JP7186578B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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光を出力する発光手段と、
前記発光手段から出力された前記光を反射する反射部材と、
前記反射部材からの反射光を受光する受光手段であって、前記発光手段から前記受光手段に至るまでに一回以上にわたりシートが搬送される搬送路を横切ってきた光である前記反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段が受光量に応じて出力する検知信号に基づき、前記搬送路を光が横切る位置にシートが到着しうる期間において当該位置にシートがあるかどうかを検知する検知手段と、
空気を送る送風手段であって、前記空気が前記反射部材に対して送られる、送風手段と、
前記シートが前記位置に到着する前の期間において前記受光手段が出力した検知信号に応じて、前記送風手段の風量と稼働時間とのうちの少なくとも一方を調整する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
図面を参照しながら、画像形成装置の一例として電子写真方式のカラーレーザビームプリンタを説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、本発明に係る画像形成装置はカラーレーザビームプリンタのみに限定するものではなく、複写機、ファクシミリ等、他の画像形成装置であってもよい。
図1に示された画像形成装置100は本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kを備えている。なお、参照番号に付与されているY,M,C,Kの文字はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー色を示しており、各色に共通する事項が説明される際には省略される。プロセスカートリッジ5はトナー容器23、感光体ドラム1、帯電ローラ2、現像ローラ3、クリーニング部材4、廃トナー容器24を有している。また、プロセスカートリッジ5は露光器7と共に画像形成部101を形成している。
図2A、図2Bはシートセンサ31の斜視図である。図2Aと図2Bはシートセンサ31に対する視点が異なっている。なお、シートセンサ31の向きを理解しやすくするために方向を示す矢印x、y、zが付与されている。矢印zは画像形成装置100の高さ方向を示し、定着装置17におけるシートPの搬送方向と平行となっている。
図4はシートセンサ31の冷却機構の断面図である。図4において矢印は空気の流れを示している。排気ガイド39は送風ユニット32から吹き出された空気を第一ガイド36へ誘導する。排気ガイド39と第一ガイド36は通風路40を形成している。図4が示すように、基板35は通風路40内に配置されている。また、第一ガイド36の第一部材41と発光部33との間には排気ガイド39から侵入してきた空気が通過するための隙間が設けられている。この隙間を通過する空気によって発光部33が冷却される。さらに、この隙間を通過した空気は、断面形状が台形となる遮光部材47の一部を構成する壁によって反射部材38へ誘導される。反射部材38に空気が送風されることで、反射部材38の反射面に紙くずなどが付着しにくくなる。また、低湿な空気が送風されることで反射部材38近傍の水蒸気が拡散し、結露を減少させやすくなる。このように、定着装置17の外部に配置された送風ユニット32からの風を発光部33に導くことで発光部33を冷却するとともに、送風された空気によって反射部材38をクリーニングすることができる。
図5Aは送風ユニット32の駆動回路57を示している。駆動回路57は降圧コンバータである。CPU26は送風ユニット32を駆動するためにPWM信号を出力する。PWM信号は制限抵抗R1を介してトランジスタTr1のベースに入力される。PWM信号がHiレベルになるとトランジスタTr1はONする。トランジスタTr1がONすると、基準電圧Vccを抵抗R2、R3により分圧して生成された電圧がトランジスタTr2のベースに印加され、トランジスタTr2がONする。トランジスタTr2がONすると、基準電圧VccからトランジスタTr2およびコイルL1を介して電解コンデンサC1へチャージ電流が流れる。PWM信号がLowレベルになると、トランジスタTr1がオフとなり、それによってトランジスタTr2もオフする。これにより、コイルL1、電解コンデンサC1および回生ダイオードD1のルートで電流が流れる。PWM信号がON/OFFを繰り返すことでPWM信号のONデューティに応じた電圧が電解コンデンサC1の両端に生成される。この電圧は基準電圧Vccよりも低い電圧である。この電圧が送風ユニット32にモータに印加され、モータが回転する。モータに印加される電圧に応じてモータの回転数が決定される。
反射部材38が結露すると反射率が低下し、受光部34での受光量が減少し、シートPの検知精度が低下する。シートPが定着装置17を通過する際にシートPに吸着されていた水分が蒸発して水蒸気が発生する。この水蒸気が反射部材38に結露する可能性がある。そこで、送風ユニット32が空気を反射部材38に送ることで、反射部材38およびその周りに存在していた水蒸気を削減することが可能となる。本実施例では、シートPがシートセンサ31に無いときに、CPU26が受光部34の受光量を検知する。ここでは、受光部34が受光量と反比例(負の相関関係)する電圧を出力すると仮定されている。CPU26は、入力された電圧が予め定められた閾値を超えた場合、受光量が低下した(結露が発生した)と判定する。CPU26は、入力電圧が閾値を超えない場合、受光量が一定以上にあると判定する。つまり、CPU26は、反射部材38の結露が発生していないと判定したり、反射部材38の周りに水蒸気が発生していないと判定したりしてもよい。
図6は画像形成装置100の状態と送風ユニット32の動作を示すタイミングチャートである。図6が示すように時刻t0で電源から電力が供給されて画像形成装置100が起動する。つまり、時刻t0で画像形成装置100は電源オフ状態からスタンバイ状態に遷移する。図7はCPU26が実行する制御を示すフローチャートである。
実施例2は、実施例1を改良したものである。電源から電力の供給が開始されて画像形成装置100が起動したときや、プリント指示にしたがって画像形成装置100が省エネモードから通常モードに復帰したときに、CPU26は、反射部材38に結露が発生していないことを確認する。これにより、画像形成装置100は、反射部材38に結露が発生していない状態でプリントを開始できる。なお、通常モードとは、画像形成装置100が画像形成可能なモードであり、上述のプリント状態に相当する。省エネモードは画像形成装置100が画像形成可能でないモードであり、上述のスタンバイ状態に相当する。
・S801でCPU26は画像形成装置100が電源オフ状態からスタンバイ状態(電源オン状態)に遷移したか、または、省エネモードから通常モードに復帰したかを判定する。このステップは、たとえば、図6の時刻t0から時刻t1までの間で実行されうる。画像形成装置100が電源オフ状態からスタンバイ状態に遷移したのであれば、CPU26はS802に進む。また、画像形成装置100が省エネモードから通常モードに復帰したのであれば、CPU26はS802に進む。
・S802でCPU26は駆動回路56を通じて発光部33を発光させる。発光部33から出力された光は反射部材38で反射し、受光部34で受光される。
・S803でCPU26は受光部34で取得された受光量を受け取り、受光量が結露閾値Thpを超えているかどうかを判定する。S803はS705と同じ処理である。受光量が結露閾値Thpを超えていれば、シートPを検知する上で問題となるような結露は生じていないため、CPU26は、S805に進む。一方で、受光量が結露閾値Thpを超えていなければ、シートPを検知する上で問題となるような結露が生じている可能性があるため、CPU26はS804に進む。
・S804でCPU26は駆動回路57を通じて送風ユニット32を駆動させる。これにより、発光部33の冷却が開始されるともとに、反射部材38への送風が開始される。たとえば、CPU26は、送風ユニット32を駆動するためのPWM信号の出力を開始する。これにより、送風ユニット32のモータに電力が供給され、モータがファンを回転させ、発光部33や反射部材38への送風が開始される。
・S805でCPU26は駆動回路57を通じて送風ユニット32を停止させる。たとえば、CPU26は送風ユニット32に対するPWM信号の出力を停止する。送風ユニット32は完全に停止しなくてもよい。たとえば、送風ユニット32の風量が非常に少なくなるように、CPU26は、PWM信号のデューティを減少させてもよい。
実施例2で、CPU26は受光量の減少した原因を結露であると推定している。受光量が減少する他の原因としては、発光部33や反射部材38の汚れと、発光部33の発光量の低下がある。このように結露以外の原因で光量低下が発生すると、シート検知の精度が低下したり、送風ユニット32の制御に無駄が生じたりする。そこで、実施例3では、CPU26が汚れや部品劣化による光量変化と結露による光量変化を区別する。これにより、結露の有無が精度よく検知される。
・S901でCPU26は画像形成装置100が電源オフ状態からスタンバイ状態(電源オン状態)に遷移したか、または、省エネモードから通常モードに復帰したかを判定する。このステップは、たとえば、図6の時刻t0から時刻t1までの間で実行されうる。画像形成装置100が電源オフ状態からスタンバイ状態に遷移したのであれば、CPU26はS902に進む。また、画像形成装置100が省エネモードから通常モードに復帰したのであれば、CPU26はS902に進む。
・S902でCPU26は駆動回路56を通じて発光部33を発光させる。発光部33から出力された光は反射部材38で反射し、受光部34で受光される。ここでは、CPU26は予め記憶装置87に記憶されている発光量を読み出し、読み出した発光量に応じた駆動信号を生成して出力する。記憶装置87に記憶されている発光量は、たとえば、製品出荷時に実行された出荷検査によって決定された値、または、結露の無い状態でかつ定期的に決定された値であってもよい。
・S903でCPU26は駆動回路57を通じて送風ユニット32を駆動させる。これにより、発光部33の冷却が開始されるともとに、反射部材38への送風が開始される。たとえば、CPU26は、送風ユニット32を駆動するためのPWM信号の出力を開始する。これにより、送風ユニット32のモータに電力が供給され、モータがファンを回転させ、発光部33や反射部材38への送風が開始される。なお、CPU26は送風ユニット32の稼働時間を計測するためにタイマーやカウンタをスタートさせてもよい。
・S904でCPU26は受光部34の受光量(入力電圧)を受け取り、受光量が所定範囲内かどうかを判定する。受光量は反射部材38の結露や反射部材38の周囲の状態を示すパラメータである。所定範囲は予め記憶装置87に記憶されている。たとえば、CPU26は受光量が、記憶装置87に記憶されている受光量範囲内かどうかを判定する。受光量範囲は下限値と上限値とにより定義されてもよい。この場合、CPU26は、検知された受光量が下限値以上でかつ、上限値以下であることを判定してもよい。あるいは所定範囲の中心となる基準受光量と、範囲パラメータである±Δに基づいて所定範囲が定義されてもよい。CPU26は、検知された受光量と基準受光量との差分が-Δ以上でかつ+Δ以下であることを判定してもよい。所定範囲を定義するパラメータは画像形成装置100の出荷時に決定されうる。たとえば、基準受光量は、製品出荷時に上記の発光量で発光した際に得られた受光量であってもよい。また、基準受光量は、結露の無い状態でかつ定期的に取得された受光量であってもよい。検知された受光量が所定範囲内にある場合、反射部材38、発光部33および受光部34の汚れは問題なく、また、反射部材38に問題となるような結露も発生していない。よって、CPU26はS905に進む。
・S905でCPU26は送風ユニット32を停止させる。
・S906でCPU26は送風ユニット32の稼働時間が所定時間を越えたかどうかを判定する。所定時間は、反射部材38の結露を十分に低下させることができる時間であり、記憶装置87に記憶されている。稼働時間が所定時間を越えるまで、送風ユニット32は継続的に駆動される。これにより、結露の削減が試行される。稼働時間が所定時間を超えると、CPU26はS907に進む。稼働時間が所定時間を超えていなければ、CPU26はS904に進む。S904でCPU26は受光量を所定範囲と比較することで、結露が許容範囲まで減少したかどうかを判定する。結露が許容範囲まで減少していれば、CPU26はS905に進む。結露が許容範囲まで減少していなければ、CPU26はS906に進む。このように所定時間にわたって送風ユニット32を稼働させても受光量が所定範囲内になければ、結露以外の要因が受光量低下の原因となっている。
・S907およびS908でCPU26は、検知されている受光量が所定範囲内となるように発光部33の発光量を増大させたり、受光部34のゲインを増大させたりする。基本的に発光量の増大とゲインの増大はいずれか一方が採用される。S907で発光量を設定可能な最大光量まで増大させても、S908で受光量が所定範囲内にならないこともあろう。この場合、S907でCPU26はゲインの増大を開始してもよい。あるいは、S907でゲインを設定可能な最大ゲインまで増大させても、S908で受光量が所定範囲内にならないこともある。この場合、S907でCPU26は発光量の増大を開始してもよい。S908で受光量が所定範囲内になったと判定すると、CPU26はS909に進む。
・S909でCPU26は送風ユニット32を停止させる。その後、S910で、CPU26は、S908で判定条件が満たされたときの発光部33の発光量および受光部34のゲインを記憶装置87に記憶する。記憶された発光量やゲインは初期値として利用される。
図10はCPU26が記憶装置87に記憶されている制御プログラムを実行することで実現する機能を示している。CPU26は制御手段として機能する。以下では図10を参照しながら上記の実施例から導かれる技術思想が説明される。なお、記憶装置87はRAMやROMなどのメモリを有しており、制御プログラム、変換式、変換テーブルおよび閾値などを保持している。
光学式のシートセンサは、発光素子と受光素子とを有し、シートによって光が遮られたかどうかに応じてシートを検知する。光学式のシートセンサは、メカフラグ式のシートセンサと比較して、応答性の点で有利であり、画像形成装置の生産性を向上させる。光学式のシートセンサは、メカフラグ式のシートセンサと比較して、製造コストを上昇させてしまう。そのため、光学式のシートセンサが、シート検知機能に加え、他の機能を有すれば、シートセンサのコスト対効果を向上させるだろう。よって、シートセンサのコスト対効果を向上させる必要があろう。
図11に示された画像形成装置100は、図1に示された画像形成装置100と比較して、両面印刷に関する機能が追加されている。
CPU26は、シートセンサ31における受光部34の受光量に基づき水蒸気の発生量(水蒸気量)を推定する。シートPが定着装置17を通過する際にシートPに吸着されていた水分が蒸発して水蒸気が発生する。搬送路49内に水蒸気が発生すると、搬送路49を横切る発光部33で照射された光が水蒸気により乱反射する。これにより、受光部34の受光量が減少する。つまり、受光量の減少は水蒸気量と相関している。そこで、CPU26は、シートPがシートセンサ31の検知位置に無いときに、発光部33に光を出力させて受光部34の受光量を取得する。検知位置とは光が搬送路49を横切る位置である。ここでは、受光部34が受光量と反比例(逆相関)する検知電圧を出力すると仮定されている。CPU26は、受光部34からの検知電圧が予め定められた閾値を超えた場合、受光量が低下した(発生した水蒸気量が多い)と推定する。CPU26は、検知電圧が閾値を超えない場合、受光量が一定以上にあると判定する。つまり、CPU26は、搬送路49内に発生した水蒸気量が少ないと推定する。
上昇率ΔV=((検知電圧-初期電圧)/3.1)×100 [%]・・・(1)
紙間t12における第二吸湿状態についての上昇率ΔVは2.5%である。紙間t12における第一吸湿状態についての上昇率ΔVは0.3%である。よって、これらの差(上昇率差)は2.2%である。
CPU26は水蒸気量の推定結果を用いて画像形成装置100を制御してもよい。ここでは水蒸気量を用いた送風ユニット32の制御が例示される。図13は両面搬送路58内に空気を送り込む送風ユニット32および送風ダクト80の断面図である。図13において矢印は空気の流れを示している。送風ダクト80は送風ユニット32から吹き出された空気を、両面搬送路58の一部を形成する搬送ガイド部材59へ誘導する。搬送ガイド部材59へ吹き出された空気は搬送ガイド部材59の搬送面に沿って両面搬送路58におけるシートPの搬送方向に対して逆方向に進む。この空気は反転ローラ27に設けられた開口部60から画像形成装置100の外部へ排出される。このような送風を行う理由は、シートPから発生し、両面搬送路58に侵入した水蒸気を画像形成装置100の外部へ排出すためである。これにより、水蒸気が水滴となって両面搬送路58に付着することが抑制される。両面搬送路58に付着した水滴も送風による乾燥効果によって除去されるだろう。両面搬送路58内に付着した水滴がシートPの第二面に付着すると、水滴によってトナーが転写されにくくなる。よって、水滴を削減することで、水滴に起因した画像不良が軽減される。
図6が示すように時刻t0で電源から電力が供給されて画像形成装置100が起動する。つまり、時刻t0で画像形成装置100は電源オフ状態からスタンバイ状態に遷移する。図14はCPU26が実行する制御を示すフローチャートである。
水蒸気の推定アルゴリズムによって、プリント中に搬送されたシートPの吸湿状態が推定される。CPU26は、推定結果と直前のプリントジョブにおけるシートPの搬送枚数とに基づき所定時間Txを決定する。
実施例5は、水蒸気量の推定結果をカール矯正機構にフィードバックするものである。定着装置17をシートPが通過することで、シートPにカールが発生することがある。シートPがカールすると、シートPが両面搬送路58などで詰まることがある。そのため、カール矯正機構は有用である。
図17Aおよび図17Bが示すように、実施例5のシートセンサ31は透過型のシートセンサである。図17Aと図17Bとではシートセンサ31に対する視点が異なっている。すでに説明された部材には同一の参照符号が付与されている。発光部33を実装した発光基板70と、受光部34を実装した受光基板72が、それぞれ搬送路49を挟んで対向して配置されている。発光基板70は、第二部材42から上方に向かって突出した基板保持部材71に固定されている。発光部33は、第一部材41の中央に設けられた切欠きから搬送路49内の検知位置を光が横切るように光を照射する。受光基板72は、第五部材45から上方に突出した基板保持部材73に固定されている。発光部33から照射される光が、第四部材44の中央に設けられた切欠きを通過して受光部34に入射するように、発光基板70と受光基板72が位置決めされている。
デカールローラ対90を構成する二つのローラは、金属製のハードローラに対してゴムを長手方向の全域に被覆させることで作成されたソフトローラである。デカールローラ対90のニップ部をシートPが通過する際に、シートPのカールが矯正されるように、デカールローラ対90がシートPに作用する。たとえば、デカールローラ対90を構成する二つのローラの回転速度の違いを利用してシートPのカールが矯正される。デカールローラ対90のニップ圧は、CPU26によって制御されるアクチュエータによって変更可能である。これによりカール矯正力が調整される。CPU26は、片面プリントか両面プリントかといったようなプリント条件に基づいてアクチュエータを制御することで、カール矯正力を補正する。
図19はCPU26が実行する制御を示すフローチャートである。図19において図14と異なる点はS1403とS1404との間にS1901が追加されている点である。S1901でCPU26は、水蒸気量の推定結果に基づきカール矯正力を調整する。たとえば、CPU26は、水分の多いシートPが定着装置17に搬送されると、カール矯正力を基準値より増加させる。水分を多く含むシートPではカールが大きくなるからである。一方で、CPU26は、水分の少ないシートPが定着装置17に搬送されると、カール矯正力を基準値に維持する。水分の少ないシートPではカールが小さくなるからである。
画像形成部101および中間転写ユニット102は吸湿性のシートにトナー画像を形成する画像形成手段の一例である。定着装置17は画像形成手段によって形成されたトナー画像に熱を加えて、当該トナー画像をシートに定着させる定着手段の一例である。搬送路49や両面搬送路58は定着手段を通過してきたシートを搬送する搬送路の一例である。発光部33は搬送路を横切るように光を出力する発光手段の一例である。発光部33はLEDなどの発光素子である。受光部34は発光手段を光源とした光を受光する受光手段の一例である。受光部34はフォトトランジスタやフォトダイオードなどの受光素子である。
Claims (20)
- 光を出力する発光手段と、
前記発光手段から出力された前記光を反射する反射部材と、
前記反射部材からの反射光を受光する受光手段であって、前記発光手段から前記受光手段に至るまでに一回以上にわたりシートが搬送される搬送路を横切ってきた光である前記反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段が受光量に応じて出力する検知信号に基づき、前記搬送路を光が横切る位置にシートが到着しうる期間において当該位置にシートがあるかどうかを検知する検知手段と、
空気を送る送風手段であって、前記空気が前記反射部材に対して送られる、送風手段と、
前記シートが前記位置に到着する前の期間において前記受光手段が出力した検知信号に応じて、前記送風手段の風量と稼働時間とのうちの少なくとも一方を調整する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、
前記検知信号のレベルが結露閾値を超えていない場合、前記送風手段の風量を増加させるか、または、前記送風手段による送風を継続し、
前記検知信号のレベルが前記結露閾値を超えている場合、前記送風手段の風量を減少させるか、または、前記送風手段による送風を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記送風手段の稼働時間を計測する計測手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記稼働時間が所定時間以上となっても前記検知信号のレベルが前記結露閾値を超えていない場合、前記送風手段の風量を減少させるか、または、前記送風手段による送風を停止させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成装置がシートに画像を形成している間は前記送風手段を稼働させ、前記画像形成装置が前記シートに対する画像の形成を終了すると、前記搬送路において光が横切る位置にシートが無いときに前記受光手段が出力した検知信号に応じて、前記送風手段の風量と稼働時間とのうちの少なくとも一方を調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、電源から電力を供給されて前記画像形成装置が起動したとき、または、前記画像形成装置が画像形成を実行しない状態から画像形成を実行可能な状態に復帰したときに、前記発光手段に光を出力させ、前記受光手段が出力した検知信号に応じて前記送風手段を駆動または停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、
前記検知信号のレベルが結露閾値を超えていない場合、前記送風手段による送風を開始するか、または、前記送風手段の風量を増加させ、
前記検知信号のレベルが前記結露閾値を超えている場合、前記送風手段の風量を減少させるか、または、前記送風手段による送風を実行しないことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、電源から電力を供給されて前記画像形成装置が起動したとき、または、前記画像形成装置が画像形成を実行しない状態から画像形成を実行可能な状態に復帰したときに、前記発光手段に光を出力させるとともに、前記送風手段の送風を開始させ、前記受光手段が出力した検知信号に応じて前記送風手段を停止させるか、または、前記発光手段の発光量もしくは前記受光手段のゲインを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、
前記検知信号のレベルが所定範囲の下限値以上でない場合、前記送風手段による送風を継続し、
前記検知信号のレベルが前記所定範囲の下限値以上である場合、前記送風手段の風量を減少させるか、または、前記送風手段による送風を停止させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記送風手段の稼働時間を計測する計測手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記稼働時間が所定時間以上となっても前記検知信号のレベルが前記所定範囲の下限値以上でない場合、前記発光手段の発光量を増加させるかもしくは前記受光手段のゲインを増加させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記発光手段の発光量を設定可能な最大値まで増加させても、前記検知信号のレベルが前記所定範囲の下限値以上でない場合、前記受光手段のゲインを増加させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記受光手段のゲインを設定可能な最大値まで増加させても、前記検知信号のレベルが前記所定範囲の下限値以上でない場合、前記発光手段の発光量を増加させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記検知信号のレベルが前記所定範囲内となったときの前記発光手段の発光量を初期値として記憶する記憶手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記発光手段の発光を開始するときに前記記憶手段に記憶されている初期値を前記発光手段に設定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記検知信号のレベルが前記所定範囲内となったときの前記受光手段のゲインを初期値として記憶する記憶手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記受光手段の受光を開始するときに前記記憶手段に記憶されている初期値を前記受光手段に設定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記送風手段から吹き出されるか、または、前記送風手段により吸引される空気が前記反射部材に送風されるように前記空気を前記反射部材に導く通風路をさらに有することを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記搬送路において対向して設けられ、シートをガイドする第一ガイド部材および第二ガイド部材をさらに有し、
前記発光手段および前記受光手段は、前記第一ガイド部材に固定されており、
前記反射部材は、前記第二ガイド部材に固定されていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記発光手段と前記受光手段との間に設けられた遮光部材をさらに有することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記搬送路を形成する搬送ガイド部材をさらに有し、
前記送風手段は、前記反射部材と前記搬送ガイド部材それぞれに対して空気を送ることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記搬送路は、第一面に画像が形成されたシートの第二面に画像を形成するために、当該シートの画像形成面を前記第一面から前記第二面に反転させる反転搬送路であることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記反転搬送路に設けられた反転ローラと、
前記反転搬送路に設けられ、前記画像形成装置の外部と連通した開口部と、をさらに有し、
前記送風手段は、前記送風手段により送風された空気が前記開口部から前記画像形成装置の外部に排出されるように、配置されていることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。 - 光を出力する発光手段と、
前記発光手段から出力された前記光を反射する反射部材と、
前記反射部材からの反射光を受光する受光手段であって、前記発光手段から前記受光手段に至るまでに一回以上にわたりシートが搬送される搬送路を横切ってきた光である前記反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段が受光量に応じて出力する検知信号に基づき、前記搬送路を光が横切る位置にシートが到着しうる期間において当該位置にシートがあるかどうかを検知する検知手段と、
空気を送る送風手段であって、前記空気が前記反射部材に対して送られる、送風手段と、
前記シートが搬送されていない期間において前記受光手段が出力した検知信号に応じて、前記送風手段の風量と稼働時間とのうちの少なくとも一方を調整する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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