JPH11148821A - 変位検知装置 - Google Patents
変位検知装置Info
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- JPH11148821A JPH11148821A JP32970997A JP32970997A JPH11148821A JP H11148821 A JPH11148821 A JP H11148821A JP 32970997 A JP32970997 A JP 32970997A JP 32970997 A JP32970997 A JP 32970997A JP H11148821 A JPH11148821 A JP H11148821A
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
に動作し、しかも、電気信号としても確実に検知できる
変位検知装置を提供することを目的とする。 【構成】 本体30の一端部に設けたヒューズホルダー
33にてヒューズ管34の両端部を支持し、このヒュー
ズ管34の保護管36部分に係止具39を係止し、ヒュ
ーズホルダー33側に一方のワイヤ40を連結し、係止
具39側に他方のワイヤ48を連結してなり、両ワイヤ
40、48間の引っ張り方向の変位によるヒューズ管3
4の破壊により被測定物11の変位を検知するようにし
た装置である。被測定物11の動きや亀裂12が次第に
大きくなり、保護管36がその破壊限度を超えて破壊す
るととともに、ヒユーズ35が断線して、リード線42
により、管理所、無線発信室などの検知装置に異常が発
生したことが検知される。
Description
建造物の亀裂、トンネル、道路などの土木構造物の亀
裂、岩石の崩落、雪崩、土石流、急斜面などの地山の変
動などの変化を、簡単な装置で、かつ、確実に検知する
ための変位検知装置に関するものである。
たり、変位を検知するためには、図4ないし図7に示す
ような種々の方法が行われていた。図4は、亀裂12の
ある被測定物11に近づいてノギス13を亀裂12に当
てて直接亀裂12の亀裂幅dを測定する方法である。
所定間隔で2本の釘14を打ち込んでおき、定期的にこ
れら2本の釘14の間隔を測定することにより、亀裂1
2の変化を観察する方法である。
所定間隔で2本のアンカーボルト15を打ち込み、これ
らのアンカーボルト15にそれぞれ目印17のついた細
幅板16を取付け、この2枚の細幅板16が互いに略接
しながら移動するように設けたもので、図6と同様に、
定期的にこれら2枚の細幅板16に設けられた目印17
の間隔から亀裂幅dの変化を測定する方法である。
る。亀裂12を挟んだ一方側の被測定物11には、X、
Y目盛板18とZ目盛板24とがそれぞれ接着などによ
り取り付けられる。このとき、X、Y目盛板18のX方
向目盛19とY方向目盛20、およびZ目盛板24のZ
方向目盛25は、それぞれ3次元座標のX、Y、Zの各
軸に合わせられる。また、亀裂12を挟んだ他方側の被
測定物11には、透明板21と基線板26とがそれぞれ
接着などにより取り付けられる。このとき、透明板21
のY方向基線22とX方向基線23は、それぞれ前記X
方向目盛19とY方向目盛20に向かい合っており、ま
た、基線板26のZ方向基線27は、前記Z方向目盛2
5に向かい合っている。そして、Y方向基線22とX方
向目盛19とのずれによりX軸方向の変化が測定され、
X方向基線23とY方向目盛20とのずれによりY軸方
向の変化が測定され、Z方向基線27とZ方向目盛25
とのずれによりZ軸方向の変化が測定される。
盤振動計、地盤変位計、CCDカメラによるパターン認
識、シールド線のトリポ効果の利用など種々の方法が採
用されていた。
裂12の亀裂幅dをノギス13で直接測定する方法であ
るから、正確であるが、被測定物11に接近できない危
険個所では測定することができない。
どによる直接的な測定のみならず、望遠鏡、双眼鏡、写
真などによる間接的な測定もできるので、被測定物11
に接近できない場合に利用される。しかし、釘14、ア
ンカーボルト15、細幅板16などの設置方法が不安定
であるとともに、望遠鏡、双眼鏡、写真などによる間接
的な測定では、読取り方法が不安定であり、誤差も大き
いという問題を有する。
目盛板18、透明板21、Z目盛板24、基線板26を
コンクリートなどの被測定物11に直接接着するタイプ
なので、接着しにくかったり、剥がれたりして使いにく
く、また、透明板21とX、Y目盛板18とのずれが読
み取りにくく、また、写真撮影の場合には、X方向目盛
19、Y方向目盛20、Z方向目盛25とY方向基線2
2、X方向基線23、Z方向基線27の関係が鮮明に写
らない、などの問題を有する。
地盤振動計、地盤変位計、CCDカメラによるパターン
認識、シールド線のトリポ効果の利用などの方法は、故
障しやすいこと、寿命が短いこと、誤動作しやすいこ
と、装置が複雑で高価であることなどの問題があった。
機械的に確実に動作し、しかも、電気信号としても確実
に検知できる変位検知装置を提供することを目的とする
ものである。
端部に、ヒューズ管34の両端部を支持するヒューズホ
ルダー33を設け、前記ヒューズ管34の保護管36部
分に略直交して係止具39を係止し、前記ヒューズホル
ダー33側に一方のワイヤ40を連結し、前記係止具3
9側に他方のワイヤ48を連結してなり、前記ワイヤ4
0、48間の引っ張り方向の変位によるヒューズ管34
の破壊により被測定物11の変位を検知するようにした
ことを特徴とする変位検知装置である。
装置10は、一方側のワイヤ40または48を、固定物
46に固定し、他方側のワイヤ48または40を被測定
物11に連結し、緩みがないように張設する。ここで、
何らかの原因で被測定物11が動き出したり、亀裂12
が大きくなったりすると、両ワイヤ40、48により互
いに伸びる方向に引っ張られ、係止具39により保護管
36に負荷がかかる。被測定物11の動きや亀裂12が
次第に大きくなり、保護管36がその破壊限度を超えて
破壊する。すると、ヒユーズ35が断線して、リード線
42により、管理所、無線発信室などの検知装置に異常
が発生したことが検知される。
び図3により説明する。30は、筒形の本体で、この筒
形の本体30の両端部は、蓋31で密封されている。こ
れらの筒形の本体30と蓋31は、アルミニウム、鉄、
ステンレススチール、プラスチックなどのように、硬質
で、経年変形の少ない材料が用いられる。また、図示例
では、全体の形状が長さ230mm、外径80mmの円
筒形をなしている。
イボルト41が螺着され、このアイボルト41に、被測
定物11又は固定物46に固定するワイヤ40が連結さ
れている。また、この一方の蓋31の内側には、絶縁板
32を介してヒューズホルダー33が取り付けられてい
る。このヒューズホルダー33は、導電性とばね性を有
する左右一対のヒューズ管保持部44からなり、透明ガ
ラスなどの絶縁性と脆性を有する保護管36にヒューズ
35を封入したヒューズ管34を嵌め込むことにより、
両端の端子部37がヒューズ管保持部44に電気的に接
続されてリード線42により外部へ導出されるととも
に、他方側のワイヤ48による引っ張り力で保護管36
が破壊するまで十分に保持するようになっている。
略中心部にワイヤリング39を掛けた後、ヒューズ管3
4をヒューズホルダー33のヒューズ管保持部44に嵌
め込み、一方の蓋31で本体30に固定する。前記ワイ
ヤリング39には、ワイヤ48が連結され、他方側の蓋
31(図1の右側)の貫通孔45から導出される。保護
管36の略中心部にワイヤリング39が掛けられている
状態を保持するため、この他方側の蓋31を本体30に
固定する前に、電気的絶縁性と耐水性を有し、機械的強
度のできるだけ小さな位置保持材38、例えば、ポリウ
レタンの発砲樹脂を充填して固める。これにより、本発
明の変位検知装置10を搬送したり、設置したときにワ
イヤリング39が位置ずれを生ずるのを防止している。
このように、位置保持材38でワイヤリング39の位置
を保持した状態で、貫通孔45からワイヤの一端を導出
し、他方の蓋31を本体30に固定して、本発明の変位
検知装置10が組み立てられる。43は、持ち運びの際
の把手である。
装置10は、図2に示すように、一方側のワイヤ40
を、樹木その他の固定物46に固定し、他方側のワイヤ
48を岩、その他の被測定物11に、アンカーボルト4
7などにより連結する。両端のワイヤ40、48には、
緩みがないように張設される。このとき、両ワイヤ4
0、48による引っ張り力で保護管36が破壊すること
のないようにセットする。また、リード線42は、管理
所、無線発信室などの検知装置に接続される。
き出したり、亀裂12が大きくなったりすると、両ワイ
ヤ40、48により互いに伸びる方向に引っ張られ、ワ
イヤリング39により保護管36に負荷がかかる。被測
定物11の動きや亀裂12が次第に大きくなり、保護管
36がその破壊限度を超えて破壊する。すると、ヒユー
ズ35が断線して、リード線42により、管理所、無線
発信室などの検知装置に異常が発生したことが検知され
る。
脆性を有するガラス管からなる場合を例としたが、これ
に限られるものではなく、折れ、座屈、剪断、破壊が容
易で、絶縁性と脆性を有するな物であれば、ガラス以外
の陶磁器、プラスチックなどであってもよい。また、こ
の保護管36は、ヒューズ35との間に絶縁材を介在し
て電気的に絶縁した状態に構成すれば、脆性な導電性材
料であってもよい。
4の保護管36部分に略直交して係止具39を係止し、
ヒューズホルダー33側に一方のワイヤ40を連結し、
係止具39側に他方のワイヤ48を連結してなり、ワイ
ヤ40、48間の引っ張り方向の変位によるヒューズ管
34の破壊により被測定物11の変位を検知するように
したので、保護管36部分の破壊で機械的応力を検知す
るだけでなく、同時に、ヒューズ35の断線で電気的信
号を検知することができるものである。したがって、亀
裂12の変化や被測定物11の変位を確実に認識するこ
とができる。
ヒューズ管34を用いたので、安価で、取付けが簡単で
あるのみならず、長期間の設置による腐食がなく、長期
間の信頼性を保証することができ、しかも、装置全体の
形状をコンパクトに構成できる。
と、係止具39とを電気的絶縁性と耐水性を有し、機械
的強度のできるだけ小さな樹脂からなる位置保持材38
により一体に保持したので、本体30が外気にさらさ
れ、本体30内部に水やガスなどが浸入しても、故障か
ら保護でき、誤作動をすることから防止できる。
地山の変動などの変化のみならず、ビル、橋梁などの建
造物の亀裂、トンネル、道路などの土木構造物の亀裂の
変化などの広範囲な検知に利用できる。
面図である。
た場合の説明図である。
ズホルダー33の一実施例を示す斜視図である。
である。
る。
の測定方法の説明図である。
2…亀裂、13…ノギス、14…釘、15…アンカーボ
ルト、16…細幅板、17…目印、18…X、Y目盛
板、19…X方向目盛、20…Y方向目盛、21…透明
板、22…Y方向基線、23…X方向基線、24…Z目
盛板、25…Z方向目盛、26…基線板、27…Z方向
基線、30…筒形の本体、31…蓋、32…絶縁板、3
3…ヒューズホルダー、34…ヒューズ管、35…ヒュ
ーズ、36…保護管、37…端子部、38…位置保持
材、39…ワイヤリングなどの係止具、40…ワイヤ、
41…アイボルト、42…リード線、43…把手、44
…ヒューズ管保持部、45…貫通孔、46…固定物、4
7…アンカーボルト、48…ワイヤ、49…隙間。
Claims (3)
- 【請求項1】本体30の一端部に、ヒューズ管34を支
持するヒューズホルダー33を設け、前記ヒューズ管3
4の保護管36部分に係止具39を係止し、前記ヒュー
ズホルダー33側に一方のワイヤ40を連結し、前記係
止具39側に他方のワイヤ48を連結してなり、前記両
ワイヤ40、48間の引っ張り方向の変位によるヒュー
ズ管34の破壊とヒューズ35の断線により被測定物1
1の変位を検知するようにしたことを特徴とする変位検
知装置。 - 【請求項2】筒形の本体30の一端部に固定した蓋31
に、ヒューズ管34の両端部の端子部37の部分を支持
し、かつ、このヒューズ管34の保護管36部分に隙間
49を有するヒューズホルダー33を設け、このヒュー
ズ管34のヒューズ35にリード線42を接続して本体
30の外部に導出し、前記隙間49に臨ませられた前記
ヒューズ管34の保護管36部分に、略直交してワイヤ
リングからなる係止具39を係止し、前記ヒューズホル
ダー33側に一方のワイヤ40を連結し、前記係止具3
9側に他方のワイヤ48を連結してなり、前記両ワイヤ
40、48間の引っ張り方向の変位によるヒューズ管3
4の破壊により被測定物11の変位を検知するようにし
たことを特徴とする変位検知装置。 - 【請求項3】ヒューズホルダー33と、ヒューズ管34
と、係止具39とを電気的絶縁性と耐水性を有し、機械
的強度のできるだけ小さな樹脂からなる位置保持材38
により一体に固めてなることを特徴とする請求項1また
は2記載の変位検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32970997A JP3821457B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 変位検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32970997A JP3821457B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 変位検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148821A true JPH11148821A (ja) | 1999-06-02 |
JP3821457B2 JP3821457B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=18224403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32970997A Expired - Lifetime JP3821457B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 変位検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3821457B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010006506A1 (zh) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | 镇江众胜臭氧设备有限公司 | 蜂窝式臭氧发生器冷却系统 |
JP2011043464A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Taisei Corp | 変位計測装置 |
CN108195325A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-06-22 | 国网浙江省电力公司紧水滩水力发电厂 | 一种基于巡检机器人的水电厂大坝裂缝检测系统及方法 |
JP2019124709A (ja) * | 2019-05-13 | 2019-07-25 | 株式会社アイペック | 変位測定用治具と変位測定方法 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP32970997A patent/JP3821457B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010006506A1 (zh) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | 镇江众胜臭氧设备有限公司 | 蜂窝式臭氧发生器冷却系统 |
JP2011043464A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Taisei Corp | 変位計測装置 |
CN108195325A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-06-22 | 国网浙江省电力公司紧水滩水力发电厂 | 一种基于巡检机器人的水电厂大坝裂缝检测系统及方法 |
JP2019124709A (ja) * | 2019-05-13 | 2019-07-25 | 株式会社アイペック | 変位測定用治具と変位測定方法 |
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---|---|
JP3821457B2 (ja) | 2006-09-13 |
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