似していても文字の印刷位置やエンボスの位置が相違すれば文字認識が出来ないから、真正なカードでないと判断できる。
図3は上記のネットワークでの磁気データ修復処理シーケンスチャートである。
このシーケンスチャートは、ATM12において、磁気ストライプの修復が必要と判断された後の処理を示している。ATM12で磁気ストライプの修復が開始されると認識データ取得手段32がカード16のイメージデータを取得する。このイメージデータをATM12からサービス機関48に送信する。
サービス機関48はすでに説明した要領でイメージデータについてその文字認識処理を実行する。カードイメージから、真正なカードであるかどうかも同時に判断する。認識処理の結果得られた認識データはサービス機関48からATM12に送信される。その後ATM12では利用者14の操作による修正を依頼する。そして修正と同時に本人確認のための暗証番号の入力を求める。
こうして得られた認識データや暗証番号等がATM12からATM管理金融機関56に送信される。ATM管理金融機関56はカード発行金融機関54に対してそのデータについて検証を求め、修復データの要求をする。
カード発行金融機関54は受信したデータを金融システムの管理データと比較して、間違いなく利用者本人のものであるかどうかを確認する。この確認が終了するとカード発行金融機関54からATM管理金融機関56を介してATM12に対し修復データが送信される。
ATM12はこの修復データを受信して、カード16の磁気ストライプ28に対してその修復データを書き込んで、処理を終了する。その後ATM12は利用者14の要求に従って、通常の預貯金の取引サービスを開始する。
図4は磁気データ修復処理動作のためのコンピュータプログラムフローチャートである。主として図1を参照しながら説明する。
まず、ステップS11では、利用者14がATM12にカード16を挿入したとき、これをセンサ等で検出する。ステップS12では、読取装置24が磁気ストライプ28の磁気データ30の読取をする。
ステップS13では、取引制御部26が、正常に磁気データ30の読取りが可能だったかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS23の処理に移行し、通常の取引処理が開始される。
ステップS13の判断の結果がノーのときはステップS14の処理に移行する。ステップS14では、認識データ取得手段32が自動修復処理を開始する。ステップS15では、認識データ取得手段32がカードの挿入時にスキャナで読み取ったイメージデータ42を取得する。
ステップS16では、文字認識処理を実行する。実施例1の場合はATM12の内部で実行する。実施例2の場合はサービス機関48に依頼する。ステップS17では、ATM12の表示装置22に、イメージデータ42と認識データ46とを表示する。
ステップS18では、利用者14に対してイメージデータ42と認識データ46の比較と必要な修正依頼をする。同時に、本人確認のための暗証番号入力等の処理を求める。その後、ステップS19では、OKボタンが押されたかどうかという判断をする。タイムアップの場合には押されないという判断にすればよい。
ステップS20では、利用者14による修正が制限範囲内のものかどうかという判断をする。ステップS19またはステップS20の判断の結果がノーのときはいずれもステップS25の処理に移行する。ステップS25ではカードをATM12から排出して、係員を呼ぶ等の処理をもとめることになる。
ステップS19およびステップS20の判断の結果がいずれもイエスのときはステップS21の処理に移行する。ステップS21では、処理の結果をATM管理金融機関56(図3)に送信をする。処理の結果がカード発行金融機関54(図3)で認証されれば、ステップS22で、修復データの受信をする。
カードの磁気データが修復されるとその後は通常の取引が可能だから、ステップS23で、取引の種別選択を要求をする。そして、ステップS24でそのカードを使用した入出金取引等が開始される。取引が終了すればステップS25でカードが排出される。
図5は実施例3のシステムの主要部動作フローチャートである。
例えば、カードの券面の汚れがひどくて、文字データの一部あるいは大部分の読み取りが困難な場合がある。このほかにも様々な原因でカードのイメージから正常な文字データが取得できないことがある。
このような場合に、一旦カードの所有者にカードを返却して、そのまま磁気データを修復して使用するか、再発行をするか判断させるようにしても良い。したがって、この実施例では、認識処理のためのイメージデータを取得し、文字認識処理をした後に、カードをひとます持ち主に返却する。
そして、表示装置に認識結果を表示するとともに、カードの持ち主に、カードを見ながら認識結果の修正をするように求める。必要な修正がされたときは磁気データの修復処理をすればよい。しかしながら、磁気データの修復処理時に、最初に挿入したカードとは異なるカードが挿入されると、不正なカードが作成されるおそれがある。実施例3ではこの問題を回避することができる。
図5のステップS31は、図4のステップS14に続く処理である。このステップS31では、挿入されたカードイメージの取得をする。次にステップS32では、そのカードイメージに含まれた文字認識処理をする。
ステップS33では、文字が正常に認識できたかどうかという判断をする。例えば、既に説明したデータベース52を参照して、カードの種別を確認すれば、どの場所に何文字が記載されているか、何文字がエンボス印字されているかが分かる。これと比較して全ての文字が正常に認識できたか判定すればよい。
この判断の結果がイエスのときは図4のステップS17の処理に移行する。一方、判断がノーのときはステップS34の処理に移行する。ステップS34では、ATMの表示装置に、認識結果の表示をする。
次にステップS35では、カードの磁気ストライプに、カード識別用磁気情報の書き込みをする。磁気データは修復しなければならないのだから、今回の処理のために一時的に書き換えても問題がない。そこで、このカードを他のカードと確実の区別できる磁気情報を磁気ストライプに書き込む。その後、ステップS36で、カードを持ち主に返却する。
続いてステップS37では、ATMの表示装置に、認識結果の修正と本人確認処理依頼を表示する。図4のステップS18と同様の処理である。カードの持ち主は、修正処理をしてもよいし修正しないで取引を終了して、係員に相談をしてもよい。ステップS38では修正が完了かどうかという判断をする。
この判断の結果がイエスのときはステップS39の処理に移行し、修正処理をしないで取引を終了したときはノーとなり、全ての処理を中断して終了する。
ステップS39では、ATMにカードを再挿入するように要求をする。ステップS20では、再挿入されたカードの磁気ストライプに記録された磁気データを読み取る。そして、読み取ったデータがステップS35で書き込んだカード識別用磁気情報と一致するかどうかという判断をする。
この判断の結果がイエスのときは返却したカードが再度挿入されたことに間違い無いから、図4のステップS20の処理に進む。l一方、ノーのときは間違ったカードが挿入されたのだから、例えば、「このカードは修復できません。係員にお尋ねください」といったメッセージを表示して全ての処理を終了する。これで、不正なカードの作成を阻止することが出来る。
12 ATM
14 利用者
16 カード
18 通帳
20 演算処理装置
22 表示装置
24 読取装置
26 取引制御部
28 磁気ストライプ
30 磁気データ
32 認識データ取得手段
34 キーボード
36 OKボタン
38 誤り訂正手段
40 訂正範囲制限手段
42 イメージデータ
44 文字情報
46 認識データ
48 サービス機関
50 サーバ
52 データベース
54 カード発行金融機関
56 ATM管理金融機関
60 非監視受託金融機関
62 ネットワーク

Claims (6)

  1. ICメモリが埋め込まれていないかもしくはICメモリを使用できない場合であって、カードまたは通帳の磁気ストライプに書き込まれたデータを使用して預貯金取引処理をする場合に、その磁気ストライプの磁気データの自動修復をするためのものであって、
    カードまたは通帳のイメージデータ中の文字情報を読み取って認識処理をして、口座番号を含む認識データを取得する認識データ取得手段と、
    上記のイメージデータと認識データとを表示装置に表示して、利用者に認識誤りの修正を求める誤り訂正手段と、
    この誤り訂正手段による訂正が可能な範囲を制限する訂正範囲制限手段を設けたことを特徴とする磁気ストライプのデータ自動修復システム。
  2. 上記認識データ取得手段は、ATMにネットワークを介して接続されて、イメージデータ中の文字の認識処理を実行する機能を有する、サービス機関のサーバに認識処理を依頼するものとし、
    このサーバには、金融機関が発行したカードまたは通帳のイメージデータを登録したデータベースが備えられており、
    自動修復のために読み込まれたイメージデータが、上記のデータベースに登録されていないときは、自動修復をしないことを特徴とする請求項1に記載の磁気ストライプのデータ自動修復システム。
  3. 上記のデータベースを参照して、カードまたは通帳の種類毎に認識対象イメージデータから文字情報を切り取る場所を決めておくことを特徴とする請求項2に記載の磁気ストライプのデータ自動修復システム。
  4. 上記の誤り訂正手段は、上記のイメージデータと認識データとを表示装置に表示して、利用者に認識誤りの修正を求めるとともに、
    イメージデータの読取りをしたカードまたは通帳を返却する前にその磁気ストライプに、そのカードまたは通帳を他のものと区別できる識別用磁気情報を書き込み、磁気データの修復処理をするために再挿入されたカードまたは通帳の磁気ストライプに記録されたデータと比較をして、両者が一致しないときは、磁気データの修復をしないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気ストライプのデータ自動修復システム。
  5. コンピュータを、請求項1に記載の認識データ取得手段と誤り訂正手段と訂正範囲制限手段として機能させるコンピュータプログラム
  6. 請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
JP2019011748A 2019-01-26 2019-01-26 磁気ストライプの自動修復システム Active JP7203615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019011748A JP7203615B2 (ja) 2019-01-26 2019-01-26 磁気ストライプの自動修復システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019011748A JP7203615B2 (ja) 2019-01-26 2019-01-26 磁気ストライプの自動修復システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020119408A JP2020119408A (ja) 2020-08-06
JP7203615B2 true JP7203615B2 (ja) 2023-01-13

Family

ID=71890949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019011748A Active JP7203615B2 (ja) 2019-01-26 2019-01-26 磁気ストライプの自動修復システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7203615B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115803660A (zh) 2020-07-10 2023-03-14 Agc株式会社 组合半反射镜和选择反射膜而成的光学构造

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000187756A (ja) 1998-12-24 2000-07-04 Fujitsu Ltd 自動取引装置及び記録媒体
JP2001250151A (ja) 2000-03-07 2001-09-14 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2005316531A (ja) 2004-04-27 2005-11-10 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引装置によるカード再生システム
JP4408360B2 (ja) 2003-09-25 2010-02-03 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 自動取引装置及び取引システム
JP6292703B1 (ja) 2017-10-12 2018-03-14 日本エイ・ティー・エム株式会社 Icカードの磁気データ自動修復方法及び自動取引装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000187756A (ja) 1998-12-24 2000-07-04 Fujitsu Ltd 自動取引装置及び記録媒体
JP2001250151A (ja) 2000-03-07 2001-09-14 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP4408360B2 (ja) 2003-09-25 2010-02-03 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 自動取引装置及び取引システム
JP2005316531A (ja) 2004-04-27 2005-11-10 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引装置によるカード再生システム
JP6292703B1 (ja) 2017-10-12 2018-03-14 日本エイ・ティー・エム株式会社 Icカードの磁気データ自動修復方法及び自動取引装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020119408A (ja) 2020-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4755448B2 (ja) 自動取引装置
JP3176209B2 (ja) カード型記憶媒体およびカード型記憶媒体発行装置
US20020087869A1 (en) System and method of authenticating a credit card using a fingerprint
JP4671838B2 (ja) 現金自動取引装置
KR100848926B1 (ko) 생체인증 제어방법, 생체인증제어 프로그램이 수록된컴퓨터가 읽을 수 있는 기록매체 및 현금자동거래장치
JP6292703B1 (ja) Icカードの磁気データ自動修復方法及び自動取引装置
JP7203615B2 (ja) 磁気ストライプの自動修復システム
JP4601916B2 (ja) カード処理装置
JP2001092787A (ja) カード認証システム、カード媒体及びカード認証方法
JP5075675B2 (ja) 生体認証システムおよび生体認証装置
JP4360556B2 (ja) 自動取引装置及び記録媒体
TWM627346U (zh) 信用卡控卡系統
JP7171388B2 (ja) 取引端末装置および取引端末装置の取引制御方法
JP4360503B2 (ja) 自動取引装置
US7028193B1 (en) Method and apparatus for determining the validity of a data processing transaction
JP5396338B2 (ja) 生体情報の登録装置
KR100468154B1 (ko) 스마트카드 기반의 전자금융거래시스템 및 그 방법
JP4117335B2 (ja) Icカード内認証システム
WO2006134674A1 (ja) 偽造防止コードを用いたクレジットカード又はキャッシュカードの偽造防止システム、及び偽造防止方法
JP6880929B2 (ja) 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引プログラム
JP4640767B2 (ja) Icカードの新規発行方法及び装置並びにサーバ
TWI840727B (zh) 信用卡控卡系統
JP5664730B2 (ja) 自動取引システム及び自動取引装置
JP5412865B2 (ja) 自動取引システム及び自動取引装置
JP4951297B2 (ja) 本人確認装置及び取引処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7203615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150