JP7192231B2 - パウチ - Google Patents

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Description

本発明は、パウチに関する。
従来から、パウチには、パウチを密閉するためやおもて面等を綺麗に区画するために側部シール部が形成されているものがある。このようなパウチにおいては、消費者が、内容物を取り出す際に、パウチの幅方向においてパウチを把持することがあるが、側部シールは、2枚のフィルムが重なっているとともに熱融着で硬くなっている。
このため、手でパウチの幅方向からパウチを把持すると、側部シール部が掌や指に触れて、痛みを感じすることがある。このようなことから、現在、側部シール部の先端側を内側に折ることが検討されている(特許文献1参照)。
特開2011-148549号公報
しかしながら、側部シール部の先端側を内側に折ると、一つの側部シール部は4枚のフィルムが重なった状態となるので、パウチを把持する際に、やはり痛みを感じることがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、パウチを把持したときに、痛みを感じにくいパウチを提供することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、内容物を収容可能であり、かつおもて面、裏面、および前記おもて面と前記裏面の間に位置する2つの側面を備えるパウチであって、前記おもて面と前記側面の境界部、および前記裏面と前記側面の境界部にそれぞれ形成された側部シール部を備え、前記側面のそれぞれが、ガセット折込部を備え、かつ前記パウチの上縁から下縁に亘って延びる折線を境界として第1部分と第2部分に区画されており、前記側面のそれぞれに、前記第1部分の外面と前記第2部分の外面を部分的に接合する接合部が形成されており、前記接合部が、前記側部シール部から離間しており、前記側面のそれぞれにおいて、前記接合部より上側および下側に、前記第1部分の前記外面と前記第2部分の前記外面が接合されていない非接合部が存在している、パウチが提供される。
上記パウチにおいて、前記パウチを正面視したとき、前記接合部が、前記接合部が形成されている前記側面にいてそれぞれ前記折線から前記パウチの側縁に向けて凸となるように形成されていてもよい。
上記パウチに前記内容物が収容されていない状態において、前記パウチを正面視したとき、前記接合部が、前記接合部が形成されている前記側面において前記折線から前記ガセット折込部の幅の1/2となる位置までの領域内に存在していてもよい。
上記パウチにおいて、
上記パウチに前記内容物が収容されていない状態において、前記接合部は、それぞれ前記パウチの下縁から前記パウチの高さ方向に前記パウチの高さの25%離れた位置から、前記パウチの前記下縁から前記パウチの高さ方向に前記パウチの高さの75%離れた位置までの領域内に存在していてもよい。
上記パウチに前記内容物が収容されている状態において、前記パウチを正面視したとき、前記パウチが括れていてもよい。
上記パウチにおいて、前記内容物が、液体、粘稠体、粒状体、および粉体のいずれかであってもよい。
上記パウチにおいて、前記パウチが、外面から、少なくとも第1シーラント層、基材層、および第2シーラント層の順に積層された包装材料を用いて形成されていてもよい。
本発明の一の態様および他の態様によれば、パウチを把持したときに、痛みを感じにくいパウチを提供することができる。
実施形態に係る内容物が収容された状態のパウチの斜視図である。 図1に示されるパウチのA-A線の横断面図である。 図1に示されるパウチの正面図である。 図1に示されるパウチの側面図である。 実施形態に係る内容物が収容されていない状態のパウチの正面図である。 実施形態に係る他の接合部の形状を示す図である。 実施形態に係るパウチに用いられる包装材料の断面図である。 実施形態に係るパウチに用いられる他の包装材料の断面図である。 実施形態に係る内容物が収容された状態の他のパウチの斜視図である。 実施形態に係る内容物が収容された状態の他のパウチの斜視図である。 実施形態に係る内容物が収容された状態の他のパウチの斜視図である。 内容物が収容された状態の従来のパウチの斜視図である。 図12に示されるパウチのB-B線の横断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るパウチについて、図面を参照しながら説明する。本明細書において、「フィルム」、「シート」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「フィルム」はシートとも呼ばれるような部材も含む意味で用いられる。また、本明細書における「上」、「下」、「側」、「底」の位置は、パウチの使用状態での位置を意味している。図1は本実施形態に係る内容物が収容された状態のパウチの斜視図であり、図2は図1に示されるパウチのA-A線の横断面図であり、図3は図1に示されるパウチの正面図であり、図4は図1に示されるパウチの側面図である。図5は本実施形態に係る内容物が収容されていない状態のパウチの正面図であり、図6は本実施形態に係る他の接合部の形状を示す図である。図7は本実施形態に係るパウチに用いられる包装材料の断面図であり、図8は本実施形態に係るパウチに用いられる他の包装材料の断面図である。図9~図11は本実施形態に係る内容物が収容された状態の他のパウチの斜視図である。図12は内容物が収容された状態の従来のパウチの斜視図であり、図13は図12に示されるパウチのB-B線の横断面図である。
<<パウチ>>
図1に示されるパウチ10-1は、内容物を収容する収容空間を有している。図1~図4に示されるパウチ10-1は、収容空間に内容物が収容されている。内容物としては、特に限定されないが、液体、粘稠体、粒状体、または粉体等を含むものが挙げられる。内容物としては、飲料、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、家庭用液体洗剤、コーヒー豆、コーンフレーク、飴、インスタントコーヒー、粉末洗剤、小麦粉、入浴剤、スティック包装等が挙げられる。内容物は、ボトルなどの他の容器に移し替えて使用されるものであってもよい。
パウチ10-1は、図1に示されるように、おもて面11、裏面12、おもて面11と裏面12の間に位置する2つの側面13、14、および底面15を有している。側面14は、側面13と対向する側面である。パウチ10-1は、おもて面フィルムと、裏面フィルムと、2枚の側面フィルムとから構成されている。なお、パウチ10-1は、1枚のフィルムから構成してもよい。
パウチ10-1には、側面13、14に、後述する接合部29、30が形成されているので、パウチ10-1に内容物が収容されている状態において、図3に示されるようにパウチ10-1を正面視したとき、パウチ10-1が括れている。
パウチ10-1は、内容物を収容可能な本体部16を備えている。図1においては、パウチ10-1は、注出口部を備えていないが、後述するように本体部の上部に形成された注出口部を備えていてもよい。
パウチ10-1は、側面13、14にそれぞれガセット折込部17、18を備えている。ガセット折込部17、18を設けることにより、収容空間を大きくすることができるので、より多くの内容物を収容することができる。ガセット折込部17、18の幅W1、W2(図5参照)は、30mm以上75mm以下となっていてもよい。ガセット折込部17、18の幅は、パウチに内容物を収容していない状態で、パウチを正面視したときのパウチの横方向DR1の長さである。ガセット折込部17、18の幅が一定でない場合には、ガセット折込部17、18の幅は最も短い値とする。
側面13、14は、それぞれパウチ10-1の上縁10Aから下縁10Bに亘って延びる折線13A、14Aを境界として第1部分13B、14Bと第2部分13C、14Cに区画されている。パウチ10-1においては、図2に示されるように、第1部分13B、14Bは側面13、14における折線13A、14Aよりおもて面11側の部分となっており、第2部分13C、14Cは側面13、14における折線13A、14Aより裏面12側の部分となっている。
パウチ10-1は、図1~図4に示されるように、上部シール部19、側部シール部20~23、底部シール部24~27、および底部合掌シール部28を備えている。
<上部シール部>
上部シール部19は、パウチ10-1の上部において、おもて面11と裏面12、おもて面11と側面13、おもて面11と側面14、裏面12と側面13、裏面12と側面14を互いに接合した部分である。上部シール部19は、後述する包装材料40同士を熱融着することによって形成されている。
上部シール部19の幅W3(図3参照)は、例えば、5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。上部シール部19の幅W3が5mm以上であれば、上部シール部19において確実にシールすることができ、また15mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。本明細書において、各シール部における「幅」とは、シール部の延びる方向に直交する方向の長さを意味する。なお、シール部の幅が一定でない場合には、シール部の幅は、シール部の延びる方向に直交する方向の長さのうち最も短い値とする。上部シール部19の外縁19Aは、パウチ10-1の上縁10Aとなっている。
<側部シール部>
側部シール部20は、おもて面フィルムと側面フィルムの間をシールするために形成されており、図1および図2に示されるように、おもて面11と側面13の境界部においておもて面11と側面13をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部20の外縁20Aは、パウチ10-1の側縁10Cとなっている。
側部シール部21は、おもて面フィルムと側面フィルムの間をシールするために形成されており、図1および図2に示されるように、おもて面11と側面14の境界部においておもて面11と側面14をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部21の外縁21Aは、パウチ10-1の側縁10Dとなっている。
側部シール部22は、裏面フィルムと側面フィルムの間をシールするために形成されており、図1および図2に示されるように、裏面12と側面13の境界部において裏面12と側面13をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部22の外縁22Aは、パウチ10-1の側縁10Eとなっている。
側部シール部23は、裏面フィルムと側面フィルムの間をシールするために形成されており、図1および図2に示されるように、裏面12と第2側面14の境界部において裏面12と第2側面14をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部23の外縁23Aは、パウチ10-1の側縁10Fとなっている。
側部シール部20~23の幅W4(図3参照)は、例えば、それぞれ5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。側部シール部20~23の幅W4がそれぞれ5mm以上であれば、側部シール部20~23において確実にシールすることができ、また15mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。
<底部シール部>
底部シール部24は、おもて面11と底面15を綺麗に区画するためのものであり、おもて面11と底面15をパウチ10-1の横方向DR1に沿って互いに接合した部分である。底部シール部24は、底面15における底部合掌シール部28に沿って延びる第1端部に形成されている。
底部シール部25は、裏面12と底面15を綺麗に区画するためのものであり、裏面12と底面15をパウチ10-1の横方向DR1に沿って互いに接合した部分である。底部シール部25は、底面15における底部合掌シール部28に沿って延びる第1端部とは反対側の第2端部に形成されている。
底部シール部26は、側面13と底面15を綺麗に区画するためのものであり、側面13と底面15をパウチ10-1の厚さ方向に沿って互いに接合した部分である。底部シール部26は、底面15における第1端部および第2端部の間で延びる第3端部に形成されている。
底部シール部27は、側面14と底面15を綺麗に区画するためのものであり、側面14と底面15をパウチ10-1の厚さ方向に沿って互いに接合した部分である。底部シール部27は、底面15における第1端部および第2端部の間で延び、かつ第3端部とは反対側の第4端部に形成されている。
底部シール部24~27の幅W5(図3参照)は、例えば、それぞれ5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。底部シール部24~27の幅W4がそれぞれ5mm以上であれば、各面を綺麗に区画することができる。また、底部シール部24~27の幅W5が15mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。
<底部合掌シール部>
底部合掌シール部28は、底面15に連設された後述する折り返し片に設けられている。底部合掌シール部28を形成することにより、底面15をシールにすることができる。
底部合掌シール部28は、底面15に連設され、かつ底面15側に折り返された折り返し片となっている。底部合掌シール部28の幅は、例えば、5mm以上20mm以下となっていることが好ましい。底部合掌シール部28の幅が5mm以上であれば、底部合掌シール部28において確実にシールすることができ、また20mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。折り返し片は、底部合掌シール部28以外に未シール部を含んでいてもよい。
側面13には、第1部分13Bの外面13Baと第2部分13Cの外面13Caを部分的に接合する接合部29が形成されており、側面14には、第1部分14Bの外面14Baと第2部分14Cの外面14Caを部分的に接合する接合部30が形成されている。
側面13において、接合部29より上側および下側に、第1部分13Bの外面13Baと第2部分13Cの外面13Caが接合されていない非接合部31が存在している。また、同様に、側面14において、接合部30より上側および下側に、第1部分14Bの外面14Baと第2部分14Cの外面14Caが接合されていない非接合部32が存在している。このような非接合部31、32を存在させることにより、収容空間が狭くなることを抑制できる。
<接合部>
接合部29は、図2に示されるように側部シール部20、22から離間しており、接合部30は、側部シール部21、23から離間している。すなわち、接合部29は側部シール部20、22の内縁20B、22Bに達しておらず、また接合部30は側部シール部21、23の内縁21B、23Bに達していない。このような構成にすることによって、側部シール部20と側部シール部22が一体化されることを抑制でき、また側部シール部21と側部シール部23が一体化されることを抑制できる。
図3に示されるように、パウチ10-1を正面視したとき、接合部29は、接合部29が形成されている側面13における折線13Aからパウチ10-1の側縁10Cに向けて凸となるように形成されており、接合部30は、接合部30が形成されている側面14において折線14Aからパウチ10-1の側縁10Dに向けて凸となるように形成されていてもよい。接合部29、30をこのように形成することにより、接合部29、30のシール際に加わる負荷を低減し、シール後退が起こり難くなるとともに、万一接合部29、30のシール後退が生じた場合でもその広がりを最小限に留めることができる。ただし、接合部29、30の形状は、特に限定されず、例えば、半長円状(図6(A)参照)、円状(図6(B)参照)、長方形状(図6(C)参照)、波状(図6(D)参照)であってもよく、また、図6(E)に示されるように複数存在してもよい。
図5に示されるようにパウチ10-1に内容物が収容されていない状態において、パウチ10-1を正面視したとき、接合部29は、接合部29が形成されている側面13において折線13Aからガセット折込部17の幅の1/2となる位置までの領域R1(図5中の点線と一点鎖線で囲まれた領域)内に存在していることが好ましく、接合部30は、接合部30が形成されている側面14において折線14Aからガセット折込部18の幅の1/2となる位置までの領域R2(図5中の点線と一点鎖線で囲まれた領域)内に存在していることが好ましい。領域R1内に接合部29が存在し、また領域R2内に接合部30が存在することにより、パウチ10-1が括れすぎることを抑制できるとともに、収容空間が狭くなることを抑制できる。なお、図5に示されるパウチ10-1においては、内容物が収容されていないので、上部シール部19が形成されていない。
図5に示されるように、接合部29は折線13Aを含んでおり、接合部30は折線14Aを含んでいるが、接合部29は折線13Aから離間していてもよく、また接合部30も折線14Aから離間していてもよい。
図5に示されるようにパウチ10-1に内容物が収容されていない状態において、接合部29、30の幅W6、W7は、ガセット折込部17、18の幅W1の20%以上50%以下であることが好ましい。接合部29、30の幅W6、W7が、ガセット折込部17、18の幅W1、W2の20%以上であれば、パウチ10-1を把持したときにより痛みを感じ難くすることができ、またガセット折込部の幅W1、W2の50%以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。本明細書における「接合部の幅」とは、パウチの幅方向における接合部の最大幅を意味するものとする。具体的には、接合部の幅は、5mm以上30mm以下としてもよい。
図5に示されるようにパウチ10-1に内容物が収容されていない状態において、接合部29、30は、パウチ10-1の下縁10Bからパウチ10-1の高さ方向DR2にパウチの高さHの25%離れた位置から、パウチ10-1の下縁10Bからパウチ10-1の高さ方向DR2にパウチ10-1の高さHの75%離れた位置までの領域R3(図5中の二点鎖線で囲まれた領域)内に存在していることが好ましい。領域R3内に接合部29、30が存在することにより、人が把持しやすい高さ(位置)の側部シール部20、22が側面13側に倒れ、また側部シール部21、23が側面14側に倒れるので、パウチ10-1を把持した時に痛みをより感じにくくすることができる。また、非接合部31、32が存在する領域がある程度確保されるので、ガセット折込部17における接合部29と非接合部31の連接部を無理なく形成することができ、またガセット折込部18における接合部30と非接合部31の連接部を無理なく形成することができる。本明細書における「パウチの高さ」とは、パウチの最大高さを意味するものとする。
図5に示されるようにパウチ10-1に内容物が収容されていない状態において、接合部29、30の長さL1、L2は、それぞれパウチ10-1の高さHの10%以上50%以下であることが好ましい。接合部29、30の長さが、パウチ10-1の高さHの10%以上であれば、パウチ10-1を把持したときにより痛みを感じ難くすることができ、またパウチ10-1の高さHの50%以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。本明細書における「接合部の長さ」とは、パウチの高さ方向における接合部の最大長さを意味するものとする。具体的には、接合部の長さは、10mm以上150mm以下としてもよい。
接合部29の構成材料は、第1部分13Bの外面13Baと第2部分13Cの外面13Caを接合することができれば、特に限定されない。また、接合部30の構成材料も、第1部分14Bの外面14Baと第2部分14Cの外面14Caを接合することができれば、特に限定されない。例えば、後述するように、接合部29をシーラント層から構成してもよく、またホットメルト接着剤等から構成してもよい。
パウチ10-1の上部には、パウチ10-1を開封するための切込みや切欠き等の開封開始手段33が設けられている。また、開封開始手段33には、開封方向を安定させるためのハーフカット線等の開封誘導部(図示せず)が設けられていてもよい。
パウチ10-1は、包装材料40、50から構成されている。具体的には、おもて面フィルム、裏面フィルムは包装材料40となっており、側面フィルムは包装材料50となっている。
包装材料40は、図7に示されるように、少なくとも基材層41およびシーラント層42を備えており、包装材料50は、図8(A)に示されるように、少なくとも第1シーラント層51、基材層52および第2シーラント層53を備えているものであってもよく、また図8(B)に示されるように第1シーラント層51のみからなるものであってもよい。なお、パウチ10-1を1枚の包装材料で構成する場合には、包装材料50を用いることが可能である。
包装材料40は、基材層41とシーラント層42との間に、接合層43、中間層44および接合層45をさらに備えており、図8(A)に示される包装材料50は、基材層52と第2シーラント層53との間に、接合層54、中間層55および接合層56を備えている。
<基材層>
基材層41、52として、例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(延伸PETフィルム)、透明蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(透明蒸着PETフィルム)、延伸ナイロンフィルム(延伸NYフィルム)、延伸ポリプロピレンフィルム(延伸PPフィルム)、またはエチレンビニルアルコール共重合体フィルム(EVOHフィルム)、またはこれらの2以上のフィルムを積層した複合フィルムを用いることができる。透明蒸着PETフィルムとしては、例えば、シリカ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(シリカ蒸着PETフィルム)、アルミ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(アルミ蒸着PETフィルム)等が挙げられる。
基材層41、52は、二軸延伸処理されることが好ましい。これにより、基材層41、52を構成する分子が、延伸処理によって延伸方向に並び、基材層41、52が優れた寸法安定性を発揮するようになる。
基材層41、52の厚みは、例えば10μm以上30μm以下とすることができる。基材層41、52の厚みが10μm以上であれば、機械的強度を有し、印刷や貼り合せ加工等を問題なく行うことができ、また30μm以下であれば、袋のしなやかな風合いを損なわずに加工することができる。基材層41、52の厚みは、光学顕微鏡を用いて撮影された基材層の断面写真からランダムに10箇所厚みを測定し、測定された厚みの算術平均値として求めるものとする。なお、パウチにおいては、基材層41は、最も外側となるように配置される。
<シーラント層、第1シーラント層および第2シーラント層>
シーラント層42および第2シーラント層53は、2枚の包装材料同士を重ね合わせて熱融着することでパウチ10-1の収容空間を密封するために設けられており、第1シーラント層51は、2枚の包装材料同士を重ね合わせて熱融着することで接合部29、30を形成するために設けられている。このため、パウチ10-1においては、シーラント層42および第2シーラント層53が最も収容空間側となるように配置されており、第1シーラント層51が最も外側となるように配置される。
シーラント層42、第1シーラント層51、および第2シーラント層53は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエステルエーテル等のシール性を有する樹脂から構成することができる。シーラント層42、第1シーラント層51、および第2シーラント層53は、単層構造であってもよく、または多層構造であってもよい。
シーラント層42、第1シーラント層51、および第2シーラント層53の厚みは、20μm以上60μm以下であることが好ましい。これらのシーラント層の厚みが20μm以上であれば、十分なシール強度を得ることができ、また60μm以下であれば、袋のしなやかな風合いを損なわずに加工することができる。シーラント層42等の厚みは、基材層41の厚みと同様の方法によって測定できる。
<接合層>
本明細書における「接合層」とは、接着層(AD層)のみならず、アンカーコート層(AC層)を含む概念である。接合層43、45、54、56としては、例えばそれ自体既知のドライラミネート法にて一般に用いられる接着剤を用いることができ、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤等を用いることができる。ポリウレタン系接着剤とは、ポリオール化合物とイソシアネート化合物との硬化物のことである。
<中間層>
中間層44、55は、パウチ10-1に要求される種々の機能を補うための層である。例えば、パウチ10-1が食品を内容物として収容する場合には、内容物の酸化等の変質を防止しながら内容物を保存することができるように、中間層44、55は、水蒸気の透過を防止する水蒸気バリア性および酸素ガス等のガスの透過を防止するガスバリア性を有していてもよい。また、パウチ10-1は、売り場の商品棚に自立した状態で陳列されるため、パウチ10-1が商品棚から落下した際の衝撃等にも十分に耐え得るよう、中間層44は、耐屈曲性および耐衝撃性を有していてもよい。また、中間層44は、消費者の購買意欲を高めるために、パウチ10-1の内容物が見えないように隠蔽性を十分に高める機能を有していてもよい。
中間層44、55が、ガスバリア性を発揮する層である場合、中間層44、55としては、アルミニウム(Al)、鉄、銅、錫、またはこれらの合金等の金属箔層や透明蒸着PETフィルムを用いることができる。
包装材料40の具体例としては、例えば以下のフィルムが挙げられる。なお、「/」は、層を列記する場合に、層と層との境界を示す表記として用いている。層については、パウチの外側から内側に向かって記載するものとする。すなわち最も右側に記載された層がシーラント層である。
延伸PPフィルム/インキ層/AD層/PEフィルム
延伸PPフィルム/インキ層/AD層/VMPETフィルム/AD層/PEフィルム
延伸NYフィルム/インキ層/AD層/透明蒸着PETフィルム/AD層/PEフィルム
透明蒸着PETフィルム/インキ層/AD層/延伸NYフィルム/AD層/PEフィルム
延伸PETフィルム/インキ層/AD層/Al箔/AD層/延伸NYフィルム/AD層/PEフィルム
延伸NYフィルム/インキ層/AC層/PE層/PEフィルム
延伸PETフィルム/AC層/PE層/Al箔/AC層/PE層/PEフィルム
延伸PETフィルム/インキ層/AC層/PE層/アルミ蒸着PETフィルム/AC層/PE層/PEフィルム
延伸NYフィルム/インキ層/PE層/Al箔/AC層/PE層/PEフィルム
包装材料50の具体例としては、例えば以下のフィルムが挙げられる。層については、パウチの外側から内側に向かって記載するものとする。すなわち最も左側に記載されていた層が第1シーラント層であり、また最も右側に記載された層が第2シーラント層である。なお、後述するPEフィルム単体やPE層/NY層/PE層は、包装材料が第1シーラント層のみから形成されている場合に該当する。
PEフィルム
PE層/NY層/PE層
PE層/PEフィルム/PE層/PEフィルム
PEフィルム/AD層/延伸NYフィルム/AD層/PEフィルム
PEフィルム/AD層/透明蒸着PET/AD層/PEフィルム
PEフィルム/AD層/EVOHフィルム/AD層/PEフィルム
PE層/EVOHフィルム/PE層
PEフィルム/AD層/延伸PETフィルム/インキ層/AD層/延伸PETフィルム/AD層/PEフィルム
PEフィルム/AC層/PE層/Al箔/PE層/PEフィルム
PEフィルム/PE層/AC層/延伸PETフィルム/インキ層/PE層/PEフィルム/AD層/延伸PETフィルム/AC層/PE層/PEフィルム
PE層/PEフィルム/AC層/PE層/Al箔層/PEフィルム/PE層/延伸NYフィルム/PE層/PEフィルム
<<パウチの製造方法>>
パウチ10-1は、以下のようにして製造することができる。以下では、パウチ10-1を個々に製造する例を示す。
まず、包装材料40からなるおもて面フィルムおよび裏面フィルムと、包装材料50からなる2枚の側面フィルムを用意する。
これらのフィルムを用意した後、各側面フィルムを外面が内側となるように2つに折りにし、折線13A、14Aを形成する。そして、各側面フィルムにおいて、折線13A、14Aによって区画された第1部分13B、14Bの外面13Ba、14Baと第2部分13C、14Cの外面13Ca、14Caの一部を熱融着させて、接合部29、30を形成する。
次いで、おもて面フィルムと裏面フィルムの間に接合部を有する側面フィルムを互いに対向するように挿入し、おもて面フィルムと側面フィルムの境界部と、裏面フィルムと側面フィルムの境界部とをそれぞれ熱融着して、側部シール部20~23を形成する。これにより、おもて面11、裏面12、側面13、14を有する筒状体が形成される。
次いで、筒状体の一方の端部を筒状体の幅方向に熱融着して、底部合掌シール部28および底部シール部24~27を形成する。これにより、底面15が形成され、上部が開口したパウチが得られる。
その後、パウチの上部から、内容物を充填する。内容物を充填した後、パウチの上部を熱融着して、上部シール部19を形成する。これにより、図1に示されるパウチ10-1が得られる。
<<他のパウチ>>
図9に示されるパウチ10-2は、本体部16の上部に注出口部61を有している。注出口部61は、本体部16に充填されている内容物を外部に注出するためのものである。注出口部61は、本体部16と異なる部材で構成されている。具体的には、図9に示される注出口部61は、スパウトとなっている。注出口部61は、図9に示すように、例えば、中空状の筒部62と、筒部62の上端の開口を塞ぐためのキャップ63とを備えている。筒部61は、包装材料40のシーラント層42によって、おもて面11と裏面12に対して固定されている。このような注出口部61を設けることにより、注出の際の流量を安定化させることができ、また再封することができる。
図10に示されるパウチ10-3は、パウチ10-2と同様に本体部16の上部に注出口部71を有しているが、パウチ10-3の注出口部71は、プッシュプルキャップとなっている。注出口部71の上端には、内容物を注出する注出口71Aが設けられている。注出口部71は、注出口本体部72と、注出口本体部72に液密に装着されて上下動可能とされたオーバーキャップ部73とを有する。オーバーキャップ部73を引っ張ること(プル操作)によって注出口が開放し、押し込むこと(プッシュ操作)によって注出口71Aが閉塞される。
図11に示されるパウチ10-4は、パウチ10-2と同様に本体部16の上部に注出口部81を有しているが、パウチ10-4の注出口部81は、本体部16と同一の部材で構成されている。すなわち、注出口部81は、包装材料40から構成されている。
パウチ10-4の正面視において、注出口部81の幅は本体部16の幅よりも狭くなっている。このような注出口部81を形成することにより、注出の際の流量を安定化させることができる。注出口部81の幅が一定でない場合には、注出口部81の先端の幅とする。
パウチ10-2、10-3、10-4の側面13、14においては、パウチ10-1と同様に、接合部29、30が形成されている。パウチ10-2、10-3、10-4の接合部29、30は、パウチ10-1の接合部29、30と同様であるので、ここでは説明を省略するものとする。
図12および図13に示される従来のパウチ100は、例えば、おもて面101、裏面102と、側面103、104、および底面105を有し、また、上部シール部106、側部シール部107~110、底部シール部111、112、および底部合掌シール部113を備えている。このようなパウチ100においては、図13に示されるように、側面103、104に接合部が形成されていないので、パウチ100に内容物を収容しても、側部シール部107、108は、パウチ100の横方向DR1に対してほぼ平行となっている。このため、パウチ100を把持すると、側部シール部107~110の外縁107A~110Aが掌や指に触れてしまい、痛みを感じることがある。これに対し、本実施形態のパウチ10-1、10-2、10-3、10-4においては、側面13に第1部分13Bの外面13Baと第2部分13Cの外面13Caを接合する接合部29を形成し、側面14に第1部分14Bの外面14Baと第2部分14Cの外面14Caを接合する接合部30を形成しているので、パウチ10-1、10-2、10-3、10-4を把持したときに、痛みを感じ難い。すなわち、パウチ10-1等に内容物を収容すると、接合部29によって第1部分13Bの外面13Baと第2部分13Cの外面13Caが部分的に接合されており、また接合部30によって第1部分14Bの外面14Baと第2部分14Cの外面14Caが部分的に接合されているため、接合部29、30が存在する場所においては、側部シール部20~23が、接合部29、30に向けて引っ張られる。このため、図2に示されるように、側部シール部20、22が側面13側に倒れ、また側部シール部21、23が側面14側に倒れる。これにより、パウチ10-1、10-2、10-3、10-4を把持したときに、側部シール部20~23の外縁20A~23Aが掌や指に触れにくくなるので、痛みを感じ難い。
本発明を詳細に説明するために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの記載に限定されない。
<実施例1>
実施例1においては、図1に示されるパウチを作製した。まず、おもて面フィルムおよび裏面フィルムを用意した。おもて面フィルムおよび裏面フィルムは、ともに幅100mmおよび高さ180mmのものであった。また、おもて面フィルムおよび裏面フィルムは、厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムからなる基材層、厚さ1μmのインキ層からなる第1中間層、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤からなる接合層、厚さ12μmの透明蒸着PETフィルムからなる第2中間層、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤からなる接合層、および厚さ60μmのPEフィルムからなるシーラント層をこの順で備えるものであった。
また、2枚の側面フィルムを用意した。側面フィルムは、幅50mmおよび高さ180mmのものであった。側面フィルムは、厚さ130μmのPEフィルムのみから形成されていた。
これらのフィルムを用意した後、各側面フィルムを2つに折りにし、折線を形成した。そして、各側面フィルムにおいて、折線によって区画された第1部分の外面と第2部分の外面の一部を熱融着させて、接合部を形成した。接合部の形状は、図1に示されるような台形状であった。接合部の幅は9mmであり、接合部の長さ(長辺の長さ)は45mmであった。
次いで、おもて面フィルムと裏面フィルムの間に接合部を有する側面フィルムを互いに対向するように挿入し、おもて面フィルムと側面フィルムの境界部と、裏面フィルムと側面フィルムの境界部とをそれぞれ熱融着して、幅5mmの側部シール部を形成した。これにより、筒状体が形成された。
次いで、筒状体の一方の端部を筒状体の幅方向に熱融着して、底部合掌シール部および底部シール部を形成した。これにより、底面が形成され、上部が開口したパウチが得られた。
その後、パウチの上部から、内容物として水300mlを充填した。水を充填した後、パウチの他方の端部を熱融着して、幅10mmの上部シール部を形成した。これにより、幅100mm、高さ150mmの図1に示されるパウチを得た。
パウチにおいては、接合部は、パウチを正面視したとき、接合部が形成されている側面において折線からガセット折込部の幅の1/2となる位置(折線から12.5mm離れた位置)までの領域内に存在しており、またパウチの下縁からパウチの高さ方向にパウチの高さの25%離れた位置から、パウチの下縁からパウチの高さ方向にパウチの高さの75%離れた位置までの領域内に存在していた。さらに、側面のそれぞれにおいて、接合部より上側および下側に、第1部分の外面と第2部分の外面が接合されていない非接合部が存在していた。
<実施例2>
実施例2においては、おもて面フィルムおよび裏面フィルムとして以下の構成のフィルムを用い、また接合部の形状を図6(C)に示される長方形状としたこと以外は、実施例1と同様にして、パウチを得た。
おもて面フィルムおよび裏面フィルムは、厚さ15μmの延伸PETフィルムからなる基材層、厚さ1μmのインキ層からなる第1中間層、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤からなる接合層、厚さ7μmのAl箔層からなる第2中間層、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤からなる接合層、延伸ナイロンフィルムからなる第3中間層、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤からなる接合層、および厚さ70μmのPEフィルムからなるシーラント層をこの順で備えるものであった。
接合部の幅は9mmであり、接合部の長さは45mmであった。また、接合部は、パウチを正面視したとき、接合部が形成されている側面において折線からガセット折込部の幅の1/2となる位置(折線から12.5mm離れた位置)までの領域内に存在しており、またパウチの下縁からパウチの高さ方向にパウチの高さの25%離れた位置から、パウチの下縁からパウチの高さ方向にパウチの高さの75%離れた位置までの領域内に存在していた。さらに、側面のそれぞれにおいて、接合部より上側および下側に、第1部分の外面と第2部分の外面が接合されていない非接合部が存在していた。
<比較例1>
比較例1においては、側面に接合部を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、パウチを得た。
<比較例2>
比較例2においては、側面に接合部を形成しなかったこと以外は、実施例2と同様にして、パウチを得た。
<パウチ把持評価>
実施例および比較例に係るパウチを、片手でパウチの幅方向から把持し、その際、掌または指に痛みを感じたか否かを評価した。評価基準は、以下の通りとした。
○:痛みを感じなかった。
×:痛みを感じた。
結果を表1に示した。
Figure 0007192231000001
以下、結果について述べる。比較例1および比較例2に係るパウチにおいては、側面に接合部が形成されていなかったので、パウチを把持した際に、掌または指に痛みを感じた。これに対し、実施例1および実施例2に係るパウチにおいては、側面に接合部が形成されていたので、パウチを把持した際に、掌または指に痛みを感じなかった。この結果から、側面に接合部を形成することによって、パウチを把持したときに痛みを感じにくいパウチが得られることが確認された。
10-1、10-2、10-3、10-4…パウチ
10A…上縁
10B…下縁
10C、10D、10E、10F…側縁
11…おもて面
12…裏面
13…第1側面
13A…折線
13B…第1部分
13C…第2部分
14…第2側面
14A…折線
14B…第1部分
14C…第2部分
15…底面
17、18…ガセット折込部
29、30…接合部
31、32…非接合部

Claims (7)

  1. 内容物を収容可能であり、かつおもて面、裏面、および前記おもて面と前記裏面の間に位置する2つの側面を備えるパウチであって、
    前記おもて面と前記側面の境界部、および前記裏面と前記側面の境界部にそれぞれ形成された側部シール部を備え、
    前記側面のそれぞれが、ガセット折込部を備え、かつ前記パウチの上縁から下縁に亘って延びる折線を境界として第1部分と第2部分に区画されており、
    前記側面のそれぞれに、前記第1部分の外面と前記第2部分の外面を部分的に接合する接合部が形成されており、
    前記接合部が、前記側部シール部から離間しており、
    前記側面のそれぞれにおいて、前記接合部より上側および下側に、前記第1部分の前記外面と前記第2部分の前記外面が接合されていない非接合部が存在しており、
    前記側部シール部のそれぞれが、2つの前記側面のうち前記側部シール部のそれぞれ近い方の前記側面側に倒れた部分を有する、パウチ。
  2. 前記パウチを正面視したとき、前記接合部が、前記接合部が形成されている前記側面にいてそれぞれ前記折線から前記パウチの側縁に向けて凸となるように形成されている、請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記パウチに前記内容物が収容されていない状態において、前記パウチを正面視したとき、前記接合部が、前記接合部が形成されている前記側面において前記折線から前記ガセット折込部の幅の1/2となる位置までの領域内に存在している、請求項1または2に記載のパウチ。
  4. 前記パウチに前記内容物が収容されていない状態において、前記接合部は、それぞれ前記パウチの下縁から前記パウチの高さ方向に前記パウチの高さの25%離れた位置から、前記パウチの前記下縁から前記パウチの高さ方向に前記パウチの高さの75%離れた位置までの領域内に存在している、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパウチ。
  5. 前記パウチに前記内容物が収容されている状態において、前記パウチを正面視したとき、前記パウチが括れている、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のパウチ。
  6. 前記内容物が、液体、粘稠体、粒状体、および粉体のいずれかである、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 前記パウチが、外面から、少なくとも第1シーラント層、基材層、および第2シーラント層の順に積層された包装材料を用いて形成されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のパウチ。
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