JP7195615B2 - 穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法 - Google Patents

穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7195615B2
JP7195615B2 JP2019222549A JP2019222549A JP7195615B2 JP 7195615 B2 JP7195615 B2 JP 7195615B2 JP 2019222549 A JP2019222549 A JP 2019222549A JP 2019222549 A JP2019222549 A JP 2019222549A JP 7195615 B2 JP7195615 B2 JP 7195615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
conveying
adjustment plate
plate
grain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019222549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021091522A (ja
Inventor
一眞 赤坂
Original Assignee
大島農機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大島農機株式会社 filed Critical 大島農機株式会社
Priority to JP2019222549A priority Critical patent/JP7195615B2/ja
Publication of JP2021091522A publication Critical patent/JP2021091522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7195615B2 publication Critical patent/JP7195615B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Screw Conveyors (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

本発明は、穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法に関する。
従来、回転可能に軸支されかつ軸線回りに回転するスクリュウを樋内に設置し、籾摺部から排出され樋内へ流入された摺出米を軸方向へ搬送する技術が知られている(たとえば特許文献1)。
特開2001-219082号公報
しかしながら、従来技術では、スクリュウと樋の底面との間の隙間に穀粒が残留してしまい、穀粒の廃棄ロスに繋がってしまうという問題があった。また、スクリュウと樋の底面との間の隙間を狭く設計してしまうと、米から大豆のように搬送する穀粒を粒の大きい穀粒に変更した場合に、スクリュウと樋の底面との間に穀粒が挟まり、穀粒が破損してしまうという問題もあった。
本発明は、スクリュウと樋の底面との間の隙間に穀粒が残留することによる廃棄ロスを抑制することができるとともに、スクリュウと樋の底面との間の隙間に穀粒が挟まることによる穀粒の破損も抑制することができる、穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法を提供することを目的とする。
本発明に係る穀粒用搬送装置は、穀粒が搬送される搬送樋と、前記搬送樋の内側に設けられ前記搬送樋に沿って穀粒を搬送するスクリューコンベアと、を有する穀粒用搬送装置であって、前記搬送樋の底部に着脱可能であり、前記搬送樋の底部に取り付けることで前記搬送樋の底面を構成する調整板を有し、前記調整板は形状の異なる2種類以上の調整板を有し、前記搬送樋の底部に取り付ける前記調整板を取り替え可能であり、前記搬送樋の底部に取り付ける前記調整板を取り替えることで、前記スクリューコンベアと前記搬送樋の底面との間の隙間の高さを変更することが可能であり、前記2種類以上の調整板は前記搬送樋の側面の外側に回動可能に連結されており、前記調整板を回動することで、前記搬送樋の底部への前記調整板の取り付けおよび取り外しが可能となっている。
記穀粒用搬送装置において、前記調整板は、平面部を有する第1調整板と、凸面部を有する第2調整板とを有するように構成することができる。
上記穀粒用搬送装置において、前記調整板は、第1の網目を有する第1調整板と、前記第1の網目と網目の大きさが異なる第2の網目を有する第2調整板とを有するように構成することができる
記穀粒用搬送装置において、前記搬送樋の側面の下端部には前記調整板を係止するための係止部を有し、前記調整板は、前記係止部に係止するためのラッチ機構を有し、前記ラッチ機構を前記係止部に係止することで、前記調整板を前記搬送樋の底部に取り付け可能であるように構成することができる。
本発明に係る穀粒搬送方法は、上記穀粒用搬送装置を用いて穀粒を搬送する、穀粒の搬送方法であって、穀粒の粒の大きさに応じて、前記搬送樋の底部に取り付ける前記調整板を取り替える。
本発明によれば、形状の異なる2種類以上の調整板を有し、搬送する穀粒に応じて、搬送樋の底部に取り付ける調整板を取り替えることができるため、スクリュウーコンベアと樋の底面との間の隙間に穀粒が残留することによる廃棄ロスを抑制することができるとともに、スクリュウと樋の底面との間の隙間に穀粒が挟まることによる穀粒の破損を抑制することもできる。
本実施形態に係る粗選機の断面図である。 本実施形態に係る搬送機構を説明するための図であって、搬送樋の底部に調整板を取り付けていない状態を示す図である。 本実施形態に係る搬送機構を説明するための図であって、搬送樋の底部に第1調整板を取り付けた状態を示す図である。 第1実施形態に係る搬送機構を説明するための図であって、搬送樋の底部に第2調整板を取り付けた状態を示す図である。 第1実施形態に係る第1調整板の斜視図である。 第1実施形態に係る第2調整板の斜視図である。 第2実施形態に係る第1調整板の斜視図である。 第2実施形態に係る第2調整板の斜視図である。 他の実施形態に係る第2調整板の斜視図である。 第3実施形態に係る搬送機構を説明するための図であって、搬送樋の底部に第1調整板を取り付けた状態を示す図である。 第3実施形態に係る搬送機構を説明するための図であって、搬送樋の底部に第2調整板を取り付けた状態を示す図である。
以下に、図に基づいて、本発明に係る穀粒用搬送装置を説明する。以下においては、本発明の穀粒用搬送装置の一実施形態として、搬送機構を有する粗選機を例示して説明する。なお、本発明に係る穀粒用搬送装置は、粗選機に限定されず、籾摺り機、米選機、穀類搬送機、穀粒用乾燥機など、米(玄米)または米以外の穀粒(たとえば、麦、豆類、アワ、ヒエ、トウモロコシ、ソバ、キビなどの穀物、種実類、植物の種子など)を搬送する搬送機構を有する装置に適用される。なお、本発明において「穀粒」とは、上記「米(玄米)または米以外の穀粒」を含む。
《第1実施形態》
図1は、本実施形態に係る粗選機の断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る粗選機1は、ホッパー10と、選別網11と、搬送機構2と、揚穀コンベア12と、排出ダクト13とを有する。
ホッパー10は、選別網11の上部に配置される。ホッパー10は、藁などのゴミが混在している穀粒(選別対象の穀粒)を投入するための投入口101と、投入口101から選別網11の供給口111に向けて傾斜する供給樋102とを有する。ホッパー10の投入口101に、穀粒を投入することで、穀粒は供給樋102を通過して、供給口111から選別網11の本体部112内部へと搬送される。
選別網11は、ホッパー10から穀粒が供給される供給口111と、本体部112と、排出口113とを有する。本体部112は、筒状の構造体であり、ゴミと穀粒とを選別するための網目を有している。また、本体部112の下側全体が排出口113となっており、本体部112の網目を通過した穀粒が、排出口113から搬送機構2へと排出される。本実施形態では、本体部112は不図示のモータにより回転可能に保持されており、本体部112が回転することで、本体部112の網目から穀粒が落下し、排出口113を通過して搬送機構2の搬送樋3まで落下する。なお、藁などのゴミの大部分は、網目を通過することができず、本体部112内部に残るため、選別網11において穀粒とゴミとが選別されることとなる。
搬送機構2は、選別網11の下部に配置され、選別網11の排出口113から排出された穀粒を、スクリューコンベア4により揚穀コンベア12まで略水平方向に搬送する。なお、搬送機構2の詳細については、後述する。
揚穀コンベア12は、搬送機構2により搬送された穀粒を上方に搬送するための装置である。本実施形態において、揚穀コンベア12は、揚穀ダクト121と、ベルト122と、モータ123と、複数のバケット124とを有し、ベルト122をモータ123で駆動することで、ベルト122に取り付けられた複数のバケット124をベルト122に沿って移動させることができる。これにより、搬送機構2により揚穀ダクト121の下部にまで搬送された穀粒は、バケット124で掬い上げられて上方まで搬送され、上方の排出ダクト13から外部へと排出される。なお、揚穀コンベア12は、上記構成に限定されず、たとえばスクリューコンベアで穀粒を上方まで搬送する構成としてもよい。
このように、ホッパー10から投入された穀粒は、選別網11でゴミと穀粒に選別された後、搬送機構2の搬送樋3に落下する。そして、搬送樋3に落下した穀粒は、搬送機構2により略水平方向に搬送され、揚穀コンベア12により略鉛直方向に搬送された後、排出ダクト13から外部へと排出されることとなる。
次に、本実施形態に係る搬送機構2について説明する。搬送機構2は、選別網11から搬送樋3に落下した穀粒を、スクリューコンベア4により、揚穀コンベア12まで搬送する機構である。ここで、図2~4は、本実施形態に係る搬送機構2を説明するための図である。なお、図2は、搬送樋3の底部33に第1調整板61および第2調整板62を取り付けていない状態を示しており、図3は、搬送樋3の底部33に第1調整板61を取り付けた状態を示しており、図4は、搬送樋3の底部33に第2調整板62を取り付けた状態を示している。図2~4に示すように、搬送機構2は、搬送樋3と、スクリューコンベア4と、マグネットキャッチ51,52と、調整板6(第1調整板61および第2調整板62)とを有する。
搬送樋3は、図3または図4に示すように、搬送樋3の左側面となる左流板31と、右側面となる右流板32と、搬送樋3の調整板6(第1調整板61または第2調整板62)から構成される底面とを有する。左流板31と右流板32とは対向して設けられており、その間にスクリューコンベア4が介在している。また、左流板31と右流板32は傾斜しており、左流板31と右流板32との間の幅は下側ほど狭くなっている。また、搬送樋3の底部33は、調整板6が着脱可能となっており、図2に示すように、調整板6を底部33から取り外すことで、搬送樋3が底面を有しない構成とすることができ、搬送樋3に残留した穀粒を底部33から排除することができる。一方、搬送樋3の底部33に調整板6が取り付けられている場合には、図3および図4に示すように、調整板6が搬送樋3の底面を構成する。
本実施形態において、調整板6は、形状の異なる2種類の第1調整板61および第2調整板62を有している。第1調整板61は、図2~4に示すように、蝶番322を介して,右流板32に固定されている。同様に、第2調整板62は、蝶番312を介して、左流板31に固定されている。また、第1調整板61は、蝶番322を中心に回動可能となっており、第1調整板61を回動させることで、プッシュラッチ612を左流板31の下端部にある係止部311に係止させて、第1調整板61を搬送樋3の底部33に取り付けることができる。なお、第1調整板61が搬送樋3の底部33に取り付けられている状態で、プッシュラッチ612を押すことで、第1調整板61と係止部311との係止を解除し、第1調整板61を搬送樋3の底部33から取り外すこともできる。同様に、第2調整板62は、蝶番312を中心に回動可能となっており、第2調整板62を回動させることで、プッシュラッチ622を右流板32の下端部にある係止部321に係止させて、第2調整板62を搬送樋3の底部33に取り付けることができる。また、第2調整板62が搬送樋3の底部33に取り付けられている状態で、プッシュラッチ622を押すことで、第2調整板62と係止部321との係止を解除し、第2調整板62を搬送樋3の底部33から取り外すことができる。
このように、本実施形態に係る搬送機構2では、搬送樋3の底部33に取り付ける調整板6を、第1調整板61と第2調整板62とで容易に切り替えることができる。
このように、本実施形態に係る搬送機構2では、ラッチ機構を用いて調整板6を搬送樋3に取り付けることで、使用者が調整板6を搬送樋3の底部33の取り付け、または、取り外し作業にかかる負担を軽減することができる。すなわち、調整板6を搬送樋3に取り付ける機構としては、ラッチ機構の他に、トグルクランプ機構やレバークランプ機構、マグネット機構などがある。しかしながら、本実施形態に係る搬送機構2は、粗選機1の最下部に位置するため、操作スペースが狭く、また使用者の手が届きにくく力も入れにくいという問題があり、トグルクランプ機構やレバークランプ機構のように、操作に一定のスペースが必要な場合やある程度力を入れる操作が必要な場合には、使用者が調整板6を搬送樋3の底部33に着脱することが困難となるという問題があった。また、本実施形態では、搬送機構2は、硬い籾などの穀粒を搬送するため、マグネット機構を用いて穀粒を搬送する際に、搬送樋3の底面に対する穀粒の圧力が高まるとマグネット機構が外れてしまうという問題もあった。これらに対して、ラッチ機構では、他の機構と比べて強い力が必要とせず、また、操作スペースが狭く使用者の手が届きにくい場所にある場合でも、調整板6を比較的容易に搬送樋3に取り付けることができる。また、ラッチ機構では、プッシュラッチ612,622を係止部311,321に係止することで、搬送樋3の底部に対する穀粒の圧力が高まった場合でも、調整板6を搬送樋3の底部33にしっかりと固定することができる。
また、図5は、第1実施形態に係る第1調整板61の斜視図であり、図6は、第1実施形態に係る第2調整板62の斜視図である。図5に示すように、第1実施形態に係る第1調整板61は、第1調整板61を搬送樋3の底部33に取り付けた場合に搬送樋3の底面を構成する平面部611を有する。また、図6に示すように、第1実施形態に係る第2調整板62は、第2調整板62を搬送樋3の底部33に取り付けた場合に搬送樋3の底面を構成する凸面部621を有する。
図3に示すように、第1調整板61を搬送樋3の底部33に取り付けて第1調整板61で搬送樋3の底面を構成する場合、第1調整板61は平面部611を有するため、スクリューコンベア4と第1調整板61の平面部611(すなわち、搬送樋3の底面)との間の隙間は高さH1となる。これに対して、図4に示すように、第2調整板62を搬送樋3の底部33に取り付けて第2調整板62で搬送樋3の底面を構成する場合、第2調整板62は凸面部621を有するため、スクリューコンベア4と第2調整板62の凸面部621(すなわち、搬送樋3の底面)との間の隙間は、高さH1よりも低い高さH2(H2<H1)となる。
このように、第2調整板62で搬送樋3の底面を構成することで、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間の隙間を狭くすることができる。その結果、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間の隙間における穀粒の残量を低減することができ、穀粒の廃棄ロスを低減することができる。また、第2調整板62で搬送樋3の底面を構成した場合、穀粒によっては、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間の隙間が狭すぎてしまい、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間に穀粒が挟まり穀粒を破損してしまう場合がある。このような場合には、搬送樋3の底面を構成する調整板6を、第2調整板62から第1調整板61に取り替えることで、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間の隙間を広げることができ、その結果、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間に穀粒が挟まってしまい穀粒を破損してしまうということを有効に防止することができる。
なお、本実施形態では、第1調整板61および第2調整板62は、鉄などの磁性体で構成されるとともに、本実施形態に係る左流板31および右流板32の外側(裏側)にはマグネットキャッチ51,52が設けられている。これにより、図3に示すように、第1調整板61を搬送樋3の底部33に取り付けている場合には、使用していない第2調整板62を、マグネットキャッチ51で保持することができ、同様に、図4に示すように、第2調整板62を搬送樋3の底部33に取り付けている場合には、使用していない第1調整板61を、マグネットキャッチ52で磁力により保持することができる。
以上のように、本実施形態に係る粗選機1(搬送機構2)は、搬送樋3の底部33に取り付け可能であり、搬送樋3の底部33に取り付けることで搬送樋3の底面を構成する、形状の異なる2種類以上の調整板6を有し、調整板6を取り替えることで、スクリューコンベア4と搬送樋の底面との間の隙間の高さを変更することが可能となっている。これにより、米や大豆など搬送する穀粒の大きさに応じて、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間の隙間の高さを調整することができ、隙間に残留した穀粒の廃棄ロスを低減することができるとともに、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間に穀粒が挟まってしまい、穀粒を破損してしまうということを有効に防止することができる。
《第2実施形態》
次に、第2実施形態に係る搬送機構2aについて説明する。第2実施形態に係る搬送機構2aは、第1調整板61aおよび第2調整板62aの構造が、第1実施形態に係る第1調整板61および第2調整板62と異なること以外は、第1実施形態に係る粗選機1と同様の構造を有し、同様に動作する。
図7は、第2実施形態に係る第1調整板61aの斜視図であり、図8は、第2実施形態に係る第2調整板62aの斜視図である。図7に示すように、第2実施形態に係る第1調整板61aは、平面部611aに複数の孔を有する。同様に、図8に示すように、第2実施形態に係る第2調整板62aは、凸面部621aに複数の孔を有する。
第2実施形態では、第1調整板61aは平面部611aに複数の孔を有するため、第1調整板61aを用いて搬送樋3の底面を構成した場合、破損した穀粒の破片や未熟で小さい穀粒を孔から下方にふるい落とすことができ、穀粒の選別をより高度に行うことができる。同様に、第2実施形態では、第2調整板62aは凸面部621aに複数の孔を有するため、第2調整板62aを用いて搬送樋3の底面を構成した場合に、破損した穀粒の破片や未熟で小さい穀粒を孔から下方にふるい落とすことができ、穀粒の選別をより高度に行うことができる。
このように、第2実施形態においては、搬送樋3の底部33に取り付ける調整板6を、第1調整板61aと第2調整板62aとで取り替えることで、スクリューコンベア4と搬送樋3の底面との間の隙間の高さを調整することができることに加えて、破損した穀粒の破片や未熟で小さい穀粒を孔から下方にふるい落とすことができ、穀粒の選別をより高度に行うことが可能となる。
また、本発明に係る粗選機1(搬送機構2)は、2種類以上の調整板6を自在に取り替え可能とすることができるため、第2実施形態に係る第1調整板61aおよび第2調整板62a、並びに、第1実施形態に係る第1調整板61および第2調整板62の中から、ユーザが穀粒や用途に応じて適した調整板6を選択し、搬送樋3の底部33に取り付けることができる。たとえば、穀粒の破片などを排除しなくてよい場合には、ユーザは、穀粒の大きさに応じて、調整板6を、第1実施形態に係る第1調整板61と第2調整板62の中から選択して搬送樋3の底部33に取り付けることができ、また、穀粒の破片などを排除する必要がある場合には、ユーザは、穀粒の大きさに応じて、調整板6を、第2実施形態に係る第1調整板61aと第2調整板62aの中から選択し、搬送樋3の底部33に取り付けることができる。また、図9に示すように、第1調整板61aと比べて、孔の大きさが小さい複数の孔を有する平面部621bを有する第2調整板62bを、搬送樋3の底部33に取り付ける構成とすることができる。これにより、ユーザが搬送機構2での搬送中に排除したい穀粒の破片や未熟な穀物の大きさに応じて、第1調整板61aと第2調整板62bとを取り替える構成とすることもできる。
《第3実施形態》
次に、第3実施形態に係る搬送機構2bについて説明する。第3実施形態に係る搬送機構2bは、第1調整板61および第2調整板62が、蝶番312,322により左流板31および右流板32に固定されておらず、左流板31および右流板32から分離して取り外し可能となっていること以外は、第1実施形態に係る粗選機1と同様の構造を有し、同様に動作する。
図10は、第3実施形態に係る搬送機構2bにおいて、搬送樋3の底部33に第1調整板61を取り付けた状態を示す図である。また、図11は、第3実施形態に係る搬送機構2bにおいて、搬送樋3の底部33に第2調整板62を取り付けた状態を示す図である。第3実施形態に係る搬送機構2bにおいては、図10に示すように、第1調整板61をマグネットキャッチ52から取り外して、第1調整板61のプッシュラッチ612を係止部311に係止することで、第1調整板61を搬送樋3の底部33に取り付けることができる。同様に、図11に示すように、第2調整板62をマグネットキャッチ51から取り外し、第2調整板62のプッシュラッチ622を係止部311に係止することで、第1調整板61を搬送樋3の底部33に取り付けることができる。
また、第3実施形態に係る搬送機構2bでは、第1調整板61および第2調整板62が、蝶番312,322により左流板31および右流板32に固定されておらず、左流板31および右流板32から分離して取り外し可能となっている。これにより、第3実施形態に係る搬送機構2bでは、調整板6を、第1調整板61および第2調整板62以外の調整板に容易に取り替えることもできる。すなわち、第1実施形態に係る搬送機構2では、第1調整板61および第2調整板62が蝶番312,322を介して左流板31および右流板32に固定されているため、第1調整板61または第2調整板62を、第2実施形態の図7~9に示すような、別の形状の調整板に取り替える場合、第1調整板61および第2調整板62と蝶番312,322とを連結するネジなどを外し、別の調整板6を蝶番312,322にねじ止めなど行う必要があった。これに対して、第3実施形態に係る搬送機構2bでは、第1調整板61や第2調整板62をそのまま取り外すことができるため、第1調整板61や第2調整板62以外の調整板6に容易に取り替えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
1…粗選機
10…ホッパー
101…投入口
102…供給樋
11…選別網
111…供給口
112…本体部
113…排出口
2,2a,2b…搬送機構
3…搬送樋
31…左流板
311…係止部
32…右流板
321…係止部
4…スクリューコンベア
51,52…マグネットキャッチ
6…調整板
61,61a…第1調整板
611,611a…平面部
612…プッシュラッチ
62,62a,62b…第2調整板
621,621a…凸面部
621b…平面部
622…プッシュラッチ
12…揚穀コンベア
121…揚穀ダクト
122…ベルト
123…モータ
124…バケット
13…排出ダクト

Claims (5)

  1. 穀粒が搬送される搬送樋と、
    前記搬送樋の内側に設けられ、前記搬送樋に沿って穀粒を搬送するスクリューコンベアと、を有する穀粒用搬送装置であって、
    前記搬送樋の底部に着脱可能であり、前記搬送樋の底部に取り付けることで前記搬送樋の底面を構成する調整板を有し、
    前記調整板は形状の異なる2種類以上の調整板を有し、
    前記搬送樋の底部に取り付ける前記調整板を取り替え可能であり、
    前記搬送樋の底部に取り付ける前記調整板を取り替えることで、前記スクリューコンベアと前記搬送樋の底面との間の隙間の高さを変更することが可能であり、
    前記2種類以上の調整板は前記搬送樋の側面の外側に回動可能に連結されており、前記調整板を回動することで、前記搬送樋の底部への前記調整板の取り付けおよび取り外しが可能となっている、穀粒用搬送装置。
  2. 前記調整板は、平面部を有する第1調整板と、凸面部を有する第2調整板とを有する、請求項1に記載の穀粒用搬送装置。
  3. 前記調整板は、第1の網目を有する第1調整板と、前記第1の網目と網目の大きさが異なる第2の網目を有する第2調整板とを有する、請求項1または2に記載の穀粒用搬送装置。
  4. 前記搬送樋の側面の下端部には前記調整板を係止するための係止部を有し、
    前記調整板は、前記係止部に係止するためのラッチ機構を有し、前記ラッチ機構を前記係止部に係止することで、前記調整板を前記搬送樋の底部に取り付け可能である、請求項1ないしのいずれかに記載の穀粒用搬送装置。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の穀粒用搬送装置を用いて穀粒を搬送する、穀粒の搬送方法であって、
    穀粒の粒の大きさに応じて、前記搬送樋の底部に取り付ける前記調整板を取り替える、穀粒搬送方法。
JP2019222549A 2019-12-10 2019-12-10 穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法 Active JP7195615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019222549A JP7195615B2 (ja) 2019-12-10 2019-12-10 穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019222549A JP7195615B2 (ja) 2019-12-10 2019-12-10 穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021091522A JP2021091522A (ja) 2021-06-17
JP7195615B2 true JP7195615B2 (ja) 2022-12-26

Family

ID=76311955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019222549A Active JP7195615B2 (ja) 2019-12-10 2019-12-10 穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7195615B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105718A (ja) 2005-09-16 2007-04-26 Kameyama:Kk 粒状瓦材の製造方法および製造装置、ならびに、粒状瓦材から成る、培養土および水質改善材

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222496Y2 (ja) * 1979-08-24 1987-06-08
JPS62116411A (ja) * 1985-11-15 1987-05-28 Japan New Energ Center:Kk 上部に特殊空間を有するスクリユ−・コンベヤ−
JPH027223U (ja) * 1988-06-24 1990-01-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105718A (ja) 2005-09-16 2007-04-26 Kameyama:Kk 粒状瓦材の製造方法および製造装置、ならびに、粒状瓦材から成る、培養土および水質改善材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021091522A (ja) 2021-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017140002A (ja) 脱穀装置
JP7195615B2 (ja) 穀粒用搬送装置および穀粒の搬送方法
JP2003259720A (ja) 脱穀装置
US4276158A (en) Screen for a screening machine
KR101281519B1 (ko) 현미 선별기
JP6667230B2 (ja) コンバイン
JP4692836B2 (ja) 異物選別装置
JP2007174997A (ja) 脱穀装置の揺動選別構造
JP5688259B2 (ja) ベルト式昇降機における突片の構造
JP2009106241A (ja) 脱穀装置の脱穀部構造
JP5925241B2 (ja) 脱穀装置の脱穀部構造
JP6112791B2 (ja) 脱穀装置
JP2007301438A (ja) 粗選機の排出口切替装置
JP2007020419A (ja) 脱穀装置の選別構造
JP5802147B2 (ja) 脱穀装置
JP2013010093A (ja) コンポーネント型粒選別機及びその異物除去方法
JP2012061004A (ja) 脱穀装置の脱穀部構造
JP2006129793A (ja) 脱穀機の還元物処理装置
CN217726261U (zh) 一种粮食筛选用风选设备
JP3846886B2 (ja) 脱穀装置
CN219898979U (zh) 一种均料器及具有该均料器的粮食清选机
CN210935781U (zh) 一种具有回收机构的有机肥多级分筛装置
CN211077735U (zh) 一种红豆用振动给料机
JP2003259717A (ja) 脱穀装置
JPH1175521A (ja) 脱穀機の選別部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7195615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150