JP7200850B2 - 回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回路装置に関する。
出願人は、例えばCANなどの通信規格に準拠するように各種車両の仕様に合わせて回路装置の改良を進めている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術によれば、基準電圧回路にクランプ回路を追加することで、一対の信号線を通じて伝送入力された電圧をコンパレータの同相入力範囲内となるようにクランプしている。
特許文献1記載の技術では、一対の信号線に入力された電圧が基準電圧回路の基準電圧と例えば同位相で変動してしまうと、コンパレータの同相入力電圧範囲とクランプ回路による基準電圧のクランプ電圧との間の差を大きくできない。このため、過大な振幅電圧が同相で入力されたときには適切にクランプできない。このような条件下において、過大な振幅電圧が一対の信号線を通じて同相入力された場合、コンパレータが誤動作する可能性が残ってしまう。
特開2018-93333号公報
本開示の目的は、過大な振幅電圧が同相入力されたとしてもコンパレータの誤動作を防止できるようにした回路装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、入力部(4a、4b)は一対の信号線を通じて伝送される電圧を入力する。他方、コンパレータ(5)は所定の同相入力範囲の特性で動作する。圧縮回路(6)は、入力部に入力された電圧を前記コンパレータの同相入力範囲内となるように第1分圧抵抗(6a)により圧縮する。基準電圧制御回路(7;207;307;407;507)は、圧縮回路により圧縮された電圧を検出した検出電圧(Vsence)の位相とは逆位相に変化させるように第1分圧抵抗に並列接続された第2分圧抵抗(6b)に印加する基準電圧を変動させている。
このため、過大振幅信号が混入された場合であっても、過大振幅信号を圧縮回路により圧縮して検出された検出電圧とは逆位相で基準電圧を変化させることができ、同相入力範囲を広くでき、コンパレータの誤動作を防止できる。
入力部の入力電圧が変動する範囲内の一部の正常範囲では、基準電圧制御回路が検出電圧の位相と同位相で基準電圧を変動させる所定動作状態となることで、圧縮回路により検出電圧が増加するに従って基準電圧が増加すると共に検出電圧が減少するに従って基準電圧が減少する。正常範囲の外においては、基準電圧制御回路が検出電圧の位相を逆位相に変化させるように第2分圧抵抗に対して印加する基準電圧を変動させるように動作し、基準電圧制御回路は検出電圧が増加するに従って基準電圧を減少させると共に検出電圧が減少するに従って基準電圧を増加させる。
第1実施形態に係る回路装置の回路図 車両内のネットワーク構成の一部を概略的に示す図 各部電圧の時間変化を表す図 同相電圧に対して印加する基準電圧を対応して示す図 比較例に係る各部電圧の時間変化を表す図 第1実施形態の変形例に係る同相電圧に対する基準電圧の対応図 第2実施形態に係る回路装置の回路図 第3実施形態に係る回路装置の回路図 第4実施形態に係る回路装置の回路図 第5実施形態に係る回路装置の回路図
以下、幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。各実施形態において同一又は類似の機能を備えた構成要件については、後の実施形態では同一又は類似の符号を付して必要に応じて説明を省略し、各実施形態の特徴部分の説明を中心に行うことがある。
(第1実施形態)
以下、図1から図6を参照し第1実施形態を説明する。図2に示すように、車両内には複数の電子制御装置1、2(以下、ECUと称す)が設けられており、これらのECU1、2は、一対のバス通信線3(信号線相当)により接続されている。
ECU1、2は、例えばCAN(Controller Area Network)などに準拠した通信規格を用いて互いに通信可能になっている。なお説明の簡単化のため、2つのECU1、2がバス通信線3により接続されている形態を示しているが、スター型、リング型、ライン型の様々な接続形態に適用できる。
ECU1、2は、それぞれ図1に示されるように受信端に回路装置4を備える。回路装置4は、例えばCAN通信トランシーバの受信回路として用いられるもので、一対のバス通信線3を通じて伝送される差動信号を受信する。
回路装置4は、一対の入力電圧の差電圧CANH-CANLを予め規定された閾値と比較し、この比較結果に応じた受信信号RXDを出力する。この受信信号RXDは、回路装置4の後段に設けられる演算装置(図示せず)に入力され、演算装置は受信信号RXDを用いて各種処理を行う。
回路装置4は、入力電圧の差電圧CANH-CANLが予め定められた閾値未満のときにはレセッシブ、すなわち論理レベル「1」と判定し、その判定結果を示す受信信号RXDを出力する。また回路装置4は、入力電圧の差電圧CANH-CANLが閾値以上のときにはドミナント、すなわち論理レベル「0」と判定し、その判定結果を表す受信信号RXDを出力する。
回路装置4は、一方の端子4aを通じて差動の一方の電圧CANHを入力すると共に他方の端子4bを通じて差動の他方の電圧CANLを入力し、所定の処理を行った上で出力端子4cから受信信号RXDを出力する。端子4a、4bは入力部相当である。
回路装置4は、コンパレータ5、圧縮回路6、基準電圧制御回路としての基準電圧変動回路7、及び、オフセット電圧源8を備える。コンパレータ5は、所定の正の片電源の電源電圧VCC(例えば、5V)を入力して動作する。そのため、コンパレータ5は、0V…VCCよりも狭い範囲(例えば1[V]…4[V])を同相入力範囲として動作させる。コンパレータ5の出力は出力端子4cに接続されている。
圧縮回路6は、一方の端子4aと他方の端子4bとの間に抵抗R1…R6を接続して構成される。抵抗R1…R4は直列接続されている。
抵抗R1及びR2の共通接続ノードNHと抵抗R3及びR4の共通接続ノードNLとの間には抵抗R5及びR6が直列接続されている。抵抗R5、R6は、入力電圧CANH、CANLを分圧する第1分圧抵抗6aとして用いられ、抵抗R2及びR3は、入力電圧CANH、CANLを分圧する第2分圧抵抗6bとして用いられる。すなわち第1分圧抵抗6aは第2分圧抵抗6bと並列接続されている。
圧縮回路6は、端子4a及び4bの間の入力電圧CANH、CANLを所定の圧縮比で圧縮しコンパレータ5に出力する。抵抗R1と抵抗R2及びR5との間の抵抗値比、抵抗R4と抵抗R3及びR6との間の抵抗値比は、例えば数対一…数十対一とされており、このため電圧の圧縮比は数対一…数十対一に設定されている。
抵抗R1…R6の各抵抗値は、端子4bに与えられる電圧CANLが例えば-12[V]のときに、抵抗R3及びR4間の共通接続ノードNLの電圧が例えば+1[V]になるように設定される。抵抗R1…R6の各抵抗値は、端子4aに与えられる入力電圧CANHが例えば+12[V]のときに、抵抗R1及びR2間の共通接続ノードNHの電圧が例えば+4[V]になるように設定される。
抵抗R1及びR2の共通接続ノードNHは、オフセット電圧源8を通じてコンパレータ5の非反転入力端子に接続されている。オフセット電圧源8は、入力電圧の差電圧CANH-CANLに応じた論理レベル「0」「1」を判別するためのオフセット電圧Vrを発生する電圧源である。抵抗R3及びR4の共通接続ノードNLは、コンパレータ5の反転入力端子に接続されている。
基準電圧変動回路7は、圧縮回路6により圧縮された電圧VsenceをノードNiから検出し、当該検出電圧Vsenceの位相を逆位相に変化させるように第2分圧抵抗6bのノードNoに印加する基準電圧Vforceを変動させる回路である。
基準電圧変動回路7は、第1変動回路7X及び第2変動回路7Yを主として構成される。基準電圧変動回路7は、図1に具体例を示すように、抵抗R7…R13、Nチャネル型のMOSトランジスタNM1…NM4、Pチャネル型のMOSトランジスタPM1…PM4、ダイオードD1、D2、及びコンデンサC1、C2を接続して構成される。MOSトランジスタNM1が第1トランジスタ相当であり、MOSトランジスタNM4が第2トランジスタ相当として機能する。またMOSトランジスタPM3が第3トランジスタ相当であり、MOSトランジスタPM4が第4トランジスタ相当として機能する。抵抗R7…R9は、電源電圧VCCが印加される電源線N1及びN2間に直列接続されており、電源電圧VCCを分圧したバイアス電圧BIAS1、BIAS2(但し、BIAS1>BIAS2)を出力する。
また電源線N1及びN2間には、抵抗R12、ダイオードD1、D2のアノードカソード間、及び抵抗R13が直列接続されている。ダイオードD1のカソードとダイオードD2のアノードの共通接続ノードが抵抗R2及びR3の共通接続ノードNoに接続されている。
第1変動回路7Xは、電源線N1及びN2間に接続されており、検出電圧Vsenceが、バイアス電圧BIAS2に基づく所定の下限電圧を下回ったときに基準電圧Vforceを上昇させるように構成される。第1変動回路7Xは、MOSトランジスタPM2、NM3、PM3、PM4を主として構成される。電源線N1及びN2間には、MOSトランジスタPM2のソースドレイン間、MOSトランジスタNM3のドレインソース間、抵抗R11、MOSトランジスタPM3のソースドレイン間が直列接続されている。
MOSトランジスタNM3のゲートにはバイアス電圧BIAS2が与えられている。MOSトランジスタPM3のゲートには抵抗R5及びR6の共通接続ノードNiから検出電圧Vsenceが入力されている。
また、MOSトランジスタPM2のドレインゲート間は共通接続されると共に、MOSトランジスタPM4のゲートにも共通接続されている。MOSトランジスタPM4のソースドレイン間は、電源線N1とダイオードD1のアノード及び抵抗R12の共通接続ノードN3との間に接続されている。これにより、MOSトランジスタPM2及びPM4はカレントミラー回路を構成している。MOSトランジスタPM2及びPM4の共通接続ゲートと検出電圧VsenceのノードNiとの間にはノイズ抑制用のコンデンサC1が接続されている。
他方、第2変動回路7Yは、電源線N1及びN2間に接続されており、検出電圧Vsenceがバイアス電圧BIAS1に基づく所定の上限電圧を上回ったときに基準電圧Vforceを下降させるように構成される。第2変動回路7Yは、MOSトランジスタNM1、PM1、NM2、NM4を主として構成される。電源線N1及びN2間には、MOSトランジスタNM1のドレインソース間、抵抗R10、MOSトランジスタPM1のソースドレイン間、MOSトランジスタNM2のドレインソース間が直列接続されている。
MOSトランジスタPM1のゲートにはバイアス電圧BIAS1が入力されている。MOSトランジスタNM1のゲートには抵抗R5及びR6の共通接続ノードNiから検出電圧Vsenceが入力されている。
また、MOSトランジスタNM2のドレインゲート間は共通接続されると共に、MOSトランジスタNM4のゲートにも共通接続されている。MOSトランジスタNM4のドレインソース間はダイオードD2のカソードと抵抗R13の共通接続ノードN4と電源線N2との間に接続されている。これにより、MOSトランジスタNM2及びNM4はカレントミラー回路を構成している。MOSトランジスタNM2及びNM4の共通接続ゲートと検出電圧VsenceのノードNiとの間にはノイズ抑制用のコンデンサC2が接続されている。
上記構成の作用について説明する。通常、回路装置4は、端子4a及び4b間に電圧CANH、CANLを入力すると、入力電圧の差電圧CANH-CANLが予め定められる閾値未満のときにはレセッシブ、論理レベル「1」と判定し、その判定結果を示す信号RXDを出力する。また回路装置4は、入力電圧の差電圧CANH-CANLが閾値以上のときにはドミナント、論理レベル「0」と判定し、その判定結果を表す信号RXDを出力する。
このとき、回路装置4の端子4a及び4b間には、コンパレータ5の同相入力範囲(例えば+4V~+1V)を超える範囲の差動信号が入力されることがあるが、圧縮回路6は、この差動信号をコンパレータ5の同相入力範囲となるように圧縮する。コンパレータ5は、この圧縮された差動信号についてレセッシブ、ドミナントの何れとなるかを判定し、受信信号RXDとして出力できる。
基準電圧変動回路7は、入力電圧CANH、CANLが正常範囲Vmin~Vmaxとなる条件を満たした状態でMOSトランジスタNM1及びPM3が検出電圧Vsenceをゲート入力したとしても、MOSトランジスタNM1及びPM3の何れもオフ状態を保持するようにバイアス電圧BIAS1、BIAS2が調整されている。このため、入力電圧CANH、CANLが正常範囲Vmin~Vmaxで変化する場合、MOSトランジスタNM1及びPM3は共にオフとなり、基準電圧変動回路7は所定動作状態を維持する。圧縮回路6は、入力電圧CANH、CANLを前述の圧縮比で圧縮した圧縮電圧を出力するため、図3の期間T0に示すように検出電圧Vsence及び基準電圧Vforceは入力電圧CANH、CANLと同相変化し、検出電圧Vsence及び基準電圧Vforceは同一値になる。
図4には入力電圧CANH、CANLに対する基準電圧Vforceの変化を詳細に示している。入力電圧CANH、CANLの正常範囲Vmin~Vmaxでは、コンパレータ5の同相入力電圧は、圧縮回路6の圧縮ゲインにより入力電圧CANH、CANLの同相電圧に比例するように変化する。この正常範囲Vmin~Vmaxにおいて、基準電圧変動回路7は所定動作状態となるため、圧縮回路6の作用により検出電圧Vsenceが増加するに従って基準電圧Vforceも増加し、検出電圧Vsenceが減少するに従って基準電圧Vforceも減少する。
他方、車両内空間においては、図2に示したようにECU1とECU2との間にツイステッドペアケーブルによる一対のバス通信線3が接続されている。このバス通信線3に外来ノイズが到来すると、この外来ノイズに基づいて過大な電圧CANH、CANLが印加される。過大な電圧CANH、CANLが回路装置4の端子4a、4bに同相入力されると、入力電圧CANH、CANLが圧縮回路6により圧縮され、検出電圧VsenceのノードNiに与えられる。
図3の期間T1に示すように、ノードNiの検出電圧Vsenceが入力電圧CANH、CANLの正常範囲外の異常範囲で上昇すると、第1分圧抵抗6aに生じる検出電圧Vsenceが増加する。検出電圧Vsenceが所定の上限電圧に達することで基準電圧変動回路7が動作し、MOSトランジスタNM1がオンする。
MOSトランジスタNM1がオンすると、バイアス電圧BIAS1にゲート電位が固定されたMOSトランジスタPM1もオン状態となる。このため、MOSトランジスタNM2及びNM4によるカレントミラー回路が、抵抗R10の通電電流に比例した電流をノードN4を通じて、抵抗R2及び抵抗R3の共通接続ノードNoから引き抜くことになり、第2分圧抵抗6bのノードNoに生じる基準電圧Vforceを減少させることができる。これに伴い、ノードNiの電圧も低く保持できるようになり、ノードNo及びNiの異常な変動を抑制できる。
また図3の期間T2に示すように、ノードNiの検出電圧Vsenceが正常範囲外の異常範囲で下降すると、第1分圧抵抗6aに生じる検出電圧Vsenceが減少する。検出電圧Vsenceが所定の下限電圧に達することで基準電圧変動回路7が動作し、MOSトランジスタPM3はオンする。
MOSトランジスタPM3がオンすると、バイアス電圧BIAS2にゲート電位が固定されたMOSトランジスタNM3もオン状態となる。このため、MOSトランジスタPM2及びPM4によるカレントミラー回路が、抵抗R11の通電電流に比例した電流をノードN3を通じて、抵抗R5及びR6の共通接続ノードNoに供給することになり、第2分圧抵抗6bのノードNoに生じる基準電圧Vforceを上昇させることができる。これに伴い、ノードNiの電圧を高く保持できるようになり、ノードNo及びNiの異常な変動を抑制できる。
図4に示すように、入力電圧CANH、CANLが正常範囲Vmin~Vmaxを外れた異常範囲においては、基準電圧変動回路7は、検出電圧Vsenceが増加するに従って基準電圧Vforceを減少させ、検出電圧Vsenceが減少するに従って基準電圧Vforceを増加させるように変化させる。このため、過大振幅信号が混入された場合であっても、過大振幅信号の検出電圧Vsenceとは逆位相で基準電圧Vforceを変化させることができる。この結果、コンパレータ5の同相入力電圧範囲を拡大でき、過大振幅信号による誤動作を防止できる。
本実施形態では、入力電圧CANH、CANLが正常範囲Vmin~Vmaxとなるときには基準電圧変動回路7が所定動作状態になるため、検出電圧Vsenceと同位相で基準電圧Vforceが変化し、当該正常範囲Vmin~Vmaxを外れた場合には基準電圧Vforceを逆位相で変化させているが、この境界電圧ではMOSトランジスタNM1、PM3等がオン・オフスイッチング動作する。コンデンサC1、C2が、検出電圧VsenceのノードNiに接続されているため、これらのMOSトランジスタNM1、PM3等のスイッチング動作に伴う電圧ノイズ変動を吸収できる。
<比較例>
特許文献1記載のクランプ回路の技術を適用した場合、図5に示すように、過大振幅信号が端子4a及び4bに入力されると、基準電圧Vaを必要なノードに印加したとしても同相でクランプすることになる。このため、コンパレータ5の同相入力範囲を広く確保できなくなり、過大振幅信号が与えられるとコンパレータ5が誤動作してしまう可能性があった。
<本実施形態のまとめ>
本実施形態によれば、基準電圧変動回路7は、圧縮回路6により圧縮された電圧VsenceをノードNiから検出し当該検出電圧Vsenceの位相とは逆位相に変化させるようにノードNoに基準電圧Vforceを印加している。このため、過大振幅信号が混入されたとしても、過大振幅信号を圧縮回路6により圧縮して検出された検出電圧Vsenceとは逆位相で基準電圧Vforceを変化させることができ、同相入力電圧範囲を拡大でき、コンパレータ5の誤動作を極力防止できる。
入力電圧CANH,CANLが変動する範囲内の一部の正常範囲Vmin~Vmaxにおいては、基準電圧変動回路7が所定動作状態となることで、検出電圧Vsenceが増加するに従って基準電圧Vforceが増加し、検出電圧Vsenceが減少するに従って基準電圧Vforceを減少している。また正常範囲Vmin~Vmaxの外の異常範囲においては、基準電圧変動回路7が動作し、検出電圧Vsenceが増加するに従って基準電圧Vforceを減少させると共に検出電圧Vsenceが減少するに従って基準電圧Vforceを増加させている。
これにより、入力電圧CANH、CANLが正常範囲Vmin~Vmaxとなるときには、コンパレータ5が線形的に変化する出力特性を得られることになり、また正常範囲Vmin~Vmaxの外の場合には逆位相の基準電圧Vforceを印加することでコンパレータ5の誤動作を極力防止できる。
<変形例>
またバイアス電圧BIAS1、BIAS2を変更設定することで、正常範囲Vmin~Vmaxを変更設定できる。例えば、図1に示すMOSトランジスタPM1のバイアス電圧BIAS1と、MOSトランジスタNM3のバイアス電圧BIAS2とを同一レベルとするように当該バイアス電圧BIAS1、BIAS2を調整しても良い。
すると、端子4a、4bの入力電圧CANH、CANLが変動したときに、基準電圧変動回路7を構成するMOSトランジスタNM1又はPM3の何れかがオンする。この結果、図6に示すように、コンパレータ5の同相入力電圧の検出電圧Vsenceに対する基準電圧Vforceを全範囲において逆位相にて変化させることもできる。
この変形例によれば、基準電圧変動回路7は、入力電圧CANH、CANLが変動する範囲内において、検出電圧Vsenceが増加するに従って基準電圧Vforceを減少させると共に検出電圧Vsenceが減少するに従って基準電圧Vforceを増加させるようにしている。これにより、バイアス電圧BIAS1、BIAS2が適宜調整されることにより回路の仕様の要求に応えることができる。
(第2実施形態)
図7に示す回路装置204には基準電圧制御回路207が構成されている。基準電圧制御回路207は、基準電圧生成回路11、昇降圧電源回路12、抵抗R12、R13、ダイオードD1及びD2を備える。基準電圧生成回路11には電源電圧VCCが与えられており、基準電圧生成回路11は、電源電圧VCCに基づいて高精度な基準電圧(例えば、VCC/2)を生成し、昇降圧電源回路12に出力する。昇降圧電源回路12は、ノードNiの検出電圧Vsenceを入力し、この検出電圧Vsenceに基づいて基準電圧VCC/2を昇圧又は降圧して出力電圧Voutとする。
昇降圧電源回路12は、検出電圧Vsenceが基準電圧VCC/2よりも上昇すれば出力電圧Voutを降圧させ、逆に、検出電圧Vsenceが基準電圧VCC/2よりも下降すれば出力電圧Voutを昇圧させる回路であり、詳細な回路説明は省略する。
抵抗R12、ダイオードD1のアノードカソード間、ダイオードD2のアノードカソード間、抵抗R13はこの順で直列接続されており、昇降圧電源回路12の出力電圧Voutはこれらの直列回路に与えられている。ダイオードD1のカソードとダイオードD2のアノードとの共通接続点は、抵抗R2及びR3の共通接続ノードNoに接続されており、出力電圧Voutに比例した基準電圧VforceをノードNoに印加できる。
これにより、基準電圧制御回路207は、検出電圧Vsenceが下降すれば出力電圧Voutに比例した基準電圧Vforceを上昇させてノードNoに印加できるようになり、逆に、検出電圧Vsenceが上昇すれば出力電圧Voutに比例した基準電圧Vforceを下降させてノードNoに印加できる。この結果、第1実施形態の変形例と同様の作用効果を得られることになり、コンパレータ5の同相入力範囲を拡大できる。
(変形例)
また基準電圧生成回路11は、基準電圧としてVCC/2の1つの電圧だけ出力する形態を示したが、これに限定されるものではなく、例えばVCC×9/20、VCC×11/20のような2つの電圧を出力するように構成し、さらに昇降圧電源回路12は、その2電圧の範囲内では出力電圧Voutのノードを開放(オープン)とすると共に、その2電圧の範囲外では昇降圧電源回路12を動作させるように構成しても良い。これにより、第1実施形態と同様の作用効果を得られ、コンパレータ5の同相入力範囲を広くできる。
(第3実施形態)
図8に示す回路装置304には基準電圧制御回路307が構成される。基準電圧制御回路307は、基準電圧変動回路7、及びバッファアンプ13を備える。バッファアンプ13は、基準電圧変動回路7の後段に接続されており、基準電圧変動回路7が出力する基準電圧Vforceについて電流ドライブ能力を上げながらノードNoに出力する。これ以外の動作は、前述実施形態と同様である。本実施形態によっても前述実施形態と同様の作用効果を得られる。
(第4実施形態)
図9に示す回路装置404には基準電圧制御回路407が構成されている。基準電圧制御回路407は、基準電圧変動回路7、オペアンプ14、Pチャネル型のMOSトランジスタPM5及びPM6、抵抗R12~R14、ダイオードD1及びD2を備える。
オペアンプ14の非反転入力端子には基準電圧変動回路7の出力が与えられている。オペアンプ14は電源電圧VCCにより動作し、その出力がMOSトランジスタPM5及びPM6のゲートに接続されている。
電源線N1及びN2間には、MOSトランジスタPM5のソースドレイン間と抵抗R14とが直列接続されており、MOSトランジスタPM5のドレインはオペアンプ14の反転入力端子に入力されている。
また電源線N1及びN2間には、MOSトランジスタPM6のソースドレイン間と抵抗R12とダイオードD1のアノードカソード間とダイオードD2のアノードカソード間と抵抗R13とが直列接続されている。
このため、前述実施形態にて説明した基準電圧変動回路7が、オペアンプ14の非反転入力端子に電圧出力することで、オペアンプ14は、MOSトランジスタPM5及びPM6を駆動し、出力電流ドライブ能力を上げた状態で基準電圧VforceをノードNoに出力できる。これ以外の動作は前述実施形態と同様である。本実施形態においても前述実施形態と同様の作用効果を得られる。
(第5実施形態)
図10に示す回路装置504には基準電圧制御回路507が構成されている。基準電圧制御回路507は、基準電圧変動回路7a、複数のPチャネル型のMOSトランジスタPM11、PM12、PM13、複数のNチャネル型のMOSトランジスタNM11、NM12、NM13、抵抗R11~R16、ダイオードD1及びD2を備える。
MOSトランジスタNM11…NM13のドレインソース間及び抵抗R11…R13はそれぞれ直列接続されており、これらの直列接続回路はダイオードD2のカソードと電源線N2との間に並列接続されている。またMOSトランジスタPM11…PM13のソースドレイン間及び抵抗R14…R16はそれぞれ直列接続されており、これらの直列接続回路は、電源電圧VCCの電源線N1とダイオードD1のアノードとの間に接続されている。
基準電圧変動回路7aは、検出電圧Vsenceに基づいてデジタル信号を出力可能に構成されている。基準電圧変動回路7aが、MOSトランジスタPM11…PM13、NM11…NM13の各ゲートに対し選択的にオンするためのデジタル信号を出力することで、基準電圧VforceのノードNoに通電又はノードNoから放電する電流を段階的に変化させることができる。
抵抗R11…R13の抵抗値は同一値でも段階的に異なる値に設定されていても良いが、例えば2のn乗(nは正の整数)に比例する抵抗値にそれぞれ設定されていると良い。抵抗R14…R16の抵抗値も同様である。
このとき基準電圧変動回路7aが、MOSトランジスタPM11…PM13、NM11…NM13のうち1又は複数のMOSトランジスタを選択的にオンすることで基準電圧Vforceの印加ノードNoに通電又はノードNoから放電する電流を所定の分解能でデジタル制御できる。
基準電圧変動回路7aは、検出電圧Vsenceに基づいてMOSトランジスタPM11…PM13、NM11…NM13をオン・オフ制御することで、検出電圧Vsenceとは逆位相の基準電圧VforceをノードNoに印加できる。この結果、本実施形態においても前述実施形態と同様の作用効果を得られる。
(他の実施形態)
本開示は、前述実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。
前述実施形態は、ECU1又は2のCANトランシーバの受信端の回路装置4、204、304、404、504に適用した形態を示したが、これに限定されるものではない。また回路装置4、204、304、404、504として差動信号を受信する形態を示したが、これに限定されるものでもない。
また前述実施形態の回路装置4、204、304、404、504を例示したが回路構成はこれらの構成に限られない。また、Pチャネル型又はNチャネル型のMOSトランジスタを用いた回路装置4、204、304、404、504の構成例を示したが、他種類のトランジスタを用いて構成しても良い。
前述した複数の実施形態を組み合わせて構成しても良い。また、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、本発明の一つの態様として前述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。前述実施形態の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も実施形態と見做すことが可能である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において、考え得るあらゆる態様も実施形態と見做すことが可能である。
本開示は、前述した実施形態に準拠して記述したが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範畴や思想範囲に入るものである。
図面中、3はバス通信線(信号線)、4、204、304、404、504、604、704は回路装置、4a、4bは端子(入力部)、5はコンパレータ、6は圧縮回路、6aは第1分圧抵抗、6bは第2分圧抵抗、7は基準電圧変動回路(基準電圧制御回路)、207、307、407、507は基準電圧制御回路、NM1はNチャネル型のMOSトランジスタ(第1トランジスタ)、NM4はNチャネル型のMOSトランジスタ(第2トランジスタ)、PM3はPチャネル型のMOSトランジスタ(第3トランジスタ)、PM4はPチャネル型のMOSトランジスタ(第4トランジスタ)を示す。

Claims (3)

  1. 一対の信号線を通じて伝送される電圧を入力する入力部(4a、4b)と、
    所定の同相入力範囲の特性で動作するコンパレータ(5)と、
    前記入力部に入力された電圧を前記コンパレータの前記同相入力範囲となるように第1分圧抵抗(6a)により圧縮する圧縮回路(6)と、
    前記圧縮回路により圧縮された電圧を検出した検出電圧(Vsence)の位相を逆位相に変化させるように前記第1分圧抵抗に並列接続された第2分圧抵抗(6b)に対して印加する基準電圧を変動させる基準電圧制御回路(7;207;307;407;507)と、を備え、
    前記入力部の入力電圧が変動する範囲内の一部の正常範囲では、前記基準電圧制御回路が前記検出電圧の位相と同位相で前記基準電圧を変動させる所定動作状態となることで、前記圧縮回路により前記検出電圧が増加するに従って前記基準電圧が増加すると共に前記検出電圧が減少するに従って前記基準電圧が減少し、
    前記正常範囲の外において前記基準電圧制御回路が前記検出電圧の位相を逆位相に変化させるように前記第2分圧抵抗に対して印加する基準電圧を変動させるように動作し、前記基準電圧制御回路は前記検出電圧が増加するに従って前記基準電圧を減少させると共に前記検出電圧が減少するに従って前記基準電圧を増加させる回路装置。
  2. 前記基準電圧制御回路は、
    前記入力部の入力電圧が変動する範囲内において、前記検出電圧が増加するに従って前記基準電圧を減少させると共に前記検出電圧が減少するに従って前記基準電圧を増加させる請求項1記載の回路装置。
  3. 前記基準電圧制御回路は、
    前記第1分圧抵抗に生じる前記検出電圧が増加し所定の上限電圧に達するとオンする第1トランジスタ(NM1)と、
    前記第1トランジスタがオンすることで前記第2分圧抵抗に生じる前記基準電圧を減少させる第2トランジスタ(NM4)と、
    前記第1分圧抵抗に生じる前記検出電圧が減少し所定の下限電圧に達するとオンする第3トランジスタ(PM3)と、
    前記第3トランジスタがオンすることで前記第2分圧抵抗に生じる前記基準電圧を増加させる第4トランジスタ(PM4)と、
    を備える請求項1又は2記載の回路装置。
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