JP2012073587A - 画像形成装置およびその定着熱量制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 転写材にトナー画像の定着に必要なだけの熱量を与えるのみで、それ以上無駄な熱量を与えないことにより、省エネを実現できるようにする。
【解決手段】 画像形成装置では、廃熱吸引部14,廃熱ダクト15,および廃熱排出部16による転写前の転写紙Sへの廃熱送風を開始した後、転写前の転写紙Sの予熱状況を判断し、その予熱状況に応じて、転写紙Sにトナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、定着ユニット10から発生する熱量を調整する。例えば、廃熱の送風時間を計測し、その計測時間によって上記予熱状況を判断し、その予熱状況から転写前の転写紙Sの予熱が十分であると判断した場合に、定着ユニット10から発生する熱量を、上記定着熱量から予め設定された定着前の目標熱量を減算した熱量に調整する。
【選択図】 図3
【解決手段】 画像形成装置では、廃熱吸引部14,廃熱ダクト15,および廃熱排出部16による転写前の転写紙Sへの廃熱送風を開始した後、転写前の転写紙Sの予熱状況を判断し、その予熱状況に応じて、転写紙Sにトナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、定着ユニット10から発生する熱量を調整する。例えば、廃熱の送風時間を計測し、その計測時間によって上記予熱状況を判断し、その予熱状況から転写前の転写紙Sの予熱が十分であると判断した場合に、定着ユニット10から発生する熱量を、上記定着熱量から予め設定された定着前の目標熱量を減算した熱量に調整する。
【選択図】 図3
Description
この発明は、電子写真方式の複写機,複合機(MFP),ファクシミリ装置,プリンタ等の画像形成装置、およびその定着熱量制御方法に関する。
上記のような画像形成装置では、次のような電子写真方式の画像形成プロセスを行っている。つまり、回動する像担持体である感光体の表面を帯電ユニットによって均一に帯電し、その表面を露光ユニットにより露光して静電潜像を形成する。そして、その静電潜像を現像ユニットからのトナーで現像してトナー画像に可視像化し、そのトナー画像を転写紙に転写ユニットによって転写する。その後、その転写紙を定着ユニットに通してトナー画像を熱定着し、機外に排出する。
このような電子写真方式の画像形成プロセスにおいて、定着ユニットによって定着プロセスを行う際に、例えば定着ローラに対して加熱ヒータより熱が加えられる。しかし、加熱ヒータの熱は全て定着ローラに伝わるわけではないため、定着ローラや加圧ローラから構成される定着ユニット自体からも、熱が漏れて放出されている。これらは廃熱として、定着ユニット近辺に滞留している。
一方、エネルギー効率を高めるため、例えば特許文献1に見られるように、廃熱をトナー画像転写前の転写紙に熱を加える加熱手段(予熱ユニット)によって再利用する構成が開示されている。これにより、廃熱を有効利用し、省エネルギーが実現されている。
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、定着ユニットが起動して間もなく、廃熱がぜんぜんないような状態と、十分に加熱されていて廃熱を発生しているような状態全部をひっくるめて(平均化して)廃熱による転写紙の加熱量を算出しているため、それぞれの状態で最適な供給熱量になっていない。そのため、例えば供給過剰時には、電力の無駄になってしまうことがあった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、転写紙等の転写材にトナー画像の定着に必要なだけの熱量を与えるのみで、それ以上無駄な熱量を与えないことにより、省エネルギー(以下単に「省エネ」ともいう)を実現可能にすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、以下に示す画像形成装置およびその定着熱量制御方法を提供する。
この発明による画像形成装置は、転写材を供給する転写材供給手段と、それによって供給された転写材に像担持体に担持されたトナー画像を転写する転写手段と、それによって上記転写材に転写されたトナー画像を定着させる定着手段と、その付近の廃熱で上記転写手段による転写前の転写材を予熱する予熱手段とを有する画像形成装置であって、次のようにしたことを特徴とする。
この発明による画像形成装置は、転写材を供給する転写材供給手段と、それによって供給された転写材に像担持体に担持されたトナー画像を転写する転写手段と、それによって上記転写材に転写されたトナー画像を定着させる定着手段と、その付近の廃熱で上記転写手段による転写前の転写材を予熱する予熱手段とを有する画像形成装置であって、次のようにしたことを特徴とする。
すなわち、上記予熱手段による上記転写前の転写材の予熱状況を判断する予熱状況判断手段と、それによって判断された予熱状況に応じて、上記転写材に上記トナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、上記定着手段から発生する熱量を調整する熱量調整手段とを設けたものである。
この発明による定着熱量制御方法は、転写材を供給する転写材供給手段と、それによって供給された転写材に像担持体に担持されたトナー画像を転写する転写手段と、それによって上記転写材に転写されたトナー画像を定着させる定着手段と、その付近の廃熱で上記転写手段による転写前の転写材を予熱する予熱手段を有する画像形成装置における定着熱量制御方法であって、次のようにしたことを特徴とする。
すなわち、上記予熱手段による上記転写前の転写材の予熱状況を判断する予熱状況判断工程と、それによって判断された予熱状況に応じて、上記転写材に上記トナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、上記定着手段から発生する熱量を調整する熱量調整工程とを有するものである。
すなわち、上記予熱手段による上記転写前の転写材の予熱状況を判断する予熱状況判断工程と、それによって判断された予熱状況に応じて、上記転写材に上記トナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、上記定着手段から発生する熱量を調整する熱量調整工程とを有するものである。
この発明によれば、画像形成装置が、予熱手段による転写前の転写材の予熱状況を判断し、その予熱状況に応じて、転写材にトナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、上記定着手段から発生する熱量を調整する。そのため、転写材にトナー画像の定着に必要なだけの熱量を与えるのみで、それ以上無駄な熱量を与えないようにすることが可能になり、省エネを実現することができる。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
以下の実施形態では、定着熱量制御に際して、以下の特徴を有する。つまり、廃熱による転写紙(他の転写材でもよい)の加熱状況を考慮して定着ユニットの熱量を調整する。それにより、定着時にトナー画像の転写に必要なだけの熱量を与えるのみで、それ以上無駄な熱量を与えないことで省エネ化できることが特徴になっている。
そこで、その特徴について詳細に説明する。
以下の実施形態では、定着熱量制御に際して、以下の特徴を有する。つまり、廃熱による転写紙(他の転写材でもよい)の加熱状況を考慮して定着ユニットの熱量を調整する。それにより、定着時にトナー画像の転写に必要なだけの熱量を与えるのみで、それ以上無駄な熱量を与えないことで省エネ化できることが特徴になっている。
そこで、その特徴について詳細に説明する。
まず、この発明による画像形成装置の第1実施形態である定着の廃熱を利用するカラープリンタの機構部の構成について説明する。
図1は、そのカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を除く機構部の概略構成例を示す図である。図2は、図1の作像手段であるプロセスユニットの概略構成例を示す図である。図3は、このカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を含む機構部(露光ユニットを除く)の概略構成例を示す図である。この図3では、図示の都合上、図1と同じ部分を変形して示している。
図1は、そのカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を除く機構部の概略構成例を示す図である。図2は、図1の作像手段であるプロセスユニットの概略構成例を示す図である。図3は、このカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を含む機構部(露光ユニットを除く)の概略構成例を示す図である。この図3では、図示の都合上、図1と同じ部分を変形して示している。
この第1実施形態のカラープリンタは、間接転写方式によるタンデム型のカラープリンタであり、図1に示すように、プロセスユニット(作像ユニット)として、Y(イエロー),C(シアン),M(マゼンタ),K(ブラック)用の4色のプロセスユニット100Y,100C,100M,100Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、対外に異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
Yトナー画像を生成するためのプロセスユニット100Yを例にすると、これは図2に示すように、感光体ユニット110Yと現像ユニット120Yとを有している。これら感光体ユニット110Yと現像ユニット120Yは、一体的にプリンタ本体に対して着脱可能な構成となっている。
感光体ユニット110Yは、像担持体であるドラム状の感光体(以下「感光体ドラム」という)1Yと、感光体ドラム1Yの被走査面に付着されている転写残トナー等を除去して回収するクリーニング手段であるドラムクリーニング装置112Yと、感光体ドラム1Yの表面摩擦係数を所定の値にするための滑剤塗布ブラシ113Yおよび滑剤(ステアリン酸亜鉛)114Yとを備えている。また、滑剤114Yを感光体ドラム1Yの被走査面に均一に塗布するための滑剤塗布ブレード115Yと、感光体ドラム1Yの被走査面を均一に帯電するための帯電ローラ116Yと、帯電ローラ116Yに付着されている転写残トナー等を除去する帯電ローラクリーナ117Yも備えている。
帯電ローラ116Yは、図示しないモータを含む駆動手段によって矢示方向に回転駆動する感光体ドラム1Yの被走査面を図示しない帯電バイアス印加装置からAC電圧にDC電圧を重畳した帯電バイアスを印加して一様に帯電させる。続いて、露光ユニット50内の半導体レーザから発せられる画像信号(画像データ)に対応するレーザ光によって露光走査されて静電潜像が形成される。感光体ユニット110Yの感光体ドラム1Yおよび現像ユニット120Yの近傍に位置する場所には、機内温度センサ118Yが配置されている。この機内温度センサ118Yにて作像時の機内温度を検知している。
現像ユニット120Yは、第一搬送スクリュー121Yが配設された第一現像剤収容部122Yと、第二搬送スクリュー123Yが配設された第二現像剤収容部124Yとを備えている。
第一現像剤収容部122Yの下面には、二成分現像剤(以下単に「現像剤」ともいう)の透磁率を検知する透磁率センサからなるトナー濃度センサ125Yが設置されている。そして、現像剤を構成する磁性体であるキャリア粒子とトナーの混合比をトナー濃度センサ125Yによって検知した透磁率(トナー濃度)から算出し、所定のトナー濃度になるように、図示しないトナー補給装置により必要に応じてトナーを補給している。
第一現像剤収容部122Yの下面には、二成分現像剤(以下単に「現像剤」ともいう)の透磁率を検知する透磁率センサからなるトナー濃度センサ125Yが設置されている。そして、現像剤を構成する磁性体であるキャリア粒子とトナーの混合比をトナー濃度センサ125Yによって検知した透磁率(トナー濃度)から算出し、所定のトナー濃度になるように、図示しないトナー補給装置により必要に応じてトナーを補給している。
第一搬送スクリュー121Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動され、第一現像剤収容部122Y内の現像剤を図2に直交する方向における奥側から手前側に搬送させる。そして、第一現像剤収容部122Yと第二現像剤収容部124Yとの間の仕切り壁に設けられた図示しない連通口を経て、第二現像剤収容部124Y内に進入させる。
第二現像剤収容部124Y内の第二搬送スクリュー123Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動されることで、現像剤を図中手前側から奥側に搬送させる。
第二現像剤収容部124Y内の第二搬送スクリュー123Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動されることで、現像剤を図中手前側から奥側に搬送させる。
第二搬送スクリュー123Yの上方には、現像スリーブ126Yが第二搬送スクリュー123Yと平行な姿勢で配設され、現像剤担持体である現像スリーブ126Yは矢示方向に回転駆動される。
現像スリーブ126Yは、非磁性材料(アルミ)パイプからなり、表面をサンドブラストで粗面化処理されている。
現像スリーブ126Yは、非磁性材料(アルミ)パイプからなり、表面をサンドブラストで粗面化処理されている。
現像スリーブ126Yの内部には、図示しないマグネットが配設されており、第二搬送スクリュー123Yによって搬送される現像剤の一部は、このマグネットの発する磁力によって現像スリーブ126Yの表面に汲み上げられる。そして、現像スリーブ126Yと所定の間隙を保持するように配設されたドクタブレード127Yによってその層厚が規制された後、感光体ドラム1Yと対向する現像領域まで搬送される。更に、図示しない現像バイアス印加手段から現像スリーブ126Yに印加される現像バイアスによって、感光体ドラム1Y上に形成された静電潜像にトナーが付着され、可視化されたトナー画像が形成される。現像によってトナーが消費された現像剤は、現像スリーブ126Yの回転に伴って第二搬送スクリュー123Y上に戻される。そして、図中奥端まで搬送されると、図示しない連通口を経て第一現像剤収容部122Y内に戻る。
トナー濃度センサ125Yによる現像剤の透磁率の検知結果は、電圧信号として後述する制御部に送られる。現像剤の透磁率は、現像剤の実際のトナー濃度と相関を示すため、トナー濃度センサ125Yはトナー濃度に応じた値の電圧を出力する。上記制御部は、後述する不揮発生メモリを備えており、その中にトナー濃度センサ125Yからの出力電圧の目標値Vrefを記憶している。そして、トナー濃度センサ125Yからの出力電圧値と目標値Vrefとを比較し、図示しないトナー供給装置により、比較結果に応じた量のトナーを現像ユニット120Yの第一現像剤収容部122Yの図中奥側からトナーを補給し、現像剤中のトナー濃度を所望の値に維持する。なお、トナー濃度センサとトナー供給装置による制御は、各色個別に実施される。
図1に戻り、各プロセスユニット100Y,100C,100M,100Kの図中下方には、露光ユニット50が設けられている。この露光ユニット50は、出力する画像データに応じて変調されたレーザ光を各プロセスユニット100Y,100C,100M,100Kの感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kの被走査面に照射する。これによって、感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kの被走査面に静電潜像が形成される。なお、露光ユニット50は、光源である半導体レーザから発したレーザ光を、図示しないモータによって回転駆動されるポリゴンミラーによって走査し、複数の光学レンズやミラーを介して各感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kに照射するものである。かかる構成に代えて、LEDアレイ等の他の光源を用いた露光ユニットを採用することもできる。
露光ユニット50の下方には、図3にも示すように、転写材供給手段である給紙ユニット5を構成する給紙カセット6が設けられている。この給紙カセット6内には、転写紙(他の転写材でもよい)の束が収容されており、一番上の転写紙Sには、給紙ローラ7が当接されている。図示しない駆動手段により、所定のタイミングで給紙ローラ7が反時計回りに回転駆動されると、給紙カセット6から転写紙Sが1枚ずつ分離して給紙(供給)される。そして、レジストローラ対8の手前に配置されている図示しない給紙レジストセンサで転写紙Sの先端が検知されると、その給紙が転写紙Sの先端が位置決めローラ対であるレジストローラ対8によって突き当てられた状態で一旦停止する。そして、中間転写ベルト2上に形成されたトナー画像が2次転写ニップ部に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ対8が所定のタイミングで駆動され、転写紙Sが2次転写ニップ部に向けて送り出される。
各プロセスユニット100Y,100C,100M,100Kの図中上方には、感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kの被走査面に対向して無端ベルトである中間転写ベルト2を張架しながら矢示方向に無端移動させる転写ユニットが配設されている。
この転写ユニットは、像担持体である中間転写ベルト2の他、各色の感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kの被走査面に対向する位置に配設された1次転写手段(中間転写手段)である1次転写ローラ3Y,3C,3M,3K、および2次転写手段(転写部材)である2次転写ローラ4等で構成されている。
この転写ユニットは、像担持体である中間転写ベルト2の他、各色の感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kの被走査面に対向する位置に配設された1次転写手段(中間転写手段)である1次転写ローラ3Y,3C,3M,3K、および2次転写手段(転写部材)である2次転写ローラ4等で構成されている。
1次転写ローラ3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ中間転写ベルト2を挟んで感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kの被走査面に当接し、1次転写ニップ部を形成している。1次転写ローラ3Y,3C,3M,3Kに、感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kの被走査面にそれぞれ形成された各単色のトナー画像のトナーとは逆極性の転写バイアスが印加されることで、その各トナー画像が中間転写ベルト2上に転写される。各色のプロセスユニット100Y,100C,100M,100Kで形成された各色のトナー画像は、中間転写ベルト2上に順次1次転写される。
すなわち、最初の感光体ドラム1YではYトナーが付着され、Yトナー画像が形成されて、1次転写ローラ3Yにより中間転写ベルト2上に転写される。
次の感光体ドラム1Cでは、Cトナーが付着され、Cトナー画像が形成されて、1次転写ローラ3Cにより中間転写ベルト2上に転写される。なお、この中間転写ベルト2上には既にYトナー画像が転写されているため、その上にCトナー画像が転写される。
次の感光体ドラム1Cでは、Cトナーが付着され、Cトナー画像が形成されて、1次転写ローラ3Cにより中間転写ベルト2上に転写される。なお、この中間転写ベルト2上には既にYトナー画像が転写されているため、その上にCトナー画像が転写される。
さらに、次の感光体ドラム1Mでは、Mトナーが付着され、Mトナー画像が形成されて、1次転写ローラ3Mにより中間転写ベルト2上に転写される。この中間転写ベルト2上には既にYトナー画像およびCトナー画像が転写されているため、それらの上にMトナー画像が更に転写される。
最後の感光体ドラム1Kでは、Kトナーが付着され、Kトナー画像が形成されて、1次転写ローラ3Kにより中間転写ベルト2上に転写される。中間転写ベルト2上には既にYトナー画像,Cトナー画像,およびMトナー画像が転写されているため、それらの上にKトナー画像が更に転写される。
最後の感光体ドラム1Kでは、Kトナーが付着され、Kトナー画像が形成されて、1次転写ローラ3Kにより中間転写ベルト2上に転写される。中間転写ベルト2上には既にYトナー画像,Cトナー画像,およびMトナー画像が転写されているため、それらの上にKトナー画像が更に転写される。
なお、中間転写ベルト2は、2次転写ローラ4を駆動ローラとして回転駆動することにより、転写された各色のトナー画像を矢示A方向へ搬送する。
このように、中間転写ベルト2上に各色のトナー画像が重ね合わされることにより、合成カラー画像であるフルカラー画像(1次転写画像)が形成される。ここでは、Y,C,M,Kの順に作像しているが、作像する色順はこれに限られるものではない。また、中間転写ベルト2上には、フルカラー画像だけでなく、単色,2色,又は3色のトナー画像を形成することもできる。
このように、中間転写ベルト2上に各色のトナー画像が重ね合わされることにより、合成カラー画像であるフルカラー画像(1次転写画像)が形成される。ここでは、Y,C,M,Kの順に作像しているが、作像する色順はこれに限られるものではない。また、中間転写ベルト2上には、フルカラー画像だけでなく、単色,2色,又は3色のトナー画像を形成することもできる。
中間転写ベルト2の外側には、2次転写ローラ4と中間転写ベルト2を挟んで対向する位置に2次転写対向ローラ9が配置されている。その2次転写対向ローラ9は、バネ荷重によって2次転写ローラ4に所定の荷重で当接し、2次転写ニップ部が形成されている。
中間転写ベルト2上に形成されたフルカラー画像は、中間転写ベルト2の駆動によって2次転写ニップ部に移動され、同時にレジストローラ対8からフルカラー画像(トナー画像)の2次転写ニップ部への進入と同期して転写紙Sが2次転写ニップ部に進入される。
中間転写ベルト2上に形成されたフルカラー画像は、中間転写ベルト2の駆動によって2次転写ニップ部に移動され、同時にレジストローラ対8からフルカラー画像(トナー画像)の2次転写ニップ部への進入と同期して転写紙Sが2次転写ニップ部に進入される。
フルカラー画像は、2次転写対向ローラ9と中間転写ベルト2(2次転写ローラ4)との間に形成される2次転写電界とニップ圧によって、転写紙Sに2次転写される。2次転写電界は、例えば2次転写ローラ4にトナーと同極性の転写バイアスが印加され、2次転写対向ローラ9が接地されることで形成されるようになっている。なお、2次転写対向ローラ9にトナーと逆極性の転写バイアスが印加され、2次転写ローラ4が接地されることによって形成することも可能である。
2次転写ニップ部の上方には、定着ユニット10が設けらている。この定着ユニット10は、加熱ヒータ11aが内蔵された定着ローラ11、およびその定着ローラ11と所定圧力で当接され、所定のニップ幅を形成する加圧ローラ12等で構成されている。定着ローラ11は、加熱ヒータ11aによって加熱される。各ローラのうち、図示しない駆動手段によって加圧ローラ12は反時計方向(矢示方向)に、定着ローラ11は時計方向(矢示方向)に回転移動される。
2次転写ニップ部を通過した転写紙Sは、中間転写ベルト2から分離した後、定着ユニット10内に送られる。そして、定着ユニット10の定着ニップ部に挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ローラ11によって加熱され、同時に定着ニップ部で加圧されてフルカラー画像が転写紙S上に定着される。
このようにして定着処理が施された転写紙Sは、排紙部を構成する排紙ローラ対13等により、図示しない排紙トレイに排紙されてスタックされる。
このようにして定着処理が施された転写紙Sは、排紙部を構成する排紙ローラ対13等により、図示しない排紙トレイに排紙されてスタックされる。
転写ユニットの上方には、Y,C,M,Kトナーをそれぞれ収容する各色のトナーボトル60Y,60C,60M,60Kが配設されている。各トナーボトル60Y,60C,60M,60Kに収容された各色のトナーは、各色のプロセスユニット100Y,100C,100M,100Kの現像ユニットに適宜供給される。これらトナーボトル60Y,60C,60M,60Kは、プリンタ本体から脱着可能となっており、ボトル内のトナー残量がなくなると、トナーボトルを交換できるかたちになっている。
一方、この第1実施形態のカラープリンタは、図3に示すように、定着ユニット10付近の廃熱を吸引する吸引口14aとファン等の廃熱駆動源14bとを有する廃熱吸引部14を備えている。定着ローラ(定着部)11の熱量のうち、転写紙Sに伝わらず、外気に漏れ出ている熱のことを「廃熱」いう。
よって、定着ユニット10付近の廃熱(実際には廃熱を含む空気)は、廃熱吸引部14の吸引口14aから吸引されて、廃熱ダクト15を通り、廃熱排出部16の排出口16aから排出され、転写前の転写紙Sに吹き付けられる(送風される)。この処理を「予熱処理」という。廃熱吸引部14,廃熱ダクト15,および廃熱排出部16は、予熱手段を構成する。
よって、定着ユニット10付近の廃熱(実際には廃熱を含む空気)は、廃熱吸引部14の吸引口14aから吸引されて、廃熱ダクト15を通り、廃熱排出部16の排出口16aから排出され、転写前の転写紙Sに吹き付けられる(送風される)。この処理を「予熱処理」という。廃熱吸引部14,廃熱ダクト15,および廃熱排出部16は、予熱手段を構成する。
予熱処理により、転写前の転写紙Sは予熱されるため、その分だけ定着ユニット10による熱量は不要になる。転写紙Sが定着ユニット10の定着ローラ11で加熱される前に、廃熱によって加熱されるため、その廃熱による加熱のことを「予熱」という。予熱量は、制御部(CPU)によるソフト制御によって上下するというよりは、廃熱による加熱位置(廃熱排出部16の排出口16aに対向する位置)に転写紙Sがどのくらい滞在するか、定着ユニット10から廃熱がどの程度出ているかで決まる。
なお、廃熱排出部16付近にファン等の廃熱駆動源を設置し、廃熱の吹き付け方向を設定して、廃熱を転写前の転写紙Sに直接吹き付けられるようにする(転写紙S以外に廃熱を行かせないようにする)ことにより、熱利用効率を高めることもできる。
なお、廃熱排出部16付近にファン等の廃熱駆動源を設置し、廃熱の吹き付け方向を設定して、廃熱を転写前の転写紙Sに直接吹き付けられるようにする(転写紙S以外に廃熱を行かせないようにする)ことにより、熱利用効率を高めることもできる。
次に、図3に示したカラープリンタにおける給紙ユニット5の代わりにエア給紙方式の給紙ユニットを使用した例(エア給紙方式の給紙ユニットにこの発明を適用する例)について説明する。
図4は、そのエア給紙方式の給紙ユニットを使用した例を示す図であり、図3と同じ部分には同一符号を付している。
図4は、そのエア給紙方式の給紙ユニットを使用した例を示す図であり、図3と同じ部分には同一符号を付している。
エア給紙方式の給紙ユニット5′では、給紙カセット6内の紙束21から最上面の転写紙22(図3の転写紙Sに相当する)を分離させるために、分離ファン23から気流(エア)を送り、吸気ファン24で吸引方向に送風し、気流を通す孔のあるピックベルト25に最上面の転写紙22を吸着させて給紙を開始する。
分離ファン23を図3の廃熱排出部16の廃熱駆動源とすることにより、紙束21から最上面の転写紙22を分離させるとともに廃熱で転写紙22を予熱することができる。
分離ファン23を図3の廃熱排出部16の廃熱駆動源とすることにより、紙束21から最上面の転写紙22を分離させるとともに廃熱で転写紙22を予熱することができる。
次に、図3に示したカラープリンタ(図4の給紙ユニット5′を使用したものも含む)の制御部が実行する廃熱による転写紙の加熱状況を考慮した定着熱量制御について説明する。
図5は、その定着熱量制御の一例を示すフローチャートである。
図6は、転写紙の熱量と時間との関係の一例を示す線図である。
図5は、その定着熱量制御の一例を示すフローチャートである。
図6は、転写紙の熱量と時間との関係の一例を示す線図である。
このカラープリンタの制御部は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部装置からのデータを受信すると、そのデータを印刷用の画像データ(ビットマップデータ)に変換し、その画像データを単色または複数色(例えばフルカラー)の可視画像として転写紙に印刷するため、印刷を開始する。このとき、給紙ユニット5から転写紙の給紙を開始すると共に、図5に示す定着熱量制御を開始する。
そして、定着熱量制御を開始すると、図3の定着ローラ11の加熱によって廃熱が発生するため、まずステップS1へ進み、廃熱吸引部14等による廃熱送風を開始する。
そして、定着熱量制御を開始すると、図3の定着ローラ11の加熱によって廃熱が発生するため、まずステップS1へ進み、廃熱吸引部14等による廃熱送風を開始する。
ここで、図示は省略するが、給紙ユニット5から給紙された転写紙が廃熱による加熱位置に到達したことを、廃熱排出部16の近傍(実際には転写紙の先端部が廃熱排出部16の排出口16aの対向位置に達する直前位置)に配置されている図示しない紙搬送センサを用いて判断したタイミングで、廃熱送風開始時点からの時間である廃熱送風時間tの計測を開始する。また、レジスト再開(レジストローラ対8による転写紙の再搬送)で廃熱による加熱位置から転写紙が通過したことを、上記紙搬送センサを用いて判断した時点で、廃熱送風時間tの計測を終了する。
次のステップS2では、転写紙にトナー画像を定着(融着)させるために必要な定着熱量を演算する。つまり、定着熱量は転写紙の厚さや材質等の種類によって最適値が異なり、その種類毎に最適な熱量が予め設定されているので、給紙ユニット5から給紙された転写紙の種類に応じた最適な定着熱量を演算(設定)する。
ここで、その演算を行うためには、転写紙の種類を検知する必要がある。
ここで、その演算を行うためには、転写紙の種類を検知する必要がある。
そこで、例えば、廃熱による加熱位置に到達する前の搬送路上に転写紙の種類を検知可能な紙種検知センサを配置しておくことにより、給紙された転写紙の種類を紙種検知センサによって検知することができる。紙種検知センサは、光学式のものとしては光透過型センサ(赤外透過光量検知センサ等),光反射型センサ(正反射光量検知センサ等)などを用いたものが挙げられる。また、超音波式センサ又は電気抵抗検知センサなどを用いたものもあり、これら一つもしくは複数により、転写紙の種類を検知することができる。例えば、発光部と受光部とを有する光透過型センサ又は光反射型センサを用いる場合は、発光部を発光させて転写紙に光を照射する。そして、その転写紙からの透過光又は反射光を受光部で受光することにより、発光量と受光量との比率から光反射率又は光透過率を求め、その光反射率又は光透過率から転写紙の種類を検知することができる。
次のステップS3〜S5では、廃熱による転写紙の予熱状況を判断し、その予熱状況に応じて定着ローラ11の目標熱量(定着ローラ11から発生する熱量)を補正する。
すなわち、まずステップS3では、計測した廃熱送風時間tを、例えば図6に示す予め設定された所定時間t1(定着前の転写紙の熱量である予熱量qが定着前の目標熱量q1に到達するのに要する時間)と比較する。このとき、廃熱送風を開始したばかりで、廃熱送風時間tが所定時間t1を経過していないので、予熱量qが定着前の目標熱量q1に達していない(予熱が十分でない)と判断して、ステップS5へ進む。
すなわち、まずステップS3では、計測した廃熱送風時間tを、例えば図6に示す予め設定された所定時間t1(定着前の転写紙の熱量である予熱量qが定着前の目標熱量q1に到達するのに要する時間)と比較する。このとき、廃熱送風を開始したばかりで、廃熱送風時間tが所定時間t1を経過していないので、予熱量qが定着前の目標熱量q1に達していない(予熱が十分でない)と判断して、ステップS5へ進む。
ステップS5では、定着熱量を定着ローラ11の目標熱量とし、発生する定着ローラ11の熱量を定着ローラ11の目標熱量にするため、定着ローラ11の加熱量(温度)の制御を開始する。
この加熱量の制御を開始すると、印刷開始前の待機時に加熱ヒータ11aへの通電がオフになっている場合には、印刷開始直後は定着ローラ11の熱量が「0」なので、ステップS5への1回目の移行時には、加熱ヒータ11aへの通電をオンにして定着ローラ11を加熱する。その後、定着ローラ11の熱量(温度)が定着ローラ11の目標熱量(目標温度)に達した場合には、その定着熱量を保持するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御する。その制御は、定着ローラ11の表面に近接又は接触して配置されている図示しないサーミスタ等の温度検知センサ(温度検知手段)を使用して行っている。
この加熱量の制御を開始すると、印刷開始前の待機時に加熱ヒータ11aへの通電がオフになっている場合には、印刷開始直後は定着ローラ11の熱量が「0」なので、ステップS5への1回目の移行時には、加熱ヒータ11aへの通電をオンにして定着ローラ11を加熱する。その後、定着ローラ11の熱量(温度)が定着ローラ11の目標熱量(目標温度)に達した場合には、その定着熱量を保持するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御する。その制御は、定着ローラ11の表面に近接又は接触して配置されている図示しないサーミスタ等の温度検知センサ(温度検知手段)を使用して行っている。
また、印刷開始前の待機時に定着ローラ11の熱量を定着ローラ11の目標熱量より低い省エネ用の熱量に保持するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御している場合には、ステップS5への1回目の移行時に、加熱ヒータ11aへの通電をオン状態に保持し、定着ローラ11の加熱量を増やす。その後、定着ローラ11の熱量が定着ローラ11の目標熱量に達した場合には、その目標熱量を保持するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御する。
定着ローラ11の加熱量の制御を開始した後は、ステップS6へ移行して、印刷が終了したか否かを判断し、終了していなければステップS9へ、終了すればステップS7へそれぞれ移行する。
定着ローラ11の加熱量の制御を開始した後は、ステップS6へ移行して、印刷が終了したか否かを判断し、終了していなければステップS9へ、終了すればステップS7へそれぞれ移行する。
ステップS9では、定着熱量の再演算が必要か否かを判断する。
ここで、その判断は、例えば給紙ユニット5の給紙カセット6に種類の異なる複数の転写紙がセットされ、その各転写紙に対して印刷を連続して行うような場合、その各転写紙の種類によって定着熱量が異なるため、行う必要がある。
そこで、転写紙が給紙される毎に、その転写紙の種類を紙種検知センサによって検知し、その転写紙が前回給紙された転写紙と種類が異なる場合にのみ、定着熱量の再演算を必要と判断するとよい。
ここで、その判断は、例えば給紙ユニット5の給紙カセット6に種類の異なる複数の転写紙がセットされ、その各転写紙に対して印刷を連続して行うような場合、その各転写紙の種類によって定着熱量が異なるため、行う必要がある。
そこで、転写紙が給紙される毎に、その転写紙の種類を紙種検知センサによって検知し、その転写紙が前回給紙された転写紙と種類が異なる場合にのみ、定着熱量の再演算を必要と判断するとよい。
ステップS9において、例えば、前回給紙された転写紙と種類が異なる転写紙が給紙されるため、定着熱量の再演算が必要と判断した場合には、ステップS2へ戻って、給紙ユニット5から次に給紙された転写紙にトナー画像を定着させるために必要な定着熱量を演算し、以後上述と同様の処理を行う。例えば、給紙ユニット5から前回給紙された転写紙と種類が同じ転写紙が給紙されるため、あるいは給紙ユニット5から給紙された転写紙が廃熱による加熱位置を通過中であるため、定着熱量の再演算が不要と判断した場合には、ステップS3へ戻る。そして、再び廃熱送風時間tを図6に示した所定時間t1と比較し、廃熱送風時間tが所定時間t1を経過していない場合には、予熱量qが定着前の目標熱量q1に達していないため、再びステップS5へ移行して上述と同様な処理を行う。
もし、廃熱送風時間tが所定時間t1を経過した場合には、予熱量qが予熱処理によって最適な定着前の目標熱量q1に達した(予熱が十分である)と判断するため、ステップS4へ進む。
ステップS4では、定着熱量から定着前の目標熱量q1を差し引く(減算する)。
それによって、次のステップS5では、定着熱量から目標熱量q1が差し引かれた熱量を新たな定着ローラ11の目標熱量とし、その目標熱量が発生するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御する。
ステップS4では、定着熱量から定着前の目標熱量q1を差し引く(減算する)。
それによって、次のステップS5では、定着熱量から目標熱量q1が差し引かれた熱量を新たな定着ローラ11の目標熱量とし、その目標熱量が発生するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御する。
ここで、転写紙の種類によっては、廃熱送風時間tが所定時間t1を経過しても、予熱量が定着前の目標熱量q1に達しない場合がある。
その場合、定着熱量から定着前の目標熱量q1を差し引くと、最適な定着が行われなくなるため、予熱量(予熱状況)を正確に把握する必要がある。
そのため、転写紙に廃熱が吹き付けられる付近(予熱部付近)にサーミスタ等の温度検知センサ(温度検知手段)を設置して予熱部付近の温度を検知可能にし、その検知温度から転写前の転写紙の予熱量を推定(判断)可能にするとよい。
その場合、定着熱量から定着前の目標熱量q1を差し引くと、最適な定着が行われなくなるため、予熱量(予熱状況)を正確に把握する必要がある。
そのため、転写紙に廃熱が吹き付けられる付近(予熱部付近)にサーミスタ等の温度検知センサ(温度検知手段)を設置して予熱部付近の温度を検知可能にし、その検知温度から転写前の転写紙の予熱量を推定(判断)可能にするとよい。
あるいは、転写前の転写紙自体の温度を検知できる接触式のサーミスタ等の温度検知センサを設置して転写紙自体の温度を検知可能にし、その検知温度から転写前の転写紙の予熱量を推定可能にしてもよい。
それらにより、予熱量が定着前の目標熱量に達しない場合、定着熱量から定着前の目標熱量を差し引かず、定着ローラ11の目標熱量を変更しなかったり、あるいは定着熱量から定着ユニット10に入る前の転写紙が持っている予熱量(定着前の目標熱量未満)を差し引くことができる。
それらにより、予熱量が定着前の目標熱量に達しない場合、定着熱量から定着前の目標熱量を差し引かず、定着ローラ11の目標熱量を変更しなかったり、あるいは定着熱量から定着ユニット10に入る前の転写紙が持っている予熱量(定着前の目標熱量未満)を差し引くことができる。
図5に戻り、次のステップS6へ進むと、再び印刷が終了したか否かを判断し、終了していなければ再びステップS9へ移行するが、終了すればステップS7へ移行する。
ステップS7では、加熱ヒータ11aへの通電をオフして定着ローラ11の加熱を停止させる。あるいは、加熱ヒータ11aへの通電を一旦オフし、省エネ制御に移行させる。その場合、定着ローラ11の熱量を省エネ用の熱量に保持するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御することになる。
ステップS7の処理を行った後は、ステップS8へ移行し、廃熱吸引部14等による廃熱送風を終了し、図5の定着熱量制御を終了する。
ステップS7では、加熱ヒータ11aへの通電をオフして定着ローラ11の加熱を停止させる。あるいは、加熱ヒータ11aへの通電を一旦オフし、省エネ制御に移行させる。その場合、定着ローラ11の熱量を省エネ用の熱量に保持するように加熱ヒータ11aへの通電のオン/オフを制御することになる。
ステップS7の処理を行った後は、ステップS8へ移行し、廃熱吸引部14等による廃熱送風を終了し、図5の定着熱量制御を終了する。
なお、この実施形態では、廃熱送風時間tと比較する所定時間を1つ(t1)のみ予め設定しておいたが、段階的に設定しておくことにより、予熱量(予熱状況)を段階的に判断し、その各段階の予熱量に応じて定着ローラ11の目標熱量の補正量(減算量)を変更することも可能である。
次に、図1〜図3に示したカラープリンタ(図4の給紙ユニット5′を使用したものも含む)の制御系のハードウェア構成について説明する。
図7は、その制御系のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このカラープリンタは、制御部500と、各センサ511と、各負荷512とを備えている。
制御部500は、CPU501,RAM502,ROM503,およびI/O制御部504等から構成されている。
図7は、その制御系のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このカラープリンタは、制御部500と、各センサ511と、各負荷512とを備えている。
制御部500は、CPU501,RAM502,ROM503,およびI/O制御部504等から構成されている。
CPU501は、外部装置(パーソナルコンピュータ等の情報処理装置)510からのPDL(ページ記述言語)を印刷用の画像データに変換するコントローラ、情報処理装置とのデータおよび制御コマンドの送受信を行うUSB,IEEE,ネットワーク・I/F(インタフェース)の制御をはじめ、図1〜図3に示したカラープリンタ全体の制御を行っている。
また、ワーク用として用いるRAM502、プログラムを記憶するROM503、およびI/O制御部504は、バス509を介して相互に接続され、各センサ511からの信号およびCPU501からの指示により、データのリード/ライト処理および各負荷512を駆動するモータ(ステッピングモータ等),クラッチ,ソレノイド等の各種の動作を実行する。
なお、この第1実施形態が、カラープリンタではないが、その機能およびファクシミリ機能を有するデジタルカラー複合機であった場合、CPU501は、外部装置(情報処理装置あるいはファクシミリ機能を有するファクシミリ装置又はデジタル複合機等の画像形成装置)からのPDL又はファクシミリデータ等のデータを印刷用の画像データに変換するコントローラ、ファクシミリ機能を有する画像形成装置とのデータおよび制御コマンドの送受信を行うFCU(ファクシミリ制御部)、情報処理装置とのデータおよび制御コマンドの送受信を行うUSB,IEEE,ネットワーク・I/Fの制御をはじめ、デジタルカラー複合機全体の制御を行うことになる。
図1〜図3によって説明した各センサは各センサ511に含まれている。
図1,図3によって説明した定着ローラ11を加熱する加熱ヒータ11aや、廃熱吸引部14を構成する廃熱吸引用のファン等の廃熱駆動源14b、廃熱排出部16を構成する廃熱排出用のファン(図4の分離ファン23を含む)等の廃熱駆動源などの負荷は、各負荷512に含まれており、CPU501からの指示によって制御される。
また、RAM502はROM503に記憶されているプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。図5,図6によって説明した廃熱送風時間tを計測(カウント)する処理は、RAM502にデータリード/ライトすることで実現する。
図1,図3によって説明した定着ローラ11を加熱する加熱ヒータ11aや、廃熱吸引部14を構成する廃熱吸引用のファン等の廃熱駆動源14b、廃熱排出部16を構成する廃熱排出用のファン(図4の分離ファン23を含む)等の廃熱駆動源などの負荷は、各負荷512に含まれており、CPU501からの指示によって制御される。
また、RAM502はROM503に記憶されているプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。図5,図6によって説明した廃熱送風時間tを計測(カウント)する処理は、RAM502にデータリード/ライトすることで実現する。
このRAM502は揮発性メモリのため、図5,図6によって説明した廃熱送風時間tと比較する所定時間や、転写紙の種類毎に最適な定着熱量に関しては、図示しないEEPROM(Electrically
Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリに記憶しておき、電源オン時にRAM502上に展開する。
よって、CPU501が、上記プログラムを実行し、その際に不揮発性メモリ内のデータおよび各センサ511からの信号を参照して、各負荷512を制御することにより、この発明に関わる予熱状況判断手段および熱量調整手段としての機能を果すことができる。
Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリに記憶しておき、電源オン時にRAM502上に展開する。
よって、CPU501が、上記プログラムを実行し、その際に不揮発性メモリ内のデータおよび各センサ511からの信号を参照して、各負荷512を制御することにより、この発明に関わる予熱状況判断手段および熱量調整手段としての機能を果すことができる。
このように、この第1実施形態のカラープリンタが、転写前の転写紙(転写材)の予熱状況を判断し、その予熱状況に応じて、転写紙にトナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、定着ユニットから発生する熱量を調整する。それにより、転写紙にトナー画像の定着に必要なだけの熱量を与えるのみで、それ以上無駄な熱量を与えないようにすることが可能になるので、省エネを実現することができる。
さらに、以下の(A1)〜(A8)に示すような作用効果を得ることもできる。
さらに、以下の(A1)〜(A8)に示すような作用効果を得ることもできる。
(A1)上記廃熱を転写前の転写紙に送風することにより、その転写紙を予熱すれば、その予熱を容易に行うことができる。
(A2)上記廃熱を含んだ空気を転写前の転写紙に直接吹き付けることにより、その転写紙を予熱すれば、転写紙と廃熱との間の中間介在物を排除することで熱伝達効率を低下させずに、廃熱の熱を利用できる。
(A2)上記廃熱を含んだ空気を転写前の転写紙に直接吹き付けることにより、その転写紙を予熱すれば、転写紙と廃熱との間の中間介在物を排除することで熱伝達効率を低下させずに、廃熱の熱を利用できる。
(A3)給紙ユニットとして、給紙カセットにセットされている転写紙の束から最上面の転写紙のみを供給するために、その転写紙をエアによって分離可能にしたエア給紙ユニットを使用する場合、上記エアを利用して上記廃熱を含んだ空気を転写前の転写紙に直接吹き付けることにより、つまり転写前の転写紙に空気を吹き付ける機構を兼用することにより、物理的レイアウトを小さくし、装置全体を小型化することができる。
(A4)上記廃熱の送風時間を計測し、その計測時間によって上記予熱状況を判断(把握)することにより、温度検知センサを設置しないことによるコスト削減と、転写紙のおおよその温度の把握を両立することができる。
(A4)上記廃熱の送風時間を計測し、その計測時間によって上記予熱状況を判断(把握)することにより、温度検知センサを設置しないことによるコスト削減と、転写紙のおおよその温度の把握を両立することができる。
(A5)(A4)に示したように判断した予熱状況から転写前の転写紙の予熱が十分であると判断した場合に、定着ユニットから発生する熱量を、定着熱量から予め設定された定着前の目標熱量を減算した熱量に調整する。それにより、既に定着前の目標熱量以上に予熱されている転写紙を、必要以上に加熱しないことにより、エネルギーの無駄遣いを削減することができる。転写前の転写紙の予熱が十分でないと判断した場合には、定着熱量の調整を行わないので、予熱が不十分な転写紙を必要量加熱することになり、定着不良の発生を回避することができる。
(A6)転写前の転写紙の温度を検知する温度検知センサを設け、それによる検知温度によって上記予熱状況である転写前の転写紙の予熱量を判断することにより、転写前の転写紙の温度を高い精度で把握することができる。
(A7)転写前の転写紙が予熱される箇所付近の温度を検知する温度検知センサを設け、それによる検知温度によって上記予熱状況である転写前の転写紙の予熱量を判断することにより、カラープリンタの構成上、(A6)の温度検知センサを搭載できない場合でも、転写前の転写紙の温度を高い精度で把握することができる。
(A8)(A6)又は(A7)に示したように転写前の転写紙の予熱量を判断する場合、定着ユニットから発生する熱量を、定着熱量から上記予熱量を減算した熱量に調整することにより、(A5)と同様の効果を確実に得ることができる。
(A7)転写前の転写紙が予熱される箇所付近の温度を検知する温度検知センサを設け、それによる検知温度によって上記予熱状況である転写前の転写紙の予熱量を判断することにより、カラープリンタの構成上、(A6)の温度検知センサを搭載できない場合でも、転写前の転写紙の温度を高い精度で把握することができる。
(A8)(A6)又は(A7)に示したように転写前の転写紙の予熱量を判断する場合、定着ユニットから発生する熱量を、定着熱量から上記予熱量を減算した熱量に調整することにより、(A5)と同様の効果を確実に得ることができる。
次に、この発明による画像形成装置の第2実施形態である定着の廃熱を利用するカラープリンタの機構部の構成について説明する。
図8は、そのカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を含む機構部(露光ユニットを除く)の概略構成例を示す図であり、図3と同じ部分には同一符号を付している。なお、定着の廃熱を利用するための機構以外の機構は、図1〜図3によって説明したものと同様である。
図8は、そのカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を含む機構部(露光ユニットを除く)の概略構成例を示す図であり、図3と同じ部分には同一符号を付している。なお、定着の廃熱を利用するための機構以外の機構は、図1〜図3によって説明したものと同様である。
この第2実施形態のカラープリンタは、図8に示すように、廃熱吸引部81,82を配設している。廃熱吸引部81は、定着ユニット10付近の廃熱(定着ユニット10からの廃熱)を吸引する吸引口81aと、ファン等の廃熱駆動源81bとを備えている。廃熱吸引部82は、定着ユニット10を抜けた転写紙Sからの廃熱、つまり排紙ローラ対13等からなる排紙部付近の廃熱(排紙部からの廃熱)を吸引する吸引口82aと、ファン等の廃熱駆動源82bとを備えている。
このカラープリンタにおいて、定着ユニット10からの廃熱は廃熱吸引部81の吸引口81aから、排紙部からの廃熱は廃熱吸引部82の吸引口82aからそれぞれ吸引されて、廃熱ダクト15を通り、廃熱排出部16の排出口16aから排出され、転写前の転写紙Sに吹き付けられる。廃熱吸引部81,82,廃熱ダクト15,および廃熱排出部16は、予熱手段を構成する。
なお、定着ユニット10側の廃熱駆動源81bは、一般の画像形成装置における定着ユニットからの廃熱を機外に放出するためのファンと同様に、定着ユニット10に近接して配置すると、廃熱をより効率的に吸引することができる。また、第1実施形態で説明したように、廃熱排出部16付近にファン等の廃熱駆動源を設置したり、給紙ユニット5の代わりにエア給紙方式の給紙ユニットを使用することもできる。
次に、この第2実施形態のカラープリンタの制御部について説明する。
図9は、その制御部の構成を機能的に示すブロック図であり、この第2実施形態のカラープリンタの制御系のハードウェア構成は、第1実施形態の図7によって説明したものと同様である。
図9は、その制御部の構成を機能的に示すブロック図であり、この第2実施形態のカラープリンタの制御系のハードウェア構成は、第1実施形態の図7によって説明したものと同様である。
よって、この第2実施形態のカラープリンタの制御部500は、図7のCPU501がROM503に記憶されているプログラムを実行し、その際に図示しない不揮発性メモリ内のデータおよび各センサ511からの信号を参照して、各負荷512を制御することにより、定着制御部71,廃熱吸引制御部72,およびプロセス制御部73としての機能を実現できる。そして、その各制御部により、この発明に関わる予熱状況判断手段,熱量調整手段,装置状況判断手段,および廃熱吸引調整手段としての機能を果すことができる。
定着制御部71は、定着熱量を制御する。この制御は、図5,図6によって説明したものと略同様である。但し、廃熱吸引制御部72による各廃熱吸引部81,82の吸引制御の影響を考慮する必要がある。
廃熱吸引制御部72は、定着ユニット10からの廃熱(実際にはそれを含む空気)と排紙部からの廃熱(実際にはそれを含む空気)をそれぞれ廃熱吸引部81,82によって吸引させ、転写前の転写紙へ向けて送風させる制御を行う。
廃熱吸引制御部72は、定着ユニット10からの廃熱(実際にはそれを含む空気)と排紙部からの廃熱(実際にはそれを含む空気)をそれぞれ廃熱吸引部81,82によって吸引させ、転写前の転写紙へ向けて送風させる制御を行う。
プロセス制御部73は、第1実施形態と同様に、トナー画像を形成させると共に、給紙ユニット5の給紙カセット6から転写紙を給紙させ、その転写紙にトナー画像を転写させ、その転写紙に転写されたトナー画像を定着ユニット10で定着させ、その定着後の転写紙を排紙トレイに排紙させるまでの一連のプロセスの制御を行う。
この第2実施形態のカラープリンタでは、ユーザ(実際にはユーザが操作する図7の外部装置510)からの印刷要求を極力待たせずに実行させなくてはならないため、定着ユニット10内の定着ローラ11が冷めきった状態から印刷可能になる目標温度に達するまでの加熱(起動時のウォームアップ処理などのカタログスペックに影響する動作の一つ)は最短で実現させなくてはならない。定着ローラ11が冷めきった状態からそれを加熱する場合には、廃熱吸引部81,82によって廃熱を吸引すると、定着ローラ11の加熱を阻害してしまう。
そこで、カタログスペックに影響しないように、定着ユニット10内の定着ローラ11の加熱を最優先とする場合、プロセス制御部73は、定着ローラ11の加熱に影響しない所定時間(予め決められた時間)を経過するまで、廃熱吸引制御部72に対して吸引要求を出さない。それによって、定着ローラ11の加熱に影響しない所定時間を経過するまで、廃熱吸引部81,82による廃熱吸引が開始されない。この制御は、カラープリンタの状況に応じた廃熱吸引部81,82の廃熱吸引の調整に含まれる。
また、転写紙における定着ローラ11の軸方向(主走査方向)の幅が小さくなると、定着ローラ11の軸方向の端部の熱が転写紙に移動しないため、定着ユニット10からの廃熱が大きくなり、逆に排紙部からの廃熱量は小さくなる。そのため、プロセス制御部73は、給紙カセット6から給紙させる転写紙のサイズ(実際には主走査方向の幅)に合わせて、廃熱吸引部81の吸引強度(定着ユニット10からの廃熱の吸引強度)と、廃熱吸引部82の吸引強度(排紙部からの廃熱の吸引強度)を個別に判断し、その各吸引強度を廃熱吸引制御部72に対して指示する。廃熱吸引制御部72は、指示された各吸引強度になるように廃熱駆動源81b,82bを個別に駆動する(例えば回転速度を変更する)ことにより、廃熱吸引部81,82の各吸引強度を調整する。この制御も、カラープリンタの状況に応じた廃熱吸引部81,82の廃熱吸引の調整に含まれる。
ここで、給紙カセット6から給紙される転写紙のサイズは、図7の外部装置510上でのユーザの操作によって指定され、印刷用の画像データと共に外部装置510から送られてくる。そのため、プロセス制御部73が、外部装置510から受ける転写紙のサイズをそのまま、又はそのサイズのうちの転写紙の主走査方向の幅をRAM502又は不揮発性メモリに記憶しておけば、給紙カセット6からの転写紙の給紙時に、その転写紙の主走査方向の幅を取得することができる。あるいは、転写紙の搬送経路上に転写紙の主走査方向の幅を検知する幅検知センサを配置しておき、プロセス制御部73が、給紙カセット6からの転写紙の給紙時に、その転写紙の主走査方向の幅を幅検知センサの検知結果により取得することもできる。
転写紙の主走査方向の幅と廃熱吸引部81,82の各吸引強度との関係は予め決められており、その関係を示すデータを図7のROM503又は図示しない不揮発性メモリに記憶しておく。それにより、プロセス制御部73が、給紙カセット6から給紙させた転写紙の主走査方向の幅を取得したときに、その幅に対応する廃熱吸引部81,82の各吸引強度を個別に判断することができる。
また、連続印刷の初期などでは、排紙枚数が少ないため、排紙部からの廃熱は期待できず、吸引駆動源を動かすコスト(電気代等)の方が大きい場合があるので、プロセス制御部73が、次のような制御を行う。つまり、連続印刷開始時に廃熱吸引制御部72に対して廃熱吸引部81の吸引(定着ユニット10からの廃熱吸引)のみを要求した後、連続印刷開始時からの排紙枚数をRAM502を用いることによって計数(カウント)する。そして、その排紙枚数が予め設定された所定枚数を経過した場合に、廃熱吸引制御部72に対して廃熱吸引部82の吸引(排紙部からの廃熱吸引)も要求する。
このように、この第2実施形態のカラープリンタが、自己の状況に応じて廃熱吸引部の廃熱吸引(廃熱吸気)を調整して、転写前の転写紙に対する予熱を行うと共に、転写前の転写紙の予熱状況を判断し、その予熱状況に応じて、転写紙にトナー画像を定着する際の熱量がその定着に必要な定着熱量になるように、定着ユニットから発生する熱量を調整する。それにより、転写紙にトナー画像の定着に必要なだけの熱量を与えるのみで、それ以上無駄な熱量を与えないようにすることが可能になるので、カラープリンタの性能を低下させることなく、省エネを実現することができる。
さらに、第1実施形態の上記(A1)〜(A8)に示した作用効果と同様の作用効果を得ることもできる。
また、以下の(B1)〜(B5)に示すような作用効果を得ることもできる。
また、以下の(B1)〜(B5)に示すような作用効果を得ることもできる。
(B1)定着ユニット内の定着ローラの加熱を最優先とする場合、その加熱に影響しない所定時間を経過するまで、廃熱吸引部による廃熱吸気を開始させないようにする。それにより、ウォームアップ処理などのカタログスペックに影響する動作で、定着ローラを最短時間で目標温度まで加熱させたい時に廃熱吸気による定着ローラの温度低下を防止し、且つ最短時間で定着ローラを目標温度まで加熱させることができる。
(B2)廃熱吸引部として、廃熱放出度合いの異なる2箇所である定着ユニットと排紙部からの各廃熱をそれぞれ吸引する2つの廃熱吸引部を備えることにより、廃熱放出度合いの異なる2箇所の廃熱吸引制御を個別に実施することができる。
(B3)2箇所の廃熱吸引制御を個別に実施することにより、2箇所の廃熱放出有無に応じた吸気制御を実施することができる。
(B4)廃熱吸引部による吸気強度を調整することにより、廃熱を適量吸引することができる。
(B3)2箇所の廃熱吸引制御を個別に実施することにより、2箇所の廃熱放出有無に応じた吸気制御を実施することができる。
(B4)廃熱吸引部による吸気強度を調整することにより、廃熱を適量吸引することができる。
(B5)給紙する転写紙のサイズに応じて2つの廃熱吸引部による吸気強度を調整する。それにより、転写紙のサイズが定着ローラの軸方向に小さくなると、転写紙の吸熱量が小さくなって定着ユニットからの廃熱量が大きくなるため、2箇所の廃熱量に応じた吸熱をすることができる。
次に、この発明による画像形成装置の第3実施形態である定着の廃熱を利用するカラープリンタの機構部の構成について説明する。
図10は、そのカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を含む機構部(露光ユニットを除く)の概略構成例を示す図であり、図8と対応する部分には同一符号を付している。なお、定着の廃熱を利用するための機構以外の機構は、図1〜図3によって説明したものと同様である。
図10は、そのカラープリンタにおける定着の廃熱を利用するための機構を含む機構部(露光ユニットを除く)の概略構成例を示す図であり、図8と対応する部分には同一符号を付している。なお、定着の廃熱を利用するための機構以外の機構は、図1〜図3によって説明したものと同様である。
この第3実施形態のカラープリンタは、図10に示すように、廃熱吸引部81,82を配設している。廃熱吸引部81は、定着ユニット10付近の廃熱(定着ユニット10からの廃熱)を吸引する吸引口81aと、吸引口81aを塞ぐことができるシャッタ81cとを備えている。廃熱吸引部82は、定着ユニット10を抜けた転写紙Sからの廃熱、つまり排紙ローラ対13等からなる排紙部付近の廃熱(排紙部からの廃熱)を吸引する吸引口82aと、吸引口82aを塞ぐことができるシャッタ82cとを備えている。廃熱ダクト15の廃熱吸引部81,82側には、それらの吸引を行うための共通のファン等の廃熱駆動源83を備えている。
このカラープリンタにおいても、定着ユニット10からの廃熱は廃熱吸引部81の吸引口81aから、排紙部からの廃熱は廃熱吸引部82の吸引口82aからそれぞれ吸引されて、廃熱ダクト15を通り、廃熱排出部16の排出口16aから排出され、転写前の転写紙Sに吹き付けられる。但し、廃熱駆動源83が駆動しているときに、シャッタが開いている吸引口からは廃熱吸引が可能になり、廃熱吸引しない場合はシャッタを閉じる。どちらの吸引口からも廃熱を吸引しない場合は、廃熱駆動源83を停止させる。シャッタ81c,82cの位置を個別に調整可能にすれば、第2実施形態で実施した給紙転写紙サイズに応じた廃熱吸引部81,82の各吸引強度の個別の調整を行うことは可能であるが、その微調整は難しい。しかし、それ以外のことは第2実施形態と同様に実現可能である。廃熱吸引部81,82,廃熱駆動源83,廃熱ダクト15,および廃熱排出部16は、予熱手段を構成する。
この第3実施形態のカラープリンタの制御部は、第2実施形態と同様に、図7のCPU501がROM503に記憶されているプログラムを実行し、その際に図示しない不揮発性メモリ内のデータおよび各センサ511からの信号を参照して、各負荷512を制御することにより、図9の定着制御部71,廃熱吸引制御部72,およびプロセス制御部73としての機能を実現できる。そして、その各制御部により、この発明に関わる予熱状況判断手段,熱量調整手段,装置状況判断手段,および廃熱吸引調整手段としての機能を果すことができる。但し、第3実施形態では、プロセス制御部73および廃熱吸引制御部72による制御が第2実施形態と若干異なる。その点を以下に示す。
シャッタ81c,82cの個別の駆動(開閉)制御は、図8の廃熱駆動源81b,82bの個別の駆動(オン/オフ)制御に対応するため、図9の機能ブロックで説明すると、シャッタ81c,82cの個別の開閉や位置(吸引強度に対応する)の判断はプロセス制御部73が実施し、シャッタ81c,82cの個別の開閉動作や位置調整動作は廃熱吸引制御部72が実施する。なお、それらの動作は、実際には図示しないモータ等の駆動手段のオン/オフや駆動時間の可変設定によって実施することができる。
したがって、この第3実施形態のカラープリンタおいても、第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、2つの廃熱吸引部の廃熱駆動源として、共通の廃熱駆動源を備えることにより、廃熱駆動源のコストを省くこともできる。
なお、第1実施形態のカラープリンタにおいても、起動時など、定着ユニット10の定着ローラ11の加熱を最優先とする場合、定着ローラ11の加熱に影響しない所定時間を経過するまで、廃熱吸引部14による廃熱吸引を開始させないようにすることができる。つまり、第1実施形態のカラープリンタでは、廃熱吸引部が1つのみであるが、その廃熱吸引部の吸引強度を当該プリンタの状況に応じて調整することができる。
なお、第1実施形態のカラープリンタにおいても、起動時など、定着ユニット10の定着ローラ11の加熱を最優先とする場合、定着ローラ11の加熱に影響しない所定時間を経過するまで、廃熱吸引部14による廃熱吸引を開始させないようにすることができる。つまり、第1実施形態のカラープリンタでは、廃熱吸引部が1つのみであるが、その廃熱吸引部の吸引強度を当該プリンタの状況に応じて調整することができる。
以上、この発明を、各感光体から各色のトナー像を中間転写体上に順次重ねて転写した後、そのフルカラーのトナー画像を転写材に一括転写する間接転写方式のカラープリンタに適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らない。つまり、各感光体から転写材に直接各色のトナー画像を転写する直接転写方式のカラープリンタには勿論、間接転写方式又は直接転写方式のカラー複写機,カラーファクシミリ装置,デジタルカラー複合機(MFP)等の電子写真方式の画像形成装置にもこの発明を適用可能である。あるいは、モノクロ等の単色の画像形成装置や、2色又は3色等の色数の画像形成装置にも、この発明を適用可能である。
〔この発明に関わるプログラム〕
このプログラムは、画像形成装置を制御するコンピュータ(CPU)に、この発明に関わる予熱状況判断手段,熱量調整手段,装置状況判断手段,および廃熱吸引調整手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような作用効果を得ることができる。
このプログラムは、画像形成装置を制御するコンピュータ(CPU)に、この発明に関わる予熱状況判断手段,熱量調整手段,装置状況判断手段,および廃熱吸引調整手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような作用効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめから画像形成装置に備えるROM、あるいは不揮発性メモリ(フラッシュROM,EEPROM等)、あるいはHDD(ハードディスク装置)などの記憶手段に格納しておいてもよいが、次のようにすることもできる。つまり、記録媒体であるCD−ROM、あるいはメモリカード,フレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムを画像形成装置にインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそれらの記録媒体からこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
1(1Y,1C,1M,1K):感光体ドラム 2:中間転写ベルト
3(3Y,3C,3M,3K):1次転写ローラ 4:2次転写ローラ
5,5′:給紙ユニット 6:給紙カセット 7:給紙ローラ
8:レジストローラ対 9:2次転写対向ローラ 10:定着ユニット
11:定着ローラ 11a:加熱ヒータ 12:加圧ローラ 13:排紙ローラ対
14,81,82:廃熱吸引部 14a,81a,82a:吸引口
14b,81b,82b,83:廃熱駆動源 15:廃熱ダクト 16:廃熱排出部
16a:排出口 23:分離ファン 24:吸気ファン 25:ピックベルト
50:露光ユニット 71:定着制御部 72:廃熱吸引制御部
73:プロセス制御部 81c,82c:シャッタ
100(100Y,100C,100M,100K):プロセスユニット
500:制御部 501:CPU 502:RAM 503:ROM
504:I/O制御部 510:外部装置 511:各センサ 512:各負荷
3(3Y,3C,3M,3K):1次転写ローラ 4:2次転写ローラ
5,5′:給紙ユニット 6:給紙カセット 7:給紙ローラ
8:レジストローラ対 9:2次転写対向ローラ 10:定着ユニット
11:定着ローラ 11a:加熱ヒータ 12:加圧ローラ 13:排紙ローラ対
14,81,82:廃熱吸引部 14a,81a,82a:吸引口
14b,81b,82b,83:廃熱駆動源 15:廃熱ダクト 16:廃熱排出部
16a:排出口 23:分離ファン 24:吸気ファン 25:ピックベルト
50:露光ユニット 71:定着制御部 72:廃熱吸引制御部
73:プロセス制御部 81c,82c:シャッタ
100(100Y,100C,100M,100K):プロセスユニット
500:制御部 501:CPU 502:RAM 503:ROM
504:I/O制御部 510:外部装置 511:各センサ 512:各負荷
Claims (10)
- 転写材を供給する転写材供給手段と、該転写材供給手段によって供給された転写材に像担持体に担持されたトナー画像を転写する転写手段と、該転写手段によって前記転写材に転写されたトナー画像を定着させる定着手段と、該定着手段付近の廃熱で前記転写手段による転写前の転写材を予熱する予熱手段とを有する画像形成装置であって、
前記予熱手段による前記転写前の転写材の予熱状況を判断する予熱状況判断手段と、
該予熱状況判断手段によって判断された予熱状況に応じて、前記転写材に前記トナー画像を定着する際の熱量が該定着に必要な定着熱量になるように、前記定着手段から発生する熱量を調整する熱量調整手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記予熱手段は、前記廃熱を前記転写前の転写材に送風することにより、該転写材を予熱することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記予熱手段は、前記廃熱を含んだ空気を前記転写前の転写材に直接吹き付けることにより、該転写材を予熱することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記転写材供給手段は、セットされている転写材の束から最上面の転写材のみを供給するために、該転写材をエアによって分離する手段を有し、
前記予熱手段は、前記エアを利用して前記廃熱を含んだ空気を前記転写前の転写材に直接吹き付けることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記予熱状況判断手段は、前記廃熱の送風時間を計測する手段を有し、該手段による計測時間によって前記予熱状況を判断することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記熱量調整手段は、前記予熱状況判断手段によって判断された予熱状況から前記転写前の転写材の予熱が十分であると判断した場合に、前記定着手段から発生する熱量を、前記定着熱量から予め設定された定着前の目標熱量を減算した熱量に調整することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記転写前の転写材の温度を検知する温度検知手段を設け、
前記予熱状況判断手段は、前記温度検知手段による検知温度によって前記予熱状況である前記転写前の転写材の予熱量を判断することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記予熱手段によって前記転写前の転写材が予熱される箇所付近の温度を検知する温度検知手段を設け、
前記予熱状況判断手段は、前記温度検知手段による検知温度によって前記予熱状況である前記転写前の転写材の予熱量を判断することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記予熱手段は、前記定着手段付近の廃熱を吸引する手段を有し、
当該画像形成装置の状況を判断する装置状況判断手段と、
該装置状況判断手段よって判断された当該画像形成装置の状況に応じて前記廃熱の吸引を調整する廃熱吸引調整手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 転写材を供給する転写材供給手段と、該転写材供給手段によって供給された転写材に像担持体に担持されたトナー画像を転写する転写手段と、該転写手段によって前記転写材に転写されたトナー画像を定着させる定着手段と、該定着手段付近の廃熱で前記転写手段による転写前の転写材を予熱する予熱手段を有する画像形成装置における定着熱量制御方法であって、
前記予熱手段による前記転写前の転写材の予熱状況を判断する予熱状況判断工程と、
該予熱状況判断工程によって判断された予熱状況に応じて、前記転写材に前記トナー画像を定着する際の熱量が該定着に必要な定着熱量になるように、前記定着手段から発生する熱量を調整する熱量調整工程とを有することを特徴とする定着熱量制御方法。
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JP2011151894A JP2012073587A (ja) | 2010-09-02 | 2011-07-08 | 画像形成装置およびその定着熱量制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016206611A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2017219867A (ja) * | 2017-09-07 | 2017-12-14 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2018013703A (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2011
- 2011-07-08 JP JP2011151894A patent/JP2012073587A/ja not_active Withdrawn
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JP2016206611A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
US10162305B2 (en) | 2015-04-28 | 2018-12-25 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having air cooling system |
US10503118B2 (en) | 2015-04-28 | 2019-12-10 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having air cooling system |
JP2018013703A (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017219867A (ja) * | 2017-09-07 | 2017-12-14 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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