JP7172908B2 - 搬送用載置体 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺体が載置されると共に、搬送装置により搬送される搬送用載置体に関する。
このような搬送用載置体の一例が、下記の特許文献1に開示されている。以下、この背景技術の説明では、特許文献1における部材名及び符号を括弧内に引用する。
特許文献1の搬送用載置体は、長尺体を下方から支持する支持部(枠体1)を備えている。そして、特許文献1の搬送用載置体は、当該搬送用載置体自体がフォークリフトのフォークによって支持されるように構成されている。
特開平8-198259号公報
上記のように、特許文献1の搬送用載置体は、支持部(枠体1)によって長尺体を下方から支持するように構成されている。しかし、特許文献1の搬送用載置体は、支持部(枠体1)上に長尺体を載置する載置作業、及び、支持部(枠体1)上に載置された長尺体を取り出す取出作業の作業性については特段の考慮がされていない。そのため、特許文献1の搬送用載置体では、当該搬送用載置体に対する長尺体の載置作業及び取出作業が煩雑となっていた。
そこで、長尺体の載置作業及び取出作業を容易に行うことができる搬送用載置体の実現が望まれる。
上記に鑑みた、搬送用載置体の特徴構成は、
長尺体が載置されると共に、搬送装置により搬送される搬送用載置体であって、
前記長尺体が載置されるパレットを支持する第1支持部と、
前記パレットに載置されていない状態の前記長尺体を支持する第2支持部と、を備え、
前記第2支持部に支持された状態の前記長尺体の長手方向に沿う方向を第1方向とし、平面視で前記第1方向に直交する方向を第2方向として、
前記第1支持部は、前記パレットに下方から当接する第1支持面を有し、
前記第2支持部は、前記第1支持部に対して前記第1方向の両側に設けられて、前記長尺体に下方から当接する一対の第2支持面を有し、
一対の前記第2支持面は、前記第1支持面よりも規定高さ上方に配置され、
前記規定高さは、前記長尺体を持ち上げるためのフォークの鉛直方向の寸法よりも大きい点にある。
この特徴構成によれば、長尺体が載置されるパレットを支持する第1支持部が設けられている。これにより、長尺体が載置された状態のパレットを第1支持部に載置させるだけで、当該パレット上の全ての長尺体を搬送用載置体に載置する載置作業を容易に行うことができる。また、第1支持部に支持された状態かつ長尺体が載置された状態のパレットを持ち上げるだけで、当該パレット上の全ての長尺体を搬送用載置体から取り出す取出作業を容易に行うことができる。
また、本構成によれば、パレットに載置されていない状態の長尺体を支持する第2支持部が設けられている。そして、第2支持部の一対の第2支持面は、第1支持部の第1支持面に対して、フォークの鉛直方向の寸法よりも上方に離れて配置されている。つまり、第2支持部に支持された状態の長尺体と第1支持面との間には、フォークを挿入可能な隙間が形成される。これにより、パレットを用いない場合には、長尺体をフォークによって第2支持部に容易に載置することができると共に第2支持部から容易に持ち上げることができる。したがって、パレットを用いない場合であっても、長尺体を搬送用載置体に載置する載置作業を容易に行うことができると共に、長尺体を搬送用載置体から取り出す取出作業を容易に行うことができる。
実施形態に係る搬送用載置体に複数の長尺体が載置された状態を示す斜視図 実施形態に係る搬送用載置体が用いられる搬送設備を示す概略図 実施形態に係る搬送用載置体の斜視図 実施形態に係る搬送用載置体の第1支持部にパレットが載置された状態を示す側面断面図 実施形態に係る搬送用載置体の第2支持部に長尺体が載置された状態を示す側面断面図
以下では、実施形態に係る搬送用載置体100について、図面を参照して説明する。図1に示すように、搬送用載置体100は、複数の長尺体Wが載置されるように構成されている。本実施形態において、長尺体Wは、特定の方向(長手方向)に沿って延在する細長い物体である。長尺体Wには、直線的な棒状に形成された各種の部材、例えば、押出形材や圧延鋼材等、或いは、各種のパイプや鉄筋等が含まれる。
以下の説明では、搬送用載置体100に載置された状態の長尺体Wの長手方向に沿う方向を長手方向Xとする。そして、平面視で長手方向Xに直交する方向を短手方向Yとする。また、鉛直方向を上下方向Zとする。上下方向Zは、長手方向X及び短手方向Yに直交する。長手方向Xは「第1方向」に相当し、短手方向Yは「第2方向」に相当する。
本実施形態では、搬送用載置体100は、搬送設備1において用いられる。以下では、搬送設備1について説明する。
図2に示すように、搬送設備1は、それぞれ搬送用載置体100を収納する複数の収納部2と、一対のレール31に沿って移動して搬送用載置体100を搬送するスタッカクレーン3と、載置された搬送用載置体100を搬送するコンベヤ4と、を備えている。なお、本実施形態では、一対のレール31は直線状に配置されている。
複数の収納部2は、一対のレール31に沿って配置されていると共に、一対のレール31を挟んで対向するように配置されている。本実施形態では、複数の収納部2のそれぞれにおいて、長手方向X(図1参照)が一対のレール31の延在方向に沿う姿勢で搬送用載置体100が収納される。
スタッカクレーン3は、コンベヤ4から搬送用載置体100を受け取り、当該搬送用載置体100を所定の収納部2に収納する。また、スタッカクレーン3は、所定の収納部2から搬送用載置体100を取り出し、当該搬送用載置体100をコンベヤ4に載置する。スタッカクレーン3は「搬送装置」に相当する。
コンベヤ4は、スタッカクレーン3から受け取った搬送用載置体100を搬送する。コンベヤ4も「搬送装置」に相当する。コンベヤ4は、複数の収納部2に対して、一対のレール31の延在方向の一方側に配置されている。本実施形態では、コンベヤ4は、搬送用載置体100を、長手方向X(図1参照)が一対のレール31の延在方向に沿う姿勢を維持した状態で搬送する。
本実施形態では、コンベヤ4は、第1搬送部41と、第2搬送部42と、第3搬送部43と、を備えている。第1搬送部41と第3搬送部43とは、レール31を挟んで対向するように配置されている。第2搬送部42は、第1搬送部41と第3搬送部43とを接続するように配置されている。
第1搬送部41は、第2搬送部42に向けて搬送用載置体100を搬送する。本実施形態では、第1搬送部41は、一対のレール31の延在方向に沿って、複数の収納部2から離れるように搬送用載置体100を搬送する。その後、第1搬送部41は、平面視で一対のレール31の延在方向に直交する方向に沿って、第2搬送部42に向けて搬送用載置体100を搬送する。
第2搬送部42は、第3搬送部43に向けて搬送用載置体100を搬送する。本実施形態では、第2搬送部42は、平面視で一対のレール31の延在方向に直交する方向に沿って、搬送用載置体100を搬送する。第2搬送部42は、一対のレール31と交差しないように配置されている。
第3搬送部43は、第2搬送部42から受け取った搬送用載置体100を搬送する。本実施形態では、第3搬送部43は、一対のレール31の延在方向に沿って、複数の収納部2に近付くように搬送用載置体100を搬送する。また、本実施形態では、第3搬送部43の下流側の端部に、搬送用載置体100を昇降させる昇降部43aが設けられている。昇降部43aは、搬送用載置体100を搬送する位置である第1位置と、長尺体Wの載置作業及び取出作業を行う第2位置との間で、搬送用載置体100の上下方向Z(図1参照)の位置を変更可能に構成されている。ここで、長尺体Wの載置作業とは、搬送用載置体100に長尺体Wを載置する作業である。また、長尺体Wの取出作業とは、搬送用載置体100から長尺体Wを取り出す作業である。
本実施形態の搬送設備1においては、搬送用載置体100の出庫を行う場合には、スタッカクレーン3により、長尺体Wが載置された搬送用載置体100が所定の収納部2から取り出されてコンベヤ4の第1搬送部41に載置される。そして、コンベヤ4により昇降部43aまで搬送用載置体100が搬送され、昇降部43aにより搬送用載置体100が第2位置に移動される。その後、一対のフォークFを有するフォークリフトFL又は作業者により、搬送用載置体100に載置された長尺体Wの取出作業が行われる。一方、搬送用載置体100の入庫を行う場合には、フォークリフトFL又は作業者により、コンベヤ4の昇降部43aに載置された搬送用載置体100に対して、長尺体Wの載置作業が行われる。その後、スタッカクレーン3により、長尺体Wが載置された搬送用載置体100が所定の収納部2に収納される。
以下では、搬送用載置体100の構成について詳細に説明する。図3に示すように、搬送用載置体100は、第1支持部10と、第2支持部20と、を備えている。
図4に示すように、第1支持部10は、長尺体Wが載置されるパレットPを支持するように構成されている。パレットPは、フォークリフトFL(図2参照)の一対のフォークFにより支持することが可能な板状の載置体である。パレットPは、長尺体Wに下方から当接する載置面Paを有している。このようなパレットPとしては、物流業界で一般的に用いられている既存の各種のパレットを用いることができる。
第1支持部10は、パレットPに下方から当接する少なくとも1つの第1支持面11を有している。本実施形態では、第1支持面11は、上下方向Zに直交する平面状に形成されている。図示の例では、3つの第1支持面11が、長手方向Xに間隔を空けて配置されている。より具体的には、それぞれが矩形状である3つの第1支持面11が、互いに平行に、且つ、長手方向Xに間隔を空けて配置されている。
図5に示すように、第2支持部20は、パレットPに載置されていない状態の長尺体Wを支持するように構成されている。第2支持部20は、第1支持部10に対して長手方向Xの両側に設けられて、長尺体Wに下方から当接する少なくとも一対の第2支持面21を有している。本実施形態では、第2支持面21は、上下方向Zに直交する平面状に形成されている。図示の例では、第1支持部10に対して長手方向Xの両側にそれぞれ2つずつ、二対の第2支持面21が、長手方向Xに間隔を空けて配置されている。より具体的には、それぞれが矩形状である4つの第2支持面21が、第1支持面11と平行に、且つ、長手方向Xに互いに間隔を空けて配置されている。
第2支持面21は、第1支持面11よりも上方に配置されている。第2支持面21と第1支持面11との距離である支持面間隔L1は、フォークFの上下方向Zの寸法であるフォーク厚さL2よりも大きい(L1>L2)。つまり、第2支持部20に支持された状態の長尺体Wと第1支持面11との間には、一対のフォークFを挿入可能な隙間が形成される。支持面間隔L1は、「規定高さ」に相当する。
図4に示すように、本実施形態では、第2支持面21は、第1支持部10に支持された状態のパレットPの載置面Pa以下の高さに配置されている。つまり、第2支持面21の高さH1は、載置面Paの高さH2以下である(H1≦H2)。図示の例では、第2支持面21の高さH1は、載置面Paの高さH2未満である(H1<H2)。ここで、第2支持面21の高さH1及び載置面Paの高さH2のそれぞれは、搬送用載置体100の下端面を基準とした各面の高さである。
図3に示すように、本実施形態では、搬送用載置体100は、長手方向Xに沿って延在し、互いに短手方向Yに間隔を空けて配置された一対の第1フレームFR1と、一対の第1フレームFR1同士を接続するように配置された、少なくとも3つの第2フレームFR2と、を備えている。そして、少なくとも1つの第2フレームFR2によって第1支持部10が構成され、少なくとも2つの第2フレームFR2によって第2支持部20が構成されている。
図示の例では、短手方向Yに沿って延在する7つの第2フレームFR2が、長手方向Xに間隔を空けて配置されている。そして、中央の3つの第2フレームFR2によって第1支持部10が構成され、第1支持部10に対して長手方向Xの両側に配置された2つずつ、合計4つの第2フレームFR2によって第2支持部20が構成されている。この場合、中央の3つの第2フレームFR2のそれぞれの上端面に第1支持面11が形成され、残りの4つの第2フレームFR2のそれぞれの上端面に第2支持面21が形成されている。図示の例では、各第2フレームFR2は、直方体状の部材を用いて構成されている。同様に、各第1フレームFR1も、直方体状の部材を用いて構成されている。なお、図示の例では、第1フレームFR1における長手方向Xの両側の端部領域に、先端側へ向かうに従って下面が上方へ向かうように傾斜した傾斜面が形成されている。
図3に示すように、本実施形態では、搬送用載置体100は、第1支持部10及び第2支持部20に対して短手方向Yの両側に配置される、少なくとも一対のガイド部材30と、一対のガイド部材30の少なくとも一方を着脱自在に保持する、少なくとも1つの保持部40と、を備えている。
図示の例では、四対のガイド部材30と、当該四対のガイド部材30に対応する四対の保持部40とが設けられている。具体的には、第2支持部20を構成する4つの第2フレームFR2のそれぞれを短手方向Yに挟むように、8つの保持部40が配置されている。本例では、これら8つの保持部40のそれぞれは、第2支持部20を構成する4つの第2フレームFR2のそれぞれの短手方向Yの端部と、第1フレームFR1とを連結するように設けられている。そして、これら8つの保持部40に対して、8つのガイド部材30が上方から着脱可能に設けられている。図示の例では、各ガイド部材30は、直方体状の部材を用いて構成されている。また、各保持部40は、ガイド部材30を挿入可能なように上方に向けて開口する凹部を備えた四角柱状部材を用いて構成されている。
図4及び図5に示すように、ガイド部材30は、パレットPに載置された状態の長尺体W及び第2支持部20に支持された状態の長尺体Wが存在する上下方向Zの範囲の全体に亘って配置されている。つまり、ガイド部材30は、短手方向Yに沿う短手方向視で、パレットPに載置された状態の長尺体W及び第2支持部20に支持された状態の長尺体Wと重複するように配置されている。一方、保持部40は、パレットPに載置された状態の長尺体W及び第2支持部20に支持された状態の長尺体Wが存在する上下方向Zの範囲よりも下方に配置されている。つまり、保持部40は、短手方向視で、パレットPに載置された状態の長尺体W及び第2支持部20に支持された状態の長尺体Wと重複しないように配置されている。ここで、2つの要素の配置に関して、「特定方向視で重複する」とは、その視線方向に平行な仮想直線を当該仮想直線と直交する各方向に移動させた場合に、当該仮想直線が2つの要素の双方に交わる領域が少なくとも一部に存在することを指す。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、第1支持部10が3つの第1支持面11を有して構成された例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第1支持部10は、少なくとも1つの第1支持面11を有していれば良い。つまり、第1支持部10が、1つ又は2つの第1支持面11を有する構成であっても良いし、4つ以上の第1支持面11を有する構成であっても良い。
(2)上記の実施形態では、第2支持部20が、第1支持部10に対して長手方向Xの両側に配置された二対の第2支持面21を有して構成された例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第2支持部20が、少なくとも一対の第2支持面21を有していれば良い。つまり、第2支持部20が、一対の第2支持面21を有する構成であっても良いし、三対以上の第2支持面21を有する構成であっても良い。
(3)上記の実施形態では、短手方向Yに沿って延在する複数の第2フレームFR2が、長手方向Xに間隔を空けて配置された構成を例として説明した。つまり、上記の実施形態では、複数の第2フレームFR2が、短手方向Yに沿って互いに平行状に配置されていた。しかし、そのような構成に限定されることなく、複数の第2フレームFR2が互いに交差するように配置されていても良い。この場合においても、一部の第2フレームFR2の上端面に第1支持面11が形成され、別の一部の第2フレームFR2の上端面に第2支持面21が形成された構成とすることができる。
(4)上記の実施形態では、複数の第2フレームFR2の一部によって第1支持部10が構成され、他部によって第2支持部20が構成された例を説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第1支持部10及び第2支持部20の少なくとも一方が、第2フレームFR2とは異なる部材によって構成されていても良い。
(5)上記の実施形態では、第2支持面21の高さH1が、第1支持部10に支持された状態のパレットPの載置面Paの高さH2未満である(H1<H2)構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第2支持面21の高さH1が、第1支持部10に支持された状態のパレットPの載置面Paの高さH2と同じ(H1=H2)であっても良い。
(6)上記の実施形態では、四対のガイド部材30が設けられた構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、少なくとも一対のガイド部材30が設けられていれば良い。つまり、一対、二対、又は三対のガイド部材30が設けられていても良いし、五対以上のガイド部材30が設けられていても良い。また、上記の実施形態では、各ガイド部材30に直方体状の部材が用いられた構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、ガイド部材30の形状は、長尺体Wを短手方向Yに支持することが可能なものであれば様々な形状とすることが可能である。例えば、ガイド部材30が、長手方向X及び上下方向Zに沿う板状や柵状に形成されていても良い。
(7)上記の実施形態では、四対のガイド部材30の全てが、各ガイド部材30を着脱自在に保持する保持部40により保持された構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、短手方向Yの少なくとも一方側のガイド部材30が、保持部40により着脱自在に保持されていれば良い。例えば、図3に示す例における8つのガイド部材30のうち、短手方向Yの一方側に位置する4つのガイド部材30についてのみ、各ガイド部材30を着脱自在に保持する保持部40が設けられ、短手方向Yの他方側に位置する4つのガイド部材30については第1フレームFR1又は第2フレームFR2に固定された構成でも良い。或いは、ガイド部材30を着脱自在に保持する保持部40が設けられず、全てのガイド部材30が第1フレームFR1又は第2フレームFR2に固定された構成であっても良い。
(8)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔上記実施形態の概要〕
以下では、上記において説明した搬送用載置体の概要について説明する。
搬送用載置体は、
長尺体が載置されると共に、搬送装置により搬送される搬送用載置体であって、
前記長尺体が載置されるパレットを支持する第1支持部と、
前記パレットに載置されていない状態の前記長尺体を支持する第2支持部と、を備え、
前記第2支持部に支持された状態の前記長尺体の長手方向に沿う方向を第1方向とし、平面視で前記第1方向に直交する方向を第2方向として、
前記第1支持部は、前記パレットに下方から当接する第1支持面を有し、
前記第2支持部は、前記第1支持部に対して前記第1方向の両側に設けられて、前記長尺体に下方から当接する一対の第2支持面を有し、
一対の前記第2支持面は、前記第1支持面よりも規定高さ上方に配置され、
前記規定高さは、前記長尺体を持ち上げるためのフォークの鉛直方向の寸法よりも大きい。
この構成によれば、長尺体が載置されるパレットを支持する第1支持部が設けられている。これにより、長尺体が載置された状態のパレットを第1支持部に載置させるだけで、当該パレット上の全ての長尺体を搬送用載置体に載置する載置作業を容易に行うことができる。また、第1支持部に支持された状態かつ長尺体が載置された状態のパレットを持ち上げるだけで、当該パレット上の全ての長尺体を搬送用載置体から取り出す取出作業を容易に行うことができる。
また、本構成によれば、パレットに載置されていない状態の長尺体を支持する第2支持部が設けられている。そして、第2支持部の一対の第2支持面は、第1支持部の第1支持面に対して、フォークの鉛直方向の寸法よりも上方に離れて配置されている。つまり、第2支持部に支持された状態の長尺体と第1支持面との間には、フォークを挿入可能な隙間が形成される。これにより、パレットを用いない場合には、長尺体をフォークによって第2支持部に容易に載置することができると共に第2支持部から容易に持ち上げることができる。したがって、パレットを用いない場合であっても、長尺体を搬送用載置体に載置する載置作業を容易に行うことができると共に、長尺体を搬送用載置体から取り出す取出作業を容易に行うことができる。
ここで、前記パレットは、前記長尺体に下方から当接する載置面を有し、
一対の前記第2支持面は、前記載置面以下の高さに配置されていると好適である。
この構成によれば、長尺体が載置された状態のパレットを第1支持部に載置した際に、当該長尺体が第2支持部のみで支持されることがない。つまり、第1支持部に支持されたパレット上の長尺体が、載置面から離間することなく、載置面のみ、又は、載置面及び第2支持面の双方に当接した状態で支持される。これにより、第1支持部に支持されたパレットを持ち上げた場合に、長尺体の移動を小さく抑えることができ、長尺体を載置面から落下し難くすることができる。
また、前記第1支持部及び前記第2支持部に対して前記第2方向の両側に配置される、少なくとも一対のガイド部材と、
一対の前記ガイド部材の少なくとも一方を着脱自在に保持する、少なくとも1つの保持部と、を備え、
一対の前記ガイド部材は、前記第2方向に沿う第2方向視で、前記パレットに載置された状態の前記長尺体及び前記第2支持部に支持された状態の前記長尺体と重複するように配置されていると好適である。
この構成によれば、保持部にガイド部材を保持させた状態とすることで、パレットに載置された状態又は第2支持部に支持された状態の長尺体の第2方向への移動を、ガイド部材によって規制することができる。これにより、パレットに載置された状態又は第2支持部に支持された状態の長尺体を、パレット又は第2支持部から落下し難くすることができる。また、保持部からガイド部材を取り外した状態とし、第2方向におけるガイド部材が存在しない側において長尺体の取出作業を行うことで、ガイド部材が長尺体に干渉することなく、容易に取出作業を行うことができる。
また、前記第1方向に沿って延在し、互いに前記第2方向に間隔を空けて配置された一対の第1フレームと、
一対の前記第1フレーム同士を接続するように配置された、少なくとも3つの第2フレームと、を備え、
少なくとも1つの前記第2フレームによって前記第1支持部が構成され、少なくとも2つの前記第2フレームによって前記第2支持部が構成されていると好適である。
この構成によれば、簡易な構成で第1支持部と第2支持部とを設けることができる。これにより、搬送用載置体の製造コストを低減することができる。
本開示に係る技術は、長尺体が載置されると共に、搬送装置により搬送される搬送用載置体に利用することができる。
100 :搬送用載置体
P :パレット
10 :第1支持部
11 :第1支持面
20 :第2支持部
21 :第2支持面
X :長手方向(第1方向)
Y :短手方向(第2方向)

Claims (4)

  1. 長尺体が載置されると共に、搬送装置により搬送される搬送用載置体であって、
    前記長尺体が載置されるパレットを支持する第1支持部と、
    前記パレットに載置されていない状態の前記長尺体を支持する第2支持部と、を備え、
    前記第2支持部に支持された状態の前記長尺体の長手方向に沿う方向を第1方向とし、平面視で前記第1方向に直交する方向を第2方向として、
    前記第1支持部は、前記パレットに下方から当接する第1支持面を有し、
    前記第2支持部は、前記第1支持部に対して前記第1方向の両側に設けられて、前記長尺体に下方から当接する一対の第2支持面を有し、
    一対の前記第2支持面は、前記第1支持面よりも規定高さ上方に配置され、
    前記規定高さは、前記長尺体を持ち上げるためのフォークの鉛直方向の寸法よりも大きい、搬送用載置体。
  2. 前記パレットは、前記長尺体に下方から当接する載置面を有し、
    一対の前記第2支持面は、前記載置面以下の高さに配置されている、請求項1に記載の搬送用載置体。
  3. 前記第1支持部及び前記第2支持部に対して前記第2方向の両側に配置される、少なくとも一対のガイド部材と、
    一対の前記ガイド部材の少なくとも一方を着脱自在に保持する、少なくとも1つの保持部と、を備え、
    一対の前記ガイド部材は、前記第2方向に沿う第2方向視で、前記パレットに載置された状態の前記長尺体及び前記第2支持部に支持された状態の前記長尺体と重複するように配置されている、請求項1又は2に記載の搬送用載置体。
  4. 前記第1方向に沿って延在し、互いに前記第2方向に間隔を空けて配置された一対の第1フレームと、
    一対の前記第1フレーム同士を接続するように配置された、少なくとも3つの第2フレームと、を備え、
    少なくとも1つの前記第2フレームによって前記第1支持部が構成され、少なくとも2つの前記第2フレームによって前記第2支持部が構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送用載置体。
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