JP2023535579A - 飲料調製システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、パック10から飲料を生成するモジュール1を備える飲料生成システムに関し、パックは底部101を備え、パックの底部は開放可能な領域104を備え、開放可能領域は可撓性材料で作製され、モジュールは、パックホルダアセンブリ2と、パックの開放可能領域を開放する流体処理デバイスと、流体処理デバイス及びパックを互いに移動させる作動デバイス12と、を備え、パックホルダアセンブリは、飲料が調製されるときにパックをパックチャンバ22内で位置決めする可動ロックデバイス24を備え、パックの底部は固定手段103を備え、固定手段は穴又は変形可能領域であり、可動ロックデバイスは位置決め手段242を備え、位置決め手段の各々は、チャンバに保持されたパックの対応する穴内に移動するように、又はチャンバに保持されたパックの対応する変形可能領域内に移動し、結果として生じる変形された領域に嵌合するように構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料原材料のパックを使用する飲料システムに関する。
国際公開第2021110652号は、飲料原材料を収容する容器から飲料を調製するための飲料調製マシンについて記載している。システムは特定の水注入針をマシンで用い、当該水注入針は、マシン内に導入された容器の底部を穿孔して、容器の水入口を通して容器内に水を導入し、原材料と水との混合から生じる飲料を、この針の特定の注出出口を通して注出するように設計されている。針と容器との2つの異なる相対位置が、水の導入又は飲料の注出のいずれかを可能にする。
このシステムマシンは、飲料調製の様々なステップの間、水注入針に対して完全に適切な位置に容器があることを必要とする。垂直方向又は中心のいずれかに対する位置合わせが正しくないと、(水又は飲料の)漏れ、飲料の不正確な調製(容器内に十分な水が導入されない)、及び漏れに起因する汚れを生じることになる。
容器内でのこの流体処理デバイスの相対位置は、飲料の正確な調製を得るために重要である。特に、このデバイスが容器の底部を正確に穿孔しない場合、デバイスが容器の容積部内に十分に入らない危険性がある。その状況では、流体処理デバイスを通して及び容器の内部に流体を導入すると、デバイスの下に水が漏れてしまい、すなわち飲料の調製は不完全なものとなる。水又は不完全な飲料が、針の付近の領域に噴出して汚れを生じさせる可能性があり、特にコードリーダが存在する場合、このリーダが汚れる可能性があり、コード読み取りが不能になるという結果につながる。こまめなクリーニングが必要であるが、これは受け入れられ難い。
飲料を泡立てるための空気の取り込み口が針に設けられている場合、この取り込み口は、そのサイズが1帖小さいので塞がる可能性があり、最適な飲料調製を得ることができない。
これらの問題は、容器が本質的に可撓性材料で作製されている場合に更に強調される。
材料の可撓性に起因して、及び最終的には、材料の性質に起因し得るその伸縮特性から、容器の底部が流体処理デバイスの力を受けて移動又は変形するために、容器の底部の穿孔が困難である可能性があることが観察されている。
加えて、流体処理デバイスが容器の底部に正しく入ったとしても、デバイスの入口から噴出する水の噴流の力が、容器の内壁にぶつかって当該容器を上向きに押し上げ移動させ得るほどの強さである可能性があることが観察されている。これは、可撓性容器に特に当てはまる。なぜなら、上向きの力の影響を受けて、容器の上部が、容器ホルダの上壁に沿って曲げられ得るからである。容器のこの上向きの移動は、流体処理デバイスと容器の底部との間の接続に直接影響を及ぼし、これは、飲料の調製のプロセスにおいて流体の漏れ又は飲料の早過ぎる注出を引き起こす。加えて、容器が曲げられると、飲料を正確に調製することができない、例えば、一部の可溶性原材料が溶解しない場合がある。
効率的な穿孔及び効率的な飲料調製を保証する必要がある。
本発明の目的は、上述した既存の問題に対処することである。
本発明の第1の態様では、パックから飲料を生成するためのモジュールを備える飲料生成システムが提供されており、
パックは飲料原材料を含み、原材料は流体と混合されて飲料を生成するように構成され、パックは平面(P)に沿って向けられた平面形状を有し、パックは底部を備え、パックの底部は開放可能領域を含み、開放可能領域は可撓性材料で作製され、
モジュールは、
パックを受け入れて保持するように構成されたパックホルダアセンブリであって、上部パック入口を通してパックを受け入れるように、及びパックをモジュール内で本質的に垂直な位置に保持するように構成されたパックチャンバを備え、チャンバが、チャンバ内で保持されたパックの底部へのアクセスを可能にするように構成された底部開口部を有する、パックホルダアセンブリと、
流体処理デバイスであって、
パック内に収容されている原材料と流体を混合することにより飲料を調製するために、パック内に流体を導入するための少なくとも1つの入口と、
パックから飲料を注出するための少なくとも1つの出口とを備え、
パックの開放可能領域を開放するように設計されている、流体処理デバイスと、
流体処理デバイスがパックの底部を開放するように流体処理デバイスとパックとを互いに移動させ、流体処理デバイスとパックとを流体導入位置で互いに位置決めする作動デバイスであって、流体処理デバイスが、流体を導入するためにパックの内容積部内に突出する、作動デバイスと、を備え、
パックホルダアセンブリが可動ロックデバイスを備え、可動ロックデバイスが、飲料が調製されるときにパックをパックチャンバ内で位置決めするように構成され、
パックの底部が少なくとも2つの固定手段を備え、固定手段が穴又は変形可能領域であり、2つの固定手段底部が、パックの開放可能領域の付近に配置され、
可動ロックデバイスが少なくとも2つの位置決め手段を備え、位置決め手段の各々が、
チャンバ内で保持されたパックの少なくとも1つの対応する穴内に移動するように、又は
チャンバ内で保持されたパックの少なくとも1つの対応する変形可能領域内に移動し、結果として生じる変形された領域に嵌合するように構成されている。
このシステムは、水性流体、好ましくは水と更に混合して飲料を生成することができる食品又は飲料原材料を含むパックを含む。
パッケージ内に詰められたこの食品又は飲料原材料は、水溶性粉末、又は液体若しくは半液体の形態の可溶性濃縮物であり得る。その実施形態では、水が飲料原材料を溶解又は希釈する。原材料は、スープ、フルーツジュース、野菜ジュース、ブイヨン、コーヒー、ココア、茶、牛乳若しくはクリーマー、スムージー、ピューレ、クーリ、クリーム、又はこれらの任意の組み合わせのリストから選択できる。好ましくは、食品又は飲料原材料は、以下のリストから選択される可溶性若しくは希釈可能な食品又は飲料原材料である。
インスタントコーヒーパウダー、ミルクパウダー、クリームパウダー、インスタントティーパウダー、ココアパウダー、スープパウダー、フルーツパウダー又はこれらの粉末の混合物、
コーヒー濃縮物、ミルク濃縮物、シロップ、フルーツ又は野菜濃縮物、茶濃縮物、フルーツ又は野菜ピューレ。
粉末は、凝集化又は加熱生成(sintered)されたものであってもよい。粉末又は液体濃縮物は、例えば、固体片又はカプセルに入れられた片を含むスープを調製するために固体片と混合することができる。
パッケージ内に詰められたこの食品又は飲料原材料はまた、焙煎して挽いたコーヒー又は茶葉のような浸出可能な食品又は飲料原材料を含むこともできる。その実施形態では、水が飲料原材料を抽出する。
パックは、底部と上端との間に延びる平面(P)に沿って向けられる平面形状を有する。
この底部の領域は、流体をパック内に導入するために、及び調製された飲料をパックから注出するために開放可能であるように構成されている。好ましくは、この領域は、穿孔、引き裂き、穴開け、又は穿刺により、特に、尖った、鋭い、又は鋭利なデバイス、例えば流体処理デバイスを、この領域に適用することにより、開放可能なように構成されている。好ましくは、この領域は、パックの長手方向形状の横方向寸法の中央に位置する。
この開放可能領域は可撓性材料で作製されている。
1つの好ましい実施形態では、開放可能領域は伸縮性材料で作製されている。このような可撓性材料は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリラクチド(PLA)、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、ポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリビニルアルコール(PVOH)、デンプン系ポリマー、食品用の酸素捕捉物質及び/又は水分捕捉物質を含むポリマー、又はこれらの組み合わせのリストに含まれることができる。
好ましくは、パックの残りの部分も可撓性材料で作製される。そのような材料は、使用される材料の性質に応じて、コンパクト性、製造速度(成形、充填、密封を連続して行うことができる)、及びリサイクル性の向上という利点をもたらす。この可撓性材料は、好ましくは不透水性である。
可撓性材料は、以下のリストから選択することができる。
繊維系材料、
密封された縁部を形成するためのシーラント層が内側にコーティングされた紙材料であって、好ましくは紙とシーラント層との間にバリアコーティングを有する、紙材料。バリアコーティングは、酸素、空気及び湿気に対するバリアを形成するように構成されている。そのようなバリアは、金属化コーティング、酸化ケイ素コーティング、アルミニウムコーティング、原子層堆積(ALD)コーティング、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
プラスチック積層体、
金属被覆ホイル又はalufois。
好ましくは、可撓性材料は、リサイクル可能材料、生分解性材料、工業的に堆肥化可能な材料、又は家庭で堆肥化可能な材料などの、環境に優しい材料から選択される。
加えて、システムは、飲料を生成するためのモジュールを備える。このモジュールは、モジュール内でパックを保持するように構成されたパックホルダアセンブリと、パックホルダアセンブリに存在するパックに流体を導入するように構成された流体処理デバイスと、流体処理デバイスとモジュールに保持されたパックとを互い移動させる作動デバイスと、を備える。
このパックホルダアセンブリは、飲料調製のためのパックをモジュール内に受け入れるように構成されたパックチャンバを備える。パックチャンバは、新しいパックを導入するための上部パック入口を備え、パックチャンバは、パックをモジュール内で本質的に垂直位置に保持するように構成されている。この垂直位置は、飲料の効率的な調製、特にパックからの飲料の注出を保証し、それにより、抽出の終わりに、及びパックをゴミ箱に捨てるためにシステムから取り出す必要があるときに、パック内に残っている可能性のある液体が少なくなる。
パックチャンバは、チャンバに保持されたパックの底部への流体処理デバイスのアクセスを可能にするように構成された、底部開口部を有する。このアクセス又は経路は、具体的には、パックがチャンバに保持されているときに、流体処理デバイスをパックの底部まで上向きに移動させることができるように設計されている。
流体処理デバイスは、パック内に流体を導入するための少なくとも1つの入口と、パックから飲料を注出するための少なくとも1つの出口とを備える。加えて、この流体処理デバイスは、好ましくは穿孔によって、パックの底部を開けるように設計されている。好ましくは、この流体処理デバイスは、モジュール内で上向きに向けて尖った部分を有する。
流体処理デバイスは、パック内で飲料を調製し、次いで調製された飲料をパックから注出するために、パックの底部と協働してパックに流体を導入するように構成されている。この流体処理デバイスは、国際公開第2021/110650号に記載されているデバイスのうちの1つであり得る。
この流体処理デバイスは異なる位置に移動可能であり、その位置は、デバイスがパックの外にある少なくとも1つの位置と、デバイスが飲料調製中にパック内に導入される別の位置とを含む。
加えて、パックホルダアセンブリは、
1つの位置において、飲料が調製されるときにパックをパックチャンバ内で位置決めする、及び
別の位置において、パックを解放してユーザがパックを導入又は取り出すことを可能にする、ように構成された可動ロックデバイスを備える。
このロックデバイスは、パックと協働してパックを位置決めするように、又はパックから離れるように移動するように、移動可能である。
この可動ロックデバイスにより、流体処理装置がパックの底部と協働するとき、及び流体がパック内に導入されるときに、パックをパックチャンバ内に良好に位置決め及び固定することができる。
特に、パックの底部は、穴又は変形可能領域であり得る少なくとも2つの固定手段を備える。これらの2つの穴又は変形可能領域は、パックの底部の開放可能領域の付近に配置され、好ましくは、これらの穴又は変形可能領域は、開放可能領域の付近に対称的に配置される。
また、チャンバに保持されたパックを位置決めするために、可動ロックデバイスは、少なくとも2つの位置決め手段、好ましくは少なくとも2つのピンを備える。ピンの各々は、パックの少なくとも1つの対応する穴内に移動して嵌合するように構成される、又はパックの少なくとも1つの対応する変形可能領域内に移動し、結果として生じる変形可能領域内で嵌合するように構成されている。
穴は、可動ロックデバイスの1つの位置決め手段が穴に入ることができる限り、円形、楕円形、正方形などの任意の形状を有することができる。
変形可能領域は、可動ロックデバイスの位置決め手段、例えばピンが、変形可能領域に押し付けられたときに、変形可能領域が変形し、位置決め手段がパックの平面形状に対して垂直に延びてパックの底部をモジュールに対して固定するような、すなわちピンの固定及び位置決め機能が生じるように設計、又はそうなるような材料で作製できる。材料が十分に伸張可能であれば、材料が引き裂かれたり穿孔されたりすることなく変形が起こり得る。このような変形可能領域はまた、例えばパックの縁部分における、スリット又は2つの交差したスリットであり得る。
好ましくは、パックは、2つの同一の穴又は2つの同一の変形可能領域を備えるが、以下の実施形態も可能である。
パック底部の開放可能領域の異なる側に異なる形状の穴又は異なる寸法の穴を有するパック、又は
パック底部の開放可能領域の一方の側に1つの穴を有し、パック底部の開放可能領域の他方の側に1つの変形可能領域を有するパック、
パック底部の開放可能領域の異なる側に異なるタイプの変形可能領域を有するパック。
好ましくは、パックは、2つの円状固定領域を備え、円状固定領域の中心間の距離(D)は、最大で52mm、好ましくは最大で50mmであり、
パックの穴及び/又は変形可能領域の各々は、円状固定領域のうちの1つを包含する。
これらの固定領域は、可動ホルダのピンと協働するように画定されたパックのゾーンに対応し、パックが可動ホルダの位置決め手段によって固定及び位置決めされるようにパック内に存在する最小の穴又は変形可能領域を表す。
それに応じて、穴又は変形可能領域は、例えば製造動作中の小さな変動に起因して、これらの固定領域よりも大きな表面を有することができるが、穴又は変形領域と固定領域との重なりに起因して、流体処理デバイスがパックの底部の開放可能領域内に入るとき、パックはチャンバパック内に良好に固定されたままである。
円状固定領域間の距離は、流体処理デバイスの導入中及びその後のパックへの流体の導入中にパックの移動の制限を確保するためには、あまり重要ではないであろう。この距離は、開放可能領域の付近のパックの部分がしっかりと保持されることを確実にするものでなければならない。具体的には、パックの底部が可撓性材料、あるいは伸縮性材料で作製されている場合、この距離は、開放可能領域の完全な正しい開放及びパック内への流体処理デバイスの導入を実現することなく可撓性材料が流体処理デバイスの周囲で曲がることを防止する。このように曲がることは、飲料調製の特定のステップにおいて、特に流体導入のステップにおいて、デバイスの周囲に間隙又は漏れを生じさせる可能性がある。
好ましい実施形態では、作動装置は、パックが可動ホルダのピンによって固定されたままである間に、流体処理デバイスを移動させるように構成されている。その実施形態では、パックの穴又は変形可能領域の各々が、それぞれ、穴の下部又は変形可能領域の下部にある1つの円状固定領域を包含することが好ましい。
その結果、流体処理デバイスがパックの底部の開放可能領域に対して上向きの押圧力を加えるとすぐに、パックは可動ホルダのピンによってしっかりと保持される。この固定は緩くない。
好ましい一実施形態では、パックは、前壁及び後壁を備え、前壁及び後壁は可撓性材料で作製され、壁の底部の少なくとも縁部は、底部の開放可能領域の付近で互いに密封され、円状固定領域は、密封された縁部に設けられ、
円状固定領域の中心間の距離(D)は、少なくとも40mm、好ましくは少なくとも42mm、更に好ましくは少なくとも44mmである。
飲料調製中のパック内への流体の導入中にパックは膨張する可能性があり、密封された縁部が互いに対して部分的に分離する可能性があることが観察されている。円状固定領域がパックの内容積部に近い密封された縁部の一部に設けられる場合、密封された縁部が外れるリスクが増大し、サッシェの内容積部と1つの固定領域との間に漏れが生じる。それに応じて、開放可能領域に近過ぎない固定領域を有するシステム及びパックを提供することが好ましい。
この距離(D)の点は、パックの開放可能領域が補強材料片を備え、かつパックの底部が材料片の付近に、密封された縁部を備える場合に、特に有用である。
好ましくは、そのような補強材料片は、パックの底部に平坦な表面を設けるように設計される。
この補強材料片は、開放領域の可撓性材料よりも可撓性が低い又は剛性が高い。この補強材料片はまた、パックの壁が可撓性である場合、パックの壁よりも可撓性が低い又は剛性が高い。
好ましくは、この補強材料片は開口部を備え、開口部は可撓性材料によって閉じられ、開放可能領域を形成する。好ましくは、開口部のサイズは、流体処理デバイスの横断部位のサイズよりも大きい。それに応じて、流体処理デバイスは、開放可能領域において可撓性材料を穿孔することができ、かつ穿孔された可撓性材料が流体処理デバイスの一部を覆っている間に開口部を通過することができる。好ましくは、開口部及び流体処理デバイスの断面が円形形状を有する場合、開口部の直径は、流体処理デバイスの横断部位の直径よりも約1mm大きく、流体処理デバイスの横断部位は、流体を導入するために流体処理デバイスがパックの内容積部内に突出するときに、開口部に位置する部位に対応する。
補強材料片は、剛性材料で、又はパックの可撓性前壁及び後壁よりも可撓性が低い材料で作製することができる。例えば、可撓性壁は、紙又はプラスチックラミネートから作製することができ、補強片は、紙、ボール紙、カバッセベースの材料、竹ベースの材料、デンプンベースの材料、セロファン又はプラスチックで作製できる。
プラスチックが使用される場合、好ましくは、壁及び補強片は同じ性質のもので、好ましくは再利用可能なプラスチックで作製される。
1つの第1のモードでは、この補強材料片は開口部を備え、開口部は可撓性材料によって閉じられ、可撓性材料はパックの残りの部分と同じである。
このモードでは、補強片を有するそのようなパックは、可撓性であって、流体処理デバイスの力を受けて開放可能な材料から作製できる。このようなパックは、
中心に補強片を備える一次可撓性シートを供給するステップであって、補強片が開口部を備える、ステップと、
可撓性シートの縁部がパックの上面、側面、及び横方向底部に沿って一緒に接合されるように、補強片の領域に沿ってシートを2つに折り曲げるステップと、
接合された底部及び横方向の縁部を密封するステップと、によって製造することができ、
円状固定領域が、補強片の付近の密封された縁部に設けられている。
好ましくは、上述した製造動作は、補強片の領域をプランジャとコンフォーマル形状の空洞との間に配置することにより、その領域を形成する追加のステップを含む。この追加のステップは、折り曲げステップの前に、又は折り曲げステップと同時に行われる。
1つの第2のモードでは、この補強材料片における開口部は可撓性材料によって閉じることができ、可撓性材料はパックの残りの部分とは異なっている。このモードは、流体処理デバイスとの最適な相互作用を可能にする伸縮性可撓性材料を開放可能領域に適用するという利点を提示する。特に、流体処理デバイスの導入後、液密性をもたらし流体漏れを制限するために、穿孔された伸縮性材料の縁部は、流体処理デバイスの表面にぴったりと合致することができる。
別の利点は、開放がより容易であって開放可能領域を開放するのに必要な力がより小さい可撓性材料を選択することが可能なことである。
別の利点は、パックの残りの部分の材料よりも良好な食品用特性を有する開放可能領域用の材料を選択することが可能なことである。
この第2のモードでは、パックの底部は、
可撓性材料の外部一次シートであって、開放可能領域に第1の開口部を備える、外部一次シートと、
可撓性の、好ましくは伸縮性の材料の中間二次シートであって、第1の開口部を覆う、中間二次シートと、
補強材料の内部片であって、第2の開口部を備え、第2の開口部が第1の開口部に面する、内部片と、を備えることができる。
流体処理デバイスとのより良好な相互作用のために、好ましくは、第2の開口部は、流体処理デバイスの横断面の形状と同一の形状を有する。一般に、この形状は円形である。
好ましくは、第1及び第2の開口部のサイズは、流体処理デバイスの横断部位のサイズよりもわずかに大きい。それに応じて、流体処理デバイスは、開放可能領域において伸縮性材料を穿孔し、穿孔された伸縮性材料が流体処理デバイスの一部を覆っている間に第2の開口部を通過することができる。好ましくは、流体処理デバイス及び第2の開口部の形状が円形である場合、第2の開口部の直径と流体処理デバイスの横断部位とは、約1mmだけ異なり得る。
好ましくは、第1の開口部のサイズは、第2の開口部のサイズ及び流体処理デバイスの横断部位のサイズよりも大きい。したがって、流体処理デバイスは、開放動作中に第1の開口部の縁部に接触しない。外部一次シートの可撓性材料の性質に応じて、この接触を制限することが好ましい場合がある。
好ましい一実施形態では、システムのパックにおいて、円状固定領域の中心間の距離(D)は、40~52mm、好ましくは43~50mm、更により好ましくは45~49mmである。
一般に、パックは、60~80mm、好ましくは65~75mm、最適には約70mmの横方向寸法を示す。長手方向寸法は、一般に、少なくとも70mmであり、内部に貯蔵される飲料原材料の体積に応じて変化することができる。
この範囲の寸法は、
飲料を調製するように構成された、ある量の可溶性又は希釈可能な飲料原材料を保持する、及び
パックに導入された液体希釈剤が、特に流体と飲料原材料との混合のための十分な場所を設けることにより飲料原材料を効率的に溶解させる又は希釈することを可能にするために十分な内容積部を有するパックの製造を可能とする。
第2の態様では、請求項12~20に記載のパックが提供される。
第3の態様では、第1の態様に記載されているような飲料生成システムにおける、請求項12~20に記載されているようなパックの使用が提供される。
本明細書では、「内部」、「後」、「前」、「上部」、「底部」、「横」、「上側」、及び「下側」という用語は、本発明の特徴の位置関係を説明するために用いられる。これらの用語は、図に示すように飲料の生成のためにモジュール内に配置されたときに、正常な向きにあるパックに関するものであることを理解すべきである。
本出願では、「可撓性」という用語は、材料を容易に変形させる又は曲げることができることを意味する。
本発明の上記の諸態様は、任意の好適な組み合わせで組み合わせることができる。更には、本明細書における様々な特徴を、上記の諸態様のうちの1つ以上と組み合わせることにより、具体的に図示及び説明されたもの以外の組み合わせを提供することができる。本発明の更なる目的及び有利な特徴は、「特許請求の範囲」、「発明を実施するための形態」、及び添付図面から明らかとなるであろう。
本発明の特定の実施形態が、以下の図面を参照して、例として更にここで記載される。
本発明による飲料生成システムの概略図である。 飲料生成システムで使用可能な流体処理デバイスの斜視図及び断面図である。 飲料を生成するためのモジュールのパックホルダアセンブリの図である。 異なる相対位置にあるパック及び可動ロックデバイスの水平断面図である。 異なる相対位置にあるパック及び可動ロックデバイスの水平断面図である。 ロックデバイスによって保持され流体処理デバイスが穿孔しているパックの分離された側面図である。 ロックデバイスによって保持され流体処理デバイスが穿孔したパックの分離された底部図である。 パックの一実施形態の側面図である。 本発明の飲料生成システムで使用できる様々なパックを示す図である。 本発明の飲料生成システムで使用できる様々なパックを示す図である。 本発明の飲料生成システムで使用できる様々なパックを示す図である。 1つの好ましい開放可能領域の材料の概略図である。
図1は、本発明による飲料生成システム100を概略的に示す。
システム100は、モジュール1及びパック10を備える。モジュールは、パックを受け入れ、パックから飲料を生成するように構成されている。
モジュール1は、パックホルダアセンブリ2と、パック内に流体を導入するための流体システムとを備える。
流体システムは、通常、水タンクのような流体源13と、流体源から流体を圧送するための圧送手段14とを備える。通常、加熱及び/又は冷却手段は、パック内に導入される流体の温度を調整するためのシステムの一部である。
流体は、パック内に流体を導入するためにパックの底部と協働するように構成された流体処理デバイス11に供給される。
一般に、モジュールは、この流体処理デバイス11を、パックホルダアセンブリ2内で保持されたパックに移動させる作動デバイス12を備える。
モジュールは、通常、パックから飲料を調製するために、上記の異なるデバイスを制御するためのシステム制御ユニット16を備える。
そのような飲料生成システム100は、国際公開第2021/110650号、同第2021/110654号及び/又は同第2021/110652号に記載されているシステムに対応する。
図2は、飲料生成システムで使用可能な流体処理デバイス11の斜視図及び断面図である。流体処理デバイスは、
チャンバに保持されたパックの開放可能領域104内に流体を導入するための流体入口111と、
チャンバに保持されたパックから調製された飲料を注出するための飲料出口112とを備える。
作動デバイス12は、開放可能領域104又はこの領域に設けられた任意のメンブレン若しくはカバーを開放するために、この流体処理デバイス11をチャンバに保持されたパックに、具体的には、尖った部分113を開放可能領域104に移動させるように構成されている。
国際公開第2021/110650号に記載されているような他の流体処理デバイス11を、本発明のシステムで使用することができる。
図3は、モジュール1のパックホルダアセンブリ2の図である。アセンブリは、平面(Pc)に沿って向けられる平面形状を有するパックチャンバ22を備え、チャンバの平面は、パックチャンバの本質的に垂直位置に向けられ、パックチャンバは、パックの平面(P)がチャンバの平面(Pc)に沿って延びるように、パック10を保持するように構成されている。パックチャンバは、パック10を導入するための上部パック入口222を備える。
チャンバは、チャンバに保持されたパックの少なくとも底部へのアクセスを可能にするように構成された底部開口部221を有する。
パックホルダアセンブリ2は、飲料が調製されるときに、パック10、特にパックの底部をパックホルダアセンブリの内部に固定するように構成された可動ロックデバイス24を備える。
図4Aは、パック、可動ロックデバイス、及びルッキングデバイスがパックを解放するチャンバの底部の水平断面図である。
可動ロックデバイス24は、ピンの形態の2つの位置決め手段242を備え、ピンの各々は、パック10から離れて配置されている。この位置において、操作者は、パック形態パックホルダを取り出すことができる、又はチャンバ内に新しいパックを導入したばかりである。
図4Bは、ルッキングデバイスがパックをロックし位置決めしている、対応する水平断面図である。
このとき、ロックデバイス24はチャンバ22の近くに位置し、ピン242は、チャンバに存在するパックの穴又は変形可能領域103に入る。好ましくは、ピンはパックの平面形状に対して垂直に配置される。これらの対応するピン及び穴は、チャンバ内部でのパックの正確な位置を可能にし、これが流体処理デバイス11との正確な相互作用を保証する。それらはまた、流体処理デバイス11の導入中にパックをしっかりと維持し、流体がパック内に噴出されたときにチャンバ内でパックが上向きに移動することを防止する。
この可動ロックデバイスは、モジュールの専用作動デバイスによって、自動又は手動のいずれかで2つの位置の間を移動することができる。
図5Aは、ロックデバイス24によって保持されて流体処理デバイス11が穿孔しているパック10の分離された側面図であり、このデバイスは、流体を導入するためにパックの内容積部内に突出している。デバイス11は、モジュール1の作動デバイス(モータ)によって作動されて(概略的に示すように)、デバイスの上向きの垂直移動に加えてパックの底部を通して予め導入されている。ロックデバイス24のピン242は、その動作中にパックを保持する。
図5Bは、ロックデバイスによって保持されて流体処理デバイスにより穿孔されたパックの対応する分離された底面図であり、底部101内での流体処理デバイス11の貫入が示されている。
図7Aは、本発明による飲料生成システム100で使用することができるパック10の斜視図である。
このパックは、流体と混合されて飲料を生成するように構成された原材料を含む。パックは、平面Pに沿って向けられる平面形状を有する。2つの長手方向平面壁105(前部及び後部)が、この平面Pに沿って延びている。
この特定の実施形態では、壁105は可撓性材料で作製され、これらの壁の横方向縁部106、並びに上端部107の縁部は密封されている。パックの底部101は、開放可能であるように構成されている。底部101は、開放可能な領域であって可撓性材料で作製されている領域104を備える。通常、この領域104は、システムの流体処理デバイス11によって開放可能であるように構成されている。この開放可能領域101は、図5Aに示すように、流体を導入するためにパックの内容積部内に流体処理デバイス11が突出するように、流体処理デバイスの導入を可能にするように構成されている。
パックは、下端108に少なくとも2つの穴103を備える。
パックの底部108は、穴である2つの固定手段103を備える。穴は、パックの底部の開放可能領域104の付近に位置する。これらの穴は、図4A、図4B、図5A又は図5Bに示すような可動ロックデバイスの2つの位置決め手段242と協働するように構成されている。正確には、2つの穴の間の距離は、2つのピン242の間の距離に対応し、それにより、ロックデバイスは、流体処理デバイス11による開放可能領域104の開放中、その上向きの移動中、及びパックの内容積部内に突出するデバイス10からのパックへの流体の導入中に、パックをチャンバ22内に移動させ位置決めし固定することができる。
この図示する実施形態では、穴103は、ルッキング装置のピンが入るように正確に位置決めされている。好ましくは、これらの穴は円形である。
パック10は、その下端108に読取り可能コード102を備えることができ、モジュール1は、チャンバ22の内部又は近くにコードリーダを備えることができる。
図7Bは、穴103が異なる形状及び寸法を有する、上記パックの代替実施形態を示す。具体的には、これらの穴の表面は、図7Aで定められる穴103よりも大きい。
図7Cは、パックの底部108が、変形可能領域、具体的にはパックの密封された底縁部を横切る交差したスリットである2つの固定手段103を備える、上記のパックの代替実施形態を示す。これらのスリットは、可動ロックデバイスの2つの位置決め手段242がスリットを押し、次いで位置決め手段がスリットを横断するときに、変形するように構成されている。その結果、同じロック砂位置決め機能が得られる。2つの交差したスリットの代わりに1つのスリットだけでも同様の効果が得られる。
パックの異なる代替形態では、穴及び/又は変形可能領域は特定の円状固定領域1030を包含し、円状固定領域1030は、飲料調製のためのチャンバ内でのパックの2つの最適固定位置に対応する。
図7Aでは、2つの穴103は、円状固定領域に厳密に対応する。図7B及び図7Cでは、固定手段103は、これらの円状固定領域1030を包含し、これにより、パックの適切な位置決め及び固定が保証される。
好ましくは、これらの固定領域103は、サッシェの平面形状における開放可能領域104と同じ長手方向高さに配置される。
好ましくは、飲料調製の特定のステップにおいて、特に流体導入のステップ中に、流体処理デバイスの周囲で曲がり、デバイスの周囲に望ましくない間隙を形成する可能性がある可撓性材料の変形を防止するため、円状固定領域の中心間の距離Dは大き過ぎないものとする。この距離は好ましくは最大で52mm、好ましくは最大で50mmである。
図7A~図7C及び図6のパックの好ましい図示した実施形態では、壁の底部の縁部1051、1061は、底部の開放可能領域104の付近で一緒に密封され、円状固定領域1030はその密封された縁部に設けられる。
好ましくは、円状固定領域の中心間の距離Dは、パックの膨張に起因する、密封された縁部の予想される分離を防止するために、小さ過ぎてはならない。この距離は、好ましくは少なくとも40mm、好ましくは少なくとも42mm、更により好ましくは少なくとも44mmである。
円状固定領域1030の中心間の距離(D)は、40~52mm、好ましくは43~50mm、更に好ましくは45~49mmである。
好ましくは、パックは、65~75mmの横方向寸法を有する。
図7A~図7Cのパックの好ましい図示した実施形態では、パックの開放可能領域104は、補強材料片1040を備えることができる。この補強材料は、可撓性の開放可能領域104の付近に平面を画定することができ、パック内部への流体処理デバイス11の導入を容易にする。
一般に、補強材料片は開口部を備え、開口部は可撓性材料によって閉じられ、開放可能領域104を画定する。
一般に、補強材料片の開口部及び流体処理デバイスの断面は、図に示すように円形であることが好ましい。
好ましくは、補強材料における開口部の直径は、流体処理デバイスの横断部位の直径(d)よりも約1mm大きく、流体処理デバイスの横断部位は、図5Aに示すように流体を導入するために流体処理デバイス11がパックの内容積部内に突出するときに、補強材料片の開口部に位置する部位に対応する。
図8に示すように、1つの好ましい実施形態では、パックの底部101は、
可撓性材料の外部一次シート4であって、開放可能領域に第1の開口部41を備える、外部一次シート4と、
可撓性の、好ましくは伸縮性の材料の中間二次シート5であって、第1の開口部を覆う、中間二次シートと、
補強材料の内部片1040であって、第2の開口部1041を備え、第2の開口部が第1の開口部に面する、内部片と、を備える。第2の開口部及び第1の開口部は、好ましくは整列している。
好ましくは、第1及び第2の開口部41、1041のサイズは、流体処理デバイスの横断部位(d)のサイズよりもわずかに大きい。したがって、流体処理デバイスは、可撓性又は伸縮性材料5を穿孔することができ、穿孔された可撓性又は伸縮性材料が流体処理デバイス11の一部を覆っている間に第2の開口部1041を通過することができる。好ましくは、流体処理デバイス及び第2の開口部1041の形状が円形である場合、第2の開口部1041の直径と流体処理デバイスの横断部位の直径dとは、約1mmだけ異なり得る。
好ましくは、第1の開口部41の直径と流体処理デバイスの横断部位の直径dとは、約1mm異なることができる。
特に、上記の値(1mm)は、5~15mm、好ましくは5~12mm、更により好ましくは6~10mmである流体処理デバイスの横断部位の直径dに適用される。
本発明は、上記で例示された実施形態を参照して説明されているが、特許請求される本発明は、決してこれらの例示された実施形態によって限定されるものではないことが理解されるであろう。
「特許請求の範囲」で定義されるような本発明の範囲を逸脱することなく、変形及び修正が実施可能である。更に、既知の均等物が特定の特徴に対して存在する場合、かかる均等物は、本明細書で具体的に言及されているかのように組み込まれる。
本明細書で使用するとき、用語「備える」、「備えている」、及び同様の語は、排他的又は網羅的な意味で解釈されるべきではない。換言すれば、これらは、「~を含むが、それらに限定されない」ことを意味するものとする。
100 システム
1 モジュール
11 流体処理デバイス
111 入口手段
112 出口手段
12 作動デバイス
13 流体源
14 圧送手段
15 加熱及び/又は冷却手段
16 プロセス制御ユニット
2 パックホルダアセンブリ
22 パックチャンバ
221 底部開口部
222 パック入口
24 ロックデバイス
242 位置決め手段
10 パック
101 底部
102 コード
103 穴
104 開放可能領域
1040 補強材料片
1041 第2の開口部
105 前壁
1051 底縁部
106 後壁
1061 底縁部
107 補強インサート
108 開口部
4 一次シート
41 第1の開口部
5 二次シート

Claims (21)

  1. 飲料をパック(10)から生成するためのモジュール(1)を備える飲料生成システムであって、
    前記パック(10)は飲料原材料を含み、前記原材料は流体と混合されて飲料を生成するように構成され、前記パックは平面(P)に沿って向けられた平面形状を有し、前記パックは底部(101)を備え、前記パックの前記底部(101)は開放可能であるように構成された領域(104)を含み、前記開放可能領域は可撓性材料で作製され、
    前記モジュール(1)が、
    前記パックを受け入れて保持するように構成されたパックホルダアセンブリ(2)であって、前記パック(10)を上部パック入口(222)を通して受け入れるように、及び前記パックを前記モジュール内で本質的に垂直な位置に保持するように構成されたパックチャンバ(22)を備え、前記チャンバが、前記チャンバに保持された前記パックの少なくとも前記底部(101)へのアクセスを可能にするように構成された底部開口部(221)を有する、パックホルダアセンブリ(2)と、
    流体処理デバイス(11)であって、
    前記パック内に収容されている原材料と流体を混合することにより飲料を調製するために、前記パック内に前記流体を導入するための少なくとも1つの入口(111)と、
    前記パックから前記飲料を注出するための少なくとも1つの出口(112)と、を備え、
    前記パックの前記開放可能領域(104)を開放するように設計されている、流体処理デバイス(11)と、
    前記流体処理デバイスが前記パックの前記底部(101)を開放するように前記流体処理デバイス(11)と前記パック(10)とを互いに移動させ、前記流体処理デバイス(11)と前記パック(10)とを流体導入位置で互いに位置決めする作動デバイス(12)であって、前記流体処理デバイス(11)が、前記流体を導入するために前記パックの内容積部内に突出する、作動デバイス(12)と、を備え、
    前記パックホルダアセンブリ(2)が可動ロックデバイス(24)を備え、前記可動ロックデバイスが、飲料が調製されるときに前記パック(10)を前記パックチャンバ(22)内で位置決めするように構成され、
    前記パック(10)の底部は少なくとも2つの固定手段(103)を備え、前記固定手段は穴又は変形可能領域であり、前記2つの固定手段(103)は前記パックの前記底部の前記開放可能領域の付近に配置され、
    前記可動ロックデバイス(24)は、少なくとも2つの位置決め手段(242)を備え、前記位置決め手段の各々は、
    前記チャンバに保持された前記パックの少なくとも1つの対応する穴(103)内に移動するように、又は
    前記チャンバに保持された前記パックの少なくとも1つの対応する変形可能領域(103)内に移動し、結果として生じる変形された前記領域に嵌合するように構成されている、飲料生成システム。
  2. 前記開放可能領域は伸縮性材料で作製されている、請求項1に記載の飲料生成システム。
  3. 前記伸縮性材料が、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリラクチド(PLA)、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、ポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリビニルアルコール(PVOH)、デンプン系ポリマー、食品用の酸素捕捉物質及び/又は水分捕捉物質を含むポリマー、又はこれらの組み合わせからなるリストに含まれるものである、請求項2に記載の飲料生成システム。
  4. 前記パックが2つの円状固定領域(1030)を備え、前記円状固定領域の中心間の距離(D)が、最大で52mm、好ましくは最大で50mmであり、
    前記パックの前記穴及び/又は前記変形可能領域(103)の各々が、前記円状固定領域(1030)のうちの1つを包含する、請求項1~3のいずれか一項に記載の飲料生成システム。
  5. 前記パック(10)が前壁(105)及び後壁(106)を備え、前記前壁及び前記後壁が可撓性材料で作製され、前記壁の底部の少なくとも縁部(1051、1061)は、前記底部の前記開放可能領域(104)の付近で互いに密封され、前記円状固定領域(1030)が密封された前記縁部(1051、1061)に設けられ、
    前記円状固定領域(1030)の前記中心間の前記距離(D)が、少なくとも40mm、好ましくは少なくとも42mm、更に好ましくは少なくとも44mmである、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記パックの前記開放可能領域(104)が補強材料片(1040)を備え、前記パックの前記底部が前記補強材料片の付近に、密封された縁部(1051、1061)を備える、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記補強材料片が開口部を備え、前記開口部は可撓性材料によって閉じられている、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記補強材料片の前記開口部及び前記流体処理デバイスの断面が円形であり、
    前記開口部の直径が、前記流体処理デバイスの横断部位の直径よりも約1mm大きく、前記流体処理デバイスの前記横断部位が、前記流体を導入するために前記流体処理デバイスが前記パックの前記内容積部内に突出するときに、前記補強材料片の前記開口部に位置する部位に対応する、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記パックの前記底部が、
    可撓性材料の外部一次シート(4)であって、前記開放可能領域に第1の開口部(41)を備える、外部一次シート(4)と、
    可撓性の、好ましくは伸縮性の材料の中間二次シート(5)であって、前記第1の開口部を覆う、中間二次シートと、
    補強材料(1040)の内部片であって、第2の開口部(1041)を備え、前記第2の開口部が前記第1の開口部に面する、内部片と、
    を備える、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記円状固定領域(1030)の中心間の距離(D)が、40~52mm、好ましくは43~50mm、更に好ましくは45~49mmである、請求項1~9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記パックが65~75mmの横方向寸法を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 飲料原材料を含むパックであって、前記パック内に流体を注入することにより飲料を調製するように構成されており、
    前記飲料原材料は、水溶性の、希釈可能な、又は浸出可能な飲料原材料であり、
    前記パックが、
    平面形状であって、飲料生成中に、垂直に向いた平面(P)に沿って向けられる、平面形状と、
    開放可能であるように構成された領域(104)を備える底部(101)であって、前記開放可能領域が可撓性材料で作製されている、底部(101)と、を有し、
    前記パックの底部が少なくとも2つの固定手段(103)を備え、前記固定手段は穴又は変形可能領域であり、前記2つの固定手段は前記パックの前記底部の前記開放可能領域の付近に配置され、前記パックの前記穴及び/又は前記変形可能領域(103)の各々は、1つの円状固定領域(1030)を包含し、
    前記円状固定領域の中心間の距離(D)は、最大で52mm、好ましくは最大で50mmである、パック。
  13. 前記開放可能領域が伸縮性材料で作製されている、請求項12に記載のパック。
  14. 前記伸縮性材料が、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリラクチド(PLA)、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、ポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリビニルアルコール(PVOH)、デンプン系ポリマー、食品用の酸素捕捉物質及び/又は水分捕捉物質を含むポリマー、又はこれらの組み合わせからなるリストに含まれるものである、請求項13に記載のパック。
  15. 前記パック(10)が前壁(105)及び後壁(106)を備え、前記壁の底部の少なくとも縁部(1051、1061)は、前記底部の前記開放可能領域(104)の付近で一緒に密封され、前記円状固定領域(1030)が、密封された前記縁部(1051、1061)に設けられており、
    前記円状固定領域(1030)の前記中心間の前記距離(D)が、少なくとも40mm、好ましくは少なくとも42mm、更に好ましくは少なくとも44mmである、請求項12~14のいずれか一項に記載のパック。
  16. 前記パックの前記開放可能領域が補強材料片(1040)を備え、前記パックの前記底部が、前記材料片の付近に、密封された縁部(1051、1061)を備える、請求項15に記載のパック。
  17. 前記パックの前記底部が、
    可撓性材料の外部一次シートであって、前記開放可能領域に第1の開口部を備える、外部一次シートと、
    可撓性の、好ましくは伸縮性の材料の中間二次シートであって、前記第1の開口部を覆う、中間二次シートと、
    補強材料の内部片であって、第2の開口部を含み、前記第2の開口部が前記第1の開口部に面する、内部片と、を備える、請求項16に記載のパック。
  18. 前記第1の開口部が円形であり、10mmの直径を有し、
    前記第2の開口部が円形であり、9mmの直径を有する、請求項17に記載のパック。
  19. 前記円状固定領域(1030)の前記中心間の前記距離(D)が、40~52mm、好ましくは43~50mm、更に好ましくは45~49mmである、請求項12~18のいずれか一項に記載のパック。
  20. 前記パックが65~75mmの横方向寸法を有する、請求項12~19のいずれか一項に記載のパック。
  21. 請求項1~11のいずれか一項に記載の飲料生成システムにおける、請求項12~20のいずれか一項に記載のパックの使用。
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