JP7200778B2 - スライド部材の位置決め構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スライド部材の位置決め構造に関する。
例えば高所作業車の伸縮するブーム(以下、伸縮ブームという。)は、縮めた状態では、外側ブームの内側に、外側ブームよりも外形の小さい内側ブームを入れ子式に収容し、伸ばした状態では、外側ブームの先端部から内側ブームを軸方向に突出させる。
ここで、外側ブームの先端部の内側には、内側ブームの外面が外側ブームの内面に直接的に接触するのを防止するための、スライド部材(スライドプレート、スライドパッド、摺動パッド等と称するものもある。)が配置されている。
このスライド部材は、外側ブームの内面に溶接等で固定された規制部材に突き当てることで位置決めされている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第6121799号公報 特許第5461512号公報
ところで、例えばブームの板厚が薄い場合は、ブームに規制部材を溶接すると、ブームに大きな歪が生じるなど溶接作業が難しくなるという問題がある。また、ブームの板厚に拘わらず、溶接以外の方式でスライド部材を位置決めすることが求められることもある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、スライド部材を位置決めするための規制部材をブームに溶接することなく、スライド部材をブームに位置決めすることができるスライド部材の位置決め構造を提供することを目的とする。
本発明は、伸縮ブームを構成する内側ブームと外側ブームとのうち前記外側ブームの、前記内側ブームが突出する先端部の内面に配置されたスライド部材と、前記外側ブームの先端面に沿って延び、前記先端面に固定された先端プレートと、を備え、前記スライド部材の、前記外側ブームの内面に向いた面に、係合孔が形成され、前記先端プレートの、前記外側ブームの内側に対応した縁に、前記係合孔に嵌め合わされる凸形状が形成され、前記係合孔に前記凸形状が嵌め合わされて、前記スライド部材を前記外側ブームの所定位置に位置決めするスライド部材の位置決め構造である。
本発明に係るスライド部材の位置決め構造をによれば、スライド部材を位置決めするための規制部材をブームに溶接することなく、スライド部材をブームに位置決めすることができる。
本発明に係るスライド部材の位置決め構造が適用された伸縮ブームを有する高所作業車1を示す図である。 図1の伸縮ブームの要部を示す斜視図である。 連結スライドプレート体が、先端プレートによって基端ブームの先端部の内面に位置決めされた状態を示す斜視図である。 図3に示した連結スライドプレート体と先端プレートとだけを分離して示した斜視図である。 図3,4に示した連結スライドプレート体の単体を示す平面図である。 図3,4に示した連結スライドプレート体の単体を基端ブームの軸方向に見た正面図である。 図5に示した連結スライドプレート体のA-A線に沿った面による断面図である。 図5に示した連結スライドプレート体のB-B線に沿った面による断面図である。 連結スライドプレート体が基端ブームに位置決めされた状態での、図5のB-B線に沿った面による断面図である。
以下、本発明に係るスライド部材の位置決め構造の具体的な実施形態について、図面を用いて説明する。
<伸縮ブームの構成>
図1は本発明に係るスライド部材の位置決め構造が適用された伸縮ブーム10を有する高所作業車1を示す図、図2は図1の伸縮ブーム10の要部を示す斜視図である。
図1に示した高所作業車1は、車両の荷台2上に、荷台2に対して起伏及び旋回するとともに軸方向に伸縮する伸縮ブーム10が設けられ、伸縮ブーム10の伸長側の先端に、作業者が乗るバケット8が設けられたものである。
伸縮ブーム10は、荷台2に対して荷台面に対して旋回自在の旋回台4上に設けられている。旋回台4には、基部ブラケット5が設置され、伸縮ブーム10の基端(図2において、伸縮ブーム10の軸方向のうち基部ブラケット5に向かう方向(基端方向B)の端部)が、この基部ブラケット5に、鉛直面内で揺動自在に支持されている。
そして、同じく基部ブラケット5に一端が保持され、他端が伸縮ブーム10の基端よりも前方(伸縮ブーム10の軸方向の先端に向かう方向(先端方向F))の部分に保持された起伏シリンダ6が伸縮することで、伸縮ブーム10は、基端を回転中心として回転することで、荷台2に対して起伏する。
伸縮ブーム10は、図2に示すように、例えば、5つのブーム11,12,13,14,15が入れ子式に収容されて、それぞれのブーム12~15が軸方向の先端方向Fに突出することで伸長する構成となっている。この伸縮ブームを構成している5つのブーム11~15は、基部ブラケット5に直接支持された最外側の基端ブーム11と、基端ブーム11の直近の内側に収容される第1中間ブーム12と、第1中間ブーム12の直近の内側に収容される第2中間ブーム13と、第2中間ブーム13の直近の内側に収容される第3中間ブーム14と、第3中間ブーム14の内側に収容されるトップブーム15とで構成されている。
伸縮ブーム10は、外側から内側に向かう順に、基端ブーム11、第1中間ブーム12、第2中間ブーム13、第3中間ブーム14、トップブーム15の配置となっている。
各ブーム12~15が、相対的に外側のブーム(外側ブーム)の内側に、最も収容された状態で、伸縮ブーム10は長さが最短(全縮)となる。そして、この全縮の状態(全縮状態)から、基端ブーム11を除いた他のブーム12~15が、それぞれの外側のブームに対して、先端方向Fに突出することで、軸方向に伸長する。
伸縮ブーム10の内部には、一端が基端ブーム11の基端側の部分に固定された伸縮シリンダ50が設けられていて、伸縮シリンダ50が伸縮することにより、各ブーム12~15が同時に突出したり、同時に収容したりして、伸縮ブーム10の全体として伸縮する。
バケット8は、図1に示すように、伸縮ブーム10の格納状態(起伏角度が最小、伸縮長さが全縮、旋回方向が前方やや右向きとなる基準位置)で、車両のキャビン3の上前方に配置された状態となっている。なお、高所作業車1は、伸縮ブーム10の起伏角度、伸縮ブーム10の伸縮状態、伸縮ブーム10の旋回角度に拘わらず、バケット8を水平に維持する機構(図示せず)を備えている。
また、高所作業車1は、荷台の前部と後部とにそれぞれ、車両の幅方向に張り出して、路面に設置されるアウトリガ7,7を備えている。前後の各アウトリガ7は、伸縮ブーム10の起伏状態、伸縮状態及び旋回状態に応じて適切な長さに張り出され、車両の走行時は、路面から上昇して離れる。
ここで、入れ子状態の伸縮ブーム10に関して、外側ブームの、内側ブーム(外側ブームの直近の内側に配置されたブーム)が突出する先端方向Fの部分(先端部)の内面には、スライド部材が配置されている。
<連結スライドプレート体の構成>
図3は連結スライドプレート体20,30,40が、先端プレート51,52によって基端ブーム11の先端部の内面11aに位置決めされた状態を示す斜視図であり、図4は図3に示した連結スライドプレート体20,30,40と先端プレート51,52とだけを分離して示した斜視図である。
また、図5は図3,4に示した連結スライドプレート体40の単体を示す平面図、図6は図3,4に示した連結スライドプレート体40の単体を基端ブーム11の軸方向に見た正面図である。図7は図5に示した連結スライドプレート体40のA-A線に沿った面による断面図、図8は図5に示した連結スライドプレート体40のB-B線に沿った面による断面図、図9は連結スライドプレート体20,30,40が基端ブーム11に位置決めされた状態での、図5のB-B線に沿った面による断面図である。
本実施形態の伸縮ブーム10においては、例えば図3に示すように、第1中間ブーム12の外側ブームとなる基端ブーム11の先端部の内面11aには、スライド部材の一例として、3つの連結スライドプレート体20,30,40が配置されている。連結スライドプレート体20,30,40は、いずれも低摩擦係数の、ナイロン等合成樹脂で形成されている。
連結スライドプレート体20,30,40は、基端ブーム11の内面11aと、基端ブーム11に対して内側ブームとなる第1中間ブーム12の外面12b(図2参照)とが直接接触するのを防止するとともに、基端ブーム11と第1中間ブーム12との間の、伸縮時の摺動抵抗を低減する作用を発揮する。
このような連結スライドプレート体20,30,40は、トップブーム15に対して外側ブームとなる第3中間ブーム14、第3中間ブーム14に対して外側ブームとなる第2中間ブーム13、第2中間ブーム13に対して外側ブームとなる第1中間ブーム12にも、同様に設けられているが、基端ブーム11に位置決めされた連結スライドプレート体20,30,40と同様であるため、以下、基端ブーム11に位置決めされた連結スライドプレート体20,30,40についてのみ説明する。
連結スライドプレート体30は、基端ブーム11の内面11aの下部に位置決めして配置され、連結スライドプレート体20,40は、連結スライドプレート体30の周方向にそれぞれ隣接して位置決めして配置されている。
そして、連結スライドプレート体20の、連結スライドプレート体30とは反対側には、別の端部スライドプレート61が隣接して配置されて、この端部スライドプレート61は基端ブーム11に、例えばボルトで締結して固定されている。同様に、連結スライドプレート体40の、連結スライドプレート体30とは反対側には、別の端部スライドプレート62が隣接して配置されて、この端部スライドプレート62も基端ブーム11に、例えばボルトで締結して固定されている。
連結スライドプレート体30は、図5,6に示すように、6個の略同一サイズの厚板の略直方体状に形成されたスライドプレート31,32,33,34,35,36(スライド部材)が、それぞれの短辺方向に並べられ、内面11aに向かい合う下面30bの側で繋がって一体に形成されている。
なお、連結スライドプレート体30の上面30aは、内側ブームとなる第1中間ブーム12の外面と接する面となる。
連結スライドプレート体30は、図6に示すように、各隣接するスライドプレート31,32間、スライドプレート32,33間、スライドプレート33,34間、スライドプレート34,35間、スライドプレート35,36間にはそれぞれ、下面(内面11aに向いた面)30b側の繋がった部分(繋ぎ部37)を底面とした、軸方向(基端方向B又は先端方向F)に延びた溝38が形成されている。
連結スライドプレート体20は、4個の略同一サイズの厚板の略直方体状に形成されたスライドプレート21,22,23,24(スライド部材)が繋がって一体に形成されている以外は、連結スライドプレート体30と基本的に同一の構成である。
また、連結スライドプレート体40は、連結スライドプレート体20と左右対称に形成されていて、4個の略同一サイズの厚板の略直方体状に形成されたスライドプレート41,42,43,44(スライド部材)が繋がって一体に形成されている以外は、連結スライドプレート体30と基本的に同一の構成である。
したがって、以下、連結スライドプレート体30についての説明は、連結スライドプレート体20,40にも同様に適用され、連結スライドプレート体20,40についての説明は省略する。
連結スライドプレート体30は、図5,7に示すように、先端方向Fに対応した前部に、隣接する2つのスライドプレート31,32、スライドプレート33,34、スライドプレート35,36にそれぞれ跨って、下面30bから上面30aまで、各スライドプレート31~36の厚さ方向に貫通した係合孔39aが形成されている。各係合孔39aは、基端ブーム11の内面に位置決めされた状態での、基端ブーム11の周方向に延びた細長形状に形成されている。
この係合孔39aは、隣接する2つのスライドプレート32,33間及びスライドプレート34,35間には形成されていない。したがって、各スライドプレート31~36にそれぞれ1つずつの割合で係合孔39a(の一部)が形成されている。
連結スライドプレート体20においては、連結スライドプレート体30の係合孔39aに対応する係合孔29aが形成され、連結スライドプレート体40においては、連結スライドプレート体30の係合孔39aに対応する係合孔49aが形成されている。
係合孔29aは隣接する2つのスライドプレート21,22、スライドプレート23,24にそれぞれ跨って形成され、2つのスライドプレート22,23間には形成されていない。
同様に、係合孔49aは隣接する2つのスライドプレート41,42、スライドプレート43,44にそれぞれ跨って形成され、2つのスライドプレート42,43間には形成されていない。
また、連結スライドプレート体30は、図5,8に示すように、軸方向の中央部付近に、連結スライドプレート体30の上面30aが開放した溝39bと、溝39bに連通するとともに下面30bまで貫通した注入孔39cが形成されている。
溝39bは、スライドプレート31,32,33,34,35,36を一直線上に跨いで、基端ブーム11の周方向に延びて形成されている。溝39bは、周方向の両端のスライドプレート31,36において延在方向の端部が塞がれていて、スライドプレート31,36の周方向の外側までは貫通はしていない。
注入孔39cは、例えば、溝39bの両端付近、すなわち、スライドプレート31,36にそれぞれ形成されている。各注入孔39cは、図9に示すように、基端ブーム11の外面11bから内面11aに貫通して形成された孔11c(グリス注入部)に連通する位置に設けられている。
基端ブーム11に形成された孔11cには、外面11b側にグリス注入用のグリスニップル80が設けられている。基端ブーム11の外側からグリスを注入するグリスガン(図示せず)をグリスニップル80に接続してグリスを注入すると、グリスニップル80から孔11c及び連結スライドプレート体30の注入孔39cを通じて、溝39bにグリスが注入されて、連結スライドプレート体30の上面30aと、この上面30aに接する内側ブームである第1中間ブーム12の外面12bとの間にグリスを介在させ、連結スライドプレート体30と第1中間ブーム12との間の伸縮時の摺動抵抗を低減する。
連結スライドプレート体20,40にも、図4,9に示すように、連結スライドプレート体30の溝39b及び注入孔39cと同様の、溝29b,49b及び注入孔29c,49cが形成されている。溝29bは、スライドプレート21,22,23,24を一直線上に跨いで、基端ブーム11の周方向に延びて形成され、溝49bは、スライドプレート41,42,43,44を一直線上に跨いで、基端ブーム11の周方向に延びて形成されている。
連結スライドプレート体20,40の注入孔29c,49cは、図9に示すように、溝29b,49bの一端付近にのみ形成されているが、両端付近にそれぞれ形成してもよい。各注入孔29c,49cは、注入孔29cと同様に、基端ブーム11の外面11bから内面11aに貫通して形成された孔11cに連通する位置に設けられ、これらの孔11cにも、グリスニップル80が設けられている。
<先端プレートの構成>
基端ブーム11の先端部には、図3に示すように、概略U字状に形成されたフランジ部11d(先端面)が形成されている。フランジ部11dは、基端ブーム11の軸方向に対して略直交した面を有している。そして、このフランジ部11dには、フランジ部11dのU字の内縁に略沿った内縁を有する概略円弧状の2つの先端プレート51,52が、基端ブーム11の周方向に突き合わせた状態で配置されている。先端プレート51と先端プレート52は、ボルト60によって締結して固定されている。
2つの先端プレート51,52は、本実施形態においては互いに左右対称の形状であるが、左右対称の形状でなくてもよい。
2つの先端プレート51,52は、その内縁(基端ブーム11の内側に対応した縁)に、その内縁から円弧の内側に突出した凸形状の歯51aが形成されている。歯51aは、先端プレート51,52がフランジ部11dに固定された状態で、内面11aに配置された状態の連結スライドプレート体20,30,40の係合孔29a,39a,49aに嵌め合わされる位置に、係合孔29a,39a,49aに嵌め合わされる形状で形成されている。
各歯51aの、基端ブーム11の周方向に沿った長さは、各係合孔29a.39a,49aに嵌め合わされるように、各係合孔29a.39a,49aの周方向に沿った長さよりも僅かに短い長さに形成されている。
なお、先端プレート51と先端プレート52が突き合わされる部分の歯51a,52aは、他の歯51a,52aの約半分の長さで形成されていて、これら半分の長さの歯51a,52aが連なって、他の歯51a,52aの長さと同じ長さになるように設定されている。
また、各歯51a,52aの、基端ブーム11の軸方向に沿った厚さは、各係合孔29a.39a,49aに嵌め合わされるように、各係合孔29a.39a,49aの軸方向に沿った厚さよりも僅かに薄い厚さに形成されている。
先端プレート51,52をフランジ部11dに固定するためのボルト60が通される、先端プレート51,52に形成されたボルト孔(図示せず)は、図4に示すように、各歯51a,52aに対応した外側部分に形成されている。
<スライド部材の位置決め構造の作用>
上述のように構成された本実施形態の連結スライドプレート体20,30,40を、図3に示すように、基端ブーム11の内面11aの、予め固定された端部スライドプレート61と端部スライドプレート62との間に配置する。
このとき、連結スライドプレート体20の一方の側縁(連結スライドプレート体30に隣接する側とは反対の側縁)は端部スライドプレート61に近接し、連結スライドプレート体40の一方の側縁(連結スライドプレート体30に隣接する側とは反対の側縁)は端部スライドプレート62に近接した配置となる。これにより、連結スライドプレート体20,30,40は、基端ブーム11の周方向に関して、おおまかな位置決めがなされた状態となる。
次に、各連結スライドプレート体20,30,40を軸方向に移動して、係合孔29a,39a,49aがフランジ部11dの外面から突出した状態の配置にする。
その後、各係合孔29a,39aに、歯51aがそれぞれ嵌め合わせるように、先端プレート51を基端ブーム11の外側から配置する。そして、各歯51aが各係合孔29a,39aに嵌め合わされた状態で、先端プレート51をフランジ部11dに締結するためのボルト60が通されるボルト孔を、フランジ部11dに形成された、ボルト60用の孔に一致させるように、先端プレート51を周方向に動かす。
このとき、係合孔29a,39aに歯51aが嵌め合わされた連結スライドプレート体20,30は、先端プレート51と一体に周方向に動かされる。そして、先端プレート51のボルト孔とフランジ部11dの孔が一致した位置で、ボルト孔に、軸方向の先端側からそれぞれボルト60が挿入して、ボルト60をフランジ部11dに締結して固定する。
これにより、先端プレート51はフランジ部11dの所定位置に固定され、連結スライドプレート体20,30も基端ブーム11の周方向及び軸方向の所定位置に位置決めされた状態となる。なお、連結スライドプレート体20,30は、下面(連結スライドプレート体30において下面30b)側が基端ブーム11の内面11aに接し、上面(連結スライドプレート体30において上面30a)側が第1中間ブーム12の外面12bに接した状態となるため、ブームの内外方向も位置決めされた状態となる。
これと同様に、各係合孔39a,49aに、歯52aがそれぞれ嵌め合わせるように、先端プレート52を基端ブーム11の外側から配置し、各歯52aが各係合孔39a,49aに嵌め合わされた状態で、先端プレート51をフランジ部11dに締結するためのボルト60が通されるボルト孔を、フランジ部11dに形成された、ボルト60用の孔に一致させるように、先端プレート51を周方向に動かす。
このとき、連結スライドプレート体30は既に位置決めされているため動かないが、係合孔49aに歯52aが嵌め合わされた連結スライドプレート体40は、先端プレート52と一体に周方向に動かされる。そして、先端プレート52のボルト孔とフランジ部11dの孔が一致した位置で、ボルト孔に、軸方向の先端側からそれぞれボルト60が挿入して、ボルト60をフランジ部11dに締結して固定することで、先端プレート52はフランジ部11dの所定位置に固定され、連結スライドプレート体40も基端ブーム11の周方向、軸方向及び内外方向の所定位置に位置決めされた状態となる。
以上のように、本実施形態の連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造によれば、連結スライドプレート体20,30,40と先端プレート51,52との連携により、連結スライドプレート体20,30,40を位置決めするための規制部材を基端ブーム11に溶接することなく、連結スライドプレート体20,30,40を基端ブーム11に位置決めすることができる。
したがって、例えば、基端ブーム11の板厚が薄い等の理由により、基端ブーム11に規制部材を溶接すると、基端ブーム11に大きな歪が生じるなど溶接作業が難しくなるという問題が生じるのを回避することができる。
なお、連結スライドプレート体20,30,40の周方向の位置は、端部スライドプレート61,62によっておおまかに規制されているが、連結スライドプレート体20,30,40と先端プレート51,52との連携によって、精度よく位置決めされる。
仮に、先端プレート51,52によって連結スライドプレート体20,30,40を周方向に動かした際に、連結スライドプレート体20が端部スライドプレート61に突き当たって先端プレート51を所定位置(ボルト孔がフランジ部11dの孔に一致する位置)に配置できないときは、端部スライドプレート61の基端ブーム11に対する周方向の固定位置をずらすことができる。
同様に、連結スライドプレート体40が端部スライドプレート62に突き当たって先端プレート52を所定位置(ボルト孔がフランジ部11dの孔に一致する位置)に配置できないときは、端部スライドプレート62の基端ブーム11に対する周方向の固定位置をずらすことができる。
また、本実施形態の連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造は、連結スライドプレート体20,30,40の係合孔29a,39a,49aが上面(連結スライドプレート体30における上面30aに相当)まで貫通しているが、本発明に係るスライド部材の位置決め構造は、係合孔がスライド部材の上面まで貫通していなくてもよい。
ただし、係合孔がスライド部材の上面まで貫通していない構造にあっては、歯51a,52aの先端が、係合孔29a,39a,49aの底面に突き当たるおそれがある。そして、歯51a,52aの先端が、係合孔29a,39a,49aの底面に強く突き当たった状態では、係合孔29a,39a,49aの底面に強い圧縮荷重が作用して、連結スライドプレート体20,30,40が割れるなど損傷するおそれがある。したがって、係合孔はスライド部材の上面まで貫通している方が好ましい。
また、本実施形態の連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造は、先端プレート51,52の各歯51a,52aに対応した外側の位置に、ボルト60を通すボルト孔が形成されているため、仮に、連結スライドプレート体20,30,40が過度に摩耗して、歯51a,52aの先端に、内側ブームである第1中間ブーム12の外面12bが接触して、歯51a,52aから放射方向の外側に向かう荷重がかかっても、その荷重の作用線(放射方向の外側)上のボルト孔に通されたボルト60で荷重を受けることができる。
したがって、作用線からずれた位置にボルト孔が形成されている場合のように、ボルト60を回転させるトルクが生じない。したがって、本実施形態の連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造は、ボルト60が緩むのを防止又は抑制することができる。
このことは、係合孔29a,39a,49aが、各連結スライドプレート体20,30,40の上面まで貫通していないことで、歯51a,52aの先端が係合孔29a,39a,49aの底面に接した場合も同様である。
なお、本発明に係るスライド部材の位置決め構造は、先端プレートにおける、ボルトで固定される部分が、凸形状(歯51a,52a)に対応した外側部分とは別の部分に形成されていてもよい。
また、本実施形態の連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造は、スライド部材が、基端ブーム11の断面の周方向にそれぞれ複数のスライドプレート21~24,31~36,41~44が繋ぎ部(連結スライドプレート体30における繋ぎ部37に相当)によって一体に繋げられた連結スライドプレート体20,30,40(連結スライド部材体)であるが、本発明に係るスライド部材の位置決め構造は、連結スライド部材体にのみ適用されるものではなく、分離されたスライドプレート21~24,31~36,41~44の個々をスライド部材として適用することができる。
この場合、個々のスライドプレート21~24,31~36,41~44ごとに対応して係合孔が形成され、各係合孔に対応して、先端プレートの歯が形成されていることを要する。
なお、本実施形態のように、複数のスライドプレート21~24,31~36,41~44が繋げられた連結スライドプレート体20,30,40をスライド部材として適用したものは、連結スライドプレート体20,30,40の周方向に隣接する2つのスライドプレート21,22、スライドプレート23,24、スライドプレート31,32、スライドプレート33,34スライドプレート35,36、スライドプレート41,42、スライドプレート43,44にそれぞれ跨って、1つの係合孔29a,39a,49aを形成することができる。
つまり、2つのスライド部材に対して1つの割合で係合孔を形成することができる。そして、先端プレートに形成する凸形状(歯)は係合孔に対応して形成されるため、凸形状も、2つのスライド部材に対して1つの割合で形成すれば足りる。したがって、1つのスライド部材に1つの割合で凸形状を形成したものに比べて、凸形状の数を低減させることができる。
なお、本発明のスライド部材の位置決め構造は、1つのスライド部材に対して1つの割合で係合孔を形成してもよい。
また、本実施形態は、3つの連結スライドプレート体20,30,40を有する者であるが、本発明に係るスライド部材の位置決め構造は、連結スライドプレート体の数が3つのものに限定されず、連結スライドプレート体は1つでも、2つでも、4つ以上であってもよい。
本実施形態の連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造は、各連結スライドプレート体20,30,40に、溝29b,39b,49bと注入孔29c,39c,49cとが形成されているため、基端ブーム11の外側からグリスガンでグリスニップル80にグリスを注入すると、各注入孔29c,39c,49cを通じて、各溝29b,39b、49bにグリスを注入することができる。
これにより、連結スライドプレート体20,30,40の上面(連結スライドプレート体30における上面30aに相当)と、第1中間ブーム12の外面12bとの間にグリスを介在させ、連結スライドプレート体20,30,40と第1中間ブーム12との間の伸縮時の摺動抵抗を低減することができる。
さらに、グリスガンで各グリスニップル80にグリスを注入し続け、各溝29b,39b,49bにグリスが満たされると、各溝29b,39b,49bから溢れたグリスは、溝29b,39b,49bがそれぞれ跨いだ溝28,38,48に押し出される。そして、溝28,38,48に押し出されたグリスは、各溝28,38,48に沿って先端方向F及び基端方向Bにそれぞれ進む。
ここで、先端方向Fに進んだグリスは、先端プレート51,52に達し、先端プレート51,52を乗り越えて、基端ブーム11の外部に溢れ出る。外部に溢れ出たグリスは、外部から目視で確認することができる。したがって、グリスガンでグリスニップルを通じて連結スライドプレート体20,30,40にグリスを注入した場合、基端ブーム11の外部に溢れ出たグリスを外部から目視で視認できたタイミングで、グリスが、溝29b,39b,49b及び溝28,38,48に満たされたことの目安とすることができる。
したがって、注入したグリスが満たされたことの目安が無かった従来のように、グリスが満たされた状態であるにも拘わらず、注入を継続し、グリスの無駄が生じるのを、防止又は抑制することができる。
なお、上述したグリスの注入に関する構成(連結スライド部材体の少なくとも2つのスライド部材に、これら2つのスライド部材を跨がって、スライド部材の、外側ブームの内面に向いた面とは反対の面側に開放した溝と、溝に連通するとともに外側ブームのグリス注入部に通じた注入孔と、が形成されている)については、スライド部材の位置決め構造に関する構成の有無に拘わらず、連結スライド部材体に適用することができる。
したがって、グリスの注入に関する構成は、スライド部材の位置決め構造に関する構成を備えないものに対しても適用することができる。
上述した実施形態は、基端ブーム11における連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造についてのみ説明したが、第1中間ブーム12、第2中間ブーム13、第3中間ブーム14における各連結スライドプレート体の位置決め構造についても、基端ブーム11における連結スライドプレート体20,30,40の位置決め構造を同様に適用することができる。
本実施形態における先端プレート51,52は、基端ブーム11の周方向に沿って2つに分割して形成されたものであるが、本発明における先端プレートは2つに分割して形成されたものに限定されず、例えば連結スライドプレート体20,30,40にそれぞれ対応して3つに分割して形成されたものであってもよいし、4つ以上に分割して形成されたものであってもよい。また、本発明における先端プレートは、先端プレート51,52が周方向に繋がって一体に形成されたものでもよい。
ただし、連結スライドプレート体20,30,40を基端ブーム11に取り付ける際は、第1中間ブーム12が基端ブーム11の内側に配置された後に、連結スライドプレート体20,30,40を、基端ブーム11と第1中間ブーム12との間の隙間に、軸方向に滑り込ませて配置し、その後に先端プレート51,52を取り付ける。
このため、一体の先端プレート51,52の内側に突出して形成された全ての歯51aを、連結スライドプレート体20,30,40の対応する係合孔29a,39a,49aに嵌め合わせるのは難しい。つまり、一体の略U字状の先端プレート51,52を外側に開くように弾性変形させる等した状態で、全ての歯51aを係合孔29a,39a,49aの外側に配置し、その状態で、弾性変形を復元して、全ての係合孔29a,39a,49aに歯51aを嵌め合わせる必要がある。
また、連結スライドプレート体20,30,40を交換等で取り外す際も、一体の先端プレート51,52を弾性変形させて、歯51aを係合孔29a,39a,49aから抜く必要がある。
これに対して、本実施形態のように2つの先端プレート51,52に分割したもの、または3つ以上の先端プレートに分割したものでは、先端プレート51,52をほとんど変形させることなく、基端ブーム11の外方側に移動させるだけで各歯51aを係合孔29a,39a,49aから抜くことができ、また基端ブーム11の内方側に移動させるだけで各歯51aを係合孔29a,39a,49aに係合させることができ、作業性が格段に良好となる。
本実施形態は高所作業車1における伸縮ブーム10に適用される例であるが、本発明に係るスライド部材の位置決め構造は、高所作業車における伸縮ブームに適用されるものに限定されず、伸縮ブームを有するものであれば、高所作業車の他、クレーン車等の伸縮ブームにも適用することができる。
1 高所作業車
10 伸縮ブーム
11 基端ブーム
11a 内面
11d フランジ部
12 第1中間ブーム
30 連結スライドプレート体
30b 下面
39a 係合孔
51,52 先端プレート
51a,52a 歯
B 基端方向
F 先端方向

Claims (5)

  1. 伸縮ブームを構成する内側ブームと外側ブームとのうち前記外側ブームの、前記内側ブームが突出する先端部の内面に配置されたスライド部材と、前記外側ブームの先端面に沿って延び、前記先端面に固定された先端プレートと、を備え、
    前記スライド部材の、前記外側ブームの内面に向いた面に、係合孔が形成され、
    前記先端プレートの、前記外側ブームの内側に対応した縁に、前記係合孔に嵌め合わされる凸形状が形成され、
    前記係合孔に前記凸形状が嵌め合わされて、前記スライド部材を前記外側ブームの所定位置に位置決めするスライド部材の位置決め構造。
  2. 前記先端プレートは、前記先端面にボルトで固定され、
    前記先端プレートにおける、前記ボルトで固定される部分は、前記凸形状に対応した外側部分である請求項1に記載のスライド部材の位置決め構造。
  3. 前記係合孔は、前記スライド部材の厚さ方向に貫通している請求項1又は2に記載のスライド部材の位置決め構造。
  4. 前記スライド部材は、前記外側ブームの断面の周方向に複数の前記スライド部材が繋ぎ部によって一体に繋げられた連結スライド部材体であり、
    前記係合孔は、前記連結スライド部材体の周方向に隣接する2つの前記スライド部材に跨るように、かつ各スライド部材に1つとなる割合で形成され、
    前記凸形状は、2つの前記スライド部材に跨って形成された係合孔に対応した数だけ形成されている請求項1から3のうちいずれか1項に記載のスライド部材の位置決め構造。
  5. 前記連結スライド部材体の前記係合孔よりも後方の部分に、少なくとも2つの前記スライド部材を跨がって、前記スライド部材の前記外側ブームの内面に向いた面とは反対の面側に開放した溝と、前記溝に連通するとともに前記外側ブームのグリス注入部に通じた注入孔と、が形成されている請求項4に記載のスライド部材の位置決め構造。
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