JP7186553B2 - 流し台用の被覆部材、被覆構造、施工方法 - Google Patents
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図1は、本実施形態の改装後の流し台としての洗面化粧台100を示す斜視図である。図1に示すように、洗面化粧台100は、湯水を貯水又は排水可能な洗面器110と、洗面器110の下部に配置され、内部に物品の収容空間が形成されるキャビネット120と、洗面器110に湯水を吐水可能な混合水栓150と、キャビネット120の前側の下方に配置される蹴込部2と、を有する。洗面化粧台100の蹴込部2の前側には、被覆構造1が設けられている。
なお、本明細書において、洗面化粧台100の使用時に使用者が位置する方を前方、前方に対向する奥側を後方と呼び、前方から後方に向かった状態で左右方向を規定する。
一対のキャビネット側面121は、洗面器110の左右の側縁から下方に延出する。
前扉122は、洗面器110の前側の側縁から下方に延び、床面から所定距離上方に離れた位置が下端部になっている。
背面部123は、前扉122に対向して背面側に配置される板材であり、建物の壁面にネジで固定される。
図2に示すように、被覆構造1は、被覆部材10と、蹴込部2と、を有する。
被覆部材10は、図3に示すように、改装後の洗面化粧台100の蹴込部2に取り付けられ、蹴込部2の前方を被覆する。被覆部材10は、平面視略コの字状に形成され、前面部11と、一対の側面部12と、第2係合部13と、第1補強部材14と、第2補強部材15と、を有する。
係合部取付部131は、略長方形の板面であり、側面部12の内側面にネジで締結される。
嵌合爪132は、係合部取付部131の長手方向の略中央部に設けられ、前面部11から離れる方向、すなわち蹴込部2側に向かって突出する。嵌合爪132は、先端側に前面部11側へ向かって凸となる嵌合片132aが形成される。第2係合部13の嵌合爪132と、後述する第1係合部4とが互いに係合することで、被覆部材10が蹴込部2に固定される。
第1係合部4は、図2及び図4に示すように、蹴込部2の前面に取り付けられる。具体的には、第1係合部4は、蹴込部2の幅方向両側で、被覆部材10の側面部12の厚さ分内側にずれた位置に配置されている。第1係合部4は、取付面部41と、嵌合受け部42とを有する。
位置決め部5は、長方形のシールであり、蹴込部2の幅方向の両端に貼付される。なお、他の実施形態における位置決め部5は、シールでなくてもよく、糊がついていないフィルム状の部材でもよい。この場合、別途、糊等を用いて、位置決め部5を貼ればよい。また、位置決め部5は、長方形でなくてもよい。位置決め部5は、蹴込部2の前面で、幅方向の両端部と上端との角部に対応する位置に配置される。位置決め部5の幅方向内側及び下縁に沿って、取付面部41の角を位置合わせすれば、取付面部41が第2係合部13に係合可能な位置に取り付けられる。
案内溝420は、嵌合受け部42の外縁が第2係合部13よりも一回り大きく形成され、かつ内側(前面部の略中央部側)に向かって突出することで、外縁同士の間に前後方向に延びるように成される。案内溝420に、第2係合部13の嵌合爪132が案内される。
凹部421は、案内溝420の奥側が窪むことで形成される。凹部421に嵌合爪132の嵌合片132aが係止されることで、嵌合爪132が第1係合部4に嵌合する。
改装後の洗面化粧台100における蹴込部2の上端でかつ幅方向両端の角部に、位置決め部5を貼る。そして、位置決め部5の下方内側端部に、第1係合部4の取付面部41を合わせて接合し、第1係合部4をネジで取り付ける。第1係合部4の取付面部41は、嵌合受け部42の奥側の端部から、蹴込部2に沿って延び、蹴込部2に取り付けられる平坦な板面である。位置決め部5により、第1係合部4における取付面部41が、位置を正確に決められるとともに、嵌合受け部42の固定位置が規定される。これにより、嵌合爪132と嵌合受け部42とが嵌合可能に向き合うことになる。位置決め部5の寸法は、被覆部材10が蹴込部2に取り付けられた際に、取付面部41が側面部12の板厚よりも内側であり、蹴込部2の所定位置(嵌合受け部42が嵌合爪132に嵌合可能な位置)に配置されるように、決められている。
被覆部材10を蹴込部2側に近付けて、第2係合部13の嵌合爪132を、第1係合部4の嵌合受け部42に形成された案内溝420に沿わせつつ、嵌合片132aを凹部421に嵌合させる。これにより、被覆部材10が改装後の蹴込部2に取り付けられ、蹴込部2の前方に位置する床材の一部を覆う。
本実施形態では、洗面化粧台用の被覆部材10を、改装後の洗面化粧台100の蹴込部2に取り付け、蹴込部2の前方を被覆するように構成した。
本実施形態によれば、改装後のキャビネット120が、改装前のキャビネットよりも奥行方向の寸法が小さくなったことで、改装前の床材9が露出した場合に、キャビネット120の蹴込部2の前方を被覆する被覆部材10を取り付けることで、改装前の床材9が露出した部分を隠すことができる。このため、改装後のキャビネット120回りの美観を容易に向上させることができる。
本実施形態では、蹴込部2の前面に取り付けられた第1係合部4に、被覆部材10の側面部12の裏面に取り付けられた第2係合部13を係合させることで被覆部材10が蹴込部2を覆うので、第1係合部4や第2係合部13が被覆部材10の外側から視認されない。このため、改装後の蹴込部2の美観を向上させることができる。
嵌合爪132と嵌合受け部42との係止嵌合により被覆部材10と蹴込部2が固定されるので、第1係合部4及び第2係合部13を容易かつ目立たなく構成することができる。
前面部11の中央部が第1補強部材14により裏打ちされているので、前面部11の剛性及び強度が高まる。仮に、前面部11が洗面化粧台100の使用者のつま先で蹴られることがあったとしても、被覆構造1の形状を維持することができる。
位置決め部5により、第1係合部4を取り付ける位置を容易に知ることができる。また、第1係合部4の取り付け位置を正確にすることで、第1係合部4と第2係合部13との係合、より詳細には、嵌合爪132と嵌合受け部42との嵌合部が確実に行われ、嵌合爪132及び嵌合受け部42が外れることを防止できる。また、被覆部材10と第1係合部4とのがたつきや変形等を防止することができる。
図5は、他の実施形態に係る被覆構造1Aの模式図である。
他の実施形態では、前面部11A及び一対の側面部12Aは別体であり、前面部11Aの側面に側面部12Aを取り付けて構成される。
2 蹴込部
4 第1係合部
5 位置決め部
10 被覆部材
11 前面部
12 側面部
13 第2係合部
14 第1補強部材(補強部材)
41 取付面部
42 嵌合受け部
100 洗面化粧台
132 嵌合爪
Claims (10)
- 改装後の流し台の蹴込部に取り付けられ、前記蹴込部の前方を被覆する、流し台用の被覆部材であって、
前記蹴込部は、当該蹴込部の前面に取り付けられる第1係合部を備え、
前記蹴込部の前方を被覆する前面部と、前記前面部の幅方向の両端から前記蹴込部の幅方向の両端まで延びる一対の側面部と、を有し、
前記蹴込部に面する前記被覆部材の前記側面部の裏面に取り付けられ、前記第1係合部に係合する第2係合部と、を有する、流し台用の被覆部材。 - 前記第2係合部は、前記蹴込部側に向かって突出する一対の嵌合爪を有し、
前記第1係合部は、前記被覆部材の前面部側に向かって突出し前記嵌合爪に嵌合する一対の嵌合受け部を有する、請求項1に記載の流し台用の被覆部材。 - 改装後の流し台の蹴込部に取り付けられ、前記蹴込部の前方を被覆する、流し台用の被覆部材であって、
前記蹴込部は、当該蹴込部の前面に取り付けられる第1係合部を備え、
前記蹴込部の前方を被覆する前面部と、前記前面部の幅方向の両端から前記蹴込部の幅方向の両端まで延びる一対の側面部と、を有し、
前記蹴込部に面する前記被覆部材の前記前面部の裏面に取り付けられ、前記第1係合部に係合する第2係合部と、を有する、流し台用の被覆部材。 - 前記蹴込部の幅方向の中央部と、前記前面部の幅方向の中央部との間に配置される補強部材をさらに有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の流し台用の被覆部材。
- 前記一対の側面部を構成する一対の側板と、前記前面部を構成する前板と、が接合されて構成される、請求項1~4のいずれか1項に記載の流し台用の被覆部材。
- 前記流し台は、洗面化粧台である、請求項1~5のいずれか1項に記載の流し台用の被覆部材。
- 請求項1~6のいずれか1項に記載の前記流し台用の被覆部材と、前記蹴込部とを備える、流し台用の被覆構造。
- 請求項2に記載の前記流し台用の被覆部材と、前記蹴込部とを備える、流し台用の被覆構造であって、
前記第1係合部は、前記嵌合受け部を固定支持する取付面部を有し、
前記取付面部は、その角部が前記蹴込部の前面の角部に対応する位置に配置され、前記嵌合受け部の固定位置を規定する位置決め部に沿って、位置合わせして取り付けられる、流し台用の被覆構造。 - 請求項1~6のいずれか1項に記載の流し台用の被覆部材と、
前記蹴込部と、を備える、洗面化粧台。 - 請求項5に記載の流し台用の被覆部材の施工方法であって、
前記前板を前記改装後の流し台の幅方向の寸法に合わせて切断する前板切断工程と、
切断後の前記前板の両端に前記一対の側板を接合する側板接合工程と、を有する、流し台用の被覆構造の施工方法。
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