JP7186326B1 - 海洋構造物 - Google Patents
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Abstract
Description
第1のリブと第2のリブとの間隔は、第3のリブと第4のリブとの間隔よりも狭い。これにより、第1のリブと第2のリブとによって、ジャケット脚の荷重を受け止めやすくすることができる。
図1から図5に示すように、海洋構造物10は、鋼管杭20と、ジャケット30と、を備えている。なお図1には、海洋構造物10の施工に用いられる作業船85も併せて図示されている。
ジャケット30は、ジャケット脚31と、デッキ32と、ブレース33と、を備えている。
図2に示すように、各ジャケット脚31は、基部34と、本体部35と、を備えている。
基部34は、ジャケット脚31の下端に位置する。基部34は、鋼管杭20の内部に挿入されている。ジャケット脚31のうち、少なくとも基部34の外径は、鋼管杭20の内径よりも小さい。基部34の外径が鋼管杭20の内径よりも小さければ、本体部35の外径は鋼管杭20の内径以上であってもよい。ジャケット脚31の全体の外径が、鋼管杭20の内径よりも小さくてもよい。基部34の下端は、鋼管杭20の外部の海底面12よりも下方に位置している。基部34の上端は、鋼管杭20の外部の海底面12よりも上方に位置している。基部34は、鉛直方向に対して実質的に平行である。
ブレース33は、ジャケット脚31と接続される。具体的には、ブレース33は、水平方向に隣り合うジャケット脚31を連結する。これにより、ブレース33は、ジャケット30を補強する。ブレース33は、デッキ32よりも下方に位置している。ブレース33は、ジャケット脚31の本体部35を水平方向に連結する。ブレース33は、水平方向に対して傾斜している。ブレース33は、水平方向に隣り合うジャケット脚31の間にたすき掛けされている。ブレース33は、鉛直方向に複数段(図示の例では2段)設けられている。
また、グラウト充填空間50には、エマージェンシーホール52aが接続されている。エマージェンシーホール52aは、供給管52の予備として設けられる。すなわち、エマージェンシーホール52aは、何らかの理由により供給管52を用いてグラウト充填空間50にグラウト51を充填することが不可能となった場合に、グラウト充填空間50へのグラウト51の充填を継続できるようにするために設けられる配管である。エマージェンシーホール52aは、ジャケット脚31を挟んで、ブレース33と反対側に設けられることが好ましい。これにより、エマージェンシーホール52aを用いたグラウト51の充填の作業性を向上させることが好ましい。
つまり、円環状フランジ38は、海洋構造物10の施工時において、ジャケット脚31と鋼管杭20とを仮保持するためにのみ用いられる。海洋構造物10の完成後は、円環状フランジ38は、例えば、海洋構造物10から完全に取り外される。具体的には、円環状フランジ38は、リブ40がジャケット脚31から切断されることで、ジャケット脚31から取り外される。その後、円環状フランジ38をジャケット脚31の基部34の周方向に沿って複数に分割されることで、ジャケット脚31から完全に取り外される。
なお、本実施形態において、リブ40の上端は、水平方向に沿って見て、グラウトシール受けプレート39から突出している。これにより、リブ40をジャケット30の外側から容易に目視可能とする。
グラウト51としては、経時硬化性の材料が挙げられる。グラウト51としては、例えば、超高強度グラウト材が挙げられる。
配管58は、円環状フランジ38の第2領域38bに設けられている。図4に示すように、配管58は、周方向に間隔をあけて複数(図示の例では3つ)設けられている。
各配管58の少なくとも一部は、グラウトシール受けプレート39によって水平方向の外側から覆われている。なお図示の例では、各配管58の上端は、グラウトシール受けプレート39の上端よりも上方に位置している。
第1のリブ41と第2のリブ42との間隔は、第3のリブ43と第4のリブ44との間隔よりも狭い。これにより、第1のリブ41と第2のリブ42とによって、ジャケット脚31の荷重を受け止めやすくすることができる。
例えば、ジャケット脚31にリブ40によって取り付けられた円環状フランジ38は、ジャケット30構造体から除去されずに残置されてもよい。具体的には、例えば、第1のリブ41及び第2のリブ42とジャケット脚31との間を切断する。これにより、施工後の海洋構造物10において、ジャケット脚31と鋼管杭20との間の応力の伝達経路に、円環状フランジ38が含まれなくなる。したがって、ジャケット脚31と鋼管杭20との間における応力の伝達は、硬化後のグラウト51のみを介してされるようになる。このことで、本発明に係る海洋構造物10の作用効果は担保できる。また、この場合において、第1のリブ41及び第2のリブ42とジャケット脚31との間のみに限らず、第3のリブ43及び第4のリブ44とジャケット脚31との間も同時に切断してもよい。
また、円環状フランジ38をジャケット脚31の基部34の周方向に沿って複数に分割する際の補助として、円環状フランジ38を切断容易とするための切れ目を設けてもよい。前記切れ目は、例えば、ジャケット脚31を挟んで、ブレース33と反対側に設けられることが好ましい。
また、円環状フランジ38の当接部は、ライナープレート56を取り付けることで形成されなくてもよい。例えば、円環状フランジ38は、厚さの異なる円弧状の部材を接合することで形成されてもよい。
20 鋼管杭
30 ジャケット
31 ジャケット脚
33 ブレース
38 円環状フランジ
39 プレート
40 リブ
41 第1のリブ
42 第2のリブ
43 第3のリブ
44 第4のリブ
50 グラウト充填空間
51 グラウト
54 グラウトシール
Claims (11)
- 鋼管杭と、
前記鋼管杭の内径よりも小さな外径のジャケット脚と、
前記ジャケット脚に取り付けられる円環状フランジであって、前記鋼管杭の内周面と前記ジャケット脚の外周面との間に形成されるグラウト充填空間の上方に取り付けられる円環状フランジと、
を備える海洋構造物であって、
前記円環状フランジは、前記グラウト充填空間に充填されるグラウトが硬化した後、前記ジャケット脚から取り外される、
ことを特徴とする海洋構造物。 - 前記円環状フランジは、リブを介して前記ジャケット脚に接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の海洋構造物。 - 前記円環状フランジは、前記グラウト充填空間に充填される前記グラウトが硬化した後、前記リブが前記ジャケット脚から切断されることで、前記ジャケット脚から取り外される、
ことを特徴とする請求項2に記載の海洋構造物。 - 前記グラウト充填空間から溢れた前記グラウトを受け止めるグラウトシールと、
前記円環状フランジから垂直に立設され、前記グラウトシールを保持するグラウトシール受けプレートと、
を更に備え、
前記グラウトシールは、前記鋼管杭、前記ジャケット脚、前記円環状フランジ、及び、前記グラウトシール受けプレートを覆う、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の海洋構造物。 - 前記円環状フランジは、リブを介して前記ジャケット脚に接続され、
前記リブの上端は、水平方向に沿って見て、前記グラウトシール受けプレートから突出している、
ことを特徴とする請求項4に記載の海洋構造物。 - 前記ジャケット脚と接続されるブレース、
を更に備え、
前記リブは、前記ジャケット脚を挟んで、前記ブレースと反対側に配置される、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の海洋構造物。 - 前記ジャケット脚と接続されるブレース、
を更に備え、
前記円環状フランジは、前記鋼管杭の上端と当接する当接部を含み、
前記当接部は、前記円環状フランジの前記当接部以外の部分よりも厚く、
前記当接部は、前記ジャケット脚を挟んで、前記ブレースと反対側に配置される、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の海洋構造物。 - 前記円環状フランジは、リブを介して前記ジャケット脚に接続され、
前記リブは、第1のリブと、第2のリブと、第3のリブと、第4のリブと、を含み、
前記当接部は、前記第1のリブと前記第2のリブとが配置され、
前記円環状フランジの前記当接部以外の部分は、前記第3のリブと前記第4のリブとが配置され、
前記第1のリブと前記第2のリブとの間隔は、前記第3のリブと前記第4のリブとの間隔よりも狭い、
ことを特徴とする請求項7に記載の海洋構造物。 - 前記第3のリブ及び前記第4のリブの板厚は、前記第1のリブ及び前記第2のリブの板厚よりも薄い、
ことを特徴とする請求項8に記載の海洋構造物。 - 前記円環状フランジは、前記ジャケット脚に直接溶接されていない、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の海洋構造物。 - 鋼管杭と、
前記鋼管杭の内径よりも小さな外径のジャケット脚と、
前記ジャケット脚が挿通可能な穴を有する円環状フランジであって、前記鋼管杭の内周面と前記ジャケット脚の外周面との間に形成されるグラウト充填空間の上方に取り付けられる円環状フランジと、
を備える海洋構造物であって、
前記ジャケット脚に溶接されるリブ、
を更に備え、
前記円環状フランジは、前記リブに溶接され、前記ジャケット脚には溶接されていない、
ことを特徴とする海洋構造物。
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