JP7189810B2 - 運送業者割当装置、運送業者割当方法および運送業者割当プログラム - Google Patents

運送業者割当装置、運送業者割当方法および運送業者割当プログラム Download PDF

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Description

本発明は、運送業者割当装置、運送業者割当方法および運送業者割当プログラムに関する。
特許文献1には、物品の輸送を行う運送会社が扱う車両を各運送会社間で公平に使用しながら当該物品の輸送を実現する配送計画立案支援方法が開示されている(特許文献1の0001段落等参照)。
特開2007-217168号公報
このような運送の管理を行う分野では、従来においては、海貨業者等は、例えば、コンテナ一本ごとにドレージ業者の手配を手動で行っており、大変な手間と労力を要していた。このため、運送対象物(例えば、コンテナ)に対して、運送業者(例えば、ドレージ業者)を自動で割当できる方法が求められていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、運送対象物(例えば、コンテナ)に対して、運送業者(例えば、ドレージ業者)を自動で割当できる運送業者割当装置、運送業者割当方法および運送業者割当プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運送業者割当装置は、制御部および記憶部を備える運送業者割当装置であって、前記記憶部には、運送業者を識別するための運送業者識別データと、前記運送業者と前記運送業者に運送を依頼する依頼者との間で契約した前記運送を行う本数である契約本数と、複数の前記運送業者間での優先順位と、を含む運送業者マスタと、運送対象物を識別するための運送対象物識別データを有する運送対象物レコードを含む運送対象物データと、が格納されており、前記制御部は、前記運送業者マスタ中の前記優先順位が高い前記運送業者識別データで特定される運送業者から順に当該運送業者に対応する契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位と前記運送業者識別データとを含ませる運送業者レコード作成手段と、割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若い前記運送対象物データ中の前記運送対象物レコードが有する運送対象物識別データで特定される運送対象物に対して、前記運送業者レコード作成手段で作成した前記運送業者レコードにおいてより若い割当順位と紐付く運送業者識別データで特定される運送業者を割当する割当手段と、を備えること、を特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運送業者割当装置は、前記割当順序に関する前記項目が、前記運送対象物の運送を完了する予定の日付である運送完了予定日であること、を特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運送業者割当装置は、前記制御部が、前記運送対象物データから、指定された抽出条件に合致する前記運送対象物レコードを抽出する運送対象物レコード抽出手段を更に備え、前記割当手段は、前記運送対象物レコード抽出手段で抽出した前記運送対象物レコードのみを対象として、前記割当を行うこと、を特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運送業者割当装置は、前記運送対象物レコードが、前記運送対象物の特性を識別するための特性識別データと、前記運送対象物に関する運送の発地を識別するための発地識別データと、前記運送対象物に関する運送の着地を識別するための着地識別データと、を更に有し、前記記憶部には、前記運送業者識別データと、前記特性識別データと、前記発地および前記着地が属する地区を識別するための地区識別データと、前記運送業者に支払う運賃と、を有する運賃レコードを含む運賃マスタが更に格納されており、前記割当手段が、前記運送対象物レコード中の前記特性識別データを有し、前記運送対象物レコード中の前記発地識別データで特定される発地が属する地区の地区識別データを有し、前記運送対象物レコード中の前記着地識別データで特定される着地が属する地区の地区識別データを有し、かつ、前記割当の対象としようとしている前記運送業者についての前記運送業者識別データを有する前記運賃レコードが前記運賃マスタ中に存在する場合にのみ、前記割当を行うこと、を特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運送業者割当装置は、前記制御部が、前記存在する場合、前記存在する運賃レコード中の前記運賃を、前記割当手段で前記運送対象物に対して前記割当した前記運送業者に支払う運送料として取得する運送料取得手段を更に備えること、を特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運送業者割当装置は、前記運送対象物が、コンテナであり、前記特性識別データが、前記コンテナのサイズおよびタイプであり、前記運送業者が、ドレージ業者であること、を特徴とする。
また、本発明に係る運送業者割当方法は、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される運送業者割当方法であって、前記記憶部には、運送業者を識別するための運送業者識別データと、前記運送業者と前記運送業者に運送を依頼する依頼者との間で契約した前記運送を行う本数である契約本数と、複数の前記運送業者間での優先順位と、を含む運送業者マスタと、運送対象物を識別するための運送対象物識別データを有する運送対象物レコードを含む運送対象物データと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記運送業者マスタ中の前記優先順位が高い前記運送業者識別データで特定される運送業者から順に当該運送業者に対応する契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位と前記運送業者識別データとを含ませる運送業者レコード作成ステップと、割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若い前記運送対象物データ中の前記運送対象物レコードが有する運送対象物識別データで特定される運送対象物に対して、前記運送業者レコード作成ステップで作成した前記運送業者レコードにおいてより若い割当順位と紐付く運送業者識別データで特定される運送業者を割当する割当ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る運送業者割当プログラムは、制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための運送業者割当プログラムであって、前記記憶部には、運送業者を識別するための運送業者識別データと、前記運送業者と前記運送業者に運送を依頼する依頼者との間で契約した前記運送を行う本数である契約本数と、複数の前記運送業者間での優先順位と、を含む運送業者マスタと、運送対象物を識別するための運送対象物識別データを有する運送対象物レコードを含む運送対象物データと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記運送業者マスタ中の前記優先順位が高い前記運送業者識別データで特定される運送業者から順に当該運送業者に対応する契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位と前記運送業者識別データとを含ませる運送業者レコード作成ステップと、割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若い前記運送対象物データ中の前記運送対象物レコードが有する運送対象物識別データで特定される運送対象物に対して、前記運送業者レコード作成ステップで作成した前記運送業者レコードにおいてより若い割当順位と紐付く運送業者識別データで特定される運送業者を割当する割当ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、運送対象物(例えば、コンテナ)に対して、運送業者(例えば、ドレージ業者)を自動で割当できるという効果を奏する。
図1は、運送業者割当装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、ドレージ業者を割当する際における業務の流れの一例を示す図である。 図3は、各データおよび各マスタにおける具体的内容の一例を示す図である。 図4は、ドレージ業者マスタおよび作成されるドレージ契約ワークにおける具体的内容の一例を示す図である。 図5は、作成される配送データにおける具体的内容の一例を示す図である。 図6は、作成される運賃データ(原価データ)における具体的内容の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る運送業者割当装置、運送業者割当方法および運送業者割当プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[1.構成]
本実施形態に係る運送業者割当装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、運送業者割当装置100の構成の一例を示すブロック図である。
運送業者割当装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、運送業者割当装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
運送業者割当装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。運送業者割当装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、運送業者割当装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、運送業者割当装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、運送対象物データとしてのコンテナ情報データ106aと、運送業者マスタとしてのドレージ業者マスタ106bと、場所マスタ106cと、地区マスタ106dと、運賃マスタとしての運賃タリフマスタ106eと、ドレージ契約ワーク106fと、配送データ106gと、運賃データ106hと、を備えている。
ここで、ドレージ業者の割当を行う際における業務の流れおよび登場人物の概要は、図2に示すとおりである。図2に示すように、本実施形態に係る運送業者割当装置100は、例えば、荷主から注文を受けた海貨業者等が、依頼者となって、運送対象物(例えばコンテナ)に対して運送業者(例えばドレージ業者)の自動割当を行う際(=図2の「自動割当機能」を実行する際)に用いる装置である。前記海貨業者は、簡単にいうと、前記荷主に代わって前記運送業者(例えばドレージ業者)の手配を代行する者、つまり代行業者である。以下、各データおよび各マスタにおける具体的内容を詳細に説明する。
コンテナ情報データ106aは、図3に示すように、運送対象物レコード(横一行の情報を指す)を含む。前記運送対象物レコードは、図3に示すように、例えば、運送対象物を識別するための運送対象物識別データ(コンテナNO)と、前記運送対象物の特性を識別するための特性識別データ(コンテナサイズおよびコンテナタイプ)と、前記運送対象物に関する運送の発地を識別するための発地識別データ(発地CD)と、前記運送対象物に関する運送の着地を識別するための着地識別データと(着地CD)と、前記運送対象物の運送を完了する予定の日付である運送完了予定日(倉入予定日)と、前記運送対象物を港まで運ぶ船を識別するための船識別データ(本船)と、前記運送対象物が前記港に入港する予定の日付である入港予定日と、等を有する。
ドレージ業者マスタ106bは、図3に示すように、例えば、前記運送業者を識別するための運送業者識別データ(ドレージ業者CDおよびドレージ業者名)と、前記運送業者と前記運送業者に運送を依頼する依頼者との間で契約した前記運送を行う本数である契約本数(月間契約本数)と、複数の前記運送業者間での優先順位と、等を含む。
場所マスタ106cは、図3に示すように、例えば、前記発地識別データ(1~3行目の場所CDおよび場所名)と、前記着地識別データ(4~5行目の場所CDおよび場所名)と、前記発地および前記着地が属する地区を識別するための地区識別データ(地区CD)と、等を含む。
地区マスタ106dは、図3に示すように、例えば、前記地区識別データ(地区CDおよび地区名)等を含む。
運賃タリフマスタ106eは、図3に示すように、運賃レコード(横一行の情報を指す)を含む。前記運賃レコードは、図3に示すように、前記運送業者識別データ(ドレージ業者CD)と、前記特性識別データ(コンテナサイズおよびコンテナタイプ)と、前記地区識別データ(発地および着地)と、前記運送業者に支払う運賃(運送料)と、等を有する。
ここで、図3の運賃タリフマスタ106eを参照すると、1の番号を付した運賃レコード(コンテナタイプ:DRY)と3の番号を付した運賃レコード(コンテナタイプ:REEFER)とは、コンテナタイプが異なるのみでその他の情報は同じだが、3の番号を付した運賃レコードにおける運送料の方が、10,000円分、割高となっている。これは、一般に、REEFERコンテナ(庫内の温度調節が可能なコンテナ)を運送するためにはコンセントの付いたトラックが必要であるため、その分、運送コストが高くなるためである。本実施形態に係る運送業者割当装置100によれば、詳細は以下の[2.処理の具体例]で説明するが、運賃タリフマスタ106eを参照することにより、例えば、コンテナタイプの様な運送対象物の特性を考慮した上での自動割当(例えば、割当しようとしているドレージ業者が、REEFERコンテナを運送可能か否か考慮した上での自動割当)およびコンテナタイプの様な運送対象物の特性を考慮した上での運送料自動取得(例えば、REEFERコンテナを運送する場合における割高な運送料の自動取得)を行うことができる。
ドレージ契約ワーク106fは、ドレージ業者マスタ106bに基づいて作成されるワークであり、図4に示すように、運送業者レコード(横一行の情報を指す)を含む。前記運送業者レコードは、図4に示すように、例えば、処理年月と、当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位(SEQ)と、前記運送業者識別データ(ドレージ業者CD)と、等を有する。詳細は以下の[2.処理の具体例]で説明するが、ドレージ契約ワーク106fにおいて、より若いSEQを有するドレージ業者CDから順に、前記運送対象物に対する割当がなされることとなる。
配送データ106gは、後述する割当部102cによって作成されるものであり、前記運送対象物に対して前記運送業者を割当した結果を保持するためのデータである。配送データ106gは、図5に示すように、例えば、前記運送対象物識別データ(コンテナNO)と、前記特性識別データ(コンテナサイズおよびコンテナタイプ)と、前記発地識別データ(発地CD)と、前記着地識別データと(着地CD)と、前記運送完了予定日(倉入予定日)と、前記船識別データ(本船)と、前記入港予定日と、前記処理年月と、前記割当順位(SEQ)と、前記運送業者識別データ(ドレージ業者CD)と、等を含む。
例えば、図5の配送データ106gは、コンテナNO:C0001で特定されるコンテナに対してドレージ業者CD:D0003で特定されるドレージ業者が割当され、コンテナNO:C0002で特定されるコンテナに対してドレージ業者CD:D0001で特定されるドレージ業者が割当され、コンテナNO:C0005で特定されるコンテナに対してドレージ業者CD:D0003で特定されるドレージ業者が割当され、コンテナNO:C0006で特定されるコンテナに対してドレージ業者CD:D0003で特定されるドレージ業者が割当されたという結果を保持するデータである。
運賃データ106h(原価データ106h)は、後述する運送料取得部102dによって作成されるものであり、前記運送対象物に対して前記割当した前記運送業者に支払う運送料の情報を保持するためのデータである。運賃データ106hは、図6に示すように、例えば、前記運送対象物識別データ(コンテナNO)と、前記特性識別データ(コンテナサイズおよびコンテナタイプ)と、前記発地識別データ(発地CD)と、前記着地識別データと(着地CD)と、前記運送完了予定日(倉入予定日)と、前記船識別データ(本船)と、前記入港予定日と、前記処理年月と、前記割当順位(SEQ)と、前記運送業者識別データ(ドレージ業者CD)と、前記運送料と、等を含む。
例えば、図6の運賃データ106hは、C0001のコンテナに対して割当したD0003のドレージ業者に支払う運送料は50,000円であり、C0002のコンテナに対して割当したD0001のドレージ業者に支払う運送料は60,000円であり、C0005のコンテナに対して割当したD0003のドレージ業者に支払う運送料は60,000円であり、C0006のコンテナに対して割当したD0003のドレージ業者に支払う運送料は65,000円であるという情報を保持するデータである。
制御部102は、運送業者割当装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記運送業者マスタ中の前記優先順位が高い前記運送業者識別データで特定される運送業者から順に当該運送業者に対応する契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位と前記運送業者識別データとを含ませる運送業者レコード作成手段としての運送業者レコード作成部102aと、(2)前記運送対象物データから、指定された抽出条件に合致する前記運送対象物レコードを抽出する運送対象物レコード抽出手段としての運送対象物レコード抽出部102bと、(3)割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若い前記運送対象物データ中の前記運送対象物レコードが有する運送対象物識別データで特定される運送対象物に対して、前記運送業者レコード作成手段で作成した前記運送業者レコードにおいてより若い割当順位と紐付く運送業者識別データで特定される運送業者を割当する割当手段としての割当部102cと、(4)前記存在する場合、前記存在する運賃レコード中の前記運賃を、前記割当手段で前記運送対象物に対して前記割当した前記運送業者に支払う運送料として取得する運送料取得手段としての運送料取得部102dと、を備えている。
運送業者レコード作成部102aは、ドレージ業者マスタ106b中の優先順位が高いドレージ業者CDで特定されるドレージ業者から順に当該ドレージ業者に対応する月間契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位(SEQ)とドレージ業者CDとを含ませる。
運送対象物レコード抽出部102bは、コンテナ情報データ106aから、指定された抽出条件に合致する運送対象物レコードを抽出する。そして、割当部102cは、運送対象物レコード抽出部102bで抽出した運送対象物レコードのみを対象として、以下で説明する割当を行う。
割当部102cは、割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若いコンテナ情報データ106a中の運送対象物レコードが有するコンテナNOで特定されるコンテナに対して、運送業者レコード作成部102aで作成した運送業者レコードにおいてより若い割当順位(SEQ)と紐付くドレージ業者CDで特定されるドレージ業者を割当する。前記割当順序に関する前記項目は、例えば、倉入予定日である。
割当部102cは、以下の割当条件に合致する場合にのみ、前記割当を行ってもよい。すなわち、割当部102cは、運送対象物レコード中のコンテナサイズおよびコンテナタイプを有し、運送対象物レコード中の発地CDで特定される発地が属する地区の地区CDを有し、運送対象物レコード中の着地CDで特定される着地が属する地区の地区CDを有し、かつ、割当の対象としようとしているドレージ業者についてのドレージ業者CDを有する運賃レコードが運賃タリフマスタ106e中に存在する場合にのみ、前記割当を行ってもよい。
運送料取得部102dは、前記存在する場合、前記存在する運賃レコード中の運送料を、割当部102cでコンテナに対して割当したドレージ業者に支払う運送料として取得する。
[2.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例を説明する。なお、本項目においては、コンテナ情報データ106a、ドレージ業者マスタ106b、場所マスタ106c、地区マスタ106dおよび運賃タリフマスタ106eの内容が図3に示すとおり設定されているという前提で説明を進める。また、本項目にいいては、前記運送対象物がコンテナであり、前記特性識別データが、コンテナサイズおよびコンテナタイプであり、前記運送業者がドレージ業者であり、前記運送業者に運送を依頼する依頼者(=運送業者割当装置100の使用者)が海貨業者であるという前提で、説明を進める。
[2-1.契約データ作成処理(月次処理)]
まず、運送業者レコード作成部102aは、ドレージ業者マスタ106bに基づいて、ドレージ契約ワーク106fを作成する。なお、本項目においては、説明を簡便にするために、例えば、ドレージ業者名がドレージ1のドレージ業者を、単に、「ドレージ業者1」という。
(1)表1-1~表1~4の作成
図4のドレージ業者マスタ106bの1行目を参照すると、ドレージ業者3についての月間契約本数および優先順位は、それぞれ、30および10である。この場合、運送業者レコード作成部102aは、図4の表1-1に示すように、ドレージ業者CD「D0003」と優先順位10とを含み、かつ、SEQ1~30をそれぞれ含む30個のレコードを作成する。つまり、運送業者レコード作成部102aは、ドレージ業者3について、月間契約本数分のレコード、すなわち30個のレコードからなる表1-1を作成するということである。同様の方法で、運送業者レコード作成部102aは、図4に示すように、ドレージ業者1について、20個のレコードからなる表1-2を作成し、ドレージ業者2について、15個のレコードからなる表1-3を作成し、ドレージ業者4について、5個のレコードからなる表1-4を作成する。
(2)Wドレージ契約の作成
運送業者レコード作成部102aは、前段落で作成した表1-1~表1-4中のレコードを、優先順位およびSEQに基づいて並び替えする。
まず、図4の表1-1および表1-2に示すように、ドレージ業者3およびドレージ業者1は、ともに、最も高い優先順位「10」を有する。この場合、運送業者レコード作成部102aは、月間契約本数がより多いドレージ業者3のレコードをSEQ1の運送業者レコードとして、これ以降は、ドレージ業者1のレコードとドレージ業者3のレコードに対して交互にSEQ番号を昇順に採番して運送業者レコードを作成する。具体的には、図4のWドレージ契約106fに示すように、表1-1中のSEQ1のレコードからSEQ1の運送業者レコードを作成し、表1-2中のSEQ1のレコードからSEQ2の運送業者レコードを作成し、表1-1中のSEQ2のレコードからSEQ3の運送業者レコードを作成し、表1-2中のSEQ2のレコードからSEQ4の運送業者レコードを作成し、という処理を続けていき、表1-1中のSEQ20のレコードからSEQ39の運送業者レコードを作成し、表1-2中のSEQ20のレコードからSEQ40の運送業者レコードを作成し、この時点で表1-2中のレコードはすべてなくなるため、残りは表1-1中のレコードのみに基づいて、表1-1中のSEQ21~30のレコードから、それぞれ、SEQ41~50の運送業者レコードを作成する。以上のようにして、運送業者レコード作成部102aは、図4のWドレージ契約106fに一部を示すように、ドレージ業者3およびドレージ業者1について、計50個の運送業者レコード(SEQ1~50の運送業者レコード)を作成する。
次に、運送業者レコード作成部102aは、次に高い優先順位「20」を有するドレージ業者2について、表1-3に基づいて運送業者レコードを作成する。具体的には、運送業者レコード作成部102aは、図4のWドレージ契約106fに一部を示すように、表1-3中のSEQ1のレコードからSEQ51の運送業者レコードを作成し、表1-3中のSEQ2のレコードからSEQ52の運送業者レコードを作成し、という処理を続けていき、最後には、表1-3中のSEQ15のレコードからSEQ65の運送業者レコードを作成する。以上のようにして、運送業者レコード作成部102aは、図4のWドレージ契約106fに一部を示すように、ドレージ業者2について、計15個の運送業者レコード(SEQ51~65の運送業者レコード)を作成する。
最後に、運送業者レコード作成部102aは、最も低い優先順位「30」を有するドレージ業者4について、表1-4に基づいて運送業者レコードを作成する。具体的には、運送業者レコード作成部102aは、図4のWドレージ契約106fには示さないが、表1-4中のSEQ1のレコードからSEQ66の運送業者レコードを作成し、表1-4中のSEQ2のレコードからSEQ67の運送業者レコードを作成し、という処理を続けていき、最後には、表1-4中のSEQ5のレコードからSEQ70の運送業者レコードを作成する。以上のようにして、運送業者レコード作成部102aは、図4のWドレージ契約106fには示さないが、ドレージ業者4について、計5個の運送業者レコード(SEQ66~70の運送業者レコード)を作成する。
このようにして、運送業者レコード作成部102aは、図4に示すWドレージ契約106fを作成する。作成したWドレージ契約106fには、SEQ1~70をそれぞれ含む70個の運送業者レコードが含まれている。
[2-2.ドレージ業者割当処理]
次に、コンテナ情報データ106a中のコンテナに対して、[2-1]で作成したWドレージ契約106f中のドレージ業者が割当されるが、その前処理として、運送対象物レコード抽出部102bは、コンテナ情報データ106a中から割当の対象となり得るコンテナを抽出する。
(1)割当の対象となり得るコンテナの抽出
具体的には、抽出条件として、発地地区「T0001:A」および倉入予定日「2018/8/1~2018/8/15」が指定されているとする。発地地区「T0001:A」は、図3の場所マスタ106cを参照すると、場所CD:B0001およびB0002が属する地区である。このため、運送対象物レコード抽出部102bは、コンテナ情報データ106aから、発地CDとしてB0001またはB0002を有し、かつ、倉入予定日として2018/8/1~2018/8/15のうちのいずれかの日を有する運送対象物レコードを抽出する。すなわち、運送対象物レコード抽出部102bは、図5の「Dコンテナ情報より」に示すように、コンテナNO:C0001,C0002,C0005およびC0006を有する4つの運送対象物レコードを抽出する。
(2)コンテナに対するドレージ業者の割当
次に、引当順序(割当順序)として、「倉入予定日」が指定されているとすると、割当部102cは、原則的には、図5の「Dコンテナ情報より」中においてより若い「倉入予定日」を有するコンテナに対して、[2-1]で作成した図4のWドレージ契約106f中においてより若い「SEQ」を有するドレージ業者を割当する。つまり簡単にいうと、原則的には、より若い「倉入予定日」を有するコンテナに対して、より若い「SEQ」を有するドレージ業者を割当するということである。ただし、例外として、次段落で説明する割当条件に合致しない場合は、Wドレージ契約106f中のドレージ業者を一つ飛ばし次のドレージ業者による割当を試みる。
(割当条件)
次の条件1~4をすべて満たすレコードが、運賃タリフマスタ106eに存在すること
1.「Dコンテナ情報より」における割当しようとしているレコード中のコンテナサイズおよびコンテナタイプを有する
2.前記割当しようとしているレコード中の発地CDが属する地区CDを有する
3.前記割当しようとしているレコード中の着地CDが属する地区CDを有する
4.Wドレージ契約106fにおける割当しようとしているレコード中のドレージ業者CDを有する
以下、図5の「Dコンテナ情報より」におけるコンテナNO:C0001,C0002,C0005およびC0006の4つのコンテナそれぞれに対するドレージ業者の割当について、詳細に説明する。
(2-1)コンテナNO:C0001のコンテナに対するドレージ業者の割当
まず、図5の「Dコンテナ情報より」におけるコンテナNO:C0001のコンテナに対する割当について説明する。原則に従うと、割当部102cは、倉入予定日「2018/8/5」を有するコンテナNO:C0001のコンテナに対して、SEQ「1」を有するドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当することとなるが、当該割当が割当条件に合致するか否かを検討する。コンテナNO:C0001を有するレコード中のコンテナサイズ「20」およびコンテナタイプ「DRY」を有し、コンテナNO:C0001を有するレコード中の発地CD:B0001が属する地区CD:T0001を有し、コンテナNO:C0001を有するレコード中の着地CD:N0001が属する地区CD:T0004を有し、かつ、割当の対象としようとしているドレージ業者のドレージ業者CD:D0003を有する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて1の番号を付したレコードである。つまり、割当条件に合致するため、割当部102cは、原則どおり、倉入予定日「2018/8/5」を有するコンテナNO:C0001のコンテナに対して、SEQ「1」を有するドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当する。
(2-2)コンテナNO:C0002のコンテナに対するドレージ業者の割当
次に、図5の「Dコンテナ情報より」におけるコンテナNO:C0002のコンテナに対する割当について説明する。原則に従うと、割当部102cは、倉入予定日「2018/8/5」を有するコンテナNO:C0002のコンテナに対して、SEQ「2」を有するドレージ業者CD:D0001のドレージ業者を割当することとなるが、当該割当が割当条件に合致するか否かを検討する。コンテナNO:C0002を有するレコード中のコンテナサイズ「40」およびコンテナタイプ「DRY」を有し、コンテナNO:C0002を有するレコード中の発地CD:B0001が属する地区CD:T0001を有し、コンテナNO:C0001を有するレコード中の着地CD:N0002が属する地区CD:T0005を有し、かつ、割当の対象としようとしているドレージ業者のドレージ業者CD:D0001を有する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて6の番号を付したレコードである。つまり、割当条件に合致するため、割当部102cは、原則どおり、倉入予定日「2018/8/5」を有するコンテナNO:C0002のコンテナに対して、SEQ「2」を有するドレージ業者CD:D0001のドレージ業者を割当する。
(2-3)コンテナNO:C0005のコンテナに対するドレージ業者の割当
次に、図5の「Dコンテナ情報より」におけるコンテナNO:C0005のコンテナに対する割当について説明する。原則に従うと、割当部102cは、倉入予定日「2018/8/15」を有するコンテナNO:C0005のコンテナに対して、SEQ「3」を有するドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当することとなるが、当該割当が割当条件に合致するか否かを検討する。コンテナNO:C0005を有するレコード中のコンテナサイズ「20」およびコンテナタイプ「REEFER」を有し、コンテナNO:C0005を有するレコード中の発地CD:B0001が属する地区CD:T0001を有し、コンテナNO:C0001を有するレコード中の着地CD:N0001が属する地区CD:T0004を有し、かつ、割当の対象としようとしているドレージ業者のドレージ業者CD:D0003を有する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて3の番号を付したレコードである。つまり、割当条件に合致するため、割当部102cは、原則どおり、倉入予定日「2018/8/15」を有するコンテナNO:C0005のコンテナに対して、SEQ「3」を有するドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当する。
(2-4)コンテナNO:C0006のコンテナに対するドレージ業者の割当
最後に、図5の「Dコンテナ情報より」におけるコンテナNO:C0006のコンテナに対する割当について説明する。原則に従うと、割当部102cは、倉入予定日「2018/8/15」を有するコンテナNO:C0006のコンテナに対して、SEQ「4」を有するドレージ業者CD:D0001のドレージ業者を割当することとなるが、当該割当が割当条件に合致するか否かを検討する。コンテナNO:C0006を有するレコード中のコンテナサイズ「40」およびコンテナタイプ「REEFER」を有し、コンテナNO:C0006を有するレコード中の発地CD:B0001が属する地区CD:T0001を有し、コンテナNO:C0001を有するレコード中の着地CD:N0001が属する地区CD:T0004を有し、かつ、割当の対象としようとしているドレージ業者のドレージ業者CD:D0001を有する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eには存在しない。つまり、割当条件に合致しないため、割当部102cは、例外として、SEQ「5」を有するドレージ業者CD:D0003のドレージ業者の割当を試みる。当該割当が割当条件に合致するか否かを検討する。コンテナNO:C0006を有するレコード中のコンテナサイズ「40」およびコンテナタイプ「REEFER」を有し、コンテナNO:C0006を有するレコード中の発地CD:B0001が属する地区CD:T0001を有し、コンテナNO:C0001を有するレコード中の着地CD:N0001が属する地区CD:T0004を有し、かつ、割当の対象としようとしているドレージ業者のドレージ業者CD:D0003を有する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて4の番号を付したレコードである。つまり、割当条件に合致するため、割当部102cは、例外的に、倉入予定日「2018/8/15」を有するコンテナNO:C0006のコンテナに対して、SEQ「5」を有するドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当する。
(3)まとめ
以上、本項目[2-2]で説明した処理により、割当部102cは、コンテナNO:C0001のコンテナに対してドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当し、コンテナNO:C0002のコンテナに対してドレージ業者CD:D0001のドレージ業者を割当し、コンテナNO:C0005のコンテナに対してドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当し、コンテナNO:C0006のコンテナに対してドレージ業者CD:D0003のドレージ業者を割当する。この結果を、図5の配送データ106gとして示す。
[2-3.運賃データ作成処理]
最後に、[2-2]において割当したドレージ業者に支払う運送料が取得される。運送料取得部102dは、[2-2]において、運賃タリフマスタ106e中に割当条件に合致する運賃レコードが存在する場合、当該存在する運賃レコード中の運送料を以下のようにして取得する。
まず、[2-2]の(2-1)で説明した割当条件に合致する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて1の番号を付したレコードである。このため、運送料取得部102dは、当該1の番号を付したレコード中の運送料50,000円を、コンテナNO:C0001のコンテナに対して割当したドレージ業者CD:D0003のドレージ業者に支払う運送料として取得する。
次に、[2-2]の(2-2)で説明した割当条件に合致する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて6の番号を付したレコードである。このため、運送料取得部102dは、当該6の番号を付したレコード中の運送料60,000円を、コンテナNO:C0002のコンテナに対して割当したドレージ業者CD:D0001のドレージ業者に支払う運送料として取得する。
次に、[2-2]の(2-3)で説明した割当条件に合致する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて3の番号を付したレコードである。このため、運送料取得部102dは、当該3の番号を付したレコード中の運送料60,000円を、コンテナNO:C0005のコンテナに対して割当したドレージ業者CD:D0003のドレージ業者に支払う運送料として取得する。
最後に、[2-2]の(2-4)で説明した割当条件に合致する運賃レコードは、図3の運賃タリフマスタ106eにおいて4の番号を付したレコードである。このため、運送料取得部102dは、当該4の番号を付したレコード中の運送料65,000円を、コンテナNO:C0006のコンテナに対して割当したドレージ業者CD:D0003のドレージ業者に支払う運送料として取得する。
このように、各ドレージ業者に支払う運送料を取得した結果を、図6の運賃データ106hとして示す。
[3.本実施形態のまとめ]
このように、本実施形態に係る運送業者割当装置100によれば、[2-2]で主に説明したように、運送対象物(例えば、コンテナ)に対して、運送業者(例えば、ドレージ業者)を自動で割当できる。このため、運送業者への依頼者(例えば、海貨業者)は、例えば、早期かつ正確な割当を行うことが可能となり、更にこの結果、デマレージ(フリータイム(無料保管期間)を過ぎると発生する貨物の保管超過料金)の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る運送業者割当装置100によれば、[2-3]で主に説明したように、例えば、運送業者に支払う運送料を自動取得することができる。このため、運送業者への依頼者(例えば、海貨業者)は、例えば、運送にかかる原価がいくらであるかという情報を事前に素早く把握することができるため、経営計画を立てやすくなる。
そして、運送対象物の特性(例えば、運送対象物がコンテナである場合には、「コンテナサイズ」や「コンテナタイプ」)によって運送に用いるトラックの性能や種類が異なる等の理由により、運送対象物の特性に応じて運送料が細かく設定されていることがある。本実施形態に係る運送業者割当装置100によれば、運送対象物の特性に応じて細かく設定された運送料の中から、適切な運送料を自動取得することができる。
ここで、従来においては、コンテナ一本ごとにドレージ業者の手配を行っていた。具体的には、発着地や荷主等の情報に基づいて、最適なドレージ業者を人為的に選定していた。しかしながら、昨今の物流業界における陸上運送ドライバーの不足等により、物流が盛んな時期には、ドレージ業者を手配しきれず、デマレージが発生してしまうという問題があった。
そこで、本実施形態においては、例えば、契約コンテナ本数および契約単価をマスタに登録しておくことにより、倉入予定日やエリア等の単位にて、複数のコンテナに対して一度の処理でドレージ業者を自動割当できるようにした。言い換えると、本実施形態においては、例えば、ドレージ業者と取り決めている契約コンテナ本数を最適に割り当てて、契約本数内にて手配できないコンテナを、早期に明確化することができる。
また、本実施形態においては、例えば、陸上輸送にかかる運送料をマスタで保持することにより、早期に原価を捉えることができるようにし、捉えた原価を支払データへ連携できるようにした。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、運送業者割当装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、運送業者割当装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて運送業者割当装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、運送業者割当装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、運送業者割当装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、運送業者割当装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、物流業界等において有用であるが、特に、コンテナの陸上輸送を行う業界または当該陸上輸送の手配事業を行う業界等においては極め有用である。
100 運送業者割当装置
102 制御部
102a 運送業者レコード作成部
102b 運送対象物レコード抽出部
102c 割当部
102d 運送料取得部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a コンテナ情報データ
106b ドレージ業者マスタ
106c 場所マスタ
106d 地区マスタ
106e 運賃タリフマスタ
106f ドレージ契約ワーク
106g 配送データ
106h 運賃データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (8)

  1. 制御部および記憶部を備える運送業者割当装置であって、
    前記記憶部には、
    運送業者を識別するための運送業者識別データと、前記運送業者と前記運送業者に運送を依頼する依頼者との間で契約した前記運送を行う本数である契約本数と、複数の前記運送業者間での優先順位と、を含む運送業者マスタと、
    運送対象物を識別するための運送対象物識別データを有する運送対象物レコードを含む運送対象物データと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記運送業者マスタ中の前記優先順位が高い前記運送業者識別データで特定される運送業者から順に当該運送業者に対応する契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位と前記運送業者識別データとを含ませる運送業者レコード作成手段と、
    割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若い前記運送対象物データ中の前記運送対象物レコードが有する運送対象物識別データで特定される運送対象物に対して、前記運送業者レコード作成手段で作成した前記運送業者レコードにおいてより若い割当順位と紐付く運送業者識別データで特定される運送業者を割当する割当手段と、
    を備えること、
    を特徴とする運送業者割当装置。
  2. 前記割当順序に関する前記項目が、前記運送対象物の運送を完了する予定の日付である運送完了予定日であること、
    を特徴とする請求項1に記載の運送業者割当装置。
  3. 前記制御部は、
    前記運送対象物データから、指定された抽出条件に合致する前記運送対象物レコードを抽出する運送対象物レコード抽出手段を更に備え、
    前記割当手段は、
    前記運送対象物レコード抽出手段で抽出した前記運送対象物レコードのみを対象として、前記割当を行うこと、
    を特徴とする請求項1または2に記載の運送業者割当装置。
  4. 前記運送対象物レコードは、前記運送対象物の特性を識別するための特性識別データと、前記運送対象物に関する運送の発地を識別するための発地識別データと、前記運送対象物に関する運送の着地を識別するための着地識別データと、を更に有し、
    前記記憶部には、
    前記運送業者識別データと、前記特性識別データと、前記発地および前記着地が属する地区を識別するための地区識別データと、前記運送業者に支払う運賃と、を有する運賃レコードを含む運賃マスタ
    が更に格納されており、
    前記割当手段は、
    前記運送対象物レコード中の前記特性識別データを有し、前記運送対象物レコード中の前記発地識別データで特定される発地が属する地区の地区識別データを有し、前記運送対象物レコード中の前記着地識別データで特定される着地が属する地区の地区識別データを有し、かつ、前記割当の対象としようとしている前記運送業者についての前記運送業者識別データを有する前記運賃レコードが前記運賃マスタ中に存在する場合にのみ、前記割当を行うこと、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の運送業者割当装置。
  5. 前記制御部は、
    前記存在する場合、前記存在する運賃レコード中の前記運賃を、前記割当手段で前記運送対象物に対して前記割当した前記運送業者に支払う運送料として取得する運送料取得手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項4に記載の運送業者割当装置。
  6. 前記運送対象物が、コンテナであり、
    前記特性識別データが、前記コンテナのサイズおよびタイプであり、
    前記運送業者が、ドレージ業者であること、
    を特徴とする請求項4または5に記載の運送業者割当装置。
  7. 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される運送業者割当方法であって、
    前記記憶部には、
    運送業者を識別するための運送業者識別データと、前記運送業者と前記運送業者に運送を依頼する依頼者との間で契約した前記運送を行う本数である契約本数と、複数の前記運送業者間での優先順位と、を含む運送業者マスタと、
    運送対象物を識別するための運送対象物識別データを有する運送対象物レコードを含む運送対象物データと、
    が格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記運送業者マスタ中の前記優先順位が高い前記運送業者識別データで特定される運送業者から順に当該運送業者に対応する契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位と前記運送業者識別データとを含ませる運送業者レコード作成ステップと、
    割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若い前記運送対象物データ中の前記運送対象物レコードが有する運送対象物識別データで特定される運送対象物に対して、前記運送業者レコード作成ステップで作成した前記運送業者レコードにおいてより若い割当順位と紐付く運送業者識別データで特定される運送業者を割当する割当ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする運送業者割当方法。
  8. 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための運送業者割当プログラムであって、
    前記記憶部には、
    運送業者を識別するための運送業者識別データと、前記運送業者と前記運送業者に運送を依頼する依頼者との間で契約した前記運送を行う本数である契約本数と、複数の前記運送業者間での優先順位と、を含む運送業者マスタと、
    運送対象物を識別するための運送対象物識別データを有する運送対象物レコードを含む運送対象物データと、
    が格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    前記運送業者マスタ中の前記優先順位が高い前記運送業者識別データで特定される運送業者から順に当該運送業者に対応する契約本数分の運送業者レコードを作成し、当該運送業者レコード中には当該運送業者レコードを作成した順に対応する割当順位と前記運送業者識別データとを含ませる運送業者レコード作成ステップと、
    割当順序に関する項目であって指定されたものの値がより若い前記運送対象物データ中の前記運送対象物レコードが有する運送対象物識別データで特定される運送対象物に対して、前記運送業者レコード作成ステップで作成した前記運送業者レコードにおいてより若い割当順位と紐付く運送業者識別データで特定される運送業者を割当する割当ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする運送業者割当プログラム。
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