JP7175257B2 - ジェスチャ検出装置、ジェスチャ検出方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
(1):この発明の一態様に係るジェスチャ検出装置は、筐体内の利用者の所定のジェスチャを認識するジェスチャ認識部と、前記所定のジェスチャが認識された際、前記筐体内で前記所定のジェスチャが行われていることを示す報知情報を前記筐体外に出力する情報出力部と、を備えるジェスチャ検出装置である。
(2)によれば、少なくとも1つのジェスチャについてNGが付されている国や地域(文化圏)において、そのジェスチャが行われる際、筐体外にいる人に対して不快な感じを与えないようにすることができる。
(3)によれば、操作部に対する操作されたことやジェスチャ認識機能を起動させるウェイクアップワードが発話されたことなどにより遷移させることができる。
(4)によれば、利用者の所定のジェスチャに基づいて報知するようにしたので、所定のジェスチャが行われる際、筐体外にいる人に対して不快な感じを与えないようにすることができる。
(5)によれば、他のジェスチャによって報知されることを防止することができる。
(6)によれば、筐体外にいる人に対して不快な感じを与えないようにすることができる。
(7)によれば、ジェスチャが行われる前に報知するようにしたので、筐体外にいる人に対して、より不快な感じを与えないようにすることができる。
(8)によれば、筐体内でジェスチャを行いかつ筐体外に人が検出された場合に、ジェスチャが行われていることを筐体外に出力するようにしたので、筐体外にいる人に対して不快な感じを与えないようにすることができる。
(9)によれば、筐体内でジェスチャを行いかつ筐体外のジェスチャが指し示す方向に人が検出された場合に、ジェスチャが行われていることを筐体外に出力するようにしたので、筐体外にいる人に対して不快な感じを与えないようにすることができる。
(10)によれば、筐体内でジェスチャを行いかつ筐体外のジェスチャが指し示す方向に人が検出された場合に、ジェスチャが行われていることをジェスチャが指し示す方向の筐体外に出力するようにしたので、ジェスチャが指し示す方向の筐体外にいる人に対して不快な感じを与えないようにすることができる。
(11)によれば、国や地域によってタブーとされているジェスチャに応じて報知情報の出力を制御することができる。
(12)によれば、筐体内に報知情報を出力していることを報知するようにしたので、人に遠慮せずにジェスチャを行うことができる。
(13)によれば、筐体が移動している場合、筐体の移動速度に応じて報知情報を報知するか報知しないか切り替えることができる。
(14)によれば、報知情報を画像表示装置に表示させて報知するため、筐体外の人にジェスチャが筐体内で行われていることを報知することができる。
まず、ジェスチャシステム1の概要を説明する。なお、以下の例では、ジェスチャ検出装置を車両で用いる例を説明するが、これに限らない、ジェスチャ検出装置が用いられる筐体は、車両に限らない。筐体は、例えば窓の外を人が通る部屋等であってもよい。
ジェスチャ検出装置11の構成例を説明する。図2は、本実施形態に係るジェスチャ検出装置11の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ジェスチャ検出装置11は、ジェスチャ認識部111、人検出部112、記憶部113、情報出力部114、および取得部115を備える。記憶部113は、ジェスチャモデル記憶部1131、人モデル記憶部1132、および報知情報記憶部1133を備える。ジェスチャ検出装置11は、報知部13および表示部14に接続されている。なお、ジェスチャ検出装置11は、報知部13および表示部14を備えていてもよい。また、ジェスチャ検出装置11には、操作部15が接続されていてもよい。
ジェスチャ認識部111は、ジェスチャモデル記憶部1131を参照して乗員の所定のジェスチャを認識する。ジェスチャ認識部111は、例えば撮影部と画像取得部と画像処理部等を備える。なお、撮影部が備える撮影装置は1つであってもよく、複数であってもよい。ジェスチャ認識部111は、撮影された画像に対して所定の画像処理(例えば二値化処理、エッジ検出処理、特徴量抽出処理、クラスタリング処理等)を行う。ジェスチャ認識部111は、画像処理された画像とジェスチャモデル記憶部1131が記憶するモデル画像を比較して、例えばパターンマッチングの手法によって所定のジェスチャを認識する。ジェスチャ認識部111は、認識した認識結果を情報出力部114に出力する。また、ジェスチャ認識部111は、画像処理した結果に基づいて、ジェスチャが示す方向を推定し、推定した方向を示す情報を人検出部112に出力する。なお、ジェスチャが示す方向とは、例えば人差し指が指し示す方向である。なお、ジェスチャ認識部111は、例えば光を用いた検出器によって乗員の所定のジェスチャを認識するようにしてもよい。なお、乗員は、ジェスチャを行う前に、操作部15を操作して、ジェスチャを開始することを設定するようにしてもよい。この場合、ジェスチャ認識部111は、操作部15が出力する操作結果に基づいて、ジェスチャ入力を受け付ける設定にするようにしてもよい。また、操作部15は、音声を認識して操作を受け付けるようにしてもよい。操作部15は、例えばジェスチャ入力機能をオン状態にするためのウェイクアップワードが発話されることに基づいて、ジェスチャ入力を受け付けるようにしてもよい。この場合、情報出力部114は、ジェスチャ認識部111が、ジェスチャの認識を行わない状態からジェスチャの認識を行う状態に遷移したことに基づいて、報知するようにしてもよい。また、ジェスチャの認識を行わない状態からジェスチャの認識を行う状態への遷移は、操作部15に対する操作されたことやジェスチャ認識機能を起動させるウェイクアップワードが発話されたことなどにより遷移されるようにしてもよい。
次に、ジェスチャモデル記憶部1131が記憶するモデルの例を説明する。図3は、本実施形態に係るジェスチャモデル記憶部1131が記憶するモデルの例を示す図である。図3に示すように、ジェスチャモデル記憶部1131は、ジェスチャ毎に、国(または地域、文化圏)と、その国(または地域、文化圏)の人が当該ジェスチャを不快に感じるか否かを関連付けて記憶する。ジェスチャモデル記憶部1131は、例えば第1のジェスチャに、第1の国と第2の国において当該ジェスチャを不快に感じないことを示す情報(OK)と、第3の国において当該ジェスチャを不快に感じることを示す情報(NG)とを関連付けて記憶する。なお、所定の国や地域内とは、少なくとも1つのジェスチャについてNGが付されている国や地域(文化圏)である。このため、情報出力部114は、どのジェスチャに対してもNGがついていない(すべてOK)の国(文化圏)で使用されている場合、報知を実行しなくてもよい。
次に、報知部13に報知される報知情報の例を説明する。図4は、本実施形態に係る報知部13に報知される報知情報の例を示す図である。図4において、符号g11は報知情報を表し、符号g12はジェスチャの例として人差し指による指さしを表し、符号g13は表示部14に表示される画像情報を表している。なお、符号g11に示す例は、報知情報が画像情報の例であり、車両内から見た画像例である。また、符号g11に示す例は、ジェスチャが示す方向がフロントガラスの前方下部の例である。なお、図4に示す例は、乗員が行ったジェスチャが、その国では不快に思われる場合の動作例を示している。
次に、報知部13が表示装置の例を説明する。図5は、本実施形態に係る報知部13が表示装置の例を示す図である。図5は、報知部13が車両(筐体12)のフロントガラス21の内側に取り付けられている例である。なお、報知部13は、ジェスチャを行う乗員と、人(huo)との間に設けられていればよいので、例えばフロントガラスに内蔵されていてもよく、フロントガラスの外側に設けられていてもよい。図5に示す例では、報知部13は、報知部13-1~13-4を備え、高さ方向に4分割されている。情報出力部114は、ジェスチャが指し示す方向に人が検出された場合、ジェスチャが指し示す方向に対応する報知部13-1~13-4のうちの少なくとも1つに報知情報を表示させる。なお、報知部13は、テキストが表示される方向である横方向にも分割されていてもよい。
次に、ジェスチャと報知情報の表示可否と表示位置の関係例を説明する。図6は、本実施形態に係るジェスチャと報知情報の表示可否と表示位置の関係例を示す図である。符号g101が示す図は、例えば時刻t1において乗員が第1のジェスチャを行った際の報知情報の表示可否と表示位置の関係例を説明するための図である。符号103が示す図は、例えば時刻t2において乗員が第2のジェスチャを行った際の報知情報の表示可否と表示位置の関係例を説明するための図である。
次に、ジェスチャ検出装置11の処理手順例を説明する。図7は、本実施形態に係るジェスチャ検出装置11の処理のフローチャートである。
この構成によって、本実施形態によれば、車両内で指さし等のジェスチャを行った場合に、車両外の人とのトラブルを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、筐体内でジェスチャを行った場合かつジェスチャが指し示す方向に筐体外に人が検出された際に、ジェスチャが行われていることを筐体外に出力するようにしたので、筐体外の人に対して不快な感じを与えないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、国や地域や例えば宗教等によってタブーとされているジェスチャに応じて報知情報の出力を制御することができる。
また、本実施形態によれば、筐体内に報知情報を出力していることを報知するようにしたので、乗員は、人に遠慮せずにジェスチャを行うことができる。
12…筐体、
11…ジェスチャ検出装置、
13…報知部、
111…ジェスチャ認識部、
112…人検出部、
113…記憶部、
114…情報出力部、
1131…ジェスチャモデル記憶部、
1132…人モデル記憶部、
1133…報知情報記憶部
Claims (16)
- 筐体内の利用者のジェスチャを認識可能なジェスチャ認識部と、
前記ジェスチャ認識部が、前記ジェスチャの認識を行う状態にあるときに、前記筐体内で前記ジェスチャが行われていることを示す報知情報を前記筐体外に出力する情報出力部と、
を備えるジェスチャ検出装置。 - 前記情報出力部は、前記筐体が所定の国や地域内で使用され、前記ジェスチャ認識部が前記ジェスチャの認識を行う状態にあるときに、前記報知情報を前記筐体外に出力する、
請求項1に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記情報出力部は、前記ジェスチャ認識部が前記ジェスチャの認識を行わない状態から前記ジェスチャの認識を行う状態に遷移したことに基づいて、前記報知情報を前記筐体外に出力する、
請求項1または請求項2に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記情報出力部は、前記ジェスチャ認識部が、前記利用者の所定のジェスチャを認識したことに基づいて、前記報知情報を前記筐体外に出力する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記所定のジェスチャは、
前記情報出力部に情報を出力させる指示以外のジェスチャである、
請求項4に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記所定のジェスチャは、
前記筐体外の人にとって不快なジェスチャである、
請求項4または請求項5に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記情報出力部は、
前記所定のジェスチャが行われる前に、前記報知情報を前記筐体外に出力する、
請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記筐体外の人を検出する人検出部、を備え、
前記情報出力部は、
前記人が検出された際、前記報知情報を前記筐体外に出力する、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記ジェスチャ認識部は、
前記ジェスチャが指し示す方向を推定し、
前記情報出力部は、
推定された前記ジェスチャが指し示す方向に前記人が検出された際、前記報知情報を前記筐体外に出力する、
請求項8に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記情報出力部は、
推定されたジェスチャが指し示す方向に前記人が検出された際、前記報知情報を、前記筐体外の前記推定されたジェスチャが指し示す方向の領域を少なくとも含む領域に出力する、
請求項8に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記所定のジェスチャは、
国や地域毎に設定されている、
請求項4から請求項7のいずれか1項に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記情報出力部は、
前記報知情報を前記筐体外に出力中であることを、前記筐体内に出力する、
請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記筐体の移動速度を取得する取得部を備え、
前記情報出力部は、
取得された前記移動速度が閾値以上の場合に前記報知情報を出力し、取得された前記移動速度が閾値未満の場合に前記報知情報を出力しない、
請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のジェスチャ検出装置。 - 前記報知情報は画像情報であり、
前記報知情報を表示する画像表示装置を備え、
前記情報出力部は、
前記報知情報を前記画像表示装置に表示させることで報知させる、
請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のジェスチャ検出装置。 - 筐体内の利用者のジェスチャを認識し、
前記ジェスチャの認識を行う状態にあるときに、前記筐体内で前記ジェスチャが行われていることを示す報知情報を前記筐体外に出力する、
ジェスチャ検出方法。 - ジェスチャ検出装置のコンピュータに、
筐体内の利用者のジェスチャを認識させ、
前記ジェスチャの認識を行う状態にあるときに、前記筐体内で前記ジェスチャが行われていることを示す報知情報を前記筐体外に出力させる、
プログラム。
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