JP7183765B2 - 硫酸ニッケル溶液の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
リチウムイオン二次電池は、負極、正極、電解液などで構成され、負極および正極の活物質には、リチウムを脱離および挿入することが可能な材料が用いられている。
リチウム複合酸化物、特に合成が比較的容易なリチウムコバルト複合酸化物を正極材料に用いたリチウムイオン二次電池は、4V級の高い電圧が得られるため、高エネルギー密度を有する電池として期待され、実用化が進んでいる。リチウムコバルト複合酸化物を用いた電池では、優れた初期容量特性やサイクル特性を得るための開発がこれまで数多く行われてきており、すでにさまざまな成果が得られている。
このため、携帯機器用の小型二次電池や、電力貯蔵用や電気自動車用などの大型二次電池について、正極材料のコストを下げ、より安価なリチウムイオン二次電池の製造を可能とすることに対する期待は大きく、その実現は、工業的に大きな意義があるといえる。
第2発明の硫酸ニッケル溶液の製造方法は、第1発明において、前記浸出槽における前記一次硫酸ニッケル溶液のフリー硫酸濃度を60~80g/Lとすることを特徴とする。
第3発明の硫酸ニッケル溶液の製造方法は、第1発明または第2発明において、前記浸出槽における前記一次硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度を40~110g/Lとすることを特徴とする。
第4発明の硫酸ニッケル溶液の製造方法は、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、前記浸出調整槽における前記硫酸ニッケル溶液のpH値(25℃換算)を0.5~3とすることを特徴とする。
第5発明の硫酸ニッケル溶液の製造方法は、第1,第2,第3発明または第4発明において、前記第1溶解工程におけるニッケルブリケットの供給速度を、37~47kg/h/m3とし、前記第2溶解工程におけるニッケルブリケットの供給速度を、18~28kg/h/m3とすることを特徴とする。
第6発明の硫酸ニッケル溶液の製造方法は、第1,第2,第3,第4発明または第5発明において、前記第2溶解工程における硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度とpHを測定し、該ニッケル濃度と該pHに基づいて前記第1溶解工程における硫酸及び水の供給量を制御することを特徴とする。
第7発明の硫酸ニッケル溶液の製造装置は、ニッケルブリケットと硫酸と水を投入してニッケルブリケットを溶解させて一次硫酸ニッケル溶液を得る浸出槽と、前記一次硫酸ニッケル溶液と新たにニッケルブリケットを投入し、前記一次硫酸ニッケル溶液中のフリー硫酸で前記ニッケルブリケットを溶解して硫酸ニッケル溶液を得る浸出調整槽を具備することを特徴とする。
第8発明の硫酸ニッケル溶液の製造装置は、第7発明において、前記浸出調整槽における硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度とpHを測定する測定手段と、前記浸出調整槽の硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度とpHに基づいて前記浸出槽に供給する硫酸及び水の供給量を制御する制御手段を具備することを特徴とする。
第2発明によれば、短時間に多くのニッケルを溶解することができ、浸出槽1におけるフリー硫酸量が増え、ニッケルブリケットの溶解を促進させることができる。
第3発明によれば、目的濃度のニッケル溶液となり、かつその後の工程で硫酸ニッケルの一部が再結晶化して配管閉塞を起こすこともない。
第4発明によれば、フリー硫酸濃度とニッケルブリケットの槽内滞留量が妥当なものとなる。
第5発明によれば、溶解速度の大きい浸出槽と小さい浸出調整槽が、この供給比であると各槽内のニッケルブリケット滞留量を均等にできる。
第6発明によれば、第2溶解工程の結果に基づいて第1溶解工程を制御するので、安定して所定濃度のニッケル溶液を得ることができ、後工程のリチウムニッケル複合酸化物を製造するプロセスにおいて合理的な原料を得ることができる。
第7発明によれば、浸出槽(1槽目)を高フリー硫酸濃度として、多くのニッケルブリケットを溶解すると共に、浸出調整槽(2槽目)では浸出槽において余剰であったフリー硫酸だけで少量のニッケルブリケットを溶解して目的濃度のニッケル溶液を得る操業が可能となる。そのため、浸出調整槽にはニッケル濃度を上げて、フリー硫酸濃度を下げるという濃度調整槽的な役割を果たさせ、浸出槽には硫酸と水を供給することで、滞留時間を大きくすることなく、また、装置を無駄に大きくすることなく連続溶解を実現できる。このため装置あたりの処理量を増大させるとともに、バッチ処理の場合の熱衝撃をなくして、装置寿命を延ばすことができる。
第8発明によれば、第2溶解工程の結果に基づいて第1溶解工程を制御するので、安定して所定濃度のニッケル溶液を得ることができる。
本発明の硫酸ニッケル溶液の製造方法を図1に基づき説明する。
本発明の製造方法は、第1溶解工程Iと第2溶解工程IIとからなり、これら各工程I、IIを連続操業することを特徴とする。
第1溶解工程Iは、浸出槽1にニッケルブリケットと硫酸と水を投入してニッケルブリケットを溶解させて一次硫酸ニッケル溶液を得る工程である。第2溶解工程IIは、浸出調整槽2に前記一次硫酸ニッケル溶液を投入すると共に新たにニッケルブリケットを投入し、前記一次硫酸ニッケル溶液中のフリー硫酸で新たに投入されたニッケルブリケットを溶解して硫酸ニッケル溶液を得る工程である。
つまり、浸出調整槽2にはニッケル濃度を上げて、フリー硫酸濃度を下げるという濃度調整槽的な役割を持たせている。このため、硫酸と水は浸出槽1にだけ供給することで、滞留時間を大きくすることなく、また、装置を無駄に大きくすることなく、ニッケルを連続溶解することができるようにしている。
本発明に係る硫酸ニッケル溶液の製造装置は、図2に示すように、浸出槽1と浸出調整槽2の2個の溶解槽を直列に連結した構成である。
浸出槽1は、ニッケルブリケットと硫酸と水を投入してニッケルブリケットを溶解させて一次硫酸ニッケル溶液を得るための溶解槽である。そして、ニッケルブリケットを投入するためのパイプ13とこれに介装された計量バルブV3、硫酸を投入するためのパイプ11とこれに介装されたバルブV1、水を投入するためのパイプ12とこれに介装されたバルブV2を備えている。また、浸出槽1内の液を加温するための蒸気導入パイプ15を備えている。
浸出調整槽2と前記浸出槽1との間には、浸出槽1内のフリー硫酸を多く含む硫酸ニッケル溶液を浸出調整槽2に導入するための送液パイプ21が接続され、この送液パイプ21にはポンプP1が介装されている。また、浸出調整槽2には、新たなニッケルブリケットを投入するためのパイプ24とこれに介装された計量バルブV4、浸出調整槽2内の液を加温するための蒸気導入パイプ25を備えている。
(浸出槽1)
ニッケルブリケットの硫酸溶解は、まず、浸出槽1にニッケルブリケット、硫酸、および水を連続的に供給することにより行われる。槽内では以下の反応式により、水素を発生しながら、金属ニッケルが溶解していくこととなる。
Ni+H2SO4→NiSO4+H2・・・(式1)
供給する硫酸の量は、1槽目の浸出槽1に続く2槽目の浸出調整槽2の必要分も含まれるため、式1に記載されるニッケルと硫酸のモル比よりも多い量が供給されることとなる。浸出槽1においては、これが高フリー硫酸濃度維持する要因となり、大きな溶解速度を維持することが可能となる。
ここで、浸出槽1における一次硫酸ニッケル溶液の硫酸濃度は60~80g/Lとすることが好ましい。硫酸濃度が60g/L以下であるとニッケルブリケットの溶解速度が遅くなる。また、硫酸濃度が80g/L以上であると、次の浸出調整槽2において、フリー硫酸の処理が困難となる。硫酸濃度が60~80g/Lの範囲内にあれば、浸出槽1内で短時間に多くのニッケルを溶解することができ、浸出調整槽2のフリー硫酸の処理に困ることもない。
浸出調整槽2においては、浸出槽1から供給されるフリー硫酸を含んだ一次硫酸ニッケル溶液に、さらに新たなニッケルブリケットをパイプ24から供給することで、ニッケル濃度の増大とフリー硫酸濃度の低減を図る。フリー硫酸がゼロでは溶解速度が極小化してしまうため、ある程度の溶解速度が確保可能な程度のフリー硫酸濃度が必要である。
このフリー硫酸濃度とニッケルブリケットの槽内滞留量を妥当なものとするため、プロセスパラメータであるpH値を0.5~3の間で設定することが好ましい。供給元の違いで、ニッケルブリケットの溶解速度には個体差はあるが、標準的なものでpH1程度が妥当な設定値と想定されている。
硫酸ニッケルそのものの溶解度はさほど大きくなく、温度依存性を持っている。そして、溶解度以上の濃度となると、溶液中に結晶が析出し、配管閉塞などトラブルのもととなるため、目標のニッケル濃度は80~160g/L、好ましくは100~120g/Lとしている。これに対応する密度は1.2~1.4g/ccであり、これをプロセスパラメータとして設定し、浸出槽1へ供給する水の量を調節している。なお、密度と比重は単位が異なるが同じものなので、比重をプロセスパラメータとしてもよい。
前述した2段階のニッケル溶解方法において、安定的な操業を行うため、プロセス運転上のパラメータを、自動制御することが好ましい。
プロセス運転上のパラメータは、浸出槽1および浸出調整槽2へのニッケルブリケットの供給量、硫酸の供給量(浸出槽1のみ)、水の供給量(浸出槽1のみ)であり、目標とするのは得られる硫酸ニッケル溶液の高ニッケル濃度、低フリー硫酸濃度、そして所定の処理量である。
センサS1によって、計測されたpH値により制御部4内のPID制御部41により硫酸供給量を調整するバルブV1の開閉量が制御される。センサS2によって計測されたニッケル濃度により制御部4内のPID制御部42により水供給量を調整するバルブV2の開閉量が制御される。
図2に示す製造装置の安定運転中は浸出槽1および浸出調整槽2の槽内のニッケルブリケット滞留量が一定であることが見込まれるため、処理量に見合ったニッケルブリケット供給量が固定値として設定されることになる。溶解速度の大きい浸出槽1と、小さい浸出調整槽2では、当然ながら供給量に差をつけることとなるが、その比率は、各槽1,2内のニッケルブリケット滞留量を均等にすることが基準となる。具体的には浸出槽1では37~47kg/h/m3、浸出調整槽2では18~28kg/h/m3であることが好ましい。
操業中のプロセス変動は不可避であるので、これにともない、硫酸と水の供給量の調節が必要となる。この場合、プロセス値への影響度合いから、浸出調整槽2のpH値(センサS1で計測される)で表わされるフリー硫酸濃度で硫酸供給量を、浸出調整槽2内のニッケル濃度(センサS2で計測される)で水の供給量を調節する。上記のように硫酸と水の供給量は浸出調整槽2のフリー硫酸濃度とニッケル濃度に依存して変動するが、それらの絶対量は槽容積に依存して決まることになる。
従来技術である特許文献1に記載の硫酸ニッケル溶液製造方法はバッチ式であり、シンプルではあるものの、処理量に比較して装置が大型化し、熱衝撃により装置の劣化も速いものであった。これに対し、本発明の硫酸濃度2段階連続溶解方式は、同じ処理量を小型の装置で実現可能であり、熱衝撃もないので装置寿命の延長も図れる。
また、装置の小型化はメンテナンスを容易にできるので、運転コストを低下できる。
たとえば、ニッケル濃度やフリー硫酸濃度も調節可能であり、プロセス変動に対応した濃度制御も可能である。運転実績を見ながら、処理量やブリケットの個体差に応じたフリー硫酸濃度を設定できるなどの柔軟性もあり、運転が容易という利点がある。
実験は、図3の装置を模した机上シミュレーションで行った。
浸出槽1へのニッケルブリケット供給速度は、42kg/h/m3であり、浸出調整槽2へのニッケルブリケット供給速度は、23kg/h/m3とした。また、各槽1,2内のニッケルブリケット滞留を模擬し、あらかじめ適量のニッケルブリケットを投入しておいた。
(B)図に示す、浸出調整槽2における比重とpHのそれぞれの計測値に基づいて、浸出槽1における硫酸流量と工水流量を調整したが、この制御は1次遅れであるため制御パラメータ(比重とpH)も制御結果(硫酸流量と工水流量)も波形を描いているが、それぞれの波形は規則正しいので、制御が適切に行われることを示している。
また、浸出槽1および浸出調整槽2における槽内溶液密度を示す比重も規則性のある波形で推移しているので、いずれの槽1,2にも適正なニッケル濃度を維持していると考えられる。なお、図4(A)において、硫酸流量と工水流量がやや右肩上りになっているのは、処理量と徐々に増加させたためであり、通常の操業では同じレベルで推移させることになる。
これに対し、本発明の2槽連続溶解方式では、一槽目で硫酸濃度を高めておけるので、各槽とも大きくすることなく硫酸連続溶解が可能となる。また、第2溶解工程の結果に基づいて第1溶解工程を制御するので、安定して所定濃度のニッケル溶液を得ることができ、後工程のリチウムニッケル複合酸化物を製造するプロセスにおいて合理的な原料を得ることができる。
電池材料等に用いられるニッケル酸リチウムを製造する場合は、処理量確保の観点から、硫酸ニッケル溶液中のニッケルは高濃度であり、フリー硫酸は低濃度であるほうが好ましいが、このような用途に本発明は最適である。
そして、本発明によれば、装置を無駄に大きくすることなく、必要な処理量が確保できる。
2 浸出調整槽
4 制御部
11 パイプ
12 パイプ
13 パイプ
21 送液パイプ
V1 バルブ
V2 バルブ
V3 計量バルブ
S1 センサ
S2 センサ
P1 ポンプ
Claims (8)
- 硫酸ニッケル溶液の製造方法であって、
浸出槽にニッケルブリケットと硫酸と水を投入してニッケルブリケットを溶解させて一次硫酸ニッケル溶液を得る第1溶解工程と、
浸出調整槽に前記一次硫酸ニッケル溶液を投入すると共に新たにニッケルブリケットを投入し、前記一次硫酸ニッケル溶液中のフリー硫酸で新たに投入されたニッケルブリケットを溶解して硫酸ニッケル溶液を得る第2溶解工程を含む
ことを特徴とする硫酸ニッケル溶液の製造方法。 - 前記浸出槽における前記一次硫酸ニッケル溶液のフリー硫酸濃度を60~80g/Lとする
ことを特徴とする請求項1記載の硫酸ニッケル溶液の製造方法。 - 前記浸出槽における前記一次硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度を40~110g/Lとする
ことを特徴とする請求項1または2記載の硫酸ニッケル溶液の製造方法。 - 前記浸出調整槽における前記硫酸ニッケル溶液のpH値(25℃換算)を0.5~3とする
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の硫酸ニッケル溶液の製造方法。 - 前記第1溶解工程におけるニッケルブリケットの供給速度を、37~47kg/h/m3とし、前記第2溶解工程におけるニッケルブリケットの供給速度を、18~28kg/h/m3とする
ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の硫酸ニッケル溶液の製造方法。 - 前記第2溶解工程における硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度とpHを測定し、該ニッケル濃度と該pHに基づいて前記第1溶解工程における硫酸及び水の供給量を制御する
ことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の硫酸ニッケル溶液の製造方法。 - ニッケルブリケットと硫酸と水を投入してニッケルブリケットを溶解させて一次硫酸ニッケル溶液を得る浸出槽と、
前記一次硫酸ニッケル溶液と新たにニッケルブリケットを投入し、前記一次硫酸ニッケル溶液中のフリー硫酸で前記ニッケルブリケットを溶解して硫酸ニッケル溶液を得る浸出調整槽を具備する
ことを特徴とする硫酸ニッケル溶液の製造装置。 - 前記浸出調整槽における硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度とpHを測定する測定手段と、
前記浸出調整槽の硫酸ニッケル溶液のニッケル濃度とpHに基づいて前記浸出槽に供給する硫酸及び水の供給量を制御する制御手段を具備する
ことを特徴とする請求項7記載の硫酸ニッケル溶液の製造装置。
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