JP7200354B2 - 飲料製造機内で飲料を調理するためのポーションカプセルを製造するための方法、ポーションカプセル、及び、飲料製造機及びポーションカプセルで飲料を製造するための方法 - Google Patents
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Description
例えば、独国特許出願公開第102013215274A1号明細書は、ポーションカプセル機用のポーションカプセルを開示しており、それぞれは、焙煎コーヒー顆粒、インスタントコーヒー、チョコレート粉末、紅茶のブレンド、粉乳若しくは同種のものなどの飲料原材料を受領するためのカプセル内部を包囲する硬質又は半硬質の基本要素を有し、は、ポーションカプセルを充填した後にカプセルカバーで閉鎖される。
飲料原材料が、保管中及びポーションカプセルの輸送中にその芳香を失わないように、基本要素は、気密及び液密であるように構成されている。
調理液、好ましくは、温水は、圧力を受けて第1の側面を通ってポーションカプセルの中に実質的に運ばれる。
調理液は、飲料原材料を通って流れ、第2の側面上に飲料として再度現れる前に飲料原材料から飲料を製造するために必要な物質を抽出し、且つ/又は、放出する。
その工程で、調理液が、基本要素を通過して抽出室の中に入り、抽出室を汚染又は更に損傷するのを防がなければならない。
これらの中実領域は、飲料の調理中に機械の対向領域に押し付けて圧搾される。
このような封止は、高感度で対向領域上に不均一に作用することが示されてきた。
更に、このような中実領域の製造は、全ての材料で容易にできるものではない。
好ましい材料の例は、金属、具体的には、アルミニウム混合物であり、材料を厚くすることは、成形工程で容易に実施することができない。
前記ポーションカプセルは、アルミニウム混合物を含む多様の材料から製造することができるが、ポーションカプセルを閉鎖するフランジ側壁又はカプセルカバーを締結することは、先行技術では、ここが問題である。
カプセル内部の飲料原材料は、気体を放出し、ポーションカプセルの製造と飲料の調理との間でポーションカプセルを保管中にカプセル内部の圧力を上昇させる。
この圧力に抵抗するために、カプセルカバーは、安全に硬く締結しなければならない。
先行技術では、押し込んだチャネル又は押し込んだジグザグ構造は、カプセルカバーを締結するために締結表面として役立つことができない。
改善措置として、欧州特許出願公開第2757056A1号明細書は、ジグザグ構造とポーションカプセル壁との間の領域を締結している。
しかし、フランジの大きい空間の広がり及び実際的構成のために、これも制限され、満足な締結の選択肢を提供しない。
ビーズを押し付けてカプセル内部が、飲料原材料で充填されると、ビーズの押し付けと封止との間で基本要素を動かす必要がない好都合な選択肢が可能になる。
更に、ビーズを押し付ける間に飲料原材料のフランジを浄化して、カプセルカバーを適用するためにフランジを準備することができる。
最後に、カプセルカバーが適用される際に、ビーズを直接押し付けることが可能であり、これにより、ビーズ及びカプセルカバーを高度に正確に配置し、製造費を低減し、ひいては、ポーションカプセルの製造費を低減することができる。
本発明の文脈の中で、効果的に防ぐとは、その効果が、少なくとも、そのような少量の調理液しか飲料製造機の抽出室に入らないので、飲料製造機の機能は、基本的に抽出室を貫通する調理液によって傷つかないことを達成することを意味する。
本発明の文脈の中で、液密封止とは、飲料製造機の正常作動で、封止は、飲料製造機の機能を干渉する可能性がある量の液体を実質的に透過しないことを意味する。
ビーズは、フランジの形状、好ましくは、円形に適合するようにフランジを取り囲む、連続したチャネルとして押し付けられる。
このように製造された封止は、圧力が、0.5バール~50バール、好ましくは、2バール~25バール、具体的に好ましくは、5バール~20バール、具体的には、6バール~18バール、又は、温度が、0℃~100℃、好ましくは、20℃~100℃、具体的に好ましくは、40℃~100℃、具体的には、55℃~100℃の液密である。
述べた範囲では、封止は、蒸気気密である。
本発明の文脈の中で、蒸気気密封止とは、封止が飲料製造機の正常作動中に飲料製造機の機能を干渉する可能性がある量の液体を実質的に通さないことを意味する。
これにより、フランジの鋭い縁部に対して起きる切り傷を防ぎ、負傷に対する保護が、実現される。
更に、この厚みのある部分は、製造中、及び/若しくは輸送中、及び/若しくは梱包中、及び/若しくは使用中にポーションカプセルを案内する、又は、中心に置く選択肢を提供する。
具体的には、この厚みのある部分は、第3のステップで基本要素の中心にカプセルカバーを置くような手法で形状される。
この目的で、第3のステップでは、カプセルカバーは、厚みのある部分によって縁取られた表面内に置かれる。
この厚みのある部分は、巻き上げたロール状縁部である。
ロール状縁部は、カプセルカバーの主たる平面より下に配置されるように巻き上げることができる。
その代替として、ロール状縁部は、実質的にカプセルカバーの主たる平面より上に配置されるように巻き上げることもできる。
その代替として、ロール状縁部は、カプセルカバーの主たる平面がロール状縁部と交差するように巻き上げることもできる。
カプセルカバーは、全表面積にわたって、すなわち、カプセルカバーに面するビーズの表面全体に締結されるようにビーズに締結される。
しかし、カプセルカバーは、ビーズの一部のみに締結される。
更に、カプセルカバーは、ビーズの底面であるビーズの一部のみに締結される。
カプセル壁、カプセル底面及びカプセルカバーによって形成されたカプセル内部は、飲料原材料、例えば、焙煎コーヒー顆粒、インスタントコーヒー、チョコレート粉末、紅茶のブレンド、粉乳若しくは同種のものを受領するために役立つ。
飲料原材料は、第2のステップでカプセル内部に置かれる。
これは、反復精度及び製造方法の正確性を増す。
受容器は、金属から構成される。
また、受容器は、プラスチックから構成されても良い。
この排出部は、ポーションカプセルをカプセル底面で把持し、受容器からポーションカプセルを排出する気流によって形成される。
また、この排出部は、カプセル底面の領域又はフランジの領域に取り付けられる受容器の可動部であっても良い。
この目的で、受容器は、ポーションカプセルの形状に少なくとも部分的に適合される。
これにより、例えば、熱成形工程のために熱を巧みに直接適用することができる。
それによって、非接触技法を使用して高度の精度及び質でカプセルカバーを締結することが可能になる。
第3のステップで、まず、初めにカプセルカバーは、フランジの上に置かれ、カプセルカバーは、ビーズを広げ、ビーズの中に突出せず、又は、一部のみが突出し、次いで、レーザ溶接を通して熱を加えることにより、カプセルカバーは、このカプセルカバーがビーズの中に沈み、次いで、ビーズの中でビーズに締結することができるように、少なくとも、ビーズの領域で弾性になる。
熱の導入によって、又は、超音波封止によって締結することは、信頼性があり、好都合であり、迅速である。
シーリングスタンプのビーズ突起による機械的係合を用いて、第2のステップでビーズ及び/又は基本要素を機械的に操作することができる。
シーリングスタンプのビーズ突起がビーズに入り、表面積の少なくとも一部の上又は全表面積にわたってカプセルカバーをビーズの壁に対して押圧し、表面積の少なくとも一部の上又は全表面積にわたってカプセルカバーをビーズ内で締結するように、ビーズに対して補完的な大きさ及び形状に形状されたビーズ突起を有するシーリングスタンプを使用する。
また、シーリングスタンプのビーズ突起が、ビーズに入り、表面積の一部のみの上でカプセルカバーをビーズ壁に対して押圧し、ビーズ内に前記カプセルカバーを一部のみ締結するように、大きさ及び形状に形状されたビーズ突起を有するシーリングスタンプを使用しても良い。
これにより、カプセルカバーをフランジに高度な再生精度で、且つ、確実に連結する精巧な製造工程が可能になる。
これにより、封止具、例えば、ソノトロードを単純に使用することができ、封止具の形状はビーズの形状に対応する必要がない。
ポーションカプセルの製造、具体的には、カプセルカバーの締結には、高精度が必要である。
ビーズ内に沈めるビーズ突起は、ビーズの側面と接触することによりビーズとビーズ突起を互いに対して位置合わせする。
これは、ビーズ突起をビーズの中に挿入して、基本要素を少なくとも一部の楔状又は挿入方向を指した形状により、適正な位置に押すことによって起こる。
ビーズの両側は、基本要素又はシーリングスタンプが適正な位置に押されるように、ビーズ突起の挿入方向に対して傾けても良い。
この目的で、基本要素及び/又はシーリングスタンプは、基本要素及びシーリングスタンプを互いに位置合わせするために、カプセルカバーの主たる平面に平行な平面内で自由に動くことができる。
さらに、基本要素は、その工程でしっかりと保持され、カプセルカバーの主たる平面に平行な平面内で自由に動くことができるように装着されるシーリングスタンプは、封止のために提供された位置に押しても良い。
これにより、カプセルカバーを制御して正確に封止することができる。
これにより、基本要素の位置合わせが促進される。
これにより、ビーズ及びシーリングスタンプを互いに対して位置合わせする必要がなくなる。
ここでは、シーリングスタンプは、まず、形成具であり、次に、締結具である。
ビーズは、シーリングスタンプ、具体的には、ビーズ突起を圧迫することにより、第1のステップですでに予め形状された領域の成形工程によって製造される。
加えて、本発明に従って形状されたビーズにカプセルカバーを締結することは、先行技術に比べてより確実に荷重を担うことができる。
更に、飲料製造機の抽出室の中に貫通する調理液を効果的に低減し、製造のためにアルミニウム、アルミニウム混合物、他の金属又は金属混合物を使用することができ、カプセルカバーを締結するために十分な量の空間を提供することができる。
一旦、ポーションカプセルが飲料製造機の中に置かれると、取り囲むビーズは、液密封止を形成するように抽出室を閉鎖中に押圧される。
ビーズは、フランジの形状、好ましくは、円形に適合するようにフランジを取り囲む連続したチャネルを形成する。
本発明の文脈の中で、ビーズの面積は、カプセルカバーの主たる平面の上にビーズの突出の面積に対応する。
本発明の文脈の中で、フランジの面積は、カプセルカバーの主たる平面の上にフランジの突出の面積に対応する。
更に、封止は、蒸気気密である。
カプセルカバーは、フランジに少なくとも一部が締結されるが、具体的には、カプセルカバーは、ビーズにも一部が締結される。
カプセルカバーは、全表面積にわたってビーズに締結されるが、カプセルカバーは、ビーズの一部のみに締結される。
フランジの中心点は、ここでは、フランジの重力の質量中心である。
また、カプセルカバーは、フランジの中心点から更に離れて着座するビーズの一部のみに締結されても良い。
更に、カプセルカバーは、ピーズの一部のみに締結し、ビーズのその部分は、カプセルカバーの主たる平面からこのカプセルカバーの主たる平面に直角方向に更に離れている。
更に、封止は、こうして好都合なように実現される。
基本要素によって形成されたカプセル内部は、飲料原材料、例えば、焙煎コーヒー顆粒、インスタントコーヒー、チョコレート粉末、紅茶のブレンド、粉乳若しくは同種のものを受領するために役立つ。
更に、カプセルカバーは、カプセル内部の圧力により弾性的又は非弾性的に拡張されるのに適している。
更に、カプセルカバーは、調理液がカプセル内部の中に導入される時、開口要素がカプセルカバーを開くように、カプセルカバーが圧力を受けて開口要素に接触するような手法で、圧力によって弾性的又は非弾性的に拡張するのに適している。
開口要素は、複数の点を有するレリーフ構造であり、点は、カプセルカバーの方向を指す。
開口要素は、カプセルカバーを1点又は複数点で貫通し、液体がそれを通過するようにカプセルカバーを開く。
更に、ポーションカプセルは、カプセル底面で開き、調理液が圧力を受けてカプセル底面を通ってカプセル内部の中に流れ、カプセルカバーは、カプセルカバーを開くために調理液の圧力により開口要素に対して押圧され、調理液が開いたカプセルカバーを通って流出することができる。
シーリングシームは、確実で耐久性のある連結具であり、ここでは、迅速に非常に正確に適用することができる。
シーリングシームは、ソノトロードで超音波封止によって製造される。
更にシーリングシームは、熱封止による熱の導入によって製造される。
こうして、不都合なビーズの幾何形状の場合であっても、カプセルカバーは、シーリングシームによりビーズの領域内でフランジに締結することができる。
従って、シーリングシームは、その形状が、ビーズの形状に対して対応しない器具によって封止することができ、すなわち、製造方法が単純化される。
すなわち、ビーズは、チャネルを形成し、ビーズの底面は、カプセル底面に面するカプセルカバーの主たる平面のその側面上に着座する。
長方形又は正方形断面は、カプセルカバーの主たる平面に平行なカプセルカバーを締結するために、ビーズの底面に大きい面積が存在する。
丸みを帯びた、すなわち、円形断片又は楕円形断片の断面は、比較的少ない材料の使用でビーズを形成することができる。
三角形又は台形断面は、カプセルカバーがカプセルカバー及び/又は締結装置をビーズの中に機械的に挿入することによって締結されるので、ポーションカプセルの生産中に基本要素を位置合わせすることが可能にする。
深さとは、ここでは、深さが、カプセルカバーの主たる平面に垂直方向の大きさを意味している。
それによって、カプセルカバーは、カプセルカバーの材料に生じる応力なしにビーズ内に締結されることが可能である。
これにより、ビーズの形状は、封止中にそれに対して押圧される部分の構造に適合される。
結果として、ビーズ又は飲料製造機の一部の不正確性は、補償することができ、より大きい封止の緊密性を獲得することができる。
アルミニウムは、高温及び高圧に抵抗するのに適する。
アルミニウムは、容易に処理することができ、例えば、日射などの有害環境の影響に対して、乾燥に対して、湿気に対して、不純物に対して、又は細菌若しくは病原菌による汚染に対してポーションカプセルの内容物の優れた保護を提供する。
ビーズは、第1の抽出室部分及び第2の抽出室部分が液密封止を形成するように荷重位置から作動位置に移動中に変形する。
ポーションカプセルは、飲料を製造するためにカプセル底面で開く。
これは、スパイク又は針を使用して起きる。
更に、調理液は、開いたカプセル底面を通って、好ましくは、フェルト、フリース又は別のフィルタを通ってポーションカプセルのカプセル内部の中に圧力を受けてポンプ供給される。
更に、調理液は、ポーションカプセルのカプセル内部の飲料原材料を通して流れ、飲料原材料から飲料を製造するために必要な物質を抽出及び/又は分解する。
カプセルカバーは、好ましくは、供給された調理液の圧力により開口要素によって開かれ、調理液は、開いたカプセルカバーを通ってポーションカプセルから流出する。
開口要素は、複数の点を備えるレリーフ構造を有し、ポーションカプセルの中に流れる調理液の圧力により、カプセルカバーが複数の点で貫通されるようにカプセルカバー上の複数の点と作用する。
ビーズの形状は、変形が小さい力を加えるだけで起き、且つ/又は、構造的不正確性を補償する役に立つように、変形に好都合に影響する。
図面は、本発明の実施形態を示すに過ぎず、発明の概念を限定するものではない。
このようなポーションカプセル1は、特定の飲料製造機内に飲料を製造するために使用される。
ポーションカプセル1は、実質的に最小直径の領域内にカプセル底面2’’を備え、カプセル壁2’を備え、対向する端部に開口端を備える、円錐台本体である基本要素2を含む。
開口端は、ポーションカプセル1を取り囲むフランジ5に締結され、その上に封止されるカプセルカバー4、例えば、膜を用いて使用する前に閉鎖される。
フランジ5は、ビーズの面積の半分を超えて延在するビーズ6を有している。
カプセルカバー4は、ビーズ6の領域内であってもフランジ5の輪郭を辿り、又ビーズ6に少なくとも一部が締結される。
ここで、このカプセルカバー4の直径は、フランジ5の外径より小さいか、又は、フランジ5の外径より大きくても良い。
更にわかりやすくするために、カプセルカバー4は、フランジ5から及びビーズ6から一定距離に例示されている。
これは、専ら個々の構成要素がより良く見えるために役立つ。
カプセルカバー4は、少なくとも一部がフランジ5及びビーズ6に締結される。
この実施形態では、基本要素2は、熱成形、例えば、負圧、正圧、及び/若しくは可動スタンプによる、又は射出成形工程、具体的には、単一成分、複数成分若しくはインモールド工程による深絞りによって製造される。
この厚みのある部分9は、ロール縁部であり、その中心は、カプセルカバー4の主たる平面によって公差される。
カプセルカバー4は、レーザ溶接によりフランジ5及びビーズ6に締結される。
その後、カプセル底面は、抽出室の開口要素によって貫通され、調理液は、圧力を受けてカプセル底面2’’内で穿孔開口を通ってカプセル内部3の中に導入される。
所望の飲料は、調理液と飲料原材料との間の相互作用によって発生する。
導入された調理液のためにカプセル内部3内に発生した圧力は、抽出室の更なる開口要素に対してカプセルカバー4を押圧し、その結果として、カプセルカバー4は、1点又は複数の点で穿孔される。
飲料は、カプセルカバー4内の穿孔開口を通ってポーションカプセル1から出て、飲料容器に供給される。
抽出室及び/又は穿孔されたカプセルカバー4の更なる開口要素は、任意選択として飲料から出た飲料原材料のあらゆる粒子を濾過し、ポーションカプセル1内の飲料原材料を保持する。
抽出液が第1の抽出室部分とフランジ5との間の領域の中に現れるのを防ぐために、ポーションカプセル1のフランジ5は、抽出室が閉鎖され、好ましくは、ポーションカプセル1の周方向に遮られない封止を形成する時に変形するビーズ6を有する。
部分的に例示されているのは、基本要素2、フランジ5、ビーズ6、フランジの面積の半分を超える面積、及び、カプセルカバー4(ここでは、例示されていない)の主たる平面の下に実質的に配置されたロール状縁部としてここに示された実施形態に設計された厚みのある部分9である。
図2(a)は、三角形断面を備えたビーズ6を例示する。
三角形断面は、ビーズ6の面積の全てがシーリングスタンプ8(例示されていない)のビーズ突起8’で容易に達成することができる。
図2(b)は、三角形断面を備えたビーズ6を示し、外側壁は、内側壁より急勾配で傾いている。
図2(c)は、三角形断面を備えたビーズ6を示し、内側壁は、外側壁より急勾配で傾いている。
内側壁の勾配の適合により、変形中のビーズ6の挙動は、抽出室が閉鎖され、封止の締付けがビーズ6によって行われる時に影響を受けることができる。
図2(d)は、台形断面を備えたビーズ6を示す。
台形断面は、シーリングスタンプ8(例示されていない)のビーズ突起8’がビーズ6の中に挿入されると、シーリングスタンプ8に対して封止するための傾斜した側壁を用いてポーションカプセル1を中心に置くことができる。
更に、台形断面は、フランジ5の主たる平面に平行な大きい面積を提供し、前記面積は、簡単に封止することができる。
図2(e)は、長方形断面を備えたビーズ6を示す。
この断面は、カプセルカバー4(図1参照)の主たる平面に平行な最大面積、従って、非常に単純な手法で封止することができる最大面積を提供する。
図2(f)~図2(h)は、更なる可能な実施形態として五角形、円形断片若しくは楕円形断片断面を備えた更なるビーズ6を示す。
実施形態の全ては、様々な利点を有する。
こうして、図2(f)に示された五角形断面は、シーリングスタンプ8(図示せず)のビーズ突起8’が挿入されると、ポーションカプセル1を中心に置くのに適し、著しく深いビーズ6を備えて図2(a)に示された断面に同様の封止面積を提供する。
こうして、より多くの材料が、変形のため、従って、封止のために利用可能である。
次に、図2(g)に示された円形断片断面は、大きい容積を提供し、その容積は、材料の使用を少なくするためにビーズ6によって覆われる。
図2(h)に示された楕円形断片断面は、下を削り落としたフランジ5を提供し、従って締結する目的で、例えば、充填材料(図示せず)でカプセルカバー4(図示せず)を締め付けることを可能にする。
部分的に例示されているのは、基本要素2、フランジ5、及び、厚みのある部分9である。
シーリングスタンプ8は、基本要素2の上に上から案内される。
カプセルカバー4は、フランジ5上に弛緩して着座する。
シーリングスタンプ8のビーズ突起8’は、カプセルカバー4を通ってビーズ6に正確に中心に当たるのではなく、わずかに左にずれてここで例示されている。
ビーズ6に適合されたビーズ突起8’の形状を用いて、ビーズ突起8’が導入される時に、シーリングスタンプ8は、ビーズ6がビーズ突起8’に対して正確に位置合わせされるように、フランジ5と共に基本要素2を移動させる。
ポーションカプセル1の可動性は、ポーションカプセル1を振動させる撹拌機(図示せず)によって支援される。
ここで、シーリングスタンプ8は、カプセルカバー4をフランジ5上に押圧し、又は、シーリングスタンプ8のビーズ突起8’は、カプセルカバー4をビーズ6の中に押圧し、超音波封止で、又は、熱の導入によって、フランジ5の少なくとも一部の上及びビーズ6の少なくとも一部の中にカプセルカバー4を締結する。
また、このビーズ6は、フランジ5の中に押圧されるビーズ突起8’のみによって発生させて良い。
ビーズ6の底面6’においてビーズ6内でフランジ5に締結されるカプセルカバー4が示されている。
カプセルカバー4は、シーリングシーム4’によりビーズ6の底面6’の領域内でフランジ5上に封止される。
この実施形態では、カプセルカバー4は、ビーズ6の壁6’’の領域内でフランジ5に封止されない。
図5(a)には、ビーズ突起8’を備えたシーリングスタンプ8が、どのようにビーズ6の方向に下げられるかを示されている。
ここでは、ビーズ突起8’は、ビーズ6に対して左にずれている。
図5(b)には、ビーズ突起8’が、どのようにビーズ6の左壁6’’に対して衝突するかを示されている。
基本要素2及びシーリングスタンプ8は、撹拌機(図示せず)を用いて振動される。
ビーズ6の底面6’の方向にシーリングスタンプ8を更に低下する間、シーリングスタンプ8は、圧力によりビーズ6に対して右に移動される。
更なる代替実施形態では、基本要素2は、左に移動され、更なる代替実施形態では、基本要素2は、左に移動され、シーリングスタンプ8は、右に移動される。
ビーズ突起8’は、カプセルカバー4をビーズ6の中に押圧する。
図5(c)には、シーリングスタンプ8が、封止のためにどのようにカプセルカバー4上に着座するかを示されている。
カプセルカバー4は、シーリングシーム4で封止することによりビーズ6の底面6’においてビーズ6の領域内でフランジ5に締結される。
2 ・・・基本要素
2’・・・カプセル壁
2’’・・・カプセル底面
3 ・・・カプセル内部
4 ・・・カプセルカバー
4’・・・シーリングシーム
5 ・・・フランジ
6 ・・・ビーズ
6’・・・ビーズの底面
6’’・・・ビーズの壁
8 ・・・シーリングスタンプ
8’・・・ビーズ突起
9 ・・・厚みのある部分
10 ・・・受容器
Claims (10)
- ポーションカプセル(1)を製造するための方法であって、
第1のステップで、カプセル底面(2’’)、前記カプセル底面(2’’)を取り囲むカプセル壁(2’)、及び、前記カプセル壁(2’)を取り囲むフランジ(5)を有する基本要素(2)が、成形工程で製造され、
第2のステップで、飲料原材料が、前記カプセル底面(2’’)及び前記カプセル壁(2’)によって縁取られたカプセル内部(3)の中に置かれ、
第3のステップで、前記カプセル内部(3)を閉鎖するカプセルカバー(4)が、前記フランジ(5)に締結され、
前記第3のステップの後に、前記カプセル壁(2’)を取り囲むビーズ(6)が、前記フランジ(5)に押し付けられることを特徴とする、方法。 - 前記ビーズ(6)が、前記フランジ(5)及び前記カプセルカバー(4)に押圧される、請求項1に記載の方法。
- 前記第3のステップが、熱の導入又は超音波封止により、シーリングスタンプ(8)で封止することによって実行される、請求項1又は請求項2に記載の方法。
- 前記第1のステップで、前記基本要素(2)が、熱成形工程、圧縮成形工程、引張及び圧縮成形工程、引張成形工程、単一成分若しくは複数成分の射出成形工程、及び/又はインモールド工程によって製造され、一次成形、又は成形、具体的には熱間成形若しくは冷間成形によりアルミニウム材料から製造される、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記基本要素(2)が、前記製造の少なくとも一部の間に受容器(10)内に配置される、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記成形工程のための前記受容器(10)が、鋳型として使用される、請求項5に記載の方法。
- 熱が、前記成形工程のために前記受容器(10)によって出力される、請求項5又は請求項6に記載の方法。
- 前記第3のステップが、レーザ溶接によって実行される、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記基本要素(2)が、前記基本要素(2)及びシーリングスタンプ(8)を互いに対して位置合わせするために、前記カプセルカバー(4)の主たる平面に平行な前記平面内で自由に動くことができる、請求項3~請求項8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記基本要素(2)が、機械的に振動される、請求項9に記載の方法。
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