JP7201228B2 - フレーム構造物及びフレーム構造物の製造方法 - Google Patents
フレーム構造物及びフレーム構造物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7201228B2 JP7201228B2 JP2019058044A JP2019058044A JP7201228B2 JP 7201228 B2 JP7201228 B2 JP 7201228B2 JP 2019058044 A JP2019058044 A JP 2019058044A JP 2019058044 A JP2019058044 A JP 2019058044A JP 7201228 B2 JP7201228 B2 JP 7201228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- fitting
- portions
- frame structure
- assembling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
また、管形状の軸部により形成された3つ以上のフレーム部材により車体のフレーム構造が構成されている。このように構成された車体のフレーム構造は、例えば、別個の連結部品や接着剤等を必要としないため、部品点数や車体重量の増加を抑制することができる。これにより、車体のフレーム構造を、通常の使用環境下において容易に分離しない上に、部品点数や車体重量の増加を抑制する構造とすることができる。
以下、図1~図11を用いて、本発明の第1実施形態に係るフレーム構造物について説明する。以下の図において、矢印FRは構造物前方側を示し、矢印UPは構造物上方側を示している。また、ここでは、車両前方側を向いた場合の右手方向を「車両右側」、左手方向を「車両左側」と定義する。
図1に示されるように、組付第1工程では、一方の端部から軸方向外側へ向けて軸方向に沿って延長された延長線ELと他方の端部から軸方向外側へ向けて軸方向に沿って延長された延長線ELが交差しないように形成された複数の組付フレーム部52、54、56が構成される。ここでは、第1フレーム部材12は、一方の端部としての軸部12Aの第1凸連結部18側端部から軸方向外側へ向けて軸方向に沿って延長された延長線ELと他方の端部としての軸部12Bの第1凹連結部20側端部から軸方向外側へ向けて軸方向に沿って延長された延長線ELが交差しないように形成されている。このため、第1フレーム部材12だけで、組付フレーム部としての第1組付フレーム部52を構成することができる。
また、組付けられた三角形フレーム10は、以下の工程により解体することができる。解体第1工程では、三角形フレーム10の外側に、分離しようとする連結部18、20、28、30、38、40におけるフレーム部材12、14、16の軸方向に沿って複数(3本)の仮想線VLを引き、3本の仮想線VLの交点の全てを頂点とする仮想三角形T1を形成する。
次に、図5から図8を用いて、本実施形態の第1変形例について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
以下、車体側部フレーム構造60の製造方法(組付方法)及び解体方法について説明しつつ、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図7に示されるように、組付第1工程では、一方の端部から軸方向外側へ向けて軸方向に沿って延長された延長線ELと他方の端部から軸方向外側へ向けて軸方向に沿って延長された延長線ELが交差しないように形成された複数の組付フレーム部92、94、96が構成される。具体的には、第1側部材72と第5側部材80が連結されることにより組付フレーム部としての第1組付フレーム部92が構成される。第2組付フレーム部94は、第2側部材74だけで構成される。また、第3組付フレーム部96は、第3側部材76と第4側部材78が連結されることにより構成される。なお、組付フレーム部92、94、96は、端部から軸方向外側へ向けて軸方向に沿って延長された延長線ELが交差しなければよい。このため、例えば、第2組付フレーム部94を、第2側部材74と第3側部材76を連結することにより構成し、第3組付フレーム部96を、第4側部材78だけで構成してもよい。
また、組付けられた車体側部フレーム構造60の解体は、以下の工程により解体することができる。解体第1工程において、組付フレーム部92、94、96を囲む仮想三角形T1を形成される。つぎに、解体第2工程において、第1組付フレーム部92、第2組付フレーム部94及び第3組付フレーム部96の力点P1、P2、P3が決定される。また、解体第2工程では、第1組付フレーム部92、第2組付フレーム部94及び第3組付フレーム部96は、各々の力点P1、P2、P3において、例えば、工具や治具、あるいは人の手等により把持される。
次に、図9を用いて、本実施形態の第2変形例について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図10を用いて、本実施形態の第3変形例について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図11を用いて、本実施形態の第4変形例について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図12から図16を用いて、本発明に係るフレーム構造物の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
以下、三角錐フレーム130の製造方法(組付方法)について説明しつつ、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図13に示されるように、組付第1工程では、4つのフレーム部材132が、4つの組付フレーム部134として構成される。さらに、組付第2工程では、4つの組付フレーム部134は、組付フレーム部134を構成する3本の軸部132A、132B、132Cの軸中心を通る軸線が、連結部136においてそれぞれ一致させて配置される。さらに、全ての連結部136におけるフレーム部材132の軸方向に沿って複数(6本)の仮想線VLを引き、6本の仮想線VLの交点の全てを頂点とする仮想立体としての仮想三角錐T2を形成する。
次に、図14を用いて、本実施形態の第1変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図15を用いて、本実施形態の第2変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図16を用いて、本実施形態の第3変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
12 第1フレーム部材(フレーム部材)
12A 軸部
12B 軸部
14 第2フレーム部材(フレーム部材)
14A 軸部
14B 軸部
16 第3フレーム部材(フレーム部材)
16A 軸部
16B 軸部
18 第1凸連結部(連結部)
20 第1凹連結部(連結部)
24 第1嵌合部(嵌合部)
24A 第1嵌合軸部(嵌合軸部)
24B 第1鍔部(鍔部)
26 第1嵌合孔部(嵌合孔部)
26B 第1外周部(外周部)
28 第2凸連結部(連結部)
30 第2凹連結部(連結部)
34 第2嵌合部(嵌合部)
34A 第2嵌合軸部(嵌合軸部)
34B 第2鍔部(鍔部)
36 第2嵌合孔部(嵌合孔部)
36B 第2外周部(外周部)
38 第3凸連結部(連結部)
40 第3凹連結部(連結部)
44 第3嵌合部(嵌合部)
44A 第3嵌合軸部(嵌合軸部)
44B 第3鍔部(鍔部)
46 第3嵌合孔部(嵌合孔部)
46B 第3外周部(外周部)
52 第1組付フレーム部(組付フレーム部)
54 第2組付フレーム部(組付フレーム部)
56 第3組付フレーム部(組付フレーム部)
60 車体側部フレーム構造(フレーム構造物)
72 第1側部材(フレーム部材)
72A 嵌合部
72B 嵌合孔部
74 第2側部材(フレーム部材)
74A 嵌合部
74B 嵌合孔部
76 第3側部材(フレーム部材)
76A 嵌合部
76B 嵌合孔部
78 第4側部材(フレーム部材)
78A 嵌合部
78B 嵌合孔部
80 第5側部材(フレーム部材)
80A 嵌合部
80B 嵌合孔部
82 連結部
83 連結部
84 連結部
85 連結部
86 連結部
87 連結部
88 連結部
89 連結部
90 連結部
91 連結部
92 第1組付フレーム部
94 第2組付フレーム部
96 第3組付フレーム部
100 フレーム構造物
102 鍔部
110 フレーム構造物
112 連結部
114 孔部
116 嵌合部材
120 フレーム構造物
122 円弧フレーム部材(フレーム部材)
124 連結部
126 嵌合部
128 嵌合孔部
130 三角錐フレーム(フレーム構造物)
132 フレーム部材
132A 軸部
132B 軸部
132C 軸部
134 組付フレーム部
136 連結部
140 フレーム構造物
142 フレーム部材
144 軸部
150 フレーム構造物
152 フレーム部材
154 軸部
160 フレーム構造物
162 フレーム部材
164 軸部
EL 延長線
G1 幾何中心位置
G2 幾何中心位置
T1 仮想三角形(仮想図形)
T2 仮想三角錐(仮想立体)
Claims (4)
- 車体のフレーム構造であり、
複数の管形状の軸部を含んで一体に構成されたフレーム部材を3つ以上備え、
前記複数のフレーム部材は、一方の前記フレーム部材における前記軸部の端部に形成された嵌合部と、他方の前記フレーム部材における前記軸部の端部に形成された嵌合孔部とが互いの軸中心を通る軸線を一致させて近づけることにより嵌合される連結部によってそれぞれ連結され、
前記複数の連結部の接続方向は互いに異なる、
フレーム構造物。 - 前記嵌合部は、前記嵌合孔部に嵌入される嵌合軸部と前記嵌合軸部の外周側に形成され、前記嵌合孔部の外周側と当接する鍔部を備えた
請求項1に記載のフレーム構造物。 - 前記嵌合軸部の外周形状は、前記嵌合孔部に圧入可能な程度に前記嵌合孔部の内周形状と略同一に形成された請求項2に記載のフレーム構造物。
- 一つの前記フレーム部材又は連結された複数の前記フレーム部材により形成された3つ以上の組付フレーム部を構成する組付第1工程と、
前記3つ以上の組付フレーム部を、全ての前記嵌合部の前記軸線と前記嵌合孔部の前記軸線とを一致させて配置すると共に、前記3つ以上の組付フレーム部の外側において、全ての前記端部における前記フレーム部材の軸方向に沿って複数の仮想線を引き、前記複数の仮想線の交点の全てを頂点とする仮想図形又は仮想立体を形成する組付第2工程と、
前記仮想図形又は仮想立体の幾何中心位置と前記頂点を各々直線で結ぶ複数の補助線が前記複数の組付フレーム部と交わる点を力点に設定する組付第3工程と、
前記複数の組付フレーム部に各々設定された前記力点が、各々の前記補助線に沿って前記幾何中心位置へ向けて移動するように、前記複数の組付フレーム部を各々同時に同一速度で移動させることにより、全ての前記連結部を一度に互いに嵌合させて全ての前記組付フレーム部同士を相互に連結する組付第4工程と、
を含んで構成された請求項1から請求項3の何れか1項に記載のフレーム構造物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019058044A JP7201228B2 (ja) | 2019-03-26 | 2019-03-26 | フレーム構造物及びフレーム構造物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019058044A JP7201228B2 (ja) | 2019-03-26 | 2019-03-26 | フレーム構造物及びフレーム構造物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020159421A JP2020159421A (ja) | 2020-10-01 |
JP7201228B2 true JP7201228B2 (ja) | 2023-01-10 |
Family
ID=72642547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019058044A Active JP7201228B2 (ja) | 2019-03-26 | 2019-03-26 | フレーム構造物及びフレーム構造物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7201228B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000202061A (ja) | 1998-04-16 | 2000-07-25 | Jong Han Seo | フラフ―プ |
JP2006043441A (ja) | 2004-06-30 | 2006-02-16 | Impress:Kk | 組み立て式簡易浴槽用枠体、組み立て式簡易貯液槽用枠体、組み立て式簡易浴槽、組み立て式簡易貯液槽、それらの枠体を構成可能な分割枠体、及び分割枠体の製造方法 |
JP2006067844A (ja) | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Toto Kogyo Co Ltd | 枠体及び枠体を利用した構造物 |
US20060097549A1 (en) | 2004-11-05 | 2006-05-11 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Side panel for a motor vehicle, and method of making such a side panel |
JP2007333208A (ja) | 2006-05-09 | 2007-12-27 | Zephyros Inc | ジョイント、ならびにこのジョイントを形成するシステムおよび方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01131312A (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-24 | Miyata Ind Co Ltd | 管継手 |
JPH1099029A (ja) * | 1996-09-26 | 1998-04-21 | Kinan Dan Board Kk | 加工食品の天日干し器及びその補助枠 |
-
2019
- 2019-03-26 JP JP2019058044A patent/JP7201228B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000202061A (ja) | 1998-04-16 | 2000-07-25 | Jong Han Seo | フラフ―プ |
JP2006043441A (ja) | 2004-06-30 | 2006-02-16 | Impress:Kk | 組み立て式簡易浴槽用枠体、組み立て式簡易貯液槽用枠体、組み立て式簡易浴槽、組み立て式簡易貯液槽、それらの枠体を構成可能な分割枠体、及び分割枠体の製造方法 |
JP2006067844A (ja) | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Toto Kogyo Co Ltd | 枠体及び枠体を利用した構造物 |
US20060097549A1 (en) | 2004-11-05 | 2006-05-11 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Side panel for a motor vehicle, and method of making such a side panel |
JP2007333208A (ja) | 2006-05-09 | 2007-12-27 | Zephyros Inc | ジョイント、ならびにこのジョイントを形成するシステムおよび方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020159421A (ja) | 2020-10-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USRE38669E1 (en) | Telescoping-type front fork bicycle suspensions | |
JP5772875B2 (ja) | 接続部材、接続部材の製造方法、およびロボット | |
US10087981B2 (en) | Joint connector, rotary joint, framework construction kit and framework | |
JP2012526695A (ja) | 航空機の機体胴部の製造方法及び航空機の機体胴部 | |
JP6431380B2 (ja) | 防振装置 | |
US20150330457A1 (en) | Joint structure of yoke and shaft and joining method therefor | |
JP7201228B2 (ja) | フレーム構造物及びフレーム構造物の製造方法 | |
US20200370270A1 (en) | Structural assembly for a work machine and method of assembling node and strut structure | |
JP5597941B2 (ja) | 嵌合式鉄骨柱接合部 | |
CN111070987B (zh) | 由两个半壳组成的阻尼器支柱 | |
KR101412528B1 (ko) | 산업용 이송 병렬 로봇 | |
KR20130134330A (ko) | 철근 및 그 철근을 이음하는 철근 이음구 | |
JP3202755U (ja) | 伝動軸の構造 | |
JP6963839B2 (ja) | 嵌合回転式積木構造 | |
JP6985192B2 (ja) | 複合材組立体 | |
JP2012062936A (ja) | 継手部材 | |
CN102039783B (zh) | 用于整体式车桥的支撑轴及其制造方法 | |
KR101171765B1 (ko) | 이종관재 결합방법 | |
JP2002356923A (ja) | コンクリート充填筒状体の継手構造 | |
WO2016125517A1 (ja) | 動力伝達シャフト | |
JP6993312B2 (ja) | 異材接合方法、異材接合継手、異材接合用補助部材付き管状部材及びその製造方法 | |
JP5790491B2 (ja) | 中間シャフト | |
WO2014185255A1 (ja) | トーションビーム式サスペンション | |
JP2021160656A (ja) | 結合部材 | |
JP6112149B2 (ja) | 十字軸式自在継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221102 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7201228 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |