JP7200801B2 - At/mt切替ギアシフト装置及びそのギアシフト方法 - Google Patents

At/mt切替ギアシフト装置及びそのギアシフト方法 Download PDF

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Description

本発明は、AT/MT切替ギアシフト装置に関する。
自動車運転免許取得のための自動車教習所や、運転免許センターには、ドライブシミュレータが設置されている。ドライブシミュレータは、教習所や安全運転教習の教習生(以下、運転手と呼ぶ)が、自動車の運転を模擬する装置である。教習生は、ドライブシミュレータを使用し、安全運転の意識や技能を向上させる。
ドライブシミュレータは、例えば、運転手が座る運転席、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダル、ステアリング、シフトレバー、速度メータなどの計測機器などを有する。運転手は、自動車の運転を模してアクセルなどの機器を操作する。また、ドライブシミュレータは、例えば、運転席の前方にフロントガラスに映る風景や交通状態を模した映像を表示するモニタ装置を有する。運転手は、モニタ装置に映される映像に応じて、各操作機器を操作する。
自動車のシフトレバーは、オートマチック式(以降、ATモード:レバーを前後方向に倒す方式)とマニュアル式(以降、MTモード:レバーを前後左右に倒す方式)がある。そのため、教習所や運転免許センターは、ATモードのシフトレバーを有するドライブシミュレータとMTモードのシフトレバーを有するドライブシミュレータを、それぞれ設置する必要がある。
しかし、それぞれを設置するには、広い場所が必要でありまたコストがかかる。そこで、ATモードとMTモードを切り替えることができるドライブシミュレータが開発され実用化されている。
AT/MT切替可能なドライブシミュレータは、以下の特許文献に記載されている。
特開2002-059759号公報 特開2011-064901号公報
しかし、従来のAT/MT切替ドライブシミュレータは、AT/MTそれぞれの専用機構を備え、使用する専用機構を運転手に提供し、もう一方の専用機構を収納しておくものである。この場合、一方の専用機構を使用しているときもう一方の専用機構を収納しておくスペースが必要となる。
また、別の従来のAT/MT切替ドライブシミュレータは、AT/MTそれぞれの操作位置規制板を有し、使用する規制板をシフトレバーの下方に挿入し、もう一方の規制板をシフトレバーに影響しない位置まで引き出しておくものである。この場合、もう一方の規制板をドライブシミュレータの側面にはみ出すように引き出すため、ドライブシミュレータ同士をある程度離して設置する必要がある。また、運転手が運転席に座った状態で、規制板を切り替えることができない。
そこで、本実施の形態の目的は、省スペースでAT/MTを簡易に切り替えることができるAT/MT切替ギアシフト装置を提供することにある。
本実施の形態の一つの側面は、ギアを変更するシフトレバーと、前記シフトレバーを前後回転支軸により前後に回転可能に支える側面板を有するメインレバーブロック(登録商標)と、
前記メインレバーブロックを左右に回転可能に支える前面側及び背面側のベースプレートと、
対向辺に可動域窪みを有する底面カバー水平板と、前記対向辺につながる少なくとも一方の側辺に略垂直に設けられた底面カバー側面板とをそれぞれ有し、前記底面カバー側面板の開閉支軸穴に挿入された開閉支軸により前記ベースプレートに開閉可能に支えられた1対の底面カバーと、
オートマチックモードとマニュアルモードの切替を行う切替手段と有し、
オートマチックモードでは、前記切替手段への第1の操作により、前記1対の底面カバーが前記開閉支軸を中心に第1の方向に回転して前記対向辺で分離する開口状態となり、前記シフトレバーが前記1対の底面カバーの間で前後に回転可能になり、前記オートマチックモードのギアシフトが行われ、
マニュアルモードでは、前記切替手段への第2の操作により、前記1対の底面カバーが前記開閉支軸を中心に前記第1の方向と反対の第2の方向に回転して前記対向辺が近接または接触する閉口状態となり、前記シフトレバーが前記1対の底面カバー水平板の前記可動域窪みで形成される可動域内で前後及び左右に傾斜可能になり、前記マニュアルモードのギアシフトが行われる、AT/MT切替ギアシフト装置である。
本実施の形態によれば、省スペースでAT/MTを簡易に切り替えることができる。
本実施の形態のAT/MT切替ギアシフト装置を備えたドライブシミュレータの一例を示す構成図である。 AT/MT切替ギアシフト装置の全体構成を示す前方左上方からの斜視図である。 シフトレバーの構成を示す図である。 メインレバーブロック10の構成例を示す図である。 可動域制御用の底面カバー40の構成を示す斜視図である。 ATモードでのAT/MT切替ギアシフト装置1の下方から見た斜視図である。 ATモードでのメインレバーブロック10とハンドルプレート50と底面カバー40との関係を示す図である。 MTモードでのAT/MT切替ギアシフト装置の前側上方から見た斜視図である。 同装置の前側下方から見た斜視図である。 MTモードでのメインレバーブロック10とハンドルプレート50と底面カバー40との関係を示す図である。 シフトレバーによるギア位置判定を説明する図である。
図1は、本実施の形態のAT/MT切替ギアシフト装置を備えたドライブシミュレータの一例を示す構成図である。ドライブシミュレータは、運転席2の左側にAT/MT切替ギアシフト装置1が備えられている。また、運転席2の前方にハンドル3が設けられ、ATモードでは前方下方にアクセルペダル4とブレーキペダル5が設けられる。MTモードではこれらに跳ね上げてあったクラッチ(図示せず)が加えられる。そして、運転席2に座った運転手の前方及び左右前方に、前方の交通状態と左右の交通状態を表示する表示装置6が設けられる。
表示装置6は簡易版では前方に1つのみでもよく、その場合は3画面の左右の情報のうち運転に必要な情報、例えばサイドミラーの映像を取り入れる。簡易版の前方1画面だけを設ける場合は設置面積が少なくて済む。
[AT/MT切替ギアシフト装置の構成例]
図2は、AT/MT切替ギアシフト装置の全体構成を示す前方左上方からの斜視図である。図2の構成は、オートマチックモードの状態を示す。図中AT/MT切替ギアシフト装置の前後左右方向を矢印で示す。
AT/MT切替ギアシフト装置1の概略構成は、シフトレバーシャフト100からなるシフトレバーを収納するメインレバーブロック10が、前後に配置されたベースプレート70F,70Bに左右方向に傾斜可能に支えられる。また、ベースプレート70F,70Bの上部にはシフトレバーシャフト移動窓202を有する上面カバー20が設けられ、ベースプレートの下部にはシフトレバーシャフトの可動域を制御する可動域制御用の底面カバー40が設けられる。上面カバー20には、表示パネル用窓203が設けられ、その窓を介して表示パネル60が運転手から見えるようにされている。
後で詳述するが、AT/MT切替ギアシフト装置1は、シフトレバーシャフト100の前方の位置に、AT/MT切替ハンドル30を有する。AT/MT切替ハンドル30を引き上げると、上面カバー20のAT/MT切替ハンドル挿入穴201から突出し、図2に示すように、表示パネル60にオートマチックモードのギア位置「P,R,N,D,2,L」が表示され、底面カバー40が左右の中心線で分離し底面カバー開閉支軸408を中心に回転して開口状態となり、シフトレバーシャフト100が、分離した底面カバー40の間を、表示パネル60に示された6つのギア位置に沿った前後方向に大きく傾斜可能になる。ギア位置は、一般的には直線上に並んでおり、P:パーキングレンジ、R:リバースレンジ、N:ニュートラルレンジ、D:ドライブレンジ、2(S):セカンドレンジ、L:ローレンジを示す。
AT/MT切替ハンドル30を押し下げると、上面カバー20のAT/MT切替ハンドル挿入穴201から下方に押下げられ、後述する図8,9,10に示すように、表示パネル60にマニュアルモードのギア位置が表示され、底面カバー40が底面カバー開閉支軸408を中心に逆方向に回転して閉口状態となり、シフトレバーシャフト100がマニュアルモードのギア位置に対応する前後左右の限定された領域内でしか傾斜できないことになる。ギア位置は、1速(ローレンジ)、2速(セカンドレンジ)、3速(サードレンジ)、4速(トップレンジ)、5速(ハイトップレンジ)、R(リバースレンジ)、ニュートラルレンジは特に表示されていないが各ギアを戻す位置であり、クラッチを踏みながら切替操作を行う。このマニュアルモードで運転するには、運転席の手前の跳ね上がったクラッチを下げて併用する。運転者がクラッチを踏まず、MTギアを操作した際は、実車同様にギア鳴り音を発音するとともに警告表示を表示装置10に表示する。
ここで、シフトレバーとメインレバーブロック10と底面カバー40について以下説明した後、再度、図1及び図6,7のAT/MT切替ギアシフト装置1の構成を説明する。
[シフトレバー]
図3は、シフトレバーの構成を示す図である。シフトレバーは、グリップ101を上端に有するシフトレバーシャフト100と、シフトレバーシャフト100が挿入され固定されるシフトレバーロッド108と、シフトレバーロッドをカバーするシフトレバーカバー105とを有する。
シフトレバーロッド108には、シフトレバーシャフト100の前後方向の回転の支軸となる前後回転支軸106が垂直に挿入される。シフトレバーロッド108の下部には、MT位置決め穴109が前後両側に設けられ、さらに上下移動ピン107が挿入される上下方向のスリット111がシフトレバーロッド108を左右に貫通して設けられる。上下移動ピン107は、シフトレバーロッド108の内部に設けられたスプリング112により上方向の押上げ力を与えられ、前後回転支軸106と平行状態に保たれる。また、シフトレバーロッド108の最下端にスプリング112の押上げ力を調整するスプリング調整ボルト110が設けられる。
上記の上下移動ピン107が、シフトレバーシャフト100の前後方向の回転移動に応じて、図4のメインレバーブロックの左右側面板103L/Rに取り付けられた前後回転の位置決め用の円弧状の歯車形状板70Gの下方に向いた6つの谷とその間の5つの山に沿って、移動し、6つの谷に押し上げられた位置でオートマチックモードの6つのギア位置に位置決めされる。さらに、上下移動ピン107がスプリング112により押し上げられることで、運転手がグリップ101を握って前後方向にシフトレバーシャフト100を移動させるとき、歯車形状板70Gの山や谷を移動する際に運転手にシフトレバーの操作感触をもたらす。
[メインレバーブロック10]
図4は、メインレバーブロック10の構成例を示す図である。メインレバーブロック10は、図3のメインレバーのシフトレバーシャフト100及びシフトレバーロッド108を、前後回転支軸106を中心に前後に回転可能に支えるように収納する。メインレバーブロック10は、1対の前後側面板103F/Bと、1対の左右側面板103L/Rと、それらの上部に設けられた1対のメインレバーブロックカバー102L/Rを有する。
図3で示したシフトレバーロッド108に設けられた前後回転支軸106が、左右側面板103L/Rに設けた穴(図示せず)に回転自在に取り付けられる。また、前後回転支軸106の左端部には一部に凹み部を有し、図4に示す前後回転板104の凸部(図示せず)がこの凹み部に合わせられ位置決めされて前後回転板取付ネジ113により取り付けられる。
そして、シフトレバーシャフト100が、メインレバーブロックカバー102L/Rの間の窓102W内を、前後方向に回転移動し、図3の上下移動ピン107が、オートマチックモードでのギア位置で前後回転位置決め用の歯車形状板70Gの谷に係合して、各ギア位置に位置決めされる。前後回転位置決め用の歯車形状板は、例えば、左右側面板103R/Lの底面側に設けられる。
前後回転板取付ネジ113により、ギア位置検出用の前後回転板104が位置決めして取り付けられることで、左側面板103Lに設けられた位置感知センサ1041,1042,1043と、前後回転板104の突起104P_1,104P_2の位置関係に基づいて、位置感知センサがオートマチックモードでのギア位置を検出する。ギア位置検出用の前後回転板104と位置感知センサ1041等との関係については、図11で再度説明する。
次に、シフトレバーシャフト100の左右方向の傾斜に関する構成を説明する。前後側面板103F,Bには、左右傾斜用支軸穴1031が設けられる。この左右傾斜用支軸穴1031に挿入された左右傾斜用支軸(図示せず)を、図2に示した前後ベースプレート70F/Bに取り付けることで、メインレバーブロック10が、前後ベースプレート間に左右傾斜可能な状態で支えられる。また、左右傾斜用支軸穴1031の上方向に、シフトレバーシャフト100が左右方向に傾斜操作されるときに、メインレバーブロック10を左右方向の中央位置に位置決めするための中央位置決め円錐窪み1032が設けられる。この中央位置決め円錐窪み1032は前側側面板103Fの対応位置にも設けられる。この円錐窪み1032は、その円錐窪みと前後側面板103Bの平面との間の円形のふちが面取り加工されている。
そして、図2に示した前方の前後ベースプレート70Fに設けられた中央位置決めプランジャ702の先端が、メインレバーブロック10を左右方向に傾けたときに、その中央位置で上記の円錐窪み1032に滑り込む。これにより、メインレバーブロック10を左右方向に傾けたとき、プランジャ702の円錐窪み1032への押し圧力により、メインレバーブロック10を中央位置に移動しやすくし、プランジャ702が円錐窪み1032に挿入したときの反動により左右に振動することを抑制している。
さらに、前後側面板103F/Bの底面側には、両端に角丸形状突起1034と台形状のATモード位置決め窪み1033が設けられる。前後側面板103F/Bの両側面と、角丸形状突起1034とATモード位置決め窪み1033を設けることで、オートマチックモードで、メインレバーブロック10が左右の中央位置に強固に固定される。この点は、図2、図6、図7で詳細に説明する。
[可動域制御用の底面カバー40]
図5は、可動域制御用の底面カバー40の構成を示す斜視図である。底面カバー40は、左右中央の前後方向の線である対向辺412で左右に分離可能な1対の底面カバー40L、40Rを有する。左右を示すために各部材の番号にL,Rを付記する。1対の底面カバー40L/Rは、略矩形形状の1対の底面カバー水平板450L/Rを有する。1対の底面カバー水平板405L/Rの対向辺412には、可動域窪み410L/Rが設けられ、更に、底面カバー立上がり板407L/Rが設けられる。底面カバー水平板405L/Rの対向辺412につながる前側の側辺と後側の側辺には、底面カバー側面板406L/Rが設けられる。
底面カバー側面板406L/Rには、底面カバー開閉支軸408(図2参照)が挿入される開閉支軸挿入穴401と、ハンドルプレート50(図2参照)と結合するためのハンドルプレート結合穴402とが設けられ、更に、AT用制限縁404が形成される。ハンドルプレート結合穴402は、楕円形状を有し、底面カバー開閉支軸408を中心に左右の底面カバー40L/Rが回転して開閉するときの底面カバー結合ネジ501(図2参照)の回転移動を可能にする。
AT用制限縁404は、ATモードで底面カバー40L/Rが左右方向に開口したとき、図7に示すとおり、メインレバーブロック10の前後側面板103F/Bの左右側辺を挟み、メインレバーブロック10を左右中央位置に固定する。
図5に示すように可動域窪み410L/Rには、前後の位置に1対のMTギア位置決め突起403がそれぞれ設けられる。MTモードで底面カバー40が閉口状態になり底面カバー水平板405L/Rが水平面で一致したとき、可動域窪み410L/Rは、4つのMTギア位置決め突起403を有する角丸略正方形窓を形成し、シフトレバーロッド108の可動域を制限する。シフトレバーロッド108の先端は、可動域窪み410L/R内の対向縁411L/Rにより左右方向の可動域外への傾斜を抑制される。また、メインレバーブロック10が中央位置決めプランジャ702によって円錐窪み1032に作用して中央に戻ろうとする。そこで左右方向からMTギア位置決め突起403にシフトレバーロッド108のMT位置決め穴109が嵌合することで、傾斜した左右方向から中央位置への移動を抑制される。4つのMTギア位置決め突起を有する角丸略正方形窓の形状とMTギアとの対応については、図9で説明する。
また、図5に示すMTモードで底面カバー40が閉口状態になると、図10で示すとおり、底面カバー立上がり板407L/Rが立ち上がり面で近接または接触し、ハンドルプレート50に取り付けられた1対の位置決めネジ502の間に挿入される。MTモードで底面カバー40L/Rの対向縁411L/Rに対し左右の片側方向に応力が発生したときに、この底面カバー立上がり板407L/Rと1対の位置決めネジ502により、底面カバー40L/Rが開口状態に回転することが防止される。
[ハンドルプレート50]
図6は、ATモードでのAT/MT切替ギアシフト装置1の下方から見た斜視図である。図7は、ATモードでのメインレバーブロック10とハンドルプレート50と底面カバー40との関係を示す図である。図7では、ハンドルプレート50は一点鎖線で外形を表示され内部は透明化され、ベースプレート70Fは表示を省略され、メインレバーブロック10と底面カバー40との位置関係が示される。図2のATモードでのAT/MT切替ギアシフト装置1の上方から見た斜視図と併せて参照しながら、ハンドルプレート50の構成について説明する。
図2、図6に示されるとおり、ハンドルプレート50は、その上端部でハンドルプレート取り付けネジ508によりAT/MT切替ハンドル30に結合され、AT/MT切替ギアシフト装置1の前方側のベースプレート70Fの前方面で上下方向に移動可能に取り付けられる。ハンドルプレート50は、上部中央に上部中央窓503を、上部左右に縦方向にくり抜かれた上部左右窓504を、上下中央に中窓505をそれぞれ有する。また、ハンドルプレート50は、ベースプレート取付ネジ507でベースプレート70Fに取り付けられる。さらに、ハンドルプレート50は、下部両端に下部突起506を有し、1対の下部突起506は、ベースプレート70Fの取り付け部材704の矩形穴に挿入される。
上部中央窓503にはベースプレート70Fに取り付けられた中央位置決めプランジャ702のボルトが位置し、上部左右窓504にはベースプレート70Fに取り付けられたベースプレート取付ネジ507が位置し、中窓505には左右傾斜支軸取付ネジ703が位置する。
ハンドルプレート50には、中窓505の下方中央に1対の位置決めネジ502と、1対の位置決めネジ502の両側に底面カバー40のハンドルプレート結合穴402に挿入される底面カバー結合ネジ501とが、取り付けられる。1対の位置決めネジ502と底面カバー結合ネジ501は、ハンドルプレート50の背面のベースプレート70Fの厚みより長い円筒スペーサ(図示せず)が取り付けられる。1対の位置決めネジ502の円筒スペーサは、図7の如くATモード時に、メインレバーブロック10の前後側面板103FのATモード位置決め窪み1033内に配置される。また、底面カバー結合ネジ501の円筒スペーサは、底面カバー40L/Rのハンドルプレート結合穴402に挿入される。
そして、ハンドルプレート50には、右側の底面カバー結合ネジ501によりハンドルプレート50と表示パネル60とを結合する接続部材61が取り付けられる。図2、図6、図7に示されるように、AT/MT切替ハンドル30とハンドルプレート50が上方に移動すると、接続部材61を介して表示パネル60が時計方向に回転し、ATモードギアを表示する表示面が上面カバー20の表示パネル用窓203に現れる。逆に、図8、図9、図10に示されるように、AT/MT切替ハンドル30とハンドルプレート50が下方に移動すると、接続部材61を介して表示パネル60が逆時計方向に回転し、MTモードギアを表示する表示面が現れる。
ハンドルプレート50の下部突起506には、AT/MT切替ハンドル30の上下方向のAT/MTモード位置に対応して、ベースプレート70Fに設けた上下位置決めプランジャ706が挿入する2つの上下位置決め凹部506Hが設けられる。下部突起506の上下位置決め凹部506Hと上下位置決めプランジャ706とにより、ハンドルプレート50のAT/MTモードの位置決めが行われる。
[ベースプレート70]
1対のベースプレート70F/Bは、AT/MT切替ギアシフト装置の前面と後面に配置され、メインレバーブロック10を、左右傾斜用支軸穴1031に挿入される左右傾斜用支軸を中心に左右に傾き可能に支える。さらに、1対のベースプレート70F/Bは、底面カバー40L/Rの底面カバー開閉支軸挿入穴401に挿入される底面カバー開閉支軸408により、底面カバー40L/Rを開閉可能に支える。
図6、図9に示されるとおり、前面側のベースプレート70Fは、1対の底面カバー結合ネジ501が上下方向に移動する1対の左右窓701と、1対の位置決めネジ502が上下方向に移動する下部中央窓705を有する。そして、ベースプレート70Fには、メインレバーブロック10の中央位置決め円錐窪み1032に嵌合し中央位置に位置決めする中央位置決めプランジャ702と、ハンドルプレート50の1対の下部突起506の上下位置決め凹部506H(図7)に嵌合しATモードとMTモードでの位置を決める上下位置決めプランジャ706とが取り付けられる。
更に、後面側のベースプレート70Bには、メインレバーブロックの左右の傾きを検出する1対の感知センサ(図示せず)が設けられる。また、前面側のベースプレート70Fには、底面カバー40L/Rの開閉状態を感知する1個の感知センサ(図示せず)が設けられる。
[ATモード、底面カバー開口状態]
図2、図6、図7に示されるATモードでは、AT/MT切替ハンドル30が運転手等により引き上げられ、AT/MT切替ハンドル30の引き上げ動作がハンドルプレート50を介して、底面カバー40の開口動作と、表示パネル60の回転動作を行う。
図6に示されるとおり、底面カバー40の開口動作により、1対の底面カバー40L/Rが対向辺412で分離し、図5に示した閉口状態で1対の底面カバー40L/Rの可動域窪み410L/Rが形成する角丸略正方形による可動域制限をなくし、シフトレバーロッド108の前後方向に傾斜動作を可能にする。さらに、メインレバーブロック10の左右中央位置での固定を可能にする。
即ち、図6には、底面カバー40L/Rが対向辺412で左右に分離して開口状態となる様子が示される。底面カバー40L/Rが開口状態になると、底面カバー水平板405L/Rが対向辺412で分離し、閉口状態で可動域窪み410L/Rが形成していた角丸略正方形の開口がなくなり、可動域制限の機能がなくなる。
また、図7では、前述のとおり、ハンドルプレート50は一点鎖線で外形を表示され内部は透明化され、ベースプレート70Fは表示を省略され、メインレバーブロック10と底面カバー40との位置関係が示される。
図7に示されるとおり、AT/MT切替ハンドル30とハンドルプレート50が引き上げられると、底面カバー結合ネジ501が、底面カバー開閉支軸取付ネジ708で取り付けられた開閉支軸408の周りを、左側の底面カバー40Lでは反時計方向に回転し、右側の底面カバー40Rでは時計方向に回転し、開口状態になる。開口状態では、前述のとおり、底面カバー水平板405L/Rは対向辺412で分離し開口するが、底面カバー側面板406L/Rは逆に互いに近づいて閉じる動きをする。
上記の開口状態では、第1に、底面カバー40L/Rの底面カバー側面板406L/Rに設けられたAT用制限縁404L/Rが、メインレバーブロック10の前後側面板103Fの左右辺を両側から挟み込む。第2に、ハンドルプレート50に取り付けられた位置決めネジ502の円筒スペーサが、前後側面板103Fの角丸形状突起1034の内側を滑ることでメインレバーブロック10を中央方向に移動させ、そしてATモード位置決め窪み1033内に挿入する。これらにより、メインレバーブロック10は、左右中央位置に強固に固定され、左右方向への傾斜が制限される。このため、ATモードでは、シフトレバーシャフト100は、左右方向の傾斜は制限され、前後方向にしか傾斜移動できなくなる。シフトレバーロッド108は、開口状態の底面カバー40L/Rの間で可動域窪み410L/Rによる可動域を超えて前後方向に移動可能となる。
そして、表示パネル60は、接続部材61が上昇することで、時計方向に回転し、ATモードのギア位置を示す表示が表示パネル用窓203に現れる。
ATモードでは、シフトレバーシャフト100が表示パネル60に表示されるATモードのギア位置「P,R,N,D,2,1」に移動すると、メインレバーブロック10の左右側面板103L/Rに設けられた前後回転位置決め用の歯車形状板70Gの一つの谷に、シフトレバーロッド108に設けられた上下移動ピン107が押し上げられて係合し(図3参照)、各ギア位置に位置決めされる。この各ギア位置の状態は、図4に示した、メインレバーブロック10の左側面板103Lに設けられた前後回転板104の突起104P_1,104P_2と位置感知センサ1041-1043との位置関係で検出される。
[MTモード、底面カバー閉口状態]
図8は、MTモードでのAT/MT切替ギアシフト装置の前側上方から見た斜視図である。図9は、同装置の前側下方から見た斜視図である。そして、図10は、MTモードでのメインレバーブロック10とハンドルプレート50と底面カバー40との関係を示す図である。図10は、図7と同様に、ハンドルプレート50が一点鎖線でその外形を表示され内部は透明化され、ベースプレート70Fが表示を省略され、メインレバーブロック10と底面カバー40との位置関係が示される。
図8、図9、図10に示されるMTモードでは、AT/MT切替ハンドル30が運転手等により押し下げられ、AT/MT切替ハンドル30の押し下げ動作がハンドルプレート50を介して、底面カバー40の閉口動作と、表示パネル60の逆回転動作を行う。
図9に示されるとおり、底面カバー40L/Rの閉口動作により、1対の底面カバー40L/Rの可動域窪み410L/Rが形成する角丸略正方形による可動域制限が有効になり、シフトレバーロッド108がMTモードでの前後方向と左右方向の狭い傾斜または回転動作に制限される。さらに、メインレバーブロック10は底面カバー40L/Rによる左右中央位置での固定状態から開放される。
即ち、図10に示されるとおり、AT/MT切替ハンドル30が押し下げられると、ハンドルプレート50の押し下げ動作により、底面カバー40L/Rのハンドルプレート結合穴402に挿入された底面カバー結合ネジ501が、底面カバー開閉支軸挿入穴401の開閉支軸408を中心に下方向に回転する。これにより、左側の底面カバー40Lは反時計方向(図10では時計方向)に回転し、右側の底面カバー40Rは時計方向(図10では反時計方向)に回転し、底面カバー40L/Rの立上がり板407L/Rが接触または近接して重なり、底面カバー40L/Rの水平面板405L/Rが対向辺412で接触し水平面で一致する。このとき、立上がり板407L/Rは、押し下げられたハンドルプレート50に取り付けられた1対の位置決めネジ502の間に挿入する。
図9に示されるとおり、底面カバー40L/Rが閉口状態になると、水平面板405L/Rに設けられた可動域窪み410L/Rが、角丸略正方形の可動域領域を形成し、シフトレバーロッド108の左右の傾斜領域と前後の傾斜領域を制限する。
更に、図10に示されるとおり、メインレバーブロック10が左右方向に傾斜すると、メインレバーブロック10の左右側面板103L、103Rが底面カバー立上がり板407L、407Rに当接する。更に、メインレバーブロック10が左右方向に傾斜すると、左右側面板103L、103Rが底面カバー開閉支軸408とベースプレート取付ネジ507にも当接する。これにより、メインレバーブロック10の左右方向の傾き範囲が制限される。この場合、底面カバー40L、40Rの立上がり板407L、407Rが面で重なっており、左側底面カバー40Lが反時計方向(図10では時計方向)に、右側底面カバー40Rが時計方向(図10では反時計方向)に、これ以上回転することはない。
そして、表示パネル60は、接続部材61が下降することで、時計方向(図10では反時計方向)に回転し、図8のとおり、MTモードのギア位置を示す表示が表示パネル用窓203に現れる。
MTモードでは、シフトレバーシャフト100が表示パネル60に表示されるMTモードのギア位置「1,2,3,4,5,R」に移動すると、シフトレバーロッド108のMT位置決め穴109が、図9中の可動域窪み410L、410Rが形成する角丸正方形内の、4つの突起403(図中、丸2,丸R,丸1,丸5)と、前側の1対の突起403の間(図中、丸4)と、後側の1対の突起403の間(図中、丸3)に位置する。図9中にギア位置が明示される。MT位置決め穴109が4つの突起403(図中、丸1,丸2,丸5,丸R)に嵌合することで、MTモードのギア位置「1,2,5,R」に位置決めされる。この場合4つの突起403はMT位置決め穴109が嵌合することで、左右方向の動きが規制される。前後方向の動きは、シフトレバーロッドの上下移動ピン107が歯車形状板70Gの中央寄りの3つの窪み(谷)のいずれかに位置することで位置決めされる。図中の丸3、丸4の位置は、シフトレバーロッド108の左右方向の中央であり、これはメインレバーブロック10の円錐窪み1032に中央位置決めプランジャ702が付勢することで、センター位置が保たれる。シフトレバーシャフト100がどのギア位置にも位置しない場合は、ニュートラル状態となる。
MTモードのギア位置「1,2,3,4,5,R」の検出は、前後方向の位置は、ATモードと同じように、前後回転板104の突起104P_1,104P_2と位置感知センサ1041~1043により行われ、左右方向の位置は、後面側のベースプレート70Bに設けた1対の感知センサ(図示せず)がメインレバーブロックの左右方向の傾きを検出することで行われる。
[ギア位置の判定]
図11は、シフトレバーによるギア位置判定を説明する図である。図11には、メインレバーブロック10の左側面を示す。左側面板103Lには、シフトレバーロッドに取り付けられた前後回転支軸106(図3参照)に対応する前後回転板取付ネジ113により、前後回転板104が取り付けられる。前後回転板104は、メインレバーロッド108と共に前後方向に回転し、それに伴い前後回転板104の2つの突起104P_1,104P_2も回転移動する。そして、3つの位置感知センサ1041~1043が、2つの突起104P_1,104P_2との位置関係を検出し、ATモードでのシフトレバーシャフト100の前後方向の傾斜または回転位置を検出し、ATモードのギア位置を検出する。
MTモードでは、シフトレバーシャフト100の前後方向の位置に加えて、左右方向の位置も検出が必要になる。前後方向の位置の検出については、上記のATモードと同様に行うことができる。一方、左右方向の位置の検出は、シフトレバーシャフト100と連動して左右方向に傾斜するメインレバーブロック10の左右の傾斜位置が、後面側のベースプレート70Bに設けた感知センサ(図示せず)により検出される。
以上説明したとおり、本実施の形態におけるAT/MT切替ギアシフト装置1によれば、シフトレバーシャフト100とそれが挿入されたシフトレバーロッド108が、メインレバーブロック10内で前後方向に大きく回転または傾斜することで、ATモードでのギア切替が行われる。また、メインレバーブロック10自体が左右方向に回転または傾斜することと、シフトレバーシャフトとシフトレバーロッドが前後方向に回転または傾斜することで、MTモードのギア切替が行われる。そして、メインレバーブロック10の下方に設けた底面カバー40L/Rを、ATモードでは開口状態にして、メインレバーブロック10を左右方向の傾斜ができない状態で固定し、MTモードでは閉口状態にして、メインレバーブロック10の左右方向の傾斜を可能にする。更に、MTモードの閉口状態では、底面カバー40L/Rの可動域くぼみ410L/Rにより形成される角丸略正方形の可動域内に、シフトレバーロッド先端の前後左右の回転または傾斜の移動位置を制限する。
MTモードではクラッチ操作を併用して切替操作を行わせ、ギア操作時にクラッチを踏まないで切替操作を行うと、実車同様にギア鳴り等の障害が足元に設けた振動スピーカや通常のスピーカに発音するとともに表示装置10に障害内容を表示する。ATモードではクラッチ操作はないので、クラッチは跳ね上げておく。リバースにするには、一旦車を停車させてから操作する。
図10に示された底面カバー40L/Rの底面カバー側面板406L/R(図5参照)の底面カバー水平面板405L/Rからの立上がり縁(AT用制限縁404L/Rと底面カバー水平面板との間の縁)は水平面板405L/Rとの角度が約90度になっている。これは、図5の底面カバー側面板406L/Rの立上がり縁の角度より急になっている。この角度は、図5のように90度未満の緩やかな角度でも良いし、図7,図10に示されるように約90度の急な角度でもよい。
[変形例]
上述の実施の形態では、AT/MT切替ハンドル30を上に引き上げるとATモードになり、押し下げるとMTモードになる構造について説明してきた。しかし、本実施の形態は、このようにAT/MT切替ハンドル30を上下に移動させる構造には限定されず、異なる構造で同様の機能を有するようにしてもよい。
上述の実施の形態のハンドルプレート50は、底面カバー40と表示パネル60を動かす為の動力をAT/MT切替ハンドル30から伝達する部品であり、その切換動作は、ハンドルプレート50が決められた範囲を上下に直線移動すると、それに連動して、底面カバー40が開閉し、表示パネル60が回転する。
上述の実施の形態では、AT/MT切替ハンドル30をハンドルプレート50に直接取り付けた構造である。しかし、それに代えて、ハンドルプレート50に上下方向のラックギヤを設け、操作側のAT/MT切替ハンドル30をピニオンギアと連動する回転操作可能なツマミやレバーに変更し、ツマミやレバーへの回転操作をハンドルプレート50の上下直線移動に伝達させる構造にしてもよい。
また別の構造として、例えば、AT/MT切替ツマミやレバーの回転軸にカムシャフトやクランクシャフトを組込み、AT/MT切替ツマミやレバーを回転させることで、カムシャフトやクランクシャフトに生成される上下移動によりハンドルプレート50が上下に直線移動する構造にしてもよい。
更に別の構造として、例えば、AT/MT切替ハンドル30をモータやソレノイドなどの電気部品で構成し、ハンドルプレート50をワイヤーやチェーンなどの動力伝達部品で構成し、モータの回転運動やソレノイドの上下運動をワイヤーやチェーンなどの動力伝達部品で底面カバー40と表示パネル60の回転運動に伝達する構造にしてもよい。
上記のようにAT/MT切替手段の操作による移動運動と連動する手段によって、操作部であるAT/MT切替手段をAT/MT切替ギアシフト装置の天面や側面になど自由な位置に設けることができる。また、AT/MT切替手段の操作方向の変更と、ギアなどの可動比率や電気部品により、小さい操作力でAT/MT切替操作を行うことも可能となる。
更に、AM/MT切替ハンドルの操作について、例えば、上述の実施の形態とは逆に、MTモードではAT/MT切替ハンドルを上に引き上げ、ATモードでは押し下げる構造とすることも可能である。また、AT/MT切替操作は、上下の操作に限らず、横方向にスライドする操作でもよく、AT/MT操作手段に対する第1の操作と第2の操作に応じて、底面カバー40と表示パネル60が回転移動すれば良い。第1の操作と第2の操作の操作状態に応じて、シフトレバー100を、ドライブシュミレータの例えばダッシュボード側に取り付ける等、様々な設計変更が可能である。
このように本発明のAT/MT切替ギアシフト装置を用いることにより、運転者はいずれのギアモードでも教習を受けることができ、安全運転の意識向上をすることができる。いずれのギアモードでの運転技能の習得にも安全に利用でき、しかも運転者が自らギアモードを選定できるのである。AT/MT切替ギアシフトギアの設計にあたり、シミュレータの形状に合わせて、最適な操作ができるように設計変更ができるので、運転者に分かり易いギアシフト装置を提供できる。
上記説明では自動車教習車を例に説明したが、自動車シミュレータならアミューズメントセンタや、科学館等に設置されるドライブゲームに適用可能である。
1 :AT/MT切替ギアシフト装置
10 :メインレバーブロック
20 :上面カバー
30 :AT/MT切替ハンドル
40 :可動域制御用の底面カバー
50 :ハンドルプレート
60 :表示パネル
61 :接続部材
70F/B:前後ベースプレート
70G :前後回転の位置決め用の歯車形状板
100 :シフトレバーシャフト
101 :グリップ
102 :メインレバーブロックカバー
103F/B :前後側面板
103R/L :左右側面板
104 :前後回転板
104P_1,2:突起
105 :シフトレバーカバー
106 :前後回転支軸
107 :上下移動ピン
108 :シフトレバーロッド
109 :MT位置決め穴
110 :スプリング調整ボルト
111 :スリット
112 :スプリング
113 :前後回転板取付ネジ
201 :AT/MT切替ハンドル挿入穴
202 :シフトレバー移動窓
203 :表示パネル窓
401 :底面カバー開閉支軸挿入穴
402 :ハンドルプレート結合穴
403 :MTギア用位置決め突起
404 :AT用制限縁
405 :底面カバー水平面板
406 :底面カバー側面板
407 :底面カバー立上がり板
408 :底面カバー開閉支軸
410 :可動域くぼみ部
411 :対向縁
412 :対向辺
501 :底面カバー結合ネジ
502 :位置決めネジ
503 :上部中央窓
504 :上部左右窓
505 :中部窓
506 :下部突起
506H :上下位置決め凹部
507 :ベースプレート取付ネジ
508 :ハンドルプレート取り付けネジ
701 :左右窓
702 :中央位置決めプランジャ
703 :左右傾斜支軸取り付けネジ
704 :ハンドルプレート取り付け部材
705 :下部中央窓
706 :上下位置決めプランジャ
708 :底面カバー開閉支軸取付ネジ
1031 :左右傾斜用支軸穴
1032 :中央位置決め円錐窪み
1033 :ATモード位置決め窪み
1034 :角丸形状突起
1041 :位置感知センサ
1042 :位置感知センサ
1043 :位置感知センサ

Claims (8)

  1. ギアを変更するシフトレバーと、前記シフトレバーを前後回転支軸により前後に回転可能に支える側面板を有するメインレバーブロックと、
    前記メインレバーブロックを左右に回転可能に支える前面側及び背面側のベースプレートと、
    対向辺に可動域窪みを有する底面カバー水平板と、前記対向辺につながる少なくとも一方の側辺に略垂直に設けられた底面カバー側面板とをそれぞれ有し、前記底面カバー側面板の開閉支軸穴に挿入された開閉支軸により前記ベースプレートに開閉可能に支えられた1対の底面カバーと、
    オートマチックモードとマニュアルモードの切替を行う切替手段と有し、
    オートマチックモードでは、前記切替手段への第1の操作により、前記1対の底面カバーが前記開閉支軸を中心に第1の方向に回転して前記対向辺で分離する開口状態となり、前記シフトレバーが前記1対の底面カバーの間で前後に回転可能になり、前記オートマチックモードのギアシフトが行われ、
    マニュアルモードでは、前記切替手段への第2の操作により、前記1対の底面カバーが前記開閉支軸を中心に前記第1の方向と反対の第2の方向に回転して前記対向辺が近接または接触する閉口状態となり、前記シフトレバーが前記1対の底面カバー水平板の前記可動域窪みで形成される可動域内で前後及び左右に傾斜可能になり、前記マニュアルモードのギアシフトが行われる、AT/MT切替ギアシフト装置。
  2. 前記底面カバー側面板に、前記開口状態で前記メインレバーブロックの左右側面を両側から挟む制限縁が形成され、
    前記オートマチックモードでは、1対の前記底面カバー側面板の制限縁が前記メインレバーブロックの左右側面を両側から挟み、前記メインレバーブロックを左右の中心位置に固定する、請求項1に記載のAT/MT切替ギアシフト装置。
  3. 更に、前記切替手段の前記第1及び第2の操作に応じて、前記前面側または背面側のベースプレートの面に沿って上下に移動し、前記底面カバー側面板に設けられたハンドルプレート結合穴と結合されたハンドルプレートを有し、
    前記メインレバーブロックの前面または後面の側面板が、下端に、位置決め窪みを有し、
    前記ハンドルプレートが、前記オートマチックモードで前記位置決め窪み内に挿入される位置決めネジを有し、
    前記オートマチックモードでは、前記ハンドルプレートが引き上げられて前記位置決めネジが前記位置決め窪み内に挿入し、前記メインレバーブロックを左右の中心位置に固定する、請求項1または2に記載のAT/MT切替ギアシフト装置。
  4. 前記位置決めネジが水平に1対配置され、
    前記1対の底面カバー水平板の前記対向辺にそれぞれ、垂直に立ち上がる底面カバー立上がり板が設けられ、
    前記マニュアルモードでは、前記1対の底面カバー水平板に設けられた前記底面カバー立上がり板が、前記1対の位置決めネジの間に垂直方向で重ねられる、請求項3に記載のAT/MT切替ギアシフト装置。
  5. 前記マニュアルモードでは、前記メインレバーブロックが左右方向に傾斜したとき、前記メインレバーブロックの左右側面が、前記1対の底面カバー立上がり板に当接する、請求項4に記載のAT/MT切替ギアシフト装置。
  6. 更に、前記オートマチックモードのギア位置の表示と、前記マニュアルモードのギア位置の表示とを行う表示装置を有し、
    前記表示装置は、
    前記オートマチックモードでは、前記第1の操作に連動して、前記オートマチックモードのギア位置の表示を行い、
    前記マニュアルモードでは、前記第2の操作に連動して、前記マニュアルモードのギア位置の表示を行う、請求項1に記載のAT/MT切替ギアシフト装置。
  7. 前記1対の底面カバーに設けられた可動域窪みには、前記マニュアルモードのときの前記シフトレバーの下側先端のマニュアルモードの複数のギア位置にギア位置決め突起が設けられ、
    前記シフトレバーの下側先端に設けられた位置決め穴が、前記マニュアルモードのギア位置に移動したとき、前記ギア位置決め突起に嵌合して、前記マニュアルモードのギアの位置決めがされる、請求項1に記載のAT/MT切替ギアシフト装置。
  8. AT/MT切替ギアシフト装置によるギアシフト方法であって、
    前記AT/MT切替ギアシフト装置は、
    ギアを変更するシフトレバーと、前記シフトレバーを前後回転支軸により前後に回転可能に支える側面板を有するメインレバーブロックと、
    前記メインレバーブロックを左右に回転可能に支える前面側及び背面側のベースプレートと、
    対向辺に可動域窪みを有する底面カバー水平板と、前記対向辺につながる少なくとも一方の側辺に略垂直に設けられた底面カバー側面板とをそれぞれ有し、前記底面カバー側面板の開閉支軸穴に挿入された開閉支軸により前記ベースプレートに開閉可能に支えられた1対の底面カバーと、
    オートマチックモードとマニュアルモードの切替を行う切替手段とを有し、
    前記ギアシフト方法は、
    オートマチックモードでは、前記切替手段への第1の操作により、前記1対の底面カバーが前記開閉支軸を中心に第1の方向に回転して前記対向辺で分離する開口状態となり、前記シフトレバーが前記1対の底面カバーの間で前後に回転可能になり、前記オートマチックモードのギアシフトを行い、
    マニュアルモードでは、前記切替手段への第2の操作により、前記1対の底面カバーが前記開閉支軸を中心に前記第1の方向と反対の第2の方向に回転して前記対向辺が近接または接触する閉口状態となり、前記シフトレバーが前記1対の底面カバー水平板の前記可動域窪みで形成される可動域内で前後及び左右に傾斜可能になり、前記マニュアルモードのギアシフトを行う、AT/MT切替ギアシフト装置によるギアシフト方法。
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