JP6772560B2 - 往復動工具 - Google Patents

往復動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP6772560B2
JP6772560B2 JP2016109479A JP2016109479A JP6772560B2 JP 6772560 B2 JP6772560 B2 JP 6772560B2 JP 2016109479 A JP2016109479 A JP 2016109479A JP 2016109479 A JP2016109479 A JP 2016109479A JP 6772560 B2 JP6772560 B2 JP 6772560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
stator
accommodating
gear
reciprocating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016109479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017213646A (ja
Inventor
隆之 小吹
隆之 小吹
輝雄 今井
輝雄 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Koki Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koki Holdings Co Ltd filed Critical Koki Holdings Co Ltd
Priority to JP2016109479A priority Critical patent/JP6772560B2/ja
Publication of JP2017213646A publication Critical patent/JP2017213646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6772560B2 publication Critical patent/JP6772560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Description

本発明は、モータを駆動源とするセーバソー等の往復動工具に関する。
モータ等を駆動源とする往復動工具としてセーバソーが知られている。セーバソーは、略直線状のブレード(のこ刃)を先端に装着した往復動軸(プランジャ)を往復駆動し、前記ブレードによって木材、鋼材、パイプ等を切断するものである。
特開2013−180382号公報
近年、作業性の観点から、セーバソー等の往復動工具においても製品の小型化が求められている。本体を小型化すると、構成部品の収容空間が減少するため、適切な重心位置やハンドル形状まで考慮した設計が困難となっていた。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、必要な構成部品を効率よく収容した往復動工具を提供することにある。
本発明のある態様は、往復動工具である。この往復動工具は、
作業者が把持可能なハンドル部を有するハウジングを備え、前記ハウジングは、
ステータ及びロータを備えるモータと、
前記モータの回転を制御し、前記ステータよりも外径が小さい制御部と、
前記モータの回転、停止を切り替えるスイッチと、
前記モータによって回転される出力軸と、
前記出力軸に接続された中間軸と、
前記中間軸の回転を往復動に変換するギヤ部と、
前記モータによって回転されるファンと、
前記ギヤ部によって往復動され、先端工具が着脱可能な往復動軸と、を収容するとともに、
前記ギヤ部を収容するギヤ収容部、及び前記ステータを収容するステータ収容部を有し、
前記ステータ収容部と前記ギヤ収容部との間に前記ハンドル部が位置し、
前記ハンドル部に、前記制御部、前記中間軸、及び前記スイッチが収容され
前記ハウジング内に空気を吸気するための吸気口が前記制御部よりも前記ギヤ収容部側に設けられ、
前記ファンと、前記空気を前記ハウジングの外部へ排出するための排気口が前記ステータの反制御部側に設けられ、
前記ハンドル部は、前記ステータ収容部との境界部から前記ギヤ収容部側に向かって外形寸法が小さくなる部分を有し、
前記ファンが回転することで、前記吸気口から吸気された空気が、前記ハンドルの内部を通って前記制御部を冷却したあとに前記モータを冷却し、前記排気口から排出されることを特徴とする。
前記ファンは、前記ステータよりも外径が大きくてもよい。
前記出力軸を回転自在に支持する軸受けを有し、前記出力軸と前記中間軸とを相互に接続する接続部を備え、
前記接続部は、前記制御部よりも外径が小さく、かつ前記制御部の反ステータ側に設けられてもよい。
前記ハンドル部は、前記制御部を収容した部分から前記接続部を収容した部分に向かって外形寸法が小さくなる形状であってもよい。
前記接続部は、前記出力軸の回転を前記中間軸に伝達するスリーブを有し、
前記スリーブは、前記軸受けよりも外径が小さくかつ前記軸受けの反ステータ側に設けられてもよい。
前記モータはブラシレスモータであり、前記制御部は前記モータの駆動回路であってもよい。
前記駆動回路は、前記モータの回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記モータへの通電を制御するスイッチング素子と、の少なくともいずれかを含んでもよい。
前記モータはブラシ付きモータであり、前記制御部は整流部であってもよい。
前記吸気口は、前記ギヤ収容部に設けられ、
前記吸気口と前記排気口との間には、空気を吸気するための第2の吸気口が設けられ、
前記第2の吸気口は、前記出力軸と平行な方向において、前記スイッチと前記モータとの間に設けられてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、必要な構成部品を効率よく収容した往復動工具を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る往復動工具としてのセーバソー1の平断面図。 セーバソー1の側断面図。 セーバソー1の側面図。 図2のA−A断面図。 本発明の実施の形態2に係る往復動工具としてのセーバソー2の平断面図を図2のセーバソー1と共に示した図。 セーバソー2の回路ブロック図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態1
図1〜図4を参照し、本発明の実施の形態1に係るセーバソー1について説明する。図1及び図2により、前後、上下、左右の各方向を定義する。セーバソー1は、例えば樹脂成形体からなるハウジング3を備える。ハウジング3は、作業者が把持可能なハンドル部3a、及びモータ6のステータコア6cを収容保持するステータ収容部3bを有する。ハンドル部3aの後方にステータ収容部3bが位置する。ハンドル部3aの前方には、ギヤ収容部としてのギヤケース4が設けられる。ギヤケース4は、例えば、アルミ等の金属製であり、表面は樹脂で被覆される。ハウジング3の左右側面にはそれぞれ、モータ6の側方となる位置に、所定数の吸気口3cが設けられる。ハウジング3の後部両側面にはそれぞれ、ファン9の側方となる位置に、所定数の排気口3dが設けられる。ギヤケース4の左右両側面にはそれぞれ、所定数の吸気口4aが設けられる。
ステータ収容部3bの後端下部からは、外部の交流電源に接続可能な電源コード5が延出する。モータ6の側方には電源コード5を収容する空間がステータ収容部3bと隔壁によって隔離されるように形成されており、そこに電源コード5が収容されている。電源コード5の収容部には排気口がないため、ステータ収容部3bに冷却風を集中させることができる。セーバソー1は、電源コード5を介して供給される電力で動作する。ステータ収容部3bの内部には、モータ6及びファン9が設けられる。モータ6は、ブラシ付きモータ(整流子モータ)である。モータ6によって回転される出力軸6aには、ロータ6b及びステータコア6cの前方となる位置に、整流部7が設けられる。整流部7の左右にはそれぞれ、ブラシ8が保持される。ブラシ8は、ハウジング3のブラシ保持部15によって保持される。なお、図4において、ブラシ保持部15をハッチングにより強調表示している。ブラシ8から整流部7を介してモータ6に電力が供給され、モータ6が駆動される。すなわち、整流部7は、モータ6への電流供給(モータ6の回転)を制御する制御部として機能する。ファン9は、ロータ6bの後方において出力軸6aに設けられ、モータ6によって回転される。ファン9は、遠心ファンであり、ギヤケース4の吸気口4a及びハウジング3の吸気口3cから空気を吸い込み、ハウジング3の排気口3dから排気する。
出力軸6aの後端部は、ハウジング3に保持された軸受け10によって回転自在に支持される。出力軸6aの前部は、ハウジング3に保持された軸受け11によって回転自在に支持される。出力軸6aの前端部は、例えば円筒状の金属であるスリーブ13によって中間軸14と連結(接続)される。具体的には、出力軸6aの前端部がスリーブ13に後方から圧入され、中間軸14の後端部がスリーブ13に前方から挿入される。中間軸14の後端部は側面に2つの平面を持つ二面幅の形状を成しており、またスリーブ13の前方部は内面に2つの平面が形成される。中間軸14をスリーブ13に挿入すると、二面幅によって嵌合し、一体回転可能になる。こうしてスリーブ13により、出力軸6aの回転が中間軸14に伝達される。軸受け11及びスリーブ13は、出力軸6aと中間軸14相互に接続する接続部を構成する。中間軸14の下方には、モータ6への通電、停止(モータ6の回転、停止)を切り替えるスイッチ18が設けられる。スイッチ18は、ハンドル部3aの前端下部に設けられた操作部としてのトリガ17によってオンオフが切り替えられる。スイッチ18の側方には、オンロックボタン19が設けられる。作業者は、トリガ17を引いてオンロックボタン19を押すことで、手を離してもトリガ17を引いた状態(スイッチ18をオンの状態)に維持できる。この様に、ハンドル部3aの前方部は作業者が操作するトリガ17が配置される領域とされ、後方部を握りやすい傾斜形状として形成した。これによって作業者は、1本ないし2本の指でトリガ17を操作し、残る指で傾斜形状部分を把持する。本構成では、少ない指であっても傾斜形状によって握りやすい効果を得ることができる。
ギヤケース4内において、中間軸14の前部は、軸受け12によって回転自在に支持され、中間軸14の前端部には第1ベベルギヤ21が設けられる。また、第1ベベルギヤ21と噛合する第2ベベルギヤ22が、ギヤケース4内に設けられる。第1ベベルギヤ21及び第2ベベルギヤ22は、前後方向を軸とする中間軸14の回転を、上下方向を軸とする回転に90度変換すると共に減速する。スピンドル23は、第2ベベルギヤ22を上端部に有し、第2ベベルギヤ22と共に回転する。スピンドル23の回転は、周知のクランク機構等の往復動変換機構25により、往復動軸(プランジャ)27の往復動に変換される。すなわち、中間軸14の回転は、第1ベベルギヤ21、第2ベベルギヤ22、及び往復動変換機構25を含むギヤ部により、往復動に変換される。往復動軸27には、先端工具としてのブレード30が着脱可能に取り付けられる。ブレード30は、前後方向及び上下方向と平行な平面内に存在する。また、ブレード30はハンドル部3a側へ移動する際に主として切断を行う。ハウジング3の前端下部(ギヤケース4の下方)には、ベース29が取り付けられる。ベース29は、被加工材(被切断材)を受け止める部材である。
以下、ハンドル部3aの形状を説明する。ハンドル部3aの内部には、後方から順に、整流部7、軸受け11、スリーブ13、及び中間軸14が収容され、中間軸14の下方にスイッチ18が収容される。整流部7は、自身の周囲に位置するブラシ保持部15も含めて、モータ6(ステータコイル6d)よりも外径が小さい。軸受け11は、整流部7よりも外径が小さく、かつ整流部7の反ステータコア6c側に設けられる。スリーブ13は、軸受け11よりも外径が小さく、かつ軸受け11の反ステータコア6c側に設けられる。中間軸14は、スリーブ13よりも外径が小さい。
ハンドル部3aは、ステータ収容部3bとの境界部からギヤケース4側(前方)に向かって、側方から見た外径寸法が連続的に小さくなる部分を有する。すなわちハンドル部3aは、前方に向かって上下方向の太さが連続的に小さくなる部分を有する。ハンドル部3aは、整流部7を収容した部分からスリーブ13を収容した部分に向かって、側方から見た外形寸法が連続的に小さくなる。図2に示すように、ハンドル部3aの上面は、整流部7の上方となる位置からギヤケース4との接続部までの範囲において、前方に行くほど出力軸6a乃至中間軸14に近づくように傾斜する。ハンドル部3aの下面は、ステータコア6cの前端の下方となる位置からトリガ17の後端部までの範囲において、前方に行くほど出力軸6a乃至中間軸14に近づくように傾斜する。このようなハンドル部3aの傾斜形状は、前述のように、ハンドル部3aの内部に、出力軸6a乃至中間軸14を軸とする外形寸法の大きい部材から順に後方から配列したことにより、ハンドル部3aの外径を広げることなく実現される。なお、上方から見たハンドル部3aは、ブラシ8より前方において、ギヤケース4との接続部を除き一定外径となっている。このように、ブラシ8を収容するハウジング3の箇所は径が大きくなり段差状になっているので、作業者がハンドル部3aを持って後方にハウジング3を引っ張るときに引っかかりになる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) ハンドル部3aの内部に、後方から順に、整流部7、軸受け11、スリーブ13、及び中間軸14を収容しており、出力軸6a乃至中間軸14を軸とする外形寸法の大きい部材から順に後方から配列しているため、ハンドル部3aを握りやすい傾斜形状にしつつ、ハウジング3の小型化を実現できる。特に、セーバソー1は、ブレード30が後退するとき(ハンドル部3a側へ移動するとき)に切断する工具であるため、作業者は前方に引っ張られる負荷を受けるが、前述のハンドル部3aの形状は、前方に引っ張られる力に対して把持しやすい形状(ハンドル部3aを後方へ引きやすい形状)となっており、作業性が良い。言い換えれば、ハンドル部3aが、後退時に切断を行うブレード30の後退方向に沿って外径を増加させる形状であるので、作業性が良い。
(2) ファン9をステータコア6cの後方に配置したことで、ハウジング3内においてモータ6を前方に寄せることができ、セーバソー1の重心位置がハンドル部3aの中心に近くなり、操作性が良い。冷却のため、ファンの径は大きいほうが風量の増加を実現できるため、通常ファンの外径はステータの外径と略同等かそれ以上とされる。ファン9と整流部7の位置を交換すると、整流部7を収容していたハンドル部3aの部分が大きくなってしまい、把持するのに適しないため、細い把持部を維持するようにするにはファン9とモータ6を後方に移動させることが必要であり、ハウジングの形状がモータ6の軸方向に大きくなってしまう。また、整流部7とファン9をモータ6に後方に配置しても、径の大きなモータ6がハンドル3aの径を細くすることを阻害してしまうため、結局モータ6を後方に移動させてハウジングがモータ6の軸方向に大型化してしまう。このように、本実施例は、ファン9をモータ6の後方に配置し、さらに整流部7をモータ6の前方に配置することで、本体の小型化を図りつつ、往復動工具に適したハンドル形状を実現できる。また、ファン9を最後方に配置し、その周囲(径方向の外側)に排気口を設けたので、内部全体を効率良く冷却することができる。
(3)電源コード5をモータ6の側方に配置したので、電源コード5の収容箇所をモータ6の後方に設ける必要が無く、セーバソー1の全長を短くして小型化を図ることができる。また、電源コード5の収容箇所はモータ6の収容箇所と隔壁によって隔離されているため、モータ6への冷却性能を適切に確保できる。
(4)ハンドル部3aの後部にブラシ8を設け、ブラシ8を収容するハウジング3の箇所を上方視においては径が大きくなり段差形状を成しているので、作業者がハンドル部3aを持って後方にハウジング3を引っ張る際、作業者の手がこの段差に接触するので抵抗となる。これによって、ハンドル部3aの形状を、前方に引っ張られる力に対して把持しやすい形状とすることができる。
実施の形態2
図5は、本発明の実施の形態2に係る往復動工具としてのセーバソー2の平断面図を図2のセーバソー1と共に示した図である。セーバソー2は、図2等に示した実施の形態1のものと比較して、駆動源となるモータ6がブラシレスモータに替わり、整流部7が基板7a及びスイッチング素子7bに替わっている。インシュレータ7cは、ステータコア6cの前端部に固定される。基板4は、インシュレータ7cを介して、ステータコア6cの前方に固定される。基板4はモータ6よりも径を小さく形成され、軸受け11よりは径を小さく形成される。基板4には、後述するインバータ回路47が搭載され、スイッチング素子7bが設けられる。また、基板4には、図6に示す位置検出素子42を有した回転子位置検出回路43が設けられ、スイッチング素子7bによって囲まれたロータ6bと一体回転するセンサマグネットの位置を検出することでロータ6bの回転位置を検出し、演算部に送信している。図5に示すように、セーバソー2は、駆動源となるモータ6がブラシレスモータに替わったことで、ブラシ付きモータを駆動源とする図2等のセーバソー1と比較してモータ6が小型になり、全長がLだけ短くなっている。
図6は、セーバソー2の回路ブロック図である。モータ6は、いわゆるインナーロータ型であって、ステータ及びロータ6bを有する。ステータは、スター結線された3相の固定子巻線U、V、Wから成るステータコイル6d及びステータコア6cを含む。ロータ6bは、複数組(本実施の形態では2組)のN極とS極を含むロータマグネット6eを含んで構成される。ステータ及びロータ6bは、出力軸6aの径方向において相互に対向する。駆動回路としての3つの位置検出素子42は、例えばホール素子等の磁気センサであり、ロータ6bの回転位置を検出するために周方向に所定の間隔毎、例えば角度60度毎に配置される。
制御部40において、回転子位置検出回路43は、位置検出素子42からの信号に基づいて回転位置検出信号を生成し、演算部41及び回転数検出回路44に送信する。回転数検出回路44は、回転位置検出信号に基づいてモータ6の回転数を検出し、回転数検出信号を演算部41に送信する。演算部41は、回転位置検出信号に応じて固定子巻線U、V、Wへの通電方向と時間を制御し、モータ6を回転駆動する。演算部41は、また、回転数検出信号に応じて制御信号出力回路16を制御し、モータ6の速度調節を行う。
交流電源60の出力電圧は、ダイオードブリッジ61によって全波整流され、駆動回路としてのインバータ回路47に入力される。インバータ回路47は、3相ブリッジ形式に接続されたFETやIGBT等の6個のスイッチング素子Q1〜Q6(図5のスイッチング素子7bにそれぞれ対応)を含む。ブリッジ接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、制御信号出力回路16に接続され、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ドレイン又は各ソースは、スター結線(Y結線)された固定子巻線U、V、Wに接続される。6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号出力回路16から入力されたスイッチング素子駆動信号H1〜H6によってスイッチング動作を行い、ダイオードブリッジ61の出力電圧を、3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv、Vwとして固定子巻線U、V、Wに供給する。
スイッチング素子駆動信号H1〜H6のうちローサイド側のスイッチング素子Q4〜Q6のゲートに印加される信号(H4〜H6)あるいはハイサイド側のスイッチング素子Q1〜Q3のゲートに印加される信号(H1〜H3)の少なくともいずれかは、パルス幅変調信号(PWM信号)であり、このPWM信号のデューティを変化させることでモータ6への電力供給量を調節し、モータ6の起動、停止、及び回転速度を制御することができる。
演算部41は、例えばマイコンであり、図示していないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するための中央処理装置(CPU)、処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含む。制御信号出力回路16は、演算部41の制御に従い、回転子位置検出回路43の出力信号に基づいて所定のスイッチング素子Q1〜Q6を交互にスイッチングするための駆動信号を発生する。これにより固定子巻線U、V、Wの所定の巻線に交互に通電され、ロータ6bが回転される。モータ6に供給される電流値(検出抵抗Rsに流れる電流値)は、電流検出回路48によって測定され、その値が演算部41にフィードバックされ、モータ6の負荷が監視される。スイッチ操作検出回路45は、スイッチ18のオンオフ(使用者によるトリガ17の操作)を検出し、スイッチ操作検出信号を演算部41に送信する。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) ハンドル部3aの内部に、後方から順に、基板7a、軸受け11、スリーブ13、及び中間軸14を収容しており、出力軸6a乃至中間軸14を軸とする外形寸法の大きい部材から順に後方から配列しているため、ハンドル部3aを握りやすい傾斜形状にしつつハウジング3の小型化を実現できる。
(2) ファン9をステータコア6cの後方に配置したことで、ハウジング3内においてモータ6を前方に寄せることができ、セーバソー1の重心位置がハンドル部3aの中心に近くなり、操作性が良い。また、ファン9をモータ6の後方に配置し、さらに整流部7をモータ6の前方に配置することで、本体の小型化を図りつつ、往復動工具に適したハンドル形状を実現できる点は実施の形態1と同様である。また、ファン9を最後方に配置し、その周囲(径方向の外側)に排気口を設けたので、内部全体を効率良く冷却することができる。
(3)電源コード5をモータ6の側方に配置したので、電源コード5の収容箇所をモータ6の後方に設ける必要が無く、セーバソー1の全長を短くして小型化を図ることができる。また、電源コード5の収容箇所はモータ6の収容箇所と隔壁によって隔離されているため、モータ6への冷却性能を適切に確保できる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
セーバソー1,2は、電池パックを着脱可能に装着して前記電池パックの電力で動作するコードレスタイプであってもよい。往復動工具は、セーバソー以外であってもよく、往復動工具であるジグソーにも適用可能である。
1,2 セーバソー(往復動工具)、3 ハウジング、3a ハンドル部、3b ステータ収容部、3c 吸気口、3d 排気口、4 ギヤケース(ギヤ収容部)、4a 吸気口、5 電源コード、6 モータ、6a 出力軸、6b ロータ、6c ステータコア、6d ステータコイル、7 整流部(制御部)、7a 基板、7b スイッチング素子、7c インシュレータ、8 ブラシ、9 ファン、10〜12 軸受け(ベアリング)、13 スリーブ、14 中間軸、15 ブラシ保持部、17 トリガ(操作部)、18 スイッチ、19 オンロックボタン、21 第1ベベルギア、22 第2ベベルギア、23 スピンドル、25 往復動変換機構(クランク機構)、27 往復動軸(プランジャ)、29 ベース、30 ブレード(先端工具)

Claims (9)

  1. 作業者が把持可能なハンドル部を有するハウジングを備え、前記ハウジングは、
    ステータ及びロータを備えるモータと、
    前記モータの回転を制御し、前記ステータよりも外径が小さい制御部と、
    前記モータの回転、停止を切り替えるスイッチと、
    前記モータによって回転される出力軸と、
    前記出力軸に接続された中間軸と、
    前記中間軸の回転を往復動に変換するギヤ部と、
    前記モータによって回転されるファンと、
    前記ギヤ部によって往復動され、先端工具が着脱可能な往復動軸と、を収容するとともに、
    前記ギヤ部を収容するギヤ収容部、及び前記ステータを収容するステータ収容部を有し、
    前記ステータ収容部と前記ギヤ収容部との間に前記ハンドル部が位置し、
    前記ハンドル部に、前記制御部、前記中間軸、及び前記スイッチが収容され
    前記ハウジング内に空気を吸気するための吸気口が前記制御部よりも前記ギヤ収容部側に設けられ、
    前記ファンと、前記空気を前記ハウジングの外部へ排出するための排気口が前記ステータの反制御部側に設けられ、
    前記ハンドル部は、前記ステータ収容部との境界部から前記ギヤ収容部側に向かって外形寸法が小さくなる部分を有し、
    前記ファンが回転することで、前記吸気口から吸気された空気が、前記ハンドルの内部を通って前記制御部を冷却したあとに前記モータを冷却し、前記排気口から排出されることを特徴とする、往復動工具。
  2. 前記ファンは、前記ステータよりも外径が大きいことを特徴とする、請求項1に記載の往復動工具。
  3. 前記出力軸を回転自在に支持する軸受けを有し、前記出力軸と前記中間軸とを相互に接続する接続部を備え、
    前記接続部は、前記制御部よりも外径が小さく、かつ前記制御部の反ステータ側に設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の往復動工具。
  4. 前記ハンドル部は、前記制御部を収容した部分から前記接続部を収容した部分に向かって外形寸法が小さくなる形状であることを特徴とする、請求項3に記載の往復動工具。
  5. 前記接続部は、前記出力軸の回転を前記中間軸に伝達するスリーブを有し、
    前記スリーブは、前記軸受けよりも外径が小さくかつ前記軸受けの反ステータ側に設けられることを特徴とする、請求項3又は4に記載の往復動工具。
  6. 前記モータはブラシレスモータであり、前記制御部は前記モータの駆動回路であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の往復動工具。
  7. 前記駆動回路は、前記モータの回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記モータへの通電を制御するスイッチング素子と、の少なくともいずれかを含むことを特徴とする、請求項6に記載の往復動工具。
  8. 前記モータはブラシ付きモータであり、前記制御部は整流部であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の往復動工具。
  9. 前記吸気口は、前記ギヤ収容部に設けられ、
    前記吸気口と前記排気口との間には、空気を吸気するための第2の吸気口が設けられ、
    前記第2の吸気口は、前記出力軸と平行な方向において、前記スイッチと前記モータとの間に設けられる、請求項1から8のいずれか一項に記載の往復動工具。
JP2016109479A 2016-05-31 2016-05-31 往復動工具 Active JP6772560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016109479A JP6772560B2 (ja) 2016-05-31 2016-05-31 往復動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016109479A JP6772560B2 (ja) 2016-05-31 2016-05-31 往復動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017213646A JP2017213646A (ja) 2017-12-07
JP6772560B2 true JP6772560B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=60575096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016109479A Active JP6772560B2 (ja) 2016-05-31 2016-05-31 往復動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6772560B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7077922B2 (ja) * 2018-11-21 2022-05-31 工機ホールディングス株式会社 電気機器システム
JP2022158863A (ja) 2021-03-31 2022-10-17 工機ホールディングス株式会社 作業機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9724771B2 (en) * 2011-01-31 2017-08-08 Makita Corporation Reciprocating power tool
JP2013071201A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Hitachi Koki Co Ltd 切断工具およびその切断角度調整方法
JP6113003B2 (ja) * 2013-07-05 2017-04-12 リョービ株式会社 手持ち式電動工具
JP2013226647A (ja) * 2013-07-08 2013-11-07 Ryobi Ltd バッテリー式携帯用電動工具
JP6334914B2 (ja) * 2013-12-25 2018-05-30 株式会社マキタ 電動工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017213646A (ja) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5743085B2 (ja) 電動工具
JP5435212B2 (ja) ディスクグラインダ
JP5979364B2 (ja) 携帯用ブロワ
US10322518B2 (en) Chainsaw
US8816544B2 (en) Power tool with a housing including a guide portion for guiding cooling air along a switching circuit board
EP3006165B1 (en) Hammering tool
JP5190774B2 (ja) 電動工具
JP6041164B2 (ja) 電動工具
JP5454777B2 (ja) 電動工具
JP6090581B2 (ja) 電動工具
JP2010173042A (ja) 電動工具
JP6032445B2 (ja) 電動工具
US11418094B2 (en) Electric tool
JP2012076160A (ja) 電動工具
JP6772560B2 (ja) 往復動工具
CN111526970A (zh) 电动工具
JP2012139783A (ja) 電動工具
JP2006035404A (ja) 電動工具
JP2020157423A (ja) 集塵システム
JP2010207992A (ja) 電動工具
JP2010042455A (ja) 電動工具
US20210234481A1 (en) Motor braking coil for a power tool
JP2017024101A (ja) 作業工具
JP2022158863A (ja) 作業機
JP2010214520A (ja) 電動工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6772560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150