JP7173528B2 - レール切換ユニット及びこのユニットを備えたレール構造 - Google Patents
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Description
(B)前記移動位置において、前記ランナーが前記基準レール部材から他の分岐レール本体又は分岐レール部材に移行した状態で、前記可動レール部材を前記移動位置から基準位置に復帰させるための復帰手段;
(C)前記基準位置及び基準位置において、前記可動レール部材と連動して、前記分岐レール本体又は分岐レール部材に進入又は移行したランナーが前記基準レール部材の方向に走行して前記分岐レール部材から脱輪するのを規制するための規制手段;
さらに、前記基準レール本体と複数の分岐レール本体とは、ブラケットにより施工部位に取り付け可能であってもよい。
レールは、ランナーが走行可能な少なくとも1つの基準レールと、この基準レールから複数の方向に分岐して延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールとを備えていればよく、用途及び被搬送体の搬送ルートなどに応じて、基準レールは、複数(少なくとも2又は3つ)の基準レールを備えていてもよく、分岐レールは、3以上の複数の分岐レールを備えていてもよい。前記基準レールは、直線状レール及び/又は湾曲したレールで形成してもよく、前記複数の分岐レールも直線状レール及び/又は湾曲したレールで形成してもよく、閉じた形態のループ状走行路を形成してもよい。このようなループ状走行路では、周方向に間隔をおいて、少なくとも2つ(特に少なくとも3つ)の分岐走行路(基準レールで形成された走行路)が分岐していてもよい。ループ状走行路の形態は特に制限されず、例えば、ループ状走行路は、多角枠状(正三角枠、二等辺三角枠などの三角枠、正四角枠、長方形状の枠などの四角枠、五角枠、六角枠など)、楕円枠状、円枠状(リング状)などの枠状の形態であってもよく、基準レールで形成された分岐走行路は、ループ状走行路から放射方向に延びていてもよい。
切換ユニットは、基準レールと複数の分岐レールとの分岐部(又は交差部)に配置され、分岐したレール構造において、ランナーの進路を選択的に転換又は案内(若しくは誘導)可能であればよい。
移動機構は、前記可動レール部材を所定の方向に移動させて基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡可能である限り、特に制限されず、可動レール部材を平行移動させてもよく、可動レール部材を、前記基準レールとのヒンジ部を中心として回動又は揺動形態で移動させてもよい。
この例では、前記例と異なり、移動機構のクランク機構113は、案内部材29の案内溝30に沿って可動であり、かつランナー(図示せず)の逆走(又は脱輪)を規制するための板状規制部材(又は逆走防止板)28と隣接することなく離れて形成されている。クランク機構113は、前記と同様に、可動レール部材15を牽引し、復帰機構を形成するバネ部材(スプリング)22と、軸支部を中心として可動アーム(又は回動レバー)25を回動自在に軸支する固定壁(固定部)26と、前記可動アーム(又は回動レバー)25と前記可動レール部材15とを連結する棒状又は板状の牽引杆27とを備えており、前記可動アーム25は、バネ部材22の弾性(引っ張り力)に抗して可動レール部材15を牽引して移動分岐レール部材3aに向けて移動又は回動可能である。なお、可動アーム(又は回動レバー)25の回動に伴って、前記板状規制部材(逆走防止板又はシャッター)28もスライドしてランナーの脱輪を阻止する。この例では、前記と同様に、取り付けプレート11には、可動レール部材15を基準位置の方向に牽引するためのバネ部材(引っ張りバネ部材)22が取り付けられている。また、このバネ部材22とは長手方向に間隔をおいて、可動レール部材15の側壁の孔部には、軸部材102aが進退動(又は摺動)可能に配設され、この軸部材には、牽引杆27を付勢するための付勢バネ部材(又は圧縮バネ部材)102が装着されている。すなわち、軸部材102aの一方の端部は前記牽引杆27と連結され、軸部材102aの他方の端部は、前記孔部からの抜けを防止しつつ、付勢バネ部材(又は圧縮バネ部材)102を保持するための頭部が形成されている。そのため、付勢バネ部材(又は圧縮バネ部材)102は、可動レール部材15とともに移動可能であり、移動位置では、可動レール部材15を停止部材21bに対して付勢又は押圧している。なお、引っ張りバネ部材22の引張り力Fdと付勢バネ部材102の付勢力Fpとは、Fd<Fpの関係で調整されており、各バネ部材22,102はケース(図示せず)内に収容されている。
なお、切換ユニットにおいて、ランナーが逆走して脱輪又は脱落するのを防止するための規制手段(逆走防止手段又は遮断手段)は、必ずしも必要ではないが、複数の分岐レールのうち所定の分岐レールに移行したランナーが基準レール(可動レール部材)の方向に走行して前記分岐レールから脱落又は脱離するのを規制又は防止するための規制手段を備えているのが好ましい。この規制手段は、前記可動レール部材が前記基準位置及び移動位置に位置する状態で、それぞれ、前記分岐レール(可動レール部材と連絡可能な連絡分岐レールとしての基準分岐レール及び移動分岐レール)に進入又は移行したランナーが後退して前記分岐レール(連絡分岐レール)から脱輪(若しくは脱落)するのを規制又は防止してもよい。すなわち、前記可動レール部材が前記基準位置及び移動位置のうち一方の位置に位置するとき、一方の位置で前記可動レール部材を介して連絡する分岐レール(例えば、移動分岐レール)と基準レールとの間でランナーが走行するのを許容し、前記可動レール部材を前記一方の位置から他方の位置に切換又は移動させたとき、前記分岐レール(例えば、移動分岐レール)と基準レールとの連絡路を遮断し、前記分岐レール(例えば、移動分岐レール)又は基準レールに移行したランナーが逆送して前記分岐レール(例えば、移動分岐レール)又は基準レールから脱輪するのを防止する。
ランナーは前記レールに沿って走行可能であればよく、レールの構造(例えば、前記下部に長手方向に延びるスリット状開口部を有する断面中空状、例えば、四角枠中空状)に対応して、対向する両側壁から延びる1又は複数の走行壁を走行可能な車輪部と、この車輪部を軸支する軸部と、この軸部を支持し、前記スリット状開口部から垂下する支持部と、この支持部に直接的又は回動部材を介して取り付けられ、被搬送体を取り付けるための取付又は接続手段(前記リング部など)を有していてもよい。好ましいランナーは、対向する両側壁を有する断面コ字状の支持部と、この支持部の両側壁にそれぞれ対向して取り付けられた一対の軸部又は軸部材(一対の対抗軸部材)と、これらの軸部又は軸部材に回転可能に取り付けられ、レール部材の走行路を走行可能な車輪部(例えば、ボールベアリングなどのベアリング部材が軸部材に回転可能に装着された回転体)と、前記支持部の底部壁又は下部壁に取り付けられ、被移送体又は被搬送体が接続又は取り付け可能な接続又は連結手段取付部材とを備えていてもよい。
さらに、レール及び/又はランナーには、必要により、ランナーの走行を停止させるためのストッパーを取り付けてもよい。例えば、レールの底部壁(下部壁の底面)には、ランナーとの接触により上下方向に弾性変形し、ランナーの走行を停止させるためのストッパーを配設してもよい。
さらに、ブラケットを利用してレール(基準レール本体及び複数の分岐レール本体など)は、天井壁、側壁などの施工部位に直接的若しくは間接的に取り付けることができる。このブラケットは、前記構造に限らず、レールの構造及び取付施工部位の形態に応じて、施工部位に、密着して又は遊離して(例えば、吊り下げ状態、壁面と平行な形態で)種々の構造が採用できる。例えば、ブラケットは、レールに対する取付機構(係合機構、挟着機構など)と、天井壁又は上部空間の取付部及び/又は側壁などに取り付け又は固定可能な取付部とを備えていてもよい。例えば、(a)天井壁又は上部空間の取付部(上部壁)に取り付け又は配置可能な取付部材(例えば、板状取付部材又は取付プレート)と、この取付部材の両端部から屈曲又は湾曲してレールの上部走行壁に係合又は挟着可能な係合壁(例えば、屈曲して取付部材と平行に延びる係合壁)と、この係合壁と取付部材とを貫通して螺合可能な螺合部材とを備えていてもよい。このブラケット(a)では、螺合部材で取付部材を上部壁に取り付け、前記係合壁に螺合部材を螺合してレールの走行壁を下方から挟着してもよく、前記係合壁と取付部材とを貫通する螺合部材で前記取付部材を上部壁に取り付けてもよい。また、ブラケットは、(b)取付部材の一方の端部から屈曲してレールの上部走行壁に係合可能な係合壁と、この係合壁が上部走行壁の一方の走行壁と係合した状態で、取付部材の他方の端部側の壁部(例えば、取付部材に対して直交する方向に延びる壁部)に回動可能に取り付けられ、回動に伴って進退動して上部走行壁の他方の走行壁と係合可能な回動部材(又は回動爪)とを備えていてもよい。(c)この回動部材(又は回動爪)に代えて、取付部材の他方の端部側の壁部に進退動可能に取り付けられ、この進退動に伴って上部走行壁の他方の走行壁と係合可能な進退動部材(ネジ部材、バネ部材により付勢された付勢部材などの進退動爪)とを備えていてもよい。このブラケット(b)(c)では、螺合部材で取付部材の他方の端部を上部壁などに取り付けてもよい。
本発明は、前記切換ユニット及びレール構造のみならず、前記基準レール(基準レール本体及び基準レール部材)、複数の分岐レール(分岐レール本体及び分岐レール部材)、可動レール部材、取付プレート、可動レール部材を移動(回動)又は振り分けるための移動手段、可動レール部材を基準位置に復帰させるための復帰手段、複数の分岐レールからのランナーの脱落を防止するための規制手段を含むセットも包含する。このセットは、少なくとも、基準レール(基準レール本体及び基準レール部材)、複数の分岐レール(分岐レール本体及び分岐レール部材)、可動レール部材を含んでいてもよく;さらに、取付プレート、前記移動手段、復帰手段、規制手段から選択された少なくとも1つを含んでいてもよく、前記移動手段は、ロック機構及びロック解除機構を含んでいてもよい。
2,3,82,83,84…分岐レール
15,85…可動レール部材
16…ヒンジピン
17a,17b…切り欠き部
18…補強軸部材又は補強ピン
19a,19b…板状支持部材
21a,21b…停止部材
22,92a,92b…牽引バネ部材(スプリング)
23,93a,93b…クランク機構
28,98…板状規制部材
31…ランナー
102…付勢又は圧縮バネ部材
103…シリンダー
109…ステッピングモーター
114…係止部材
115…傾斜面(係合傾斜面)
116(116a,116b)…押圧バネ部材
Claims (14)
- ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールとの分岐部に配置され、ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットであって、
前記基準レールと複数の分岐レールとの間に配置され、前記基準レールと複数の分岐レールとを結ぶ方向に可動な可動レール部材と;この可動レール部材を移動させて基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡させるための移動機構とを備えており、
前記可動レール部材が、上部取り付け部に取り付け可能であり;
この上部取り付け部への取り付け状態において、前記可動レール部材が、下部に形成され、ランナーが走行可能な走行壁と;上端部に形成された切り欠き部と;この切り欠き部を含む前記上端部に長手方向に延びて装着された補強軸部材又は補強ピンとを備えており;
前記切り欠き部において、スライド又は摺動可能に前記補強軸部材又は補強ピンを支持した形態で、前記上部取り付け部に取り付け可能な支持部材と;この支持部材に取り付けられ、前記可動レール部材の可動域を規制するためのストッパーとを備えている、切換ユニット。 - ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールとの分岐部に配置され、ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットであって、
天井壁又は上部空間に取り付け又は配置された取付プレート又は取付部材と;この取付プレート又は取付部材に取り付け可能であり、前記基準レールの端部にヒンジ式に回動可能に連結され、前記基準レールと複数の分岐レールとを結ぶ方向に可動な可動レール部材と;この可動レール部材を移動させて基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡させるための移動機構とを備えており、
前記可動レール部材が、前記基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとが連絡可能な基準位置と、前記基準レールと複数の分岐レールのうち前記所定の分岐レール以外の他の分岐レールとが連絡可能な移動位置とに可動であり、
前記可動レール部材が、下記(a1)又は(a2)の形態で、前記基準レールと所定の分岐レールとを連絡可能であり;
(a1)前記可動レール部材に対して、前記基準レール及び複数の分岐レールが連絡又は接続可能に配置され;前記移動機構が、前記可動レール部材を回動又は揺動させて、前記基準レールと前記複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡可能である
(a2)前記基準レールが、基準レール本体と、この基準レール本体と接続可能な基準レール部材とを備えており、前記複数の分岐レールが、複数の分岐レール本体と、この分岐レール本体と接続可能な複数の分岐レール部材とを備えており;
前記基準レール部材が、前記取付プレート又は取付部材に取り付け可能であり;前記複数の分岐レール部材が、前記基準レール部材に対して間隔をおいて前記取付プレート又は取付部材に取り付け可能であり;前記可動レール部材が、前記基準レール部材の端部にヒンジ式に回動又は揺動可能に連結され、前記基準レール部材と複数の分岐レール部材とを結ぶ方向に可動であり;前記移動機構が、この可動レール部材を回動又は揺動させて、基準レール部材と複数の分岐レール部材のうち所定の分岐レール部材とを連絡可能である
前記移動機構が、下記(1)~(3)のいずれかの機構を備えている、切換ユニット。
(1)バネ部材を備え、かつ前記可動レール部材を前記移動位置から前記基準位置に復帰させるための復帰機構と;クランク機構又は進退動機構を備え、かつ前記可動レール部材を基準位置から前記移動位置に向けるための牽引機構とを備えた運動機構;
(2)前記可動レール部材を基準位置と移動位置との間で進退動させるシリンダー機構;
(3)モータの回転軸による回転運動を直線又は揺動運動に変換して、前記可動レール部材を複数の分岐レールに振り分け可能な運動変換機構であって、下記(3a)~(3d)のいずれかの機構を含む運動変換機構:
(3a)回転可能な歯車又はピニオンとラックとを備えたラック及びピニオン機構
(3b)回転可能な螺旋部と、前記可動レール部材に取り付けられ、この螺旋部が螺合可能なナット部とを組み合わせた機構
(3c)周面に螺旋溝が形成され、回転可能な螺旋体と、前記可動レール部材に取り付けられ、この螺旋体の周面の螺旋溝に沿って摺動可能な滑子とを組み合わせた機構
(3d)回転可能なウォームギヤと歯車とを組み合わせた機構 - ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールとの分岐部に配置され、ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットであって、
前記基準レールと複数の分岐レールとの間に配置され、前記基準レールと複数の分岐レールとを結ぶ方向に可動な可動レール部材と;この可動レール部材を移動させて基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡させるための移動機構とを備えており、
前記基準レール、分岐レール及び可動レール部材が、縦方向に延びる支持壁と、この支持壁の両端部から両側部方向に延出し、前記ランナーが走行可能な走行壁と、前記支持壁のうち、この走行壁の基部側が厚肉の断面三角形状の形態で形成された補強傾斜壁部と、前記支持壁の両側壁に縦方向に間隔をおいて形成され、長手方向に延びる複数の溝部とを備えた断面I字状の形態を有しており、
前記ランナーが、対向する両側壁及び底部壁又は下部壁を有する断面コ字状の支持部と、この支持部の前記両側壁にそれぞれ取り付けられた少なくとも一対の軸部材と、これらの軸部材に回転可能に取り付けられ、前記基準レール、分岐レール及び可動レール部材の走行壁を走行可能な車輪部と、前記支持部の底部壁又は下部壁に取り付けられた接続又は連結手段とを備えており、さらに、下記(3-1)車輪部及び/又は(3-2)陥没部を備えている、切換ユニット。
(3-1)前記支持部の両側壁に、走行方向に間隔をおいて取り付けられた複数対の軸部材と、これらの軸部材に回転可能に取り付けられた複数対の車輪部とを備えている
(3-2)前記断面コ字状の支持部のコーナー部に、内側に凹状に窪んだ陥没部が形成されている - 前記基準レールにヒンジ式に連結された可動レール部材と;この可動レール部材を回動又は揺動形態で移動させるための移動機構と;
前記可動レール部材と連動して、複数の分岐レールのうち所定の分岐レールに進入又は移行したランナーが、基準レールの方向に走行して前記分岐レールから脱輪するのを規制するための規制手段を備えている請求項1~3のいずれかに記載の切換ユニット。 - 前記可動レール部材が、前記基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとが連絡可能な基準位置と、前記基準レールと複数の分岐レールのうち前記所定の分岐レール以外の他の分岐レールとが連絡可能な移動位置とに可動であり、
移動機構が、前記可動レール部材を前記移動位置で固定するためのロック機構と、このロック機構を解除して前記可動レール部材を前記基準位置に復帰させるためのロック解除機構とを備えている請求項1~4のいずれかに記載の切換ユニット。 - ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールとの分岐部に配置され、ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットであって、
前記基準レールが、基準レール本体と、この基準レール本体と接続可能な基準レール部材とを備えており、前記複数の分岐レールが、複数の分岐レール本体と、このレール本体と接続可能な複数の分岐レール部材とを備えており、
天井壁又は上部空間に取り付け又は配置可能な取付プレートと;この取付プレートに取り付け可能な前記基準レール部材と;前記基準レール部材に対して間隔をおいて前記取付プレートに取り付け可能な前記複数の分岐レール部材と;
前記取付プレートに取り付け可能であり、前記基準レール部材の端部に、ヒンジ式に回動可能に取り付けられ、前記基準レール部材と、複数の分岐レール部材のうち所定のレール部材とを連絡するための可動レール部材と;
この可動レール部材を、長手方向に対して交差する方向に弾性的に牽引又は引っ張るためのバネ部材と;
このバネ部材の弾性に抗して、可動レール部材を牽引して回動させるためのクランク機構と;
前記可動レール部材に取り付けられ、前記クランク機構の牽引動と連動して可動であり、かつ基準位置及び移動位置において、前記分岐レールに進入又は移行したランナーが前記基準レール部材の方向に走行して前記分岐レールから脱輪するのを規制するための板状規制部材とを備えている、切換ユニット。 - ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールとの分岐部に配置され、ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットであって、
前記基準レールと複数の分岐レールとの間に配置され、前記基準レールと複数の分岐レールとを結ぶ方向に可動な可動レール部材と;この可動レール部材を移動させて基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡させるための移動機構とを備えており、
前記可動レール部材が、前記基準レールと複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとが連絡可能な基準位置と、前記基準レールと複数の分岐レールのうち前記所定の分岐レール以外の他の分岐レールとが連絡可能な移動位置とに可動であり、
前記移動機構がクランク機構を備えており;
このクランク機構が、軸支部を中心とする回動に伴って可動レール部材を牽引するための可動アームと;
この可動アームを回動自在に軸支するための固定部と;
前記可動アームと前記固定部とに形成され、前記移動位置において、前記可動アームと前記固定部とをロック可能なロック機構と;
前記可動アームの変位に伴ってロック状態を解除して可動レール部材を基準位置に復帰可能な復帰機構とを備えている、切換ユニット。 - 前記固定部に対して可動アームを機械的又は電磁気的に押し付け又は引き寄せ可能な引き寄せ手段を備えている請求項7記載の切換ユニット。
- 前記複数の分岐レールが、直線状レール及び/又は湾曲したレールを備えており;
前記基準レール、複数の分岐レール及び可動レール部材が、それぞれ、縦方向に延びる支持壁と;この支持壁の上端部及び下端部のうち少なくとも下端部で両側部方向に延出して形成され、ランナーが走行可能な走行壁と;前記支持壁のうち、前記走行壁の基部側が厚肉の断面三角形状の形態で形成された補強傾斜壁部と;前記支持壁の両側壁に縦方向に間隔をおいて形成され、長手方向に延びる複数の溝部とを備え、断面逆T字状又は断面I字状の形態を有しており;
前記ランナーが、断面コ字状の支持部と、この支持部の両側壁に互いに対向して取り付けられた軸部材と、この軸部材に回転可能に取り付けられた車輪部と、前記支持部の底部壁に取り付けられ、移動体又は被搬送体を接続又は取り付けるための接続又は連結手段とを備えている請求項1~2及び4~8のいずれかに記載の切換ユニット。 - 前記車輪部が、下記ベアリング部材(3-3)及び/又は外周部(3-4)を備えている請求項3又は9記載の切換ユニット。
(3-3)前記車輪部が前記軸部材に回転可能に装着されたベアリング部材を備えている
(3-4)前記車輪部の外周部が樹脂で被覆又は形成されている - ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールと、前記の基準レールと前記複数の分岐レールとの分岐部に配置され、前記ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットとを備えているレール構造であって、
前記切換ユニットが、前記基準レールと前記複数の分岐レールとの間に配置され、前記基準レールと複数の分岐レールとを結ぶ方向に可動な可動レール部材と;この可動レール部材を移動させて前記基準レールと前記複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡させるための移動機構とを備えており、
前記可動レール部材が、上部取り付け部に取り付け可能であり;
この上部取り付け部への取り付け状態において、前記可動レール部材が、下部に形成され、ランナーが走行可能な走行壁と;上端部に形成された切り欠き部と;この切り欠き部を含む前記上端部に長手方向に延びて装着された補強軸部材又は補強ピンとを備えており;
前記切り欠き部において、スライド又は摺動可能に前記補強軸部材又は補強ピンを支持した形態で、前記上部取り付け部に取り付け可能な支持部材と;この支持部材に取り付けられ、前記可動レール部材の可動域を規制するためのストッパーとを備えている、レール構造。 - ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールと、前記の基準レールと複数の分岐レールとの分岐部に配置され、ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットとを備えているレール構造であって、
前記基準レールが、基準レール本体と、この基準レール本体と接続可能な基準レール部材とを備えており、前記複数の分岐レールが、複数の分岐レール本体と、このレール本体と接続可能な複数の分岐レール部材とを備えており、
天井壁又は上部空間に取り付け又は配置された取付プレートと;この取付プレートに取り付け可能な前記基準レール部材と;前記基準レール部材に対して間隔をおいて前記取付プレートに取り付け可能な前記複数の分岐レール部材と;前記取付プレートに取り付け可能であり、前記基準レール部材の端部にヒンジ式に回動可能に連結された下記可動レール部材(A)と、この可動レール部材を移動させて基準レール部材と複数の分岐レール部材のうち所定の分岐レール部材とを連絡させるための下記移動機構(B)と、下記規制手段(C)とを備えており;
(A)前記基準レール部材と、前記複数の分岐レール部材のうち基準分岐レール部材とが連絡可能な基準位置と、前記基準レール部材と、前記複数の分岐レール部材のうち所定の分岐レール部材とが連絡可能な移動位置とに可動であり、かつ前記基準レール部材と前記所定の分岐レール部材とを連絡して前記ランナーを走行させるための可動レール部材;
(B)(1)バネ部材を備え、かつ前記可動レール部材を前記移動位置から前記基準位置に復帰させるための復帰機構と;クランク機構又は進退動機構を備え、かつ前記可動レール部材を基準位置から前記移動位置に向けるための牽引機構とを備えた運動機構;
(2)前記可動レール部材を進退動させるシリンダー機構;又は
(3)モータの回転軸による回転運動を直線又は揺動運動に変換して、前記可動レール部材を複数の分岐レールに振り分け可能な運動変換機構であって、下記(3a)~(3d)のいずれかの機構を含む運動変換機構:
(3a)回転可能な歯車又はピニオンとラックとを備えたラック及びピニオン機構
(3b)回転可能な螺旋部と、前記可動レール部材に取り付けられ、この螺旋部が螺合可能なナット部とを組み合わせた機構
(3c)周面に螺旋溝が形成され、回転可能な螺旋体と、前記可動レール部材に取り付けられ、この螺旋体の周面の螺旋溝に沿って摺動可能な滑子とを組み合わせた機構
(3d)回転可能なウォームギヤと歯車とを組み合わせた機構;
(C)前記基準位置及び移動位置において、前記可動レール部材と連動して、前記分岐レール本体又は分岐レール部材に進入又は移行した前記ランナーが前記基準レール部材の方向に走行して前記分岐レール部材から脱輪するのを規制するための規制手段;
前記基準レール本体と前記複数の分岐レール本体とが、ブラケットにより施工部位に取り付けられている、レール構造。 - ランナーが走行可能な基準レールと、この基準レールから複数の方向に延び、それぞれランナーが走行可能な複数の分岐レールと、前記基準レールと前記複数の分岐レールとの分岐部に配置され、前記ランナーの進路を切換又は転換するための切換ユニットとを備えているレール構造であって、
前記切換ユニットが、前記基準レールと前記複数の分岐レールとの間に配置され、前記基準レールと前記複数の分岐レールとを結ぶ方向に可動な可動レール部材と;この可動レール部材を移動させて前記基準レールと前記複数の分岐レールのうち所定の分岐レールとを連絡させるための移動機構とを備えており、
前記基準レール、分岐レール及び可動レール部材が、縦方向に延びる支持壁と、この支持壁の両端部から両側部方向に延出し、前記ランナーが走行可能な走行壁と、前記支持壁のうち、この走行壁の基部側が厚肉の断面三角形状の形態で形成された補強傾斜壁部と、前記支持壁の両側壁に縦方向に間隔をおいて形成され、長手方向に延びる複数の溝部とを備えた断面I字状の形態を有しており、
前記ランナーが、対向する両側壁及び底部壁又は下部壁を有する断面コ字状の支持部と、この支持部の前記両側壁にそれぞれ取り付けられた少なくとも一対の軸部材と、これらの軸部材に回転可能に取り付けられ、前記基準レール、分岐レール及び可動レール部材の走行壁を走行可能な車輪部と、前記支持部の底部壁又は下部壁に取り付けられた接続又は連結手段とを備えており、さらに、下記(3-1)車輪部及び/又は(3-2)陥没部を備えている、レール構造。
(3-1)前記支持部の両側壁に、走行方向に間隔をおいて取り付けられた複数対の軸部材と、これらの軸部材に回転可能に取り付けられた複数対の車輪部とを備えている
(3-2)前記断面コ字状の支持部の屈曲コーナー部に、内側に凹状に窪んだ陥没部が形成されている - 請求項1~10のいずれかに記載の切換ユニットを備え、被移送体又は移動体が取り付け又は接続されたランナーを、可動レール部材と連絡した状態で、基準レール及び分岐レールに沿って走行させ、被移送体又は移動体を移送又は移動するための移送システム。
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