JP7197690B2 - 輸送計画車両整備予測システム、コンピュータ、輸送計画車両整備予測方法及びプログラム - Google Patents

輸送計画車両整備予測システム、コンピュータ、輸送計画車両整備予測方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力する輸送計画車両整備予測システム、コンピュータ、端末、輸送計画車両整備予測方法及びプログラムに関する。
近年、物流のIoT(Internet of Things)化が進んできている。このようなIoT化の例として、タイヤの摩耗進行度を取得し、車両のメンテナンス時期までの予測摩耗量を演算し、適切なタイヤのメンテナンスを支援するものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2018-156124号公報
物流のIoT化において、輸送中の事故を軽減する技術が考えられる。例えば、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して通知するといったものである。しかしながら、特許文献1の構成では、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して通知することが困難であった。
本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とに応じて、この輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して所定の条件を満たした場合に通知することが可能な輸送計画車両整備予測システム、コンピュータ、端末、輸送計画車両整備予測方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力する輸送計画車両整備予測システムであって、
前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を取得する第1取得手段と、
前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を取得する第2取得手段と、
取得した前記車両状態情報と前記輸送計画情報とに応じて、前記車両状態情報によって示される現在の前記輸送車両の状態と、前記輸送計画情報によって示される前記輸送計画を遂行した際に前記輸送車両に発生することが推定される消耗とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測する第1予測手段と、
予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする輸送計画車両整備予測システムを提供する。
本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力させるコンピュータであって、
前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を取得する第1取得手段と、
前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を取得する第2取得手段と、
取得した前記車両状態情報と前記輸送計画情報とに応じて、前記車両状態情報によって示される現在の前記輸送車両の状態と、前記輸送計画情報によって示される前記輸送計画を遂行した際に前記輸送車両に発生することが推定される消耗とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測する第1予測手段と、
予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力させる出力手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータを提供する。
本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力させるコンピュータが実行する輸送計画車両整備予測方法であって、
前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を前記第1取得手段により取得するステップと、
前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を前記第2取得手段により取得するステップと、
取得した前記車両状態情報と前記輸送計画情報とに応じて、前記車両状態情報によって示される現在の前記輸送車両の状態と、前記輸送計画情報によって示される前記輸送計画を遂行した際に前記輸送車両に発生することが推定される消耗とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測するステップと、
予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力させるステップと、
を備えることを特徴とする輸送計画車両整備予測方法を提供する。
本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力させるコンピュータに、
前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を前記第1取得手段により取得するステップ、
前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を前記第2取得手段により取得するステップ、
取得した前記車両状態情報と前記輸送計画情報とに応じて、前記車両状態情報によって示される現在の前記輸送車両の状態と、前記輸送計画情報によって示される前記輸送計画を遂行した際に前記輸送車両に発生することが推定される消耗とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測するステップ、
予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力させるステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供する。
本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力する輸送計画車両整備予測システムであって、
前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を取得する第1取得手段と、
前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を取得する第2取得手段と、
取得した前記車両状態情報と前記輸送計画情報とに応じて、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測する第1予測手段と、
予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする輸送計画車両整備予測システムを提供する。
本発明によれば、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力する輸送計画車両整備予測システムは、前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を取得し、前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を取得し、取得した前記車両状態情報と前記輸送計画情報とに応じて、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測し、予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力する。
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラム等の他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。
また、本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力させるコンピュータであって、
前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を取得する第1取得手段と、
前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を取得する第2取得手段と、
取得した前記車両状態情報と前記輸送計画情報とに応じて、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測する第1予測手段と、
予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力させる出力手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータを提供する。
また、本発明は、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから予測された、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を出力する端末であって、
前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報の入力を受け付ける第1受付手段と、
前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報の入力を受け付ける第2受付手段と、
受け付けた前記車両状態情報と前記輸送計画情報とを出力する第1出力手段と、
前記車両状態情報と前記輸送計画情報とから予測された、前記輸送計画を遂行するための車両整備の必要度のうち、所定の条件を満たした必要度を取得する取得手段と、
取得した前記必要度を、出力する第2出力手段と、
を備えることを特徴とする端末を提供する。
本発明によれば、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とに応じて、この輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して所定の条件を満たした場合に通知することが可能な輸送計画車両整備予測システム、コンピュータ、端末、輸送計画車両整備予測方法及びプログラムを提供することが可能となる。
図1は、輸送計画車両整備予測システム1の概要を示す図である。 図2は、輸送計画車両整備予測システム1の全体構成図である。 図3は、コンピュータ10が実行する第1の通知処理のフローチャートを示す図である。 図4は、コンピュータ10が実行する第2の通知処理のフローチャートを示す図である。 図5は、コンピュータ10が実行する第3の通知処理のフローチャートを示す図である。 図6は、コンピュータ10が実行する第4の通知処理のフローチャートを示す図である。 図7は、コンピュータ10が、運転手端末や管理者端末に出力させる通知画面100の一例を模式的に示した図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[輸送計画車両整備予測システム1の概要]
本発明の好適な実施形態の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態である輸送計画車両整備予測システム1の概要を説明するための図である。輸送計画車両整備予測システム1は、コンピュータ10から構成され、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力するコンピュータシステムである。
なお、輸送計画車両整備予測システム1は、輸送車両、この輸送車両を管理する管理者が所持する管理者端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ)、この輸送車両を運転する運転手が所持する運転手端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ)、その他のコンピュー等のその他の端末や装置類が含まれていてもよい。また、輸送計画車両整備予測システム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
また、輸送計画車両整備予測システム1は、コンピュータ10と、その他の端末や装置類とから構成されてもよい。この場合、輸送計画車両整備予測システム1は、後述する各処理を、コンピュータ10とその他の端末や装置類との何れか又は複数の組み合わせにより実行することになる。
コンピュータ10は、輸送車両、運転手端末、管理者端末、その他のコンピュータ等のその他の端末や装置類と、公衆回線網等を介して、データ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
コンピュータ10は、輸送車両の車両状態を示す車両状態情報を取得する。この車両状態情報は、例えば、車種、車格といった輸送車両そのものに関する情報や、この輸送車両の走行距離、エンジン状態、ブレーキ摩耗、タイヤ空気圧、ワイパー動作といった輸送車両の状態に関する情報である。コンピュータ10は、例えば、輸送車両、運転手端末、管理者端末から、この車両状態情報を取得する。
なお、コンピュータ10は、この車両状態情報を、輸送車両の過去の走行実績(例えば、総走行距離、総走行時間、振動受けた実績(例えば、振動周波数、時間)、急ブレーキ回数、急加速回数)に基づいて、輸送車両の車両状態情報を予測し、この予測した車両状態情報を取得する構成であってもよい。例えば、コンピュータ10は、輸送車両の過去の走行実績を、クラウド上のデータベース等から取得する。コンピュータ10は、取得した走行実績に基づいて、この輸送車両の車両状態情報を予測する。その結果、コンピュータ10は、この輸送車両の車両状態情報を取得することになる。
例えば、運転手端末や管理者端末は、この車両状態情報の入力を受け付け、受け付けた車両状態情報をコンピュータ10に送信する。また、輸送車両は、自身に備えられた各種センサ等により、この車両状態情報の入力を受け付け、受け付けた車両状態情報をコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、このようにして送信された車両状態情報を受信することにより、端末等から車両状態情報を取得することになる。
コンピュータ10は、輸送車両の輸送計画を示す輸送計画情報を取得する。輸送計画情報は、例えば、輸送に利用される輸送車両の識別子、この輸送車両の運転手の識別子といった輸送車両や運転手に関する情報や、輸送元、輸送先、輸送ルート、輸送の順番といった輸送に関する情報である。コンピュータ10は、例えば、運転手端末、管理者端末から、この輸送計画情報を取得する。
例えば、運転手端末や管理者端末は、この輸送計画情報の入力を受け付け、受け付けた輸送計画情報をコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、このようにして送信された輸送計画情報を受信することにより、端末等から輸送計画情報を取得することになる。
コンピュータ10は、取得した車両状態情報と輸送計画情報とに応じて、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測する。コンピュータ10は、例えば、現在の車両状態において、今回の輸送計画を遂行するために、車両整備が必要であるか否かを予測する。このとき、コンピュータ10は、車両整備が必要である場合、必要な部位や箇所も併せて予測する
なお、この予測に際して、コンピュータ10は、上述した車両状態情報と輸送計画とだけでなく、さらに、この輸送計画に該当する運転手を示す運転手情報を加味して、この必要度を予測する構成であってもよい。運転手情報は、例えば、この運転手の識別子、ペルソナ、運転の習熟度(例えば、運転年数、運転の荒さ、運転時の癖や傾向)、気性(例えば、性格、言動)に関する情報である。コンピュータ10は、例えば、運転手端末や管理者端末から、この運転手情報を取得する。運転手端末や管理者端末は、この運転手の運転手情報の入力を受け付け、受け付けた運転手情報をコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、このようにして送信された運転手情報を受信することにより、端末等から運転手情報を取得することになる。
コンピュータ10は、取得した車両状態情報と輸送計画情報と運転手情報とに応じて、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測する。コンピュータ10は、例えば、現在の車両状態と今回の運転手とにおいて、今回の輸送計画を遂行するために、車両整備が必要であるか否かを予測する。このとき、コンピュータ10は、車両整備が必要である場合、必要な部位や箇所も併せて予測する
また、この予測に際して、コンピュータ10は、上述した車両状態情報と輸送計画情報とだけでなく、さらに、この輸送計画において計画されている輸送距離を加味して、この必要度を予測する構成であってもよい。コンピュータ10は、例えば、輸送計画情報において計画されている輸送ルートに基づいて、輸送車両が走行を予定する輸送距離を推測する。コンピュータ10は、例えば、現在の車両状態と今回推測した輸送距離とにおいて、今回の輸送計画を遂行するために、車両整備が必要であるか否かを予測する。このとき、コンピュータ10は、車両整備が必要である場合、必要な部位や箇所も併せて予測する
また、この予測に際して、コンピュータ10は、上述した車両状態情報と輸送計画情報とだけでなく、さらに、この輸送計画において計画されている輸送ルートにおいて発生すると予測される振動を加味して、この必要度を予測する構成であってもよい。コンピュータ10は、例えば、輸送計画情報において計画されている輸送ルートに基づいて、輸送車両に発生する振動を推測する。コンピュータ10は、例えば、輸送ルートにおける右左折の発生頻度、路面や信号機の状態に基づいて、この振動を推測する。コンピュータ10は、例えば、現在の車両状態と今回推測した振動とにおいて、今回の輸送計画を遂行するために、車両整備が必要であるか否かを予測する。このとき、コンピュータ10は、車両整備が必要である場合、必要な部位や箇所も併せて予測する
また、コンピュータ10は、この予測に際して、上述した車両状態情報と輸送計画情報とに加えて、上述した運転手情報、輸送距離又は振動の何れかだけでなく、複数の組み合わせを加味して、この必要度を予測する構成であってもよい。コンピュータ10は、例えば、現在の車両状態と今回の運転手と今回推測した輸送距離と今回推測した振動とにおいて、今回の輸送計画を遂行するために、車両整備が必要であるか否かを予測する。このとき、コンピュータ10は、車両整備が必要である場合、必要な部位や箇所も併せて予測する
コンピュータ10は、予測した必要度が所定の条件を満たした場合に、この必要度を端末等に出力させる。例えば、コンピュータ10は、予測した必要度が車両整備を必要とするものである場合、必要な部位や箇所を運転手端末や管理者端末等に出力させる。コンピュータ10は、この必要度を、運転手端末や管理者端末等に送信する。運転手端末や管理者端末等は、この必要度を受信し、自身の表示部に表示や音声部から放音する。その結果、コンピュータ10は、この必要度を、運転手端末や管理者端末に出力させることになる。また、運転手端末や管理者端末は、この必要度を、出力(表示や放音)することになる。その結果、輸送計画車両整備予測システム1は、運転手や管理者に、この必要度を通知することになる。
以上の処理の結果、輸送計画車両整備予測システム1は、車両状態情報と、輸送計画情報とを取得し、取得した車両状態情報と輸送計画情報とに応じて、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測し、予測した必要度が所定の条件を満たした場合に、必要度を出力することになる。
次に、輸送計画車両整備予測システム1が実行する処理の概要について説明する。
コンピュータ10は、上述した車両状態情報を取得する(ステップS01)。輸送車両、運転手端末、管理者端末等は、上述したように、車両状態情報の入力を受け付ける。輸送車両、運転手端末、管理者端末等は、この車両状態情報を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この車両状態情報を受信することにより、車両状態情報を取得する。
コンピュータ10は、上述した輸送計画情報を取得する(ステップS02)。運転手端末や管理者端末等は、上述したように、輸送計画情報の入力を受け付ける。運転手端末や管理者端末等は、この輸送計画情報を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この輸送計画情報を受信することにより、輸送計画情報を取得する。
コンピュータ10は、この取得した車両状態情報と輸送計画情報とに応じて、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測する(ステップS03)。コンピュータ10は、例えば、車両状態情報に基づいた現在の車両状態と、輸送計画情報に基づいた計画されている輸送車両の利用状態とを比較する。コンピュータ10は、この比較結果に基づいて、現在の車両状態において、今回の輸送計画を遂行するために、車両整備が必要であるか否かを予測する。このとき、コンピュータ10は、車両整備が必要である場合、必要な部位や箇所も併せて予測する
コンピュータ10は、この予測した必要度が所定の条件を満たした場合に、この必要度を端末等に出力させる(ステップS04)。コンピュータ10は、車両整備が必要であると予測した場合に、その旨の通知を、運転手端末や管理者端末等に出力させる。コンピュータ10は、この通知を、運転手端末や管理者端末に送信する。運転手端末や管理者端末は、この通知を受信する。運転手端末や管理者端末は、この通知を自身の表示部に表示や音声部から放音することにより出力する。その結果、コンピュータ10は、この通知を、運転手端末や管理者端末といった端末等に出力させることになる。
以上が、輸送計画車両整備予測システム1が実行する処理の概要である。
[輸送計画車両整備予測システム1のシステム構成]
図2に基づいて、本発明の好適な実施形態である輸送計画車両整備予測システム1のシステム構成について説明する。図2は、本発明の好適な実施形態である輸送計画車両整備予測システム1のシステム構成を示す図である。図2において、輸送計画車両整備予測システム1は、コンピュータ10から構成され、輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力するコンピュータシステムである。
コンピュータ10は、輸送車両、運転手端末、管理者端末、その他のコンピュータ等のその他の端末や装置類と、公衆回線網等を介して、データ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
なお、輸送計画車両整備予測システム1は、図示していない輸送車両、運転手端末、管理者端末、その他のコンピュータ等のその他の端末や装置類が含まれていてもよい。また、輸送計画車両整備予測システム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
また、輸送計画車両整備予測システム1は、コンピュータ10と、その他の端末や装置類とから構成されてもよい。この場合、輸送計画車両整備予測システム1は、後述する各処理を、コンピュータ10とその他の端末や装置類との何れか又は複数の組み合わせにより実行することになる。
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、コンピュータ10は、記録部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、車両状態情報取得モジュール20、輸送計画情報取得モジュール21、出力モジュール22、運転手情報取得モジュール23を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記録部と協働して、記録モジュール30を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、必要度予測モジュール40、必要度判断モジュール41、通知作成モジュール42、輸送距離推測モジュール43、振動推測モジュール44を実現する。
[第1の通知処理]
図3に基づいて、輸送計画車両整備予測システム1が実行する第1の通知処理について説明する。図3は、コンピュータ10が実行する第1の通知処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
車両状態情報取得モジュール20は、輸送車両の車両状態を示す車両状態情報を取得する(ステップS10)。ステップS10において、車両状態情報は、上述した通り、例えば、車種、車格といった輸送車両そのものに関する情報や、この輸送車両の走行距離、エンジン状態、ブレーキ摩耗、タイヤ空気圧、ワイパー動作といった輸送車両の状態に関する情報である。車両状態情報取得モジュール20は、輸送車両、運転手端末、管理者端末が入力を受け付けた車両状態情報を取得する。
運転手端末や管理者端末は、車両状態情報の入力を受け付ける。例えば、運転手端末や管理者端末は、この車両状態情報を、タップ操作等の入力操作や、音声入力により受け付ける。また、輸送車両は、自身に設けられた各種センサ等により、この車両状態情報の入力を受け付ける。運転手端末や管理者端末や輸送車両は、受け付けた車両状態情報を、コンピュータ10に送信する。車両状態情報取得モジュール20は、この車両状態情報を受信する。その結果、車両状態情報取得モジュール20は、輸送車両や端末等から車両状態情報を取得することになる。
なお、運転手端末や管理者端末は、輸送車両にアクセスし、この輸送車両が入力を受け付けた車両状態情報を取得する構成であってもよい。この場合、運転手端末や管理者端末は、この取得した車両状態情報をコンピュータ10に送信する。
また、コンピュータ10は、車両状態情報を予測することにより、取得することも可能である。この場合について説明する。予め、コンピュータ10は、輸送車両の走行実績を、クラウドや記録モジュール30等が記録するデータベースに蓄積する。車両状態情報取得モジュール20は、過去の輸送車両の走行実績を、クラウドや記録モジュール30等に記録されたデータベース等から取得する。車両状態情報取得モジュール20は、この走行実績に基づいて、現在の輸送車両の車両状態情報を予測する。例えば、車両状態情報取得モジュール20は、総走行距離や総走行時間や急加速回数に基づいたエンジン状態の予測、振動を受けた実績に基づいたタイヤ空気圧の予測、急ブレーキ回数基づいたブレーキ摩耗の予測を実行する。その結果、車両状態情報取得モジュール20は、車両状態情報を予測することにより、この輸送車両の車両状態情報を取得する。
輸送計画情報取得モジュール21は、輸送車両の輸送計画を示す輸送計画情報を取得する(ステップS11)。ステップS11において、輸送計画情報は、上述した通り、例えば、輸送に利用される輸送車両の識別子、この輸送車両の運転手の識別子といった輸送車両や運転手に関する情報や、輸送元、輸送先、輸送ルート、輸送の順番といった輸送に関する情報である。輸送計画情報取得モジュール21は、運転手端末、管理者端末が入力を受け付けた輸送計画情報を取得する。
運転手端末や管理者端末は、輸送計画情報の入力を受け付ける。例えば、運転手端末や管理者端末は、この輸送計画情報を、タップ操作等の入力操作や、音声入力により受け付ける。運転手端末や管理者端末は、受け付けた輸送計画情報を、コンピュータ10に送信する。輸送計画情報取得モジュール21は、この輸送計画情報を受信する。その結果、輸送計画情報取得モジュール21は、端末等から輸送計画情報を取得することになる。
必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報と輸送計画情報とに応じて、輸送計画を実行するための車両整備の必要度を予測する(ステップS12)。ステップS12において、必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報に基づいた現在の輸送車両の車両状態で、輸送計画情報を遂行可能か否かを必要度として予測する。
ステップS12の処理について、具体的に説明する。
必要度予測モジュール40は、輸送計画情報に基づいて、今回輸送計画に利用される輸送車両の識別子を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した輸送車両の識別子と一致する識別子を有する車両状態情報を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した車両状態情報と、今回の輸送計画情報とに基づいて、必要度を予測する。例えば、必要度予測モジュール40は、エンジン状態、ブレーキ摩耗、タイヤ空気圧、ワイパー動作が、今回の輸送計画において、適切な状態を維持できるかどうかを必要度として予測する。このとき、必要度予測モジュール40は、前回車両整備をしてからの日数や走行距離、現在の各部位や箇所の状態と、輸送計画を遂行した際に輸送車両に発生する各部位や箇所の推定される消耗とを比較することにより、必要度を予測する。必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画に伴う消耗を経ても、整備が不要な状態である場合、必要度は低い又は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画の完了の時点で、輸送計画に伴う消耗を経ることにより、整備が必要な状態になる場合や、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態になる場合、必要度は高い又は必須であると予測する。
例えば、必要度予測モジュール40は、車両状態情報におけるブレーキ摩耗と、輸送計画情報における輸送計画により推定されるブレーキ摩耗とを比較することにより、推定されたブレーキ摩耗が整備が必要な状態であるか否かを予測する。必要度予測モジュール40は、この推定されたブレーキ摩耗が、整備が不要な状態である場合、必要度は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、この推定されたブレーキ摩耗が整備が必要な状態である場合、必要度は高い又は必須であるものと予測する。このとき、必要度予測モジュール40は、輸送計画の完了の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は高いと予測し、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は必須と予測する。このように、輸送計画の完了の時点又は途中の時点の何れかの時点であるかに基づいて、必要度を分類する。
なお、必要度予測モジュール40は、上述した必要度の分類を行わず、輸送計画の途中又は完了のいずれの時点であっても、整備が必要な状態である場合、必要度を必須と予測することも可能である。
必要度予測モジュール40は、車両状態情報に基づいた各部位や箇所に対して、この必要度を予測する。
必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしたものであるか否かを判断する(ステップS13)。ステップS13において、所定の条件を満たしたものとは、必要度が高い又は必須といった、整備が必要な状態であることを示す結果を予測した場合である。
ステップS13において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていないと判断した場合(ステップS13 NO)、コンピュータ10は、本処理を終了する。
なお、コンピュータ10は、この場合、車両整備が不要である旨の通知を、端末等に出力させることも可能である。この場合、後述するステップS14及びS15の処理と同様の処理を実行すればよい。すなわち、通知作成モジュール42は、車両整備が不要である旨の通知を作成する。出力モジュール22は、この通知を、運転手端末や管理者端末に出力させる。出力モジュール22は、この通知を、運転手端末や管理者端末に送信する。運転手端末や管理者端末は、この通知を受信する。運転手端末や管理者端末は、この通知を自身の表示部に表示や音声部から放音することにより、この通知を出力する。この結果、コンピュータ10は、運転手端末や管理者端末に、この通知を出力させることになり、この通知を、運転手や管理者に通知させることになる。
一方、ステップS13において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていると判断した場合(ステップS13 YES)、通知作成モジュール42は、車両整備が必要である旨の通知を作成する(ステップS14)。ステップS14において、この通知は、所定の条件を満たした各部位や箇所及び必要度を示すものである。例えば、通知作成モジュール42は、必要度が高い又は必須であると予測した各部位や箇所と、車両整備の内容と、この必要度とを示すものを通知として作成する。上述した例では、通知作成モジュール42は、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態である場合、対象部位がブレーキ摩耗、車両整備の内容がブレーキパッドの交換、必要度が必須といったものを通知として作成する。また、通知作成モジュール42は、輸送計画の完了の時点で、整備が必要な状態である場合、対象部位がブレーキ摩耗、車両整備の内容がブレーキパッドの交換、必要度が高いといったものを通知として作成する。
通知作成モジュール42は、この通知を、必要度毎に作成する。例えば、必要度が高いもののみをまとめた通知と、必要度が必須なもののみをまとめた通知を其々作成する。後述する処理において、出力モジュール22は、其々の通知を、運転手端末や管理者端末等に出力させる。
なお、ステップS13の処理において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、必須なものであるか否かのみを判断する構成であってもよい。この場合、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていると判断した場合、通知作成モジュール42は、対象部位がブレーキ摩耗、車両整備の内容がブレーキパッドの交換、必要度が必須といったものを通知として作成することになる。
また、通知作成モジュール42は、必要度が高いものと、必要度が必須なものとをひとまとめにした通知を作成する構成であってもよい。この場合、通知作成モジュール42は、其々の必要度に応じた表示態様(文字色の変更、必須なものを強調表示、アイコン等の付加)のものを通知として作成することも可能である。
出力モジュール22は、この必要度を、出力させる(ステップS15)。ステップS15において、出力モジュール22は、作成した通知を、運転手端末や管理者端末に出力させる。出力モジュール22は、作成した通知を、運転手端末や管理者端末に送信する。運転手端末や管理者端末は、この通知を受信する。運転手端末や管理者端末は、この通知を、自身の表示部に表示や音声部から放音することにより出力する。その結果、出力モジュール22は、この通知を、運転手端末や管理者端末に出力させることになる。したがって、コンピュータ10は、予測した必要度を、運転手端末や管理者端末等に出力させることになる。
図7に基づいて、出力モジュール22が、運転手端末や管理者端末に出力させる必要度について説明する。図7は、出力モジュール22が、運転手端末や管理者端末に出力させる通知を模式的に示す図である。出力モジュール22は、運転手端末や管理者端末の表示部に、通知画面100を出力させる。通知画面100は、必要度と、対象部位と、車両整備の内容とを示す予測結果110,120を出力させた状態である。本例では、異なる必要度のものを、一の画面として出力させている。予測結果110として、必要度が必須、対象部位がブレーキ、車両整備の内容がブレーキパッド交換を出力させている。また、予測結果120として、必要度が高い、対象部位がタイヤ、車両整備の内容が空気圧調整を出力させている。出力モジュール22は、この通知画面100に示される通知を、運転手端末や管理者端末に出力させる。コンピュータ10は、この通知画面100を運転手や管理者に閲覧させることにより、予測した必要度を通知することになる。
なお、この予測結果の内容や順序は、適宜変更可能である。また、上述した通り、予測結果の表示態様は、変更可能である。また、コンピュータ10は、通知画面100として、異なる必要度のものを、一の画面として出力させるのではなく、異なる必要度のものを、異なる画面として出力させてもよい。また、コンピュータ10は、通知画面100として表示部に出力させるのではなく、この通知を音声部から放音させて出力させてもよい。また、コンピュータ10は、通知画面100として表示部に出力させるとともに、音声部から放音させて出力させてもよい。
以上が、第1の通知処理である。
[第2の通知処理]
図4に基づいて、輸送計画車両整備予測システム1が実行する第2の通知処理について説明する。図4は、コンピュータ10が実行する第2の通知処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、上述した処理と同様の処理については、その詳細な説明は省略する。
車両状態情報取得モジュール20は、車両状態情報を取得する(ステップS20)。ステップS20の処理は、上述したステップS10の処理と同様である。
輸送計画情報取得モジュール21は、輸送計画情報を取得する(ステップS21)。ステップS21の処理は、上述したステップS11の処理と同様である。
運転手情報取得モジュール23は、輸送計画に該当する運転手を示す運転手情報を取得する(ステップS22)。ステップS22において、運転手情報は、上述した通り、この運転手の識別子、ペルソナ、運転の習熟度、気性に関する情報である。運転手情報取得モジュール23は、運転手端末、管理者端末が入力を受け付けた運転手情報を取得する。
運転手端末や管理者端末は、運転手情報の入力を受け付ける。例えば、運転手端末や管理者端末は、この運転手情報を、タップ操作等の入力操作や、音声入力により受け付ける。運転手端末や管理者端末は、受け付けた運転手情報を、コンピュータ10に送信する。運転手情報取得モジュール23は、この運転手情報を受信する。その結果、運転手情報取得モジュール23は、端末等から運転手情報を取得することになる。
なお、運転手情報取得モジュール23は、予めこの運転手情報を取得しておき、記録モジュール30は、この運転手情報を記録する構成であってもよい。この場合、運転手情報取得モジュール23は、今回取得した輸送計画情報における運転手の識別子に一致する識別子を有する運転手情報を、記録した運転手情報から特定する。運転手情報取得モジュール23は、この特定した運転手情報を取得する。
必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報と輸送計画情報と運転手情報とに応じて、輸送計画を実行するための車両整備の必要度を予測する(ステップS23)。ステップS23の処理と、上述したステップS12の処理とは、運転手情報を加味する点で相違している。ステップS23において、必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報に基づいた現在の輸送車両の車両状態で、この輸送車両を運転する運転手が、輸送計画を遂行可能か否かを必要度として予測する。
ステップS23の処理について、具体的に説明する。
必要度予測モジュール40は、輸送計画情報に基づいて、今回輸送計画に利用される輸送車両の識別子を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した輸送車両の識別子と一致する識別子を有する車両状態情報を特定する。必要度予測モジュール40は、輸送計画情報に基づいて、今回輸送計画を遂行する運転手の識別子を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した運転手の識別子と一致する識別子を有する運転手情報を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した車両状態情報と、運転手情報と、今回の輸送計画情報とに基づいて、必要度を予測する。例えば、必要度予測モジュール40は、エンジン状態、ブレーキ摩耗、タイヤ空気圧、ワイパー動作が、今回の輸送計画を遂行する運転手のペルソナ、運転の習熟度、気性に基づいて推定されるこの運転手の運転内容により、今回の輸送計画において、適切な状態を維持できるかどうかを必要度として予測する。このとき、必要度予測モジュール40は、前回車両整備をしてからの日数や走行距離、現在の各部位や箇所の状態と、この運転手が輸送計画を遂行した際に輸送車両に発生する各部位や箇所の推定される消耗(個人差により発生するものと、輸送計画自体において個人差によらないもの又は個人差によりにくいもの)とを比較することにより、必要度を予測する。個人差により発生するものは、例えば、急停止や急発進や頻繁なブレーキを繰り返す運転手は、そうでない運転手と比較してより急停止や急発進に関連する部位や箇所が消耗しやすいといったものである。必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、この運転手による輸送計画に伴う消耗を経ても、整備が不要な状態である場合、必要度は低い又は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、この運転手による輸送計画の完了の時点で、輸送計画に伴う消耗を経ることにより、整備が必要な状態になる場合や、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態になる場合、必要度は高い又は必須であるものと予測する。
例えば、必要度予測モジュール40は、車両状態情報におけるブレーキ摩耗と、輸送計画情報における輸送計画により推定されるブレーキ摩耗(個人差により発生するブレーキ摩耗と個人差によらずに発生するブレーキ摩耗とを考慮したもの)とを比較することにより、推定されたブレーキ摩耗が整備が必要な状態であるか否かを予測する。必要度予測モジュール40は、この推定されたブレーキ摩耗が、整備が不要な状態である場合、必要度は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、この推定されたブレーキ摩耗が整備が必要な状態である場合、必要度は高い又は必須であるものと予測する。このとき、必要度予測モジュール40は、輸送計画の完了の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は高いと予測し、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は必須と予測する。このように、輸送計画の完了の時点又は途中の時点の何れかの時点であるかに基づいて、必要度を分類する。
なお、必要度予測モジュール40は、上述した必要度の分類を行わず、輸送計画の途中又は完了のいずれの時点であっても、整備が必要な状態である場合、必要度を必須と予測することも可能である。
必要度予測モジュール40は、車両状態情報に基づいた各部位や箇所に対して、この必要度を予測する。
必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしたものであるか否かを判断する(ステップS24)。ステップS24の処理は、上述したステップS13の処理と同様である。
ステップS24において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていないと判断した場合(ステップS24 NO)、コンピュータ10は、本処理を終了する。なお、コンピュータ10は、この場合、上述したステップS13の処理と同様に、車両整備が不要である旨の通知を、出力させることも可能である。
一方、ステップS24において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていると判断した場合(ステップS24 YES)、通知作成モジュール42は、車両整備が必要である旨の通知を作成する(ステップS25)。ステップS25の処理は、上述したステップS14の処理と同様である。
出力モジュール22は、この必要度を、出力させる(ステップS26)。ステップS26の処理は、上述したステップS15の処理と同様である。
以上が、第2の通知処理である。
[第3の通知処理]
図5に基づいて、輸送計画車両整備予測システム1が実行する第3の通知処理について説明する。図5は、コンピュータ10が実行する第3の通知処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、上述した処理と同様の処理については、その詳細な説明は省略する。
車両状態情報取得モジュール20は、車両状態情報を取得する(ステップS30)。ステップS30の処理は、上述したステップS10の処理と同様である。
輸送計画情報取得モジュール21は、輸送計画情報を取得する(ステップS31)。ステップS31の処理は、上述したステップS11の処理と同様である。
輸送距離推測モジュール43は、取得した輸送計画情報に基づいて、輸送計画として計画されている輸送距離を推測する(ステップS32)。ステップS32において、輸送距離推測モジュール43は輸送計画として計画されている輸送ルートに基づいて、今回の輸送計画における輸送車両が走行を予定する距離を走行距離として予測する。
なお、輸送距離推測モジュール43は、輸送ルートの総走行距離だけでなく、この輸送ルートにおける交通情報(例えば、渋滞が発生する時間、通行止め区間、工事中)、代替輸送ルート(例えば、渋滞回避を目的とする輸送ルート、高速道路と一般道が選択可能な輸送ルート)等を加味したうえで、この輸送距離を推測する構成であってもよい。例えば、輸送距離推測モジュール43は、輸送計画において、渋滞が発生する時間帯にこの輸送ルートを避けるための代替輸送ルートの走行距離を、この地点における輸送距離として加味することも可能である。
必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報と輸送計画情報と推測した輸送距離とに応じて、輸送計画を実行するための車両整備の必要度を予測する(ステップS33)。ステップS33の処理と、上述したステップS12の処理とは、輸送距離を加味する点で相違している。ステップS33において、必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報に基づいた現在の輸送車両の車両状態で、輸送計画及び推定した輸送距離を遂行可能か否かを必要度として予測する。
ステップS33の処理について、具体的に説明する。
必要度予測モジュール40は、輸送計画情報に基づいて、今回輸送計画に利用される輸送車両の識別子を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した輸送車両の識別子と一致する識別子を有する車両状態情報を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した車両状態情報と、推定した輸送距離情報と、今回の輸送計画情報とに基づいて、必要度を予測する。例えば、必要度予測モジュール40は、エンジン状態、ブレーキ摩耗、タイヤ空気圧、ワイパー動作が、今回の輸送計画及び推定した輸送距離において、前回車両整備をしてからの日数や走行距離、現在の各部位や箇所の状態と、輸送計画を遂行した際に輸送車両に発生する各部位や箇所の推定される消耗(走行距離により発生するものと、輸送計画自体において走行距離によらないもの又は走行距離によりにくいもの)とを比較することにより、必要度を予測する。走行距離により発生するものは、例えば、エンジン状態、タイヤ空気圧といったものである。必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画に伴う消耗を経ても、整備が不要な状態である場合、必要度は低い又は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画の完了の時点で、輸送計画に伴う消耗を経ることにより、整備が必要な状態になる場合や、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態になる場合、必要度は高い又は必須であるものと予測する。
例えば、必要度予測モジュール40は、車両状態情報におけるタイヤ空気圧と、輸送計画情報における輸送計画と推定した輸送距離とにより推定されるタイヤ空気圧の減少量とを比較することにより、推定されたタイヤ空気圧が整備が必要な状態であるか否かを予測する。必要度予測モジュール40は、この推定されたタイヤ空気圧が整備が不要な状態である場合、必要度は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、この推定されたタイヤ空気圧が整備が必要な状態である場合、必要度は高い又は必須であるものと予測する。このとき、必要度予測モジュール40は、輸送計画の完了の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は高いと予測し、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は必須と予測する。このように、輸送計画の完了の時点又は途中の時点の何れかの時点であるかに基づいて、必要度を分類する。
なお、必要度予測モジュール40は、上述した必要度の分類を行わず、輸送計画の途中又は完了のいずれの時点であっても、整備が必要な状態である場合、必要度を必須と予測することも可能である。
必要度予測モジュール40は、車両状態情報に基づいた各部位や箇所に対して、この必要度を予測する。
必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしたものであるか否かを判断する(ステップS34)。ステップ34の処理は、上述したステップS13の処理と同様である。
ステップS34において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていないと判断した場合(ステップS34 NO)、コンピュータ10は、本処理を終了する。なお、コンピュータ10は、この場合、上述したステップS13の処理と同様に、車両整備が不要である旨の通知を、出力させることも可能である。
一方、ステップS34において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていると判断した場合(ステップS34 YES)、通知作成モジュール42は、車両整備が必要である旨の通知を作成する(ステップS35)。ステップS35の処理は、上述したステップS14の処理と同様である。
出力モジュール22は、この必要度を、出力させる(ステップS36)。ステップS36の処理は、上述したステップS15の処理と同様である。
以上が、第3の通知処理である。
[第4の通知処理]
図6に基づいて、輸送計画車両整備予測システム1が実行する第4の通知処理について説明する。図6は、コンピュータ10が実行する第4の通知処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、上述した処理と同様の処理については、その詳細な説明は省略する。
車両状態情報取得モジュール20は、車両状態情報を取得する(ステップS40)。ステップS40の処理は、上述したステップS10の処理と同様である。
輸送計画情報取得モジュール21は、輸送計画情報を取得する(ステップS41)。ステップS41の処理は、上述したステップS11の処理と同様である。
振動推測モジュール44は、取得した輸送計画情報に基づいて、輸送計画として計画されている輸送ルートにおける振動を推測する(ステップS42)。ステップS42において、振動推測モジュール44は、輸送計画として計画されている輸送ルートに基づいて、今回の輸送計画における輸送車両が走行時に発生する振動の頻度や量を推測する。振動推測モジュール44は、この輸送ルートにおける路面の状況、右左折の回数や頻度、交通情報等の輸送時に、振動が輸送車両に発生する要素に基づいて、この振動の頻度や量を推測する。コンピュータ10は、この輸送時に、振動が輸送車両に発生する要素を、例えば、外部データベース等を参照することにより取得する。
必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報と輸送計画情報と推測した振動とに応じて、輸送計画を実行するための車両整備の必要度を予測する(ステップS43)。ステップS43の処理と、上述したステップS12の処理とは、輸送時の振動を加味する点で相違している。ステップS43において、必要度予測モジュール40は、取得した車両状態情報に基づいた現在の輸送車両の車両状態で、推測した振動が発生しても、輸送計画を遂行可能か否かを必要度として予測する。
ステップS43の処理について、具体的に説明する。
必要度予測モジュール40は、輸送計画情報に基づいて、今回輸送計画に利用される輸送車両の識別子を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した輸送車両の識別子と一致する識別子を有する車両状態情報を特定する。必要度予測モジュール40は、この特定した車両状態情報と、推定した輸送時の振動と、今回の輸送計画情報とに基づいて、必要度を予測する。例えば、必要度予測モジュール40は、エンジン状態、ブレーキ摩耗、タイヤ空気圧、ワイパー動作が、今回の輸送計画及び推定した輸送時の振動において、必要度予測モジュール40は、前回車両整備をしてからの日数や走行距離、現在の各部位や箇所の状態と、輸送計画を遂行した際に輸送車両に発生する各部位や箇所の推定される消耗(振動により発生するものと、輸送計画自体において振動によらないもの又は振動によりにくいもの)とを比較することにより、必要度を予測する。振動により発生するものは、例えば、タイヤ空気圧といったものである。必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画に伴う消耗を経ても、整備が不要な状態である場合、必要度は低い又は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、現在の各部位や箇所の状態が、この運転手による輸送計画の完了の時点で、輸送計画に伴う消耗を経ることにより、整備が必要な状態になる場合や、現在の各部位や箇所の状態が、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態になる場合、必要度は高い又は必須であるものと予測する。
例えば、必要度予測モジュール40は、車両状態情報におけるタイヤ空気圧と、輸送計画情報における輸送計画と推定した輸送時の振動とにより推定されるタイヤ空気圧の減少量とを比較することにより、推定されたタイヤ空気圧が整備が必要な状態であるか否かを予測する。必要度予測モジュール40は、この推定されたタイヤ空気圧が整備が不要な状態である場合、必要度は無いものと予測する。一方、必要度予測モジュール40は、この推定されたタイヤ空気圧が整備が必要な状態である場合、必要度は高い又は必須であるものと予測する。このとき、必要度予測モジュール40は、輸送計画の完了の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は高いと予測し、輸送計画の途中の時点で、整備が必要な状態である場合、必要度は必須と予測する。このように、輸送計画の完了の時点又は途中の時点の何れかの時点であるかに基づいて、必要度を分類する。
なお、必要度予測モジュール40は、上述した必要度の分類を行わず、輸送計画の途中又は完了のいずれの時点であっても、整備が必要な状態である場合、必要度を必須と予測することも可能である。
必要度予測モジュール40は、車両状態情報に基づいた各部位や箇所に対して、この必要度を予測する。
必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしたものであるか否かを判断する(ステップS44)。ステップ44の処理は、上述したステップS13の処理と同様である。
ステップS44において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていないと判断した場合(ステップS44 NO)、コンピュータ10は、本処理を終了する。なお、コンピュータ10は、この場合、上述したステップS13の処理と同様に、車両整備が不要である旨の通知を、出力させることも可能である。
一方、ステップS44において、必要度判断モジュール41は、予測した必要度が、所定の条件を満たしていると判断した場合(ステップS44 YES)、通知作成モジュール42は、車両整備が必要である旨の通知を作成する(ステップS45)。ステップS45の処理は、上述したステップS14の処理と同様である。
出力モジュール22は、この必要度を、出力させる(ステップS46)。ステップS46の処理は、上述したステップS15の処理と同様である。
以上が、第4の通知処理である。
なお、コンピュータ10は、車両状態情報及び輸送計画情報と、上述した各要素(運転手情報、輸送距離及び振動)との何れか又は複数の組み合わせに基づいて、車両整備の必要度の予測を予測することも可能である。例えば、コンピュータ10は、運転手情報及び輸送距離や、運転手情報及び振動や、輸送距離及び振動の何れかと、車両状態情報及び輸送計画情報とに基づいて、車両整備の必要度を予測することも可能である。また、コンピュータ10は、運転手情報、輸送距離及び振動と、車両状態情報及び輸送計画情報とに基づいて、車両整備の必要度を予測することも可能である。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態で提供される。また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD-ROMなど)、DVD(DVD-ROM、DVD-RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 輸送計画車両整備予測システム、10 コンピュータ

Claims (8)

  1. 輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力する輸送計画車両整備予測システムであって、
    前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を取得する第1取得手段と、
    前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段により取得される前記輸送計画情報より前記輸送計画に利用される輸送車両を特定し、前記第1取得手段により取得される前記車両状態情報より前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態を特定し、前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態と前記輸送計画を遂行した際に推定される前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための前記輸送計画に利用される輸送車両における車両整備の必要度を予測する第1予測手段と、
    予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする輸送計画車両整備予測システム。
  2. 前記輸送計画に該当する運転手を示す運転手情報を取得する第3取得手段と、
    をさらに備え、
    前記第1予測手段は、前記運転手情報によって示される前記運転手が、前記輸送計画情報によって示される前記輸送計画を遂行した際に輸送車両に発生することが推定される消耗を加味して、前記必要度を予測する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の輸送計画車両整備予測システム。
  3. 前記輸送計画情報に基づいて、計画されている輸送距離を推測する第1推測手段と、
    をさらに備え、
    前記第1予測手段は、前記第1推測手段により推測された前記輸送距離を用いて推定される、前記輸送計画を遂行した際に前記輸送車両に発生する消耗を加味して、前記必要度を予測する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の輸送計画車両整備予測システム。
  4. 前記輸送計画情報に基づいて、計画されている輸送ルートにおける振動を推測する第2推測手段と、
    をさらに備え、
    前記第1予測手段は、前記第2推測手段により推測された前記振動を用いて推定される、前記輸送計画を遂行した際に前記輸送車両に発生する消耗を加味して、前記必要度を予測する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の輸送計画車両整備予測システム。
  5. 前記輸送車両の過去の走行実績を取得する第4取得手段と、
    取得した前記走行実績に基づいて、前記車両状態情報を予測する第2予測手段と、
    をさらに備え、
    前記第1取得手段は、予測した前記車両状態情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の輸送計画車両整備予測システム。
  6. 輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力させるコンピュータであって、
    前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を取得する第1取得手段と、
    前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段により取得される前記輸送計画情報より前記輸送計画に利用される輸送車両を特定し、前記第1取得手段により取得される前記車両状態情報より前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態を特定し、前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態と前記輸送計画を遂行した際に推定される前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための前記輸送計画に利用される輸送車両における車両整備の必要度を予測する第1予測手段と、
    予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力させる出力手段と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ。
  7. 輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力させるコンピュータが実行する輸送計画車両整備予測方法であって、
    前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を第1取得手段により取得するステップと、
    前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を第2取得手段により取得するステップと、
    前記第2取得手段により取得される前記輸送計画情報より前記輸送計画に利用される輸送車両を特定し、前記第1取得手段により取得される前記車両状態情報より前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態を特定し、前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態と前記輸送計画を遂行した際に推定される前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための前記輸送計画に利用される輸送車両における車両整備の必要度を予測するステップと、
    予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力させるステップと、
    を備えることを特徴とする輸送計画車両整備予測方法。
  8. 輸送車両の車両状態情報と輸送計画情報とから、輸送計画を遂行するための車両整備の必要度を予測して出力させるコンピュータに、
    前記輸送車両の車両状態を示す前記車両状態情報を第1取得手段により取得するステップ、
    前記輸送車両の輸送計画を示す前記輸送計画情報を第2取得手段により取得するステップ、
    前記第2取得手段により取得される前記輸送計画情報より前記輸送計画に利用される輸送車両を特定し、前記第1取得手段により取得される前記車両状態情報より前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態を特定し、前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態と前記輸送計画を遂行した際に推定される前記輸送計画に利用される輸送車両の車両状態とを比較することにより、前記輸送計画を遂行するための前記輸送計画に利用される輸送車両における車両整備の必要度を予測するステップ、
    予測した前記必要度が所定の条件を満たした場合に、当該必要度を出力させるステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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