JP7179426B2 - 鋼板温度データ処理装置および鋼板温度データ処理方法 - Google Patents

鋼板温度データ処理装置および鋼板温度データ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱間圧延後の鋼板を冷却制御する技術に関する。
熱間圧延後の鋼板は、冷却プロセスを経て所望の温度まで下げられる。冷却プロセスにおける冷却制御にフィードフォワード制御が用いられる場合、鋼板温度予測モデルが必要となるので、鋼板製品の製造開始前に鋼板温度予測モデルが予め作成される。鋼板温度予測モデルは、パラメータとして、鋼板と鋼板を冷却する冷却水との間の熱伝達率を含む。
熱伝達率に関する技術として、例えば、特許文献1は、熱間圧延後の鋼板を冷却する冷却装置における熱伝達の状況をモデル化した熱伝達率モデル内に存在するパラメータを、鋼板の冷却実績値を用いた推定計算を用いて、推定する推定方法について開示している。
特開2016-209911号公報
熱伝達率は、熱間圧延後の鋼板を冷却プロセスによって冷却したときの鋼板温度データを基にして推定される。外乱の影響を大きく受けた鋼板温度データは、鋼板温度を正確に示していないので、熱伝達率の推定の精度が悪くなり、この結果、鋼板温度予測モデルの精度も悪くなる。
本発明の目的は、熱間圧延後の鋼板の冷却制御に用いられる鋼板温度予測モデルのパラメータとなる熱伝達率について、この推定に用いられる鋼板温度データが受ける外乱の影響を抑制することができる鋼板温度データ処理装置および鋼板温度データ処理方法を提供することである。
本発明の第1局面に係る鋼板温度データ処理装置は、鋼板と冷却水の間の熱伝達率をパラメータとして含む鋼板温度予測モデルを用いて、熱間圧延後の前記鋼板を冷却する制御において、前記熱伝達率を推定するために予め測定される、前記鋼板の搬送方向における前記鋼板の温度を示す鋼板温度データを処理する装置であって、前記搬送方向に沿って搬送されながら、前記冷却水が供給される前記熱間圧延後の前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データから、前記搬送方向における前記冷却水の水量変動を示す周波数成分を除去することにより、第1補正鋼板温度データを生成する第1補正部を備える。
熱間圧延後の鋼板は、冷却プロセスによって、冷却水が供給される。熱間圧延後の鋼板に供給される冷却水の水量は、指令値と一致すべきである。しかし、冷却水の水量を指令値に一致されせることは、冷却プロセスの能力上限界があり、特に、鋼板製品の製造開始前は、冷却プロセスが安定しておらず、冷却水の水量は指令値を中心にして変動している。これが外乱となり、熱伝達率の推定精度を低下させる原因となる。
第1補正鋼板温度データは、鋼板の搬送方向における水量変動を示す周波数成分(周波数帯域)を、鋼板温度データから除去されたデータである。よって、第1補正鋼板温度データによれば、鋼板温度データよりも、温度変動が抑制されているので、熱伝達率の推定精度を向上させることができる。
熱伝達率の推定には、第1補正鋼板温度データが用いられてもよいし、後述する第2補正鋼板温度データが用いられてもよい。
記第1補正鋼板温度データの相対的に温度が低い部分について、前記第1補正鋼板温度データの極大値を基準にして温度を上げることにより、第2補正鋼板温度データを生成する
熱間圧延後の鋼板の表面には、部分的にスケール等の被膜(以下、スケール)が形成されている。熱間圧延後の鋼板の温度を放射温度計で計測したとき、スケールが形成された領域とスケールが形成されていない領域とで実際の温度が同じでも、スケールが形成された領域は、スケールが形成されていない領域と比べて、温度が低く測定される。従って、熱間圧延後の鋼板の温度分布にムラが生じる。これが外乱となり、熱伝達率の推定精度を低下させる原因となる。
鋼板の温度分布にムラが発生する原因として、冷却水の水量変動とスケールがある。水量変動を示す周波数帯域は予め分かっているので、鋼板温度データから水量変動を示す周波数成分が除去された第1補正鋼板温度データが生成される。従って、第1補正鋼板温度データにおいて、相対的に温度が低い部分は、スケールが形成された領域と見なし、極大値(ピーク値)の部分は、鋼板の表面に何も形成されていない領域と見なすことができる。第2補正部は、これを基にして、第1補正鋼板温度データの相対的に温度が低い部分について、第1補正鋼板温度データの極大値を基準にして温度を上げることにより、第2補正鋼板温度データを生成する。これにより、スケールが原因となる鋼板の温度分布のムラを小さくすることができるので、熱伝達率の推定精度を向上させることができる。
上記構成において、前記第1補正鋼板温度データを平滑化し、前記第1補正鋼板温度データのピーク値と、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データとの温度差であるピーク位置温度補正量を計算し、前記計算したピーク位置温度補正量を用いて前記鋼板上の各位置での温度補正量を計算し、前記鋼板上の各位置での温度補正量を、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データに加算することにより、第2補正鋼板温度データを生成する第2補正部をさらに備える。
この構成は、第2補正鋼板データの生成の仕方の一例である。
上記構成において、前記鋼板は、ローラテーブルによって、前記搬送方向に搬送されており、前記鋼板温度データ処理装置は、前記鋼板の冷却が開始される前の前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データ、前記鋼板の冷却が終了したときの前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データを基にして生成された前記第2補正鋼板温度データ、および、前記鋼板の復熱過程中での前記鋼板に対して上側および下側それぞれから測定された前記鋼板温度データを基にして生成された前記第2補正鋼板温度データのそれぞれについて、移動標準偏差または移動分散である温度ばらつきデータを算出する第1算出部と、前記温度ばらつきデータの平均である平均ばらつきデータを算出する第2算出部と、前記平均ばらつきデータにおいて、所定のしきい値より小さい極小値が示す位置を、前記熱伝達率の推定がされる前記鋼板上の位置として抽出する抽出部と、を備える。
この構成によれば、熱伝達率の推定がされる鋼板上の位置(以下、熱伝達率推定位置)を求めることができる。
熱伝達率推定位置の温度を用いて、熱伝達率が推定される。搬送される鋼板のある位置を熱伝達率推定位置とし、この位置での冷却開始温度、冷却終了温度、および、冷却開始から冷却終了までの所定の時点の温度(例えば、復熱過程中間温度)を用いて、この位置の熱伝達率が推定される。冷却開始温度は、鋼板温度データから取得される(冷却水が供給されていなので、鋼板温度データを補正する必要がない)。冷却終了温度および所定の時点の温度は、第2補正鋼板温度データから取得される。
鋼板がローラテーブルによって搬送される場合、鋼板がローラ上を滑る等が原因で、ローラテーブル上で鋼板の位置ずれが不可避的に発生する。従って、鋼板温度データおよび第2補正鋼板温度データが示す熱伝達率推定位置には、ズレが発生する。
この構成は、これらのデータが示す熱伝達率推定位置にズレが発生していることを前提とし、搬送方向における鋼板の温度のばらつきが小さい位置を、熱伝達率推定位置とする。これにより、これらのデータが示す熱伝達率推定位置にズレが発生していても、熱伝達率推定位置の温度と大きな差はないので、熱伝達率の推定精度を向上させることができる。
本発明の第2局面に係る鋼板温度データ処理方法は、鋼板と冷却水の間の熱伝達率をパラメータとして含む鋼板温度予測モデルを用いて、熱間圧延後の前記鋼板を冷却する制御において、前記熱伝達率を推定するために予め測定される、前記鋼板の搬送方向における前記鋼板の温度を示す鋼板温度データを処理する方法であって、前記搬送方向に沿って搬送されながら、前記冷却水が供給される前記熱間圧延後の前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データから、前記搬送方向における前記冷却水の水量変動を示す周波数成分を除去することにより、第1補正鋼板温度データを生成する第1補正ステップと、前記第1補正鋼板温度データを平滑化し、前記第1補正鋼板温度データのピーク値と、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データとの温度差であるピーク位置温度補正量を計算し、前記計算したピーク位置温度補正量を用いて前記鋼板上の各位置での温度補正量を計算し、前記鋼板上の各位置での温度補正量を、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データに加算することにより、第2補正鋼板温度データを生成する第2補正ステップとを備える。
本発明の第2局面に係る鋼板温度データ処理方法は、本発明の第1局面に係る鋼板温度データ処理装置を方法の観点から規定しており、本発明の第1局面に係る鋼板温度データ処理装置と同様の作用効果を有する。
本発明によれば、熱間圧延後の鋼板の冷却制御に用いられる鋼板温度予測モデルのパラメータとなる熱伝達率について、この推定に用いられる鋼板温度データが受ける外乱の影響を抑制することができる。
熱間圧延後の鋼板に対する冷却プロセスを示す模式図である。 鋼板温度データの例を示すグラフである。 実施形態に係る鋼板温度データ処理装置のブロック図である。 実施形態に係る鋼板温度データ処理装置の動作を説明するフローチャートである。 図4Aの処理S1のフローチャートである。 図4Aの処理S2のフローチャートである。 図4Aの処理S3のフローチャートである。 冷却バンクが鋼板に供給する冷却水の水量の一例に関するグラフである。 図6は、図5に示す水量の実測値データ(グラフの実線)を高速フーリエ変換することによって得られたパワースペクトルを示すグラフである。 鋼板温度データと第1補正鋼板温度データの例を示すグラフである。 第1補正鋼板温度データ、平滑化された第1補正鋼板温度データおよび第2補正鋼板温度データの例を示すグラフである。 移動標準偏差データの例を示すグラフである。 平均移動標準偏差データの例を示すグラフである。 図11は、図10に示すグラフにおいて、所定のしきい値と極小値を追加したグラフである。 冷却開始前の鋼板温度SCTの鋼板温度データに対して、熱伝達率推定位置が設定された例を示すグラフである。 第2補正鋼板温度データd-MT(上)に対して、熱伝達率推定位置が設定された例を示すグラフである。 第2補正鋼板温度データd-MT(下)に対して、熱伝達率推定位置が設定された例を示すグラフである。 第2補正鋼板温度データd-FCTに対して、熱伝達率推定位置が設定された例を示すグラフである。 冷却終了後の鋼板温度について、鋼板温度データ、第2補正鋼板温度データ、シミュレーションデータの例を示すグラフである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。なお、符号において、構成を総称で示す場合、数字のみが用いられ(例えば、冷却バンク203)、構成を個別に示す場合、数字の後に英語アルファベットを付加している(例えば、冷却バンク203a、冷却バンク203b)。
図1は、熱間圧延後の鋼板Wに対する冷却プロセスを示す模式図である。鋼板Wは、厚鋼板である。厚鋼板のサイズは、例えば、長さ5~60m、幅1~5m、厚さ0.5~40cm)である。
圧延機201から出てきた、熱間圧延後の鋼板Wは、ローラテーブル202によって、冷却バンク203に搬送される。鋼板Wは、ローラテーブル202によって所定の速度で搬送されながら、冷却バンク203を通過する。冷却バンク203は、鋼板Wの搬送方向Dに沿って、複数設置されている(図1では、2つの冷却バンク203a,203bが示されている)。各冷却バンク203は、通過する鋼板Wに冷却水を供給することにより、鋼板Wを冷却する。
鋼板Wの冷却制御は、複数の箇所で鋼板Wの温度を測定する必要があるので、これらの箇所に温度計204(例えば、放射温度計)が設置されている。詳しくは、冷却開始前の鋼板温度SCTを測定する箇所に、温度計204aが設置され、復熱過程中間温度MTを測定する箇所に、温度計204b,204cが設置され、冷却終了後の鋼板温度FCTを測定する箇所に、温度計204dが設置されている。少なくとも一箇所は、鋼板Wの上側と下側から鋼板温度が測定することが好ましい。図1では、復熱過程中間温度MTが、鋼板Wの上側と下側から測定されている。
冷却開始前の鋼板温度SCTは、最初の冷却バンク203aに入る前の鋼板温度である。復熱過程中間温度MTは、最後の冷却バンク203bを通過した後の鋼板内部と表裏面の温度差が残っている状態での鋼板温度である。冷却終了後の鋼板温度FCTは、鋼板Wの目標温度である。
鋼板Wが厚鋼板の場合、冷却制御として、フィードフォワード制御が用いられる。厚鋼板は、冷却が終了する個所(最後の冷却バンク203bの出口)から、鋼板温度が厚さ方向にほぼ均一となっている鋼板温度FCTの測定個所まで離れているので 、フィードバック制御では、制御が間に合わないからである。
鋼板Wの冷却制御は、鋼板温度予測モデル、冷却開始前の鋼板温度SCTおよび復熱過程中間温度MTを基にして、冷却終了後の鋼板温度FCTを予測し、鋼板Wに供給する冷却水を調整する。
鋼板温度予測モデルは、鋼板製品の製造を開始する前に予め作成される。鋼板温度予測モデルは、パラメータとして、熱伝達率を含む。熱伝達率は、鋼板製品の製造を開始する前に測定された鋼板温度データを基にして推定される。鋼板温度データは、温度計204で測定された、搬送方向Dに沿った鋼板温度のデータである。言い換えれば、鋼板温度データは、熱間圧延後の鋼板Wが搬送方向Dに沿って搬送されながら、冷却バンク203によって冷却水が供給される熱間圧延後の鋼板Wに対して測定された温度データである。
鋼板温度データについて詳しく説明する。図2は、鋼板温度データの例を示すグラフである。この鋼板温度データは、鋼板製品の製造が開始される前に、試験的に冷却バンク203で冷却した鋼板Wに対して、温度計204dを用いて測定されたものである。グラフの横軸は、搬送方向Dにおける鋼板上の位置を示す。グラフの縦軸は、冷却終了後の鋼板温度FCTを示す。鋼板製品の製造が開始される前なので、冷却バンク203の動作が安定しておらず、鋼板上の位置に応じて、鋼板温度FCTが変動している。
図3は、実施形態に係る鋼板温度データ処理装置100のブロック図である。鋼板温度データ処理装置100は、処理部1と、IF部2と、入力部3と、出力部4と、を備える。
処理部1は、鋼板温度データ処理装置100の全体を統括し、鋼板温度データ処理装置100の動作に必要な処理をする。処理部1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、および、HDD(Hard Disk Drive)等のハードウェア、処理部1の機能を実行するためのプログラムおよびデータ等によって実現される。
IF部2は、処理部1に接続され、処理部1の制御に従って、外部の機器との間で信号等を入出力する。例えば、IF部2は、温度計204が測定した鋼板温度を受信し、これを処理部1へ送る。また、IF部2は、冷却バンク203が鋼板Wに供給する冷却水の水量の指令値と実測値を受信し、これを処理部1へ送る。IF部2は、入出力インターフェース回路によって実現される。
入力部3は、処理部1に接続され、ユーザが、各種の情報、データ、命令等を入力するための装置である。入力部3は、マウス、キーボード、タッチパネル等により実現される。出力部4は、処理部1に接続され、処理部1の制御に従って、入力部3から入力されたコマンド、データ等を出力する装置である。出力部4は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)等により実現される。
処理部1は、機能ブロックとして、記憶部11、第1補正部12、第2補正部13、第1算出部14、第2算出部15および抽出部16を備える。
図1および図3を参照して、記憶部11は、温度計204を用いて測定された鋼板温度データおよび冷却バンク203が鋼板Wに供給する冷却水の水量の指令値データと実測値データを記憶する。これらは、鋼板製品の製造開始前に、熱間圧延後の鋼板Wを冷却バンク203によって試験的に冷却することによって取得される。鋼板温度データとして、冷却開始前の鋼板温度SCTの鋼板温度データ、鋼板Wの上側から測定された復熱過程中間温度MT(上)の鋼板温度データ、鋼板Wの下側から測定された復熱過程中間温度MT(下)の鋼板温度データ、および、冷却終了後の鋼板温度FCTの鋼板温度データがある。
残りの機能ブロック(第1補正部12、第2補正部13、第1算出部14、第2算出部15、抽出部16)については、後で説明する。
実施形態に係る鋼板温度データ処理装置100の動作を説明する。図4Aは、この動作を説明するフローチャートである。図1、図3および図4Aを参照して、記憶部11には、上述したように、鋼板温度データ、水量の指令値と実測値が予め記憶されている。鋼板温度データ処理装置100のユーザは、入力部3を操作して、鋼板温度データを処理する命令を処理部1に入力する。
これにより、第1補正部12は、鋼板Wの上側から測定された復熱過程中間温度MT(上)の鋼板温度データ、鋼板Wの下側から測定された復熱過程中間温度MT(下)の鋼板温度データ、および、冷却終了後の鋼板温度FCTの鋼板温度データを記憶部11から読み出し、これらの鋼板温度データのそれぞれについて、搬送方向Dにおける冷却水の水量変動を示す周波数成分を除去することにより、第1補正鋼板温度データを生成する(S1)。冷却開始前の鋼板温度SCTの鋼板温度データが対象とならないのは、この時点で鋼板Wは、冷却バンク203が供給する冷却水によって冷却されていないからである。
図4Bは、図4Aの処理S1のフローチャートである。まず、第1補正部は、冷却バンク203が鋼板Wに供給した冷却水の水量の実測値データを、記憶部11から読み出し、実測値データを周波数解析する(S1-1)。処理S1-1を詳しく説明する。図5は、冷却バンク203が鋼板Wに供給する冷却水の水量の一例に関するグラフである。グラフの横軸は、搬送方向Dにおける鋼板上の位置を示す。グラフの縦軸は、冷却水の水量を示す。実線のグラフは、水量の実測値データを示す。点線のグラフは、水量の指令値データを示す。
図1および図5を参照して、熱間圧延後の鋼板Wは、冷却バンク203によって、冷却水が供給されて冷却される。熱間圧延後の鋼板Wに供給される冷却水の水量の実測値データは、指令値データと一致すべきである。しかし、これらを一致されせることは、冷却バンク203の能力上限界があり、特に、鋼板製品の製造開始前は、冷却バンク203が安定しておらず、冷却水の水量は指令値を中心にして変動している。これが外乱となり、熱伝達率の推定精度を低下させる原因となる。
図6は、図5に示す水量の実測値データ(グラフの実線)を高速フーリエ変換することによって得られたパワースペクトルを示すグラフである。グラフの横軸は、周波数を示す。グラフの縦軸は、パワースペクトルを示す。0.7×10-3~1.6×10-3の周波数成分のパワースペクトルが大きい。これが、冷却水の水量変動を示す周波数成分である。
ユーザは、図6に示すグラフを見て、冷却水の水量変動を示す周波数成分を決定する。ユーザは入力部3を用いて、この決定した周波数成分を入力する。第1補正部12は、冷却水の水量変動を示す周波数成分を除去するバンドストップフィルタを備えており、バンドストップする周波数成分を前記決定した周波数成分に設定する。
第1補正部12は、バンドストップフィルタを用いて、鋼板Wの上側から測定された復熱過程中間温度MT(上)の鋼板温度データ、鋼板Wの下側から測定された復熱過程中間温度MT(下)の鋼板温度データ、冷却終了後の鋼板温度FCTの鋼板温度データのそれぞれをフィルタリングすることにより、これらの第1補正鋼板温度データを生成する(S1-2)。
図7は、鋼板温度データと第1補正鋼板温度データの例を示すグラフである。グラフの横軸は、搬送方向Dにおける鋼板上の位置を示す。グラフの縦軸は、冷却終了後の鋼板温度FCTを示す。点線のグラフは、鋼板温度データを示し、これは図2に示すグラフと同じである。実線のグラフは、この鋼板温度データから生成された第1補正鋼板温度データを示す。第1補正鋼板温度データは、鋼板温度データよりも変動が小さい。これは、水量変動が原因となる外乱の影響が抑制されていることを示す。
他の外乱として、熱間圧延後の鋼板Wの表面に部分的に形成されたスケール等の被膜(以下、スケール)がある。熱間圧延後の鋼板Wの温度を放射温度計で計測したとき、スケールが形成された領域とスケールが形成されていない領域とで実際の温度が同じでも、スケールが形成された領域は、スケールが形成されていない領域と比べて、温度が低く測定される。従って、熱間圧延後の鋼板Wの温度分布にムラが生じる。これが外乱となり、熱伝達率の推定精度を低下させる原因となる。
そこで、第1補正鋼板温度データからスケールが原因となる温度低下を除く処理がされる。詳しく説明する。図1、図3および図4Aを参照して、第2補正部13は、第1補正鋼板温度データの相対的に温度が低い部分について、第1補正鋼板温度データの極大値を基準にして温度を上げることにより、第2補正鋼板温度データを生成する(S2)。具体的には、第2補正部13は、第1補正鋼板温度データを平滑化し、平滑化された第1補正鋼板温度データと第1補正鋼板温度データの極大値との温度差を基にして、平滑化された第1補正鋼板温度データが示す温度を上げることにより、第2補正鋼板温度データを生成する。
図8は、第1補正鋼板温度データ、平滑化された第1補正鋼板温度データおよび第2補正鋼板温度データの例を示すグラフである。グラフの横軸は、搬送方向Dにおける鋼板上の位置を示す。グラフの縦軸は、冷却終了後の鋼板温度FCTを示す。
点線のグラフは、第1補正鋼板温度データを示し、これは図7に示す実線のグラフと同じである。一点鎖線のグラフは、平滑化された第1補正鋼板温度データを示す。実線のグラフは、第2補正鋼板温度データを示す。
図4Cは、図4Aの処理S2のフローチャートである。図3、図4Cおよび図8を参照して、第2補正部13は、第1補正鋼板温度データを平滑化する(S2-1)。これにより、平滑化された第1補正鋼板温度データが生成される。平滑化の手法は、例えば、ロバスト局所重み付き散布図平滑化法である。
次に、第2補正部13は、ピーク位置温度補正量を計算する(S2-2)。ピーク位置温度補正量は、第1補正鋼板温度データの極大値(ピーク値)と、平滑化された第1補正鋼板温度データとの温度差である。
次に、第2補正部13は、鋼板上の各位置での温度補正量を計算する(S2-3)。これは、ピーク位置温度補正量を用いて、エルミート補正等により計算される。但し、鋼板Wの両端での温度補正量はゼロとされる。鋼板Wの両端で鋼板温度の測定が途切れているので、鋼板Wの両端では、温度補正量を正しく計算できないからである。第2補正部13は、鋼板上の各位置での温度補正量を、平滑化された第1補正鋼板温度データに加算する(S2-4)。これにより、第2補正鋼板温度データが生成される。
以上により、鋼板Wの上側から測定された復熱過程中間温度MT(上)の鋼板温度データを基にした第2補正鋼板温度データ(以下、第2補正鋼板温度データSc-MT(上))、鋼板Wの下側から測定された復熱過程中間温度MT(下)の鋼板温度データを基にした第2補正鋼板温度データ(以下、第2補正鋼板温度データSc-MT(下))、および、冷却終了後の鋼板温度FCTの鋼板温度データを基にした第2補正鋼板温度データ(以下、第2補正鋼板温度データSc-FCT)が生成される。言い換えれば、第2補正鋼板温度データSc-MT(上)は、鋼板Wの冷却の開始から終了までの所定の時点での鋼板Wに対して、鋼板Wの上側から測定された鋼板温度データを基にして生成された第2補正鋼板温度データであり、第2補正鋼板温度データSc-MT(下)は、鋼板Wの冷却の開始から終了までの所定の時点での鋼板Wに対して、鋼板Wの下側から測定された鋼板温度データを基にして生成された第2補正鋼板温度データであり、第2補正鋼板温度データSc-FCTは、鋼板Wの冷却が終了したときの鋼板Wに対して測定された鋼板温度データを基にして生成された第2補正鋼板温度データである。
次に、熱伝達率の推定がされる鋼板上の位置(以下、熱伝達率推定位置p)が算出される(S3)。熱伝達率推定位置pの温度を用いて、熱伝達率が推定される。鋼板Wがローラテーブル202によって搬送される場合、鋼板Wがローラ上を滑る等が原因で、ローラテーブル202上で鋼板Wの位置ずれが不可避的に発生する。従って、冷却開始前の鋼板温度SCTの鋼板温度データ、第2補正鋼板温度データSc-MT(上)、第2補正鋼板温度データSc-MT(下)、第2補正鋼板温度データSc-FCTのそれぞれが示す熱伝達率推定位置pには、ズレが発生する。
実施形態は、これらのデータが示す熱伝達率推定位置pにズレが発生していることを前提とし、搬送方向Dにおける鋼板Wの温度のばらつきが小さい位置を、熱伝達率推定位置pとする。これにより、これらのデータが示す熱伝達率推定位置pにズレが発生していても、熱伝達率推定位置pの温度と大きな差はないので、熱伝達率の推定精度を向上させることができる。
熱伝達率推定位置pの算出について詳しく説明する。図4Dは、図4Aの処理S3のフローチャートである。図3および図4Dを参照して、第1算出部14は、冷却開始前の鋼板温度SCTの鋼板温度データ、第2補正鋼板温度データSc-MT(上)、第2補正鋼板温度データSc-MT(下)、第2補正鋼板温度データSc-FCTのそれぞれについて、移動標準偏差データを生成する(S3-1)。図9は、これらの例を示すグラフである。グラフの横軸は、搬送方向Dにおける鋼板上の位置を示す。グラフの縦軸は、移動標準偏差を示す。移動標準偏差の算出に用いるウィンドウのサイズは、想定される鋼板Wの最大の位置ずれ(例えば、1m)を基準にして定める。なお、移動標準偏差データに限らず、温度のばらつきを示すデータ(温度ばらつきデータ)であればよく、例えば、移動分散データでもよい。
第2算出部15は、冷却開始前の鋼板温度SCTの鋼板温度データに対して算出された移動標準偏差データ、第2補正鋼板温度データd-MT(上)に対して算出された移動標準偏差データ、第2補正鋼板温度データd-MT(下)に対して算出された移動標準偏差データ、第2補正鋼板温度データd-FCTに対して算出された移動標準偏差データを平均した平均移動標準偏差データ(平均ばらつきデータ)を生成する(S3-2)。図10は、平均移動標準偏差データの例を示すグラフである。グラフの横軸は、搬送方向Dにおける鋼板上の位置を示す。グラフの縦軸は、平均移動標準偏差を示す。グラフの傾きが小さい位置が、鋼板温度や第2補正鋼板温度の変動が小さいことを示している。
抽出部16は、平均移動標準偏差データにおいて、所定のしきい値Thより小さい極小値(ピーク)Vminが示す位置を、熱伝達率推定位置p(熱伝達率の推定がされる鋼板上の位置)として抽出する(S3-3)。図11は、図10に示すグラフにおいて、所定のしきい値Thと極小値Vminを追加したグラフである。なお、距離が近い極小値Vminどうしの場合、平均移動標準偏差が小さい方が選択されてもよい。これにより、熱伝達率推定位置pの数を減らすことができる。鋼板温度の予測結果を算出するのに時間がかかる鋼板温度予測モデルの場合に有効となる。
出力部4は、抽出部16によって抽出された熱伝達率推定位置pを出力する。図12は、冷却開始前の鋼板温度SCTの鋼板温度データに対して、熱伝達率推定位置pが設定された例を示すグラフである。図13は、第2補正鋼板温度データd-MT(上)に対して、熱伝達率推定位置pが設定された例を示すグラフである。図14は、第2補正鋼板温度データd-MT(下)に対して、熱伝達率推定位置pが設定された例を示すグラフである。図15は、第2補正鋼板温度データd-FCTに対して、熱伝達率推定位置pが設定された例を示すグラフである。図12~図15を参照して、熱伝達率推定位置pおよびこの付近ではグラフの傾きが小さく、鋼板温度の変動が小さいことが分かる。
図16は、冷却終了後の鋼板温度FCTについて、鋼板温度データ、第2補正鋼板温度データ、シミュレーションデータの例を示すグラフである。鋼板温度データは、図2に示す鋼板温度データ(冷却終了後の鋼板温度FCTの鋼板温度データ)と同じである。第2補正鋼板温度データは、図8に示す第2補正鋼板温度データ(第2補正鋼板温度データSc-FCT)と同じである。シミュレーションデータは、冷却終了後の鋼板温度FCTの鋼板温度データに温度ムラが発生しなかった場合において、この鋼板温度データを基にして作成された鋼板温度予測モデルを用いて算出した鋼板温度データである。シミュレーションデータが理想に近いデータである。第2補正鋼板温度データは、鋼板温度データよりも、シミュレーションデータに近いことが分かる。
抽出部16(図3)を用いないで、鋼板温度予測モデルの設計者が図12~図15に示すグラフを見て、熱伝達率推定位置pを決めてもよい。また、第2補正鋼板温度データが示す鋼板温度(第2補正鋼板温度)の替わりに、第1補正鋼板温度データが示す鋼板温度(第1補正鋼板温度)を用いて熱伝達率を推定してもよい。
100 鋼板温度データ処理装置
201 圧延機
202 ローラテーブル
203,203a,203b 冷却バンク
204,204a,204b,204c,204d 温度計
W 鋼板
D 搬送方向
p 熱伝達率推定位置
SCT 冷却開始前の鋼板温度
MT(上) 鋼板の上側から測定された復熱過程中間温度
MT(下) 鋼板の下側から測定された復熱過程中間温度
FCT 冷却終了後の鋼板温度

Claims (3)

  1. 鋼板と冷却水の間の熱伝達率をパラメータとして含む鋼板温度予測モデルを用いて、熱間圧延後の前記鋼板を冷却する制御において、前記熱伝達率を推定するために予め測定される、前記鋼板の搬送方向における前記鋼板の温度を示す鋼板温度データを処理する装置であって、
    前記搬送方向に沿って搬送されながら、前記冷却水が供給される前記熱間圧延後の前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データから、前記搬送方向における前記冷却水の水量変動を示す周波数成分を除去することにより、第1補正鋼板温度データを生成する第1補正部
    前記第1補正鋼板温度データを平滑化し、前記第1補正鋼板温度データのピーク値と、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データとの温度差であるピーク位置温度補正量を計算し、前記計算したピーク位置温度補正量を用いて前記鋼板上の各位置での温度補正量を計算し、前記鋼板上の各位置での温度補正量を、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データに加算することにより、第2補正鋼板温度データを生成する第2補正部とを備える、鋼板温度データ処理装置。
  2. 前記鋼板は、ローラテーブルによって、前記搬送方向に搬送されており、
    前記鋼板温度データ処理装置は、
    前記鋼板の冷却が開始される前の前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データ、前記鋼板の冷却が終了したときの前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データを基にして生成された前記第2補正鋼板温度データ、および、前記鋼板の復熱過程中での前記鋼板に対して上側および下側それぞれから測定された前記鋼板温度データを基にして生成された前記第2補正鋼板温度データのそれぞれについて、移動標準偏差または移動分散である温度ばらつきデータを算出する第1算出部と、
    前記温度ばらつきデータの平均である平均ばらつきデータを算出する第2算出部と、
    前記平均ばらつきデータにおいて、所定のしきい値より小さい極小値が示す位置を、前記熱伝達率の推定がされる前記鋼板上の位置として抽出する抽出部と、を備える、請求項1に記載の鋼板温度データ処理装置。
  3. 鋼板と冷却水の間の熱伝達率をパラメータとして含む鋼板温度予測モデルを用いて、熱間圧延後の前記鋼板を冷却する制御において、前記熱伝達率を推定するために予め測定される、前記鋼板の搬送方向における前記鋼板の温度を示す鋼板温度データを処理する方法であって、
    前記搬送方向に沿って搬送されながら、前記冷却水が供給される前記熱間圧延後の前記鋼板に対して測定された前記鋼板温度データから、前記搬送方向における前記冷却水の水量変動を示す周波数成分を除去することにより、第1補正鋼板温度データを生成する第1補正ステップ
    前記第1補正鋼板温度データを平滑化し、前記第1補正鋼板温度データのピーク値と、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データとの温度差であるピーク位置温度補正量を計算し、前記計算したピーク位置温度補正量を用いて前記鋼板上の各位置での温度補正量を計算し、前記鋼板上の各位置での温度補正量を、前記平滑化された前記第1補正鋼板温度データに加算することにより、第2補正鋼板温度データを生成する第2補正ステップとを備える、鋼板温度データ処理方法。
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