JPH0664175U - 電位測定器 - Google Patents

電位測定器

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JPH0664175U
JPH0664175U JP357893U JP357893U JPH0664175U JP H0664175 U JPH0664175 U JP H0664175U JP 357893 U JP357893 U JP 357893U JP 357893 U JP357893 U JP 357893U JP H0664175 U JPH0664175 U JP H0664175U
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JP
Japan
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holder
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potential
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Application number
JP357893U
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English (en)
Inventor
保彦 西川
宏充 山岸
一弥 戸崎
保二 酒井
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に効率良く電位を感知し、且つホルダへ
の電極の固定作業並びに電極と接続されるケーブルの配
線作業を容易にすることのできる電位測定器を提供する
こと。 【構成】 上下方向に所定距離離した複数の測定位置の
電位を測定する電位測定器10において、上下方向に延
在するように形成され、内部に上下方向に沿う中空部1
7が設けられたホルダ11と、略球状に形成され、ホル
ダ11の両端部15,16近傍に固定されて前記電位を
感知する電極21,22とを具備してなる構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば移動式クレーンその他の架空電線接近警報装置に用いて、好 適に電位を測定し、その作業性を向上させ得る電位測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】
送電線や配電線等の架空電線との接近または接触事故は、地域社会に影響を与 えるばかりでなく、感電死亡事故等のような最悪のケースに至る場合も少なくな い。特に、我が国のように、国土が狭くて送配電線の発達した国においては、架 空電線の直下や近傍で建設工事等を行わなければならない状況が多いので、例え ば移動式クレーンのブームやワイヤロープ等が架空電線に接触する事故の発生率 が比較的高く、社会的な問題となっている。
【0003】 このような問題を解決するための従来の技術として、例えば特開平3−227 894号公報に開示されたものがある。この従来技術は、架空電線との相対位置 を測定する方法及び装置、並びに架空電線への接近状態が危険であるか否かを判 定して警報を発する装置に関するものであり、図4はその一使用例を示す図であ る。
【0004】 この図において符号1は移動式クレーンであり、2は移動式クレーン1に設け られたクレーンブームである。クレーンブーム2の先端部2aには、二つの電極 3及び4がホルダ5に所定距離(40〜50cm程度)離した状態で固定された電 位測定器6が取り付けられている。 電極3,4は、自身の配設位置の電位を測定する電極であって、オペレータハ ウス7内に配設され、且つそれら電極3,4の電位に基づいてクレーンブーム2 の先端部2aと架空電線8との相対位置関係を求め、それらが異常接近している 場合には警報を発して作業者に異常接近を知らせると共に、クレーンブーム2の 駆動を停止して接触事故を未然に防ぐような制御装置(図示せず)に接続されて いる。
【0005】 上記従来の技術にあっては、電極3,4の測定位置における電位を測定すると 共に、この測定位置における電位と架空電線8周囲の電位分布とに基づいて測定 位置を通過する等電位曲線を求め、この測定位置間の電位差と架空電線8周囲の 電極3,4の電位差の分布とに基づいて測定位置を通過する等電位差曲線を求め 、そして、それら等電位曲線及び等電位差曲線の交点座標に基づいて電極3,4 と架空電線8との相対位置を決定し、移動式クレーン1と架空電線8との接触事 故を未然に防ぐようにしていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したような感電死亡事故等を発生させないために、電極3,4 がより確実に電位を感知し、しかも効率良く電位を測定できるような電位測定器 6の提供が要請されている。また、ホルダ5に電極3,4やこの電極3,4と接 続されたケーブルを固定する作業を、より容易に行えるような構成を有するホル ダ5の提供も要請されている。
【0007】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、確実に効率 良く電位を感知し、且つホルダへの電極の固定作業並びに電極と接続されるケー ブルの配線作業を容易に行うことのできる電位測定器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の電位測定器のうち、請求項1記載のものは、上下方向に所定距離離し た複数の測定位置の電位を測定する電位測定器において、上下方向に延在するよ うに形成され、内部に上下方向に沿う中空部が設けられたホルダと、略球状に形 成され、前記ホルダの両端部近傍に固定されて前記電位を感知する電極とを具備 してなることを特徴とする。
【0009】 また、請求項2記載のものは、請求項1記載の電位測定器において、前記ホル ダは、縦方向に分割された構成とされていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案の電位測定器のうち、請求項1記載のものによれば、上下方向に延在す るように形成され、内部に上下方向に沿う中空部が設けられたホルダの両端部近 傍に固定された電極が、上下方向に所定距離離した複数の測定位置の電位を感知 する。この電極は略球状に形成されており、これによって電極周囲の全方向の電 位の測定が可能となる。更に、ホルダに設けられた中空部に、電極と接続される ケーブル等配線の収容が適宜実行でき、従って配線の露出を防止することで装置 の簡素化及び安全性が向上する。
【0011】 また、請求項2記載のものによれば、前記ホルダが、縦方向に分割された構成 を有しており、これによってホルダへの電極の固定作業並びに電極と接続される ケーブル等配線作業が容易に行える。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1及び図2は、本考案の電位測定器10の実施例を示す図であり、図1にお いて符号11はホルダ、符号21及び22は前記ホルダ11に固定される電極で ある。
【0013】 ホルダ11は、プラスチクス,ゴム等の電気絶縁体からなるものであり、円筒 状の基部12と、この基部12の両側対称に、外面が曲面状の湾曲部13及び1 4と、基部12より大径を有する円柱状の一端部15及び他端部16とから構成 されている。また、基部12,湾曲部13,14には、これらの内部を連続する 中空部17が上下方向に沿って形成され、一端部15及び他端部16には、ホル ダ11の延在方向に対して垂直に貫通する貫通孔15a,16aが形成され、基 部12には、前記貫通孔15a,16aの貫通する方向と垂直な方向に貫通する 貫通孔12aと、基部12の重心を中心として点対称に、外周面側から中空部1 7へ向けてのみ貫通する半貫通孔12b,12cと、前記貫通孔12aと基部1 2の中心との略中間部に、外周面側から中空部17へ向けてのみ貫通する半貫通 孔12dとが形成されている。
【0014】 湾曲部13は、その詳細を図3に示す通り、前記一端部15の下方に、一端部 15及び基部12を形成する直径よりも小径を有し、この小径によって括れが形 成される胴部13aと、この胴部13aの下方に、胴部13aに対してかさ状に 張り出すように形成されたかさ部13bとから構成されている。このかさ部13 bは、最大径が前記一端部15を形成する直径と略同径となるように徐々に拡径 され、その縦断面が上側の曲率半径が大となり、下側の曲率半径が小となるよう に形成されたものである。そして、3つの胴部13a及び2つのかさ部13bが 下方に向かって交互に形成されると共に、外面が滑らかに連続する曲面状に形成 されて湾曲部13全体をなしている。ここで、かさ部13bの個数は、装置の使 用される状況下での電位に応じて決定するようにし、胴部13aの直径及びかさ 部13bの拡径率は、基部12の直径に応じて形成するのが好ましい。湾曲部1 4は、これら胴部13a,かさ部13bが基部12に対して対称に形成されてい るものである。この湾曲部14は、前記湾曲部13と同様に延在するような形態 も可能である。
【0015】 一方、電極21,22は、球形状であって、ボルト24,25が埋め込まれて いると共にケーブル23と接続されている。そして、電極21,22は、前記貫 通孔15a,16aにボルト24,25を挿入し、ナット26,27を螺着させ ることによりホルダ11に固定されている。 また、図2は、前記ホルダ11が分割された状態を示す図である。即ち、ホル ダ11の軸線に沿って第一ユニット11aと第二ユニット11bとに分割され、 このそれぞれの分割面を接合させることによりホルダ11をなすというものであ る。
【0016】 次に、上記のような構成を有する電位測定器10の使用例について説明する。 この電位測定器10は、例えば従来と同様に移動式クレーンに設けられたクレー ンブームの先端部に取り付けられて使用する場合、準備作業として例えば図1に 示すような場合は、第二ユニット11bを人手等で把持し、半貫通孔12dへボ ルト24と接続されるケーブル23aを挿通させておき、半貫通孔12cへボル ト25と接続されるケーブル23bを挿通させる。そして、第一ユニット11a に電極21,22のボルト24,25を挿通し、ケーブル23a及び23bをボ ルト24及び25へ接続する。この後、中空部17へケーブル23a,23bを 収容し、第二ユニット11bの貫通孔15a,16aをボルト24,25へ合わ せて接合し、ナット26,27で螺着する。
【0017】 また、この例とは別に、予めボルト24,25にケーブル23a,23bが接 続されている場合は、ホルダ11の第一ユニット11aの一端部15及び他端部 16に形成された貫通孔15a,16aに、電極21,22に埋め込まれたボル ト24,25を挿通し、ボルト24,25と接続されたケーブル23a,23b を、ホルダ11に形成された中空部17に収容する。そして、例えばケーブル2 3a,23bを纏めて外部へ引き出したいときは、それぞれのボルトと接続され ているケーブル23を第二ユニット11bの半貫通孔12dへ挿通させたり、ま た、中空部17へ収容する必要がない場合は、半貫通孔12b及び12cへケー ブル23a,23bを挿通させる。この後、第二ユニット11bに形成された貫 通孔15a,15bをボルト24,25へ合わせて接合し、ナット26,27で 螺着する。
【0018】 上記のような使用法に限らず、ケーブル23の長さや電位測定器10の使用状 況等に応じ、適宜貫通孔12a,半貫通孔12b,12c,12dを選んで使用 できる。尚、ケーブル23a,23bが大径の場合には、ホルダ11の一方或い は他方のユニットに、貫通孔15a及び16aと中空部17とを上下方向に沿っ て貫通する溝を形成し、ケーブル23a,23bをそれらの溝に合わせて収容す ると、第一ユニット11aと第二ユニット11bの接合が好適になされる。
【0019】 次に、準備作業の後、電位測定器10をクレーンブームの先端部に取り付け、 各測定位置における電位を測定する。測定方法については、上記した特開平3─ 227894号公報に開示された方法を以て行う。この際、電位測定器10の電 極21,22が球形状をなしていることから、測定位置における電位を、その方 向の如何にかかわらず測定することができる。特に、移動式クレーン1のような 大型の装置は微細な運動が困難であるから、如何なる方向であっても電位を感知 できることは、測定の精密化を向上させ得るので、安全性からみて極めて有効で ある。
【0020】 更に、ホルダ11は、分割された構成とされていることから、準備作業におけ る配線作業が容易になる。加えて、内部に形成された中空部17にケーブル23 を収容できるので、ケーブル23が装置の外部に露出されることがなく、装置の 簡素化を図ることができると共に、ケーブル23の断線等の不具合を防止するこ ともできるので、測定の確実性が向上する。
【0021】 また、ホルダ11は、湾曲部13,14の形状によって絶縁抵抗を大きくさせ ることができるので、電極21,22付近への接触等による感電事故を防止でき 、更に降水或いは注水等によるホルダ11表面への水の付着が断続的になるので 絶縁効果を良好にすることができる。 尚、本実施例においては、電位測定器10を移動式クレーン1に適用した場合 について説明したが、これに限定されるものではなく、その他の装置や機械であ っても勿論適用は可能である。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の電位測定器によれば、以下のような 効果を得ることができる。 請求項1記載のものによれば、電極を球形としたことで如何なる方向であって も測定位置における電位を感知でき、よって測定精度が良く、安全性の高い電位 測定器を実現することができると共に、内部に上下方向に沿う中空部を設けたこ とでケーブルの収容が可能となり、よってケーブルが外部に露出されることがな く、断線障害等の不具合を防止することができる。
【0023】 また、請求項2記載のものによれば、ホルダの内部を中空とし、更に縦方向に 分割された構成としたことで、ホルダへの電極の固定作業並びに電極と接続され るケーブルの配線作業を容易に行うことができ、よって作業の効率化を実現する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電位測定器の一実施例を示す側面
図である。
【図2】本考案に係るホルダの分割された状態を示す正
面図である。
【図3】ホルダの構成要素である湾曲部の要部拡大図で
ある。
【図4】電位測定器の一使用例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 電位測定器 11 ホルダ 15 一端部 16 他端部 17 中空部 21,22 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 戸崎 一弥 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 酒井 保二 東京都中野区本町6丁目35番14号 株式会 社サカイ・エレクトロニクス内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に所定距離離した複数の測定位
    置の電位を測定する電位測定器において、上下方向に延
    在するように形成され、内部に上下方向に沿う中空部が
    設けられたホルダと、略球状に形成され、前記ホルダの
    両端部近傍に固定されて前記電位を感知する電極とを具
    備してなることを特徴とする電位測定器。
  2. 【請求項2】 前記ホルダは、縦方向に分割された構成
    とされていることを特徴とする請求項1記載の電位測定
    器。
JP357893U 1993-02-09 1993-02-09 電位測定器 Pending JPH0664175U (ja)

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JP357893U JPH0664175U (ja) 1993-02-09 1993-02-09 電位測定器

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JP357893U JPH0664175U (ja) 1993-02-09 1993-02-09 電位測定器

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ID=11561343

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JP357893U Pending JPH0664175U (ja) 1993-02-09 1993-02-09 電位測定器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019055878A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 八千代電設工業株式会社 警報装置、及び、警報装置付きバケット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019055878A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 八千代電設工業株式会社 警報装置、及び、警報装置付きバケット
JP2022121559A (ja) * 2017-09-20 2022-08-19 八千代電設工業株式会社 警報装置付きバケット

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