JP7200780B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理システムに関する。
道路路面の損傷点検のニーズに対し、様々な方式が提案されている。代表的な損傷点検項目として、ひびわれ、わだち掘れ(道路幅方向の凹凸)、平坦性(車両進行方向の凹凸)、がある。これらの3要素に加え、縦断凹凸に関する指標であるIRI(International Roughness Index)の計測値が求められるケースがある。
特許文献1には、所定間隔を隔てて3つのローラの回転軸を2つの連結棒で連結させた測定ブロックが路面上でその所定間隔を移動する毎に、2つの連結棒のなす角度を角度検出器で検出し、角度検出値に基づいて路面の縦断プロファイルを作成することが記載されている。
特許文献1に記載の技術は、測定器を含む多数の部材で測定ブロックが機械的に構成され機械的な誤差による影響を受けやすいこと加えて、慣性センサを利用する構成であるため、IRIの計測誤差が大きくなりやすく、精度向上の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、IRIを高精度に計測できる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかる情報処理装置は、車両の走行中に路面との距離を示す測長データを前記路面に非接触で少なくとも3点について取得可能である測長手段と、前記少なくとも3点の測長データのそれぞれを前記路面に対する法線方向の少なくとも3点の測長値に補正する補正手段と、前記少なくとも3点の測長値から前記路面について少なくとも3点の高さ方向位置を算出する算出手段と、前記少なくとも3点の高さ方向位置を前記車両の進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成する処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、IRIを高精度に計測できるという効果を奏する。
図1は、実施形態における車両と測長器との構成を示す図である。 図2は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成を示す図である。 図3は、実施形態におけるIRIの計測処理を示す図である。 図4は、実施形態にかかる情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 図5は、実施形態にかかる情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 図6は、実施形態の変形例における車両と測長器との構成を示す図である。
(実施形態)
実施形態にかかる情報処理装置は、例えば、道路路面の損傷点検に用いられる。道路路面の損傷点検については、そのニーズに対し、様々な方式が提案されている。代表的な損傷点検項目として、ひびわれ、わだち掘れ(道路幅方向の凹凸)、平坦性(車両進行方向の凹凸)、がある。これらに対し、ひびについてはカメラ画像の取得、わだち掘れ、平坦性については三次元形状計測データの取得、が必要とされている。そのための構成として、ひび割れ撮影用のカメラ機材、及び光切断計測機材(大掛かりなレーザ照射構成とカメラの組み合わせ)、車両の前後2箇所以上に設置した路面高さセンサ、の3機材を併用した構成が一般的である。
近年、上記3要素に加え、縦断凹凸に関する指標であるIRI(International Roughness Index:国際ラフネス指数)の計測値が求められるケースがある。IRIの計測にあたっては、加速度計を用いて車両上下挙動を解析して算出するなど簡便な方法が多数提案されているが、路面の縦断プロファイルを計測、解析に活用したうえでの出力が求められるIRI「クラス2」カテゴリにおいては、上述の加速度計を用いた方法は適用できず、縦断プロファイル計測が可能な方法に限られる。縦断プロファイルを計測し解析に用いる方法としては、これまでいくつかの事例がある。
例えば、所定間隔を隔てて3つのローラの回転軸を2つの連結棒で連結させた測定ブロックが路面上でその所定間隔を移動する毎に、2つの連結棒のなす角度を角度検出器で検出し、角度検出値に基づいて路面の縦断プロファイルを作成することが考えられる。これにより、従来に比べて、容易にかつ精度良く路面の縦断プロファイルを作成することができるようにも考えられる。
この技術は、測定器を含む多数の部材で測定ブロックが機械的に構成され機械的な誤差による影響を受けやすいことに加えて、慣性センサを利用して逐次2点真直度測定法により計測を行う構成であるため、IRIの計測誤差が大きくなりやすいと考えられる。また、多数の部材で測定ブロックが機械的に構成されることから、装置のコストが増大しやすい。
そこで、本実施形態では、情報処理装置において、車両走行しながら路面との距離を測長可能な少なくとも3個の測長器により同時取得した3点測長データから路面の高さ方向成分を算出し、それらを車両進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成することで、IRIの低コスト且つ高精度な計測を目指す。
具体的には、車両走行しながら路面との距離を測長可能な、少なくとも3個の測長器を車両に搭載する。少なくとも3個の測長器は、車両の進行方向に沿って互いに等間隔に離間するように車両に配される。これにより、路面上の測長点が互いに等間隔(例えば1.5mの間隔)で並ぶ。そして、測長器により同時に取得された3点測長データから路面の高さ方向成分を算出する。高さ方向成分は、3点のうち両端点に対しての中央点の高低で表現される。さらに、3点測長データを車両進行方向につなぎ合わせる処理を実施する。3点の測長点の間隔と等しい距離の車両進行ごとに、3点測長データをつなぎ合わせる。例えば、1.5m進行するごとにデータのつなぎ合わせを行う。これにより、路面縦断方向プロファイルを計測することが可能となる。このプロファイルをQC(Quarter Car)モデルに入力することで、クラス2のIRI値を出力できる。すなわち、非接触でかつ、多数種類の追加機材を必要としない、平たん性の計測に用いる機材(少なくとも3個の測長器)によりIRIを計測できる。この結果、IRIの低コスト且つ高精度な計測を実現できる。
より具体的には、車両と測長器とは、図1に示すように構成され得る。図1は、車両1と測長器2-1~2-3との構成を示す図である。図1に示すように、車両1には、3個の測長器2、走行距離測定器3、及び情報処理装置50が搭載される。なお、車両1に搭載される測長器2の数は、4個以上であってもよい。
3個の測長器2-1~2-3は、車両1の進行方向に沿って互いに離間して車両1に配される。測長器2-1は、車両1の進行方向における前側の測長器2である。測長器2-2は、車両1の進行方向における中央の測長器2である。測長器2-3は、車両1の進行方向における後側の測長器2である。3個の測長器2-1~2-3は、車両1の進行方向に沿って互いに等間隔に、車両1における車体の底面1aに配されている。すなわち、測長器2-1と測長器2-2との間の車両1の進行方向に沿った間隔をW12とし、測長器2-2と測長器2-3との間の車両1の進行方向に沿った間隔をW23とすると、次の数式1が成り立つ。数式1におけるwは、例えば、1.5mである。
W12=W23=w・・・数式1
各測長器2は、路面4に対面している。各測長器2は、例えば非接触型の測長器(レーザ測長器)であり、図1に実線の矢印で示すように、路面4にレーザ光を照射し、その反射光を受光することにより、路面4に非接触で路面4との距離を測定する。各測長器2は、レーザ光の照射した角度と照射してから反射するまでに要した時間とに基づいてある測定方向についてのレーザ光を反射した路面4の距離を検出する、いわゆるTOF(Time of Flight)の原理による検知(センシング)を行う。各測長器2は、その測定結果として測長データを生成する。各測長器2で生成された測長データは、情報処理装置50へ供給される。
また、車両1には、走行距離測定器3が搭載される。走行距離測定器3は、空間フィルター法等の非接触型距離計を使用して車両1の走行距離を測定する。なお、走行距離測定器3は、非接触型距離計を使用する構成に限定されず、車両1の車輪5の回転数をカウントし、車速パルスを発生し、この車速パルスにより走行距離が算出されることで、走行距離を測定する構成であってもよい。走行距離測定器3で測定された走行距離データは、情報処理装置50へ供給される。
情報処理装置50は、機能的に、図2に示すように構成され得る。図2は、情報処理装置の機能構成を示す図である。
情報処理装置50は、測長部51、補正部52、算出部53、処理部55、主制御部56、入力部57、及び表示部58を有する。
測長部51は、3個の測長器2-1~2-3にそれぞれ電気的に接続されており、3個の測長器2-1~2-3からほぼ同時に測長データを取得可能である。これにより、測長部51は、車両1の走行中に測長データを路面4に非接触で少なくとも3点について同時に取得可能である。測長部51は、3点の測長データを補正部52へ供給する。
また、測長部51は、走行距離測定器3に電気的に接続されており、走行距離測定器3から走行距離データを取得可能である。これにより、測長部51は、数式1に示す測定点間隔wに相当する走行距離ごとに、3個の測長器2-1~2-3からからほぼ同時に測長データを取得可能である。なお、「同時」の意味は、測定点位置誤差として許容範囲内に収まっている状態を言う。必ずしも同期制御手段を持たずともよい。
補正部52は、3点の測長データのそれぞれを路面に対する法線方向の少なくとも3点の測長値に補正する。例えば、IRI(国際ラフネス指数)は、クォーターカー・モデルとよばれる仮想車両が、80km/hで定速走行した際の車両の上下変位を基に計算することから、一般道路を通常走行する際の速度変動に対しては補正計算が必要となる。例えば、大きな加減速運動や路面凹凸により車両が傾くと加速度計の軸も傾き、検出される加速度は、鉛直軸方向の加速度とずれが生じる。このため、補正部52は、車両1の傾斜角(ピッチ角)について傾き補正を行う。
補正部52は、測長器2の鉛直方向(路面法線方向)からの設置傾きは予め取得しておき初期値とし、設置傾きの余弦成分を算出することで、路面法線方向の測長値とする。また、補正部52は、検知部52aを有する。検知部52aは、車両1の前後方向傾き動作による傾き成分を測長部51で取得された測長データに基づき検知する。例えば、検知部52aは、前側測長データ(前側の測長器2-1からの測長データ)と後側測長データ(前側の測長器2-3からの測長データ)との初期値からのずれから前後方向の車両傾きを算出することで、傾き成分を検知する。補正部52は、傾き成分を設置傾きに重畳することで、路面法線方向の測長値算出に反映する。すなわち、補正部52は、3点測長データで示される傾きから車両1の前後方向傾き動作による影響を除去して路面4の傾きとして求め、3点の測長値に反映する。なお、路面法線方向とは、路面4に略垂直な方向である。補正部52は、3点の測長値を算出部53へ供給する。
算出部53は、3点の測長値から路面4について3点の高さ方向位置を算出する。例えば、路面法線方向測長値を、前側、中央、後側の各々でL1,L2,L3とする。走行距離(地点)xにおける部分縦断方向凹凸値d[x]を次の数式2で定義する。なお、地点の基準は中央点(L2点)とする。
d[x]=L2[x]-(L1[x]+L3[x])/2・・・数式2
算出部53は、数式2に示すように、3点の測長値から路面4について3点の高さ方向位置を算出する。これにより、図3(b)に示すような部分縦断凹凸値が得られる。これは、前述の測定点間隔wが1.5mの場合は「3m平たん性」の縦断プロファイルに対応した部分縦断プロファイルとみることもできる。
例えば、図3(a)に示す路面4における基準位置Oに走行距離測定器3が位置する状態の車両1の位置を「走行距離0位置」と呼ぶことにする。走行距離0位置について補正部52で求められる3点の測長値は、図3(b)に点線で示される3点の測長値のセットST_0となる。図3(b)では、縦軸が測長値の大きさを示し、横軸が路面4に対応した車両1の走行位置を示している。また、セットST_0において、各点が測長値を示し、各点を結ぶ線分が時間的にほぼ同時に取得されるセットであることを示している。
同様に、3点の測長値のセットST_wは、走行距離w位置について補正部52で求められる3点の測長値である。3点の測長値のセットST_2wは、走行距離2w位置について補正部52で求められる3点の測長値である。3点の測長値のセットST_3wは、走行距離3w位置について補正部52で求められる3点の測長値である。3点の測長値のセットST_8wは、走行距離8w位置について補正部52で求められる3点の測長値である。
図2に戻って、算出部53は、3点の高さ方向位置を処理部55へ供給する。処理部55は、3点の高さ方向位置を車両1の進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成する。例えば、処理部55は、数式2と地点xの部分縦断凹凸値とを用い、地点x[i]=w*iとして、次の数式3~数式6に示すように、i=-1,0,1・・・n(iは整数)区間のデータを接続する。なお、数式6においてi=2,3,4,・・・nである。
z[x[-1]]=0・・・数式3
z[x[0]]=L2[0] - L3[0]・・・数式4
z[x[1]]=L1[0] - L3[0]・・・数式5
z[x[i]]=2*z[x[i-1]] - z[x[i-2]] + d[x[i-1]]・・・数式6
すなわち、処理部55は、走行距離0位置の高さ位置を基準(高さ=0)として、3点の測定値の各セットで示される相対的な高さの変化の情報を順次に用いながら高さの変化を構築していくことで広域縦断凹凸値を求め、それらを繋ぎ合わせて縦断凹凸情報としての路面プロファイルを生成する。これにより、図3(c)に示すように、広域縦断凹凸値を示す路面プロファイルが縦断凹凸情報として生成され得る。
処理部55は、生成された縦断凹凸情報(路面プロファイル)を主制御部56へ供給する。主制御部56は、縦断凹凸情報(路面プロファイル)を用いてIRI(国際ラフネス指数)の計測値を求める。例えば、主制御部56は、広域縦断凹凸値データ(縦断プロファイル)をQC(Quarter Car)モデルへ入力してIRI値を求め、求められたIRI値を例えば表示部58へ出力する。表示部58は、IRI値を表示画面上に表示させる。
次に、情報処理装置50のハードウェア構成について図4を用いて説明する。図4は、情報処理装置50のハードウェア構成を示す図である。
情報処理装置50は、それぞれバス5030に接続されたCPU(Central Processing Unit)5000と、ROM(Read Only Memory)5001と、RAM(Random Access Memory)5002と、グラフィクスI/F(インタフェース)5003と、ストレージ5004と、入力デバイス5005と、データI/F5006と、通信I/F5007と、を備える。さらに、情報処理装置50は、それぞれバス5030に接続されたカメラI/F5010と、GNSS部5021と、を備える。
ストレージ5004は、データを不揮発に記憶する記憶媒体であって、ハードディスクドライブやフラッシュメモリを適用できる。ストレージ5004は、CPU5000が動作するためのプログラムやデータが記憶される。
CPU5000は、例えば、ROM5001やストレージ5004に予め記憶されたプログラムに従い、RAM5002をワークメモリとして用い、この情報処理装置50の全体の動作を制御する。グラフィクスI/F5003は、CPU5000によりプログラムに従い生成された表示制御信号に基づき、ディスプレイ5020が対応可能な表示信号を生成する。ディスプレイ5020は、グラフィクスI/F5003から供給された表示信号に応じた画面を表示する。
入力デバイス5005は、ユーザ操作を受け付け、受け付けたユーザ操作に応じた制御信号を出力する。入力デバイス5005としては、マウスやタブレットといったポインティングデバイスや、キーボードを適用できる。また、入力デバイス5005とディスプレイ5020とを一体的に形成し、所謂タッチパネル構成としてもよい。
データI/F5006は、外部の機器との間でデータの送受信を行う。データI/F5006としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)を適用可能である。通信I/F5007は、CPU5000の指示に従い、外部のネットワークに対する通信を制御する。
測長器I/F5010は、各測長器2に対するインタフェースである。各測長器2から出力された測長データは、測長器I/F5010を介して、例えばCPU5000に渡される。また、各測長器2は、CPU5000から測長器I/F5010を介して供給される測長指示に応じて測定を行う。
測定器I/F5011は、走行距離測定器3に対するインタフェースである。走行距離測定器3から出力された走行距離データは、測定器I/F5011を介して、例えばCPU5000に渡される。また、走行距離測定器3は、CPU5000から測定器I/F5011を介して供給される測定指示に応じて測定を行う。
GNSS部5021は、(Global Navigation Satellite System)の信号を受信し、位置情報および速度情報を取得する。GNSS部5021は、受信したGNSSによる信号のドップラー効果に基づき車両1の速度を示す速度情報を取得する。なお、速度情報は、車両1から直接的に取得することもできる。GNSS部5021が取得する速度情報は、路面4に対する速度を示す。
なお、図2に示す測長部51、補正部52、算出部53、処理部55、主制御部56は、CPU5000に対応し、図2に示す入力部57は、入力デバイス5005に対応し、図2に示す表示部58は、ディスプレイ5020及びグラフィクスI/F5003に対応している。
次に、情報処理装置50の動作について図5を用いて説明する。図5は、情報処理装置50の動作を示すフローチャートである。
情報処理装置50は、車両1が走行を開始すると、各測長器2及び走行距離測定器3による計測を開始し、3個の測長器2-1~2-3から3点の測長データを取得する(S1)。情報処理装置50は、3点の測長データに対して傾き補正のデータ処理を行い、3点の測長データを路面4に対する法線方向の3点の測長値に補正する(S2)。情報処理装置50は、3点の測長値から路面4について3点の高さ方向位置を求めるデータ処理を行い、3点の高さ方向位置を部分縦断凹凸値として得る(S3)。情報処理装置50は、3点の高さ方向位置を車両1の進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報(路面プロファイル)を広域縦断凹凸値として生成する(S4)。情報処理装置50は、縦断凹凸情報(路面プロファイル)をQC(Quarter Car)モデルへ入力してIRI値を求め、求められたIRI値を例えば表示部58へ出力する(S5)。
以上のように、本実施形態では、情報処理装置50において、車両走行しながら路面4との距離を測長可能な少なくとも3個の測長器2により同時取得した3点測長データから路面4の高さ方向成分を算出し、それらを車両進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成する。これにより、簡易な構成で計測の精度を容易に向上できるため、IRIの低コスト且つ高精度な計測を実現できる。
なお、3個の測長器2-1~2-3は、図6に示すように、車両1における車体の上面1bに配されていてもよい。図6は、実施形態の変形例における車両1と測長器2との構成を示す図である。この場合でも、各測長器2を透過性の高いレーザ(例えば、赤外レーザ)又は透過性の高い電磁波を用いた非接触型の測長器(レーザ測長器)とすれば、図6に示すように、実施形態と同様に路面4との距離を測定可能である。
1 車両
2,2-1~2-3 測長器
3 走行距離測定器
4 路面
50 情報処理装置
51 測長部
52 補正部
52a 検知部
53 算出部
55 処理部
特許第3329796号公報
池田拓哉、東嶋奈緒子:国際ラフネス指数の計測方法に関する研究、土木学会舗装工学論文集第3巻1998年12月 http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00554/1998/03-0009.pdf

Claims (5)

  1. 車両の走行中に路面との距離を示す測長データを前記路面に非接触で少なくとも3点について取得可能である測長手段と、
    前記少なくとも3点の測長データを前記路面に対する法線方向の少なくとも3点の測長値に補正する補正手段と、
    前記少なくとも3点の測長値から前記路面について少なくとも3点の高さ方向位置を算出する算出手段と、
    前記少なくとも3点の高さ方向位置を前記車両の進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成する処理手段と、
    を備え、
    前記補正手段は、前記車両の前後方向傾き動作による成分を前記測長手段で取得された測長データに基づき検知する検知手段を含む
    ことを特徴とする報処理装置。
  2. 車両の走行中に路面との距離を示す測長データを前記路面に非接触で少なくとも3点について取得可能である測長手段と、
    前記少なくとも3点の測長データを前記路面に対する法線方向の少なくとも3点の測長値に補正する補正手段と、
    前記少なくとも3点の測長値から前記路面について少なくとも3点の高さ方向位置を算出する算出手段と、
    前記少なくとも3点の高さ方向位置を前記車両の進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成する処理手段と、
    を備え、
    前記測長手段は、前記車両の進行方向に沿って互いに離間して前記車両に配された少なくとも3個の測長器を用いて、前記少なくとも3点の測長データを取得する
    ことを特徴とする報処理装置。
  3. 車両の走行中に路面との距離を示す測長データを前記路面に非接触で少なくとも3点について取得可能である測長ステップと、
    前記少なくとも3点の測長データを前記路面に対する法線方向の少なくとも3点の測長値に補正する補正ステップと、
    前記少なくとも3点の測長値から前記路面について少なくとも3点の高さ方向位置を算出する算出ステップと、
    前記少なくとも3点の高さ方向位置を前記車両の進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成する処理ステップと、
    を備え
    前記補正ステップは、前記車両の前後方向傾き動作による成分を前記測長ステップで取得された測長データに基づき検知することを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  4. 車両の走行中に路面との距離を示す測長データを前記路面に非接触で少なくとも3点について取得可能である測長ステップと、
    前記少なくとも3点の測長データを前記路面に対する法線方向の少なくとも3点の測長値に補正する補正ステップと、
    前記少なくとも3点の測長値から前記路面について少なくとも3点の高さ方向位置を算出する算出ステップと、
    前記少なくとも3点の高さ方向位置を前記車両の進行方向につなぎ合わせて縦断凹凸情報を生成する処理ステップと、
    を備え、
    前記測長ステップは、前記車両の進行方向に沿って互いに離間して前記車両に配された少なくとも3個の測長器を用いて、前記少なくとも3点の測長データを取得することを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  5. 車両と、
    前記車両に搭載された請求項1又は2に記載の情報処理装置と、
    を備えことを特徴とする情報処理システム。
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