JP7191974B2 - 契約処理方法、契約処理システム、及びプログラム - Google Patents

契約処理方法、契約処理システム、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7191974B2
JP7191974B2 JP2020552420A JP2020552420A JP7191974B2 JP 7191974 B2 JP7191974 B2 JP 7191974B2 JP 2020552420 A JP2020552420 A JP 2020552420A JP 2020552420 A JP2020552420 A JP 2020552420A JP 7191974 B2 JP7191974 B2 JP 7191974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contract
information
account
setting
cost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020552420A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021100118A1 (ja
Inventor
広伸 上野
直人 玉舎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Double JumpTokyo
Original Assignee
Double JumpTokyo
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Double JumpTokyo filed Critical Double JumpTokyo
Publication of JPWO2021100118A1 publication Critical patent/JPWO2021100118A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7191974B2 publication Critical patent/JP7191974B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/12Payment architectures specially adapted for electronic shopping systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、契約処理方法、及び契約処理システムに関する。
スマートコントラクト(Smart contract)を利用した暗号資産(アセット、仮想通貨等)の取引が広く行われている。例えば、スマートコントラクトによりユーザ間の取引を実行し、その取引の履歴がブロックチェーンデータにより各ノードで共有される。また、分散型取引所(DEX: Decentralized Autonomous Organization)を介しても、様々な暗号資産が取引可能となっている(非特許文献1)。
"EtherDelta"、[online]、[令和元年(2019年)11月19日検索]、インターネット(URL: https://etherdelta.com/)
ところで、このような取引は、あるユーザから他のユーザへのアセット(トークン)の所有の移転を行うスマートコントラクトにより実現されており、ブロックチェーンデータに記録されるデータもこのような所有の履歴を記録したものとして取り扱われる。
しかしながら、スマートコントラクトによる取引の対象となるアセットには様々な種類のものがあり、その種類によっては必ずしも所有を必要としない場合がある。例えば、アセットを利用して所定の処理を行いたいと考える者は、単にアセットを利用できれば足り、所有に基づく管理等の負担を負いたくない場合がある。このようなニーズを満たすことができれば、アセットはより多くのユーザに利用可能となり、広く普及するようになると考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アセットの柔軟な
活用を可能とする契約処理方法、契約処理システム、及びプログラムを提供することにある。
以上の課題を解決するための本発明の一つは、通信可能に接続された複数の情報処理装置のそれぞれが、所定のアカウントに対応づけられていると共にアセットの所有権の情報及び所定のスマートコントラクトを記憶している契約処理システムにおける、契約処理方法であって、前記スマートコントラクトが、第1の前記アカウントに対して前記所有権が設定されている前記アセットに対する使用権の設定契約の情報の当該スマートコントラクトへの登録を受け付ける契約情報登録処理と、第2の前記アカウントから前記使用権の設定の要求を受け付け、前記設定の要求が示す前記第2のアカウントの情報を前記設定契約の情報に設定する使用権設定処理と、を実行する
また、本発明の他の一つは、通信可能に接続された複数の情報処理装置のそれぞれが、所定のアカウントに対応づけられていると共にアセットの所有権の情報及び所定のスマートコントラクトを記憶している契約処理システムであって、前記スマートコントラクトが、第1の前記アカウントに対して前記所有権が設定されている前記アセットに対する使用権の設定契約の情報の当該スマートコントラクトへの登録を受け付ける契約情報登録処理と、第2の前記アカウントから前記使用権の設定の要求を受け付け、前記設定の要求が示す前記第2のアカウントの情報を前記設定契約の情報に設定する使用権設定処理と、を実行する
また、本発明の他の一つは、通信可能に接続された複数の情報処理装置のそれぞれが、所定のアカウントに対応づけられていると共にアセットの所有権の情報及び所定のスマートコントラクトを記憶している契約処理システムにおける、前記スマートコントラクトのプログラムであって、前記情報処理装置に、第1の前記アカウントに対して前記所有権が設定されている前記アセットに対する使用権の設定契約の情報の当該スマートコントラクトへの登録を受け付ける契約情報登録処理と、第2の前記アカウントから前記使用権の設定の要求を受け付け、前記設定の要求が示す前記第2のアカウントの情報を前記設定契約の情報に設定する使用権設定処理と、を実行させる。
本発明によれば、アセットの柔軟な活用を可能とすることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本実施形態に係る契約処理システムの構成及び機能の概要を説明する図である。 図2は、所有権処理機能の詳細を説明する図である。 図3は、使用権処理機能の詳細を説明する図である。 図4は、契約情報の一例を示す図である。 図5は、通貨処理機能の詳細を説明する図である。 図6は、端末が備えるハードウェアの一例を示す図である。 図7は、契約処理システムにおいて行われる処理の概要を説明する図である。 図8は、契約情報登録処理の一例を説明するフロー図である。 図9は、登録要求の一例を示す図である。 図10は、契約設定処理の一例を説明するフロー図である。 図11は、使用要求の一例を示す図である。 図12は、契約終了及び費用分配処理の一例を説明するフロー図である。 図13は、終了要求の一例を示す図である。 図14は、アセット使用処理の一例を説明するフロー図である。
[システム構成]
図1は、本実施形態に係る契約処理システム1の構成及び機能の概要を説明する図である。契約処理システム1は、通信可能に接続された複数の端末5(情報処理装置)を含んで構成されている。契約処理システム1の各端末5は、1又は複数の識別子(本実施形態ではアカウント10)を記憶しており、各アカウント10は端末5のうちいずれかと対応づけられている。端末5は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、サーバ装置等である。なお、端末5の間は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、専用線等の有線又は無線の通信ネットワークで接続される。
契約処理システム1は、後述する1又は複数のアセット3(暗号資産)の取引を実行する。すなわち、契約処理システム1は、アカウント10間でのアセット3の取引を、スマートコントラクト(Smart Contract)によって実行する。
なお、このアセット3は、アセット3の属性によって価値が異なるトークンであるNFT(Non Fungible Token)として管理されている。アセット3の種類は特に限定されないが、例えば、画像、音楽、文章、ゲームアイテム等の様々なメディアであってもよいし、所定の処理又は行為を行うための権利の情報であってもよい。
契約処理システム1は、例えば、イーサリアム(Ethereum)を用いて実現されるが、以下に説明する各機能が実装可能であれば、他のシステムであってもよい。また、契約処理システム1は、アセット3の取引履歴を記録したブロックチェーンデータによりアセット3の情報を記録することが好ましいが、以下に説明する各機能が実装可能であれば、ブロックチェーン以外のデータ形式によってアセット3の取引を管理してもよい。
[機能]
次に、契約処理システム1は、所有権処理機能100、使用権処理機能200、及び通貨処理機能300の各機能を備える。
所有権処理機能100は、アセット3の所有権の移転の取引を処理する。具体的には、例えば、所有権処理機能100は、後述する価値交換媒体を利用した、アカウント10間でのアセット3の売買を実行する。
使用権処理機能200は、アセット3の使用権を処理する。具体的には、例えば、使用権処理機能200は、アカウント10間の、アセット3の使用権の設定契約を実行する。
通貨処理機能300は、契約処理システム1で使用される価値交換媒体(例えば、仮想通貨)の取引を処理する。具体的には、例えば、通貨処理機能300は、アカウント10間での、仮想通貨(ETH等)の取引を実行する。
続いて、これらの各機能の詳細を説明する。まず、所有権処理機能100について説明する。
<所有権処理機能>
図2は、所有権処理機能100の詳細を説明する図である。所有権処理機能100は、所有権移転情報101、及び所有権移転実行関数103を含んで構成される。
所有権移転情報101は、アカウント10間におけるアセット3の所有権の移転の履歴を記録した情報である。本実施形態では、アセット所有権移転情報101は、ブロックチェーンデータとして各端末5が記憶するものとする。
所有権移転実行関数103は、いずれかのアカウント10から所定の要求があった場合に、そのアカウント10から他のアカウント10へのアセット3の所有権の移転取引を実行する。本実施形態では、所有権移転実行関数103は、スマートコントラクトにより実装されるものとする。
次に、使用権処理機能200について説明する。
<使用権処理機能>
図3は、使用権処理機能200の詳細を説明する図である。使用権処理機能200は、契約情報201、契約実行関数221、及び使用関数241を含んで構成される。
(契約情報)
図4は、契約情報201の一例を示す図である。契約情報201は、アセット3の使用権設定契約に関する情報である。具体的には、契約情報201は、契約ID情報203、アセット情報205、オーナ情報207、ユーザ情報209、期間情報211、初期費用情報213、契約終了時費用情報215、及び配分情報217を有する。
契約ID情報203は、使用権設定契約ごとに割り当てられる識別子(契約ID)の情報である。
アセット情報205は、使用権設定契約の対象たるアセット3の識別情報(アセットID等)の情報である。オーナ情報207は、アセット3の所有権を有するアカウント10(以下、オーナという)の情報である。ユーザ情報209は、アセット3の使用権が設定されるアカウント10(以下、ユーザという)の情報である。
期間情報211は、使用権設定契約の終期(満期)の情報である。
初期費用情報213は、使用権設定契約が設定された際に後述する配分先(アカウント10)に支払われる費用(初期費用)の情報である。契約終了時費用情報215は、使用権設定契約の終了時に後述する配分先(アカウント10)に支払われる費用(契約終了時費用)の情報である。配分情報217は、初期費用及び契約終了時費用が支払われる配分先(アカウント10)の情報及びその配分割合の情報である。
なお、配分情報217に設定される配分先は特に限定されないが、本実施形態では、配分情報217には、少なくとも、アセット情報205に係るアセット3の創作者、著作権者、その他のIP(Intellectual Property)ホルダー等のステークホルダーに係るアカウント10の情報が格納されるものとする。その他の配分先としては、例えば、アセット3の現在の所有者、所定の管理者(例えば、このアセット3を含むトークンの管理者、使用権設定に関する管理者等)、分散取引所等の取引仲介者があり得る。
図4の例では、初期費用及び契約終了時費用のそれぞれに対して、アセット3の所有者には70%、アセット3の創作者に20%、アセット3に係る取引の管理者に10%がそれぞれ支払われる。
以上の契約情報201は、本実施形態では、ブロックチェーンデータとして各端末5が記憶するものとするが、通常のデータベースとしてもよい。
(契約実行関数)
次に、図3に示す契約実行関数221は、アカウント10(オーナ)から所定の要求があった場合に、そのアカウント10から他のアカウント10(ユーザ)に対するアセット3の使用権の設定契約を実行する。本実施形態では、契約実行関数221は、所定のスマートコントラクト(以下、レンディングコントラクトという)により実装されるものとする。
具体的には、契約実行関数221は、契約情報登録部223、使用権設定部225、契約終了部227、及び費用分配部229を備える。
契約情報登録部223は、第1のアカウント10(オーナのアカウント10)に対して所有権が設定されているアセット3に対する使用権の設定契約の情報の登録を受け付ける。
また、契約情報登録部223は、使用権の設定契約の費用に関する情報の登録をさらに受け付ける。具体的には、契約情報登録部223は、費用に関する情報として、初期費用の情報及び契約終了時費用の情報の登録を受け付ける。
また、契約情報登録部223は、使用権の設定契約の終期に関する情報の登録をさらに受け付ける。
次に、使用権設定部225は、第2のアカウント10(ユーザのアカウント10)から使用権の設定を受け付け、第2のアカウント10の情報を設定契約の情報に設定する。
また、使用権設定部225は、使用権の設定を受け付けた場合に、アセット3の所有権の移転を禁止させる。
契約終了部227は、所定のアカウント10から使用権の設定契約の終了の登録を受け付ける。
また、契約終了部227は、使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合に、アセット3の所有権の移転の禁止を解除させる。
次に、費用分配部229は、使用権の設定を受け付けた後、この使用権の設定に関する費用(報酬)を、指定されたアカウント10に分配する。具体的には、費用分配部229は、初期費用を使用権の設定契約の際に分配し、契約終了時費用に基づき算出された所定費用を終了の登録の際に分配する。
なお、所定費用に関して、費用分配部229は、使用権の設定契約の設定時から終了の登録時までの期間に基づき上記の所定費用を算出する。
また、費用分配部229は、終期の後に、いずれかのユーザ(アカウント10)から使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合には、契約終了時費用を上記の所定費用として分配する。
なお、費用分配部229は、費用を、アセット3の創作に関わる者に係るアカウント10に分配する。
(使用関数)
次に、使用関数241は、契約実行関数221により使用権が設定されたアセット3に関する様々な処理を行う。本実施形態では、レンディングコントラクトとは異なる所定のスマートコントラクト(以下、アプリケーションコントラクトという)により使用関数241が実装されているものとする。
続いて、通貨処理機能300について説明する。
(通貨処理機能)
図5は、通貨処理機能300の詳細を説明する図である。通貨処理機能300は、通貨取引情報301、及び通貨取引実行関数321を含んで構成される。
通貨取引情報301は、各アカウント10の仮想通貨の残高の履歴を記録した情報である。本実施形態では、通貨取引情報301は、ブロックチェーンデータとして各端末5が記憶するものとする。
通貨取引実行関数321は、アカウント10から所定の要求があった場合に、そのアカウント10から他のアカウント10への仮想通貨の取引を実行する。本実施形態では、通貨取引実行関数321は、スマートコントラクトにより実装されるものとする。
ここで、図6は、端末5が備えるハードウェアの一例を示す図である。端末5は、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置11と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の主記憶装置12と、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置13と、キーボード、マウス、タッチパネルなどからなる入力装置14と、モニタ(ディスプレイ)等からなる出力装置15と、他の情報処理装置と通信を行う通信装置16とを備える情報処理装置である。端末5の各機能は、端末5のハードウェアによって、もしくは、端末5の処理装置11が主記憶装置12や補助記憶装置13に記憶したプログラム(スマートコントラクト等)を実行することによって実現される。また、これらのプログラムは、例えば、二次記憶デバイスや不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSDなどの記憶デバイス、又は、ICカード、SDカード、DVDなどの、各端末5で読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納される。
[処理]
続いて、契約処理システム1において行われる処理について説明する。
図7は、契約処理システム1において行われる処理の概要を説明する図である。まず、レンディングコントラクトは、アセット3の使用権を設定しようとするアカウント10(オーナ)から使用権設定契約に関する情報の登録を受け付ける契約情報登録処理を実行する(s1)。
その後、レンディングコントラクトは、s1で登録された情報に対して、アセット3を使用しようとするアカウント10(ユーザ)から使用権の設定を受け付ける使用権設定処理を実行する(s3)。
これにより、例えば、後述するアプリケーションコントラクトが使用関数241を呼び出すことにより、アセット3を使用する所定の処理を実行するアセット使用処理が実行される(s5)。
その後、レンディングコントラクトは、s3で設定した使用権設定契約を終了すると共に所定の費用を各アカウント10に分配する、契約終了及び費用分配処理を実行する(s7)。
以下、これらの各処理の詳細を説明する。
<契約情報登録処理>
図8は、契約情報登録処理s1の一例を説明するフロー図である。なお、契約情報登録処理s1は、各端末5が起動している場合に、任意のタイミングで実行される。
まず、レンディングコントラクトは、所定のアセット3を所有するアカウント10(すなわち、オーナ)からの契約情報の登録の要求(登録要求)を待機し(s11:NO)、契約情報の登録の要求(登録要求)を受信すると(登録要求の情報の引き渡しを受けると)、その登録をする(s11:YES)。
(登録要求)
ここで、図9は、登録要求の一例を示す図である。登録要求400は、契約の対象たるアセット3を所有するオーナの識別情報(アカウント10等)たるオーナID401と、契約対象のアセット3の識別情報たるアセットID403と、契約で設定される満期405(契約の終期)と、初期費用407と、契約終了時費用409と、配分411とを含む各情報を有する。配分411には、初期費用407及び契約終了時費用409の配分先のアカウント10と、配分先のアカウント10に対する配分割合とが設定される。
次に、図8のs13に示すように、レンディングコントラクトは、s11で受け付けた登録要求を、契約情報201に登録する。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、契約情報201の契約ID情報203に所定の識別子を登録した上で、登録要求400のオーナID401を契約情報201のオーナ情報207に登録し、登録要求400のアセットID403を契約情報201のアセット情報205に登録し、登録要求400の満期405を契約情報201の期間情報211に登録し、登録要求400の初期費用407を契約情報201の初期費用情報213に登録し、登録要求400の契約終了時費用409を契約情報の契約終了時費用情報215に登録し、登録要求400の配分411を契約情報201の配分情報217に登録する。
以上で、契約情報登録処理s1は終了する。
<契約設定処理>
次に、図10は、契約設定処理s3の一例を説明するフロー図である。なお、契約設定処理s3は、契約情報登録処理s1の終了後、任意のタイミングで開始される。
まず、レンディングコントラクトは、アセット3の使用を望むアカウント10から、使用権設定契約の設定の要求(使用要求)を待機し(s31:NO)、使用要求を受信すると(使用要求の情報の引き渡しを受けると)、その登録をする(s31:YES)。
(使用要求)
図11は、使用要求500の一例を示す図である。使用要求500は、ユーザとなるべきアカウント10の情報が設定される要求元501、及び、使用権設定契約の識別情報(例えば、契約ID、オーナのアカウント10、又はアセット3の識別情報のうち少なくともいずれか)が設定される契約ID503の各情報を含む。
次に、図10のs33に示すように、レンディングコントラクトは、使用要求500の要求元501のアカウント10を、ユーザとして登録する。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、使用要求500により特定される使用権設定契約の契約情報201のユーザ情報209に、使用要求500の要求元501の情報を設定する。
また、レンディングコントラクトは、使用要求500の要求元501のアカウント10(ユーザのアカウント10)から、使用権設定契約に係る、初期費用及び契約時終了費用を、一時的に受領する(s35)。具体的には、例えば、通貨取引実行関数321が、ユーザのアカウント10から、レンディングコントラクトに対応づけられている所定のアカウント10への、仮想通貨の支払処理(初期費用及び契約時終了費用の支払処理)を実行する。
そして、レンディングコントラクトは、初期費用を、各配分先のアカウント10に支払う処理を実行する(s37)。
具体的には、レンディングコントラクトは、契約情報201の初期費用情報213に係る費用及びその配分先を、契約情報201の配分情報217が示す配分先及び配分割合に基づき、決定する。そして、レンディングコントラクトは、決定した各配分先に、各費用を分配する。すなわち、例えば、レンディングコントラクトは、通貨取引実行関数321を呼び出すことで、各配分先のアカウント10について、算出した各費用に対応する仮想通貨の支払処理を実行する。
また、レンディングコントラクトは、使用権設定契約に係るアセット3の所有権の移転を禁止する(s39)。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、アセット3の所有権の移転を禁止する命令(例えば、Ethereumのpause関数)を実行する。これにより、当該アセット3の所有者はその所有権を他のアカウント10に移転できなくなるので、ユーザは、使用権設定契約に基づき確実にアセット3を使用することができる。
以上で、契約設定処理s3は終了する。続いて、契約終了及び費用分配処理について説明する。
<契約終了及び費用分配処理>
図12は、契約終了及び費用分配処理s7の一例を説明するフロー図である。契約終了及び費用分配処理s7は、契約設定処理s3の終了後、任意のタイミングで開始される。
まず、レンディングコントラクトは、アカウント10から、使用権設定契約の終了の要求(終了要求)を待機し(s71:NO)、終了要求を受信すると(終了要求の情報の引き渡しを受けると)、その登録をする(s71:YES)。具体的には、例えば、レンディングコントラクトに対して、終了要求の情報が引き渡される。
(終了要求)
図13は、終了要求600の一例を示す図である。終了要求600は、要求元であるアカウント10(例えば、オーナ、ユーザ、又はその他のアカウント10)の情報が設定される要求元601、及び、使用権設定契約の識別情報(例えば、契約ID、オーナのアカウント10、又はアセットの識別情報のうち少なくともいずれか)が設定される契約ID603の各情報を含む。
なお、s71の処理の際、終了要求600に対応した所定の支払処理が行われる。具体的には、例えば、通貨取引実行関数321が実行され、終了要求600に係るアカウント10から所定のアカウント10への仮想通貨(いわゆるGas代)の支払処理が実行される。なお、このようなGas代の支払いは、本場合に限らず、各関数が呼び出されるごとに実行されるものである。
次に、図12のs73に示すように、レンディングコントラクトは、現在時刻が、使用権設定契約の満期以前であるか否かを判定する。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、契約情報201の期間情報211を参照する。
現在時刻が使用権設定契約の満期以前である場合は(s73:YES)、後述するs75の処理を行い、現在時刻が使用権設定契約の満期より後である場合は(s73:NO)、後述するs81の処理を行う。
s75においてレンディングコントラクトは、終了要求600に係るアカウント10が使用権設定契約のユーザのアカウント10であるか否かを判定する。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、終了要求600の要求元601と契約情報201のユーザ情報209とを比較する。
終了要求600に係るアカウント10が使用権設定契約のユーザのアカウント10でない場合は(s75:ユーザ以外)、契約処理は終了する(例えば、エラーメッセージ等を端末5の画面に表示して終了する)(s79)。
他方、終了要求600に係るアカウント10が使用権設定契約のユーザのアカウント10である場合は(s75:ユーザ)、レンディングコントラクトは、使用権設定契約の設定時から現在までの期間に応じた、使用権設定契約の終了に係る費用計算を行う(s77)。
例えば、レンディングコントラクトは、まず、使用権設定契約の設定時から満期までの期間(契約情報201の期間情報211に基づく)と、使用権設定契約の設定時から現在(終了要求600の登録時)までの期間(使用期間)とを算出する。そして、レンディングコントラクトは、この契約期間に応じた、契約終了時費用情報215が示す費用に関する案分計算を行うことにより、本件費用を計算する。具体的には、この場合の費用は、以下の式(A)で表される。
[費用]=[契約終了時費用]×[使用期間]/[契約期間] ・・・(A)
そして、レンディングコントラクトは、費用の支払先たるアカウント10を特定し、各アカウント10に対して支払う具体的な費用を算出する。具体的には、レンディングコントラクトは、契約情報201の配分情報217により配分先を特定し、さらに、式(A)で算出した費用合計を契約情報201の配分情報217が示す配分割合に基づき案分することにより、各配分先への費用を算出する。その後は、s83の処理が行われる。
なお、本実施形態のs75、s77では、終了要求600に係るアカウント10が使用権設定契約のユーザのアカウント10である場合に限って費用を分配するものとしたが、その他の特定の又は任意のユーザに対して費用を分配してもよい。例えば、所定の管理者のアカウント10に費用を分配するようにしてもよい。
続いて、s81においてレンディングコントラクトは、使用権設定契約の設定時から満期までの期間に対応する、使用権設定契約の終了に係る費用を算出する。
具体的には、レンディングコントラクトは、まず、現在の時刻に関係なく、契約情報201の契約終了時費用情報215が示す費用を算出する。すなわち、この費用は、以下の式(B)で表される。
[費用]=[契約終了時費用] ・・・(B)
そして、レンディングコントラクトは、費用の支払先たるアカウント10を特定し、各アカウント10に対して支払う費用を算出する。具体的には、レンディングコントラクトは、契約情報201の配分情報217により配分先を特定し、さらに、式(B)で算出した費用合計を契約情報201の配分情報217が示す配分割合に基づき案分することにより、各配分先への費用を決定する。その後は、s83の処理が行われる。
このように、使用権設定契約の満期が過ぎたにも関わらずユーザによる契約終了の要求がない場合であっても、終了要求600に係るアカウント10は、前記のGas代を支払えば、使用権設定契約を強制的に終了させ、満期までの契約費用を回収することができる。
なお、s73、s81においては、終了要求600に関して、満期より後に費用を回収できるアカウント10を限定するようにしてもよい。例えば、アセット3のオーナ、所定の管理者(例えば、トークンの発行者又は管理者、使用権設定に関する管理者等)に限定してもよい。
次に、s83においてレンディングコントラクトは、s77又はs81で決定した各配分先に、各費用を分配する。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、通貨取引実行関数321を呼び出すことで、各配分先のアカウント10への、算出した各費用に対応する仮想通貨の支払処理を実行させる。
レンディングコントラクトは、終了要求600に係る使用権設定契約のユーザに関する情報を削除する(s85)。具体的には、レンディングコントラクトは、契約情報201のユーザ情報209を削除する。
また、レンディングコントラクトは、使用権設定契約に係るアセット3の所有権の移転禁止を解除する(s87)。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、アセット3の所有権の移転禁止を解除する命令(例えば、Ethereumのunpause関数)を実行する。これにより、当該アセット3の所有者はその所有権を他のアカウント10に移転できるようになり、オーナは、新たなアカウント10(新たなユーザ)に使用権を設定することができるようになる。
以上で、契約終了及び費用分配処理は終了する。
<アセット使用処理>
次に、アセット使用処理について説明する。
図14は、アセット使用処理s5の一例を説明するフロー図である。アセット使用処理s5は、使用権契約設定処理s3の終了後で、契約終了及び費用分配処理s7の実行前に、任意のタイミングで開始される。
まず、アプリケーションコントラクトは、契約処理システム1における任意のアカウント10(以下、要求アカウントという)から、アセット3に関する所定処理の実行の要求情報を待機し(s51:NO)、要求情報を受信すると(要求情報の引き渡しを受けると)、これを登録する(s51:YES)。なお、この要求情報には、例えば、要求アカウント及びアセット3の識別子が含まれる。
アプリケーションコントラクトは、要求アカウントがアセット3の使用権を有するか否かを、レンディングコントラクトに判定させる(s53)。具体的には、アプリケーションコントラクトは、レンディングコントラクトに、所定の確認要求を送信する(例えば、確認要求をパラメータとして引き渡す)。なお、この確認要求には、例えば、要求アカウント及びアセット3の識別子の情報が含まれる。
レンディングコントラクトは、確認要求を受信すると(要求情報の引き渡しを受けると)、要求アカウントによるアセット3の使用権の有無を判定する。具体的には、例えば、レンディングコントラクトは、契約情報201のユーザ情報209と要求アカウントの識別子とが一致しているか否か、契約情報201のアセット情報205と要求アカウントに係るアセット3の識別子とが一致しているか否か、又は、現在時刻が、契約情報201の期間情報211が示す期間内にあるか否か等を判定する。
要求アカウントにアセット3の使用権があると判定した場合は(s55:YES)、レンディングコントラクトは、使用権がある旨の情報をアプリケーションコントラクトに送信し(又は値を返し)(s57)、要求アカウントにアセット3の使用権がないと判定した場合は(s55:NO)、レンディングコントラクトは処理を終了する(s59)。
アプリケーションコントラクトは、レンディングコントラクトから要求アカウントに使用権がある旨の情報を受信した場合には(s61、YES)、要求アカウントが有する、アセット3の使用権に応じた所定の処理を実行する(s63)。
このように、契約設定処理s3により設定したアセット3の使用権の情報に基づき、使用権を有するアカウント10のみが、所定のサービスを受けることができる。
以上のように、本実施形態の契約処理システム1によれば、レンディングコントラクトが、第1のアカウント10(オーナ)に対して所有権が設定されているアセット3に対する、使用権の設定契約の情報を登録し、第2のアカウント10(ユーザ)から使用権の設定を受け付け、このユーザのアカウント10の情報を設定契約の情報に設定する。
すなわち、本実施形態の契約処理システム1によれば、所有権が設定されているアセット3に対して使用権を設定することができる。これにより、アセット3の柔軟な活用が可能となる。例えば、使用権の設定を受けたユーザは、その所有権がなくてもアセット3を自由に利用することができる。
以上に説明した実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。
例えば、アプリケーションコントラクトとレンディングコントラクトは同一のスマートコントラクトとして構成されてもよい。
また、本実施形態では、取引の主体に対応づけられる情報としてアカウント10を例示したが、識別子として機能する情報であればその他の種類の情報でもよい。
また、本実施形態では、契約処理システム1は1種類のアセット3を管理することとしていたが、複数種類のアセット3を管理してもよい。
また、レンディングコントラクトは、アセット3の現在のユーザ(アカウント10)に対して、さらに他のユーザ(アカウント10)に使用権を設定する(転貸)するようにしてもよい。
また、本実施形態では、使用権設定契約に係る費用として、初期費用及び契約終了時費用を採用したが、いずれか一方のみを採用してもよい。また、満期前の所定タイミングで支払われる費用を設定してもよい。
また、本実施形態で初期費用と契約終了時費用の配分先は同じであるとしたが、異なる配分先としてもよい。
また、本実施形態で説明した各機能部の一部又は全部は、他の機能部に設けるようにしてもよい。例えば、契約実行関数221の中に契約情報201を組み入れるようにしてもよい。
以上の本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の契約処理システム1においては、前記スマートコントラクトが、前記契約情報登録処理において、前記使用権の設定契約の費用に関する情報の登録をさらに受け付け、前記使用権の設定を受け付けた後、前記費用を、指定された前記アカウントに分配する費用分配処理を実行する、としてもよい。
このように、使用権の設定に関する費用を設定し、この費用を各アカウント10に分配することで、アセット3の利害関係者に適切に利益配分することができる。
また、本実施形態の契約処理システム1においては、前記スマートコントラクトは、所定の前記アカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付ける契約終了処理を実行するものであり、前記スマートコントラクトは、前記契約情報登録処理において、前記費用に関する情報として、初期費用の情報及び契約終了時費用の情報の登録をさらに受け付け、前記費用分配処理において、前記初期費用を前記使用権の設定の際に分配し、前記契約終了時費用に基づき算出された所定費用を前記終了の登録の際に分配する、としてもよい。
このように、契約設定時に分配される初期費用と、契約終了時に分配される費用とを設けることで、最小限の費用は契約時に初期費用として確実に分配させることができ、かつ、契約終了時にはその際の事情に応じた費用を契約終了時費用により柔軟に分配することができる。
また、本実施形態の契約処理システム1においては、前記スマートコントラクトが、前記費用分配処理において、前記使用権の設定契約の設定時から前記終了の登録時までの期間に基づき前記所定費用を算出する、としてもよい。
これにより、アセット3の契約期間(使用期間)に応じた適切な費用分配を行うことができる。
また、本実施形態の契約処理システム1によれば、前記スマートコントラクトが、前記契約情報登録処理において、前記使用権の設定契約の終期に関する情報の登録をさらに受け付け、前記費用分配処理において、前記終期の後に、いずれかの前記アカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合には、前記契約終了時費用を前記所定費用として分配する、としてもよい。
これにより、各ユーザ(例えば、アセット3のオーナ、アセット3の取引(使用権)に関する管理者)は、使用権設定契約の終期が過ぎてもユーザが使用権設定契約を終了させていない場合であっても、契約費用を確実に回収することができる。
また、本実施形態の契約処理システム1においては、前記スマートコントラクトは、前記使用権設定処理において、前記使用権の設定を受け付けた場合に、前記アセットの所有権の移転を禁止させ、前記契約終了処理において、前記終了の登録を受け付けた場合に、前記アセットの所有権の移転の禁止を解除させる、としてもよい。
このように、使用権を設定した場合にはアセット3の所有権の移転を禁止させ、使用権設定契約を終了した場合にはアセット3の所有権の移転禁止を解除させるので、アセット3の使用権が二重に設定される等の不都合を回避し、アセット3をユーザに確実に使用させることができる。
また、本実施形態の契約処理システム1においては、前記スマートコントラクトが、前記費用分配処理において、前記費用を、前記アセットの創作に関わる者に係る前記アカウントに分配する、としてもよい。
これにより、アセット3の創作に関わる者の投下資本を確実に回収することができる。
1 契約処理システム、3 アセット、5 端末、10 アカウント、100 所有権処理機能、101 所有権移転情報、103 所有権移転実行関数、121 アセット移転実行関数、200 使用権処理機能、201 契約情報、203 契約ID情報、205 アセット情報、207 オーナ情報、209 ユーザ情報、211 期間情報、213 初期費用情報、215 契約終了時費用情報、217 配分情報、221 契約実行関数、223 契約情報登録部、225 使用権設定部、227 契約終了部、229 費用分配部、241 使用関数、300 通貨処理機能、301 通貨取引情報、321 通貨取引実行関数、11 処理装置、12 主記憶装置、13 補助記憶装置、14 入力装置、15 出力装置、16 通信装置、400 登録要求、401 オーナID、403 アセットID、405 満期、407 初期費用、409 契約終了時費用、411 配分、500 使用要求、501 要求元、503 契約ID、600 終了要求、601 要求元、603 契約ID

Claims (14)

  1. 通信可能に接続された複数の情報処理装置のそれぞれが、所定のアカウントに対応づけられていると共にアセットの所有権の情報及び所定のスマートコントラクトを記憶している契約処理システムにおける、契約処理方法であって、
    前記スマートコントラクトが、
    第1の前記アカウントに対して前記所有権が設定されている前記アセットに対する使用権の設定契約の情報の当該スマートコントラクトへの登録を受け付ける契約情報登録処理と、
    第2の前記アカウントから前記使用権の設定の要求を受け付け、前記設定の要求が示す前記第2のアカウントの情報を前記設定契約の情報に設定する使用権設定処理と、
    を実行する、契約処理方法。
  2. 前記スマートコントラクトが、
    前記契約情報登録処理において、前記使用権の設定契約に関する情報として、前記使用権の設定契約の満期に関する情報、及び契約期間満期終了時の費用の情報をさらに受け付け、
    前記第1のアカウント、前記第2のアカウント、又はその他の前記アカウントのいずれかのアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付ける契約終了処理を実行し、
    前記満期の後に、前記いずれかのアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合には、指定されたアカウントに、前記契約期間満期終了時の費用を分配する費用分配処理を実行する、
    請求項1に記載の契約処理方法。
  3. 前記スマートコントラクトは、
    前記契約情報登録処理において、前記使用権の設定契約に関する情報として、初期費用の情報をさらに受け付け、
    前記費用分配処理において、前記初期費用を前記使用権の設定の際に分配する、
    請求項2に記載の契約処理方法。
  4. 前記スマートコントラクトが、
    前記費用分配処理において、前記満期の前に、前記第2のアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合には、前記使用権の設定契約の設定時から前記設定契約の前記終了までの期間に基づき、指定されたアカウントに分配する費用を算出する、
    請求項2に記載の契約処理方法。
  5. 前記スマートコントラクトは、
    前記使用権設定処理において、前記使用権の設定を受け付けた場合に、前記アセットの所有権の移転を禁止させ、
    前記契約終了処理において、前記終了の登録を受け付けた場合に、前記アセットの所有権の移転の禁止を解除させる、
    請求項に記載の契約処理方法。
  6. 前記スマートコントラクトが、前記費用分配処理において、前記費用を、前記アセットの創作に関わる者に係る前記アカウントに分配する、
    請求項2に記載の契約処理方法。
  7. 通信可能に接続された複数の情報処理装置のそれぞれが、所定のアカウントに対応づけられていると共にアセットの所有権の情報及び所定のスマートコントラクトを記憶している契約処理システムであって、
    前記スマートコントラクトが、
    第1の前記アカウントに対して前記所有権が設定されている前記アセットに対する使用権の設定契約の情報の当該スマートコントラクトへの登録を受け付ける契約情報登録処理と、
    第2の前記アカウントから前記使用権の設定の要求を受け付け、前記設定の要求が示す前記第2のアカウントの情報を前記設定契約の情報に設定する使用権設定処理と、
    を実行する、契約処理システム。
  8. 前記スマートコントラクトが、
    前記契約情報登録処理において、前記使用権の設定契約に関する情報として、前記使用権の設定契約の満期に関する情報、及び契約期間満期終了時の費用の情報をさらに受け付け、
    前記第1のアカウント、前記第2のアカウント、又はその他の前記アカウントのいずれかのアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付ける契約終了処理を実行し、
    前記満期の後に、前記いずれかのアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合には、指定されたアカウントに、前記契約期間満期終了時の費用を分配する費用分配処理を実行する、
    請求項7に記載の契約処理システム。
  9. 前記スマートコントラクトは、
    前記契約情報登録処理において、前記使用権の設定契約に関する情報として、初期費用の情報をさらに受け付け、
    前記費用分配処理において、前記初期費用を前記使用権の設定の際に分配する、
    請求項8記載の契約処理システム。
  10. 前記スマートコントラクトが、
    前記費用分配処理において、前記満期の前に、前記第2のアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合には、前記使用権の設定契約の設定時から前記設定契約の前記終了までの期間に基づき、指定されたアカウントに分配する費用を算出する、
    請求項に記載の契約処理システム。
  11. 前記スマートコントラクトは、
    前記使用権設定処理において、前記使用権の設定を受け付けた場合に、前記アセットの所有権の移転を禁止させ、
    前記契約終了処理において、前記終了の登録を受け付けた場合に、前記アセットの所有権の移転の禁止を解除させる、
    請求項8に記載の契約処理システム。
  12. 前記スマートコントラクトが、前記費用分配処理において、前記費用を、前記アセットの創作に関わる者に係る前記アカウントに分配する、
    請求項8に記載の契約処理システム。
  13. 通信可能に接続された複数の情報処理装置のそれぞれが、所定のアカウントに対応づけられていると共にアセットの所有権の情報及び所定のスマートコントラクトを記憶している契約処理システムにおける、前記スマートコントラクトのプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    第1の前記アカウントに対して前記所有権が設定されている前記アセットに対する使用権の設定契約の情報の当該スマートコントラクトへの登録を受け付ける契約情報登録処理と、
    第2の前記アカウントから前記使用権の設定の要求を受け付け、前記設定の要求が示す前記第2のアカウントの情報を前記設定契約の情報に設定する使用権設定処理と、
    を実行させるプログラム。
  14. 前記情報処理装置に、
    前記契約情報登録処理において、前記使用権の設定契約に関する情報として、前記使用権の設定契約の満期に関する情報、及び契約期間満期終了時の費用の情報をさらに受け付けさせ、
    前記第1のアカウント、前記第2のアカウント、又はその他の前記アカウントのいずれかのアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付ける契約終了処理を実行させ、
    前記満期の後に、前記いずれかのアカウントから前記使用権の設定契約の終了の登録を受け付けた場合には、指定されたアカウントに、前記契約期間満期終了時の費用を分配する費用分配処理を実行させる、
    請求項13に記載のプログラム。
JP2020552420A 2019-11-19 2019-11-19 契約処理方法、契約処理システム、及びプログラム Active JP7191974B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/045262 WO2021100118A1 (ja) 2019-11-19 2019-11-19 契約処理方法、及び契約処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021100118A1 JPWO2021100118A1 (ja) 2021-11-25
JP7191974B2 true JP7191974B2 (ja) 2022-12-19

Family

ID=75981483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020552420A Active JP7191974B2 (ja) 2019-11-19 2019-11-19 契約処理方法、契約処理システム、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7191974B2 (ja)
WO (1) WO2021100118A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7195673B1 (ja) * 2022-02-23 2022-12-26 充宏 前田 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005115881A (ja) 2003-10-06 2005-04-28 Setsuya Yamazaki インターネット、携帯メールなどを用いた絵画、陶磁器および写真などの流通システ厶
JP2009048619A (ja) 2007-07-23 2009-03-05 Taihei Shii 作品販売コンピュータシステム及び作品販売方法
JP2011242817A (ja) 2009-12-17 2011-12-01 Keiko Takeda デジタルアートの販売システム及びデジタルフォトフレーム等を利用して提供する販売システム
JP2017050763A (ja) 2015-09-03 2017-03-09 日本電信電話株式会社 許諾情報管理システム、利用者端末、権利者端末、許諾情報管理方法、および、許諾情報管理プログラム
US20180294957A1 (en) 2017-04-07 2018-10-11 Walmart Apollo, Llc System for Recording Ownership of Digital Works and Providing Backup Copies
WO2019065831A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 株式会社Artrigger 取引管理方法、利用権管理方法、通信端末、及びプログラム
JP2019153130A (ja) 2018-03-05 2019-09-12 株式会社Luftホールディングス データ管理システム及びデータ管理アプリケーション
CN110428480A (zh) 2019-08-02 2019-11-08 泰康保险集团股份有限公司 个性化绘画作品生成方法、装置、介质及电子设备

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005115881A (ja) 2003-10-06 2005-04-28 Setsuya Yamazaki インターネット、携帯メールなどを用いた絵画、陶磁器および写真などの流通システ厶
JP2009048619A (ja) 2007-07-23 2009-03-05 Taihei Shii 作品販売コンピュータシステム及び作品販売方法
JP2011242817A (ja) 2009-12-17 2011-12-01 Keiko Takeda デジタルアートの販売システム及びデジタルフォトフレーム等を利用して提供する販売システム
JP2017050763A (ja) 2015-09-03 2017-03-09 日本電信電話株式会社 許諾情報管理システム、利用者端末、権利者端末、許諾情報管理方法、および、許諾情報管理プログラム
US20180294957A1 (en) 2017-04-07 2018-10-11 Walmart Apollo, Llc System for Recording Ownership of Digital Works and Providing Backup Copies
WO2019065831A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 株式会社Artrigger 取引管理方法、利用権管理方法、通信端末、及びプログラム
JP2019153130A (ja) 2018-03-05 2019-09-12 株式会社Luftホールディングス データ管理システム及びデータ管理アプリケーション
CN110428480A (zh) 2019-08-02 2019-11-08 泰康保险集团股份有限公司 个性化绘画作品生成方法、装置、介质及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021100118A1 (ja) 2021-11-25
WO2021100118A1 (ja) 2021-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6636058B2 (ja) 分散トランザクションデータベースにおける出所保証のシステムおよび方法
WO2020255372A1 (ja) トークン発行方法、情報処理装置、及びブロックチェーンシステム
US10726107B2 (en) Systems and methods for facilitating tokenization of modifiable game assets on a distributed blockchain
JP2023073391A (ja) コンピュータによって実行される方法及びコンピュータ
JP2023018052A (ja) ブロックチェーン上で匿名で保持されるトークンに関連付けられた交換を指示する方法及びシステム
US20200320530A1 (en) Maintenance plant management method, system and data management server
JP6656628B1 (ja) 情報取引プログラム及び情報処理装置
CN110599348B (zh) 股权激励的方法、装置、设备及存储介质
US20210342838A1 (en) Systems and methods for receiving and distributing consideration via smart contracts on a blockchain
TWI689879B (zh) 服務提供系統、記憶使用於其之電腦程式的記憶媒體、及服務提供系統的控制方法
WO2022224585A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
CN108734580A (zh) 一种数据处理方法、系统和计算机可读存储介质
JP6710737B2 (ja) 決済システム及び決済方法
JP7191974B2 (ja) 契約処理方法、契約処理システム、及びプログラム
JP6397728B2 (ja) 交通カード処理システムおよび交通カード処理システム
JP6183942B1 (ja) ポイント管理システムおよび制約判定装置
WO2023215792A2 (en) Non-fungible tokens for stadium seats and tickets
JP7177305B1 (ja) トークン生成装置、トークン生成方法、及びトークン管理プログラム
KR101865082B1 (ko) 그래픽 호가 인터페이스를 이용하는 비상장 주식 거래 방법 및 그 시스템
KR20190105734A (ko) 마이닝 노드 및 마이닝 방법
JP2017059100A (ja) ポイント管理装置、制御方法及びプログラム
KR102677397B1 (ko) 공유 부동산 매매 시스템 및 방법
JP7267492B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP7250945B2 (ja) コンテンツデータ管理装置、及びコンテンツデータ管理方法
JP7054288B1 (ja) プログラム及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7191974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150