JP7195829B2 - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置の製造方法 - Google Patents
液体吐出ヘッド及び液体吐出装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7195829B2 JP7195829B2 JP2018169215A JP2018169215A JP7195829B2 JP 7195829 B2 JP7195829 B2 JP 7195829B2 JP 2018169215 A JP2018169215 A JP 2018169215A JP 2018169215 A JP2018169215 A JP 2018169215A JP 7195829 B2 JP7195829 B2 JP 7195829B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- recording element
- support substrate
- liquid ejection
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
[1.液体吐出ヘッドの構成]
図1(a)は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド100の斜視図である。液体吐出ヘッド100は、液体を吐出するための素子および吐出口を備えた記録素子基板10(「基板」とも称する)と、記録素子基板10を支持する支持基板30(「支持部材」とも称する)と、を有している。本実施形態においては、図1(b)のように支持基板30に接着剤20を塗布し、記録素子基板10と支持基板30とを接着剤20を介して接合する。
次に、液体吐出ヘッドの製造工程について説明する。図3は本実施形態における液体吐出ヘッド100の製造工程を示すフローであり、図3(a)は支持基板30の当接領域の平坦化工程P1を示し、図3(b)は記録素子基板10と支持基板30との接合工程P2を示す。
まず、記録素子基板10と支持基板30とを接着剤20を介して接合する方法について図2、図3(b)を用いて説明する。なお、実際の製造工程では接合工程P2より前に平坦化工程P1を行うが、便宜上、本明細書では先に接合工程P2について説明する。
次に、記録素子基板10を支持基板30へ搭載する際の課題について説明する。
樹脂40を用いた支持基板30の当接領域の平坦化工程について、図3(a)、図6を用いて説明する。図6は、支持基板30の上面32における治具脚61との当接領域を平坦化する工程を説明するための図である。図6に示すように支持基板30の上面32は凹凸があり平坦性が低い。
図9(a)は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド101の斜視図である。液体吐出ヘッド101は、記録素子基板10と、記録素子基板10を支持する補助支持基板80と、記録素子基板10ならびに補助支持基板80を支持する支持基板30と、を有している。図9(b)のように、液体吐出ヘッド101は、記録素子基板10と補助支持基板80とが第2の接着剤70を介して接着された記録素子ユニット400と、支持基板30とが接着剤20を介して接着されている。本実施形態は、上述の実施形態の記録素子基板10に代わり、記録素子ユニット400を支持基板30に接着する構成である。記録素子ユニット400を支持基板30に接着する際に、樹脂40を用いて平坦化された支持基板30の当接領域を基準として用いる。その他の構成や製造工程は上述の実施形態と同様である。なお、本実施形態のような記録素子基板10と補助支持基板80とを合わせた記録素子ユニット400を「基板」と称してもよい。
図11(a)は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド102の斜視図である。本実施形態は、複数の記録素子基板10が吐出口の配列方向に並べられたライン型のヘッドである。液体吐出ヘッド102は、複数の記録素子基板10と、複数の記録素子基板10を支持する支持基板30と、を有している。本実施形態においては、図11(b)のように支持基板30に接着剤20を塗布し、複数の記録素子基板10を支持基板30に接着していく。なお、特に説明しない限り、本実施形態においても上述の実施形態と同様の構成や製造方法を用いることができる。
図14に示すように、第3の実施形態において吸着加熱治具60が斜傾していると、隣接する記録素子基板10の間に段差sが生じる恐れがある。段差sが大きいと、特に隣接する記録素子基板10のつなぎ部における記録品質の低下が生じる恐れがある。また、記録素子基板を複数枚配列して構成されたヘッドでは、隣接する記録素子基板同士の段差が大きくなることで、記録素子基板の吐出口面をワイピングする際に段差部分の近傍において液体の拭き残りが生じる恐れが高まる。また、記録素子基板の吐出口面をワイピングする際にワイパーが記録素子基板の吐出口面側の端部に当接して摩耗する恐れもある。本実施形態はこれを解決するためのものである。
20 接着剤
30 支持基板(支持部材)
40 樹脂(樹脂剤)
50 定盤(平坦化部材)
60 吸着加熱治具(把持手段)
61 治具脚(突き当て部)
100 液体吐出ヘッド
Claims (10)
- 液体を吐出するための素子を備える複数の基板と、前記基板を支持する支持面を備える支持部材と、を有する液体吐出ヘッドの製造方法において、
前記支持部材における前記支持面の側の面の、複数の前記基板に対応する複数の第1領域のそれぞれに樹脂剤を配置する工程と、
平坦な面を備える平坦化部材と前記支持部材との間で前記複数の第1領域のそれぞれに配置された前記樹脂剤を一括で潰して、前記複数の第1領域において前記支持面を互いに平坦な面として平坦化する工程と、
前記基板を把持する把持面と、突き当て部と、を備えた把持手段を用い、前記突き当て部と前記第1領域とを当接させた状態で、接着剤を介して前記支持面に前記基板を配置する工程を複数回行い、前記複数の基板を前記支持面にそれぞれ配置する工程と、を有し、
前記樹脂剤を配置する工程では、前記支持面、および前記平坦化部材が前記樹脂材と接する面の平面度の合計値よりも、前記樹脂剤の高さを高くして配置することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。 - 前記支持部材は、複数の前記基板が前記素子の配列方向に並べられるように構成された長尺形状であり、前記液体吐出ヘッドはライン型である、請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
- 前記複数の基板は、前記支持面の上で互いに隣接する第1基板と第2基板とを含み、
前記基板を配置する工程では、前記第1基板を配置する際に前記突き当て部に当接された少なくとも一つの前記第1領域と前記突き当て部を当接させた状態で、前記第2基板を配置する、請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。 - 前記接着剤は熱により硬化する接着剤であり、
前記基板を配置する工程では、加熱部を備えた前記把持手段を用い、前記加熱部から前記基板を介して前記接着剤を加熱する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。 - 前記樹脂剤は熱により硬化する材料であり、
前記平坦化する工程では、前記平坦化部材と前記支持部材との間で前記樹脂剤とを潰した状態で、前記樹脂剤を加熱して硬化する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。 - 前記樹脂剤と前記接着剤とは、同じ材料を用いる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
- 前記平坦化する工程では、撥水面と前記樹脂剤とを接触させて前記樹脂剤を潰す、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
- 前記平坦化する工程では、前記第1領域または前記第1領域の近傍に設けられた凹部から前記樹脂剤が突出するように前記樹脂剤を配置する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
- 前記基板を配置する工程では、前記支持面と前記基板との間は前記接着剤を介して離れている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
- 前記基板を配置する工程では、前記把持面と前記突き当て部とが、前記支持面に沿う方向において離れた位置に設けられた前記把持手段を用いる、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018169215A JP7195829B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018169215A JP7195829B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020040284A JP2020040284A (ja) | 2020-03-19 |
JP7195829B2 true JP7195829B2 (ja) | 2022-12-26 |
Family
ID=69799115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018169215A Active JP7195829B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7195829B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7440305B2 (ja) | 2020-03-09 | 2024-02-28 | 株式会社シマノ | 人力駆動車用の制御装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003080713A (ja) | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Canon Inc | 液体吐出ヘッド、ヘッドカートリッジおよび液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2014240136A (ja) | 2013-06-11 | 2014-12-25 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッド |
JP2016159523A (ja) | 2015-03-02 | 2016-09-05 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッドの製造装置 |
JP2018176580A (ja) | 2017-04-14 | 2018-11-15 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドおよびその製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08330339A (ja) * | 1995-05-31 | 1996-12-13 | Sony Corp | 光学装置の製造方法 |
JPH11188883A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-13 | Canon Inc | 液体噴射記録ヘッドの製造方法 |
-
2018
- 2018-09-10 JP JP2018169215A patent/JP7195829B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003080713A (ja) | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Canon Inc | 液体吐出ヘッド、ヘッドカートリッジおよび液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2014240136A (ja) | 2013-06-11 | 2014-12-25 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッド |
JP2016159523A (ja) | 2015-03-02 | 2016-09-05 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッドの製造装置 |
JP2018176580A (ja) | 2017-04-14 | 2018-11-15 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020040284A (ja) | 2020-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9802410B2 (en) | Ink jet print head | |
JP5113264B2 (ja) | 流体噴射カートリッジ及び方法 | |
JP3850370B2 (ja) | インクジェットヘッドユニットおよびその製造方法 | |
JP6518461B2 (ja) | 実装装置および実装方法 | |
JP7195829B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置の製造方法 | |
US7527347B2 (en) | Ink jet print head and ink jet printing apparatus having a plurality of slits formed in a heater substrate mounting surface | |
US6896361B2 (en) | Method of manufacturing ink jet head and ink jet head | |
JP2018176580A (ja) | 液体吐出ヘッドおよびその製造方法 | |
WO2013088505A1 (ja) | 液体吐出ヘッド及びその製造方法 | |
JP7297514B2 (ja) | 液体吐出ヘッドの製造方法 | |
US8161648B2 (en) | Method of manufacturing recording head | |
US11167553B2 (en) | Method of manufacturing liquid ejection head | |
JP4973854B2 (ja) | 加圧接合装置及びそれを用いた圧電素子ユニットの製造方法 | |
JP2003159804A (ja) | インクジェットヘッドの製造方法 | |
JP2004136634A (ja) | インクジェットヘッドおよびその製造方法 | |
JP2004237626A (ja) | インクジェットヘッド及びその製造方法 | |
JP7023541B2 (ja) | サーマルヘッド用基板、及びサーマルヘッド用基板の製造方法 | |
JP6728439B1 (ja) | 液体吐出ヘッドとその製造方法 | |
JP2016157885A (ja) | 半導体実装装置、インクジェットヘッド装置、および半導体部品の製造方法 | |
JP2002103600A (ja) | インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 | |
JP2004188653A (ja) | インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 | |
JPH0717071B2 (ja) | サーマルヘッド及びその製造方法 | |
JP4780307B2 (ja) | 加圧接合装置 | |
JP4675929B2 (ja) | インクジェットヘッドの製造装置およびそれを用いるインクジェットヘッドの製造方法 | |
JP2022020351A (ja) | 液体吐出ヘッドおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220628 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221214 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7195829 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |