JP7180239B2 - 定着部材、定着装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
円筒状の基材と弾性層と接着層と離型層とをこの順に有し、
前記接着層の離型層側の弾性率よりも、前記接着層の弾性層側の弾性率が2.7MPa以上低い定着部材。
<2>
前記接着層の弾性層側の弾性率と、前記接着層の離型層側の弾性率との差分(絶対値)が、2.7MPa以上10.0MPa以下である<1>に記載の定着部材。
<3>
前記接着層の弾性層側の弾性率と、前記接着層の離型層側の弾性率との差分(絶対値)が、2.8MPa以上5.0MPa以下である<2>に記載の定着部材。
<4>
前記弾性層の弾性率と、前記離型層の弾性率との差分(絶対値)が、400MPa以上600MPa以下である<1>~<3>のいずれか1項に記載の定着部材。
<5>
前記弾性層の弾性率と、前記離型層の弾性率との差分(絶対値)が、400MPa以上500MPa以下である<4>に記載の定着部材。
<6>
前記弾性層の弾性率をA、前記接着層の弾性層側の弾性率をB、前記離型層の弾性率をC、前記接着層の離型層側の弾性率をDとしたとき、式:1.0<B/A<6.0、及び、式:50<C/D<100を満たす<1>~<5>のいずれか1項に記載の定着部材。
<7>
式:1.0<B/A<3.0、及び、式:50<C/D<83を満たす<6>に記載の定着部材。
<8>
前記離型層が、フッ素樹脂を含む樹脂層である<1>~<7>のいずれか1項に記載の定着部材。
<9>
前記離型層が、前記フッ素樹脂を含む樹脂筒状体を前記弾性層に被せた層である<8>に記載の定着部材。
<10>
第1回転体と、前記第1回転体の外面に接触して配置される第2回転体と、を備え、
前記第1回転体及び前記第2回転体の少なくとも一方が<1>~<9>のいずれか1項に記載の定着部材であり、
トナー像が表面に形成された記録媒体を前記第1回転体と前記第2回転体との接触部に挿通して前記トナー像を定着する定着装置。
<11>
<10>に記載の定着装置を備え、
画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。
<12>
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段であって、<10>に記載の定着装置を有する定着手段と、
を備える画像形成装置。
<4>、又は<5>に係る発明によれば、円筒状の基材と弾性層と接着層と離型層とをこの順に有し、接着層の離型層側の弾性率と接着層の弾性層側の弾性率が同じである定着部材に比べ、弾性層の弾性率と離型層の弾性率との差分(絶対値)が400MPa以上600MPa以下であっても、弾性層と離型層との接着耐久性に優れた定着部材が提供される。
<6>、又は<7>に係る発明によれば、式:1.0≧B/A、式:B/A≧6.0、式:50≧C/D、又は式C/D≧100を満たす場合に比べて、弾性層と離型層との接着耐久性に優れた定着部材が提供される。
なお、実質的に同一の機能を有する部材には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明は適宜省略する場合がある。
本実施形態に係る定着部材について説明する。
図1は、本実施形態に係る定着部材の一例を示す概略断面図である。
具体的には、本実施形態に係る定着部材110は、例えば、円筒状の基材110Aと、基材110A上に設けられた弾性層110Bと、弾性層110Bに設けられた離型層110Cと、弾性層110Bおよび離型層110Cの間に介在し、弾性層110Bおよび離型層110Cを接着するための接着層110Dと、を有している。
そして、接着層110Dの離型層110C側の弾性率よりも、接着層110Dの弾性層110B側の弾性率が2.7MPa以上低くなっている。
本実施形態に係る定着部材において、接着層の離型層側の弾性率よりも、接着層の弾性層側の弾性率が低い。
具体的には、弾性層と離型層との接着耐久性向上の観点から、接着層の弾性層側の弾性率と、接着層の離型層側の弾性率との差分(絶対値)は、2.7MPa以上であり、2.7MPa以上10.0MPa以下が好ましく、2.8MPa以上5.0MPa以下がより好ましく、2.9MPa以上4.0MPa以下がさらに好ましく、3.0MPa以上3.0MPa以下が特に好ましい。
なお、この放置処理を実施して接着層を形成すると、接着層の離型層側から弾性層側に向かって次第に弾性率が低下する接着層が形成されると推測される。
定着部材から測定対象となる層のサンプルを採取し、これを測定試料(試料幅:2mm、試料長さ:10mm)とする。
この測定試料を用いて、動的粘弾性試験機RHEOVIBRON(ORIENTEC社製)により、温度30℃周波数10Hz/振幅100μmの測定条件で、弾性率を測定する。測定温度は、常温常湿(22℃、50%RH)環境下とする。
そして、接着層の弾性層側の弾性率は、厚み方向の半分で分断した接着層の測定試料(試料幅:2mm、試料長さ:10mm)のうち、弾性層側の測定試料を用いて測定した弾性率とする。
接着層の離型層側の弾性率は、厚み方向の半分で分断した接着層の測定試料(試料幅:2mm、試料長さ:10mm)のうち、離型層側の測定試料を用いて測定した弾性率とする。
弾性層の弾性率は、弾性層の厚み方向中央部から採取した厚さ0.5mmの測定試料(試料幅:2mm、試料長さ:10mm)を用いて測定した弾性率とする。
離型層の弾性率は、弾性層の厚み方向中央部から採取した厚さ0.03mmの測定試料(試料幅:2mm、試料長さ:10mm)を用いて測定した弾性率とする。
本実施形態に係る定着部材は、ロール状であってもよいし、ベルト状であってもよい。また、熱源をその内部又は外部に備えた加熱定着部材であってもよいし、熱源を備えない加圧定着部材であってもよい。
定着部材がロール状の場合、基材としては、例えば、金属(アルミ、SUS、鉄、銅等)、合金、セラミックス、FRM(繊維強化メタル)等で構成された円筒体が挙げられる。
定着部材がロール状の場合、基材の外径及び厚さは、例えば、外径10mm以上50mm以下であることがよく、例えば、アルミニウム製であれば厚さ0.5mm以上4mm以下、SUS(ステンレス鋼)製又は鉄製であれば厚さ0.1mm以上2mm以下がよい。
なお、樹脂ベルトには導電剤などを添加分散して、体積抵抗率が制御されていてもよい。具体的には、樹脂ベルトとしては、例えば、カーボンブラックを添加し分散して体積抵抗率を制御したポリイミドベルトが挙げられる。
また、樹脂ベルトとしては、例えば、長尺のポリイミドシートの両端部をパズル状に組合せ、熱圧着部材を用いて熱圧着し、ベルト状に仕立てたものも挙げられる。
弾性層の材質としては、例えば、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム等が挙げられる。弾性層の材質としては、耐熱性、熱伝導性、絶縁性等の観点から、例えば、シリコーンゴムが好ましい。
添加剤としては、例えば、補強剤(カーボンブラック等)、充填剤(炭酸カルシウム等)、軟化剤(パラフィン系等)、加工助剤(ステアリン酸等)、老化防止剤(アミン系等)、加硫剤(硫黄、金属酸化物、過酸化物等)、機能性充填剤(アルミナ等)等が挙げられる。
接着層は、弾性層と離型層とを接着する層である。そして、接着層は、接着剤を含む組成物の硬化物層が挙げられる。
そして、接着剤としては、特に、SiH基含有ポリシロキサンを2種以上併用し、そのうち少なくとも1種が架橋剤として機能する成分を使用することが好ましい。
SiH基含有ポリシロキサンの1分子が有するSiH構造の数は、1以上であり、弾性層との接着性及び接着剤層にゴム弾性を付与する観点から、2以上が好ましく、2以上10以下がより好ましく、2以上4以下がさらに好ましい。
SiH基含有ポリシロキサンの1分子が有するSi原子の数は、3以上であり、接着性の向上及びゴム弾性の付与の観点から、3以上100以下が好ましい。
SiH基含有ポリシロキサンの数平均分子量は、例えば200以上10000以下が挙げられ、接着性の向上及びゴム弾性の付与の観点から、200以上6000以下が好ましい。
なお、数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC-8120GPCを用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM-M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
SiH基含有ポリシロキサンとしては、例えば、下記一般式(1)で表される化合物が挙げられる。
一般式(1)中、R11~R17が示すアルキル基の置換基としては、例えば、後述する置換又は無置換のアリール基、置換又は無置換のシリルオキシ基等が挙げられる。
一般式(1)中、R11~R17が示すアリール基の置換基としては、例えば、前述の置換又は無置換のアルキル基、後述する置換又は無置換のシリルオキシ基等が挙げられる。
また、一般式(1)中のR13とR14とは、互いに同じであっても異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。一般式(1)中のR11とR12とは、互いに同じであっても異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。一般式(1)中のR15とR16とは、互いに同じであっても異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。
接着剤層を形成するための組成物は、必要に応じてその他の成分を含んでもよい。
その他の成分としては、例えば、溶剤(例えば、酢酸ブチル等)、無機粒子(例えば、酸化鉄、シリカ等)が挙げられる。
また、組成物は、SiH基含有ポリシロキサンと共に、シランカップリング剤をさらに含んでもよい。シランカップリング剤としては、例えば、アルコキシ基含有シランカップリング剤、アルケニル基含有シランカップリング剤、エポキシ基含有シランカップリング剤、アミノ基含有シランカップリング剤、メタクリル基含有シランカップリング剤、スチリル基含有シランカップリング剤、アミノ基含有シランカップリング剤等が挙げられる。
離型層は、定着部材の外周面にトナー像等に対する離型性を付与するための表面層である。
これらの中でも、耐熱性離型材料としては、フッ素樹脂がよい。つまり、離型層は、フッ素樹脂を含む樹脂層がよい。
このようなフッ素樹脂として、具体的には、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロ三フッ化エチレン(PCTFE)、フッ化ビニル(PVF)等が挙げられる。
樹脂筒状体の内周面には、接着層との接着性を高める点から、表面処理が施されていることがよい。表面処理としては、湿式処理であっても乾式処理であってもよく、例えば、液体アンモニア処理、エキシマレーザ処理、プラズマ処理等が挙げられる。
本実施形態に係る定着部材は、例えば、加熱ロール、加圧ロール、加熱ベルト、及び加圧ベルト等に適用される。なお、加熱ロール及び加熱ベルトにおける熱源としては、外部の熱源から加熱する方式や、電磁誘導方式による方式等が挙げられる。
本実施形態に係る定着装置としては、種々の構成があり、例えば、第1回転体と、第1回転体の外面に接して配置される第2回転体と、を備える。定着装置は、トナー像が表面に形成された記録媒体を第1回転体と第2回転体との接触部に挿通してトナー像を定着する。そして、第1回転体及び第2回転体の少なくとも一方として、本実施形態に係る定着部材が適用される。
なお、本実施形態に係る定着装置は、第1及び第2実施形態に限られず、加熱ロール又は加熱ベルトと加圧ベルトとを備えた定着装置であってよい。そして、本実施形態に係る定着部材は、加熱ロール、加熱ベルト、及び加圧ベルトのいずれにも適用され得る。
また、本実施形態に係る定着装置は、第1及び第2実施形態に限られず、電磁誘導加熱方式の定着装置であってもよい。
第1実施形態に係る定着装置について説明する。図2は、第1実施形態に係る定着装置の一例を示す概略図である。
なお、押圧パッド64は、例えば、加圧ベルト62と加熱ロール61とが相対的に加圧されていればよい。従って、加圧ベルト62側が加熱ロール61に加圧されてもよく、加熱ロール61側が加熱ロール61に加圧されてもよい。
押圧パッド64は、例えば、幅の広い挟込領域Nを確保するための前挟込部材64aを挟込領域Nの入口側に配置し、加熱ロール61に歪みを与えるための剥離挟込部材64bを挟込領域Nの出口側に配置している。
なお、摺動部材68は、例えば、その摺動面が加圧ベルト62の内周面と接するように設けられており、加圧ベルト62との間に存在するオイルの保持・供給に関与する。
第2実施形態に係る定着装置について説明する。図3は、第2実施形態に係る定着装置の一例を示す概略図である。
定着ベルトモジュール86は、例えば、加熱ベルト84の外側に配置されてその周回経路を規定する支持ロール92と、加熱押圧ロール89から支持ロール90までの加熱ベルト84の姿勢を矯正する姿勢矯正ロール94と、加熱ベルト84と加圧ロール88とで形成された挟込領域Nの下流側において加熱ベルト84に内周面から張力を付与する支持ロール98と、が設けられている。
摺動部材82は、例えば、その摺動面が加熱ベルト84の内周面と接するように設けられており、加熱ベルト84との間に存在するオイルの保持・供給に関与する。
ここで、摺動部材82は、例えば、その両端が支持部材96により支持された状態で設けられている。
支持ロール90の両端部には、例えば、加熱ベルト84を外側に押圧するバネ部材(不図示)が配設されている。
支持ロール92の離型層は、例えば、加熱ベルト84の外周面からのトナーや紙粉が支持ロール92に堆積するのを防止するために形成されるものである。
支持ロール92の内部には、例えば、ハロゲンヒータ92A(加熱手段の一例)が配設されており、加熱ベルト84を外周面側から加熱するようになっている。
姿勢矯正ロール94には、例えば、端部位置測定機構の測定結果に応じて加熱ベルト84の軸方向における当り位置を変位させる軸変位機構(不図示)が配設され、加熱ベルト84の蛇行を制御するように構成されている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、トナーを含む現像剤により、像保持体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、トナー像を記録媒体に定着する定着手段と、を備える。
そして、定着手段として、本実施形態に係る定着装置が適用される。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示した概略構成図である。
また、黒の画像形成ユニット1Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ43が配設されている。
本実施形態に係る画像形成装置では、図示しない画像読取装置や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図示しない画像処理装置により画像処理が施された後、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kによって作像作業が実行される。
φ25mm のアルミ基材)上に、シリコーンプライマー(SiH基を有するハイドロジェンオルガノポリシロキサン構造を有するシランカップリング剤、商品名:DY35-051、東レ・ダウコーニング株式会社)のA剤とB剤の等量混合液を、フローコート法(螺旋巻き塗布)により塗布し、厚さ10μmの塗膜を形成した。
塗布後、塗膜を常温(25℃)で30分間風乾し、さらに150度に保持したオーブン中で1時間、焼成処理を行い、厚さ30μmの硬化前接着層を形成した。
塗布後、アルミ基材を回転させながら、塗膜を40℃で15分間乾燥することで溶媒を除去し、140℃で30分間加熱することで1次加硫を行い、さらに200℃で4時間加熱することで2次加硫を行い、厚さ0.5mmの弾性層を形成した。このとき、接着層も硬化し、基材と弾性層とを接着した。
架橋剤追添混合液を、フローコーティングにより、弾性層付きロールの弾性層上に塗布し、30μmの塗膜を形成した。
弾性層と離型層とを接着するための接着層となる塗膜の形成において、等量混合液2部に、さらに、架橋剤として機能する接着剤を添加しない以外は、実施例1と同様に、定着ロールを得た。
弾性層と離型層とを接着するための接着層となる塗膜の形成において、等量混合液2部に、さらに、架橋剤として機能する接着剤を3部、又は5部追加混合した架橋剤追添混合液を使用した以外は、実施例1と同様に、定着ロールを得た。
各例の定着ロールについて、次の評価を実施した。結果を表1に示す。
既述の方法に従って、各物性を測定した。
・弾性層の弾性率
・接着層の弾性層側の弾性率
・離型層の弾性率
・接着層の離型層側の弾性率
各例の定着ロールの周方向に2箇所、25mmの間隔で切り込みをいれ、切り込み入れた間の離型層(PFAチューブ)を引っ張ったときに、接着層と弾性層が界面剥離しなければ、弾性層と離型層との初期接着性をOKとした。界面剥離した場合、NGとした。
加熱ロールとして各例の定着ロールを画像形成装置(富士ゼロックス社製、DocuPrint CP400d)の定着装置に装着した。
この装置により、普通紙走行モードで、A4サイズ紙を紙の長手方向がロールと垂直になるように通紙した。そして、次の基準で評価した。
A:10万枚通紙したときに弾性層と離型層とが界面剥離していない(弾性層と離型層との間に浮きが発生していない)。
B: 10万枚通紙したときに弾性層と離型層とが界面剥離している(弾性層と離型層との間に浮きが若干発生している
C:10万枚通紙したときに弾性層と離型層とが界面剥離している(弾性層と離型層との間に浮きが発生している)。
63 ベルト走行ガイド
64 押圧パッド
64a 前挟込部材
64b 剥離挟込部材
65 保持部材
66 ハロゲンランプ
68 摺動部材
69 感温素子
70 剥離部材
71 剥離爪
72 保持部材
80 定着装置
82 摺動部材
84 加熱ベルト
86 定着ベルトモジュール
88 加圧ロール
89A ハロゲンヒータ
89 加熱押圧ロール
90A ハロゲンヒータ
90 支持ロール
92A ハロゲンヒータ
92 支持ロール
94 姿勢矯正ロール
96 支持部材
98 支持ロール
100 画像形成装置
110 定着部材
110A 基材
110B 弾性層
110C 離型層
Claims (12)
- 円筒状の基材と弾性層と接着層と離型層とをこの順に有し、
前記接着層の離型層側の弾性率よりも、前記接着層の弾性層側の弾性率が3.0MPa以上低い定着部材。 - 前記接着層の弾性層側の弾性率と、前記接着層の離型層側の弾性率との差分(絶対値)が、3.0MPa以上10.0MPa以下である請求項1に記載の定着部材。
- 前記接着層の弾性層側の弾性率と、前記接着層の離型層側の弾性率との差分(絶対値)が、3.0MPa以上5.0MPa以下である請求項2に記載の定着部材。
- 前記弾性層の弾性率と、前記離型層の弾性率との差分(絶対値)が、400MPa以上600MPa以下である請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の定着部材。
- 前記弾性層の弾性率と、前記離型層の弾性率との差分(絶対値)が、400MPa以上500MPa以下である請求項4に記載の定着部材。
- 前記弾性層の弾性率をA、前記接着層の弾性層側の弾性率をB、前記離型層の弾性率をC、前記接着層の離型層側の弾性率をDとしたとき、式:1.0<B/A<6.0、及び、式:50<C/D<100を満たす請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の定着部材。
- 式:1.0<B/A<3.0、及び、式:50<C/D<83を満たす請求項6に記載の定着部材。
- 前記離型層が、フッ素樹脂を含む樹脂層である請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の定着部材。
- 前記離型層が、前記フッ素樹脂を含む樹脂筒状体を前記弾性層に被せた層である請求項8に記載の定着部材。
- 第1回転体と、前記第1回転体の外面に接触して配置される第2回転体と、を備え、
前記第1回転体及び前記第2回転体の少なくとも一方が請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の定着部材であり、
トナー像が表面に形成された記録媒体を前記第1回転体と前記第2回転体との接触部に挿通して前記トナー像を定着する定着装置。 - 請求項10に記載の定着装置を備え、
画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段であって、請求項10に記載の定着装置を有する定着手段と、
を備える画像形成装置。
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