JP7181136B2 - 集塵システム - Google Patents

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Description

本発明は、動力工具と集塵装置とを含む集塵システムに関する。
先端工具を駆動することで被加工材に対して加工作業を行う動力工具と、動力工具に取り付けられて、加工作業で発生した粉塵を収集する集塵装置とを含む集塵システムが知られている。このような集塵システムでは、先端工具を駆動するためのモータ(駆動モータともいう)が動力工具に設けられる一方、集塵用のファンを駆動するためのモータ(集塵モータともいう)が、集塵装置に設けられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018―58188号公報
上述のような集塵システムでは、動力工具の駆動モータに関しては、様々な制御の最適化が図られているが、集塵モータの制御に関しては、いまだ改善の余地がある。
本発明は、動力工具と集塵装置とを備えた集塵システムにおける集塵モータの制御に関する改善を提供することを課題とする。
本発明の一態様によれば、先端工具を駆動することで、被加工材に対する加工作業を行うように構成された動力工具と、加工作業で発生した粉塵を収集するように構成された集塵装置とを備えた集塵システムが提供される。
動力工具は、第1モータと、第1モータの動力によって、先端工具を駆動するように構成された駆動機構とを備えている。集塵装置は、第2モータと、第2モータによって回転駆動され、集塵用の空気流を生成するように構成されたファンとを備えている。更に、集塵システムは、動力工具の駆動状態に応じて、第2モータの回転速度を制御するように構成された第1制御装置を備えている。なお、第1制御装置は、動力工具に設けられても、集塵装置に設けられてもよい。
動力工具の駆動状態とは、例えば、第1モータや駆動機構の駆動状態(駆動の有無、回転速度等)、動力工具の運動状態(振動状態、回転状態等)をいう。動力工具の駆動状態が変化すれば、粉塵の発生状態も変化しうる。本態様の集塵システムでは、第1制御装置が、動力工具の駆動状態に応じて、集塵用の第2モータの回転速度を制御することで集塵装置の集塵力を変化させ、粉塵の発生しにくい状況と発生しやすい状況に適切に対応することが可能となる。
本発明の一態様において、第1制御装置は、第1モータの回転速度に応じて、第2モータの回転速度を変更するように構成されていてもよい。本態様によれば、粉塵の発生状態を変化させうる第1モータの回転速度の変化に応じて、集塵装置の集塵力を変化させることが可能となる。なお、本態様において、第1制御装置は、第1モータの回転速度が高くなるほど第2モータの回転速度を高くするように構成されていると好ましい。ここでいう「第1モータの回転速度が高くなるほど第2モータの回転速度を高くする」態様は、例えば、第1モータの回転速度の上昇に応じて、比例的に(線形に)第2モータの回転速度を上昇させる態様、二次関数的に(非線形に)上昇させる態様、段階的に上昇させる態様、閾値を境界として上昇させる態様を含む。この場合、第1モータの回転速度が比較的低いときには第2モータの電力消費を抑え、第1モータの回転速度が比較的高いときには集塵装置の集塵力を高めることができる。
本発明の一態様において、第1制御装置は、第1モータの駆動開始からの駆動時間に応じて、第2モータの回転速度を変更するように構成されていてもよい。本態様によれば、粉塵の発生状態を変化させうる駆動時間の変化に応じて、集塵装置の集塵力を変化させることが可能となる。なお、本態様において、第1制御装置は、第1モータの駆動時間が長くなるほど第2モータの回転速度を高くするように構成されていると好ましい。ここでいう「駆動時間が長くなるほど第2モータの回転速度を高くする」態様は、例えば、駆動時間の増加に応じて、比例的に(線形に)第2モータの回転速度を上昇させる態様、二次関数的に(非線形に)上昇させる態様、段階的に上昇させる態様、閾値を境界として上昇させる態様を含む。この場合、駆動時間が比較的短いときには第2モータの電力消費を抑え、駆動時間が比較的長いときには集塵装置の集塵力を高めることができる。
本発明の一態様において、第1制御装置は、第1モータの駆動開始からの駆動時間が所定時間に達するまで、第1回転速度で第2モータを駆動させ、駆動時間が所定時間に達すると、第2モータの回転速度を、第1回転速度よりも低い第2回転速度に変更するように構成されていてもよい。本態様によれば、加工作業の開始時に発生する粉塵を効果的に収集することが可能となる。
本発明の一態様において、第1制御装置は、第1モータの駆動が停止された後、第1モータの駆動開始からの駆動時間に応じた待機時間が経過すると、第2モータの回転速度をゼロに変更する(つまり、駆動を停止する)ように構成されていてもよい。第1モータの駆動が停止され、加工作業が終了しても、加工作業中に発生した粉塵が収集しきれていない場合がある。また、残存する粉塵の量は、駆動時間に応じて変化しうる。本態様によれば、第1モータの駆動時間に応じて待機時間を設けることで、このような粉塵を効果的に収集することが可能となる。なお、本態様において、第1モータの駆動時間が長くなるほど長い待機時間が設けられると好ましい。ここでいう「駆動時間が長くなるほど長い待機時間が設けられる」態様は、例えば、駆動時間の増加に応じて、比例的に(線形に)第2待機時間が増加する態様、二次関数的に(非線形に)増加する態様、段階的に増加する態様、閾値を境界として増加する態様を含む。この場合、第1モータの駆動時間が比較的短く、粉塵が残っている可能性がより低い場合には第2モータの電力消費を抑え、第1モータの駆動時間が比較的長く、より多くの粉塵が残っている可能性がある場合には集塵装置の集塵力を高めることができる。
本発明の一態様において、動力工具は、先端工具に加えられている負荷を検出する負荷検出装置を更に備えてもよい。そして、第1制御装置は、負荷に応じて、第2モータの回転速度を変更するように構成されていてもよい。本態様によれば、粉塵の発生状態を変化させうる先端工具への負荷の変化に応じて、集塵装置の集塵力を変化させることが可能となる。なお、本態様において、第1制御装置は、負荷が大きくなるほど第2モータの回転速度を高くするように構成されていると好ましい。ここでいう「負荷が大きくなるほど第2モータの回転速度を高くする」態様は、例えば、負荷の上昇に応じて、比例的に(線形に)第2モータの回転速度を上昇させる態様、二次関数的に(非線形に)上昇させる態様、段階的に上昇させる態様、閾値を境界として上昇させる態様を含む。この場合、負荷が比較的小さいときには第2モータの電力消費を抑え、負荷が比較的大きいときには集塵力を高めることができる。
本発明の一態様において、負荷検出装置は、負荷として、少なくとも、動力工具の振動を検出するように構成されていてもよい。そして、第1制御装置は、振動に応じて、第2モータの回転速度を変更するように構成されていてもよい。本態様によれば、粉塵の発生状態を変化させうる振動の変化に応じて、集塵装置の集塵力を変化させることが可能となる。なお、本態様において、第1制御装置は、振動が大きくなるほど第2モータの回転速度を高くするように構成されていると好ましい。ここでいう「振動が大きくなるほど第2モータの回転速度を高くする」態様は、例えば、振動の増加に応じて、比例的に(線形に)第2モータの回転速度を上昇させる態様、二次関数的に(非線形に)上昇させる態様、段階的に上昇させる態様、閾値を境界として上昇させる態様を含む。この場合、振動が比較的小さいときには第2モータの電力消費を抑え、振動が比較的大きいときには集塵力を高めることができる。
本発明の一態様において、集塵システムは、負荷が所定の閾値以下の場合、所定の上限回転速度を超えない回転速度で第1モータを駆動し、負荷が閾値を超える場合、上限回転速度を超える回転速度で第1モータを駆動可能に構成された第2制御装置を更に備えてもよい。そして、第1制御装置は、第2制御装置による第1モータの制御に連動して、第2モータの回転速度を変更するように構成されていてもよい。本態様によれば、負荷検出装置によって検出される負荷が、第1モータの電力消費を抑えるのに効果的な第1モータの回転速度の制御にも利用される。また、第2モータの回転速度も、第1モータの回転速度に連動して変更されるため、集塵装置の集塵力を適切に変化させることが可能となる。なお、第2制御装置は、第1制御装置とは別個に設けられてもよいし、第1制御装置によって兼用されてもよい。
集塵システムの断面図である。 集塵システムの電気的構成を示すブロック図である。 駆動モータの回転速度と集塵モータの回転速度との対応関係の一例を模式的に示す図である。 駆動モータの駆動時間と集塵モータの回転速度との対応関係の一例を模式的に示す図である。 駆動モータの駆動時間と集塵モータの回転速度との対応関係の一例を模式的に示す図である。 駆動モータの駆動時間と駆動モータ停止後の待機時間との対応関係の一例を模式的に示す図である。 加速度と集塵モータの回転速度との対応関係の一例を模式的に示す図である。 駆動モータと集塵モータの駆動開始と停止のタイミングを模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である集塵システム1について説明する。図1に示すように、本実施形態の集塵システム1は、ハンマドリル2と、集塵装置7とを含む。ハンマドリル2は、駆動モータ31の動力によって、取り外し可能に装着された先端工具91を駆動することで、加工作業(ハツリ作業や穴あけ作業)を行うように構成されている。より詳細には、ハンマドリル2は、先端工具91を駆動軸A1に沿って直線状に駆動するハンマ動作と、先端工具91を駆動軸A1周りに回転駆動するドリル動作とを遂行可能に構成されている。ハンマ動作によってハツリ作業が行われ、ドリル動作によって穴あけ作業が行われる。また、集塵装置7は、ハンマドリル2に取り外し可能に装着され、加工作業で発生した粉塵を収集するように構成されている。
まず、図1を参照して、ハンマドリル2の概略構成について説明する。
図1に示すように、ハンマドリル2の外郭は、主に、本体ハウジング21と、ハンドル25によって形成されている。本体ハウジング21は、駆動機構35を収容する駆動機構収容部22と、駆動モータ31を収容するモータ収容部23と、コントローラ収容部24とを含み、全体としては側面視略Z字状に形成されている。
駆動機構収容部22は、長尺の箱状体として形成されており、駆動軸A1に沿って延在している。駆動機構収容部22の駆動軸A1方向における一端部内には、先端工具91を着脱可能なツールホルダ39が配置されている。モータ収容部23は、長尺の箱状体として形成されており、駆動機構収容部22の駆動軸A1方向におけるもう一方の端部から、駆動軸A1から離れる方向に突出している。駆動モータ31は、モータシャフト311の回転軸が駆動軸A1に交差する方向(詳細には、駆動軸A1に対して斜め方向)に延在するように、モータ収容部23内に配置されている。
なお、以下の説明では、便宜上、駆動軸A1の軸方向(駆動軸A1方向ともいう)をハンマドリル2の前後方向と規定し、ツールホルダ39が設けられている一端部側をハンマドリル2の前側(先端領域側ともいう)、反対側を後側と規定する。また、駆動軸A1に直交する方向であって、モータシャフト311の回転軸の軸方向に対応する方向をハンマドリル2の上下方向と規定し、モータ収容部23が突出する方向を下方向、反対方向を上方向と規定する。更に、前後方向および上下方向に直交する方向を、左右方向と規定する。
コントローラ収容部24は、本体ハウジング21のうち、モータ収容部23の上下方向の略中央部(駆動モータ31の本体部が収容されている領域)から後方に延在する矩形箱状の部分である。コントローラ収容部24には、コントローラ5が収容されている。また、本実施形態では、コントローラ収容部24の下端部(コントローラ5の下側の部分)には、バッテリ93を着脱可能なバッテリ装着部245が前後方向に2つ並んで設けられている。本実施形態では、ハンマドリル2および集塵装置7は、バッテリ93から供給される電力により動作する。
ハンドル25は、全体としては側面視略C字状に形成されており、両端部が本体ハウジング21の後端部に連結されている。ハンドル25は、使用者によって把持される把持部26を有する。把持部26は、本体ハウジング21の後方に離間して配置され、駆動軸A1に交差するように、概ね上下方向に延在している。把持部26の上端部の前部には、使用者による押圧操作(引き操作)が可能なトリガ261が設けられている。
以下、ハンマドリル2の物理的構成の詳細について説明する。
まず、本体ハウジング21およびその内部構造について説明する。
図1に示すように、駆動機構収容部22には、駆動機構35が収容されている。駆動機構35は、駆動モータ31の動力によって、先端工具91を駆動するように構成されている。本実施形態では、駆動機構35は、運動変換機構と、打撃機構と、回転伝達機構とを含む。運動変換機構は、モータシャフト311の回転運動を直線運動に変換して打撃要素に伝達する機構であって、本実施形態では、揺動部材を用いた運動変換機構が採用されている。打撃機構は、直線状に動作して先端工具91を打撃することで、先端工具91を駆動軸A1に沿って直線状に駆動する機構であって、本実施形態では、ストライカとインパクトボルトとを含む。回転伝達機構は、モータシャフト311の回転運動を減速した上でツールホルダ39に伝達することで、先端工具91を回転駆動する機構であって、複数のギアを含む。ハンマドリル2の動作モード(ハンマドリルモード、ドリルモード、ハンマモード)は、使用者によるモード切替ダイアル(図示略)の操作に応じて、モード切替機構(図示略)によって、運動変換機構または回転伝達機構における動力の伝達が適宜遮断されることによって切り替えられる。なお、このような駆動機構35およびモード切替機構の構成については周知であるため、詳細な説明については省略する。
上述のように、モータ収容部23は、駆動機構収容部22の後端部に接続して下方に延びている。モータ収容部23の上側部分には、駆動モータ31が収容されている。本実施形態では、駆動モータ31として、直流ブラシレスモータが採用されている。駆動モータ31は、ステータとロータとを含むモータ本体部と、ロータから延設されてロータと一体的に回転するモータシャフト311とを備えている。モータシャフト311の回転軸は、駆動軸A1に対して斜め下前方に延びている。
また、モータ収容部23の上端部の後部には、変速ダイアルユニット231が収容されている。詳細な図示は省略するが、変速ダイアルユニット231は、使用者がモータ収容部23の外部から回動操作可能なダイアルと、回路基板に搭載された可変抵抗器とを含む。ダイアルは、使用者が駆動モータ31の回転速度を設定するための操作部材である。可変抵抗器は、ダイアルの回動位置に応じた抵抗値を出力する。変速ダイアルユニット231は、図示しない配線によってコントローラ5に接続されており、ダイアルの回動操作に応じた抵抗値(つまり、設定された回転速度)を示す信号を、コントローラ5に出力する。
また、モータ収容部23の下側部分(つまり、駆動モータ31よりも下側の領域)の後部には、加速度センサユニット61が支持されている。詳細な図示は省略するが、加速度センサユニット61は、ケースと、ケースに収容された基板と、基板に搭載された制御回路610および加速度センサ611(図2参照)とを含む。加速度センサ611は、本体ハウジング21の振動を示す物理量としての加速度を検出する。制御回路610は、加速度センサ611によって検出された振動(加速度)が所定の閾値を超えたか否かを判断し、判断結果に応じた信号(以下、加速度信号という)を、図示しない配線を介してコントローラ5に出力するように構成されている。
更に、モータ収容部23の下側部分の前端部には、集塵装置7を固定するための凹部が設けられている。この凹部には、集塵装置7のコネクタ715と電気的に接続可能に構成されたコネクタ59が設けられている。
コントローラ収容部24には、コントローラ5が収容されている。詳細な図示は省略するが、コントローラ5は、ケースと、ケースに収容された基板と、基板に搭載された制御回路50等(図2参照)を含む。詳細は後述するが、本実施形態では、コントローラ5は、変速ダイアルユニット231によって設定された回転速度、トリガ261の操作状態、および本体ハウジング21の振動に基づいて、駆動モータ31の駆動を制御するように構成されている。
次に、ハンドル25およびその内部構造について説明する。
図1に示すように、ハンドル25は、把持部26と、上側連結部28と、下側連結部29とを含む。把持部26は、上述のように、上下方向に延在するように配置されており、上端部の前部には、トリガ261が設けられている。把持部26は、長尺の筒状に形成されており、その内部にはスイッチ263が収容されている。スイッチ263は、常時にはオフ状態で維持され、トリガ261の引き操作に応じてオン状態とされる。つまり、スイッチ263は、トリガ261の操作および操作の解除を検出可能に構成されている。また、スイッチ263は、図示しない配線によってコントローラ5(詳細には、制御回路50)に接続されており、オン状態の場合、コントローラ5に対し、トリガ261の操作量に対応する信号(以下、トリガ信号という)を出力する。上側連結部28は、把持部26の上端部から前方に延在し、本体ハウジング21の上後端部に連結される部分である。下側連結部29は、把持部26の下端部から前方に延在し、本体ハウジング21の中央後端部に連結される部分である。また、下側連結部29は、コントローラ収容部24の上側に配置されている。
本実施形態では、ハンドル25は、本体ハウジング21に対して相対移動可能に弾性連結されている。より詳細には、上側連結部28の前端部と駆動機構収容部22の後端部の間には、弾性部材281が介在している。一方、下側連結部29は、左右方向に延在する支持シャフト291を介して、モータ収容部23に対して回動可能に支持されている。このような構成によって、本体ハウジング21からハンドル25(把持部26)への振動伝達の抑制が図られている。
次に、集塵装置7について説明する。なお、集塵装置7はハンマドリル2に装着された状態で使用されるため、以下の説明では、便宜上、集塵装置7の方向を、ハンマドリル2に装着されたときの集塵装置7の方向に合わせて規定する。
まず、集塵装置7の概略構成について説明する。図1に示すように、集塵装置7は、本体ハウジング70と、ダストケース73と、摺動部75と、粉塵移送路77とを備えている。本体ハウジング70は、ハンマドリル2の本体ハウジング21に着脱可能に構成されている。本体ハウジング70には、集塵モータ711と、集塵モータ711によって回転駆動され、集塵用の空気流を形成するように構成されたファン713とが収容されている。ダストケース73は、粉塵を収容するための容器であって、本体ハウジング70に取り外し可能に装着されている。摺動部75は、本体ハウジング70によって、前後方向に摺動可能に保持されている。また、摺動部75は、粉塵を吸引するための吸引口754を有し、先端工具91の先端を被覆可能なカバー部753を備えている。粉塵移送路77は、吸引口754から吸引された粉塵が移送される通路であって、摺動部75内を通り、ダストケース73に接続されている。
集塵モータ711が駆動され、ファン713が回転すると、加工作業によって生じた粉塵が空気と共に吸引口754から吸い込まれ、粉塵移送路77を通ってダストケース73に流入する。ダストケース73では、粉塵のみがフィルタ735によって空気から分離され、収容される。粉塵が分離された後の空気は、本体ハウジング70に設けられた排気口(図示略)から排出される。このようにして、集塵システム1では、ハンマドリル2による加工作業で生じた粉塵が、集塵装置7によって収集される。
以下、集塵装置7の詳細構成について説明する。
図1に示すように、本体ハウジング70は、側面視略Z状の中空体として形成されており、摺動ガイド部701と、コネクタ部703と、モータ収容部705とを含む。
摺動ガイド部701は、矩形箱状の部分であって、本体ハウジング70の上端部を構成している。摺動ガイド部701は、前後方向に延在する内部空間を有する。摺動ガイド部701の前端部には、内部空間を外部に連通させる開口が設けられている。周知の構成であるため詳細な説明および図示は省略するが、摺動ガイド部701の内部には、摺動部75を前後方向に摺動可能に保持するための構成が設けられている。
コネクタ部703は、摺動ガイド部701の後端部の下側に設けられ、上下方向に延在している。コネクタ部703の後壁部には、後方に突出する凸部が設けられている。この凸部には、ハンマドリル2のコネクタ59と電気的に接続可能なコネクタ715が設けられている。
モータ収容部705は、コネクタ部703の下側に設けられ、コネクタ部703よりも後方に延在する矩形箱状部分であって、本体ハウジング70の下端部を構成する。なお、周知の構成であるため詳細な説明および図示は省略するが、モータ収容部705の左右の上端には、前後方向に延びる一対のガイドレールが設けられている。また、ハンマドリル2のモータ収容部23の左右側面の下端部には、前後方向に延びる一対のガイド溝が設けられている。集塵装置7は、ガイドレールとガイド溝とのスライド係合を介して、ハンマドリル2の本体ハウジング21に装着される。なお、集塵装置7が本体ハウジング21に装着されると、コネクタ部703の凸部がモータ収容部23の凹部に嵌合するとともに、コネクタ715がコネクタ59と電気的に接続する。
モータ収容部705には、集塵モータ711と、ファン713と、コントローラ8とが収容されている。より詳細には、集塵モータ711は、モータシャフトが前後方向に延在するように配置されている。なお、本実施形態では、集塵モータ711としてブラシを有するモータが採用されている。ファン713は、集塵モータ711の本体部(ステータおよびロータ)の前側で、モータシャフトに固定されており、モータシャフトと一体的に回転する。なお、ファン713は遠心ファンである。モータ収容部705の前壁部には、ファン713の吸込み領域に対向するように開口が設けられている。詳細な図示は省略するが、コントローラ5は、ケースと、ケースに収容された基板と、基板に搭載された制御回路80等(図2参照)を含む。集塵装置7が上述のように本体ハウジング21に装着されると、コントローラ8は、コネクタ715、59を介して、ハンマドリル2のコントローラ5に接続される。詳細は後述するが、本実施形態では、コントローラ8は、トリガ261の操作状態とハンマドリル2の駆動状態とに基づいて、集塵モータ711の駆動を制御するように構成されている。
図1に示すように、ダストケース73は、矩形箱状の容器であって、粉塵を含む空気流が流入する流入口と、粉塵が分離された後の空気流が流出する流出口とを有する。流出口は、モータ収容部705のファン713の前側に設けられた開口と連通している。ダストケース73の内部には、フィルタ735が配置されている。フィルタ735を通過した空気流は、流出口を介してダストケース73からモータ収容部705に流入し、排気口(図示略)から集塵装置7の外部へ排出される。
図1に示すように、摺動部75は、全体としては側面視略L字状の筒状部材であって、前後方向に直線状に延在する第1筒状部751と、第1筒状部751の前端部から上方に延びる第2筒状部752とを含む。カバー部753は、第2筒状部752の上端部に設けられており、先端工具91の先端を被覆可能に構成されている。吸引口754は、前後方向にカバー部753を貫通している。摺動部75は、常時、第1筒状部751の一部が摺動ガイド部701内に配置され、カバー部753を含む第2筒状部752が摺動ガイド部701から前方へ突出した状態で、本体ハウジング70に保持されている。
図1に示すように、粉塵移送路77は、摺動部75内を延在して、吸引口754とダストケース73の流入口とを接続する通路である。吸引口754から吸引された粉塵は、粉塵移送路77を通ってダストケース73まで移送される。本実施形態では、粉塵移送路77は、摺動部75の一部(第2筒状部752)と、ホース771と、ホース接続部775によって規定されている。ホース771は、蛇腹状に形成され、伸縮自在とされている。ホース771の一端部は、第2筒状部752の下端部に連結されている。ホース771の他端部は、摺動部75の後端から後方に突出し、ホース接続部775の一端部に連結されている。ホース接続部775の他端部は、流入口を介してダストケース73内に配置されている。このような構成により、吸引口754とダストケース73とを接続する粉塵移送路77が形成されている。
また、本実施形態では、ホース771には、バネ772が装着されている。本実施形態では、バネ772には、圧縮コイルバネが採用されている。摺動部75は、バネ772の弾性力によって、常時、本体ハウジング70から突出する方向、つまり前方に付勢されている。このため、摺動部75に対して後方へ向かう外力が作用しない状態(以下、初期状態ともいう)では、摺動部75は、初期位置(図1に示す位置)で保持される。先端工具91の先端とカバー部753とが被加工材に押し付けられた状態で、加工作業(例えば、穴あけ作業)が行われると、加工作業の進行に従い、バネ772の付勢力に抗して摺動部75が本体ハウジング70の内部に押し込まれる。そして、加工作業が終了し、押付けが解除されると、摺動部75は、バネ772の弾性力で、初期位置に復帰する。
以下、図2を参照して、ハンマドリル2および集塵装置7の電気的構成について説明する。
ハンマドリル2は、コントローラ5の基板に搭載された制御回路50と、駆動回路51と、電流検出アンプ55とを備えている。また、制御回路50には、ホールセンサ53、スイッチ263、変速ダイアルユニット231、加速度センサユニット61(制御回路610)、およびコネクタ59が電気的に接続されている。
本実施形態では、制御回路50は、CPU、ROM、RAM、タイマ等を含むマイクロコンピュータで構成されている。駆動回路51は、6つの半導体スイッチング素子を用いた三相ブリッジ回路を含む。電流検出アンプ55は、駆動モータ31に流れる電流をシャント抵抗によって電圧に変換し、更にアンプによって増幅した信号を制御回路50に出力する。ホールセンサ53は、駆動モータ31の各相に対応して配置される3つのホール素子を備えており、ロータの回転位置を示す信号を、制御回路50に出力する。上述のように、スイッチ263は、トリガ261の引き操作に応じて、トリガ261の操作量に対応するトリガ信号を、制御回路50に出力する。変速ダイアルユニット231は、ダイアルの回動操作を介して設定された回転速度に対応する信号を、制御回路50に出力する。加速度センサユニット61の制御回路610は、加速度センサ611によって検出された振動(加速度)に応じた加速度信号を、制御回路50に出力する。
制御回路50は、ホールセンサ53、電流検出アンプ55、スイッチ263、変速ダイアルユニット231、加速度センサユニット61等から入力された各種信号に基づいて、駆動モータ31の駆動を開始し、または停止する。また、駆動モータ31の回転速度を適宜設定し、回転速度に応じて各スイッチング素子の駆動デューティ比を設定し、これに応じた制御信号を駆動回路51に出力する。このようにして、制御回路50は、駆動モータ31の駆動を制御する。
集塵装置7は、コントローラ8の基板に搭載された制御回路80および駆動回路81を備えている。また、制御回路80には、コネクタ715が電気的に接続されている。本実施形態では、制御回路80は、制御回路50と同様、CPU、ROM、RAM、タイマ等を含むマイクロコンピュータで構成されている。駆動回路81は、スイッチング素子を備えている。
上述のように、集塵装置7が本体ハウジング21に装着されると、制御回路80は、コネクタ715、59を介して、ハンマドリル2の制御回路50に電気的に接続される。制御回路50は、制御回路80に接続されている場合、少なくとも、スイッチ263からのトリガ信号を、制御回路80に出力する。制御回路80は、駆動回路81のスイッチング素子のオン・オフ状態を切り替えることで、集塵モータ711の駆動を開始または停止する。また、集塵モータ711の回転速度を適宜設定し、これに応じた電流をスイッチング素子に流す。このようにして、制御回路80は、集塵モータ711の駆動を制御する。
集塵システム1における動作制御について説明する。なお、本実施形態では、ハンマドリル2の駆動モータ31の駆動は、ハンマドリル2の制御回路50によって制御される一方、集塵装置7の集塵モータ711の駆動は、集塵装置7の制御回路80によって別個に制御される。
まず、ハンマドリル2の制御回路50(より詳細には、CPU)による駆動モータ31の制御について説明する。
本実施形態では、制御回路50は、駆動モータ31に関し、いわゆるソフトノーロード制御(無負荷時低速回転制御とも称される)を行うように構成されている。ソフトノーロード制御とは、スイッチ263がオン状態にある場合、先端工具91に負荷が加えられていない無負荷状態では、駆動モータ31の回転速度を、予め定められた比較的低い回転速度(以下、初期回転速度という)以下に制限する一方、負荷状態では、駆動モータ31の回転速度が初期回転速度を超えることを許容する駆動制御手法である。ソフトノーロード制御によれば、無負荷状態における駆動モータ31の無駄な電力消費を低減することができる。本実施形態では、加速度センサ611によって検出された振動(加速度)が所定の閾値以下か否かに応じて、無負荷状態と負荷状態の判別が行われる。制御回路50は、加速度センサユニット61の制御回路610から出力される加速度信号が、無負荷状態に対応する信号なのか負荷状態を示す信号なのかに基づいて、駆動モータ31の回転速度を制御する。
なお、本実施形態では、変速ダイアルユニット231によって設定された回転速度が、トリガ261の最大操作量に対応する回転速度(つまり、最高回転速度)として用いられる。そして、駆動モータ31の回転速度は、最高回転速度と、実際のトリガ261の操作量(操作割合)に基づいて設定される。
具体的には、スイッチ263がオン状態とされた後、制御回路50は、加速度センサ611からの加速度信号を監視し、ハンマドリル2が無負荷状態にある間は、最高回転速度とトリガ261の操作量に基づいて算出される回転速度が初期回転速度以下であれば、算出された回転速度で駆動モータ31を駆動する。一方、算出される回転速度が初期回転速度を超える場合、制御回路50は、初期回転速度で駆動モータ31を駆動する。また、制御回路50は、ハンマドリル2が無負荷状態から負荷状態に移行すると、最高回転速度とトリガ261の操作量に基づいて算出される回転速度で駆動モータ31を駆動する。制御回路50は、トリガ261の引き操作が解除され、スイッチ263がオフ状態となると、駆動モータ31の駆動を停止する。
次に、集塵装置7の制御回路80(より詳細には、CPU)による集塵モータ711の制御について説明する。
本実施形態では、制御回路80は、ハンマドリル2の駆動状態に応じて、集塵モータ711の回転速度を制御するように構成されている。ハンマドリル2の駆動状態とは、例えば、駆動モータ31や駆動機構35の駆動状態(駆動の有無、回転速度等)、ハンマドリル2(詳細には、本体ハウジング21)の運動状態(振動状態、回転状態等)をいう。ハンマドリル2の駆動状態が変化すれば、粉塵の発生状態も変化しうる。よって、制御回路80が、ハンマドリル2の駆動状態に応じて集塵モータ711の回転速度を制御することで、集塵装置7の集塵力を変化させ、粉塵の発生しにくい状況と発生しやすい状況に適切に対応することが可能となる。
以下に、本実施形態において採用されうるハンマドリル2の駆動状態の例と、その駆動状態に応じた集塵モータ711の回転速度の制御について説明する。
第1の例として、ハンマドリル2の駆動状態として駆動モータ31の回転速度が採用される例について説明する。この例では、制御回路80は、駆動モータ31の回転速度に応じて集塵モータ711の回転速度を変更するように構成される。具体的には、ハンマドリル2の制御回路50は、スイッチ263がオン状態の間は、駆動モータ31の回転速度を示す信号(以下、速度信号という)を、コネクタ59、715を介して集塵装置7の制御回路80へ出力する。なお、速度信号は、制御回路50によって設定された回転速度を示すものであってもよいし、ホールセンサ53からの出力信号によって特定される駆動モータ31の実回転速度を示すものであってもよい。制御回路50は、駆動モータ31と集塵モータ711の回転速度について予め定められた対応関係に基づいて、集塵モータ711の回転速度を設定する。対応関係を規定する情報(以下、対応関係情報という)は、例えば、制御回路80のROMに予め記憶される。
図3は、第1の例で採用可能な対応関係情報を模式的に例示するものである。この例では、集塵モータ711の回転速度は、駆動モータ31の回転速度が高くなるにつれて、最低回転速度(Rmin)から最高回転速度(Rmax)まで比例的(線形)に高くなることが規定されている。また、駆動モータ31の回転速度が所定の閾値Rthを超えると、集塵モータ711の回転速度は、一律で最高回転速度Rmaxとされることが規定されている。制御回路80は、スイッチ263がオン状態の間は、制御回路50からの速度信号を監視し、対応関係情報を参照して、駆動モータ31の回転速度に応じて集塵モータ711の回転速度を設定し、設定された回転速度で集塵モータ711を駆動する。制御回路80は、スイッチ263がオフ状態となると、集塵モータ711の駆動を停止する。
このように、第1の例の集塵システム1では、集塵装置7の制御回路80は、粉塵の発生状態を変化させうる駆動モータ31の回転速度に応じて、集塵モータ711の回転速度を変更し、集塵装置の集塵力を変化させることができる。特に、制御回路80は、駆動モータ31の回転速度が高くなるほど、集塵モータ711の回転速度を高くする。このため、駆動モータ31の回転速度が比較的低く、発生する粉塵が比較的少ないと想定されるときには集塵モータ711の電力消費を抑え、駆動モータ31の回転速度の上昇に伴って粉塵が増加すると想定されるときには集塵装置7の集塵力を高めることができる。
なお、駆動モータ31と集塵モータ711の回転速度の対応関係は、図3に挙げる例に限られるものではない。例えば、集塵モータ711の回転速度は、駆動モータ31の回転速度が閾値Rth以下の場合は一律で比較的低い回転速度に設定され、駆動モータ31の回転速度が閾値Rthを超えた場合は、一律でより高い回転速度に設定されるように規定されていてもよい。また、例えば、集塵モータ711の回転速度は、駆動モータ31の回転速度の上昇に応じて、最低回転速度Rminから最高回転速度Rmaxまで、二次関数的(非線形)に上昇するように規定されていてもよいし、段階的に上昇するように規定されていてもよい。
第2の例として、ハンマドリル2の駆動状態として駆動モータ31の駆動時間が採用される例について説明する。この例では、制御回路80(より詳細には、CPU)は、駆動モータ31の駆動時間に応じて、集塵モータ711の回転速度を変更するように構成される。なお、駆動モータ31の駆動時間とは、駆動モータ31の駆動が開始されてからの駆動状態の継続時間をいうものである。この場合、制御回路80(CPU)は、スイッチ263がオン状態とされると、駆動モータ31の駆動が開始されたと認識し、タイマを用いて駆動時間を計測する。そして、駆動時間と集塵モータ711の回転速度について予め定められた対応関係に基づいて、集塵モータ711の回転速度を設定する。上述の例と同様、対応関係を規定する情報は、例えば、制御回路80のROMに予め記憶される。
図4は、第2の例で採用可能な対応関係情報を模式的に例示するものである。図4の例では、集塵モータ711の回転速度は、駆動時間が所定の閾値T1以下の間は回転速度R1とされ、駆動時間が閾値T1を超えると、回転速度R2に変更されることが規定されている。なお、回転速度R2は、回転速度R1よりも高い回転速度である。制御回路80は、スイッチ263がオン状態の間は、タイマによって計測される駆動時間を監視し、対応関係情報を参照して、駆動時間に応じて集塵モータ711の回転速度を設定し、設定された回転速度で集塵モータ711を駆動する。制御回路80は、スイッチ263がオフ状態となると、集塵モータ711の駆動を停止する。
このように、第2の例では、集塵装置7の制御回路80は、粉塵の発生状態を変化させうる駆動モータ31の駆動時間に応じて、集塵モータ711の回転速度を変更し、集塵装置の集塵力を変化させることができる。特に、制御回路80は、駆動時間が閾値T1を超えると、集塵モータ711の回転速度を高くする。このため、駆動モータ31の駆動時間が比較的短く、発生する粉塵が比較的少ないと想定されるときには集塵モータ711の電力消費を抑え、駆動時間がある程度長くなるのに伴って粉塵が増加すると想定されるときには集塵力を高めることができる。
なお、駆動時間と集塵モータ711の回転速度の対応関係は、図4に挙げる例に限られるものではない。例えば、集塵モータ711の回転速度は、駆動時間が長くなるにつれて、最高回転速度Rmaxに達するまで、線形、非線形、または段階的に上昇されるように規定されていてもよい。
あるいは、図5に示す変形例に示すように、集塵モータ711の回転速度は、駆動時間が所定の閾値T2以下の間は最高回転速度Rmaxとされ、駆動時間が閾値T2を超えると、回転速度R3に低下されるように規定されていてもよい。つまり、制御回路80は、駆動モータ31の駆動開始から所定時間のみ、集塵モータ711を高速で駆動するように構成されていてもよい。駆動モータ31と集塵モータ711の駆動が概ね同じタイミングで開始されると、加工作業の開始よりも粉塵の吸引開始が若干遅れる場合がある。本変形例によれば、このような場合においても、加工作業の開始時に発生する粉塵を効果的に収集することが可能となる。なお、粉塵を効果的に収集しつつ、集塵モータ711の無駄な電力消費を抑えるため、本変形例の閾値T2は、比較的小さい値(例えば、5秒程度)に設定されることが好ましい。
また、図4に示す例と組み合わせて、駆動時間が閾値T2を超えると、集塵モータ711の回転速度を最高回転速度Rmaxから回転速度R3に低下させ、更に、閾値T1を超えると、回転速度R2に上昇させることも可能である。
また、例えば、制御回路80(より詳細には、CPU)は、駆動モータ31の駆動時間に応じて設定されるタイミングで、集塵モータ711を停止する(つまり、集塵モータ711の回転速度をゼロに変更する)ように構成されてもよい。タイミングの設定は、駆動モータ31の駆動停止と集塵モータ711の駆動停止との間に、駆動モータ31の駆動時間に応じた待機時間を設けることで行われる。具体的には、制御回路80(CPU)は、上述の例と同様に駆動時間を計測する。そして、スイッチ263がオフ状態となって、駆動モータ31の駆動が停止されたと認識すると、駆動時間と待機時間について予め定められた対応関係に基づいて、待機時間を設定する。上述の例と同様、対応関係を規定する情報は、例えば、制御回路50のROMに予め記憶されている。更に、制御回路50は、タイマを用いて、駆動モータ31の駆動停止からの経過時間を計測し、経過時間が設定された待機時間に達すると、集塵モータ711の駆動を停止する。
図6は、本変形例で採用可能な対応関係情報を模式的に例示するものである。図6の例では、待機時間は、駆動時間が所定の閾値T3以下の場合は、駆動時間が長くなるにつれて、ゼロから上限時間Tmaxまで比例的(線形)に長くなり、駆動時間が閾値T3を超えた場合、一律で上限時間Tmaxとされることが規定されている。制御回路50は、対応関係情報を参照して、駆動モータ31の駆動時間に応じて待機時間を設定し、設定された待機時間が経過すると集塵モータ711の駆動を停止(回転速度をゼロに変更)する。
駆動モータ31の駆動が停止され、加工作業が終了しても、加工作業中に発生した粉塵が収集しきれていない場合がある。これに対し、本変形例では、集塵装置7の制御回路80は、粉塵の発生状態を変化させうる駆動モータ31の駆動時間に応じて待機時間を設ける。これにより、加工作業終了時に残存する粉塵を効果的に収集することが可能となる。特に、制御回路80は、駆動時間が長くなるほど長い待機時間を設定する。このため、駆動時間が比較的短く、粉塵が残っている可能性がより低い場合には集塵モータ711の電力消費を抑え、駆動時間が比較的長く、より多くの粉塵が残っている可能性がある場合には集塵装置7の集塵力を高めることができる。
なお、駆動時間と待機時間の対応関係は、図6に挙げる例に限られるものではない。例えば、待機時間は、駆動時間が閾値T3以下の場合、一律で比較的短い時間に設定され、駆動時間が閾値T3を超えた場合は、一律でより長い時間に設定されるように規定されていてもよい。また、待機時間は、駆動時間が長くなるにつれて、上限時間Tmaxに達するまで、非線形または段階的に上昇するように規定されていてもよい。
第3の例として、ハンマドリル2の駆動状態としてハンマドリル2の振動(加速度)が採用される例について説明する。なお、上述のように、加速度センサ611によって検出される加速度は、ハンマドリル2の振動を示す物理量であるとともに、先端工具91に加えられている負荷を示す物理量でもある。よって、第3の例は、ハンマドリル2の駆動状態として先端工具91への負荷が採用される例であるということもできる。この例では、制御回路80(より詳細には、CPU)は、振動(負荷)に応じて、集塵モータ711の回転速度を変更するように構成される。この場合、ハンマドリル2の制御回路50は、加速度センサ611からの加速度信号を、制御回路80に出力するように構成される。そして、制御回路80(CPU)は、加速度と集塵モータ711の回転速度について予め定められた対応関係に基づいて、集塵モータ711の回転速度を設定する。上述の例と同様、対応関係を規定する情報は、例えば、制御回路80のROMに予め記憶される。
図7は、本変形例で採用可能な対応関係情報を模式的に例示するものである。図7の例では、集塵モータ711の回転速度は、加速度信号が示す加速度が所定の閾値A1以下の間は回転速度R4とされ、加速度が閾値A1を超えると、回転速度R5に変更されることが規定されている。なお、回転速度R5は、回転速度R4よりも高い回転速度である。制御回路80は、スイッチ263がオン状態の間は、制御回路50からの加速度信号を監視し、対応関係情報を参照して、検出された加速度に応じて集塵モータ711の回転速度を設定し、設定された回転速度で集塵モータ711を駆動する。制御回路80は、スイッチ263がオフ状態となると、集塵モータ711の駆動を停止する。
このように、第3の例では、集塵装置7の制御回路80は、粉塵の発生状態を変化させうる振動(負荷)の変化に応じて、集塵モータ711の回転速度を変更し、集塵装置の集塵力を変化させることができる。特に、制御回路80は、振動(負荷)が大きくなるほど、集塵モータ711の回転速度を高くする。このため、振動(負荷)が比較的小さいときには集塵モータ711モータの電力消費を抑え、振動(負荷)が比較的大きいときには集塵装置7の集塵力を高めることができる。
なお、加速度と集塵モータ711の回転速度の対応関係は、図7に挙げる例に限られるものではない。例えば、集塵モータ711の回転速度は、加速度が大きくなるにつれて、線形、非線形、または段階的に上昇するように規定されていてもよい。
また、上述のように、ハンマドリル2の制御回路50は、検出された加速度に基づいて、無負荷状態であるか負荷状態であるかを判別し、ソフトノーロード制御を行う。そこで、制御回路80は、更に、制御回路50によるソフトノーロード制御に連動して、集塵モータ711の回転速度を変更するように構成されていてもよい。
この変形例では、例えば、ソフトノーロード制御で用いられる無負荷状態と負荷状態の判別用の加速度の閾値が、図7の例における閾値A1として採用されればよい。また、駆動モータ31の回転速度と同様に、集塵モータ711の回転速度は、加速度が閾値A1以下の場合には、トリガ261の操作量に応じて所定の初期回転速度を超えない回転速度に設定され、加速度が閾値A1を超える場合、トリガ261の操作量に応じて初期回転速度よりも高速に設定されてもよい。この場合、集塵モータ711の回転速度は、駆動モータ31の回転速度に応じて変更されるのと等しい。なお、集塵モータ711の初期回転速度は、駆動モータ31の初期回転速度とは別個に設定されればよい。
このように、本変形例によれば、加速度センサ611によって検出される加速度(振動)が、駆動モータ31のソフトノーロード制御と、集塵モータ711の制御の両方に有効利用される。また、制御回路80は、集塵モータ711の回転速度を駆動モータ31の回転速度に連動して変更することで、無負荷状態であるか負荷状態であるかに応じて、集塵装置7の集塵力を適切に変化させることが可能となる。
なお、以上に説明した第1の例~第3の例、およびこれらの変形例に係る集塵モータ711の制御は、単独で採用されてもよいし、適宜組み合わせて採用されてもよい。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。集塵システムは、「集塵システム」の一例である。ハンマドリル2は、「動力工具」の一例である。先端工具91は、「先端工具」の一例である。集塵装置7は、「集塵装置」の一例である。駆動モータ31、駆動機構35は、夫々、「第1モータ」、「駆動機構」の一例である。集塵モータ711、ファン713、制御回路80は、夫々、「第2モータ」、「ファン」、「第1制御装置」の一例である。加速度センサ611は、「振動検出装置」および「負荷検出装置」の一例である。ハンマドリル2の制御回路50は、「第2制御装置」および「第3制御装置」の一例である。
なお、上記実施形態は単なる例示であり、本発明に係る打撃工具は、例示された集塵システム1(ハンマドリル2および集塵装置7)の構成に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す集塵システム1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
上記実施形態では、先端工具を駆動することで、加工作業を行うように構成された動力工具の一例として、ハンマドリル2が挙げられている。しかしながら、集塵システム1で採用可能な動力工具は、ハンマドリル2に限られるものではなく、粉塵が発生しうる加工作業(例えば、穴あけ作業、ハツリ作業)に用いられるいかなる動力工具が採用されてもよい。例えば、ハンマドリル2に代えて、電動ハンマ、振動ドリル、電動ドリルが採用されてもよい。また、ハンマドリルモードとハンマモードのみを有するハンマドリルが採用されてもよい。
上記実施形態では、ハンマドリル2の振動を検出する検出装置として、加速度センサ611が採用されているが、これに代えて、振動を検出可能な他のセンサ(例えば、速度センサ、変位センサ等)が採用されてもよい。
また、上記実施形態では、加速度センサ611は、先端工具91に加えられている負荷を検出する検出装置としても利用されている。しかしながら、負荷を検出するための検出装置は、加速度センサ611に限られない。
例えば、ハンマドリル2では、先端工具91が被加工材に押し付けられるのに伴って、ハンドル25が本体ハウジング21に対して前方へ移動する。よって、本体ハウジング21に対するハンドル25の相対移動を検出する位置センサによって、負荷が検出されてもよい。このような位置センサとして、例えば、非接触方式(例えば、磁界検出式、光学式)のセンサが採用されてもよいし、接触方式の検出機構(例えば、機械式のスイッチ)が採用されてもよい。また、例えば、打撃工具には、被加工材に対する先端工具91の押付けに連動して、先端工具91と一体的に本体ハウジング21に対して後方へ相対移動するように構成された移動ユニットを備えるものがある。この場合も、同様に、位置センサを採用することができる。また、使用者によって把持される把持部に、前方への押圧力を検出する検出装置(例えば、フォースセンサ)が設けられてもよい。穿孔工具において、先端工具を回転駆動するスピンドルの後方への押圧力を検出する検出装置(例えば、フォースセンサ)が設けられてもよい。更には、駆動モータ31の負荷電流やバッテリ93の温度の変化によって、負荷が検出されてもよい。
また、先端工具91に加えられている負荷に対応する複数種類の情報(指標値、物理量)が検出され、集塵モータ711の回転速度の制御に用いられてもよい。例えば、振動とその他の負荷とを夫々に検出する別個の検出装置(例えば、加速度センサと位置センサ)が設けられ、両方の検出結果に基づいて、集塵モータ711の回転速度が制御されてもよい。
なお、上記実施形態では、振動および先端工具91への負荷に対応する物理量である加速度は、駆動モータ31のソフトノーロード処理にも利用されている。しかしながら、制御回路80は、ソフトノーロード処理が行われるか否かにかかわらず、振動またはその他の負荷に応じて集塵モータ711の回転速度を変更してもよい。また、制御回路50は、必ずしもソフトノーロード制御を行う必要はなく、例えば、駆動モータ31を、単にトリガ261の操作量に応じた回転速度で駆動してもよいし、一定の回転速度で駆動してもよい。
また、上記実施形態では、スイッチ263がオン状態とされると、ハンマドリル2の制御回路50および集塵装置7の制御回路80は、夫々、駆動モータ31および集塵モータ711の駆動を開始する。つまり、制御回路50、80は、概ね同じタイミングで駆動モータ31および集塵モータ711の駆動を開始する。しかしながら、制御回路50、80は、異なるタイミングで駆動モータ31および集塵モータ711の駆動を開始してもよい。更に、異なるタイミングで駆動モータ31および集塵モータ711の駆動を停止してもよい。
例えば、図8に示すように、集塵装置7の制御回路80は、ハンマドリル2の制御回路50による駆動モータ31の駆動開始前に集塵モータ711の駆動を開始し、駆動モータ31の駆動停止後に集塵モータ711の駆動を停止してもよい。具体的には、制御回路50は、時間T4でスイッチ263がオン状態とされると、それから所定時間経過後に駆動モータ31の駆動を開始し、時間T5でスイッチ263がオフ状態とされると、直ちに駆動モータ31の駆動を停止する。一方、制御回路80は、時間T4で直ちに集塵モータ711の駆動を開始し、時間T5から所定時間経過後に集塵モータ711の駆動を停止する。この場合、加工作業の開始時に発生する粉塵を効果的に収集することが可能となる。また、加工作業の終了後に残存する粉塵をより確実に収集することが可能となる。
上記実施形態では、ハンマドリル2の制御回路50および集塵装置7の制御回路80は、互いから独立して、駆動モータ31および集塵モータ711の駆動を制御する。しかしながら、例えば、ハンマドリル2の制御回路50が、上述の駆動モータ31および集塵モータ711の駆動制御処理を両方とも行ってもよい。また、上述の駆動モータ31および集塵モータ711の駆動制御処理の各々が、複数の制御回路で分散処理されてもよい。なお、上記実施形態では、制御回路50、80が、CPU等を含むマイクロコンピュータによって構成される例が挙げられている。しかしながら、制御回路50、80は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブル・ロジック・デバイスで構成されていてもよい。
ハンマドリル2の本体ハウジング21、ハンドル25の構成および連結構造や、ハンマドリル2内部構造(駆動モータ31、駆動機構35、コントローラ5等)の構成および配置は、適宜変更されうる。例えば、駆動モータ31は、ブラシを有するモータであってもよいし、交流モータであってもよい。駆動機構35には、揺動部材を用いた運動変換機構ではなく、クランク機構を用いた運動変換機構が採用されてもよい。
バッテリ装着部245は、ハンドル25に設けられる代わりに、本体ハウジング21に設けられていてもよい。また、バッテリ装着部245は1つのみ設けられても、3つ以上設けられてもよい。つまり、ハンマドリル2に装着可能なバッテリ93の数は、2以外であってもよい。また、ハンマドリル2は、外部交流電源に接続可能であってもよい。
集塵装置7の構成についても、適宜変更が可能である。例えば、本体ハウジング70、摺動部75および粉塵移送路77の形状や配置、ハンマドリル2に対する着脱構造、集塵モータ711およびファン713の構成は、適宜変更されうる。例えば、集塵モータ711はブラシレスモータであってもよい。また、上述のように、ハンマドリル2の制御回路50が、駆動モータ31および集塵モータ711の駆動を制御する場合には、コントローラ8は、制御回路80を備えず、駆動回路81のみを備えていてもよい。
更に、本発明および上記実施形態の趣旨に鑑み、以下の態様が構築される。以下の態様は、上述の実施形態とその変形例、および各請求項に記載された発明の1つまたは複数と組み合わされて採用されうる。
[態様1]
前記第1制御装置は、前記第1モータの前記回転速度が高くなるほど前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されている。
[態様2]
前記動力工具は、前記第1モータの前記回転速度を検出するように構成された速度検出装置を更に備える。
上記実施形態の制御回路50(詳細には、CPU)またはホールセンサ53は、本態様における「速度検出装置」の一例である。
[態様3]
前記第1制御装置は、前記駆動時間が長くなるほど前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されている。
[態様4]
前記集塵システムは、前記駆動時間を計測する時間計測装置を更に備える。
上記実施形態の制御回路80のタイマは、本態様における「時間計測装置」の一例である。
[態様5]
前記第1制御装置は、前記駆動時間が長くなるほど前記待機時間を長く設定するように構成されている。
[態様6]
前記第1制御装置は、前記振動が大きくなるほど前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されている。
[態様7]
前記動力工具は、前記第1モータおよび前記駆動機構を収容する本体ハウジングを備え、前記振動検出装置は、前記本体ハウジングに設けられている。
上記実施形態の本体ハウジング21は、本態様における「本体ハウジング」の一例である。
[態様8]
前記第1制御装置は、前記負荷が大きくなるほど前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されている。
[態様9]
前記第1制御装置は、前記集塵装置に設けられ、
前記第2制御装置は、前記動力工具に設けられている。
[態様10]
前記集塵装置は、前記動力工具に着脱可能に構成されており、
前記動力工具および前記集塵装置は、夫々、前記集塵装置が前記動力工具に装着されるのに伴って電気的に互いに接続するように構成されたコネクタを備える。
更に、加工作業の開始時に発生する粉塵を効果的に収集することを目的として、態様11~12が構築される。態様11~12は、単独で、あるいは、上述の実施形態とその変形例、態様1~10、および各請求項に記載された発明の1つまたは複数と組み合わされて採用されうる。
[態様11]
先端工具を駆動することで、被加工材に対する加工作業を行うように構成された動力工具と、前記加工作業で発生した粉塵を収集するように構成された集塵装置とを備えた集塵システムであって、
前記動力工具は、
第1モータと、
前記第1モータの動力によって、前記先端工具を駆動するように構成された駆動機構と、
使用者による外部操作が可能な操作部材とを備え、
前記集塵装置は、
第2モータと、
前記第2モータによって回転駆動され、集塵用の空気流を生成するように構成されたファンとを備え、
前記集塵システムは、
前記第1モータの駆動を制御する第1制御装置と、
前記第2モータの駆動を制御する第2制御装置とを備え、
前記第2制御装置は、前記操作部材の操作に応じて前記第2モータの駆動を開始し、前記第1制御装置は、前記第2モータの駆動開始後に前記第1モータの駆動を開始するように構成されていることを特徴とする集塵システム。
本態様によれば、集塵用の第2モータが駆動された後に、先端工具の駆動が開始され、加工作業が行われることになる。よって、集塵装置は、加工作業の開始時に発生する粉塵を効果的に収集することができる。なお、第1制御装置、第2制御装置は、夫々、動力工具に設けられても、集塵装置に設けられてもよい。また、第2制御装置は、第1制御装置とは別個に設けられてもよいし、第1制御装置によって兼用されてもよい
上記実施形態の制御回路50(詳細には、CPU)、制御回路80(詳細には、CPU)は、夫々、本態様における「第1制御装置」、「第2制御装置」の一例である。
[態様12]
態様11に記載の集塵システムであって、
前記第1制御装置は、前記操作部材の操作の解除に応じて前記第1モータの駆動を停止し、前記第2制御装置は、前記第1モータの駆動停止後に前記第2モータの駆動を停止するように構成されていることを特徴とする集塵システム。
1:集塵システム、2:ハンマドリル、21:本体ハウジング、22:駆動機構収容部、23:モータ収容部、231:変速ダイアルユニット、24:コントローラ収容部、245:バッテリ装着部、25:ハンドル、26:把持部、261:トリガ、263:スイッチ、28:上側連結部、281:弾性部材、29:下側連結部、291:支持シャフト、31:駆動モータ、311:モータシャフト、35:駆動機構、39:ツールホルダ、5:コントローラ、50:制御回路、51:駆動回路、53:ホールセンサ、55:電流検出アンプ、59:コネクタ、61:加速度センサユニット、610:制御回路、611:加速度センサ、7:集塵装置、70:本体ハウジング、701:摺動ガイド部、703:コネクタ部、705:モータ収容部、711:集塵モータ、713:ファン、715:コネクタ、73:ダストケース、735:フィルタ、75:摺動部、751:第1筒状部、752:第2筒状部、753:カバー部、754:吸引口、77:粉塵移送路、771:ホース、772:バネ、775:ホース接続部、8:コントローラ、80:制御回路、81:駆動回路、91:先端工具、93:バッテリ、A1:駆動軸

Claims (8)

  1. 先端工具を駆動することで、被加工材に対する加工作業を行うように構成された動力工具と、前記加工作業で発生した粉塵を収集するように構成された集塵装置とを備えた集塵システムであって、
    前記動力工具は、前記先端工具を回転駆動することで、穴あけ作業を行うことが可能であって、
    第1モータと、
    前記第1モータの動力によって、前記先端工具を駆動するように構成された駆動機構とを備え、
    前記集塵装置は、
    第2モータと、
    前記第2モータによって回転駆動され、集塵用の空気流を生成するように構成されたファンとを備え、
    前記集塵システムは、前記動力工具の駆動状態に応じて、前記第2モータの回転速度を制御するように構成された第1制御装置を備え
    前記第1制御装置は、前記第1モータの駆動開始からの駆動時間が所定時間に達するまで、第1回転速度で前記第2モータを駆動させ、前記駆動時間が前記所定時間に達すると、前記第2モータの前記回転速度を、前記第1回転速度よりも低い第2回転速度に変更するように構成されていることを特徴とする集塵システム。
  2. 請求項に記載の集塵システムであって、
    前記第1制御装置は、前記第1モータの駆動が停止された後、前記駆動時間に応じた待機時間が経過すると、前記第2モータの前記回転速度をゼロに変更するように構成されていることを特徴とする集塵システム。
  3. 先端工具を駆動することで、被加工材に対する加工作業を行うように構成された動力工具と、前記加工作業で発生した粉塵を収集するように構成された集塵装置とを備えた集塵システムであって、
    前記動力工具は、
    第1モータと、
    前記第1モータの動力によって、前記先端工具を駆動するように構成された駆動機構とを備え、
    前記集塵装置は、
    第2モータと、
    前記第2モータによって回転駆動され、集塵用の空気流を生成するように構成されたファンとを備え、
    前記集塵システムは、前記動力工具の駆動状態に応じて、前記第2モータの回転速度を制御するように構成された第1制御装置を備え、
    前記第1制御装置は、前記第1モータの駆動が停止された後、前記第1モータの駆動開始からの駆動時間に応じた待機時間であって、前記駆動時間が長くなるほど長く設定される待機時間が経過すると、前記第2モータの前記回転速度をゼロに変更するように構成されていることを特徴とする集塵システム。
  4. 請求項に記載の集塵システムであって、
    前記第1制御装置は、前記駆動時間が長くなるほど、前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されていることを特徴とする集塵システム。
  5. 請求項1~4の何れか1つに記載の集塵システムであって、
    前記第1制御装置は、前記第1モータの回転速度が高くなるほど、前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されていることを特徴とする集塵システム。
  6. 請求項1~5の何れか1つに記載の集塵システムであって、
    前記動力工具は、前記先端工具に加えられている負荷を検出する負荷検出装置を更に備え、
    前記第1制御装置は、前記負荷が大きくなるほど、前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されていることを特徴とする集塵システム。
  7. 請求項6に記載の集塵システムであって、
    前記負荷検出装置は、前記負荷として、少なくとも、前記動力工具の振動を検出するように構成されており、
    前記第1制御装置は、前記振動が大きくなるほど、前記第2モータの前記回転速度を高くするように構成されていることを特徴とする集塵システム。
  8. 請求項6または7に記載の集塵システムであって、
    前記負荷が所定の閾値以下の場合、所定の上限回転速度を超えない回転速度で前記第1モータを駆動し、前記負荷が前記閾値を超える場合、前記上限回転速度を超える回転速度で前記第1モータを駆動可能に構成された第2制御装置を更に備え、
    前記第1制御装置は、前記第2制御装置による前記第1モータの制御に連動して、前記負荷が閾値を超える場合、前記負荷が閾値以下の場合よりも前記第2モータの回転速度を高くするように構成されていることを特徴とする集塵システム。
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