JP7185265B2 - 警報装置、及び、警報装置付きバケット - Google Patents

警報装置、及び、警報装置付きバケット Download PDF

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特許法第30条第2項適用 平成29年5月29日に八千代電設工業株式会社が、いであ株式会社九州支店に、冨永昌雄及び杉浦典昭が発明した警報装置の最終試作品を提供した
本発明は、障害物の接近を使用者に報知する警報装置、及び、警報装置付きバケットに関する。
従来、作業者が高所作業等を行う際に、バケットに乗り込んで作業を行う場合がある。この際、バケットにケーブル等の障害物が接近したことを作業者に報知するために、バケットにおける各所(多くの場合、頂点部分)に接近検知センサを組み付けた、警報装置付きバケットが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。特許文献1及び特許文献2に記載の警報装置付きバケットによれば、直方体状のバケットにおける8箇所の頂点部分に接近検知センサを配置する構成としている。
特開2011-63352号公報 実開平2-105998号公報
前記特許文献1及び特許文献2に記載の警報装置付きバケットによれば、組付け対象物であるバケットの頂点部分のそれぞれに接近検知センサを配置する必要があり、また、それぞれの接近検知センサの方向を位置合わせする必要もあるため、警報装置の組付け作業が煩雑になっていた。本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、組付け対象物に組付ける際の組付け作業を簡易にできる警報装置、及び、警報装置付きバケットを提供することである。
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
本発明に係る警報装置は、一端と他端とを有する棒体と、前記一端に固定され、前記一端への障害物の接近を検知する第一の検知部と、前記他端に固定され、前記他端への障害物の接近を検知する第二の検知部と、前記第一の検知部又は前記第二の検知部が障害物の接近を検知した場合、前記第一の検知部又は前記第二の検知部による検知結果を使用者に報知する報知部と、を備え、前記第一の検知部、及び/又は、前記第二の検知部は、前記棒体の軸方向からの前記一端への障害物の接近を検知する軸方向センサと、前記棒体の軸方向と直交する方向からの前記一端への障害物の接近を検知する直交方向センサと、を備える。
本発明に係る警報装置は上記の如く構成することにより、組付け対象物に棒体を固定することで第一・第二の検知部を組付けることができ、また、それぞれの検知部における各方向の位置合わせを行う必要がないため、組付け作業を容易に行うことが可能となる。また、警報装置の長手方向から障害物が接近した場合でも、警報装置の長手方向と直交する方向から障害物が接近した場合でも、障害物の接近を検知することができる。
また、本発明に係る警報装置において、前記棒体は、前記一端側を構成する一端側部材と、前記一端側部材に対して同軸上に連結されて前記他端側を構成する他端側部材と、で構成され、前記一端側部材と前記他端側部材とを軸方向に相対変位させることにより、前記棒体が伸縮可能とされる。
本発明に係る警報装置は上記の如く構成することにより、警報装置の組付け対象物の長さが異なる場合でも適切に組付けることが可能となる。
また、本発明に係る警報装置において、前記報知部は、使用者に前記検知結果を光で報知する発光部、及び/又は、使用者に前記検知結果を警報音で報知する発声部、を備える。
本発明に係る警報装置は上記の如く構成することにより、発光部と発声部とのうち何れか一方又は双方の手段により、使用者に検知結果を適切に報知することができる。
また、本発明に係る警報装置においては、前記第一の検知部と前記報知部とが一体的に構成される。
本発明に係る警報装置は上記の如く構成することにより、警報装置をコンパクト化するとともに、使用者による操作を行いやすくしている。
また、本発明に係る警報装置においては、前記第二の検知部が送波器及び受波器を備えた超音波センサで構成され、前記超音波センサにより前記他端への障害物の接近を検知する。
本発明に係る警報装置は上記の如く構成することにより、他端側より接近する障害物の検知精度を向上させている。
また、本発明に係る警報装置付きバケットは、平面状の作業床と、前記作業床の周縁部分に立設された手摺部と、を備え、前記手摺部に、本発明に係る警報装置が、前記棒体の軸心方向が前記作業床と直交するように組付けられる。
本発明に係る警報装置付きバケットは上記の如く構成することにより、手摺部に棒体を固定することで第一・第二の検知部を組付けることができ、また、それぞれの検知部における各方向の位置合わせを行う必要がないため、組付け作業を容易に行うことが可能となる。
また、本発明に係る警報装置付きバケットは、平面視で矩形状に形成された平面状の作業床と、前記作業床の周縁部分に平面視で矩形状に立設された手摺部と、を備え、平面視における前記手摺部の4箇所の角部分に、本発明に係る警報装置が、前記棒体の軸心方向が前記作業床と直交するように組付けられる。
本発明に係る警報装置付きバケットは上記の如く構成することにより、手摺部の4箇所に棒体を固定することで合計8個の第一・第二の検知部を組付けることができ、また、それぞれの検知部における各方向の位置合わせを行う必要がないため、組付け作業を容易に行うことが可能となる。
また、本発明に係る警報装置付きバケットは、平面視で矩形状に形成された平面状の作業床と、前記作業床の周縁部分に平面視で矩形状に立設された手摺部と、を備え、平面視における前記手摺部の4箇所の角部分、及び、長辺の中央部に、本発明に係る警報装置が、前記棒体の軸心方向が前記作業床と直交するように組付けられる。
本発明に係る警報装置付きバケットは上記の如く、障害物が接近する際の死角となりやすい警報バケットの長辺の中央部に警報装置を配置することにより、警報バケットに対する障害物の接近をより検知しやすくしている。
また、本発明に係る警報装置付きバケットは、前記警報装置における前記警報装置付きバケットの下側に位置する前記第一の検知部又は前記第二の検知部は、前記警報装置付きバケットの下面への障害物の接近を検知し、前記第一の検知部又は前記第二の検知部が障害物の接近を検知した場合、前記報知部が前記第一の検知部又は前記第二の検知部による検知結果を使用者に報知する。
本発明に係る警報装置付きバケットは上記の如く構成することにより、作業者が認識することが難しい、下方向から警報バケットの作業床の下面への障害物の接近を作業者が認識することを可能としている。
また、本発明に係る警報装置付きバケットは、前記警報装置付きバケットの上側に、前記警報装置における前記第一の検知部が位置し、前記警報装置付きバケットの下側に、前記警報装置における前記第二の検知部が位置する。
本発明に係る警報装置付きバケットは上記の如く構成することにより、作業者が認識することが難しい、下方向から警報バケットの作業床の下面への障害物の接近を作業者が認識しやすくしている。
本発明に係る警報装置付きバケットに組付けられる警報装置によれば、棒体の両端に検知部が固定されているため、組付け対象物であるバケットに対して棒体を組み付けるだけで警報装置の組付けが可能となり、また、それぞれの検知部の位置合わせを行う必要がないため、警報装置を組付け対象物に組付ける際の組付け作業を簡易に行うことができる、という効果を奏する。
第一実施形態に係る警報装置付きバケットを示す斜視図。 第一警報装置を示す前方斜視図。 第一警報装置を示す後方斜視図。 第一実施形態に係る警報装置付きバケットを示す平面図。 第一実施形態に係る警報装置付きバケットを示す左側面図。 第二警報装置を示す前方斜視図。 第二実施形態に係る警報装置付きバケットを示す平面図。 第二実施形態に係る警報装置付きバケットを示す左側面図。 第三警報装置を示す正面図。 第三警報装置を示す側面図。 第三実施形態に係る警報装置付きバケットを示す底面図。 第三実施形態に係る警報装置付きバケットを示す左側面図。 第三実施形態に係る警報装置付きバケットを示す正面図。 第四警報装置を示す前方斜視図。 第四実施形態に係る警報装置付きバケットを示す斜視図。 第四実施形態に係る警報装置付きバケットを示す左側面図。 第四実施形態に係る警報装置付きバケットを示す底面図。
〈第一実施形態〉
以下では図1から図5を用いて、第一実施形態に係る警報装置付きバケット(以下、単に「警報バケット」と記載する)1について説明する。各図中に示す矢印は警報バケット1の方向を示している。警報バケット1は例えば高所作業車のブームの先端に取り付けられ、第一警報装置10の使用者である作業者が乗り込んで検査業務等の作業ができるように構成される。
本実施形態に係る警報バケット1は、平面視で前後方向に長手方向を有する矩形状に形成されたバケット2に、後述する第一警報装置10が組付けられて構成される。バケット2は地面と略平行となる(鉛直方向に対して略直交する)ように設置される平面状の作業床2aと、作業床2aの周縁部分に立設された手摺部2bと、で構成される。バケット2の後部からは固定ブーム4が水平方向に延出される。警報バケット1が高所作業車に搭載される場合は、高所作業車のブームの先端部と、固定ブーム4における警報バケット1の反対側の端部と、が連結される。
本実施形態において、バケット2(作業床2a及び手摺部2b)は、鉄又はアルミニウム等の金属で形成されている。なお、作業者が乗り込んで作業を行うために充分な剛性を備えていれば、強化プラスチック等の他の素材をバケット2の材料として用いることも可能である。また、バケット2を平面視で矩形状ではなく円形状や楕円形状、多角形状に形成することも可能である。
本実施形態に係る警報バケット1は、平面視におけるバケット2の4箇所の角部分(手摺部2bの前側及び後側の左右両端部)に、第一警報装置10の棒体11が図示しないワイヤー等の固定具により組付けられる。第一警報装置10は、棒体11の軸心方向が作業床2aと直交する(第一警報装置10の長手方向が上下に向く)ように組付けられている(図4及び図5を参照)。図1及び図4に示す如く、警報バケット1は4個の第一警報装置10を備えている。本実施形態において、バケット2における左前部に組付けられるものを第一警報装置10a、同じく左後部に組付けられるものを第一警報装置10b、同じく右前部に組付けられるものを第一警報装置10c、同じく右後部に組付けられるものを第一警報装置10dと記載する。以下の説明及び図2、図3においては、第一警報装置10はバケット2の左前部に組付けられた第一警報装置10aを示している。
図2及び図3に示す如く、第一警報装置10は、棒体11と、第一の検知部である上側検知部20と、第二の検知部である下側検知部30と、を主な構成要素として備える。以下、構成要素ごとに順に説明する。
棒体11は、一端である上端と、他端である下端とを有する。棒体11は、上端側を構成する筒状の上側部材(一端側部材)11aと、上側部材11aに対して同軸上に連結されて下端側を構成する筒状の下側部材(他端側部材)11bと、で構成されている。上側部材11aの下端内側に、下方より下側部材11bの上端部が挿入される。そして、上側部材11aと下側部材11bとを軸方向に相対変位させることにより、棒体11及び第一警報装置10が伸縮可能とされる。
上側部材11aと下側部材11bとは、使用者の任意の軸方向位置で固定することができる。具体的には、上側部材11aの内周面と、下側部材11bの外周面とには、互いに係合可能な図示しないカム部が形成されている。上側部材11aと下側部材11bとを軸心回りに一方向(図2中の矢印X1の方向)に相対回転させた場合、カム部における互いの係合が緩む。この状態で使用者が上側部材11aと下側部材11bとを軸方向に相対変位させ、棒体11を伸長又は短縮させる。棒体11が使用者の所望の長さになったときに、上側部材11aと下側部材11bとを軸心回りに他方向(図2中の矢印X2の方向)に相対回転させる。これにより、上側部材11aと下側部材11bとにおけるカム部が互いに係合し、上側部材11aと下側部材11bとの軸方向位置が固定されるのである。このように、本実施形態においては、棒体11及び第一警報装置10を伸縮可能とすることにより、第一警報装置10の組付け対象物の長さが異なる場合でも適切に組付け可能に構成している。
なお、上側部材11aと下側部材11bとの軸方向位置の固定方法は上記に限定されるものではない。例えば、上側部材11aと下側部材11bとのそれぞれに、軸方向に沿って複数個の孔を開口し、使用者の所望の軸方向位置でピン等の固定部材を各部材の孔に挿入することにより、上側部材11aと下側部材11bとを固定することも可能である。また、クリップ等の固定具を用いて上側部材11aと下側部材11bとを固定することも可能である。
棒体11の上端部には、円筒状の電池収容部13が棒体11と同軸上に設けられる。電池収容部13に電池を挿入し、蓋部材14で閉塞することにより、上側検知部20が通電可能となる。本実施形態における第一警報装置10には、電源用の電池としてアルカリ乾電池が用いられる。
上側検知部20は電池収容部13と一体的に構成され、棒体11の上端部左側に固定される。上側検知部20は棒体11の上端への障害物の接近を検知する。上側検知部20は平面視で前後方向に長手方向を有する略直方体状の上側ケース21によって外形が規定される。図2及び図3に示す如く、上側ケース21の外周面は、上下方向の二面、前後方向の二面、電池収容部13と反対側の側面、及び、前面及び側面に対して斜め45度の角度で(互いに交わる角度が135度となるように)切り取られた上下面と直交する斜面の6面を備える。警報バケット1の左前部に組付けられる第一警報装置10aにおいては、前方に向かって棒体11の左側に上側検知部20が固定されているため、上記側面は上側ケース12の左側面となる。
下側検知部30は棒体11の下端部に固定されており、棒体11の下端への障害物の接近を検知する。下側検知部30は直方体状の下側ケース31によって外形が規定される。上側検知部20と下側検知部30とは、上側部材11a及び下側部材11bの内部に挿通される図示しないケーブルにより電気的に接続されている。
本実施形態において、上側ケース21の上面に、電源スイッチ22、電池残量インジケータ23、LEDによる発光部である接近検出インジケータ24、及び、上側検知部20の上方向からの障害物の接近を検知する上方向センサ25が配置される。また、上側ケース21の前面には上側検知部20の長手方向からの障害物の接近を検知する長手方向センサ26が配置される。また、上側ケース21の側面には上側検知部20の短手方向からの障害物の接近を検知する短手方向センサ27が配置される。また、上側ケース21の斜面には上側検知部20の前側斜め方向からの障害物の接近を検知する斜方向センサ28が配置される。また、上側ケース21の後面には、発声部であるスピーカ29及び音量調節ボタン29aが配置される。また、下側ケース31の下面には下側検知部30の下方向からの障害物の接近を検知する下方向センサ32が配置されている。第一警報装置10においては、各構成要素は上側ケース21、棒体11、下側ケース31の内部で互いに電気的に接続されている。
使用者が電源スイッチ22を押すことにより、第一警報装置10のON/OFFが切り替えられる。本実施形態においては、電源スイッチ22には図示しないLED発光体が組み込まれており、電源スイッチ22を押すことにより第一警報装置10の電源を入れた際に発光体及び電源スイッチ22が発光するように構成されている。これにより、暗い場所で第一警報装置10を使用する場合でも、第一警報装置10の電源が入っているか否かを使用者が判断することが可能となる。
電池残量インジケータ23は3個のLED発光体で構成されており、電池の残量によって発光する個数が変更される。使用者は電池残量インジケータ23の発光状態を確認することにより、電池の残量及び交換時期を判断できる。
第一警報装置10は、上側検知部20又は下側検知部30が障害物の接近を検知した場合に、この検知結果を使用者に報知する報知部を備える。本実施形態において報知部は、使用者に検知結果を光で報知する接近検出インジケータ24、及び、使用者に検知結果を警報音で報知するスピーカ29で構成されている。
本実施形態における報知部は、障害物が上側検知部20又は下側検知部30に接近した距離によって、段階的に報知の程度を変えている。具体的には、障害物が所定の距離以内(例えば80cm以内)に近づいた場合、スピーカ29はピッという音を断続的に発生する。そして、障害物の距離が近づくに従ってピッという断続音の間隔が段階的に短くなり、さらに近づくと(例えば20cm以内になると)スピーカ29はピーという連続音を発声するのである。接近検出インジケータ24の発光パターンも同様としている。
このように、本実施形態においては、上側検知部20又は下側検知部30による検知結果を、発光部である接近検出インジケータ24と発声部であるスピーカ29とによる複数の手段で使用者に報知する構成としている。これにより、例えば雨や霧によって視界が悪い場所や、周囲の騒音が激しい場所等、何れか一方の手段による報知が困難な場合でも、他方の手段により適切に使用者が検知結果を認識することができる。
使用者は、音量調節ボタン29aを押す回数によってスピーカ29からの音量を調節する(例えば、音量調節ボタンを押すたびに、音量が無音→小→中→大→無音と変化する等)ことができる。これにより、夜間の住宅地等で作業する際に、スピーカ29の音量を下げて(又は消音して)第一警報装置10を使用することができる。なお、報知部を発光部又は発声部の何れか一方のみとすることも可能である。また、報知部に振動等の他の手法で使用者に検知結果を報知する構成を加えることもできる。
本実施形態における第一警報装置10においては、上側検知部20に接近検出インジケータ24とスピーカ29とを配置して、上側検知部20と報知部とを一体的に構成している。これにより、第一警報装置10をコンパクト化するとともに、使用者による操作を行いやすくしている。なお、報知部を上側検知部20とは別の構成として、使用者等が携帯したり、警報バケット1の視認しやすい箇所に設置したりすることも可能である。また、上側検知部20又は下側検知部30による検知結果を有線又は無線による通信手段で発信し、受信した機器によって報知する構成とすることも可能である。
本実施形態に係る第一警報装置10において、上側検知部20は上方向センサ25、長手方向センサ26、短手方向センサ27、及び、斜方向センサ28の4個のセンサを備える。また、下側検知部30は下方向センサ32を備える。本実施形態における各センサ(上方向センサ25、長手方向センサ26、短手方向センサ27、及び、斜方向センサ28、及び、下方向センサ32)は赤外線を用いた近接センサであり、それぞれのセンサは、赤外線を発光する発光部(25a、26a、27a、28a、及び、32a)と、赤外線が障害物で反射した反射光を受光する受光部(25b、26b、27b、28b、及び、32b)を備える。なお、第一警報装置10に配置するセンサとして、超音波センサやレーザセンサ等、赤外線以外の手法を用いたセンサを適用することも可能である。
上側検知部20において、上方向センサ25は棒体11の軸方向である上方向からの障害物の接近を検知する軸方向センサとして機能する。また、長手方向センサ26、短手方向センサ27、及び、斜方向センサ28の3個のセンサは、棒体11の軸方向である上下方向と直交する方向(第一警報装置10aの場合、それぞれ、前方向、左側方向、前斜方向)からの障害物の接近を検知する直交方向センサとして機能する。さらに、下側検知部30において、下方向センサ32は棒体11の軸方向である下方向からの障害物の接近を検知する軸方向センサとして機能する。これにより、警報バケット1が第一警報装置10の長手方向に移動した際に上下方向から障害物が接近した場合でも、第一警報装置10の長手方向と直交する方向に移動した際に水平方向から障害物が接近した場合でも、警報バケット1への障害物の接近を検知することができる。
なお、上側検知部20における直交方向センサの数は3個に限定されるものではなく、1個、2個、又は4個以上配置することも可能である。また、本実施形態において下側検知部30には軸方向センサである下方向センサ32のみが配置されているが、下側検知部30に直交方向センサを配置することも可能である。
次に、図4及び図5を用いて、第一実施形態に係る警報バケット1における第一警報装置10の配置構成について説明する。図4及び図5においては、第一警報装置10における障害物の接近を検知する方向を示す検知線を矢印で表している。前述の如く、警報バケット1には左前部、左後部、右前部、及び、右後部の4箇所の角部分にそれぞれ第一警報装置10(第一警報装置10a~10d)が組付けられている。
図4及び図5に示す如く、警報バケット1の前端部における左側には第一警報装置10aが組付けられる。第一警報装置10aにおいて、上側検知部20からは、上方向、前方向、左側方向、及び、左前斜方向からの障害物の接近を検知するために、上方向センサ25による上方向検知線A1、長手方向センサ26による前方向検知線B1、短手方向センサ27による左側方向検知線C1、及び、前斜方向センサ28による左前斜方向検知線D1が延出される。また、下側検知部30からは、下方向からの障害物の接近を検知するために下方向センサ32による下方向検知線E1が延出される。ここで、上記の各検知線とは、それぞれのセンサにおける赤外線の発光方向及び受光方向を観念的に表したものである。
同様に、他の第一警報装置10b~10dにおいても、上方向及び下方向の検知線A2~A4、E2~E4、及び、警報バケット1の水平方向外側に向かう検知線B2~B4、C2~C4、D2~D4が延出される。図4に示す如く、第一警報装置10a・10dは、短手方向センサ27による検知線の延出方向が長手方向センサ26による検知線の延出方向に向かって左側方であるため、互いに同じ第一警報装置10が用いられる。一方、第一警報装置10b・10cは、短手方向センサ27による検知線の延出方向が長手方向センサ26による検知線の延出方向に向かって右側方であるため、第一警報装置10aと左右の配置を反転させた第一警報装置10が用いられる。
上記の如く、本実施形態に係る警報バケット1においては、バケット2の4箇所に第一警報装置10を組付け、それぞれの第一警報装置10で5方向からの障害物の接近を検知することにより、合計20方向からの障害物の接近を検知する構成としている。このように、本実施形態に係る警報バケット1によれば、組付け対象物であるバケット2における平面視で4箇所の角部分に第一警報装置10の棒体11を組付けるだけで、バケット2の8個の頂点部分に検知部を配置することが可能となる。また、第一警報装置10を作業床2aと直交するように組付ける場合、手摺部2bに沿って組付けることができるため、組付け作業を容易に行うことが可能となる。また、第一警報装置10は水平方向の位置合わせを行えば、それぞれの検知部における各方向の位置合わせを行う必要がないため、組付け作業を容易に行うことが可能となる。このように、本実施形態に係る第一警報装置10及び、警報バケット1は、組付け対象物に組付ける際の組付け作業を簡易にすることができるのである。
〈第二実施形態〉
次に、図6から図8を用いて、第二実施形態に係る警報バケット101について説明する。本実施形態に係る警報バケット101について、前記第一実施形態に係る警報バケット1と共通する構成については同符号を付して詳細な説明を省略し、第一実施形態に係る警報バケット1と異なる構成を中心に説明する。
本実施形態における警報バケット101は図7及び図8に示す如く、第一実施形態に係る警報バケット1の構成に、第二警報装置110(図6を参照)が付加されて構成されている。具体的に、本実施形態に係る警報バケット101には、平面視における手摺部2bの4箇所の角部分に組付けられた第一警報装置10に加え、平面視で手摺部2bにおける二本の長辺の中央部に第二警報装置110がそれぞれ組付けられている。第二警報装置110は、棒体111の軸心方向が作業床2aと直交するように組付けられている。
上側検知部120は棒体111の上端部に固定される。上側検知部120は棒体111の上端への障害物の接近を検知する。上側検知部120は平面視で前後方向に長手方向を有する略直方体状の上側ケース121によって外形が規定される。図6に示す如く、上側ケース121の外周面は、上下方向の二面、前後方向の二面、棒体111(電池収容部113)と反対側の側面の5面を備える。
下側検知部130は棒体111の下端部に固定されており、棒体111の下端への障害物の接近を検知する。下側検知部130は直方体状の下側ケース131によって外形が規定される。
本実施形態においても前記第一実施形態と同様に、上側ケース121の上面に、電源スイッチ122、LEDによる発光部である接近検出インジケータ124、及び、上側検知部120の上方向からの障害物の接近を検知する上方向センサ125等が配置される。また、上側ケース121の側面には上側検知部120の短手方向からの障害物の接近を検知する短手方向センサ127が配置される。また、上側ケース121の後面には、発声部である図示しないスピーカが配置される。また、下側ケース131の下面には下側検知部130の下方向からの障害物の接近を検知する下方向センサ132が配置されている。本実施形態における各センサも、発光部と受光部とを備える赤外線センサが用いられる。
第二警報装置110は、上側検知部120又は下側検知部130が障害物の接近を検知した場合に、この検知結果を使用者に報知する報知部を備える。本実施形態において報知部は、使用者に検知結果を光で報知する接近検出インジケータ124、及び、使用者に検知結果を警報音で報知するスピーカで構成されている。
本実施形態に係る第二警報装置110において、上側検知部120は上方向センサ125及び短手方向センサ127の2個のセンサを備える。また、下側検知部130は下方向センサ132を備える。
上側検知部120において、上方向センサ125は棒体111の軸方向である上方向からの障害物の接近を検知する軸方向センサとして機能する。また、短手方向センサ127は、棒体111の軸方向である上下方向と直交する方向(第二警報装置110の場合は側方向)からの障害物の接近を検知する直交方向センサとして機能する。さらに、下側検知部130において、下方向センサ132は棒体111の軸方向である下方向からの障害物の接近を検知する軸方向センサとして機能する。
次に、図6及び図7を用いて、第二実施形態に係る警報バケット101における第二警報装置110の配置構成について説明する。警報バケット101においても、前記第一実施形態に係る警報バケット1と同様に、第一警報装置10は4個配置されている。警報バケット101はこれに加えて、平面視でバケット2の手摺部2bにおける二本の長辺の中央部に第二警報装置110がそれぞれ組付けられている。二個の第二警報装置110において、上側検知部120からは、上方向及び側方向からの障害物の接近を検知するために、上方向センサ125による上方向検知線A5・A6、及び、短手方向センサ127による側方向検知線C5・C6が延出される。また、下側検知部130からは、下方向からの障害物の接近を検知するために下方向センサ132による下方向検知線E5・E6が延出される。
上記の如く、本実施形態に係る警報バケット101においては、4箇所の第一警報装置10に加えて、長辺の中央部2箇所に第二警報装置110を組付け、それぞれの第一警報装置10で5方向、第二警報装置110で3方向からの障害物の接近を検知することにより、合計26方向からの障害物の接近を検知する構成としている。このように、本実施形態に係る警報バケット101によれば、障害物が接近する際の死角となりやすい警報バケット101の長辺の中央部に第二警報装置110を配置することにより、警報バケット110に対する障害物の接近をより検知しやすくしているのである。
〈第三実施形態〉
次に、図9から図13を用いて、第三実施形態に係る警報バケット201について説明する。本実施形態に係る警報バケット201についても、前記第一実施形態に係る警報バケット1と共通する構成については同符号を付して詳細な説明を省略し、第一実施形態に係る警報バケット1と異なる構成を中心に説明する。
本実施形態における警報バケット201は図11から図13に示す如く、第一実施形態に係る警報バケット1の構成に、第三警報装置210(図9及び図10を参照)が付加されて構成されている。具体的に、本実施形態に係る警報バケット201には、平面視における手摺部2bの4箇所の角部分に組付けられた第一警報装置10に加え、平面視で手摺部2bにおける二本の長辺の中央部に第三警報装置210がそれぞれ組付けられている。第三警報装置210は、棒体211の軸心方向が作業床2aと直交するように組付けられている。以下の説明及び図9、図10においては、第三警報装置210はバケット2の左側に組付けられたものを示している。
上側検知部220は棒体211の上端部に固定される。上側検知部220は棒体211の上端への障害物の接近を検知する。上側検知部220は平面視で前後方向に長手方向を有する略直方体状の上側ケース221によって外形が規定される。図9及び図10に示す如く、上側ケース221の外周面は、上下方向の二面、前後方向の二面、棒体211と反対側の側面の5面を備える。
下側検知部230は棒体211の下端部に固定されており、棒体211の下端への障害物の接近を検知する。下側検知部230は略直方体状の下側ケース231によって外形が規定される。図9に示す如く、下側ケース231は、棒体211の径方向における上側検知部220の側が軸方向に長くなるように、下側ケース231の下面が傾斜して(下側ケースの231の下面が少し右側方に向くように)形成されている。また、図10に示す如く、下側ケース231の下面における前後両側には斜めに切り取られた傾斜面が形成されている。
本実施形態においても前記第一実施形態と同様に、上側ケース221の上面に、電源スイッチ222、LEDによる発光部である接近検出インジケータ224、及び、上側検知部220の上方向からの障害物の接近を検知する上方向センサ225が配置される。また、上側ケース221の側面には上側検知部220の短手方向からの障害物の接近を検知する短手方向センサ227が配置される。また、上側ケース221の後面には、発声部である図示しないスピーカが配置される。また、下側ケース231の下面には、下側検知部230の下側三方向からの障害物の接近を検知する第一下方向センサ232、第二下方向センサ233、第三下方向センサ234が配置されている。図10に示す如く、第一下方向センサ232、第二下方向センサ233、第三下方向センサ234は、下側ケース231の下面、及び、下面の前後両側に形成された傾斜面にそれぞれ配置される。具体的には、下側ケース231の下面の中央部分に第一下方向センサ232、第一下方向センサ232の前側の傾斜面に第二下方向センサ233、第一下方向センサ232の後側の傾斜面に第三下方向センサ234が配置されている。
第三警報装置210は、上側検知部220又は下側検知部230が障害物の接近を検知した場合に、この検知結果を使用者に報知する報知部を備える。本実施形態において報知部は、使用者に検知結果を光で報知する接近検出インジケータ224、及び、使用者に検知結果を警報音で報知するスピーカで構成されている。
本実施形態に係る第三警報装置210において、上側検知部220は上方向センサ225及び短手方向センサ227の2個のセンサを備える。また、下側検知部230は第一下方向センサ232、第二下方向センサ233、第三下方向センサ234の3個のセンサを備える。
上側検知部220において、上方向センサ225は棒体211の軸方向である上方向からの障害物の接近を検知する軸方向センサとして機能する。また、短手方向センサ227は、棒体211の軸方向である上下方向と直交する方向(第三警報装置210の場合は側方向)からの障害物の接近を検知する直交方向センサとして機能する。さらに、下側検知部230において、第一下方向センサ232、第二下方向センサ233、第三下方向センサ234の3個のセンサは、下方向から警報バケット201の作業床2aの下面への障害物の接近を検知する。
具体的に、図11から図13を用いて、第三実施形態に係る警報バケット201における第三警報装置210の配置構成について説明する。警報バケット201においても、前記第一実施形態に係る警報バケット1と同様に、第一警報装置10は4個配置されている。警報バケット201はこれに加えて、平面視でバケット2の手摺部2bにおける二本の長辺の中央部に第三警報装置210がそれぞれ組付けられている。二個の第三警報装置210において、上側検知部220からは、上方向及び側方向からの障害物の接近を検知するために、上方向センサ225による上方向検知線A5・A6、及び、短手方向センサ227による側方向検知線(図7を参照)が延出される。また、下側検知部230からは、下方向から警報バケット201の作業床2aの下面への障害物の接近を検知するために、第一下方向センサ232による第一下方向検知線F5・F6、第二下方向センサ233による第二下方向検知線G5・G6、第三下方向センサ234による第三下方向検知線H5・H6が延出される。なお、図11及び図12においては、第一警報装置10による検知線の図示を省略している。また、図13においては、第一警報装置10及びその検知線の図示を省略している。
本実施形態に係る第三警報装置210においては、下側ケース231の下面における前後両側には斜めに切り取られた傾斜面が形成されている。これにより、図11及び図12に示す如く、第二下方向検知線G5・G6及び第三下方向検知線H5・H6は警報バケット201の下方の空間を前後方向に広がって延出される。本実施形態では図12に示す如く、第二下方向検知線G5・G6及び第三下方向検知線H5・H6は棒体211を軸心方向に延長した仮想線Lから側面視で前後に約45度ずつ開いた傾斜角度で延出される。
また、下側ケース231の下面は警報バケット201の内側に向かって傾斜して形成されている。これにより、図11及び図13に示す如く、第一下方向検知線F5・F6、第二下方向検知線G5・G6、第三下方向検知線H5・H6は、左右方向の中央部に向かって延出され、警報バケット201の下方の空間における左右方向中央部分で互いに交差する。本実施形態では図13に示す如く、第一下方向検知線F5・F6、第二下方向検知線G5・G6、第三下方向検知線H5・H6は棒体211を軸心方向に延長した仮想線Lから正面視で警報バケット201の内側に約25度傾いた傾斜角度で延出される。
上記の如く、本実施形態に係る警報バケット201においては、4箇所の第一警報装置10に加えて、長辺の中央部2箇所に第三警報装置210を組付け、それぞれの第一警報装置10で5方向、第三警報装置210で5方向からの障害物の接近を検知することにより、合計30方向からの障害物の接近を検知する構成としている。そして、第三警報装置210の下側検知部230に、第一下方向センサ232、第二下方向センサ233、第三下方向センサ234の3個のセンサを傾斜させて配置する構成としている。これにより、警報バケット201の下方の空間に検知線を延出し、作業者が認識することが難しい、下方向から警報バケット201の作業床2aの下面への障害物の接近を作業者が認識することが可能となる。
〈第四実施形態〉
次に、図14から図17を用いて、第四実施形態に係る警報バケット301について説明する。本実施形態に係る警報バケット301についても、前記第一実施形態に係る警報バケット1と共通する構成については同符号を付して詳細な説明を省略し、第一実施形態に係る警報バケット1と異なる構成を中心に説明する。
本実施形態における警報バケット301は図15から図17に示す如く、第一実施形態に係る警報バケット1と同じ構成のバケット2に、第一警報装置10に替えて第四警報装置310が組付けられて構成される。具体的に、本実施形態に係る警報バケット301には、平面視における手摺部2bの4箇所の角部分に、第四警報装置310が組付けられている。第四警報装置310は、棒体311の軸心方向が作業床2aと直交するように組付けられている。以下の説明及び図14においては、第四警報装置310はバケット2の左前部に組付けられたものを示している。
第四警報装置310は、棒体311と、第一の検知部である上側検知部20と、第二の検知部である下側検知部330と、を主な構成要素として備える。第四警報装置310における棒体311は、第一警報装置10における棒体11と同じ構成である。また、第四警報装置310における上側検知部20は、第一警報装置10における上側検知部20と同じ構成である。即ち、上側検知部20は電池収容部13と一体的に構成され、棒体311の上端部左側に固定される。上側検知部20は棒体311の上端への障害物の接近を検知する。
本実施形態において、上側ケース21の上面に、電源スイッチ22、電池残量インジケータ23、LEDによる発光部である接近検出インジケータ24、及び、上側検知部20の上方向からの障害物の接近を検知する上方向センサ25が配置される。また、上側ケース21の前面には上側検知部20の長手方向からの障害物の接近を検知する長手方向センサ26が配置される。また、上側ケース21の側面には上側検知部20の短手方向からの障害物の接近を検知する短手方向センサ27が配置される。また、上側ケース21の斜面には上側検知部20の前側斜め方向からの障害物の接近を検知する斜方向センサ28が配置される。また、上側ケース21の後面には、図示しないスピーカ及び音量調節ボタンが配置される。
下側検知部330は棒体311の下端部に固定されており、棒体311の下方からの障害物の接近を検知する。下側検知部330は図示しない送波器及び受波器を備えた超音波センサで構成されている。下側検知部330は、送波器から発信した超音波が障害物に当たって反射し、その反射波を受波器で受信することにより、障害物の有無を検出する。この際、超音波の発信から受信までに要した時間と音速との関係を演算することにより、下側検知部330から障害物までの距離を算出可能としている。下側検知部330は超音波が広がって発信されるように、拡声器の如く下端に向かうにしたがって内径が大きくなるように形成されている。図16及び図17に示す如く、下方向からの障害物の接近を検知するために、下側検知部330から下方に向かって超音波Sが発信される。
次に、図15から図17を用いて、第四実施形態に係る警報バケット301における第四警報装置310の配置構成について説明する。図16及び図17においては、第四警報装置310における下側検知部330が発信する超音波S1~S4を観念的に表している。図15に示す如く、警報バケット301には左前部、左後部、右前部、及び、右後部の4箇所の角部分にそれぞれ第四警報装置310(第四警報装置310a~310d)が組付けられている。
図15から図17に示す如く、警報バケット301の前端部における左側には第四警報装置310aが組付けられる。第四警報装置310aにおいて、下側検知部330からは、下方向からの障害物の接近を検知するために超音波S1が発信される。同様に、他の第四警報装置310b~310dにおいても、下方向からの障害物の接近を検知するために超音波S2~S4が発信される。
上記の如く、本実施形態に係る警報バケット301においては、4箇所の第四警報装置310で障害物の接近を検知する構成としている。そして、第四警報装置310の下側検知部330を超音波センサで構成している。これにより、警報バケット301の下方の空間に超音波S1~S4を発信し、作業者が認識することが難しい、下方向から警報バケット301の作業床2aの下面への障害物の接近を作業者が認識しやすくなる。具体的には図16及び図17に示す如く、超音波S1~S4は警報バケット301の作業床2aの下方に広がって発信される。
このように、本実施形態における警報バケット301は、下方に位置する障害物を面的に捉えて検知することができるため、下方の検知部に赤外線センサを用いた構成と比較して障害物の検知精度を向上させることが可能となる。具体的には電線ケーブル等、赤外線センサ等では検知が困難な線条の障害物が警報バケット301の下方に位置する場合でも、精度よく検知することが可能となるのである。
10 第一警報装置
11 棒体
20 上側検知部(第一の検知部)
24 接近検出インジケータ(報知部)
29 スピーカ(報知部)
30 下側検知部(第二の検知部)



Claims (10)

  1. 一端と他端とを有する棒体と、
    前記一端に固定され、前記一端への障害物の接近を検知する第一の検知部と、
    前記他端に固定され、前記他端への障害物の接近を検知する第二の検知部と、
    前記第一の検知部又は前記第二の検知部が障害物の接近を検知した場合、前記第一の検知部又は前記第二の検知部による検知結果を使用者に報知する報知部と、を備え
    前記第一の検知部、及び/又は、前記第二の検知部は、前記棒体の軸方向からの前記一端への障害物の接近を検知する軸方向センサと、前記棒体の軸方向と直交する方向からの前記一端への障害物の接近を検知する直交方向センサと、を備える、警報装置。
  2. 前記棒体は、前記一端側を構成する一端側部材と、前記一端側部材に対して同軸上に連結されて前記他端側を構成する他端側部材と、で構成され、
    前記一端側部材と前記他端側部材とを軸方向に相対変位させることにより、前記棒体が伸縮可能とされる、請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記報知部は、使用者に前記検知結果を光で報知する発光部、及び/又は、使用者に前記検知結果を警報音で報知する発声部、を備える、請求項1又は請求項2に記載の警報装置。
  4. 前記第一の検知部と前記報知部とが一体的に構成される、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の警報装置。
  5. 前記第二の検知部が送波器及び受波器を備えた超音波センサで構成され、前記超音波センサにより前記他端への障害物の接近を検知する、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の警報装置。
  6. 平面状の作業床と、前記作業床の周縁部分に立設された手摺部と、を備え、
    前記手摺部に、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の警報装置が、前記棒体の軸心方向が前記作業床と直交するように組付けられた、警報装置付きバケット。
  7. 平面視で矩形状に形成された平面状の作業床と、前記作業床の周縁部分に平面視で矩形状に立設された手摺部と、を備え、
    平面視における前記手摺部の4箇所の角部分に、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の警報装置が、前記棒体の軸心方向が前記作業床と直交するように組付けられた、警報装置付きバケット。
  8. 平面視で矩形状に形成された平面状の作業床と、前記作業床の周縁部分に平面視で矩形状に立設された手摺部と、を備え、
    平面視における前記手摺部の4箇所の角部分、及び、長辺の中央部に、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の警報装置が、前記棒体の軸心方向が前記作業床と直交するように組付けられた、警報装置付きバケット。
  9. 前記警報装置における前記警報装置付きバケットの下側に位置する前記第一の検知部又は前記第二の検知部は、前記警報装置付きバケットの下面への障害物の接近を検知し、
    前記第一の検知部又は前記第二の検知部が障害物の接近を検知した場合、前記報知部が前記第一の検知部又は前記第二の検知部による検知結果を使用者に報知する、請求項6から請求項8の何れか1項に記載の警報装置付きバケット。
  10. 前記警報装置付きバケットの上側に、前記警報装置における前記第一の検知部が位置し、前記警報装置付きバケットの下側に、前記警報装置における前記第二の検知部が位置する、請求項9に記載の警報装置付きバケット。
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