JP7195127B2 - 搬送ユニット及び搬送トレイの位置決め方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態1に係る搬送ユニットを図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る搬送ユニットが用いられる工場設備の概略の構成を示す説明図である。図2は、実施形態1に係る搬送ユニットの搬送トレイの構成例を示す斜視図である。図3は、図2に示された搬送トレイの貫通孔を示す平面図である。図4は、実施形態1に係る搬送ユニットの搬送アームの構成例を示す斜視図である。図5は、図4に示された搬送アームのX方向の突起及びY方向の突起の側面を示す断面図である。図6は、実施形態1に係る搬送ユニットの搬送トレイと搬送アームとが位置決めされた状態を示す斜視図である。図7は、実施形態1に係る搬送ユニットの搬送トレイと搬送アームとが位置決めされた状態を示す他の斜視図である。
実施形態1に係る搬送ユニット1は、図1に示す工場設備100で用いられる。工場設備100は、図1に示すように、被加工物200を加工する加工装置101と、加工装置101間等で被加工物を搬送する自動搬送システム102とを備えている。加工装置101は、被加工物200に各種の加工を施す装置であって、例えば、被加工物200を切削加工する切削装置、被加工物200をレーザー加工するレーザー加工装置、被加工物200を研削加工する研削装置などであるが、本発明では、これらに限定されない。なお、図1は、加工装置101を一つのみ示し、他を省略している。
図9は、図8に示された搬送トレイの位置決め方法の差し込みステップの収容箱と搬送アームとを模式的に示す側面図である。差し込みステップST1は、搬送トレイ10の差し込み領域21に保持部材31を差し込むステップである。差し込みステップST1では、制御ユニット105は、AGV103が受け渡しスポットに停車すると、搬送アーム30の保持部材31をAGV103に支持された搬送トレイ10よりもX方向の後ろ側に位置付けて、移動ユニット40に搬送アーム30の保持部材31を下降させる。差し込みステップST1は、保持部材31が差し込み領域21と同一平面上に位置すると、移動ユニット40による保持部材31の下降を停止させる。このとき、制御ユニット105は、図9に示すように、保持部材31の平行部32の連結部33から離れた側の端を搬送トレイ10にX方向に沿って対向させる。なお、図9は、各突起51,61を省略している。
図10は、図8に示された搬送トレイの位置決め方法の位置決めステップ中のX方向の突起及びY方向の突起と貫通孔との相対的な位置の一例を示す断面図である。図11は、図8に示された搬送トレイの位置決め方法の位置決めステップで位置決めされたX方向の突起及びY方向の突起と貫通孔との相対的な位置の一例を示す断面図である。
本発明の実施形態2に係る搬送ユニット及び搬送トレイの位置決め方法を図面に基づいて説明する。図13は、実施形態2に係る搬送ユニットの搬送トレイの構成例を示す斜視図である。図14は、実施形態2に係る搬送ユニットの搬送トレイが搬送される加工装置の載置部を示す斜視図である。図15は、実施形態2に係る搬送トレイの位置決め方法の流れを示すフローチャートである。図16は、図15に示された搬送トレイの位置決め方法の第2の位置決めステップを模式的に示す側面図である。図17は、図15に示された搬送トレイの位置決め方法の第2の位置決めステップ中の第2のX方向の突起及び第2のY方向の突起と第2の貫通孔との相対的な位置の一例を示す断面図である。なお、図13、図14、図15、図16及び図17は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
保持ステップST3は、搬送アーム30で搬送トレイ10を保持するステップであって、実施形態2では、差し込みステップST1および位置決めステップST2が相当する。保持ステップST3では、制御ユニット105が差し込みステップST1と位置決めステップST2とを実施して、搬送アーム30で搬送トレイ10を保持すると、第2の位置決めステップST4に進む。
第2の位置決めステップST4は、搬送トレイ10の底壁12に形成された第2の貫通孔25の内壁を曲面72,82に接触させて搬送トレイ10を滑り動かし、第2の貫通孔25を各突起71,81に嵌めて、搬送トレイ10を加工装置101の載置部107に対して位置決めするステップである。位置決めステップST2では、制御ユニット105は、搬送アーム30で保持した搬送トレイ10を加工装置101の載置部107の上方に位置付けた後、搬送アーム30を下降させて、図16に示すように、搬送トレイ10を載置部107の上面108に近付ける。このとき、各突起71,81が、図17に示すように、対応する第2の貫通孔25の内壁25-3に接触することがある。
10 搬送トレイ
11 収容箱
12 底壁
13 上壁
14 側壁
17 下面(載置部と対向する面)
20 上蓋
21 差し込み領域
22 下面(上壁と対向する面)
23 貫通孔(凹み)
23-3 内壁
24 連結部
25 第2の貫通孔(第2の凹み)
25-3 内壁
30 搬送アーム
31 保持部材(保持手段)
34 上面
40 移動ユニット(移動手段)
51 X方向の突起
52 曲面
61 Y方向の突起
62 曲面
71 第2のX方向の突起
72 曲面
81 第2のY方向の突起
82 曲面
101 加工装置
107 載置部
200 被加工物
X 方向(進退する方向、差し込み方向)
Y 方向
ST1 差し込みステップ
ST2 位置決めステップ
ST3 保持ステップ
ST4 第2の位置決めステップ
Claims (4)
- 被加工物が収容された搬送トレイと、
該搬送トレイを加工装置に搬送する搬送アームと、を備える搬送ユニットであって、
該搬送トレイは、
底壁と、上壁と、該底壁と該上壁とをつなぐ一対の側壁と、から少なくとも構成される被加工物の収容箱と、
該収容箱の上部に該搬送アームが差し込まれる差し込み領域をあけて設置され、該上壁と対向する面に複数の四角形の凹みを有する上蓋と、
該収容箱と上蓋とを連結させる連結部と、を備え、
該搬送アームは、
該差し込み領域に差し込まれ該搬送トレイを保持する保持手段と、
該保持手段を上下方向及び収容箱に対して進退する方向に移動可能に保持する移動手段と、
該保持手段の該差し込み領域への差し込み方向をX方向、該X方向と平面上で直交する方向をY方向としたとき、
該保持手段の上面のうち該上蓋の該凹みに対応する領域に形成され、該凹みに収容されて該搬送トレイを位置決めするとともに、該X方向に高さが変化する凸の曲面が形成されたX方向の突起と、
該保持手段の上面のうち該上蓋の該凹みに対応する領域に形成され、該凹みに収容されて該搬送トレイを位置決めするとともに、該Y方向に高さが変化する凸の曲面が形成されたY方向の突起と、
を備えることを特徴とする搬送ユニット。 - 該搬送トレイは、
該X方向に高さが変化する凸の曲面が形成された第2のX方向の突起と、
該Y方向に高さが変化する凸の曲面が形成された第2のY方向の突起と、が形成された加工装置の載置部に搬送され、
該底壁の該載置部と対向する面には該第2のX方向の突起及び該第2のY方向の突起が収容される四角形の第2の凹みが複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送ユニット。 - 請求項1に記載の搬送トレイを位置決めする搬送トレイの位置決め方法であって、
該搬送トレイの該差し込み領域に該保持手段を差し込む差し込みステップと、
該搬送アームを該上蓋方向に持ち上げるとともに、該凹みの内壁を該曲面に接触させて該搬送トレイを滑り動かし、
該凹みを該X方向の突起及び該Y方向の突起に嵌めて該搬送トレイを位置決めする位置決めステップと、
を備えることを特徴とする搬送トレイの位置決め方法。 - 請求項2に記載の搬送トレイを位置決めする搬送トレイの位置決め方法であって、
該搬送アームで該搬送トレイを保持する保持ステップと、
該底壁に形成された該第2の凹みの内壁を該曲面に接触させて該搬送トレイを滑り動かし、
該第2の凹みを該第2のX方向の突起及び該第2のY方向の突起に嵌めて該搬送トレイを位置決めする第2の位置決めステップと、
を備えることを特徴とする搬送トレイの位置決め方法。
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JP2018229434A JP7195127B2 (ja) | 2018-12-06 | 2018-12-06 | 搬送ユニット及び搬送トレイの位置決め方法 |
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