JP7187967B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関する。
シート状の記録媒体に画像を印刷して形成する画像形成装置の中には、記録媒体上に形成された画像を読取部で読み取り、読み取った画像が基準画像と一致しているか否かにより、形成画像の異常を検出する機能を備えたものがある。
ここで、読み取った画像が基準画像と一致しているか否かを判定する技術として、例えば下記特許文献1に記載の技術がある。この技術は、基準として参照される参照画像を自動分割して複数の参照分割画像を作成し、参照分割画像の作成工程での自動分割に基づいて対象画像を分割することにより複数の対象分割画像を作成し、複数の参照分割画像と複数の対象分割画像とを比較して、対象物の状態を判定する技術である。このような技術によれば、対象物において部分的に異常がある場合であってもこの異常を捉えることが可能であり、対象物の状態をより的確に判定することができるとされている。
特開2014-21973号公報
ところで上述した画像形成装置の中には、複数の異なる画像を集約した印刷用の画像データを作成し、この画像データに基づいて1枚の記録媒体に異なる画像を面付けして印刷し、異なる画像が印刷された記録媒体を画像毎に断裁して出力する機能を有するものがある。このような機能を有する画像形成装置は、印刷された画像データと、異なる画像を集約した基準の画像データとを比較することにより、記録媒体上に印刷された画像に対する汚れやキズ等の異常(ヤレ)を検出する機能を備えている。
そして、記録媒体上に印刷された一部の画像に異常が検出された場合には、同一の画像データに基づく再印刷が実施される。しかしながら、この場合、1枚の記録媒体に形成された複数の画像のうち、異常が検出されていない画像も再印刷されるため、画像が印刷された記録媒体を断裁した場合には、重複する無駄な頁が発生し、記録媒体や印刷用のトナーが無駄に使用される問題があった。
そこで本発明は、異なる画像を集約して印刷した一部の画像に異常が発生した場合に、重複する無駄な画像を発生させることのない再印刷を実施しつつ、再印刷された画像の検査を実施可能とする画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明は、異なる画像の画像データを集約した集約画像データを作成する画像処理部と、前記集約画像データに基づいて、シート状の記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体に形成された画像を読取画像データとして読み取る画像読取部と、前記読取画像データと基準データとを比較することにより、前記読取画像データの異常を検出する異常検出部とを備え、前記画像読取部は、記録媒体上に集約して形成された複数の画像を読取画像データとして読み取り、前記異常検出部は、前記画像読取部で読み取った複数の画像の読取画像データの異常を、画像毎に検出し、前記画像処理部は、前記異常検出部において異常が検出された場合に、前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の画像データを外して新たな集約画像データを作成し、前記基準データを画像データ毎に分割した分割基準データのうち前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の分割基準データを外して前記分割基準データの集約を変更した新たな基準データを作成する画像形成装置である。また本発明は、また本発明は、このような画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムである。
本発明によれば、異なる画像を集約して印刷した一部の画像に異常が発生した場合に、重複する無駄な画像を発生させることのない再印刷を実施しつつ、再印刷された画像の検査を実施可能とする画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の各実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の各実施形態の画像形成装置の全体ブロック図である。 本発明の各実施形態の画像形成装置における制御部の機能構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャート(その2)である。 第1実施形態の画像形成装置の制御方法を示す工程図(その1)である。 第1実施形態の画像形成装置の制御方法を示す工程図(その2)である。 第1実施形態の画像形成装置の制御方法を示す工程図(その3)である。 第1実施形態の画像形成装置の制御方法を示す工程図(その4)である。 第1実施形態の画像形成装置の制御方法を示す工程図(その5)である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置の制御方法を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートである。 第4実施形態の画像形成装置の制御方法を示す工程図である。
以下、本発明を適用した各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各実施形態において共通する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明の一部は省略する。
≪実施形態における画像形成装置の概略構成≫
図1は、各実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示す概略図であり、画像形成装置100を前面(正面)から見た図である。また図2は、本発明の各実施形態の画像形成装置の全体ブロック図である。これらの図に示す画像形成装置100は、1枚の記録媒体Pに異なる画像を集約して印刷し、複数の画像が集約して印刷された記録媒体Pを画像毎に断裁して出力する機能を有する装置である。
このような画像形成装置100は、表示操作部101、制御部102、記憶部103、ネットワークインターフェース104、画像形成部105、媒体供給部106、画像読取部107、断裁処理部108、排出処理部109を備えている。これらの各要素は、バス110(図2)によって相互に接続され、以下のように構成されている。
<表示操作部101>
表示操作部101は、この画像形成装置100を用いて実施されるジョブの設定を入力する部分であり、表示パネルおよび操作ボタンを有する。操作ボタンは表示パネルと一体に設けたタッチパネルであってもよい。表示操作部101によるジョブの設定とは、例えば、画像を形成する記録媒体Pのサイズ、記録媒体に複数の画像を集約して印刷する場合に、記録媒体に形成される画像のレイアウト、同一の画像を印刷する部数、などである。なお、このような操作を実施する表示操作部101は、画像形成装置100に接続されたパーソナルコンピューターや他の外部装置であってもよいが、以下においては表示操作部101として説明をおこなう。
<制御部102>
制御部102は、表示操作部101での操作、または画像形成装置100に接続されたパーソナルコンピューターなどの外部装置からの受信信号にしたがって、画像形成装置100の各部の動作を制御するものであり、計算機によって構成されている。計算機は、いわゆるコンピューターとして用いられるハードウェアである。計算機は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)102-1、ROM(Read Only Memory)102-2、RAM(Random Access Memory)102-3を備える。
この制御部102は、以降に説明する画像形成装置100の制御方法において説明する特徴的な制御を実施するものである。この制御の手順は、画像形成装置100の各部の動作を制御する制御プログラムとして、ROM102-2に保存されているか、または外部装置からRAM102-3にロードされて保存される。
図3は、本発明の各実施形態の画像形成装置100における制御部102の機能構成図である。この図に示すように、制御部102は、画像処理部102a、表示処理部102b、異常検出部102c、動作制御部102dを有する。次のこれらの機能的要素の構成を、図3および先の図1および図2を参照して説明する。
[画像処理部102a]
画像処理部102aは、ジョブの実施によって記録媒体P上に形成する画像の原稿データをラスタライズ処理することにより、印刷用の画像データ[d]を作成する。画像処理部102aが処理する画像の原稿データは、例えばネットワークインターフェース104を介して外部装置から入力された画像である。また、この画像形成装置100が、原稿台と原稿台に載置された原稿の画像を読み取る読み取り装置を有する場合、画像処理部102aが処理する画像の原稿データは、この読み取り装置から読み取った原稿データであってもよい。
また、画像処理部102aは、表示操作部101の操作にしたがって、作成した印刷用の画像データ[d]を集約した集約画像データ[da]を作成する。また画像処理部102aは、表示操作部101の操作にしたがって、記憶部103に保存された基準データ[Dp]を頁毎の分割基準データ[Dps]に分割する。さらに画像処理部102aは、分割基準データ[Dps]に基づいて新たな基準データ[Dp]を作成する。画像処理部102aによるこれらのデータ作成の詳細は、以降の画像形成装置100の制御方法において説明する。
[表示処理部102b]
表示処理部102bは、表示操作部101に表示させる表示画像の処理を行う。
[異常検出部102c]
異常検出部102cは、画像読取部107で読み取った画像の異常を検出する部分である。この異常検出部102cにおいては、画像読取部107で読み取った画像の読取画像データ[Dt]と、記憶部103に保存された画像の基準データ[Dp]とを比較することにより、画像読取部107で読み取った読取画像データ[Dt]の異常を検出する。
[動作制御部102d]
動作制御部102dは、画像形成装置100を構成する各動作部、すなわち画像形成部105、媒体供給部106、画像読取部107、断裁処理部108、および排出処理部109部の動作を制御する。
<記憶部103>
記憶部103は、表示操作部101での操作、および制御部102からの指示に基づいて、画像読取部107で読み取った読取画像データ[Dt]を保存し、また画像処理部102aにおいて作成した画像データ[d]、集約画像データ[da]、基準データ[Dp]、および分割基準データ[Dps]を保存する。また記憶部103は、画像形成装置100の制御プログラムを保存してもよい。記憶部103における画像データの記憶の手順の詳細は、下記の画像形成装置100の制御方法において詳細に説明する。
<ネットワークインターフェース104>
ネットワークインターフェース104は、例えば画像形成装置100と、パーソナルコンピューターや他の外部装置との間でのデータの受け渡しをするためのものである。
<画像形成部105>
画像形成部105は、制御部102からの指示にしたがって、シート状の記録媒体Pの主面上に、印刷によって画像を形成する部分である。一例として、この画像形成部105は、電子写真方式のものであって、媒体搬送路105a、トナー画像形成ユニットが周囲に配置された中間転写ドラム105b、および定着部105cなどを備え、媒体搬送路105aに沿って搬送される記録媒体Pの一主面上にトナー画像を形成する。
<媒体供給部106>
媒体供給部106は、制御部102からの指示にしたがって、画像形成部105に記録媒体を供給する部分である。このような媒体供給部106は、大量の記録媒体Pを収容する媒体収容部106aと、媒体収容部106aに収容された記録媒体Pを1枚ずつ画像形成部105の媒体搬送路105aに供給する媒体供給路106bとを備える。また媒体供給部106は、画像形成部105で画像が印刷された記録媒体Pを搬送方向に対して裏表シート反転させる反転搬送路106cと、さらに反転させた記録媒体Pを再び画像形成部105に供給する再供給路106dを備える。これにより、画像形成部105においては、記録媒体Pの表面および裏面の2つの主面に対して画像を印刷することが可能である。
また媒体供給部106は、さらに大量の記録媒体Pを収容可能な外部収容部106eを備えていてもよい。
<画像読取部107>
画像読取部107は、記録媒体Pに形成された画像を読み取るものであって、画像形成部105の後段に配置されている。この画像読取部107は、画像形成部105の媒体搬送路105aから連続する媒体搬送路107aと、媒体搬送路107aに沿って設けられたインラインセンサー107bとを備え構成である。インラインセンサー107bは、例えばCCDやCMOSセンサーからなる一般的なものであってよく、媒体搬送路107aに沿って搬送される記録媒体Pの表面および表面に配置されている。
<断裁処理部108>
断裁処理部108は、制御部102からの指示にしたがって、画像読取部107から搬送された記録媒体Pを断裁する。特にこの断裁処理部108は、制御部102からの指示にしたがって、記録媒体Pを複数の画像が形成された領域毎であって頁毎に断裁する。また断裁処理部108は、記録媒体Pにおける画像データ領域を残してその周縁領域を断裁して除去する。このような断裁処理部108は、画像読取部107から連続する媒体搬送路108aと、媒体搬送路108aに沿って設けられた複数の断裁器108bと、断裁した記録媒体Pの周縁領域を受ける屑入れ108cとを備える。
<排出処理部109>
排出処理部109は、制御部102からの指示にしたがって、断裁処理部108から搬送された記録媒体Pを、必要に応じて分配して排出する部分である。このような排出処理部109は、断裁処理部108の媒体搬送路108aから送り込まれた記録媒体Pを、第1トレー200aに排出する第1排出路109aと、第2トレー200bに排出する第2排出路109bとを備える。なお、排出処理部109は、断裁処理部108から送り込まれた記録媒体Pを、3つ以上の異なるトレーに分配して排出する構成であってもよい。
≪第1実施形態の制御方法≫
次に、以上のような各部を備えた画像形成装置100の制御方法の第1実施形態を説明する。以降の各実施形態で説明する画像形成装置100の制御方法は、表示操作部101から入力されたジョブの設定に基づき、制御部102の各部を構成するCPU102-1が、ROM102-2やRAM102-3、さらには記憶部103に保存された画像形成装置100の制御プログラムに基づいて、画像形成装置100の各部の駆動を制御することにより実現される。
図4は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャート(その1)である。また図5は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャート(その2)である。以下、図4および図5のフローチャートに従い、先の図1~図3、および他の必要図を参照し、第1実施形態に係る画像形成装置100の制御方法を説明する。
<ステップS1>
ステップS1において、制御部102は、画像形成装置100に対してジョブの入力が有ったか否かを判断する。そして、ジョブの入力が有った(YES)と判断されるまで待機し、ジョブの入力が有った(YES)と判断された場合に次のステップS2に進む。
なお、ジョブの入力は、例えばユーザーが表示操作部101または外部装置を操作することによってなされる。この際、ユーザーは、ジョブの設定として、印刷する画像の指定、画像を形成する記録媒体Pのサイズ、記録媒体Pに集約する画像のレイアウト、同一の画像を印刷する部数、記録媒体Pの断裁数、記録媒体Pの周縁を断裁するか否かの選択、および検品の設定を入力する。検品の設定は、検品作業を実施するか否かの選択、位置合わせ用のアライメントマークおよび画像調整用のパッチを形成するか否かの選択であることとする。また、記録媒体Pの周縁を断裁しない設定の場合には、位置合わせ用のアライメントマークおよび画像調整用のパッチの形成が選択されることはない。さらに、印刷する画像は、予めネットワークインターフェース104を介して外部装置から入力され、画像データとして記憶部103に保存されていることとする。
ここでは、以上のようなジョブの設定のうち、記録媒体Pに複数の画像を集約して印刷する設定と、記録媒体Pを複数に断裁する設定が成された場合に、ジョブの入力があった(YES)と判断して次のステップS2に進む。
<ステップS2>
ステップS2において、画像処理部102aは、ジョブの設定に基づいて、集約画像データ[da]を作成する。この際、先ず画像処理部102aは、入力された画像の原稿データをラスタライズ処理して印刷用の画像データ[d]を作成する。図6(1)に示すように、この画像データ[d]は、1頁毎の各画像データ[d1],[d2],…からなる。
次に、画像処理部102aは、ジョブの設定に基づき、作成した画像データ[d]を、ジョブの設定に基づく画像のレイアウトにしたがって順次に面付けする。ここで順次とは、画像が形成される頁順であって、ネットワークインターフェース104を介して外部装置から入力された画像の配置順であることとする。これにより、図6(2)に示すように、集約画像データ[da]を作成する。この集約画像データ[da]は、入力された全画像数と、1枚の記録媒体Pに集約する画像数とによって決められる、1つまたは複数の集約画像データ[da1],[da2],…からなる。図示した例では、4つ以上の複数の画像が入力され、1枚の記録媒体Pに2つの画像を集約する設定が入力された場合を示している。このようにして作成された集約画像データ[da]は、記憶部103に保存される。また、記憶部103は、特にここで作成した集約画像データ[da]を、オリジナルの集約画像データ[da(or)]としてラベリングして保存する。
<ステップS3>
ステップS3において、画像処理部102aは、検品設定を行う。この際、画像処理部102aは、表示操作部101からの入力にしたがって、位置合わせ用のアライメントマーク、および画像調整用のパッチを形成するための検品用の画像データを作成し、記憶部103に保存する。なお、ユーザーが実施するジョブの設定において、位置合わせ用のアライメントマークおよび画像調整用のパッチを形成しないことが選択されている場合には、本ステップS3を実施せずにステップS4に進めばよい。なお、以下においては、位置合わせ用のアライメントマークおよび画像調整用のパッチを形成する場合を例示して説明を行う。
<ステップS4>
ステップS4において、動作制御部102dは、画像形成部105に対して、基準データ[Dp]用のジョブ印刷を実施させる。ここでのジョブ印刷は、記憶部103に保存されている集約画像データ[da]と検品用の画像データとに基づいて実施される。これにより、図6(3)に示すように、各記録媒体Pの中央の広い領域に設定された画像データ領域[T1]に対し、2つの画像が集約して印刷される。また記録媒体Pにおける画像データ領域[T1]の外側には、位置合わせ用のアライメントマーク11、および画像調整用のパッチ12が形成される。
<ステップS5>
ステップS5において、動作制御部102dは、画像読取部107に対して、ステップS4において記録媒体Pに形成された画像の読み取りを実施させる。これにより、図6(4)に示すように、記録媒体Pにおける画像の形成面側をインラインセンサーで読み取った読取画像データ[Dt]が得られる。この読取画像データ[Dt]は、記録媒体Pの全領域である媒体領域[T2]よりも一回り大きな、読取領域[T3]について、画像の読み取りを実施したデータであることとする。
また、記録媒体Pにアライメントマーク11やパッチ12が印刷されている場合、画像読取部107は、記録媒体Pに形成されたアライメントマーク11やパッチ12を読み取る。これにより、制御部102は、は、記録媒体Pのエッジとアライメントマーク11から印刷位置を確認し、アライメントマーク11-11間の間隔から倍率を確認する。また、また、読み取ったパッチ12の濃度から、画像形成時の濃度を確認する。そして、確認した印刷位置、倍率、および濃度の何れかに、許容範囲を超えるずれがあれば、これらを調整する。
<ステップS6>
次のステップS6において、制御部102は、表示操作部101において、ステップS5で得られた読取画像データ[Dt]が基準データ[Dp]として問題なし、とする入力があったか否か、およびステップS5において確認した値に許容範囲を超えるずれが有ったか否かを判断する。
この場合、一例として、画像形成装置100のユーザーは、ステップS4のジョブ印刷で得られた記録媒体Pの画像を目視で確認することにより、読取画像データ[Dt]の画像に汚れやキズなどの異常発生がないかを確認する。
ユーザーは、読取画像データ[Dt]の画像に異常発生がないことが確認されれば、表示操作部101での操作により、ステップS5で得られた読取画像データ[Dt]が基準データ[Dp]として問題なし、とする入力を実施する。制御部102は、基準データ[Dp]として問題なしの入力があり、かつステップS5において確認した値に許容範囲を超えるずれがなかった場合に、基準データ[Dp]として問題なし(YES)と判断し、次のステップS7に進む。
一方、ユーザーは、読取画像データ[Dt]の画像に異常発生を確認した場合には、表示操作部101の操作により、ステップS5で得られた読取画像データ[Dt]は、基準データ[Dp]として問題あり、とする入力を実施する。制御部102は、基準データ[Dp]として問題ありの入力があったか、またはステップS5において確認した値に許容範囲を超えるずれがあった場合には、基準データ[Dp]として問題がある(NO)と判断してステップS4に戻り、再び基準データ[Dp]用のジョブ印刷を実施させる。
<ステップS7>
ステップS7において、記憶部103は、図6(4)に示すように、直前のステップS5で読み取った読取画像データ[Dt]を、基準データ[Dp]として保存する。
なお、以上のステップS4~ステップS7は、集約画像データ[da]を構成する全ての集約画像データ[da1],[da2],…について、対応する基準データ[Dp]が保存されるまで、それぞれに対して実施される。このようにして得られた基準データ[Dp]は、各集約画像データ[da1],[da1],…に対応する各基準データ[Dp1],[Dp2],…によって構成されたデータとなる。また、記憶部103は、特にここで保存さする基準データ[Dp]を、オリジナルの基準データ[Dp(or)]としてラベリングして保存する。
<ステップS101>
次に、ステップS101において、動作制御部102dは、画像形成部105に対してジョブ印刷を実施させる。この際、画像形成部105は、記憶部103に保存されている集約画像データ[da]のうちの、1つ目の集約画像データ[da1]に基づくジョブ印刷を実施する。これにより、図7(1)に示すように、各記録媒体Pの中央に設定された画像データ領域[T1]に2つの画像が集約して印刷される。また画像データ領域[T1]の外側には、位置合わせ用のアライメントマーク11、および画像調整用のパッチ12が形成される。これは、ステップS4と同様である。
<ステップS102>
次にステップS102において、動作制御部102dは、画像読取部107に対して、ジョブ印刷の実施によって記録媒体Pに形成された画像の読み取りを実施させる。これにより、図7(2)に示すように、記録媒体Pにおける画像の形成面側をインラインセンサーで読み取った読取画像データ[Dt]が得られる。この読取画像データ[Dt]は、記録媒体Pの全領域である媒体領域[T2]よりも一回り大きな読取領域[T3]について、画像の読み取りを実施したデータであることとする。
<ステップS103>
次にステップS103において、異常検出部102cは、ステップS102で得た読取画像データ[Dt]に異常があるか否かの判断を実施する。この際、図7(3)に示すように、異常検出部102cは、ステップS102で得た読取画像データ[Dt]と、記憶部103に保存されている基準データ[Dp]のうちの、対応する基準データ[Dp1]とを比較する。この比較は、読取画像データ[Dt]および対応する基準データ[Dp1]の色および画像の形成位置を数値化して実施する。
異常検出部102cは、比較した読取画像データ[Dt]と基準データ[Dp1]との間の数値の差が許容範囲内である場合には、異常なし(YES)と判断してステップS104に進む。一方、読取画像データ[Dt]と基準データ[Dp1]との間の差が、許容範囲を外れている場合には、異常あり(NO)と判断してステップS201に進む。
<ステップS104>
ステップS104において、動作制御部102dは、断裁処理部108に対して、ステップS101において画像が形成された記録媒体Pの断裁を実施させる。これにより、図7(4)に示すように、記録媒体Pは、画像毎の各記録媒体P-1,P-2に分割され、さらに画像データ領域[T1]のみを残してその周縁が除去される。
<ステップS105>
次にステップS105において、動作制御部102dは、排出処理部109に対して、分割された各記録媒体P-1,P-2を、第1排出路109aからメイントレーである第1トレー200aに排出させる。その後、ステップS106に進む。
<ステップS201>
一方、ステップS103において異常がある(NO)と判断して進んだステップS201において、異常検出部102cは、有効画像があるか否かを判断する。この際、異常検出部102cは、図8(1)に示すように、ステップS102で読み取った読取画像データ[Dt]のうち、基準データ[Dp1]との間の差が許容範囲内となっていて異常が検出されていない画像がある場合には、有効画像がある(YES)と判断してステップS202に進む。図示した例においては、読取画像データ[Dt]のうちの1つめの画像は有効画像であり、2つめの画像にはトナー付着による汚れBがあって有効画像ではない場合を示している。この場合、1つめの画像が有効画像であるため、有効画像がある(YES)と判断してステップS202に進む。
これに対し、読取画像データ[Dt]の全ての画像にわたって基準データ[Dp1]との間の差が、許容範囲を外れている場合には、有効画像がない(NO)と判断してステップS101に戻る。そして、直前のステップS101と同様の、集約画像データ[da1]に基づくジョブ印刷を実施し、以下のステップを繰り返し実施する。なお、フローチャートでの図示は省略したが、ステップS101に戻る前に、動作制御部102dは、排出処理部109に対して、画像が形成された記録媒体Pをサブトレーである第2トレー200bに排出させる処理を実施する。
<ステップS202>
またステップS202において、動作制御部102dは、断裁処理部108に対して、ステップS101において画像が形成された記録媒体Pの断裁を実施させる。これにより、図8(2)に示すように、記録媒体Pは、画像が形成された頁毎の各記録媒体P-1,P-2に分割され、さらに画像データ領域[T1]のみを残してその周縁が除去される。これは、ステップS104と同様である。
<ステップS203>
ステップS203において、動作制御部102dは、排出処理部109に対して、分割された記録媒体P-1,P-2を第1トレー200aと第2トレー200bとに分配して排出させる。この際、排出処理部109は、異常検出部102cからの情報に基づいて、有効画像が形成されている記録媒体P-1を、第1排出路109aからメイントレーである第1トレー200aに排出させる。一方、排出処理部109は、無効画像が形成されている記録媒体P-2を、第2排出路109bからサブトレーである第2トレー200bに排出して除去する。その後、ステップS204に進む。
<ステップS204>
ステップS204において、画像処理部102aは、記憶部103に保存されている集約画像データ[da]の集約を変更する。この際、画像処理部102aは、異常検出部102cからの情報に基づいて、有効画像であると判断された画像データを外し、図9に示すように、無効画像であると判断された画像の画像データ[d2]と、印刷されていない画像の画像データ[d3]とで構成された新たな集約画像データ[da]を作成する。
このような変更後の集約画像データ[da]は、印刷されていない残りの全画像数と、1枚の記録媒体に集約する画像数とによって決まる、1つまたは複数の集約画像データ[da1],[da2],…からなる。これらの変更後の集約画像データ[da]:[da1],[da2],…は、変更後の新たな集約画像データ[da]として記憶部103に保存される。
<ステップS205>
ステップS205において、画像処理部102aは、記憶部103に保存されたオリジナルの基準データ[Dp(or)]を分割する。この際、画像処理部102aは、記憶部103に保存された基準データ[Dp]を、画像単位に分割する。
これにより、図10(1)に示すように、画像単位の分割基準データ[Dps]を得る。このような分割基準データ[Dps]は、画像単位の各分割基準データ[Dps1],[Dps2],…からなる。各分割基準データ[Dps1],[Dps2],…は、基準データ[Dp(or)](図6(4)参照)を分割して得たデータであるため、位置合わせ用のアライメントマーク11、および画像調整用のパッチ12の画像データも含む。このような分割基準データ[Dps]は、記憶部103に保存される。
<ステップ206>
ステップS206において、画像処理部102aは、基準データ[Dp]の変更を実施する。この際、画像処理部102aは、先ず、異常検出部102cからの情報に基づいて、有効画像であると判断された画像に対応する分割基準データ[Dps1]を、分割基準データ[Dps]の中から外す。そして、図10(2)に示すように、有効画像ではないと判断された画像の分割基準データ[Dps2]と、印刷されていない次の画像の分割基準データ[Dps3]とを組み合わせ、さらに組み合わせを順次変更する。
その後、図10(3)に示すように、組み合わせた分割基準データ[Dps2],[Dps3]を結合させて、新たな基準データ[Dp]を作成する。この際、画像処理部102aは、組み合わせた分割基準データ[Dps2],[Dps3]における媒体領域[T2]を検索し、分割基準データ[Dps2],[Dps3]から媒体領域[T2]を切り取り、切り取った媒体領域[T2]同士を位置合わせして結合する。これにより、新たな基準データ[Dp1],[Dp2],…を作成する。また作成した新たな基準データ[Dp]:[Dp1],[Dp2],…を記憶部103に保存する。
また、画像処理部102aによる新たな基準データ[Dp]の作成は、分割基準データ[Dps2],[Dps3]における画像データ領域[T1]のみを用い実施してもよい。この場合、画像処理部102aは、組み合わせた分割基準データ[Dps2],[Dps3]における媒体領域[T2]を検索し、画像描画時の画像開始位置に基づいて画像データ領域[T1]を検知して画像データ領域[T1]を切り出す。記録媒体Pに対する画像データ開始位置(x,y)は、記録媒体Pのサイズと画像データ[d]のサイズから計算しているため、分割基準データ[Dps2],[Dps3]から画像データ領域[T1]のみを切り出すことが可能である。そして、分割基準データ[Dps2],[Dps3]から切り出した画像データ領域[T1]同志を、位置合わせして結合する。
その後はステップS101に戻り、ステップS204において変更した集約画像データ[da]を用いて、ジョブ印刷を実施する。これにより、図10(4)に示すように、記録媒体Pの中央に設定された画像データ領域[T1]に、2つの画像が集約して印刷される。また各記録媒体Pにおける画像データ領域[T1]の周囲には、位置合わせ用のアライメントマーク11、および画像調整用のパッチ12が形成される。これは、ステップS4と同様である。
<ステップS106>
また、ステップS103において異常なし(YES)と判断して進んだステップS106において、動作制御部102dは、ジョブで設定された全ての画像の印刷が完了したか否かを判断する。そして全ての画像の印刷が完了した(YES)と判断した場合には、次のステップS107に進み、完了していない(NO)と判断した場合には、ステップS101に戻り、以降を繰り返し実施する。
<ステップS107>
ステップS107において、動作制御部102dは、ジョブで設定された全て部数の印刷が完了したか否かを判断する。そして全部数の印刷が完了した(YES)と判断した場合には、処理を終了させる。一方、全部数の印刷が完了していない(NO)と判断した場合には、ステップS108に進む。
<ステップS108>
ステップS108において、画像処理部102aは、集約画像データ[da]および基準データ[Dp]に変更があったか否かを判断する。そして、変更があった(YES)と判断した場合には、ステップS109に進む。一方、変更がない(NO)と判断した場合いは、ステップS101に戻り、以降を繰り返し実施する。
<ステップS109>
ステップS109において、画像処理部102aは、記憶部103に保存されているオリジナルの集約画像データ[da(or)]を、新たな集約画像データ[da]として記憶部103に保存する。また記憶部103に保存されているオリジナルの基準データ[Dp(or)]を、新たな基準データ[Dp]として記憶部103に保存する。その後、ステップS101に戻り、以降を繰り返し実施する。
<第1実施形態の効果>
以上説明した第1実施形態によれば、記録媒体Pに集約して形成された一部の画像に異常が検出された場合に、異常が検出されていない有効画像を外して、異常が検出された無効画像のみを他の画像と共に集約して再印刷する構成である。この際、無効画像を含んで集約して形成された画像の検査は、基準データを分割した分割基準データを集約した新たな基準データとの比較により、実施することが可能である。
また特に、この検査は、複数の画像が集約して形成された記録媒体Pを断裁する前に、画像読取部107において読み取った読取画像データ[Dt]に基づいて実施される。したがって、読取画像データ[Dt]は、画像形成後に断裁処理などの他の処理が加わる前の画像形成直後のデータとなるため、証明データとして信頼性の高い読取画像データ[Dt]を得ることが可能である。
なお、以上説明した第1実施形態においては、ステップS4のジョブ印刷によって画像が形成された記録媒体Pは、そのまま印刷部数に加えてもよい。この場合、ステップS7の後、ステップS104に進めばよい。
≪第2実施形態の制御方法≫
図11は、本発明の第2実施形態の画像形成装置の制御方法を示す図である。この図に示す第2実施形態の画像形成装置の制御方法が、第1実施形態の画像形成装置の制御方法と異なるところは、図5のステップS204における集約データ[da]の変更、および図5のステップS206における基準データ[Dp]の変更の手順にある。他のステップは同様である。
図11(1)に示すように、ステップS204において集約画像データ[da]を変更する際には、集約する画像データ[d1],[d2],…のそれぞれを、オリジナルの集約画像データ[da(or)](図6(2)参照)と同様の位置にレイアウトして新たな集約画像データ[da]を作成する。
すなわち、図6(2)に示すように、オリジナルの集約画像データ[da(or)]において、図面上の左側にレイアウトされた画像データ[d3]は、図11(1)に示すように、レイアウトの位置を変更することなく左側にレイアウトする。またオリジナルの集約画像データ[da(or)]において、図面上の右側にレイアウトされた画像データ[d2],[d4]は、レイアウトの位置を変更することなく右側にレイアウトする。
これにより、画像が形成される頁順であって、ネットワークインターフェース104を介して外部装置から入力された画像の配置順が変更された新たな集約画像データ[da]を作成する。
また図11(2)に示すように、ステップS206において、基準データ[Dp]を変更する際には、結合する分割基準データのそれぞれを、オリジナルの基準データ[Dp(or)](図6(4)参照)と同様の位置にレイアウトして新たな基準データ[Dp]を作成する。
異常の場合、断裁後の記録媒体P-1,P-2の排出順を変更することにより、各画像が形成された記録媒体P-1,P-2の排出順を、ネットワークインターフェース104を介して外部装置から入力された画像の配置順と一致させることが好ましい。
<第2実施形態の効果>
このような第2実施形態によれば、断裁後の記録媒体P-1,P-2に対する画像の形成位置を、全ての印刷部において統一することが可能である。
≪第3実施形態の制御方法≫
図12は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートである。このフローチャートに示す第3実施形態の画像形成装置の制御方法が、第1実施形態の画像形成装置の制御方法と異なるところは、基準データ[Dp]を分割するステップS205を実施するタイミングにあり、他の構成は第1実施形態と同様である。
すなわち、基準データ[Dp]を分割するステップS205は、ステップS6において読取画像データ[Dt]が基準データ[Dp]として問題がない(YES)と判断された後に実施されてもよい。この場合、次のステップS7において、記憶部103に基準データ[Dp]を保存する際、基準データ[Dp]を分割した分割基準データ[Dps]も同時に保存すればよい。
なお、基準データ[Dp]を分割するステップS205は、以上のタイミングの他にも、適宜のタイミングで実施されればよい。
<第3実施形態の効果>
このような第3実施形態であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
≪第4実施形態の制御方法≫
図13は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の制御方法を示すフローチャートである。また図14は、第4実施形態の画像形成装置の制御方法を示す工程図である。これらの図に示す第4実施形態の画像形成装置の制御方法が、第1実施形態の画像形成装置の制御方法と異なるところは、ステップS6において読取画像データ[Dt]が基準データ[Dp]として問題ない(YES)と判断された後、下記ステップS401を実施するところにある。
<ステップS401>
ステップS401において、画像処理部102aは、表示操作部101での操作に基づいて、読取画像データ[Dt]に対して検査外領域[Tout]を設定する。この読取画像データ[Dt]は、次のステップS7において基準データ[Dp]として保存されるデータである。この際、先ず表示処理部102bが、表示操作部101に対して、読取画像データ[Dt]を表示させる。これにより画像形成装置100のユーザーは、表示操作部101の操作により、表示操作部101に表示された読取画像データ[Dt]に対して検査外領域[Tout]を指定する。
ここで指定する検査外領域[Tout]は、媒体領域[T2]の周縁に相当する領域であって、例えば画像データ領域[T1]の外側の領域であることとする。記録媒体Pの周縁は、画像データの読み取り時に記録媒体Pの搬送が安定せず、浮いてしまう場合があり、正確な画像データの読み取りができない領域であるため、検査外領域[Tout]に指定する。また、画像データ[d]を結合した境界を含む領域も、本来は記録媒体P上には存在しない箇所であるため、検査外領域[Tout]に指定してもよい。この場合、ユーザーは、表示操作部101において、検査外領域[Tout]として指定する箇所の始点と終点を数値入力し、矩形の範囲を設定する。
そして画像処理部102aは、このような表示操作部101での操作に基づいて設定された矩形の範囲の全てを、検査外領域[Tout]に設定し、記憶部103に保存する。
この場合、第1実施形態で説明したステップS103(図5参照)において、異常検出部102cが、読取画像データ[Dt]に異常があるか否かの判断を実施する際には、検査外領域[Tout]を外した領域についてのみ、読取画像データ[Dt]と基準データ[Dp]とを比較する。
また、第1実施形態で説明したステップS205(図5参照)において、基準データ[Dp]を分割する場合、検査外領域[Tout]を除いた基準データ[Dp]の部分を、設定に応じて分割して分割基準データ[Dps]を作成してもよい。
<第4実施形態の効果>
このような第4実施形態によれば、正確に画像データの読み取りができない領域を、検査外領域[Tout]に設定したことにより、読取画像データ[Dt]の異常検出を正確に実施することが可能になり、精度の高い異常検出を実施することができる。
以上説明した第2実施形態、第3実施形態、および第4実施形態は、それぞれ組み合わせて実施することが可能であり、組み合わせることによってそれぞれの効果を得ることが可能である。
100…画像形成装置
102a…画像処理部
102c…異常検出部
105…画像形成部
107…画像読取部
108…断裁処理部
P…記録媒体
[d]…画像データ
[da]…集約画像データ
[Dt]…読取画像データ
[Dp]…基準データ
[Dps]…分割基準データ
[T1]…画像データ領域
[T2]…媒体領域
[T3]…読取領域
[Tout]…検査外領域

Claims (9)

  1. 異なる画像の画像データを集約した集約画像データを作成する画像処理部と、
    前記集約画像データに基づいて、シート状の記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に形成された画像を読取画像データとして読み取る画像読取部と、
    前記読取画像データと基準データとを比較することにより、前記読取画像データの異常を検出する異常検出部とを備え、
    前記画像読取部は、記録媒体上に集約して形成された複数の画像を読取画像データとして読み取る際、前記記録媒体の全領域である媒体領域よりも広い読取領域の画像を前記読取画像データとして読み取り、
    前記異常検出部は、前記画像読取部で読み取った複数の画像の読取画像データの異常を、画像毎に検出し、
    前記画像処理部は、前記異常検出部において異常が検出された場合に、前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の画像データを外して新たな集約画像データを作成し、前記基準データを画像データ毎に分割した分割基準データのうち前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の分割基準データを外して前記分割基準データの集約を変更した新たな基準データを作成し、前記新たな基準データを作成する際には、前記媒体領域よりも狭い画像データ領域同士を結合して前記新たな基準データを作成する
    画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記画像処理部で作成した前記新たな集約画像データに基づいて画像形成を行い、
    前記異常検出部は、前記画像処理部で作成した前記新たな基準データを用いて前記読取画像データの異常を検出する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像処理部は、前記基準データを画像データ毎に分割した分割基準データを作成する
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像読取は、前記記録媒体の全領域である媒体領域よりも広い読取領域の画像を前記読取画像データとして読み取り、
    前記画像処理部は、前記新たな基準データを作成する際、前記分割基準データにおける前記媒体領域同士を結合して前記分割基準データを結合する
    請求項1~3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記異常検出部は、前記記録媒体の周縁領域を検査外領域として前記読取画像データと前記基準データとの比較を行う
    請求項1~の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記異常検出部は、前記新たな基準データにおいて、前記分割基準データを結合した境界領域を検査外領域として前記読取画像データと前記基準データとの比較を行う
    請求項1~の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像読取部で画像が読み取られた記録媒体を複数の分割領域に断裁する断裁処理部を備え、
    前記画像処理部は、
    前記断裁処理部における断裁処理の実行が設定されている場合に、前記集約画像データを作成する
    請求項1~の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 異なる画像の画像データを集約した集約画像データを作成する画像処理部と、
    前記集約画像データに基づいて、シート状の記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に形成された画像を読取画像データとして読み取る画像読取部と、
    前記読取画像データと基準データとを比較することにより、前記読取画像データの異常を検出する異常検出部とを備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像読取部が、記録媒体上に集約して形成された複数の画像を読取画像データとして読み取るステップと、
    前記異常検出部が、前記画像読取部で読み取った複数の画像の読取画像データの異常を、画像毎に検出するステップと、
    前記画像処理部が、前記異常検出部において異常が検出された場合に、前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の画像データを外して新たな集約画像データを作成し、前記基準データを画像データ毎に分割した分割基準データのうち前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の分割基準データを外して前記分割基準データの集約を変更した新たな基準データを作成するステップとを有し、
    画像を読取画像データとして読み取るステップでは、前記画像読取部は、前記記録媒体の全領域である媒体領域よりも広い読取領域の画像を前記読取画像データとして読み取り、
    前記基準データを作成するステップでは、前記画像処理部は、前記媒体領域よりも狭い画像データ領域同士を結合して前記新たな基準データを作成する
    画像形成装置の制御方法。
  9. 異なる画像の画像データを集約した集約画像データを作成する画像処理部と、
    前記集約画像データに基づいて、シート状の記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に形成された画像を読取画像データとして読み取る画像読取部と、
    前記読取画像データと基準データとを比較することにより、前記読取画像データの異常を検出する異常検出部とを備えた画像形成装置を制御する制御部によって実行される画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像読取部が、記録媒体上に集約して形成された複数の画像を読取画像データとして読み取るステップと、
    前記異常検出部が、前記画像読取部で読み取った複数の画像の読取画像データの異常を、画像毎に検出するステップと、
    前記画像処理部が、前記異常検出部において異常が検出された場合に、前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の画像データを外して新たな集約画像データを作成し、前記基準データを画像データ毎に分割した分割基準データのうち前記異常検出部において異常が検出されなかった画像の分割基準データを外して前記分割基準データの集約を変更した新たな基準データを作成するステップとを、前記制御部に実行させ、
    画像を読取画像データとして読み取るステップでは、前記画像読取部に、前記記録媒体の全領域である媒体領域よりも広い読取領域の画像を前記読取画像データとして読み取させ、
    前記基準データを作成するステップでは、前記画像処理部に、前記媒体領域よりも狭い画像データ領域同士を結合して前記新たな基準データを作成させる
    画像形成装置の制御プログラム。
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