JP7195456B2 - 水熱交換装置およびこの水熱交換装置を備えたヒートポンプ装置 - Google Patents

水熱交換装置およびこの水熱交換装置を備えたヒートポンプ装置 Download PDF

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Description

この発明は、水と冷媒との熱交換を行う水熱交換装置およびこの水熱交換装置を備えたヒートポンプ装置に関するものである。
従来の水熱交換装置は、水と冷媒とを熱交換する熱交換器を有し、その熱交換器の周囲を断熱部材で囲った構成を有する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の熱交換器は、冷媒が流れる冷媒管と水が流れる水管とを上下に密接させ、その密接させた2つの配管を長円状に複数巻回した熱交換部を有する。
国際公開第2007/004460号
特許文献1では、熱交換器を囲っている断熱部材の構造の詳細が言及されておらず、熱交換器の断熱を十分に行えているか不明である。また、特許文献1の熱交換器の熱交換部は、配管がむき出しの構造であり、外形形状が複雑である。熱交換部の外形形状が複雑であると、断熱部材との間に隙間が生じやすく、高い断熱効率を得ることが難しいという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、熱交換器と断熱部材との間に隙間が生じることを抑制して断熱効率を高くできる水熱交換装置およびこの水熱交換装置を備えたヒートポンプ装置を得ることを目的とする。
この発明に係る水熱交換装置は、水と冷媒との熱交換を行う直方体状の熱交換部と熱交換部の右側面または左側面に接続された4本の接続配管とを備えたプレート式熱交換器と、プレート式熱交換器を外側から囲って断熱する断熱体とを備え、熱交換部の4つの接続口に4本の接続配管のそれぞれが継ぎ手を介して接続されており、断熱体は、プレート式熱交換器を前後方向の一方側から囲う第1断熱部材と、プレート式熱交換器を前後方向の他方側から囲い、第1断熱部材に重ねて密接して配置される第2断熱部材とを有し、第1断熱部材には、熱交換部の一方側の外形形状に沿う第1熱交換部凹部と、4本の接続配管のうち熱交換部の一方側に接続された2本の接続配管の外形形状に沿う第1接続配管凹部とが形成され、第2断熱部材には、熱交換部の他方側の外形形状に沿う第2熱交換部凹部と、4本の接続配管のうち熱交換部の他方側に接続された2本の接続配管の外形形状に沿う第2接続配管凹部とが形成されており、第1熱交換部凹部および第2熱交換部凹部のそれぞれは、継ぎ手の外形形状に沿うように形成されて継ぎ手が収納される継ぎ手凹部を2つずつ有しており、第1断熱部材と第2断熱部材とが重ねられた状態において、継ぎ手凹部を有する、第1熱交換部凹部および第2熱交換部凹部によって形成された熱交換部収納空間に熱交換部が継ぎ手と共に圧入保持され、第1接続配管凹部および第2接続配管凹部に、4本の接続配管が2本ずつ圧入保持されているものである。
この発明によれば、熱交換器として、熱交換部が直方体状であるプレート式熱交換器を用いているため、断熱体に形成された各凹部の内壁とプレート式熱交換器との間に隙間が生じることを抑制でき、断熱効率を高くできる。
実施の形態1に係る水熱交換装置の斜視図である。 実施の形態1に係る水熱交換装置の内部構成を示す分解斜視図である。 図2の断熱体をさらに分解した分解斜視図である。 実施の形態1に係る水熱交換装置のプレート式熱交換器の正面図である。 図4のプレート式熱交換器の熱交換部の内部構成を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る水熱交換装置におけるプレート式熱交換器の断熱構造部分の分解斜視図である。 実施の形態1に係る水熱交換装置の第1断熱部材を前方側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る水熱交換装置の第2断熱部材を後方側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る水熱交換装置の正面図である。 図9のY-Y端面図である。 図9のZ-Z端面図である。 図9の変形例のY-Y端面図である。 図9の変形例のZ-Z端面図である。 実施の形態2に係るヒートポンプ装置の概略構成図である。 実施の形態2に係るヒートポンプ装置の回路構成図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る水熱交換装置の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る水熱交換装置の内部構成を示す分解斜視図である。図3は、図2の断熱体をさらに分解した分解斜視図である。図4は、実施の形態1に係る水熱交換装置のプレート式熱交換器の正面図である。図5は、図4のプレート式熱交換器の熱交換部の内部構成を示す分解斜視図である。以下の説明で、「上」、「下」、「左」、「右」、「前方」、「後方」等の方向を示す表現を用いているが、特に断りのない場合、水熱交換装置を正面側から見た場合の方向を意味している。これら方向に係る用語は、説明のためのものであって、この発明を限定するものではない。
水熱交換装置1は、ヒートポンプ装置の冷媒回路の一部を構成する装置であって、冷媒回路の圧縮機等を有する室外機とは分離して配置される装置である。ヒートポンプ装置については後述の実施の形態2で改めて説明する。図4に示すように、水熱交換装置1は、プレート式熱交換器2と、プレート式熱交換器2を外側から囲って断熱する断熱体3と、断熱体3を外側から囲う板金製の複数の意匠パネル4とを備えている。
プレート式熱交換器2は、図4に示すように水と冷媒との熱交換を行う熱交換部21と、熱交換部21の右側面に接続された4本の接続配管27(27a、27b、27c、27d)とを備えている。熱交換部21は、全体として上下方向に長い直方体状に構成されている。この例では、4本の接続配管27が熱交換部21の右側面に接続された構成を示しているが、熱交換部21の左側面に接続されてもよい。熱交換部21は、図5に示すように、積層された複数の長板状の伝熱プレート23と、複数の伝熱プレート23を収容する、一面が開口した箱状の外郭部24と、外郭部24の開口を閉塞する長板状のサイドプレート25とを備えている。
熱交換部21において隣接する伝熱プレート23同士の間には流路が形成されている。各流路は、伝熱プレート23の積層方向に交互に水流路および冷媒流路となっており、水と冷媒とが伝熱プレート23を介して熱交換するようになっている。
長板状のサイドプレート25の4隅には、外部に突出した筒状の接続口26が設けられている。4つの接続口26のうちの後方の2つの接続口26aおよび接続口26bは熱交換部21内の冷媒流路に繋がっており、前方の2つの接続口26cおよび接続口26dは熱交換部21内の水流路に繋がっている。
各接続配管27のそれぞれは、逆L字状に構成されており、一端部が継ぎ手28を介して接続口26に接続されている。各接続配管27は、接続口26との接続部分から左右方向に延びた後、曲がり部を経て、熱交換部21の側方で熱交換部21に沿って下方に延び、熱交換部21の下面の高さ位置よりも下方に突出している。4本の接続配管27は、図4に示すように後方の2本が、冷媒が流れる冷媒接続配管27aおよび27bであり、前方の2本が、水が流れる水接続配管27cおよび27dである。冷媒接続配管27aは熱交換部21の接続口26aに継ぎ手28a(後述の図6参照)を介して接続されている。冷媒接続配管27bは熱交換部21の接続口26bに継ぎ手28b(後述の図6参照)を介して接続されている。水接続配管27cは、熱交換部21の接続口26cに継ぎ手28cを介して接続されている。水接続配管27dは、熱交換部21の接続口26dに継ぎ手28dを介して接続されている。
以上の構成のプレート式熱交換器2では、冷媒接続配管27aから熱交換部21に冷媒が流入し、熱交換部21の各冷媒流路を通った後、冷媒接続配管27bから流出する。また、水接続配管27cから熱交換部21に水が流入し、流入した水は、熱交換部21の各水流路を通った後、水接続配管27dから流出する。熱交換部21では、このように水と冷媒とが流れ、伝熱プレート23を介して水と冷媒とが熱交換することで、温水を生成する。なお、熱交換部21で温水を作る暖房時と、冷水を作る冷房時とでは冷媒の流れる方向が逆になる。このため、冷水を作る場合は、冷媒接続配管27bから熱交換部21に冷媒が流入し、熱交換部21の各冷媒流路を通った後、冷媒接続配管27aから流出する流れとなる。
断熱体3は、発泡性樹脂で構成されている。断熱体3は、図3に示すように、プレート式熱交換器2を後方側から囲う第1断熱部材31と、プレート式熱交換器2を前方側から囲い、第1断熱部材31に重ねて密接して配置される第2断熱部材32とを有する。断熱体3は、第1断熱部材31と第2断熱部材32とが重ね合わせられた状態で、全体として上下方向に長い直方体状に構成されている。
図6は、実施の形態1に係る水熱交換装置におけるプレート式熱交換器の断熱構造部分の分解斜視図である。図7は、実施の形態1に係る水熱交換装置の第1断熱部材を前方側から見た斜視図である。図8は、実施の形態1に係る水熱交換装置の第2断熱部材を後方側から見た斜視図である。図9は、実施の形態1に係る水熱交換装置の正面図である。図10は、図9のY-Y端面図である。図11は、図9のZ-Z端面図である。
図6に示すように第1断熱部材31は、プレート式熱交換器2に前後方向に対向する直方体状の対向部31aと、対向部31aの底部からプレート式熱交換器2側に向けて延びる直方体状の台座部31bとを有する。
第1断熱部材31の対向部31aには、前方側に開口する第1熱交換部凹部33aおよび第1接続配管凹部34aが形成されている。第1熱交換部凹部33aは、熱交換部21の後方側を収納する部分であり、熱交換部21の後方側の外形形状に沿うように縦長の矩形状に構成されている。また、第1熱交換部凹部33aは、継ぎ手28を収納する継ぎ手凹部33aaを有している。
第1接続配管凹部34aは、冷媒接続配管27aおよび27bを収納する部分であり、冷媒接続配管27aおよび27bの外形形状に沿うように、正面側から見て逆L字状に構成されている。図9のY-Y位置における第1接続配管凹部34aの断面形状は、図10に示すように冷媒接続配管27aおよび27bの両方がまとめて通過できる矩形状に構成されている。また、図9のZ-Z位置における第1接続配管凹部34aの断面形状は、図11に示すように冷媒接続配管27aのみが通過できる矩形状に構成されている。第1熱交換部凹部33aおよび第1接続配管凹部34aは、型成形によって形成されている。
第1断熱部材31は、台座部31bの厚み分だけ、第2断熱部材32よりも長手方向(図6の上下方向)の長さが長く構成されている。したがって、図9に示すように第1断熱部材31と第2断熱部材32とを前後方向に重ねた際に、台座部31bの上面が第2断熱部材32の下面に重なるようになっている。
図7に示すように第1断熱部材31の台座部31bの上面は、第1熱交換部凹部33aの下面33abに同一平面で連続している。第1断熱部材31の台座部31bの上面は、プレート式熱交換器2を第1断熱部材31の第1熱交換部凹部33aに収納する際に、熱交換部21の下面をガイドする収納ガイド部31baとなっている。収納ガイド部31baはさらに、第1断熱部材31に第2断熱部材32を重ねる際に第2断熱部材32の下面をガイドするガイド部としての役割も持っている。また、第1断熱部材31の台座部31bには、図6および図7に示すように4本の接続配管27の端部を外部に導出するための配管導出口36が形成されている。配管導出口36は、切り欠きにより形成されている。
図8に示すように、第2断熱部材32には、後方側に開口する第2熱交換部凹部33bおよび第2接続配管凹部34bが形成されている。第2熱交換部凹部33bは、熱交換部21の前方側を収納する部分であり、熱交換部21の前方側の外形形状に沿うように縦長の矩形状に構成されている。また、第2熱交換部凹部33bは、継ぎ手28を収納する継ぎ手凹部33baを有している。
第2接続配管凹部34bは、水接続配管27cおよび27dを収納する部分であり、水接続配管27cおよび27dの外形形状に沿うように、正面側から見て逆L字状に構成されている。図9のY-Y位置における第2接続配管凹部34bの断面形状は、図10に示すように水接続配管27cおよび27dがそれぞれ通過できる2つの矩形状に構成されている。また、図9のZ-Z位置における第2接続配管凹部34bの断面形状は、図11に示すように水接続配管27dのみが通過できる矩形状に構成されている。第2熱交換部凹部33bおよび第2接続配管凹部34bは、型成形によって形成されている。
以上のように構成された第1断熱部材31と第2断熱部材32とが重ね合わされることで、第1熱交換部凹部33aと第2熱交換部凹部33bとにより、熱交換部21を収納する熱交換部収納空間35(図6参照)が形成される。
ここでこの実施の形態1では、熱交換器として、熱交換部21が直方体状であるプレート式熱交換器2を用いている。したがって、配管むき出しの従来の熱交換部を収納する場合に比べて、第1熱交換部凹部33aおよび第2熱交換部凹部33bのそれぞれの内壁の面形状は単純である。このため、第1熱交換部凹部33aおよび第2熱交換部凹部33bのそれぞれの内壁と熱交換部21との間に隙間が生じることを抑制でき、断熱効果を高めることが可能となっている。
以上の構成の水熱交換装置1を組み立てる際には、まず、プレート式熱交換器2の熱交換部21を第1断熱部材31に設けた収納ガイド部31ba上に載置する。そして、その状態で熱交換部21を収納ガイド部31ba上でスライドさせて第1熱交換部凹部33aの奥側に向けて押し込むとともに、冷媒接続配管27aおよび27bを第1接続配管凹部34aに押し込む。ここで、プレート式熱交換器2は重量物であるため、熱交換部21を収納ガイド部31baに載置した状態のまま、スライドさせてプレート式熱交換器2を第1断熱部材31に設置できることで、組立を容易に行うことが可能となっている。
なお、ここでは、台座部31bの上面、言い換えれば第1熱交換部凹部33aの下面33abを同一平面で前方に延長した部分、により収納ガイド部31baが形成された例を示したが、この構成に限られない。収納ガイド部31baは、プレート式熱交換器2を第1断熱部材31に収納する際の第1断熱部材31の姿勢に応じた位置に設ければよい。たとえば、図7の第1断熱部材31が図7に示す姿勢から反時計回りに90°回転した姿勢であるときは、第1熱交換部凹部33aの左側面33ac(図7参照)を同一平面で前方に延長した部分で収納ガイド部31baを構成すればよい。
ここで、第1熱交換部凹部33aは、熱交換部21の後方側の外形形状に沿うように縦長の矩形状に形成され、また、第1接続配管凹部34aは、冷媒接続配管27aおよび27bの外形形状に沿うように形成されている。このため、熱交換部21の後方半分が第1断熱部材31の第1熱交換部凹部33aに隙間無く圧入状態で収納されるとともに、冷媒接続配管27aおよび27bが第1接続配管凹部34aに圧入状態で収納される。また、継ぎ手28aおよび28bもまた、継ぎ手凹部33aaに隙間無く圧入状態で収納される。このように、熱交換部21、継ぎ手28aおよび28b、冷媒接続配管27aおよび27bが、第1断熱部材31のそれぞれの収納箇所に圧入状態で収納されることで、高い断熱効率を得ることが可能となっている。
次に、第2断熱部材32における凹部形成側の面を第1断熱部材31側に向け、第2断熱部材32をプレート式熱交換器2に被せるようにして第1断熱部材31側に押圧し、第2断熱部材32を第1断熱部材31に重ねて密接させる。ここで、第2熱交換部凹部33bは、熱交換部21の前方側の外形形状に沿うように縦長の矩形状に形成され、また、第2接続配管凹部34bは、水接続配管27cおよび27dの外形形状に沿うように形成されている。このため、熱交換部21の前方半分が第2断熱部材32の第2熱交換部凹部33bに隙間無く圧入状態で収納されるとともに、水接続配管27cおよび27dも、第2接続配管凹部34bに圧入状態で収納される。また、継ぎ手28cおよび28dもまた、継ぎ手凹部33baに隙間無く圧入状態で収納される。このように、熱交換部21、継ぎ手28cおよび28d、水接続配管27cおよび27dが、第2断熱部材32のそれぞれの収納箇所に圧入状態で収納されることで、高い断熱効率を得ることが可能となっている。
以上により、図2に示すように断熱体3内にプレート式熱交換器2が密接状態で保持された組み立て体が形成される。組み立て体において、4本の接続配管27の端部は、配管導出口36から外部に導出された状態となる。
次に、図2および図3に示すように、組み立て体の周囲に、3つの意匠パネル4を配置し、各意匠パネル4同士を、ねじ等の図示しない締結部材で互いに締結する。これにより水熱交換装置1が構成される。なお、組み立て体の大きさは、3つの意匠パネル4で囲まれた内部空間よりも僅かに大きく形成されている。このため、各意匠パネル4同士を互いに締結する際には、断熱部材を内方に押圧した状態で締結される。これにより、プレート式熱交換器2と第1断熱部材31および第2断熱部材32との密接度が増して、断熱効果が高められている。
なお、組み立て体においてプレート式熱交換器2は、断熱体3内に密接状態で保持されており、いわば断熱体3がプレート式熱交換器を固定保持する固定部材として機能している。このため、組み立て体を用いて水熱交換装置1を構成するにあたり、他に固定用の別部品を用いることなく、意匠パネル4のみで水熱交換装置1を構成できる。
ところで、図10および図11では、第1接続配管凹部34aの底面34aaおよび第2接続配管凹部34bの底面34baが平面で構成された例を示したが、次の図12および図13のように構成してもよい。
図12は、図9の変形例のY-Y端面図である。図13は、図9の変形例のZ-Z端面図である。
図12および図13に示すように、第1接続配管凹部34aの底面34aaおよび第2接続配管凹部34bの底面34baを、接続配管27の外面に沿うように、曲面を有して構成するようにしてもよい。この構成により、より断熱性を高めることができる。
以上説明したように、実施の形態1は、水と冷媒との熱交換を行う直方体状の熱交換部21と熱交換部21の右側面または左側面に接続された4本の接続配管27とを備えたプレート式熱交換器2と、プレート式熱交換器2を外側から囲って断熱する断熱体3とを備える。断熱体3は、プレート式熱交換器2を前後方向の一方側から囲う第1断熱部材31と、プレート式熱交換器2を他方側から囲い、第1断熱部材31に重ねて密接して配置される第2断熱部材32とを有する。第1断熱部材31には、熱交換部21の一方側の外形形状に沿う第1熱交換部凹部33aと、4本の接続配管27のうち熱交換部21の一方側に接続された2本の接続配管27の外形形状に沿う第1接続配管凹部34aとが形成されている。第2断熱部材32には、熱交換部21の他方側の外形形状に沿う第2熱交換部凹部33bと、4本の接続配管27のうち熱交換部21の他方側に接続された2本の接続配管27の外形形状に沿う第2接続配管凹部34bとが形成されている。第1断熱部材31と第2断熱部材32とが重ねられた状態において第1熱交換部凹部33aおよび第2熱交換部凹部33bによって形成された熱交換部収納空間35に熱交換部21が圧入保持され、第1接続配管凹部34aおよび第2接続配管凹部34bに、4本の接続配管27が2本ずつ圧入保持されている。
このように、この実施の形態1の水熱交換装置1は、熱交換器として、熱交換部21が直方体状であるプレート式熱交換器2を用いている。このため、第1断熱部材31および第2断熱部材32のそれぞれに形成された、熱交換部21を収納する各凹部の内壁の形状が単純である。したがって、各凹部の内壁とプレート式熱交換器2の熱交換部21との間に隙間が生じることを抑制でき、熱交換部収納空間35に熱交換部21を隙間無く圧入保持できる。また、第1接続配管凹部34aおよび第2接続配管凹部34bは、接続配管27の外形形状に沿うように形成されているため、第1接続配管凹部34aおよび第2接続配管凹部34bに接続配管27を圧入保持できる。以上より、プレート式熱交換器2は、第1断熱部材31および第2断熱部材32に対して密着することとなり、断熱効率を高くできる。
4本の接続配管27のそれぞれは、継ぎ手28を介して熱交換部21の接続口26に接続されている。第1熱交換部凹部33aおよび第2熱交換部凹部33bは、継ぎ手28を収納する継ぎ手凹部33aaおよび継ぎ手凹部33baを有する。継ぎ手凹部33aaおよび継ぎ手凹部33baは、継ぎ手28の外形形状に沿うように形成されて継ぎ手28を圧入保持している。
このように、継ぎ手28部分もまた、継ぎ手凹部33aaに圧入保持される。したがって、継ぎ手28は、第1断熱部材31および第2断熱部材32に対して隙間無く密着することとなり、断熱効率を高くできる。
第1断熱部材31には、4本の接続配管27を外部に導出するための配管導出口36が形成されている。
このように、配管導出口36により、4本の接続配管27を外部に導出することができる。
第1接続配管凹部34aの底面34aaおよび第2接続配管凹部34bの底面34baは、接続配管27の外面に沿う曲面を有する。
これにより、さらに断熱効率を高くできる。
第1熱交換部凹部33aは前方側に開口しており、第1断熱部材31は、第1熱交換部凹部33aの内壁の一部を同一平面で前方に延長して形成された収納ガイド部31baを有する。
これにより、プレート式熱交換器2を第1断熱部材31の第1熱交換部凹部33aに収納する作業および第2断熱部材32をプレート式熱交換器2に被せる作業を容易に行える。
断熱体3は、発泡性樹脂で構成されている。
このように、断熱体3の材料として発泡性樹脂を用いることができるので、成形が容易である。
この実施の形態1の水熱交換装置1は、断熱体3を外側から囲う板金製の意匠パネル4を備える。各意匠パネル4は、断熱体3を内側に押圧した状態で互い固定されている。
これにより、プレート式熱交換器2と第1断熱部材31および第2断熱部材32との密接度が増して、断熱効果をより高めることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1の水熱交換装置1を備えたヒートポンプ装置に関する。
図14は、実施の形態2に係るヒートポンプ装置の概略構成図である。図15は、実施の形態2に係るヒートポンプ装置の回路構成図である。
ヒートポンプ装置は、実施の形態1の水熱交換装置1と、室外機40と、室内機50と、ファンコイルユニット60とを備えている。室外機40には、圧縮機41、四方弁42、室外熱交換器43および減圧装置44が配置されており、これらの各機器と水熱交換装置1のプレート式熱交換器2の冷媒流路とにより冷媒が循環する冷媒回路70が構成されている。室内機50には、給湯タンク51、水循環用ポンプ52、水循環用バルブ53および54が配置されている。ファンコイルユニット60には放熱器(図示せず)およびファン(図示せず)が配置されている。プレート式熱交換器2の水流路、給湯タンク51およびファンコイルユニット60によって暖房冷房用水回路80が構成されている。
以上のように構成されたヒートポンプ装置では、冷媒回路70の四方弁42の切替により、冷媒回路70を循環する冷媒の流れ方向を切り替えることで、プレート式熱交換器2で暖房冷房用水回路80の水の加熱または冷却を行う。
四方弁42を図15の実線側に切り替えた場合、圧縮機41から吐出された高温高圧の冷媒は、プレート式熱交換器2の冷媒流路に流入し、プレート式熱交換器2の水流路内の水と熱交換して水を加熱する。熱交換後の冷媒は、減圧装置44で減圧された後、室外熱交換器43で空気との熱交換により加熱された後、四方弁42を介して圧縮機41に戻る。プレート式熱交換器2において冷媒回路70の冷媒と熱交換することにより加熱された水は、暖房冷房用水回路80を循環し、例えば給湯タンク51に貯められて給湯に利用されたり、例えばファンコイルユニット60に供給されて暖房に利用されたりする。
四方弁42を図15の点線側に切り替えた場合、圧縮機41から吐出された高温高圧の冷媒は室外熱交換器43に流入し、外気との熱交換により冷却される。室外熱交換器43で冷却された冷媒は、減圧装置44で減圧された後、プレート式熱交換器2の冷媒流路に流入し、プレート式熱交換器2の水流路内の水と熱交換して水を冷却する。プレート式熱交換器2において冷媒回路70の冷媒と熱交換することにより冷却された水は、暖房冷房用水回路80を循環し、例えばファンコイルユニット60に供給され、冷房に利用される。
実施の形態2によれば、実施の形態1の水熱交換装置1を備えたので、熱交換効率の高いヒートポンプ装置を構成できる。
1 水熱交換装置、2 プレート式熱交換器、3 断熱体、4 意匠パネル、21 熱交換部、23 伝熱プレート、24 外郭部、25 サイドプレート、26 接続口、26a 接続口、26b 接続口、26c 接続口、26d 接続口、27 接続配管、27a 冷媒接続配管、27b 冷媒接続配管、27c 水接続配管、27d 水接続配管、28 継ぎ手、28a 継ぎ手、28b 継ぎ手、28c 継ぎ手、28d 継ぎ手、31 第1断熱部材、31a 対向部、31b 台座部、31ba 収納ガイド部、32 第2断熱部材、33a 第1熱交換部凹部、33aa 継ぎ手凹部、33ab 下面、33ac 左側面、33b 第2熱交換部凹部、33ba 継ぎ手凹部、34a 第1接続配管凹部、34aa 底面、34b 第2接続配管凹部、34ba 底面、35 熱交換部収納空間、36 配管導出口、40 室外機、41 圧縮機、42 四方弁、43 室外熱交換器、44 減圧装置、50 室内機、51 給湯タンク、52 水循環用ポンプ、53 水循環用バルブ、60 ファンコイルユニット、70 冷媒回路、80 暖房冷房用水回路。

Claims (7)

  1. 水と冷媒との熱交換を行う直方体状の熱交換部と前記熱交換部の右側面または左側面に接続された4本の接続配管とを備えたプレート式熱交換器と、
    前記プレート式熱交換器を外側から囲って断熱する断熱体とを備え、
    前記熱交換部の4つの接続口に前記4本の接続配管のそれぞれが継ぎ手を介して接続されており、
    前記断熱体は、前記プレート式熱交換器を前後方向の一方側から囲う第1断熱部材と、前記プレート式熱交換器を前記前後方向の他方側から囲い、前記第1断熱部材に重ねて密接して配置される第2断熱部材とを有し、
    前記第1断熱部材には、前記熱交換部の前記一方側の外形形状に沿う第1熱交換部凹部と、前記4本の接続配管のうち前記熱交換部の前記一方側に接続された2本の接続配管の外形形状に沿う第1接続配管凹部とが形成され、
    前記第2断熱部材には、前記熱交換部の前記他方側の外形形状に沿う第2熱交換部凹部と、前記4本の接続配管のうち前記熱交換部の前記他方側に接続された2本の接続配管の外形形状に沿う第2接続配管凹部とが形成されており、
    前記第1熱交換部凹部および前記第2熱交換部凹部のそれぞれは、前記継ぎ手の外形形状に沿うように形成されて前記継ぎ手が収納される継ぎ手凹部を2つずつ有しており、
    前記第1断熱部材と前記第2断熱部材とが重ねられた状態において、前記継ぎ手凹部を有する、前記第1熱交換部凹部および前記第2熱交換部凹部によって形成された熱交換部収納空間に前記熱交換部が前記継ぎ手と共に圧入保持され、
    前記第1接続配管凹部および前記第2接続配管凹部に、前記4本の接続配管が2本ずつ圧入保持されている水熱交換装置。
  2. 前記第1接続配管凹部の底面および前記第2接続配管凹部の底面は、前記接続配管の外面に沿う曲面を有する請求項1載の水熱交換装置。
  3. 前記第1断熱部材には、前記4本の接続配管を外部に導出するための配管導出口が形成されている請求項1または請求項2に記載の水熱交換装置。
  4. 前記第1熱交換部凹部は前方側に開口しており、前記第1断熱部材は、前記第1熱交換部凹部の内壁の一部を同一平面で前方に延長して形成された収納ガイド部を有する請求項記載の水熱交換装置。
  5. 前記断熱体は、発泡性樹脂で構成されている請求項1~請求項のいずれか一項に記載の水熱交換装置。
  6. 前記断熱体を外側から囲う板金製の複数の意匠パネルを備え、各意匠パネルは、前記断熱体を内側に押圧した状態で互いに固定されている請求項1~請求項のいずれか一項に記載の水熱交換装置。
  7. 請求項1~請求項のいずれか一項に記載の水熱交換装置を備えたヒートポンプ装置。
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