JPH0240020Y2 - - Google Patents

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JPH0240020Y2
JPH0240020Y2 JP15192886U JP15192886U JPH0240020Y2 JP H0240020 Y2 JPH0240020 Y2 JP H0240020Y2 JP 15192886 U JP15192886 U JP 15192886U JP 15192886 U JP15192886 U JP 15192886U JP H0240020 Y2 JPH0240020 Y2 JP H0240020Y2
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screw shaft
sleeve
pallet
cam
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパレツト移送用スクリユ軸に関し、さ
らに詳しくは、ワーク載置用パレツトを直線移動
可能に支持するガイドレールに沿つて軸心まわり
の回転可能に設置され、その外周面に備えた螺旋
状のカム溝でパレツトのカムフオロアを拘束し
て、その間欠回転によりパレツトを複数のワーク
加工ステーシヨン間で直線間欠移動させるための
パレツト移送用スクリユ軸に関する。
(従来の技術) 従来は、第7図に示すように、パレツト移送用
スクリユ軸1が一体物として形成されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の従来例では、長寸のスクリユ軸
への溝加工は専用機を必要とするものであり、ま
た螺旋状のカム溝2がその一部において加工不良
であつたり、あるいはパレツト3のカムフオロア
4との過負荷状態での摩擦や他の器物との衝突等
の原因によりカム溝2の一部に摩耗や破損を生じ
たりして、その部分におけるパレツト3の正確な
位置決めを行なえない場合には、スクリユ軸1全
体を取替えねばならないのでコスト高になるとい
う問題があつた。
また、パレツト3の間欠移動幅に変化を持たせ
るためにスクリユ軸1の各部分におけるカム溝2
のピツチを異ならせた場合でも、各部分において
一旦設定したピツチを変更できないため、ワーク
あるいはその加工装置の種類に応じて複数の加工
ステーシヨンがそれぞれ任意の間隔で設定される
ワーク加工ラインへの対応性に欠けるという問題
もあつた。
そこで本考案は上記の諸問題を解決することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための手段は、ワーク載
置用パレツトを直線移動可能に支持するガイドレ
ールに沿つて軸心まわりの回転可能に設置され、
前記パレツトに設けたカムフオロアを拘束するた
めの螺旋状のカム溝を外周面に備えたスクリユ軸
であつて、 軸方向の両端間に360゜の整数倍のピツチの前記
カム溝を備えた複数のスリーブを、そのカム溝の
端部が互いに位相合わせされた状態で、回転手段
に連係される芯軸の外周に着脱可能に固定してな
ることである。
(作用) カム溝の一部に欠陥がある場合には、その部分
のスリーブのみを取替える。また、各スリーブに
おけるカム溝のピツチが異なる場合、芯軸上にお
ける各スリーブの配列替えや他のスリーブとの交
換によりスクリユ軸の各部分におけるカム溝のピ
ツチを変更する。
これらの場合において、隣り合うスリーブに設
けたカム溝の端部間では常に位相合せが可能であ
る。
(実施例) 次に本考案の一実施例の構成を第1図〜第5図
に基づいて説明する。
スクリユ軸6の芯軸7は所定の長さの真直ぐな
丸棒体であり、その中央のスリーブ取付部8には
軸方向にキー9が埋込まれ、またその両端側には
それぞれ雄ねじ10を備えた支持用軸部11,1
2が形成されている。対の雄ねじ10は所定の相
互間隔で設けられ、かつ一方の支持用軸部11の
先端側にはプーリ取付部13が形成されている。
次に芯軸7の外周には右端側および左端側の端
末スリーブ14a,14bと、これらの端末スリ
ーブ14a,14bの間の中間スリーブ15との
2種類のスリーブが取付けられている。これらの
スリーブは芯軸7の外径に一致する内径を備えた
筒体であり、その内周部には前記キー9に嵌合す
るキー溝16が設けられている。そして第2図の
ように中間スリーブ15の左端下部と右端上部に
は筒状本体の下端側および上端側よりそれぞれ略
3分の1の厚みの部分をそのまま突出させた形状
の突起17,18が形成され、かつ突起17から
突起18にわたり、中間スリーブ15の外周面を
一周する螺旋状のカム溝19が設けられている。
なお、第1図に示すように中間スリーブ15は幾
通りかの長さのものがあり、従つてそれらのカム
溝19のピツチも幾通りかに異なつている。また
第3図のように右端側の端末スリーブ14aの左
端下部には前記突起17と同様の突起20が設け
られ、端末スリーブ14aの右端側は軸方向に対
して垂直に切断された止着面21とされている。
そして突起20から止着面21沿いの部分にわた
り端末スリーブ14aの外周面を一周する螺旋状
のカム溝22が設けられている。このカム溝22
の右端側は若干の区分にわたり周方向沿いに設け
られ、かつその溝端部23は第5図に示すように
端末スリーブ14aの下半周側まで切込まれてい
る。左端側の端末スリーブ14bは端末スリーブ
14aと上下方向および左右方向に対称に構成さ
れている。なお、上記の端末スリーブ14a,1
4bおよび中間スリーブ15において、それぞれ
のキー溝16はいずれもカム溝19,22の中間
点を通過する壁部(第2図、第3図における筒状
スリーブの奥行き側壁部の上下中間部)沿いに設
けられている。従つて、第1図のように各スリー
ブ14a,14b,15をそのキー溝16をキー
9に嵌合させたもとで芯軸7の外周に嵌装させる
と、隣り合う各スリーブのカム溝19,22の端
部はおのずから位相合わせされる。そして、左右
の端末スリーブ14a,14bの外側からカラー
部材等を介して前記雄ねじ10に螺合した適当な
ナツトにより左右方向から締付けて各スリーブ1
4a,14b,15を固定することによりスクリ
ユ軸6が形成される。また、このスクリユ軸6の
外周には各スリーブ14a,14b,15のカム
溝19,22が連続されてなる、各部分において
巻きピツチの異なつた一連の螺旋状カム溝25が
形成される。なお、各スリーブの突起17,18
が接合される部分ではカム溝25がスリーブの垂
直な端面の壁部によつてスクリユ軸6の周方向沿
いの直線状に構成される(第1図に示す直線溝部
26)。この直線溝部26の幅は突起17,18
の突出幅により決定されるものであるが、その幅
が過小である場合には、各スリーブの右側端面に
埋込み状に内装したネジ24を端面より所定幅突
出させて隣り合うスリーブ間をその幅だけ離隔さ
せることにより調節することができる。
本実施例は以上のように構成されたものであ
り、その一使用例を第6図に基づいて説明する。
ワーク加工用のロボツト等(図示省略)が適当
な間隔で直線的に配置されてなるワーク加工ライ
ンに沿つてガイドレール27が設けられ、このガ
イドレール27にはリニアベアリング等の滑動手
段を備えたワーク載置用のパレツト28がガイド
レール27沿いに移動可能に取付けられている。
そして、ガイドレール27に沿つて設けた本実
施例のスクリユ軸6のカム溝25に前記パレツト
28より突出したカムフオロア29が拘束されて
おり、かつカム溝25はスクリユ軸6の各部分に
おいて図示省略のワーク加工ステーシヨンの設定
間隔に対応したピツチに設定されている。
スクリユ軸6はその支軸用軸部11,12を図
示省略の軸受付き支台により回転可能に支持さ
れ、かつプーリ取付部13に設けたプーリ30を
介して、このプーリ30に対する4対1の回転比
のゼネバホイール31に連係されている。
また、前記ガイドレール27の直下部には同長
のリターンレール32が平行に設けられ、かつス
クリユ軸6の直下部にはリターンレール32沿い
にリターンスクリユ33が設けられている。この
リターンスクリユ33は従来公知のスクリユ軸で
あり、スクリユ軸6とは逆巻きに形成されたその
螺旋状カム溝34は大きなピツチに形成されてい
る。リターンスクリユ33もその両端が支台(図
示省略)により回転可能に支持され、かつ一端に
設けたプーリ35を介して、このプーリ35に対
する4対1の回転比のゼネバホイール36に連係
されている。
そして、上記2個のゼネバホイールは、モータ
37により回転される軸38に固定したゼネバド
ライブ39にそれぞれ連係されていて、軸38の
1回転に対し間欠的に90゜回転するようになつて
おり、これによりスクリユ軸6とリターンスクリ
ユ33とがそれぞれ間欠的に360゜回転する。
次に前記ガイドレール27の両端にはこのガイ
ドレールと平行のリフトレール40を備えた昇降
テーブル41が設けられており、かつこの昇降テ
ーブル41に連結したリンク棒42が前記軸38
に固定した所定形状のカム43により後述の所定
のタイミングで上下方向へ揺動するようになした
アーム44に連係されることにより、同じタイミ
ングで図示の位置とリターンレール32の側方位
置との間で昇降動作するようになつている。
上記のような使用例において、モータ37を駆
動させて軸38を回転させると、ゼネバホイール
31を介してスクリユ軸6が360゜ずつ間欠回転す
ることにより、スクリユ軸6の任意の部分におい
てカム溝25により拘束されたパレツトがその部
分におけるカム溝25のピツチに応じ、加工ステ
ーシヨン間の距離に相当する所定の幅だけ前進す
る。なお、スクリユ軸6の間欠回転の初期と終期
とにおいて、パレツト28のカムフオロア29は
常に直線溝部に嵌合しているようになつており、
従つてスクリユ軸6の間欠回転角度に多少の過不
足があつてもパレツト28の位置決め精度に影響
しない。
最終の加工ステーシヨンまで送られたパレツト
28は、その上に載置されたワークが搬出される
とともに、終点側(第6図の右側)のリフトレー
ル40上に送られることにより、昇降テーブル4
1上に移動する。そしてスクリユ軸6とリターン
スクリユ33とが回転を休止したタイミングにお
いて、昇降テーブル41がリターンレール32の
側方位置まで下降する。なおこのとき、カムフオ
ロア29はカム溝25の溝端部23を通過してそ
の拘束を脱し、一方リターンスクリユ33のカム
溝34における同様の構成の溝端部よりカム溝3
4に嵌合される。そして、リターンスクリユ33
により始点側(図の左側)へ早い速度で送り返さ
れるのである。このように送り返されたパレツト
は、前記とは逆の過程によつてワーク加工ライン
の始点側へ戻され、再度ワークの搬送に供され
る。
このような使用例において、芯軸7に対して各
スリーブ14a,14b,15を自由に着脱でき
るので、一部のスリーブにおけるカム溝19,2
2が摩耗あるいは破損を生じても、そのスリーブ
のみを取替えることにより対処できる。また、幾
通りかのピツチのカム溝19,22を備えた各ス
リーブの配列替えや交換により、一連のカム溝2
5のスクリユ軸6各部分における螺旋のピツチを
自由に設定できるので、ワーク加工ラインにおけ
る加工ステーシヨンの任意の間隔の配置に対応で
きる。
なお、上記実施例において、各スリーブ14
a,14b,15には720゜や1080゜のピツチ、即
ち360゜の整数倍のピツチの螺旋状カム溝を設けて
も良い。この場合カム溝の360゜の位相部毎に若干
の区分にわたり周方向沿いの直線状の溝部を設け
ても良い。
また上記実施例において、スリーブの接合部毎
に設けられる直線溝部26は不可欠のものではな
く、カム溝25が全ての部分において螺旋状に形
成されていても良い。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案は芯軸と、芯軸の
外周に嵌合される複数個の螺旋状カム溝付きスリ
ーブとの組合わせにより、パレツト搬送用スクリ
ユ軸を構成したことにより、螺旋状のカム溝の加
工に専用機を必要としていた従来と異なり、一般
の汎用機によつて各スリーブ毎で螺旋状の溝加工
を行ない得ること、ならびに一時停止のための直
線部分の加工をスリーブの端面に形成し得ること
から、カム溝の機械加工をすこぶる容易に行なう
ことができる。また、芯軸にサイズの異なる数種
のスリーブを適宜組合わせることによつてピツチ
の異なるパレツト搬送用スクリユ軸を構成し得る
ので、ユーザーの要求に対して容易に対応するこ
とが可能となり、またこのことから大量生産が可
能となるものである。さらには、実際の使用にお
いてカム溝の一部に局部的摩耗が発生したような
場合には、当該カム溝を有するスリーブのみの交
換によつてその修理が実現される等の効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部切欠正面図、
第2図は中間スリーブの一部切欠正面図、第3図
は端末スリーブの正面図、第4図は第1図のA−
A断面図、第5図は第1図のB−B断面図、第6
図は同実施例の一使用例を示す斜視図、第7図は
従来例の斜視図である。 6……スクリユ軸、7……芯軸、14a,14
b……端末スリーブ、15……中間スリーブ、1
9,22,25……カム溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ワーク載置用パレツトを直線移動可能に支持
    するガイドレールに沿つて軸心まわりの回転可
    能に設置され、前記パレツトに設けたカムフオ
    ロアを拘束するための螺旋状のカム溝を外周面
    に備えたスクリユ軸であつて、 軸方向の両端間に360゜の整数倍のピツチの前
    記カム溝を備えた複数のスリーブを、そのカム
    溝の端部が互いに位相合わせされた状態で、回
    転手段に連係される芯軸の外周に着脱可能に固
    定してなることを特徴とするパレツト移送用ス
    クリユ軸。 (2) 前記複数のスリーブにおける軸方向の長さ
    が、幾通りかの異なる寸法に形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のパレツト移送用スクリユ軸。 (3) 前記各スリーブにおける螺旋状カム溝が、ス
    リーブの軸方向の両端部において、若干の区分
    にわたりスリーブの周方向沿いに形成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項記載のパレツト移送用スクリ
    ユ軸。
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JPS6359125U JPS6359125U (ja) 1988-04-20
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