JP7190739B2 - 開放制限ストッパー - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成30年3月7日における公表
この発明は、建物の開口部に固定されている窓枠と、この窓枠に縦方向又は横方向のヒンジを介して回転可能に取り付けられている開き窓との間に介在されて、開き窓の開放時にこの開き窓を所定の開放角度に保持するための開放制限ストッパーに関する。
従来、窓枠にヒンジを介して回転可能に取り付けられている開き窓の開放制限ストッパーは、建物の開口部に固定されている窓枠と、この窓枠に縦方向又は横方向のヒンジを介して回転可能に取り付けられている開き窓との間に設置されている。通常使用時には、換気用として、開き窓を所定角度に開放し、その角度をロックする。窓を閉める時は、ロックを解除して窓を閉める。
このような開放制限ストッパーは、開き窓を閉鎖状態から開放する時、所定の開放角度になると自動的にロックが掛かるように構成されているため、開き窓をそれ以上開放させることができない。しかし、所定の操作によりロックを解除する構造が設けられ、メンテナンスや、火災等の緊急の場合に、開き窓を全開させることができる。
例えば、特許文献1に開示されている縦軸回転窓の開閉調節器は、障子枠に固定される本体を備え、本体が、ケースから突出したアームの端部にボールジョイント構造で首振り自在、且つ回転自在に取り付けられた障子ブラケットと、ケースの中空部に設けられ、アームがスライドしてケースから所定の長さ突出すると、アーム位置決め部に係合することによって当該スライド動作を停止させるストッパ部材を有するアーム位置決め機構とを備えている。アーム位置決め機構は、ケースの前側開口部に取り付けられ、ストッパ解除部材を内部に誘導する差込口が形成されたガイドと、ストッパピンと一体に移動するストッパ基板とを備え、ストッパピンは、ストッパ基板の上面に突出するように設けられ、アームがケース内に収容された状態でストッパ解除部材が込口から差し込まれると、ストッパ基板の上面がストッパ解除部材によって係止され、ストッパピンの頭部がアーム位置決め孔に嵌合しない位置に保持されるものである。
また、特許文献2に開示されている横軸回転窓の開放装置は、窓枠に回転可能に取り付けた回転アームと金属障子の下端に取り付けたリンケージロックを枢動自在に結合し、両者の係合を外して金属障子を回動自在にして回転窓を開放することができる。回転アームとリンケージロックの枢着結合を、シリンダー部の突出・挿着することにより行い、突出したシリンダー部を引き戻して枢着結合を解除する動作を、鍵による錠操作で行えるようにすると同時に、押しピンの操作によっても行えるようにしている。
特許第5495755号公報 特開平11-62350号公報
上記背景技術の特許文献1の装置は、窓を広く開放するには、ストッパ解除部材を用いてアームの位置決めを解除しなめればならず、迅速な開放操作を行うことができず、ストッパ解除部材が近くにない場合や紛失した場合に、非常時にも窓を広く開けることができなくなる恐れがある。
また、上記背景技術の特許文献2の装置の場合、リンケージロックをシリンダー錠を用いて鍵又は押しピンにより解除可能としており、シリンダー錠の機構が複雑であり、解除動作がスムーズに行えない場合がある。さらに、誤って押しピンを押した場合、窓が全面的に開放されて人が落下する等の危険性があり、安全面から見た場合には望ましいものではない。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、平時には窓の開放角度を一定にして安全性を確保し、緊急時には簡単な操作により短時間で窓を全面開放することができ、不用意に全面開放することを防ぐ開放制限ストッパーを提供することを目的とする。
本発明は、窓枠に回転軸を介して障子が取り付けられた開き窓の、障子に固定される障子ブラケットと、窓枠に固定される枠ブラケットが設けられ、前記障子ブラケットにはアームが回転可能に取り付けられ、前記枠ブラケットには筒状の本体が回転可能に取り付けられ、前記アームの前記障子ブラケットとは反対側の端部は、前記本体の長手方向の端部に形成された開口部に差し込まれ、所定の長さの範囲で突没が可能であり、突出した状態で前記アームが前記本体にロックされる開放制限ストッパーである。前記枠ブラケットには前記本体に取り付けられる軸部が設けられ、前記本体には、前記軸部を係止するとともに、移動させることで係止解除を行う解除プレートと、前記解除プレートを覆って移動を防ぐ保護カバーが設けられている。前記保護カバーは、アクリル等で形成され、適度な硬さを有し一定以上の力で破壊等により取り外し可能である。
前記軸部の先端には軸方向に対して交差する方向へ突出するフランジ部が設けられている。前記解除プレートの面方向は、前記軸部の軸方向に対して交差して設けられ、前記解除プレートには、前記軸部の先端が差し込まれて係止される係止孔が設けられている。前記係止孔は前記フランジ部が通過可能な大円部と、前記軸部は通過可能で前記フランジ部は通過不可能な小円部が互いに連通して形成され、前記解除プレートを、前記大円部と前記小円部の連通方向に移動させることにより、前記フランジ部が前記小円部に係止される係止状態と、前記フランジ部が前記大円部を通過して分離する係止解除状態を切り替える。
前記本体は、四角筒状等のケースで覆われ、前記ケースの前記枠ブラケットが取り付けられる側の開口部の近傍には、前記ケースの背面に、前記軸部が挿通される透孔が形成され、前記背面に交差する一対の側面に、前記解除プレートが摺動可能に挿通されるスリットが互いに対向する位置に設けられている。前記開口部の内側には、キャップ部材が設けられ、前記キャップ部材には前記開口部を閉鎖する閉鎖板部と、前記ケースの内側に挿通される係止板部が一体に設けられている。前記係止板部には、前記背面の前記透孔に連通する嵌合孔と、前記一対の側面の前記一対のスリットに連通し前記嵌合孔の内周面に連通する挿通部が設けられ、前記軸部は前記ケースの前記透孔を通過して前記嵌合孔に差し込まれ、前記解除プレートは、前記ケースの前記スリットと前記挿通部に摺動可能に保持されている。差し込まれた前記軸部の先端は前記解除プレートの前記係止孔に差し込まれ、前記解除プレートを、前記挿通部に沿って移動させることにより、前記係止孔の前記大円部と前記小円部の位置を切り替える。
前記キャップ部材は、前記係止板部の一部がネジまたはピンによる固定部材を介して前記ケースに固定され、前記固定部材は、前記解除プレートの、摺動方向に沿う側縁部上に位置し、前記側縁部は前記固定部材を避けるガイド凹部が形成されて前記ガイド凹部の内側に前記固定部材の一部が差し込まれている。前記ガイド凹部は、前記側縁部に沿って所定長さで形成され、前記解除プレートは前記固定部材が前記ガイド凹部の内側に位置する範囲に摺動方向の移動長さを規制され、抜け落ちを防ぐ。
前記解除プレートは、一部が前記ケースの前記一対の側面の一方に形成された前記スリットから外側に突出し、突出した部分は前記解除プレートを摺動させる操作部である。前記保護カバーは、前記ケースの前記正面と前記一対の側面の他方を覆い、前記一方の側面は前記スリットから突出する前記解除プレートの前記操作部を収容する空間を有して覆う、コの字形に連続する側面で形成され、前記ケースの前記他方の側面に重なる一側面が、前記他方の側面に固定されている。
本発明の開放制限ストッパーは、平時には窓の開放角度を一定にして安全性を確保し、緊急時には、簡単な操作により短時間で窓を全面開放することができる。全面開放するためにの操作部は、保護カバーに覆われているため、不用意に全面開放されることを防いでいる。また、保護カバーは一定以上の力で破壊可能であり、破壊させて操作部を露出させて操作可能とすることができ、鍵等の別部材を使用することなく、便利である。
この発明の一実施形態の開放制限ストッパーの正面図である。 この実施形態の開放制限ストッパーの右側面図である。 この実施形態の開放制限ストッパーの背面図である。 この実施形態の開放制限ストッパーの使用状態を示す斜視図(a)と、キーにより分解した状態を示す斜視図(b)である。 この実施形態の開放制限ストッパーの保護カバーを破壊させ操作部を露出させた状態を示す斜視図(a)と、操作部を押して分解した状態を示す斜視図(b)である。 この実施形態の開放制限ストッパーの係止状態を示す部分拡大縦断面図(a)と、部分拡大縦断面図(a)のA-A線横断面図である。 この実施形態の開放制限ストッパーの係止解除状態を示す部分拡大縦断面図(a)と、部分拡大縦断面図(a)のB-B線横断面図である。 この実施形態の開放制限ストッパーの分解した状態を示す斜視図である。 この実施形態の開放制限ストッパーのキャップ部材の正面図(a)と右側面図(b)である
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1~図6はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の開放制限ストッパー10は、建物の開口部に固定されている窓枠12と、この窓枠12に縦方向のヒンジを介して回転可能に取り付けられている障子14との間に介在されて障子14の開放時に障子14を所定角度に保持するものである。
開放制限ストッパー10は、障子14へ取り付けるための障子ブラケット16と、窓枠12へ取り付けるための枠ブラケット18と、枠ブラケット18に一端を軸支された四角筒状の本体20と、本体20に伸縮可能に挿入されたアーム22が設けられている。アーム22の、本体20から突出する端部は障子ブラケット16にボールジョイント21を介して連結されている。本体20に挿入された端部は、所定の長さに引き出された位置で、後述するストッパ部材78により自動的にロックされる。そして後述するボタン82を押してロックが解除される。障子ブラケット16には、障子14に密着するブレーキゴム17が取り付けられている。
ここで、枠ブラケット18について説明する。枠ブラケット18は、板体であり、ほぼ中央を通過する折罫線で、90°に折り曲げられている。折り曲げられた一方の面18aには、本体20を軸支する軸部26が固定されている。軸部26は円柱状で、面18aに対して直角に突出して設けられ、面18aとは反対側の先端には、軸方向に対して直角に突出するフランジ部28が一周して設けられている。軸部26の、フランジ部28とは反対側の端部は、面18aに形成された透孔に嵌合され固定されている。軸部26の側周面には、コイルバネ30が取り付けられている。軸部26の、コイルバネ30とフランジ部28の間にはワッシャ32が設けられている。コイルバネ30の一端は枠ブラケット18の面18aに当接し、他端部はワッシャ32に当接し、ワッシャ32が面18aに近い位置にくると圧縮される。枠ブラケット18の、面18a以外の面18bには、窓枠12に取り付ける固定部材であるネジ29用の透孔19が3つ設けられている。固定部材であるネジ29は、ピンでも良い。
次に本体20について説明する。本体20は、四角筒状のケース24から成る。ケース24は、正面24a、右側面24b、背面24c、左側面24dが互いに90°に連接して設けられている。ケース24は両端部に開口部25,27を有し、中空の内側には、一方の開口部25からアーム22が摺動可能に差し込まれ、収容される。
ケース24の正面24aには、開口部25近傍に、後述するボタン82が突没可能に取り付けられる矩形の透孔38が設けられている。右側面24bと左側面24dには、開口部25とは反対側のケース24の枠ブラケット18側の開口部27の近傍に、後述する解除プレート66が摺動可能に取り付けられるスリット35,36が内外に連通し、互いに対向する位置にそれぞれ設けられている。スリット35は右側面24bに形成され、ケース24の挿通方向に長く形成されている。スリット36は左側面24dに形成され、ケース24の挿通方向に長く形成され、スリット35よりも短い。スリット35,36の、開口部27とは反対側の位置には、後述する補強プレート60を取り付けるネジ29が挿通される透孔40が各々設けられている。また、左側面24dには、スリット36に並んで正面24aに近い位置に、後述する保護カバー86を取り付けるネジ29が挿通される透孔42が設けられている。背面24cの開口部27の近傍には、枠ブラケット18の軸部26が挿通される透孔43が設けられている。透孔43より少し開口部27から離れた位置には、後述するキャップ部材34を取り付けるネジ29が挿通される透孔45が設けられている。背面24cの開口部25の近傍には、後述するキャップ部材76を取り付けるネジ29が挿通される透孔44が3箇所設けられている。
ケース24の、枠ブラケット18側の開口部27には硬い合成樹脂製のキャップ部材34が嵌合され、閉鎖されている。キャップ部材34は、図9に示すように、ケース24の開口部27を閉鎖する閉鎖板部46が設けられ、閉鎖板部46は、一方向が長い矩形である。閉鎖板部46には、ケース24の内側に挿通される係止板部48が一体に設けられている。係止板部48は、閉鎖板部46の面方向に対して直角に立設された板体であり、係止板部48の面方向は、閉鎖板部46の長手方向に対して平行である。閉鎖板部46に対して平行な方向は短辺であり、短辺の長さは閉鎖板部46の長手方向よりわずかに短い。閉鎖板部46に対して直角な長さは長辺であり、短辺の約2倍の長さである。係止板部48の、短辺と長辺に交差する厚み方向の中間部分には、短辺方向に沿って貫通する挿通部50が設けられている。係止板部48の面の中央には、厚み方向に貫通する嵌合孔52が形成されている。嵌合孔52は、枠ブラケット18の軸部26とコイルバネ30が挿通されるものであり、軸部26とコイルバネ30が挿通可能な大きい円筒形に形成され、嵌合孔52の内周面には挿通部50が連通している。嵌合孔52よりも、少し閉鎖板部46から離れた位置に、ケース24の背面24cに組み付けるネジ29挿通される透孔54が設けられている。透孔54の半分程度は、挿通部50にかかっていて連通し、ネジ29の側周面の一部が挿通部50に露出する。係止板部48の、閉鎖板部46に連続している基端部48aは、係止板部48のその他の部分の厚みよりも厚くなるように傾斜している。傾斜する方向は、キャップ部材34をケース24の開口部27に取り付けた時に、ケース24の正面24aの裏面に近づく方向である。基端部48aには、軽量化等のための空間が挿通部50に連通して形成され、空間内には、板状のバネ58が、係止板部48の短辺方向に沿って設けられている。バネ58の長手方向の中心付近は、嵌合孔52に向かって、つまり閉鎖板部46から離れる方へ突出するように折り曲げられた突部58aが形成されている。閉鎖板部46の形状は、ケース24の外周面で形成される矩形と一致する矩形であり、側周面にはケース24の内周面に一致し取付時に密着する段部46aが一周して形成されている。
ケース24と、キャップ部材34の係止板部48の間には、補強プレート60が設けられている。補強プレート60は、ケース24の、右側面24b、左側面24d、背面24cに沿うコの字形に折り曲げられた板体であり、ケース24の開口部27から、透孔40の少し上まで達する長さである。透孔40に連通する一対の透孔62と、透孔42に一致する透孔64が設けられている。また、スリット35,36に対面する部分と透孔43に対面する部分は、切り欠かれている。
ケース24のスリット35,36には、解除プレート66が取り付けられている。解除プレート66は、スリット35,36に差し込み可能な厚みの板体であり、右側面24bと左側面24dを貫通する長さを有している。解除プレート66は、右側面24bと左側面24dを貫通する方向に長い板体であり、長手方向の一方の端部66aは、端部66aに対して略平行な折罫線で90°に折り曲げられ、解除プレート66を押し込む際の操作部67となる。解除プレート66の、操作部67以外の広い方の面には、枠ブラケット18の軸部26が差し込まれて係止される係止孔68が形成されている。係止孔68は、軸部26のフランジ部28よりも大きい大円部68aと、軸部26の断面形状よりは大きくフランジ部28よりは小さい小円部68bが、一直線上に直径を並べられて連通する形状である。大円部68aと小円部68bの境目は、小円部68bの直径と同じ幅の直線で形成され、軸部26が通過可能である。大円部68aと小円部68bの、直径どうしを並べられた一直線は長手方向に沿って形成され、大円部68aが端部66aに近い位置にある。解除プレート66を長手方向に移動させることにより、大円部68aと小円部68bの位置を切り替え、軸部26のフランジ部28が小円部68bに係止される係止状態と、フランジ部28が大円部68aを通過して分離する係止解除状態を切り替える。
解除プレート66の、端部66aの反対側の端部66bは、端部66aに対して平行であり、操作部67を区切る折罫線と端部66bの間の長さは、ケース24の、右側面24bと左側面24dの間の長さより長い。解除プレート66は、組立時にケース24のスリット35,36に差し込まれて取り付けられ、端部66aはスリット35側に位置し、端部66bはスリット36側に位置する。また、端部66aを折り曲げて形成された操作部67は正面24aの方へ折り曲げられている。端部66aと端部66bを結ぶ側縁部66c,66dは互いに平行で、端部66a,66bに対して直角である。ケース24に取り付けた時、解除プレート66の面方向はケース24の、正面24aと背面24cに対して平行となり、ケース24の内側に取り付けられたキャップ部材34の挿通部50に、摺動可能に差し込まれている。
解除プレート66の一方の側縁部66cは、ケース24とキャップ部材34に取り付けた状態では、ケース24の開口部27の近くに位置する。側縁部66cには、凹部70が設けられ、凹部70の位置は、係止孔68の小円部68bがキャップ部材34の嵌合孔52に一致した時に、バネ58の突部58aが差し込まれる位置である。これにより、係止孔68の小円部68bがキャップ部材34の嵌合孔52に一致した時に、バネ58の突部58aが凹部70に差し込まれて軽い力で係止され、位置決めされる。側縁部66cとは反対側の側縁部66dには、ガイド凹部74が設けられている。ガイド凹部74は、キャップ部材34の透孔54と、ケース24の背面24cの透孔45に、ネジ29を挿通してキャップ部材34とケース24を組み立てた時に、挿通部50に露出したネジ29の側周面の一部が差し込まれる。ガイド凹部74は、側縁部66dに沿って長く形成され、一方の端部は、係止孔68の小円部68bがキャップ部材34の嵌合孔52に一致した時に、ネジ29aが差し込まれる位置であり、反対側の端部は、大円部68aが嵌合孔52に一致した時に、ネジ29aが差し込まれる位置である。側縁部66c,66dには、端部66bに近い位置に、解除プレート66の幅が細くなる段部72が設けられている。段部72より端部66b側は細いため、スリット36に挿通可能であり、段部72の端部66a側は太いため、スリット36を通ることができず、段部72がスリット36の周縁部に当接して止まる。
ケース24の、障子ブラケット16側の開口部25には硬い合成樹脂製のキャップ部材76が嵌合され、閉鎖されている。キャップ部材76には、アーム22が摺動可能に挿通される挿通口79と、後述するキー84が挿通される挿通口80が形成されている。キャップ部材76は、アーム22の背面24c側に位置するストッパ部材78と、正面24a側に位置するボタン82を保持している。ストッパ部材78とボタン82は、アーム22が摺動してアーム22の端部近傍の透孔22aが位置した時に透孔22aに差し込まれて互いに係止するとともに、アーム22の引き伸ばす長さをロックするものである。ボタン82を押すと、係止が解除され、アーム22は摺動可能となり、ケース24の中に入れることができる。しかし、引き抜く方向には摺動せず、抜け落ちを防止する。なお、キャップ部材76の挿通口80に、所定形状のキー84を差し込むと、ストッパ部材78はアーム22との係止が解除され、アーム22はケース24から抜け落ちて、アーム22と本体20が分離される。キャップ部材76は、ケース24の背面24cの、3個の透孔44にネジ29を差し込んで取り付けられている。
ケース24の、開口部27近傍には、正面24a、右側面24b、左側面24dをコの字形に覆う保護カバー86が取り付けられている。保護カバー86は、強い力を加えると割ることができる合成樹脂で作られ、例えばアクリル製である。保護カバー86は、正面24aに重ねられる矩形の側面86aと、左側面24dに重ねられる側面86dと、右側面24bに対して平行で右側面24bから離間し組立状態で解除プレート66を覆う側面86bがコの字形となっている。さらに、側面86bの両側縁部には、解除プレート66を覆う側面86eが設けられている。側面86dには、ネジ29用の透孔88が設けられている。
保護カバー86の、ケース24への取り付けは、側面86dの透孔88を、ケース24の左側面24dの透孔42に一致させ、ネジ29で取り付ける。ケース24のスリット35から外側に突出した解除プレート66の操作部67は、保護カバー86の側面86a,86b,86eにより、4方向を囲まれて保護される。
次に、開放制限ストッパー10の組み立て方法について説明する。ケース24に、キャップ部材34,76、補強プレート60、解除プレート66、ストッパ部材78、ボタン82を所定の順番で組み立て、本体20をつくる。本体20に、障子ブラケット16、アーム22、枠ブラケット18、保護カバー86を所定の順番で組み立て、開放制限ストッパー10となる。この時、図6に示すように、操作部67がケース24の右側面24bから突出し、解除プレート66は、係止孔68の小円部68bがキャップ部材34の嵌合孔52に一致し、枠ブラケット18の軸部26のフランジ部28が係止され、本体20と枠ブラケット18は連結されている。解除プレート66の凹部70に、キャップ部材34のバネ58の突部58aが差し込まれ、移動することがない。
次に、開放制限ストッパー10の使用方法について図4に基づいて説明する。枠ブラケット18を窓枠12の角部に当て、透孔19にネジ29を挿通して取り付ける。枠ブラケット18の向きは、軸部26の軸周りに変更可能であり、取り付ける窓枠12に合わせる。そして、障子14に障子ブラケット16を固定する。
障子14を開ける時は、障子14が開くにつれてアーム22はケース24から引き伸ばされる。アーム22の透孔22aがボタン82とストッパ部材78に達すると係止するとともに、アーム22の引き伸ばし長さが自動的にロックされる。窓枠12を閉める時は、ボタン82を押すことでロックを解除し、短くする。
掃除やメンテナンスの際は、図4(a)に示すように、キー84をキャップ部材76の挿通口80に差し込み、アーム22と本体20の係止を解除し、図4(b)に示すように、分離することができる。掃除やメンテナンスの後は、所定の操作で、元に戻すことができる。
火災等の緊急時には、図5(a)に示すように、保護カバー86の側面86b側を引き起こして破壊させて取り外し、解除プレート66の操作部67を露出させる。そして、操作部67をケース24に押し込み、解除プレート66を移動させ、係止孔68の大円部68aをキャップ部材34の嵌合孔52に一致させる。係止孔68の小円部68bに係止されていた軸部26のフランジ部28は、図7に示すように、大円部68aに位置し、係止されずに抜ける。これにより、図5(b)、図8に示すように、本体20と枠ブラケット18を分離して、障子14を開放する。解除プレート66の凹部70に、キャップ部材34のバネ58の突部58aが差し込まれているが、強い力で操作部67を押すことによりバネ58を弾性変形させて移動することができる。
解除プレート66は、軸部26が無くなると自由に摺動可能となる。しかし、解除プレート66のガイド凹部74にネジ29が位置する範囲で摺動が可能であり、摺動長さが規制される。このため、解除プレート66がケース24の右側面24bスリット35から抜けることがない。
元に戻す時は、軸部26を差し込んで、解除プレート66を突出させる方向に引くと、再び係止される。破壊した保護カバー86は、ネジ29を外して取り除き、新しい保護カバー86を取り付け、使用する。
この実施形態の開放制限ストッパー10によれば、平時には障子14の開放角度を一定にして安全性を確保し、緊急時には簡単な操作により短時間で障子14を全面開放することができる。全面開放する操作部67は保護カバー86に覆われているため、不用意に全面開放することを防ぐ。落下事故を起こすことが無く、安全である。また、保護カバー86は一定以上の力で破壊可能であり、破壊させて操作部67を露出させて操作可能とすることができる。保護カバー86はアクリル製であり、適度な強度を有し、強い力を加えることで簡単に破壊させることができる。破壊した保護カバー86は廃棄し、新しいものと交換し、解除プレート66を元に戻すことで再度使用することができる。
解除プレート66の構造は、極めてシンプルであり、信頼性が高く、緊急時には、操作部67をケース24に押し込むだけで容易に開放制限ストッパー10を解除することができる。キー84等の別部材を使用することなく、短時間で操作することができ、キー84を準備したり挿通口80を確認する時間がかからず、便利である。緊急時以外の掃除やメンテナンスの際は、キー84により全面開放することができ、保護カバー86を破壊させることない。本体20と枠ブラケット18を分離した状態では、解除プレート66が自由に摺動可能となるが、ガイド凹部74にネジ29が位置するため、解除プレート66がケース24から抜けることがなく、紛失を防ぐ。
なお、この発明の開放制限ストッパーは、上記実施の形態に限定されるものではなく、各部材の形状や大きさは適宜変更可能である。解除プレートの向きも上記実施形態とは左右が逆にスリットに挿入されたものでも良い。本体やケースの形状も断面が四角形以外に、円や楕円長円形状でも良く、ケースは半円筒状でも良い。障子ブラケットと枠ブラケットの形状や向きは、障子と窓枠の形状に合わせて変更可能である。解除プレートの形状は、確実に枠ブラケットの軸部の係止と解除を行うものであればよい。保護カバーの形状も、確実に解除プレートを覆うもので、緊急時には壊しやすいものであれば良い。
10 開放制限ストッパー
12 窓枠
14 障子
16 障子ブラケット
18 枠ブラケット
20 本体
22 アーム
24 ケース
24a 正面
24b 右側面
24c 背面
24d 左側面
25,27 開口部
26 軸部
28 フランジ部
29 ネジ
34 キャップ部材
35,36 スリット
43 透孔
46 閉鎖板部
48 係止板部
50 挿通部
52 嵌合孔
66 解除プレート
66d 側縁部
67 操作部
68 係止孔
68a 大円部
68b 小円部
74 ガイド凹部
86 保護カバー

Claims (3)

  1. 窓枠に回転軸を介して障子が取り付けられた開き窓の、障子に固定される障子ブラケットと、窓枠に固定される枠ブラケットが設けられ、前記障子ブラケットにはアームが回転可能に取り付けられ、前記枠ブラケットには筒状の本体が回転可能に取り付けられ、
    前記アームの前記障子ブラケットとは反対側の端部は、前記本体の長手方向の端部に形成された開口部に差し込まれ、所定の長さの範囲で突没が可能であり、突出した状態で前記アームが前記本体にロックされ、
    前記枠ブラケットには前記本体に取り付けられる軸部が設けられ、前記軸部の先端には軸方向に対して交差する方向へ突出するフランジ部が設けられ、
    前記本体には、前記軸部を係止するとともに、移動させることで係止解除を行う解除プレートと、前記解除プレートを覆って移動を防ぐ保護カバーが設けられ、前記保護カバーは、適度な硬さを有し一定以上の力で取り外し可能であり、
    前記解除プレートの面方向は、前記軸部の軸方向に対して交差して設けられ、前記解除プレートには、前記軸部が差し込まれて係止される係止孔が設けられ、前記係止孔は前記フランジ部が通過可能な大円部と、前記軸部は通過可能で前記フランジ部が通過不可能な小円部が互いに連通して形成され、
    前記本体は四角筒状のケースから成り、前記ケースの前記枠ブラケットが取り付けられる側の開口部の近傍には、前記ケースの背面に、前記軸部が挿通される透孔が形成され、前記背面に交差する一対の側面に、前記解除プレートが摺動可能に挿通されるスリットが互いに対向する位置に設けられ、
    前記ケースの前記開口部には、キャップ部材が設けられ、前記キャップ部材には前記背面の前記透孔に連通する嵌合孔と、前記一対の側面の前記一対のスリットに連通し前記嵌合孔の内周面に連通する挿通部が設けられ、前記軸部は、前記ケースの前記透孔を通過して前記嵌合孔に差し込まれ、前記解除プレートは、前記ケースの前記スリットと前記挿通部に摺動可能に保持され、差し込まれた前記軸部の先端は前記解除プレートの前記係止孔に差し込まれ、
    前記解除プレートを、前記挿通部に沿って移動させることにより、前記フランジ部が前記小円部に係止される係止状態と、前記フランジ部が前記大円部を通過して分離する係止解除状態を切り替え可能に設けられたことを特徴とする開放制限ストッパー。
  2. 窓枠に回転軸を介して障子が取り付けられた開き窓の、障子に固定される障子ブラケットと、窓枠に固定される枠ブラケットが設けられ、前記障子ブラケットにはアームが回転可能に取り付けられ、前記枠ブラケットには筒状の本体が回転可能に取り付けられ、
    前記アームの前記障子ブラケットとは反対側の端部は、前記本体の長手方向の端部に形成された開口部に差し込まれ、所定の長さの範囲で突没が可能であり、突出した状態で前記アームが前記本体にロックされ、
    前記枠ブラケットには前記本体に取り付けられる軸部が設けられ、
    前記本体には、前記軸部を係止するとともに、移動させることで係止解除を行う解除プレートと、前記解除プレートを覆って移動を防ぐ保護カバーが設けられ、前記保護カバーは、適度な硬さを有し一定以上の力で取り外し可能であり、
    前記解除プレートの面方向は、前記軸部の軸方向に対して交差して設けられ、前記解除プレートには、前記軸部が差し込まれて係止される係止孔が設けられ、
    本体は四角筒状のケースから成り、前記ケースの前記開口部には、キャップ部材が設けられ、
    前記キャップ部材は、固定部材を介して前記ケースに固定され、前記固定部材は、前記解除プレートの、摺動方向に沿う側縁部上に位置し、前記側縁部は前記固定部材を避けるガイド凹部が形成されて前記ガイド凹部の内側に前記固定部材の一部が差し込まれ、
    前記ガイド凹部は、前記側縁部に沿って所定長さで形成され、前記解除プレートは前記固定部材が前記ガイド凹部の内側に位置する範囲に摺動方向の移動長さを規制され、抜け落ちを防ぐことを特徴とする開放制限ストッパー。
  3. 窓枠に回転軸を介して障子が取り付けられた開き窓の、障子に固定される障子ブラケットと、窓枠に固定される枠ブラケットが設けられ、前記障子ブラケットにはアームが回転可能に取り付けられ、前記枠ブラケットには筒状の本体が回転可能に取り付けられ、
    前記アームの前記障子ブラケットとは反対側の端部は、前記本体の長手方向の端部に形成された開口部に差し込まれ、所定の長さの範囲で突没が可能であり、突出した状態で前記アームが前記本体にロックされ、
    前記枠ブラケットには前記本体に取り付けられる軸部が設けられ、前記軸部の先端には軸方向に対して交差する方向へ突出するフランジ部が設けられ、
    前記本体には、前記軸部を係止するとともに、移動させることで係止解除を行う解除プレートと、前記解除プレートを覆って移動を防ぐ保護カバーが設けられ、
    前記解除プレートの面方向は、前記軸部の軸方向に対して交差して設けられ、前記解除プレートには、前記軸部が差し込まれて係止される係止孔が設けられ、前記係止孔は前記フランジ部が通過可能な大円部と、前記軸部は通過可能で前記フランジ部が通過不可能な小円部が互いに連通して形成され、前記保護カバーは、適度な硬さを有し一定以上の力で取り外し可能であり、
    本体は四角筒状のケースから成り、前記ケースの背面に交差する一対の側面には、前記解除プレートが摺動可能に挿通されるスリットが設けられ、
    前記解除プレートは、一部が前記ケースの前記一対の側面の一方に形成された前記スリットから外側に突出し、突出した部分は前記解除プレートを摺動させる操作部であり、
    前記保護カバーは、前記ケースの前記正面と前記一対の側面の他方を覆い、前記一方の側面は前記スリットから突出する前記解除プレートの前記操作部を収容する空間を有して覆う、コの字形に連続する側面で形成され、前記ケースの前記他方の側面に重なる一側面が、前記他方の側面に固定されていることを特徴とする開放制限ストッパー。
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