JP7199651B2 - 検出装置、方法およびプログラム - Google Patents
検出装置、方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7199651B2 JP7199651B2 JP2018103093A JP2018103093A JP7199651B2 JP 7199651 B2 JP7199651 B2 JP 7199651B2 JP 2018103093 A JP2018103093 A JP 2018103093A JP 2018103093 A JP2018103093 A JP 2018103093A JP 7199651 B2 JP7199651 B2 JP 7199651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leakage current
- phase
- detected
- phase difference
- vector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 159
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 21
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 claims description 90
- 239000013598 vector Substances 0.000 claims description 83
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 39
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 37
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 19
- 229910001219 R-phase Inorganic materials 0.000 claims description 16
- 230000018199 S phase Effects 0.000 claims description 14
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000006870 function Effects 0.000 description 10
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 8
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 5
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 238000009795 derivation Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y04—INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
- Y04S—SYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
- Y04S10/00—Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
- Y04S10/50—Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
- Y04S10/52—Outage or fault management, e.g. fault detection or location
Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
また、本発明の一態様における検出方法は、3相(R相、S相、T相)をΔ結線し、いずれかの相を接地して接地線を引き出した3相3線式の被測定電線路の状態を検出する検出装置において、前記被測定電線路に流れている漏洩電流を検出する漏洩電流検出部と、前記被測定電線路のいずれか2相の間に印加されている電圧を検出する電圧検出部と、前記漏洩電流検出部により検出された漏洩電流と前記電圧検出部により検出された基準電圧との位相差を漏洩電流の波形の零クロスする点と前記基準電圧の波形の零クロスする点とに基づいて検出する位相差検出部と、前記位相差検出部により検出された位相差と、前記漏洩電流検出部により検出された漏洩電流とに基づいて以下の式(1)により、前記被測定電線路に流れている漏洩電流に含まれている対地絶縁抵抗に起因する抵抗成分漏洩電流を算出する抵抗成分漏洩電流算出部と、
I 0 r=I 0 ×sinθ/cos(π/6) ・・・(1)
[但し、I 0 rは抵抗成分漏洩電流、θは前記位相差検出部により検出される位相差、I 0 は前記漏洩電流検出部により検出される漏洩電流]
前記位相差検出部により検出された第1位相差と前記漏洩電流検出部により検出された第1漏洩電流の実効値とから得られる前回検出された第1ベクトルと、前記位相差検出部により検出された第2位相差と前記漏洩電流検出部により検出された第2漏洩電流の実効値とから得られる今回検出された第2ベクトルとの差である第3ベクトルを算出し、前記基準電圧に対する前記第3ベクトルのなす角の大きさが150度又は210度である場合は、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が不平衡状態であると特定し、前記第3ベクトルのなす角(の大きさに基づいて、前記抵抗成分漏洩電流算出部が算出した抵抗成分漏洩電流の値が実際の値よりも過大又は過小であるのかを判定する特定部と、を備える。
通知部30は、シリアル通信(例えば、RS-485)用の端子やLAN接続用の端子を備えている。シリアル通信用の端子にシーケンサーが接続されており、I0rが所定の値を超えている場合、シーケンサーのパトライト(登録商標)が点灯する。作業者は、パトライトの点灯により、I0rが所定の値を超えていることを認識し、必要な手段を講ずることができる。
つぎに、検出部10の具体的な構成について説明する。検出部10は、Δ結線方式に対応し、図2に示すように、漏洩電流検出部11と、電圧検出部12と、位相差検出部13と、特定部14と、抵抗成分漏洩電流算出部15と、補正部16とを備える。
I0r=I0×sinθ/cos(π/6) ・・・(1)
Gr=V/I0r ・・・(2)
ここで、特定部14の動作について説明する。特定部14は、図3に示すように、位相差検出部13により前回検出された第1位相差θ01により既定される座標上の位置に漏洩電流検出部11により前回検出された第1漏洩電流を配置して得られる第1ベクトルI01と、位相差検出部13により今回検出された第2位相差θ02により既定される座標上の位置に漏洩電流検出部11により今回検出された第2漏洩電流を配置して得られる第2ベクトルI02との差である第3ベクトルI03(第2ベクトルI02-第1ベクトルI01)を算出し、第3ベクトルI03のなす角θ03に基づいて、地絡相を特定する。
ここで、本発明にかかるΔ結線方式(以下では、「I0r方式」という。)について説明する。Y結線方式では、各相のI0c成分が平衡(バランス)していれば、I0cは打ち消され零になる。しかし、Δ結線方式では、S相を接地した場合、S相は零電位となり、S相にI0cは発生しない。すなわち、対地電位のあるR相とT相にI0cが発生すし、打ち消されない。
静電容量(I0c)が不平衡(アンバランス)の場合、(1)式に基づいて算出したI0rには、誤差が含まれる。つまり、I0rは、実際に生じている値よりも過大または過小になる。とくに、I0rが実際に生じている値よりも過小の場合、本来事故除去されるべき状況であるにもかかわらず、その事実が電気主任技術者等に通知されず、保安上の懸念が生じる可能性がある。
特定部14は、位相差検出部13により検出された第1位相差θ01により既定される座標上の位置に漏洩電流検出部11により検出された第1漏洩電流を配置して得られる第1ベクトルI01と、位相差検出部13により検出された第2位相差θ02により既定される座標上の位置に漏洩電流検出部11により検出された第2漏洩電流を配置して得られる第2ベクトルI02との差である第3ベクトルI03(第2ベクトルI02-第1ベクトルI01)を算出し、第3ベクトルI03のなす角θ03に基づいて、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が平衡状態であるか、不平衡状態であるのかを特定する。
特定部14は、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が不平衡状態であると特定した場合、抵抗成分漏洩電流算出部15により算出された抵抗成分漏洩電流が過大な値であるのか、過小な値であるのかを特定する。
補正部16は、特定部14により、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が不平衡状態であり、抵抗成分漏洩電流算出部15により算出された抵抗成分漏洩電流が過大な値であると判定された場合、この過大な値を算出し、算出した過大な値を抵抗成分漏洩電流算出部15により算出された抵抗成分漏洩電流から減算する。補正部16は、過大な値を減算した補正後のI0rを判定部20に出力する。
ここで、I0c(t)よりもI0c(r)が多い場合には、I0c(t)とI0c(r)とのベクトル合成I0c(rt)は、180度よりも小さな角度の位置に発生する。この場合、演算により算出したI0rは、実際の対地絶縁抵抗に起因する抵抗成分漏洩電流に静電容量のアンバランスにより生じる成分が加算されて、実際の対地絶縁抵抗に起因する抵抗成分漏洩電流よりも過大な値になる。以下では、静電容量のアンバランスにより生じる成分を「仮想I0r」と称する。なお、仮想I0rは、(1)式から算出することができる。
・実験日:平成19年8月6日
・実験場所:東京都立産業技術センター
・実験条件1:三相3線式の結線方式(Δ結線)、AC200(V)、50(Hz)
・実験条件2:R相_対地静電容量;0.47(μF)、31.1(mA)
:T相_対地静電容量;0(μF)、0(mA)
・実験日:平成19年8月6日
・実験場所:東京都立産業技術センター
・実験条件1:三相3線式の結線方式(Δ結線)、AC200(V)、50(Hz)
・実験条件2:R相_対地静電容量;1.0(μF)、65.6(mA)
:T相_対地静電容量;0(μF)、0(mA)
・実験日:平成19年8月6日
・実験場所:東京都立産業技術センター
・実験条件1:三相3線式の結線方式(Δ結線)、AC200(V)、50(Hz)
・実験条件2:R相_対地静電容量;1.0(μF)、65.6(mA)
:T相_対地静電容量;0.47(μF)、31.1(mA)
つぎに、I0c(r)よりもI0c(t)が多い場合には、I0c(t)とI0c(r)とのベクトル合成I0c(rt)は、180度よりも大きな角度方向になる。この場合、演算により算出したI0rは、実際の対地絶縁抵抗に起因する抵抗成分漏洩電流から仮想I0rが減算されて、実際の対地絶縁抵抗に起因する抵抗成分漏洩電流よりも過小な値になる。
・実験日:平成19年8月6日
・実験場所:東京都立産業技術センター
・実験条件1:三相3線式の結線方式(Δ結線)、AC200(V)、50(Hz)
・実験条件2:R相_対地静電容量;0(μF)、0(mA)
:T相_対地静電容量;0.47(μF)、31.1(mA)
・実験日:平成19年8月6日
・実験場所:東京都立産業技術センター
・実験条件1:三相3線式の結線方式(Δ結線)、AC200(V)、50(Hz)
・実験条件2:R相_対地静電容量;0(μF)、0(mA)
:T相_対地静電容量;1.0(μF)、65.6(mA)
・実験日:平成19年8月6日
・実験場所:東京都立産業技術センター
・実験条件1:三相3線式の結線方式(Δ結線)、AC200(V)、50(Hz)
・実験条件2:R相_対地静電容量;0.47(μF)、31.1(mA)
:T相_対地静電容量;1.0(μF)、65.6(mA)
つぎに、ベクトル理論I0r方式におけるI0rを算出するための(1)式の導出方法について説明する。R相とT相の相間電圧Vを基準とし、接地線に流れる漏洩電流I0と相間電圧V(T→R)の位相差θからI0rを求めることができる。
Cos(π/6)=I0×sinθ/I0r ・・・(3)
(3)式を展開することにより、(1)式を導出することができる。
被測定電線路に高電圧(例えば、6600Vなど)が印加されている場合には、接地形計器用変圧器(EVT)を用いて、高電圧を所定の電圧(例えば、200Vや110Vなど)に降圧し、降圧後の電圧が電圧検出部12に入力される構成でもよい。さらに、接地形計器用変圧器(EVT)により電圧を降圧する際に位相ずれが生じる場合がある。位相差検出部13は、接地形計器用変圧器(EVT)による位相ずれを補正する機能を有する。
つぎに、検出装置1による検出情報の通知手順について、図17に示すフローチャートを用いて説明する。
また、本実施例では、主に、漏洩電流I0を解析し、この解析結果から被測定電線路がどのような状態になっているかを特定する検出装置1の構成と動作について説明したが、これに限られず、各構成要素を備え、漏洩電流I0を解析し、この解析結果から被測定電線路がどのような状態になっているかを特定するための方法、およびプログラムとして構成されてもよい。
Claims (9)
- 3相(R相、S相、T相)をΔ結線し、いずれかの相を接地して接地線を引き出した3相3線式の被測定電線路の状態を検出する検出装置において、
前記被測定電線路に流れている漏洩電流を検出する漏洩電流検出部と、
前記被測定電線路のいずれか2相の間に印加されている電圧を検出する電圧検出部と、
前記漏洩電流検出部により検出された漏洩電流と前記電圧検出部により検出された基準電圧との位相差を漏洩電流の波形の零クロスする点と前記基準電圧の波形の零クロスする点とに基づいて検出する位相差検出部と、
前記位相差検出部により検出された第1位相差と前記漏洩電流検出部により検出された第1漏洩電流の実効値とから得られる前回検出された第1ベクトルと、前記位相差検出部により検出された第2位相差と前記漏洩電流検出部により検出された第2漏洩電流の実効値とから得られる今回検出された第2ベクトルとの差である第3ベクトルを算出し、前記基準電圧に対する前記第3ベクトルのなす角の大きさに基づいて、前記被測定電線路の地絡相又は対地静電容量の平衡状態を特定する特定部と、
を備える検出装置。
- 前記特定部は、前記第3ベクトルのなす角が60度である場合は3相のうちの接地相に対して進んだ隣りの相が地絡相であると特定し、前記第3ベクトルのなす角が120度である場合は3相のうちの接地相に対して遅れた隣りの相が地絡相であると特定する請求項1に記載の検出装置。
- 前記特定部は、前記基準電圧に対する前記第3ベクトルのなす角が180度である場合は、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が平衡状態であると特定する請求項1または2に記載の検出装置。
- 前記位相差検出部により検出された位相差と、前記漏洩電流検出部により検出された漏洩電流とに基づいて以下の式(1)により、前記被測定電線路に流れている漏洩電流に含まれている対地絶縁抵抗に起因する抵抗成分漏洩電流を算出する抵抗成分漏洩電流算出部とを備え、
I 0 r=I 0 ×sinθ/cos(π/6) ・・・(1)
[但し、I 0 rは抵抗成分漏洩電流、θは前記位相差検出部により検出される位相差、I 0 は前記漏洩電流検出部により検出される漏洩電流]
前記特定部は、前記基準電圧に対する前記第3ベクトルのなす角が150度又は210度である場合は、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が不平衡状態であると特定し、前記第3ベクトルのなす角の大きさに基づいて、前記抵抗成分漏洩電流算出部が算出した抵抗成分漏洩電流の値が実際の値よりも過大又は過小であるのかを判定する、
請求項3に記載の検出装置。
- 前記特定部は、前記第3ベクトルのなす角が180度よりも小さい場合は前記抵抗成分漏洩電流算出部により算出された抵抗成分漏洩電流が実際の値よりも過大な値であると判定し、前記第3ベクトルのなす角が180度よりも大きい場合は前記抵抗成分漏洩電流算出部により算出された抵抗成分漏洩電流が実際の値よりも過小な値であると判定する請求項4に記載の検出装置。
- 前記特定部により、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が不平衡状態であり、前記抵抗成分漏洩電流算出部により算出された抵抗成分漏洩電流が過大な値であると判定された場合、前記抵抗成分漏洩電流算出部により算出された抵抗成分漏洩電流から、接地されていない二つの相の対地静電容量毎に予め実験により算出した過大な値を減算し、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が不平衡状態であり、前記抵抗成分漏洩電流算出部により算出された抵抗成分漏洩電流が過小な値であると判定された場合、前記抵抗成分漏洩電流算出部により算出された抵抗成分漏洩電流にから、接地されていない二つの相の対地静電容量毎に予め実験により算出した過小な値を加算する補正部を備える請求項4又は請求項5に記載の検出装置。
- 3相(R相、S相、T相)をΔ結線し、いずれかの相を接地して接地線を引き出した3相3線式の被測定電線路の状態を検出する検出装置において、
前記被測定電線路に流れている漏洩電流を検出する漏洩電流検出部と、
前記被測定電線路のいずれか2相の間に印加されている電圧を検出する電圧検出部と、
前記漏洩電流検出部により検出された漏洩電流と前記電圧検出部により検出された基準電圧との位相差を漏洩電流の波形の零クロスする点と前記基準電圧の波形の零クロスする点とに基づいて検出する位相差検出部と、
前記位相差検出部により検出された位相差と、前記漏洩電流検出部により検出された漏洩電流とに基づいて以下の式(1)により、前記被測定電線路に流れている漏洩電流に含まれている対地絶縁抵抗に起因する抵抗成分漏洩電流を算出する抵抗成分漏洩電流算出部と、
I 0 r=I 0 ×sinθ/cos(π/6) ・・・(1)
[但し、I 0 rは抵抗成分漏洩電流、θは前記位相差検出部により検出される位相差、I 0 は前記漏洩電流検出部により検出される漏洩電流]
前記位相差検出部により検出された第1位相差と前記漏洩電流検出部により検出された第1漏洩電流の実効値とから得られる前回検出された第1ベクトルと、前記位相差検出部により検出された第2位相差と前記漏洩電流検出部により検出された第2漏洩電流の実効値とから得られる今回検出された第2ベクトルとの差である第3ベクトルを算出し、前記基準電圧に対する前記第3ベクトルのなす角の大きさが150度又は210度である場合は、接地されていない二つの相にそれぞれ流れる対地静電容量が不平衡状態であると特定し、前記第3ベクトルのなす角(の大きさに基づいて、前記抵抗成分漏洩電流算出部が算出した抵抗成分漏洩電流の値が実際の値よりも過大又は過小であるのかを判定する特定部と、
を備える検出装置。
- 3相(R相、S相、T相)をΔ結線し、いずれかの相を接地して接地線を引き出した3相3線式の被測定電線路の状態を検出する検出方法において、
前記被測定電線路に流れている漏洩電流を検出する漏洩電流検出工程と、
前記被測定電線路のいずれか2相の間に印加されている電圧を検出する電圧検出工程と、
前記漏洩電流検出工程により検出された漏洩電流と前記電圧検出工程により検出された基準電圧との位相差を漏洩電流の波形の零クロスする点と前記基準電圧の波形の零クロスする点とに基づいて検出する位相差検出工程と、
前記位相差検出工程により検出された第1位相差と前記漏洩電流検出工程により検出された第1漏洩電流の実効値とから得られる前回検出された第1ベクトルと、前記位相差検出工程により検出された第2位相差と前記漏洩電流検出工程により検出された第2漏洩電流の実効値とから得られる今回検出された第2ベクトルとの差である第3ベクトルを算出し、前記基準電圧に対する前記第3ベクトルのなす角の大きさに基づいて、前記被測定電線路の地絡相又は対地静電容量の平衡状態を特定する特定工程と、
を備える検出方法。
- 3相(R相、S相、T相)をΔ結線し、いずれかの相を接地して接地線を引き出した3相3線式の被測定電線路の状態を検出する検出プログラムにおいて、
前記被測定電線路に流れている漏洩電流を検出する漏洩電流検出工程と、
前記被測定電線路のいずれか2相の間に印加されている電圧を検出する電圧検出工程と、
前記漏洩電流検出工程により検出された漏洩電流と前記電圧検出工程により検出された基準電圧との位相差を漏洩電流の波形の零クロスする点と前記基準電圧の波形の零クロスする点とに基づいて検出する位相差検出工程と、
前記位相差検出工程により検出された第1位相差と前記漏洩電流検出工程により検出された第1漏洩電流の実効値とから得られる前回検出された第1ベクトルと、前記位相差検出工程により検出された第2位相差と前記漏洩電流検出工程により検出された第2漏洩電流の実効値とから得られる今回検出された第2ベクトルとの差である第3ベクトルを算出し、前記基準電圧に対する前記第3ベクトルのなす角の大きさに基づいて、前記被測定電線路の地絡相又は対地静電容量の平衡状態を特定する特定工程と、
をコンピュータによって実現するための検出プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018103093A JP7199651B2 (ja) | 2018-05-30 | 2018-05-30 | 検出装置、方法およびプログラム |
JP2022198415A JP7509385B2 (ja) | 2018-05-30 | 2022-12-13 | 検出装置、方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018103093A JP7199651B2 (ja) | 2018-05-30 | 2018-05-30 | 検出装置、方法およびプログラム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022198415A Division JP7509385B2 (ja) | 2018-05-30 | 2022-12-13 | 検出装置、方法およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019207176A JP2019207176A (ja) | 2019-12-05 |
JP7199651B2 true JP7199651B2 (ja) | 2023-01-06 |
Family
ID=68768430
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018103093A Active JP7199651B2 (ja) | 2018-05-30 | 2018-05-30 | 検出装置、方法およびプログラム |
JP2022198415A Active JP7509385B2 (ja) | 2018-05-30 | 2022-12-13 | 検出装置、方法およびプログラム |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022198415A Active JP7509385B2 (ja) | 2018-05-30 | 2022-12-13 | 検出装置、方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7199651B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7199651B2 (ja) | 2018-05-30 | 2023-01-06 | 一般財団法人関東電気保安協会 | 検出装置、方法およびプログラム |
JPWO2022131086A1 (ja) * | 2020-12-14 | 2022-06-23 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004317466A (ja) | 2003-04-21 | 2004-11-11 | Mitsubishi Electric Corp | 絶縁監視装置 |
JP2009058235A (ja) | 2007-08-29 | 2009-03-19 | Sbc Co Ltd | 電路及び電気機器の漏れ電流測定装置及び方法 |
JP2011058826A (ja) | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 地絡電流検出方法及び検出装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7199651B2 (ja) | 2018-05-30 | 2023-01-06 | 一般財団法人関東電気保安協会 | 検出装置、方法およびプログラム |
-
2018
- 2018-05-30 JP JP2018103093A patent/JP7199651B2/ja active Active
-
2022
- 2022-12-13 JP JP2022198415A patent/JP7509385B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004317466A (ja) | 2003-04-21 | 2004-11-11 | Mitsubishi Electric Corp | 絶縁監視装置 |
JP2009058235A (ja) | 2007-08-29 | 2009-03-19 | Sbc Co Ltd | 電路及び電気機器の漏れ電流測定装置及び方法 |
JP2011058826A (ja) | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 地絡電流検出方法及び検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019207176A (ja) | 2019-12-05 |
JP7509385B2 (ja) | 2024-07-02 |
JP2023021267A (ja) | 2023-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2023021267A (ja) | 検出装置、方法およびプログラム | |
JP7346794B2 (ja) | 漏洩電流を検出する漏洩電流検出装置、方法およびプログラム | |
KR100876651B1 (ko) | 위상각 산출에 의한 누설전류 측정 및 누전차단 방법 | |
JP5544517B2 (ja) | 電気機器おける漏洩電流測定装置及び測定方法 | |
JP2009058234A (ja) | 漏れ電流測定装置及び測定方法 | |
CN103503262B (zh) | 用于监控差动保护系统中电流互感器的方法和装置 | |
JP2008164374A (ja) | 漏洩電流測定装置及び漏洩電流測定方法 | |
KR20180015566A (ko) | 누설전류 측정 방법 및 누설전류 측정 장치 | |
CN107710008A (zh) | 调试用于支路监测系统的电压传感器和支路电流传感器的方法和设备 | |
JP5743296B1 (ja) | 漏電箇所探査方法及びその装置 | |
JP5380702B2 (ja) | 漏洩電流測定装置及び測定方法 | |
JP6289846B2 (ja) | 漏洩電流検出装置及び方法 | |
JP5477020B2 (ja) | 電気機器おける漏洩電流測定装置及び測定方法 | |
JP6704368B2 (ja) | 絶縁監視装置、方法およびプログラム | |
KR20090056686A (ko) | 합 전류와 상 전류의 위상비교를 이용한 누설전류의 검출방법, 누설상 판단 방법 및 상기 방법에 의한 누설전류검출 장치, 누설상 판단 장치 | |
JP2017194465A (ja) | 監視装置 | |
KR101909379B1 (ko) | 누설전류 측정 방법 및 누설전류 측정 장치 | |
WO2022131086A1 (ja) | 検査装置、検査方法および検査プログラム | |
JP2009229211A (ja) | 漏れ電流測定装置及びその測定方法 | |
JPH11287836A (ja) | 電源回路の複合型計測装置 | |
Sottile et al. | Techniques for improved predictive maintenance testing of industrial power systems | |
JP2007318840A (ja) | 三相3線式電路の漏電検出装置及び漏電検出方法 | |
JP7039758B1 (ja) | 抵抗性零相電流検出装置 | |
JP2014211400A (ja) | 間接交流メガー測定器および絶縁抵抗測定方法 | |
KR102559512B1 (ko) | 3상 일체형 mof의 pt 고장검출 장치 및 mof 고장검출 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210528 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220607 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220805 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221018 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7199651 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |