JP7180337B2 - 特定の波長域を有する光を照射して栽培したセロリの抽出物を含有する皮膚外用剤や内用剤 - Google Patents

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Description

本発明は、抗酸化効果に優れた新規な皮膚外用剤又は内用剤に関する。
皮膚は生体の最外層に位置し、紫外線等の影響により活性酸素が発生しやすい臓器であり、絶えずその酸素ストレスに曝されている。一方、皮膚細胞内には活性酸素消去酵素が存在しており、その能力を超える活性酸素が発生しないかぎり活性酸素の傷害から皮膚細胞を防衛している。ところが、皮膚細胞内の活性酸素消去酵素の活性は加齢とともに低下することが知られており、活性酸素による傷害がその防御反応を凌駕したとき、皮膚は酸化され、細胞機能が劣化して老化してゆくと考えられる。また、皮膚以外の臓器においても、その活性酸素消去能を越える活性酸素に曝されたとき、機能低下が起こり老化したり、ガンや心筋梗塞など様々な生活習慣病が発症すると考えられる。そこで、活性酸素による傷害からの防御を目的として活性酸素消去剤や抗酸化剤が検討され、SODやカタラーゼ等の活性酸素消去酵素、SOD様活性物質などの活性酸素消去剤や抗酸化剤を配合した食品、化粧品、医薬部外品及び医薬品等が開発されている(特許文献1,2参照)。
セロリの公知文献としては、抗酸化作用(特許文献3)などが知られていた。
一方で、植物の栽培方法によって植物の薬効を高める方法として、植物体内のビタミンやポリフェノール、ルチンなどの機能性物質を特徴的に増加させる方法は、すでに特許文献で報告されている。特許文献4には、大豆もやしに近紫外~青色領域波長の光を照射することにより、含有ビタミンA、ビタミンEを増量させる方法が開示されており、特許文献5には、小松菜に対して、人工紫外線照射を1日5分間行うことで、機能性物質であるα-トコフェロールやビタミンCを増加させる栽培方法が開示され、特許文献6には、人工光源の青色光、赤色光及び遠赤色光の強度を調整することにより、小松菜、レタスのビタミンCやビタミンAを増加させる方法が開示されている。
特開平9-118630号公報 特開平9-208484号公報 特開2001-139484号公報 特開平11-103680号公報 特開2004-305040号公報 特開平8-205677号公報
本発明は、抗酸化効果に優れた新規な皮膚外用剤又は内用剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、この問題点を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、特定の波長域を有する2種の光を同時に照射して栽培したセロリの抽出物に、抗酸化効果が優れていることを発見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の(1)~(7)からなる。
(1)波長域570~730nmと400~515nmとの光合成光量子束密度(PPFD)比が8:1~1:1の光を照射して栽培したセロリの、水、低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒による抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
(2)波長域570~730nmと400~515nmとの光合成光量子束密度(PPFD)比が、4:1~2:1であることを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
(3)波長域570~730nmと400~515nmとの光合成光量子束密度(PPFD)比が8:1~1:1の光を照射して栽培することによって、太陽光で栽培したセロリと比較して、抗酸化効果を高めることを特徴とするセロリ。
(4)波長域570~730nmと400~515nmとの光合成光量子束密度(PPFD)比が8:1~1:1の光を照射して栽培することによって、太陽光で栽培したセロリと比較して、抗酸化効果を高めたセロリ又は、水、低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒によって抽出される抽出物を含有することを特徴とする医薬品。
(5)波長域570~730nmと400~515nmとの光合成光量子束密度(PPFD)比が8:1~1:1の光を照射して栽培することによって、太陽光で栽培したセロリと比較して、抗酸化効果を高めたセロリ又は、水、低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒によって抽出される抽出物を含有することを特徴とする食品。
(6)波長域570~730nm及び/又は400~515nmの光を照射して栽培したセロリの、水、低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒によって抽出される抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
(7)波長域570~730nm及び/又は400~515nmの光を照射して栽培したセロリ、又は、そのセロリの水、低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒によって抽出される抽出物。
本発明のセロリ又はその抽出物は、優れた抗酸化効果を有しており、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品の分野において貢献できるものである。
以下に、本発明について詳細に述べる。
本発明に用いるセロリの抽出物とは、セリ科オランダミツバ属のセロリ、別名オランダミツバ(学名:Apium graveolens)の花、実、種子、茎、葉、根等の植物体の一部又は全草から抽出したものである。その抽出方法は特に限定されず、例えば、加熱抽出したものであっても良いし、常温抽出したものであっても良い。また、本発明においては、抽出物の代わりに、植物体のまま使用することもでき、生のままでも、乾燥して用いることもでき、目的によって使い分けることができる。さらには、抽出物と植物体を併用することもできる。
栽培方法としては、土を用いた栽培や水耕栽培があげられる。水耕栽培の場合には、種子を播種後、出根した状態で、水耕栽培に供することができる。栽培は、温度、光、二酸化炭素濃度が制御された施設で栽培することが好ましい。栽培温度は、15~30℃、好ましくは20~25℃である。栽培期間は、照射する条件によって異なるが、概ね10~30日で収穫できる。これ以上栽培することも可能である。
光源は、植物の栽培施設で用いる光源などを使用することができ、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオードなどの光半導体素子があげられるが、特定の範囲の波長域が選択的に照射できる光源であればLEDに限らない。
セロリの栽培において、照射する波長としては、波長域400~515nmの青色光、570~730nmの赤色光であることが好ましく、波長域430~460nm、630~680nmの光がさらに好ましい。これらの光は、同時に照射することが最も好ましい。このときの波長は、照射スペクトルの極大波長(ピーク波長)のことをいう。このような波長のピークを有する光源であれば、独自に作成したものや市販のものを使用することもできる。また、上記波長を選択的に照射できるように、光学フィルタを用いても良い。上記の2種の範囲の光に加え、太陽光や蛍光灯などの光源を使用することもできる。
照射する光量としては、光合成有効光量子束密度(PPFD)として表される。発光体を2種組み合わせて照射する場合には、その合計の光量を意味する。その光量は、発芽後は10~300μmol・m-2-1が好ましく、50~200μmol・m-2-1がさらに好ましい。この範囲外の光強度の場合は、生育障害、生育不良になる場合がある。照射は、セロリの上部10~50cmの位置から照射することが好ましい。照射時間は、植物の特性や目的に応じて適宜変更できるが、6時間以上が好ましく、12~24時間がより好ましい。
赤色と青色の光量比においては、それぞれのPPFDの比を意味しており、収量や有効性など目的に応じて選択が可能である。
中でも、植物体の収量を高めるには、赤色と青色の光量比が8:1~1:1に高い収量が得られた。
活性酸素消去作用(フリーラジカル捕捉除去作用)においては、赤色と青色の光量比が4:1~2:1が効果の面で好ましい。
以上のことを総じていえば、赤色と青色の光量比が8:1~1:1が好ましく、4:1~2:1が最も好ましい。
抽出溶媒としては、例えば、水、低級アルコール類(メタノール、エタノール、1‐プロパノール、2‐プロパノール、1‐ブタノール、2‐ブタノール)、液状多価アルコール類(1,3‐ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、アセトニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、流動パラフィン等)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)が挙げられる。好ましくは、水、低級アルコール及び液状多価アルコール等の極性溶媒が良く、特に好ましくは、水、エタノール、1,3‐ブチレングリコール及びプロピレングリコールが良い。これらの溶媒は一種でも二種以上を混合して用いても良い。
上記抽出物は、抽出した溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈及び濾過処理、活性炭等による脱色、脱臭処理等をして用いても良い。更には、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の処理を行い、乾燥物として用いても良い。また、サラダなど、生で食することもできる。
本発明の外用剤又は内用剤には、食品も含むものとし、これには、上記植物体及び/又は抽出物をそのまま使用しても良く、これらの効果を損なわない範囲内で、化粧品、医薬部外品、医薬品又は食品等に用いられる成分である油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、金属石鹸、pH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、粉体、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、美白剤、キレート剤、賦形剤、皮膜剤、甘味料、酸味料等の成分を配合することもできる。
本発明は、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品に用いることができ、その剤型としては、例えば、化粧水、クリーム、マッサージクリーム、乳液、ゲル剤、エアゾール剤、パック、洗浄剤、浴用剤、ファンデーション、打粉、口紅、軟膏、パップ剤、ペースト剤、プラスター剤、エッセンス、散剤、丸剤、錠剤、注射剤、坐剤、乳剤、カプセル剤、顆粒剤、液剤(チンキ剤、流エキス剤、酒精剤、懸濁剤、リモナーデ剤等を含む)、錠菓、飲料、ティーバッグ、スパイス等が挙げられる。
本発明に用いる上記抽出物の配合量は、外用の場合、全量に対し、固形物に換算して0.0001重量%以上が好ましく、0.001~10重量%がより好ましい。さらに、0.01~5重量%が最も好ましい。0.0001重量%未満では十分な効果は望みにくい。10重量%を越えて配合した場合、効果の増強は認められにくく不経済である。一方、内用の場合、投与量は年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人1人当たりの1日の量としては、5mg以上が好ましく、10mg~5gがより好ましい。さらに、100mg~1gが最も好ましい。
次に本発明を詳細に説明するため、実施例として本発明に用いるセロリの抽出物の製造例、実験例及び処方例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。製造例に示す%とは重量%を、実施例に示す配合量の部とは重量部を示す。
(1)実験材料および生育条件
水分を含んだメッシュにセロリの種子を播種し、温度21~24℃・暗所で発芽させ、これをスポンジに包み、室温が21~24℃に保たれた環境で、白色蛍光灯下で栽培し、育苗した。その後、水耕栽培装置を用いて、室温が21~24℃で、植物の真上30cmの位置から、赤色LED(ピーク波長660nm)及び青色LED(ピーク波長450nm)を同時に照射し、赤色と青色LEDの合計光合成有効光量子束密度200μmol・m-2-1となるように、赤色と青色の光量比を1:0~1:1にして、栽培を行った。また、比較例として太陽光下で栽培を行った。なお、栽培中は光量比を変えなかった。4週間栽培した後、収穫し、生セロリを得た(表1)。これを約60℃で温風乾燥させることで、セロリの乾燥物を得た。
Figure 0007180337000001
(2)抽出
製造例1A 熱水抽出物
乾燥物1gに精製水20mLを加え、95~100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して熱水抽出物を得た(表2)。
製造例1B 50%エタノール抽出物
乾燥物1gに50%エタノール20mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、50%エタノール抽出物を得た(表2)。
製造例1C エタノール抽出物
乾燥物1gにエタノール20mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、エタノール抽出物を得た(表2)。
上記と同様に、赤色と青色の光量比を変化させて栽培したセロリまたは比較例として太陽光で栽培したセロリを用い、上記の製造例1A~1Cと同様に抽出し、製造例2A~6C、比較製造例1A~1Cとした(表2)。
Figure 0007180337000002
実験例1 活性酸素消去作用
フリーラジカル捕捉除去作用の評価を行った。陽性対照としてはアスコルビン酸を用いた。フリーラジカルのモデルとしては、安定なフリーラジカルであるα,α-ジフェニル-β-ピクリルヒドラジル(以下DPPHとする)を用い、試料と一定の割合で一定時間反応させ、減少するラジカルの量を波長517nmの吸光度の減少量から測定した。
フリーラジカル捕捉除去作用の測定方法
各試料を、最終濃度0.1~1.0mg/mL(アスコルビン酸は0.01mg/mL)となるように加えた0.1M酢酸緩衝液(pH5.5)2mLに無水エタノール2mL及び0.5mM DPPH無水エタノール溶液1mLを加えて反応液とした。その後、37℃で30分間反応させ、水を対照として波長517nmの吸光度を測定した。また、ブランクとして試料の代わりに精製水を加えた反応液を用いて吸光度を測定し、DPPHラジカル消去率を算出した。
試験結果を表3に示した。本発明の抽出物は、安定で優れたフリーラジカル捕捉除去作用を有していることが認められた。特に、赤色と青色の光量比が4:1~2:1に高い効果が認められた。なお、アスコルビン酸は、100℃、1時間の熱処理で失活するが、本発明の抽出物は、活性に変化はなかった。
Figure 0007180337000003
処方例1 化粧水
処方 配合量(部)
1.製造例1Aの抽出物 1.0
2.1,3‐ブチレングリコール 8.0
3.グリセリン 2.0
4.キサンタンガム 0.02
5.クエン酸 0.01
6.クエン酸ナトリウム 0.1
7.エタノール 5.0
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
10.香料 適量
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1~6及び11と、成分7~10をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
処方例2 クリーム
処方 配合量(部)
1.製造例2Aの抽出物 0.5
2.スクワラン 5.5
3.オリーブ油 3.0
4.ステアリン酸 2.0
5.ミツロウ 2.0
6.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ベヘニルアルコール 1.5
9.モノステアリン酸グリセリン 2.5
10.香料 0.1
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.25
12.1,3‐ブチレングリコール 8.5
13.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2~9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び11~13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例2において、製造例2Aの抽出物を製造例1Aの抽出物、製造例3Aの抽出物及び製造例1Bの抽出物に置き換えたものを処方例3、4及び5とした。
処方例6 乳液
処方 配合量(部)
1.製造例3Aの抽出物 1.0
2.スクワラン 5.0
3.オリーブ油 5.0
4.ホホバ油 5.0
5.セタノール 1.5
6.モノステアリン酸グリセリン 2.0
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(20E.O.) 2.0
9.香料 0.1
10.プロピレングリコール 1.0
11.グリセリン 2.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2~8を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び10~13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例7 ゲル剤
処方 配合量(部)
1.製造例3Cの抽出物 0.001
2.エタノール 5.0
3.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.1
5.香料 適量
6.1,3‐ブチレングリコール 5.0
7.グリセリン 5.0
8.キサンタンガム 0.1
9.カルボキシビニルポリマー 0.2
10.水酸化カリウム 0.2
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2~5と、成分1及び6~11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合して製品とする。
処方例8 パック
処方 配合量(部)
1.製造例4Aの抽出物 0.1
2.製造例5Bの抽出物 0.1
3.ポリビニルアルコール 12.0
4.エタノール 5.0
5.1,3‐ブチレングリコール 8.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
7.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5
8.クエン酸 0.1
9.クエン酸ナトリウム 0.3
10.香料 適量
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1~11を均一に溶解し製品とする。
処方例9 ファンデーション
処方 配合量(部)
1.製造例6Aの抽出物 1.0
2.ステアリン酸 2.4
3.ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 1.0
4.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0
5.セタノール 1.0
6.液状ラノリン 2.0
7.流動パラフィン 3.0
8.ミリスチン酸イソプロピル 6.5
9.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
10.ベントナイト 0.5
11.プロピレングリコール 4.0
12.トリエタノールアミン 1.1
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.二酸化チタン 8.0
15.タルク 4.0
16.ベンガラ 1.0
17.黄酸化鉄 2.0
18.香料 適量
19.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2~8を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。成分19に成分9をよく膨潤させ、続いて、成分1及び10~13を加えて均一に混合する。これに粉砕機で粉砕混合した成分14~17を加え、ホモミキサーで撹拌し75℃に保ち水相とする。この油相に水相をかき混ぜながら加え、乳化する。その後冷却し、45℃で成分18を加え、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方例10 浴用剤
処方 配合量(部)
1.製造例5Cの抽出物 5.0
2.製造例2Bの抽出物 1.0
3.炭酸水素ナトリウム 50.0
4.黄色202号(1) 適量
5.香料 適量
6.硫酸ナトリウムにて全量を100とする
[製造方法]成分1~6を均一に混合し製品とする。
処方例11 軟膏
処方 配合量(部)
1.製造例1Bの抽出物 0.5
2.ポリオキシエチレンセチルエーテル(30E.O.) 2.0
3.モノステアリン酸グリセリン 10.0
4.流動パラフィン 5.0
5.セタノール 6.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
7.プロピレングリコール 10.0
8.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2~5を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び6~8を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方例12 散剤
処方 配合量(部)
1.製造例3Cの抽出物 20.0
2.乾燥コーンスターチ 30.0
3.微結晶セルロース 50.0
[製造方法]成分1~3を混合し、散剤とする。
処方例13 錠剤
処方 配合量(部)
1.製造例6Cの抽出物 3.0
2.乾燥コーンスターチ 27.0
3.カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
4.微結晶セルロース 40.0
5.ポリビニルピロリドン 7.0
6.タルク 3.0
[製造方法]成分1~4を混合し、次いで成分5の水溶液を結合剤として加えて顆粒成形する。成形した顆粒に成分6を加えて打錠する。1錠0.52gとする。
処方例14 飲料
処方 配合量(部)
1.製造例5Bの抽出物 2.0
2.果糖ブドウ糖液糖 12.5
3.クエン酸 0.1
4.香料 0.05
5.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1~5を混合し、飲料とする。
処方例15 錠菓
処方 配合量(部)
1.製造例2Aの抽出物 0.5
2.乾燥コーンスターチ 50.0
3.エリスリトール 40.0
4.クエン酸 5.0
5.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
6.香料 適量
7.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1~4及び7を混合し、顆粒成形する。成形した顆粒に成分5及び6を加えて打錠する。1粒1.0gとする。
処方例16 粉末飲料
処方 配合量(部)
1.製造例5Aの抽出物 10.0
2.粉糖 65.0
3.粉末ピーチ果汁 15.0
4.L-アスコルビン酸 8.0
5.結晶クエン酸 1.2
6.クエン酸ナトリウム 0.75
7.アスパルテーム 0.02
8.粉末ピーチ香料 0.03
[製造方法]成分1~8を混合し、粉末飲料とする。
処方例17 ハーブティ
処方 配合量(部)
1.セロリ乾燥物(比較例を除く実施例1の乾燥物) 1.0
2.ペパーミント 0.5
3.ローズヒップ 0.5
[製造方法]成分1~3を混合し、ティーバッグに2gを封入してハーブティとする。
以上のことから、特定の波長域を有する光を照射して栽培したセロリやその抽出物は、優れた抗酸化効果を示し、これらを含有する皮膚外用剤又は内用剤は特に有効である。

Claims (1)

  1. 波長域570~730nmと400~515nmとの光合成光量子束密度(PPFD)比が4:1~2:1の光を照射して栽培したセロリの、水、炭素数4以下の低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒による抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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