JP2003328372A - 杭基礎および杭基礎施工方法 - Google Patents

杭基礎および杭基礎施工方法

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JP2003328372A JP2002137557A JP2002137557A JP2003328372A JP 2003328372 A JP2003328372 A JP 2003328372A JP 2002137557 A JP2002137557 A JP 2002137557A JP 2002137557 A JP2002137557 A JP 2002137557A JP 2003328372 A JP2003328372 A JP 2003328372A
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近藤  誠
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一彦 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭とレグとの接合部における止水性を向上さ
せることができ、グラウト注入時におけるグラウトの漏
洩を防止することができる杭基礎および杭基礎施工方法
を提供することを目的としている。 【解決手段】 筒状のレグ5と、該レグ5に挿通される
杭6との間の接合部に装着され、弾性を有するとともに
環状に形成されており、かつその外側端部が前記レグ5
の内周面5aと接して設けられている少なくとも1つの
シール部材11,12と、前記シール部材11,12の
内部に形成された充填材室11a,12aと連通すると
ともに、該充填材室11a,12aに充填材を充填する
ための充填材圧送管13と、を具備することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は杭基礎および杭基礎
施工方法に関し、特に水底地盤上に構築される橋梁基礎
に用いる杭基礎および杭基礎施工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は橋梁における杭基礎10を示す斜
視図であり、この杭基礎10は、従来の剛構造であるケ
ーソン式基礎とは異なり、橋梁の主要部を構成する主塔
1と、その下部を囲むように設けられたジャケットレグ
2とを備えたジャケット型基礎3が水底地盤4上に据え
付けられ、このジャケットレグ2の複数のレグ5,5,
・・・をガイドとして複数の杭(たとえば鋼管杭)6,
6,・・・が水底地盤4に打設して構成されたものであ
る。この橋梁における杭基礎10では、杭6を打設する
際の杭6とレグ5との接合部におけるシール性(止水
性)が重要になる。というのは、作業者が杭6の切断作
業や、プラグ溶接作業のためにこのレグ5内に入らなけ
ればならないからである。
【0003】図9は、従来の杭基礎10の杭6とレグ5
との接合部を示す断面図であり、杭6とレグ5の下端と
の間にゴムシール材7が装着され、前記レグ5のゴムシ
ール材7よりわずかに上方の位置にはグラウト圧送管8
が設けられている。そして、このグラウト圧送管8によ
り杭6とレグ5との隙間に所定の高さまでグラウト9が
注入されている。この接合部においては、ゴムシール材
7により杭6とレグ5との接合部を止水するとともに、
グラウト9注入時の漏洩防止を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の杭6とレグ5との接合部においては、ゴムシール材
7により止水およびグラウト9注入時の漏洩防止を図っ
ているが、ゴムシール材7は硬質ゴム等により構成され
ているために、杭6を打ち込む際の衝撃により摩耗等が
生じやすく、シール材としての耐久性が不十分で、十分
な止水性が得られないという問題点があった。
【0005】また、この杭6とレグ5との接合部が水面
下に位置した場合においては、ゴムシール材7ではシー
ル材としての耐久性が不十分で、十分な止水性が得られ
ないために、グラウト9を注入する際の止水性が不十分
でグラウト9が漏洩してしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、杭とレグとの接合部における止水性を向上させる
ことができ、グラウト注入時におけるグラウトの漏洩を
防止することができる杭基礎および杭基礎施工方法を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の杭基礎および杭
基礎施工方法では、上記課題を解決するため、以下の手
段を採用した。すなわち、請求項1記載の杭基礎によれ
ば、筒状のレグと、該レグに挿通される杭との間の接合
部に装着され、弾性を有するとともに環状に形成されて
おり、かつその外側端部が前記レグの内周面と接して設
けられている少なくとも1つのシール部材と、前記シー
ル部材の内部に形成された充填材室と連通するととも
に、該充填材室に充填材を充填するための充填材圧送管
と、を具備することを特徴とする。
【0008】この杭基礎においては、充填材圧送管を介
して充填材室に充填材が充填されると、シール部材の内
側端部が杭の外周面と接するようになる。
【0009】請求項2記載の杭基礎によれば、請求項1
に記載の杭基礎において、前記シール部材の、前記杭が
挿入されてくる側には、フラッシング手段が設けられて
いることを特徴とする。
【0010】この杭基礎においては、シール部材と杭の
外周面との当接する部位がフラッシング手段によりフラ
ッシング(洗浄)されることとなる。
【0011】請求項3記載の杭基礎によれば、請求項1
に記載の杭基礎において、前記シール部材の、前記杭が
挿入されてくる側には、少なくとも1つの環状リブが設
けられており、該リブの上面には、挿入されてくる前記
杭の先端を前記レグの中心軸線の側に導くように傾斜さ
せられた傾斜面が設けられていることを特徴とする。
【0012】この杭基礎においては、挿入されてきた杭
の先端がリブの上面に設けられた傾斜面に沿ってレグの
中心軸線の側に導かれるようになっている。
【0013】請求項4記載の杭基礎によれば、請求項3
に記載の杭基礎において、前記リブの半径方向の厚さ
は、前記充填室内に前記充填材が充填される前の前記シ
ール部材の半径方向の厚さよりも厚いことを特徴とす
る。
【0014】この杭基礎においては、杭が挿入される側
から見て、シール部材がレグの背面側に配置されること
となる。
【0015】請求項5記載の杭基礎によれば、請求項3
または4に記載の杭基礎において、前記シール部材は、
前記リブにより前記レグの内周面に固定されていること
を特徴とする。
【0016】この杭基礎においては、シール部材が、た
とえばレグの内周面に溶接固定(あるいは接着固定)さ
れたリブにより固定されることとなる。
【0017】請求項6記載の杭基礎施工方法によれば、
筒状のレグと、該レグに挿通される杭との間の接合部に
装着され、弾性を有するとともに環状に形成されてお
り、かつその外側端部が前記レグの内周面と接して設け
られ、内部に充填材室を有する少なくとも1つのシール
部材を具備する杭基礎を施工する際の杭基礎施工方法で
あって、前記充填材室に充填材を充填する段階と、前記
シール部材のうち最も上方に位置するものよりも上方に
存在していた水を排出する段階と、を具備していること
を特徴とする。
【0018】この杭基礎施工方法においては、充填材圧
送管を介して充填材室に充填材を充填して、シール部材
の内側端部が杭の外周面と当接させた後、シール部材の
うち最も上方に位置するものよりも上方に存在していた
水を排出する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1を参照しながら説明する。なお、従来と同一
の部材には同一の符号を付している。図1は本発明によ
る杭基礎100のレグ5と杭(たとえば鋼管杭)6との
間の接合部を示す側断面である。
【0020】図1に示すように、杭基礎100は、レグ
5と、杭6と、たとえば2つのシール部材11,12
と、充填材圧送管13とを主たる要素として構成された
ものである。
【0021】シール部材11,12は、たとえば硬質ゴ
ムからなるインフレタブルシールと呼ばれる、内部に充
填材室11a,12aが形成されたチューブ状のもので
ある。これらシール部材11,12は、レグ5の内周面
5aに沿って環状に配置されるものであり、たとえばボ
ルトナットなどの締結部材を介してレグ5の内周面5a
に固定されている。また、これらシール部材11,12
は、その外側端部(レグ側端部)がレグ5の内周面5a
に密着するように固定されている。
【0022】充填材圧送管13は、充填材注入用ポンプ
20と、シール部材11,12の内部に形成された充填
材室11a,12aとを連通するとともに、充填材注入
用ポンプ20から吐出されてきた充填材を充填材室11
a,12a内に導くためのものである。この場合の充填
材としては、たとえば空気、水、モルタル、グリースな
どといったものがある。図1に示すように、充填材圧送
管13の一端は充填材注入用ポンプ20に接続されてい
るとともに、その他端はシール部材11,12が位置す
るところのレグ5に接続されている。
【0023】このような構成により、充填材圧送管13
を介して充填材室11a,12a内に充填材が充填され
ていくと、図1に破線で示すように、シール部材11,
12がそれぞれ膨出し、これらシール部材11,12の
内側端部(杭側端部)が杭6の外周面6aと密着(ある
いは当接)することとなる。
【0024】つぎに、この杭基礎100を施工する際の
杭基礎施工方法について説明する。まず、予めシール部
材11,12を、レグ5の内周面5aの接合部に当たる
部分に装着しておく。ついで、レグ5をガイドとして杭
6をこのレグ5に挿入する。
【0025】つづいて、この杭6を水底地盤に打設す
る。打設完了後、充填材圧送管13を介して充填材注入
用ポンプ20から充填材室11a,12a内に充填材を
圧送し、シール部材11,12をそれぞれ杭6に向かっ
て膨出させる。そして、これらシール部材11,12の
内側端部がそれぞれ杭6の外周面6aと密着すれば、止
水が完全に行われたことになる。
【0026】そしてつぎに、上側(杭6が挿入されてく
る側)に位置するシール部材11よりも上方で、かつレ
グ5の内周面5aと杭6の外周面6aとの間に介在して
いる水を、たとえば汲み上げポンプ(図示せず)および
この汲み上げポンプに接続されたホース(図示せず)な
どを用いて外部に排出する。
【0027】そして、上側に位置するシール部材11よ
りも上の位置で杭を切断し、その位置に荷重伝達用のプ
ラグを溶接施工した後、レグ5と杭6との隙間に所定高
さまでグラウトを注入する。
【0028】このような杭基礎100および杭基礎施工
方法によれば、シール部材11,12のそれぞれの弾
性、および充填材室11a,12a内に充填された充填
材により膨出するシール部材11,12の内側端部がそ
れぞれ杭6の外周面6aと密着することにより、止水性
を格段に向上させることができる。したがって、シール
部材11,12によりグラウトの漏洩が防止されるの
で、グラウトが外部に漏洩するおそれがない。
【0029】また、図1に示すように、上側に位置する
シール部材11の上方で、かつレグ5の内周面5aに、
環状のリブ30が設けられていれば有利である。このリ
ブ30の半径方向(レグ5の中心軸線Cに対して直交す
る方向)の厚さt1は、充填材室11a,12a内に充
填材が充填される前のシール部材11,12の半径方向
の厚さt2よりも厚くなるように構成されている。ま
た、リブ30の上面30aは、挿入されてくる杭6の先
端を、レグ5の中心軸線Cの側に案内する傾斜面とされ
ている。
【0030】このように、上側から見てリブ30の裏側
(下側)にシール部材11,12が完全に隠れるように
配置されることとなり、杭6がレグ5内に挿入されてき
ても杭6の先端がシール部材11,12に当たらなくな
るので、杭6によるシール部材11,12の損傷を防止
することができる。また、傾斜面により杭6がレグ5の
略中心に案内されることとなるので、レグ5の内周面5
aと杭6の外周面6aとの隙間を略均一にすることがで
きる。これにより、シール部材11,12の内側端部と
杭6の外周面6aとの密着性を周方向にわたって略均一
にすることができ、止水性を向上させることができる。
【0031】図2は本発明による杭基礎200のレグ5
と杭6との間の接合部を示す側断面である。図2に示す
実施形態は、図1を用いて説明した実施形態と基本的に
同一の構成を有するものである。図2に示す実施形態の
ものは、上側に位置するシール部材11の上方にフラッ
シング手段250が設けられている点で図1に示す実施
形態のものと異なっている。したがって、以下このフラ
ッシング手段についてのみ説明することとする。
【0032】図2に示すように、フラッシング手段25
0は、フラッシング用ポンプ251と、フラッシング材
圧送管252と、リブ30を半径方向と略直交する方向
に貫通するフラッシング孔253とを主たる要素とする
ものである。フラッシング材圧送管252は、フラッシ
ング用ポンプ251とリブ30に形成されたフラッシン
グ孔253とを連通するとともに、フラッシング用ポン
プ251から吐出されてきたフラッシング材をシール部
材11,12の方に導くためのものである。この場合の
フラッシング材としては、たとえば空気、水などといっ
たものがある。図2に示すように、フラッシング材圧送
管252はレグ5と杭6との間の隙間に設けられ、その
一端はフラッシング用ポンプ251に接続されていると
ともに、その他端はリブ30の上面30aに接続されて
いる。
【0033】このような構成により、シール部材11,
12の内側(杭6と対向する側)表面(およびこの表面
と対向する杭6の外周面6a)に、たとえば水底の泥や
砂などの不純物が付着した場合、フラッシング材を噴き
出させることができて、これら不純物をシール部材1
1,12の内側表面(およびこの表面と対向する杭6の
外周面6a)から取り除くことができるようになってい
る。このように、フラッシング材によりシール部材1
1,12の内側表面(およびこの表面と対向する杭6の
外周面6a)がフラッシング(洗浄)されることによ
り、シール部材11,12の内側端部と杭6の外周面6
aとの密着性がさらに向上し、止水性をより向上させる
ことができる。
【0034】図3は本発明による杭基礎300のレグ5
と杭6との間の接合部を示す側断面である。図3に示す
実施形態は、図1を用いて説明した実施形態と基本的に
同一の構成を有するものである。図3に示す実施形態の
ものは、上側に位置するシール部材11の上方にフラッ
シング手段350が設けられている点で図1に示す実施
形態のものと異なっている。したがって、以下このフラ
ッシング手段についてのみ説明することとする。
【0035】図3に示すように、フラッシング手段35
0は、フラッシング材圧送管351と、リブ30を半径
方向およびその半径方向と略直交する方向に貫通するフ
ラッシング孔252とを主たる要素とするものである。
フラッシング材圧送管351は、レグ5の外周面5bに
沿って環状に配置されたものであり、前述した充填材圧
送管13とリブ30に形成されたフラッシング孔252
とを連通するものであるとともに、充填材注入用ポンプ
20から吐出されてきた充填材(フラッシング材)をシ
ール部材11,12の方に導くためのものである。この
場合の充填材(フラッシング材)としては、たとえば空
気、水などといったものがある。このように、充填材室
11a,12aに供給される充填材と、シール部材1
1,12をフラッシングするためのフラッシング材と
を、たとえば空気とすれば、図3に示すようにこれら充
填材とフラッシング材との両方の役目を兼ねる媒体を1
つのポンプで行うことができるようになる。
【0036】このような構成により、シール部材11,
12の内側(杭6と対向する側)表面(およびこの表面
と対向する杭6の外周面6a)に、たとえば水底の泥や
砂などの不純物が付着した場合、フラッシング材を噴き
出させることができて、これら不純物をシール部材1
1,12の内側表面(およびこの表面と対向する杭6の
外周面6a)から取り除くことができるようになってい
る。このように、フラッシング材によりシール部材1
1,12の内側表面(およびこの表面と対向する杭6の
外周面6a)がフラッシング(洗浄)されることによ
り、シール部材11,12の内側端部と杭6の外周面6
aとの密着性がさらに向上し、止水性をより向上させる
ことができる。
【0037】図4は本発明による杭基礎400のレグ5
と杭6との間の接合部を示す側断面である。図4に示す
実施形態は、図1を用いて説明した実施形態と基本的に
同一の構成を有するものである。図4に示す実施形態の
ものは、シール部材11,12が、これらシール部材1
1,12の上側および下側にそれぞれ環状に配置された
3本のリブ30,31,32によりレグ5の内周面5a
に固定されている点で図1に示す実施形態のものと異な
っている。すなわち、シール部材11は、その上側およ
び下側に設けられたつば部11b,11cをそれぞれレ
グ5の内周面5aとの間で挟持するリブ30,31によ
りレグ5の内周面に固定される。また、シール部材12
は、その上側および下側に設けられたつば部12b,1
2cをそれぞれレグ5の内周面5aとの間で挟持するリ
ブ31,32によりレグ5の内周面に固定される。
【0038】図1に示したリブ30同様、リブ31,3
2の半径方向(レグ5の中心軸線Cに対して直交する方
向)の厚さは、充填材室11a,12a内に充填材が充
填される前のシール部材11,12の半径方向の厚さよ
りも厚くなるように構成されている。
【0039】このように、上側から見てリブ30の裏側
(下側)にシール部材11,12が完全に隠れるように
配置されることとなり、杭6がレグ5内に挿入されてき
ても杭6の先端がシール部材11,12に当たらなくな
るので、杭6によるシール部材11,12の損傷を防止
することができる。また、傾斜面により杭6がレグ5の
略中心に案内されることとなるので、レグ5の内周面5
aと杭6の外周面6aとの隙間を略均一にすることがで
きる。これにより、シール部材11,12の内側端部と
杭6の外周面6aとの密着性を周方向にわたって略均一
にすることができ、止水性を向上させることができる。
さらに、下側から見てリブ32の裏側(上側)にシール
部材11,12が完全に隠れるように配置されることと
なり、水底に存在する泥や砂などの不純物がシール部材
11,12の側に入り込みにくくなるので、不純物によ
るシール部材11,12の損傷を防止することができ、
シール部材11,12の内側表面への不純物の付着を防
止することができ、シール部材11,12の内側端部と
杭6の外周面6aとの密着性を向上させることができ、
止水性をより向上させることができる。さらにまた、こ
れらリブ30,31,32の内周面により杭6が下方に
案内されることとなるので、杭6がレグ5内に挿入され
てきても杭6がシール部材11,12に当たることがな
く、杭6によるシール部材11,12の損傷を防止する
ことができる。さらにまた、杭6がレグ5の略中心に案
内されることとなるので、レグ5の内周面5aと杭6の
外周面6aとの隙間を略均一にすることができる。これ
により、シール部材11,12の内側端部と杭6の外周
面6aとの密着性を周方向にわたって略均一にすること
ができ、止水性を向上させることができる。さらにま
た、シール部材11,12がリブ30,31,32によ
りレグ5の内周面5aに固定されることとなるので、シ
ール部材11,12をレグ5の内周面5aに固定するた
めの固定金具を省略することができるとともに、コスト
を削減することができる。
【0040】図5は本発明による杭基礎500のレグ5
と杭6との間の接合部を示す側断面である。図5に示す
実施形態は、図1を用いて説明した実施形態と基本的に
同一の構成を有するものである。図5に示す実施形態の
ものは、上側に位置するシール部材11’が、図1に示
すシール部材11よりも小さいという点で図1に示す実
施形態のものと異なっている。すなわち、図5に示すよ
うに、充填材圧送管13を介して充填材室11’a,1
2a内に充填材が充填されていくとシール部材11’,
12がそれぞれ膨出し、下側に位置する大きい方のシー
ル部材12の内側端部(杭側端部)が杭6の外周面6a
とより密着することとなる。言い換えれば、水深が深く
なりより水圧のかかる側のシール部材12をより大きく
して、シール部材12の内側端部(杭側端部)が杭6の
外周面6aとより密着するように構成されている。
【0041】これにより、杭6の外周面6aとの密着度
が高いシール部材12のみでほとんど止水を行うことが
できるため、シール部材11を補足的なシール部材とし
て設計することができ、シール部材数が同じ場合でも止
水性を向上することができる。
【0042】なお、上述したシール部材11,11’1
2,12’がそれぞれ膨出し、杭6の外周面6aと当接
する部分のこれらシール部材11,11’12,12’
の内側端部(杭側端部)の断面形状を、図6に示すよう
な形状にすることもできる。すなわち、これらシール部
材11,11’12,12’の延在方向と平行に、1本
もしくは複数本の突起部110,120が設けられたよ
うなものにすることができる。
【0043】これにより、膨出による圧力を突起部のみ
で受けることになるために、同じ圧力でシール部材を膨
出させた場合でも密着圧力は高くなり、静水圧時ではよ
り高い水圧に対しての止水が可能となる。
【0044】図7は本発明による杭基礎600のレグ5
と杭6との間の接合部を示す図であり、(a)は側断
面、(b)は(a)のb−b矢視断面図である。図7に
示すように、杭基礎600は、レグ5と、杭6と、たと
えば1本のシール部材601と、充填材圧送管13とを
主たる要素として構成されたものである。
【0045】シール部材601は、たとえば硬質ゴムか
らなるインフレタブルシールと呼ばれる、内部に充填材
室601aが形成された一本のチューブ状のものであ
り、その長さがレグ5の内周面5aの1周よりも長い
(たとえば、4/3周)長さを有するものである。シー
ル部材601は、レグ5の内周面5aに沿って環状に配
置され、たとえば接着剤などによりレグ5の内周面5a
に固定されている。
【0046】充填材圧送管13は、充填材注入用ポンプ
20と、シール部材601の内部に形成された充填材室
601aとを連通するとともに、充填材注入用ポンプ2
0から吐出されてきた充填材を充填材室601a内に導
くためのものである。この場合の充填材としては、たと
えば空気、水、モルタル、グリースなどといったものが
ある。図7に示すように、充填材圧送管13の一端は充
填材注入用ポンプ20に接続されているとともに、その
他端はシール部材601の一端部が位置するところのレ
グ5に接続されている。
【0047】このような構成により、充填材圧送管13
を介して充填材室601a内に充填材が充填されていく
と、図7に破線で示すように、シール部材601が膨出
し、シール部材601の内側端部(杭側端部)が杭6の
外周面6aと密着(あるいは当接)するとともに、シー
ル部材601が上下に重なり合う部分において、シール
部材601がその対向する面同士で密着(あるいは当
接)することとなる。
【0048】つぎに、この杭基礎600を施工する際の
杭基礎施工方法について説明する。まず、予めシール部
材601を、レグ5の内周面5aの接合部に当たる部分
に装着しておく。ついで、レグ5をガイドとして杭6を
このレグ5に挿入する。
【0049】つづいて、この杭6を水底地盤に打設す
る。打設完了後、充填材圧送管13を介して充填材注入
用ポンプ20から充填材室601a内に充填材を圧送
し、シール部材601をそれぞれ杭6に向かって膨出さ
せる。そして、シール部材601の内側端部がそれぞれ
杭6の外周面6aと密着し、かつシール部材601がそ
の対向する面同士で互いに密着すれば、止水が完全に行
われたことになる。
【0050】そしてつぎに、このシール部材601より
も上方で、かつレグ5の内周面5aと杭6の外周面6a
との間に介在している水を、たとえば汲み上げポンプ
(図示せず)およびこの汲み上げポンプに接続されたホ
ース(図示せず)などを用いて外部に排出する。
【0051】そして、シール部材601よりも上の位置
で杭を切断し、その位置に荷重伝達用のプラグを溶接施
工した後、レグ5と杭6との隙間に所定高さまでグラウ
トを注入する。
【0052】このような杭基礎600および杭基礎施工
方法によれば、シール部材601のそれぞれの弾性、お
よび充填材室601a内に充填された充填材により膨出
するシール部材601の内側端部がそれぞれ杭6の外周
面6aと密着し、かつシール部材601がその対向する
面同士で互いに密着することにより、止水性を格段に向
上させることができる。したがって、シール部材601
によりグラウトの漏洩が防止されるので、グラウトが外
部に漏洩するおそれがない。
【0053】図7に示すように、シール部材601の上
方で、かつレグ5の内周面5aに、環状のリブ30が設
けられていれば有利である。このリブ30の半径方向
(レグ5の中心軸線Cに対して直交する方向)の厚さt
1は、充填材室601a内に充填材が充填される前のシ
ール部材601の半径方向の厚さt2よりも厚くなるよ
うに構成されている。また、リブ30の上面30aは、
挿入されてくる杭6の先端を、レグ5の中心軸線Cの側
に案内する傾斜面とされている。
【0054】このように、上側から見てリブ30の裏側
(下側)にシール部材601が完全に隠れるように配置
されることとなり、杭6がレグ5内に挿入されてきても
杭6の先端がシール部材601に当たらなくなるので、
杭6によるシール部材601の損傷を防止することがで
きる。また、傾斜面により杭6がレグ5の略中心に案内
されることとなるので、レグ5の内周面5aと杭6の外
周面6aとの隙間を略均一にすることができる。これに
より、シール部材601の内側端部と杭6の外周面6a
との密着性を周方向にわたって略均一にすることがで
き、止水性を向上させることができる。
【0055】以上、本発明の杭基礎および杭基礎施工方
法について図面に基づいて説明してきたが、具体的な構
成は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内で変形・変更実施可能である。た
とえば、シール部材は硬質ゴムからなるインフレタブル
シールに限定されるものではなく、内部に充填材が充填
されて膨出し、その内側端部が杭の外周面と、その外側
端部がレグ5の内周面5aと密着するようなものであれ
ばどのようなものであっても良い。
【0056】また、上述した実施形態ではシール部材を
接合部に2つ配置したものを一例として説明してきた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、1つある
いは3つ以上配置することももちろん可能である。
【0057】さらに、本実施形態において円周方向に連
接されたリブを具体例としてあげたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、複数個たとえば4個、8個な
どに分割され、リブとリブとの間に隙間を有するような
ものであってもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明の杭基礎および杭基礎施工方法に
よれば、以下の効果を奏する。請求項1記載の杭基礎に
よれば、充填材圧送管を介して充填材室に充填材が充填
されると、シール部材の内側端部が杭の外周面と接する
ようになっているので、止水性を格段に向上させること
ができるとともに、後に続く杭の切断作業やプラグの溶
接作業をドライなエリアで作業することができ、かつグ
ラウトの水中への漏洩を防止することができるという効
果を奏する。また、ドライな部分にグラウトが充填され
ることとなるので、グラウトの性能を最大限発揮させる
ことができて、十分な強度を有する基礎を構築すること
ができるという効果を奏する。
【0059】請求項2記載の杭基礎によれば、シール部
材と杭の外周面との当接する部位がフラッシング手段に
よりフラッシング(洗浄)されることとなるので、シー
ル部材の内側端部と杭の外周面との密着性をさらに向上
させることができて、止水性をさらに向上させることが
できるという効果を奏する。
【0060】請求項3記載の杭基礎によれば、挿入され
てきた杭の先端がリブの上面に設けられた傾斜面に沿っ
てレグの中心軸線の側に導かれるようになっているの
で、レグの内周面と杭の外周面との隙間を略均一にする
ことができて、シール部材の内側端部と杭の外周面との
密着性を周方向にわたって略均一にすることができ、止
水性を向上させることができるという効果を奏する。
【0061】請求項4記載の杭基礎によれば、杭が挿入
される側から見て、シール部材がレグの背面側に配置さ
れることとなるので、杭がレグ内に挿入されてきても杭
の先端がシール部材に当たることがなく、杭によるシー
ル部材の損傷を防止することができるという効果を奏す
る。
【0062】請求項5記載の杭基礎によれば、リブによ
りレグの内周面にシール部材が固定されることとなるの
で、シール部材をレグの内周面に固定するための固定金
具を省略することができるとともに、コストを削減する
ことができるという効果を奏する。
【0063】請求項6記載の杭基礎施工方法によれば、
充填材圧送管を介して充填材室に充填材を充填して、シ
ール部材の内側端部が杭の外周面と当接させた後、シー
ル部材のうち最も上方に位置するものよりも上方に存在
していた水を排出することとなるので、止水性を格段に
向上させることができるとともに、後に続く杭の切断作
業やプラグの溶接作業をドライなエリアで作業すること
ができ、かつグラウトの水中への漏洩を防止することが
できるという効果を奏する。また、ドライな部分にグラ
ウトが充填されることとなるので、グラウトの性能を最
大限発揮させることができて、十分な強度を有する基礎
を構築することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による杭基礎の杭とレグとの接合部の
一実施形態を示す側断面図である。
【図2】 本発明による杭基礎の杭とレグとの接合部の
他の実施形態を示す側断面図である。
【図3】 本発明による杭基礎の杭とレグとの接合部の
別の実施形態を示す側断面図である。
【図4】 本発明による杭基礎の杭とレグとの接合部の
さらに別の実施形態を示す側断面図である。
【図5】 本発明による杭基礎の杭とレグとの接合部の
さらに別の実施形態を示す側断面図である。
【図6】 図1ないし図5に示すシール部材の他の実施
形態を示す拡大図である。
【図7】 本発明による杭基礎の杭とレグとの接合部の
さらに別の実施形態を示す図であって、(a)は側断面
図、(b)はb−b矢視断面図である。
【図8】 橋梁における杭基礎を示す斜視図である。
【図9】 従来の杭基礎の杭とレグとの接合部を示す側
断面図である。
【符号の説明】
5 レグ 5a 内周面 6 杭 6a 外周面 10 杭基礎 11 シール部材 11’ シール部材 11a 充填材室 11’a 充填材室 12 シール部材 12a 充填材室 13 充填材圧送管 30 リブ 30a 上面 31 リブ 32 リブ 100 杭基礎 200 杭基礎 250 フラッシング手段 300 杭基礎 350 フラッシング手段 400 杭基礎 500 杭基礎 600 杭基礎 601 シール部材 601a 充填材室 t1 リブの半径方向の厚さ t2 シール部材の半径方向の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 良 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 2D041 AA02 DB02 2D046 CA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のレグと、該レグに挿通される杭と
    の間の接合部に装着され、弾性を有するとともに環状に
    形成されており、かつその外側端部が前記レグの内周面
    と接して設けられている少なくとも1つのシール部材
    と、 前記シール部材の内部に形成された充填材室と連通する
    とともに、該充填材室に充填材を充填するための充填材
    圧送管と、を具備することを特徴とする杭基礎。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の杭基礎において、 前記シール部材の、前記杭が挿入されてくる側には、フ
    ラッシング手段が設けられていることを特徴とする杭基
    礎。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の杭基礎において、 前記シール部材の、前記杭が挿入されてくる側には、少
    なくとも1つの環状リブが設けられており、該リブの上
    面には、挿入されてくる前記杭の先端を前記レグの中心
    軸線の側に導くように傾斜させられた傾斜面が設けられ
    ていることを特徴とする杭基礎。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の杭基礎において、 前記リブの半径方向の厚さは、前記充填室内に前記充填
    材が充填される前の前記シール部材の半径方向の厚さよ
    りも厚いことを特徴とする杭基礎。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の杭基礎におい
    て、 前記シール部材は、前記リブにより前記レグの内周面に
    固定されていることを特徴とする杭基礎。
  6. 【請求項6】 筒状のレグと、該レグに挿通される杭と
    の間の接合部に装着され、弾性を有するとともに環状に
    形成されており、かつその外側端部が前記レグの内周面
    と接して設けられ、内部に充填材室を有する少なくとも
    1つのシール部材を具備する杭基礎を施工する際の杭基
    礎施工方法であって、前記充填材室に充填材を充填する
    段階と、前記シール部材のうち最も上方に位置するもの
    よりも上方に存在していた水を排出する段階と、を具備
    していることを特徴とする杭基礎施工方法。
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