JP7171371B2 - エッチング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エッチング対象物の片面をウェットエッチング可能なエッチング装置に関する。
特許文献1には、モータにより回転するウェハステージと、このウェハステージ上に載置されたシリコンウェハの片面に対して薬液を噴射する薬液ノズルとを備えたエッチング装置が開示されている。
特開2016-213337号公報
前記エッチング装置では、シリコンウェハの片面に対して薬液が噴射されるので、薬液がシリコンウェハに供給されるまでに薬液温度が低下し易い。このため、高温の薬液を用いてシリコンウェハを片面エッチングする場合、前記エッチング装置のエネルギー消費が大きくなり、運転コストが増大するおそれがある。
そこで、本発明は、運転コストを低減しつつ片面エッチング可能なエッチング装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様のエッチング装置は、
厚さ方向に並んで配置された第1面および第2面を有するエッチング対象物を前記第1面が対向した状態で保持可能な保持面を有する基台と、
前記保持面に対向するように開口する凹部と、この凹部の開口縁に設けられて前記保持面に保持された前記エッチング対象物を前記保持面と共に挟持可能な対向面とを有し、前記凹部と前記保持面に保持された前記エッチング対象物の前記第2面とで囲まれた処理空間を形成可能な処理空間形成部と、
前記対向面における前記凹部の開口縁の全周に亘って設けられ、前記対向面と前記保持面に保持された前記エッチング対象物の前記第2面との間を封止する封止部材と、
前記処理空間形成部の外部から前記処理空間の内部にエッチング液を供給可能な供給流路部と、
前記処理空間の内部から、前記処理空間の内部に供給された前記エッチング液を前記処理空間の外部に排出可能な排出流路部と
を備える。
前記エッチング装置によれば、処理空間形成部の凹部と、基台の保持面に保持されたエッチング対象物の第2面とで囲まれて閉鎖された処理空間が形成され、この処理空間にエッチング液が供給される。このような構成により、処理空間内に供給されたエッチング液の温度低下を防ぎつつ、エッチング対象物の第2面をエッチングすることができるので、運転コストを低減しつつ片面エッチング可能なエッチング装置を提供できる。
本発明の第1実施形態のエッチング装置を備えたエッチング処理システムの配管図。 本発明の第1実施形態のエッチング装置の断面模式図。 図2のエッチング装置を用いたエッチング処理工程のフローチャート。 本発明の第2実施形態のエッチング装置の断面模式図。
以下、本開示の一例を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した本開示の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のエッチング装置2は、例えば、図1に示すエッチング処理システム1に適用できる。このエッチング処理システム1は、一例として、エッチング装置2、エッチング液貯槽3、循環ポンプ4、インラインヒータ5およびフィルタ6で構成された循環回路10を備えている。循環回路10は、エッチング貯液槽3に貯留されているエッチング液210が、循環ポンプ4により、インラインヒータ5およびフィルタ6を介してエッチング装置2に供給された後、エッチング装置2から排出されてエッチング液貯槽3に戻るように構成されている。
循環回路10のインラインヒータ5およびフィルタ6の間には、分岐点11と、この分岐点11からエッチング液貯留槽3に延びる分岐回路12とが設けられている。循環回路10における分岐点11とフィルタ6との間、および、分岐回路12における分岐点11とエッチング液貯留槽3との間には、それぞれ開閉弁7が設けられている。各開閉弁7は、例えば、制御装置100により開閉されるエアー弁または電磁弁である。
エッチング装置2は、その内部にエッチング液210を一時的に貯留可能な処理空間21と、この処理空間21に貯留されたエッチング液210の温度を検出する温度センサ22とを有している。また、エッチング液貯留槽3は、その内部に貯留されたエッチング液210の温度を検出する温度センサ8を有している。
なお、エッチング装置2の処理空間21に供給されるエッチング液210は、一例として、20%KOH水溶液で構成され、温度センサ22により摂氏75度になるように液温が調節される。
また、エッチング処理システム1は、マイクロコンピュータおよび入出力回路などで構成された制御装置100と、この制御装置との間で制御指令などの送受信を行うコントローラ110とを備えている。制御装置100は、コントローラ110、エッチング装置2の温度センサ22および後述するリーク検出センサ70、および、エッチング液貯留槽3の温度センサ8などからの信号を受けて、エッチング装置2、循環ポンプ4、インラインヒータ5、および、開閉弁7などを制御する。
次に、図2を参照して、エッチング装置2をより詳しく説明する。なお、図2には、エッチング対象物の一例としての略円形状のシリコンウェハ200を後述する基台30の保持面31で保持した状態を示している。
エッチング装置2は、図2に示すように、シリコンウェハ200を保持可能な基台30と、基台30に保持されたシリコンウェハ200を覆うように配置されてシリコンウェハ200と共に処理空間21を形成するカップ状の処理槽カップ40(処理空間形成部の一例)と、処理空間21の内部にエッチング液210を供給可能な供給流路部50と、処理空間21の内部に供給されたエッチング液210を処理空間21の外部に排出可能な排出流路部60とを備えている。
基台30は、シリコンウェハ200を保持可能な保持面31を有している。この保持面31は、一例として、略水平方向に延びる平面で構成されている。また、基台30は、保持面31の中心を通りかつ保持面31に直交する方向(すなわち、鉛直方向)に延びる中心線CLに対して、略対称に設けられている。シリコンウェハ200は、その厚さ方向に並んで配置された第1面201および第2面202を有し、第1面201が保持面31に対向した状態で保持面31に保持される。
また、基台30は、保持面31にシリコンウェハ200を真空吸着によって保持する真空保持部32と、保持面31と保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第1面201との間を封止する補助封止部材37とを有している。
真空保持部32は、保持面31の中心部に開口しかつ基台30を中心線CLの延在方向に貫通する貫通孔34と、この貫通孔34にそれぞれ接続された溝部35および真空吸着装置36とで構成されている。溝部35は、貫通孔34の中心線CLの延在方向における保持面31に近い方の端部に接続され、保持面31上でかつ中心線CLまわりに間隔を空けて配置されている。真空吸着装置36は、貫通孔34の中心線CLの延在方向における保持面31から遠い方の端部に接続されている。
補助封止部材37は、例えば、フッ素ゴム(またはシリコンゴム)製のオーリングで構成され、保持面31の中心線CLまわりの周縁部でかつ保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第1面201の周縁部全周に対して接触可能に配置されている。
また、基台30は、保持面31に交差(例えば、直交)する方向から見て、補助封止部材37の内側に設けられたリーク検出センサ70を有している。このリーク検出センサ70は、保持面31と保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第1面201との間に侵入したエッチング液210を検出可能に配置されている。
基台30の中心線CLまわりでかつ保持面31の外側には、排液溝部38が設けられている。この排液溝部38の底部には、ドレン39が設けられ、処理空間21の内部に貯留されたエッチング液210のうち、排出流路部60を介して排出されなかったエッチング液210が、ドレン39を介してエッチング装置2の外部に排出される。
処理槽カップ40は、一例として一部材で構成され、保持面31に対向するように開口する凹部42と、この凹部42の開口縁に設けられて保持面31に保持されたシリコンウェハ200を保持面31と共に挟持可能な対向面41とを有している。この処理槽カップ40は、対向面41における凹部42の開口部43まわりの全周(すなわち、凹部42の開口縁の全周)が、保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第2面202に対向してシリコンウェハ200の第2面202を覆うように配置され、凹部42と保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第2面202とで処理空間21を形成可能に構成されている。
処理槽カップ40の対向面41には、対向面41と保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第2面202との間を封止する封止部材44が設けられている。この封止部材44は、例えば、フッ素ゴム(またはシリコンゴム)製のオーリングで構成され、対向面41における凹部42の開口部43まわりの全周に亘って設けられている。
対向面41の中心線CLから遠い方の縁部には、対向面41から基台30に向かって突出する突出部45が設けられている。この突出部45により、基台30の保持面31に対する処理槽カップ40の位置を決めることができる。
処理槽カップ40の対向面41に交差する方向に延びる側面には、凹部42の内部と処理槽カップ40の外部とに連通して、処理空間21の内部に貯留されたエッチング液210を処理空間21の外部に排出するためのドレン46が設けられている。
また、処理槽カップ40の凹部42の底面には、中心線CLの延在方向に延びる複数の貫通孔47、48が設けられている。複数の貫通孔47、48には、凹部42の底面の略中央部に配置された第1貫通孔47と、第1貫通孔47に対して中心線CLまわりに間隔を空けて配置された第2貫通孔48とが含まれている。
第1貫通孔47には、供給流路部50を構成する供給管51が配置されている。この供給管51は、処理槽カップ40の外部から凹部42の内部まで延びて、処理空間21の内部にエッチング液210を供給可能に構成されている。また、第2貫通孔48には、排出流路部60を構成する排出管61が配置されているこの排出管61は、処理槽カップ40の外部から凹部42の内部まで延びて、処理空間21の内部に一時的に貯留されたエッチング液210を排出可能に構成されている。
供給管51の凹部41の内部側の端部には、対向面41に対して略平行(すなわち、この実施形態では略水平方向)に延びる補助供給管52が設けられている。この補助供給管52の延在方向の両端部には、それぞれ供給口53が設けられている。各供給口53は、対向面41に交差(例えば直交)する方向まわり(すなわち、中心線CLまわり)の同一方向(この実施形態では、中心線CLの延在方向でかつ処理槽カップ40から基台30に向かう方向(すなわち、図2の矢印A方向)から見て、時計回り)に開口している。
なお、供給管51の各供給口53は、中心線CLの延在方向において、排出管61の排出口62よりも対向面41の近くに配置されている。
続いて、図3を参照して、前記エッチング装置2を用いたウェットエッチング処理の工程について説明する。
まず、処理槽カップ40を中心線CLの延在方向でかつ基台30から離れる方向に移動させて(ステップS1)、基台30の保持面31にシリコンウェハ200を載置する(ステップS2)。なお、ステップS1において、基台30を中心線CLの延在方向でかつ処理槽カップ40から離れる方向に移動させてもよい。
保持面31にシリコンウェハ200が載置されると、真空保持部32の真空吸着装置36を作動させて、シリコンウェハ200を保持面31に真空吸着により保持し(ステップS3)、処理槽カップ40を中心線CLの延在方向でかつ基台30に接近する方向に移動させて、処理空間21を形成する(ステップS4)。なお、ステップS4において、基台30を中心線CLの延在方向でかつ処理槽カップ40に接近する方向に移動させてもよい。
処理空間21が形成されると、供給管51を介して処理空間21の内部にエッチング液210を供給しつつ、排出管61を介して処理空間21の内部に貯留されたエッチング液210を処理空間21の外部に排出して(ステップS5)、シリコンウェハ200の第2面202に対するエッチングを開始する。このとき、シリコンウェハ200とエッチング液210との反応ガスも、排出管61を介して、エッチング液210と共に処理空間21の外部に排出される。
シリコンウェハ200の第2面202に対するエッチングが終了すると、処理空間21へのエッチング液210の供給を停止して(ステップS6)、処理槽カップ40を中心線CLの延在方向でかつ基台30から離れる方向に移動させる(ステップS7)。このとき、エッチング液210の供給が停止されたときに処理空間21の内部に残っていたエッチング液210は、排液溝部38のドレン39を介してエッチング装置2の外部に排出される。なお、ステップS7において、基台30を中心線CLの延在方向でかつ処理槽カップ40から離れる方向に移動させてもよい。
その後、真空保持部32の真空吸着装置36を停止させ、シリコンウェハ200の保持面31に対する保持を解除して、シリコンウェハ200を取り出す(ステップS8)。そして、シリコンウェハ200を水洗槽に投入して純水洗浄して(ステップS9)、エッチング処理を終了する。なお、ステップS8およびステップS9において、シリコンウェハ200を保持面31に保持したまま、水洗ノズルなどを介してシリコンウェハ200の第2面202に純水を供給することで純水洗浄してもよい。また、高温のエッチング液を用いてエッチングした場合は、温純水を用いることで、効果的にシリコンウェハ200を洗浄できる。
前記エッチング装置2では、処理槽カップ40の凹部42と、基台30の保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第2面202とで囲まれて閉鎖された処理空間21が形成され、この処理空間21にエッチング液210が供給される。このような構成により、処理空間21内に供給されたエッチング液210の温度低下を防ぎつつ、シリコンウェハ200の第2面202をエッチングすることができるので、運転コストを低減しつつ片面エッチング可能なエッチング装置2を提供できる。
なお、前記エッチング装置2では、略水平な保持面31に保持されたシリコンウェハ200上に処理槽カップ40を配置して処理空間21を形成し、この処理空間21内にエッチング液210を循環させることで、シリコンウェハ200を片面エッチングする。このため、エッチングにより発生した反応ガスがシリコンウェハ200の表面に留まることなく排出され、エッチングの均一性を高めることができる。前記エッチング装置2において、摂氏75度に加熱された20%KOH水溶液で構成されたエッチング液を用いてシリコンウェハ200をエッチングすると、ユニフォミティが2%以下、エッチングレートが0.9マイクロメートル/分以上となった。
また、供給流路部50が、処理槽カップ40の外部から凹部42の内部まで延びて、処理空間21の内部にエッチング液210を供給可能な供給管51を有し、この供給管51が、凹部42の内部側の端部に設けられた複数の供給口53を有している。このような構成により、処理空間21の内部に、中心線CLまわりのエッチング液の流れが形成され、処理空間21の内部におけるエッチング液の滞留を低減することができる。その結果、シリコンウェハ200に対するエッチングの均一性をより高めることができる。
また、供給管51の複数の供給口53の各々が、対向面41に交差する方向まわりの同一方向に開口している。このような構成により、処理空間21の内部にエッチング液の同一方向の流れが形成されるので、処理空間21の内部に貯留されたエッチング液をスムーズに処理空間21の外部に排出することができる。その結果、シリコンウェハ200に対するエッチングの均一性をより高めることができる。
また、基台30が、保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第1面201の周縁部全周に対して接触可能に配置されて、保持面31と保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第1面201との間を封止する補助封止部材37を有している。この補助封止部材37により、エッチング液210のシリコンウェハ200の第1面201側への侵入を防ぐことができるので、より確実にシリコンウェハ200を片面エッチングすることができる。
また、基台30が、保持面31に交差する方向から見て、補助封止部材37の内側に配置されて、保持面31と保持面31に保持されたシリコンウェハ200の第1面201との間に侵入したエッチング液210を検出するリーク検出センサ70を有している。このリーク検出センサ70により、エッチング液210がシリコンウェハ200の第1面201側に侵入しているか否かを検出することができる。
また、基台30が、保持面31にシリコンウェハ200を真空吸着によって保持する真空保持部32を有している。この真空保持部32によりシリコンウェハ200をより確実に保持面31で保持することができる。
なお、エッチング対象物は、シリコンウェハ200に限らず、例えば、SiCウェハ、サファイアウェハ、あるいは、化合物半導体ウェハであってもよい。
基台30の保持面31は、シリコンウェハ200を保持できればよく、真空吸着により保持する場合に限らない。すなわち、真空保持部32は、省略することができる。
また、保持面31は、略水平に延びる平面で構成されている場合に限らず、例えば、鉛直方向に対して交差する方向に延びる平面で構成されていてもよい。
処理空間形成部は、一部材で構成された処理槽カップ40に限らず、例えば、筒状部材と、この筒状部材の一端開口を覆う蓋部材との二部材で構成されていてもよい。
処理槽カップ40の凹部42は、開口部43まわりの全周に亘って対向面41がシリコンウェハ200の第2面202に対向して、エッチング液を貯留可能な処理空間21を形成することができれば、任意の形状を採用できる。なお、処理空間21の大きさは、エッチング装置2の設計などに応じて、任意に設定できる。
封止部材44および補助封止部材37の各々は、オーリングで構成されている場合に限らず、対向面41とシリコンウェハ200の第2面202との間、および、保持面31とシリコンウェハ200の第1面201との間を封止することができる任意の構成を採用できる。
供給管51は、複数の供給口53を有する場合に限らず、例えば、1つの供給口53を有するように構成してもよい。また、複数の供給口53は、対向面41に交差する方向(例えば、中心線CL)まわりの同一方向に開口する場合に限らず、中心線CLまわりの異なる方向に開口するように構成してもよい。
補助封止部材37およびリーク検出センサ70は、省略することもできる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態のエッチング装置2は、図4に示すように、基台30がターンテーブル80を有する点で、第1実施形態とは異なっている。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。なお、図4には、補助封止部材37およびリーク検出センサ70を示していない。
ターンテーブル80は、保持面31が設けられていると共に、図示しないモータによって保持面31に交差する方向(例えば、中心線CL)まわりに回転可能に構成されている。
このように、基台30がターンテーブル80を有することで、例えば、図3のステップS8およびステップS9において、ターンテーブル80を回転させてシリコンウェハ200の表面に残るエッチング液を取り除いた後、シリコンウェハ200を純水洗浄することができるので、洗浄に用いる純水の量を低減することができる。また、シリコンウェハ200の純水洗浄後、ターンテーブル80を高速回転させることで、シリコンウェハ200を容易に乾燥させることができる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明のエッチング装置は、例えば、半導体用のシリコンウェハに適用できる。
1 エッチング処理システム
2 エッチング装置
3 エッチング液貯槽
4 循環ポンプ
5 インラインヒータ
6 フィルタ
7 開閉弁
8 温度センサ
10 循環回路
11 分岐点
12 分岐回路
21 処理空間
22 温度センサ
30 基台
31 保持面
32 真空保持部
34 貫通孔
35 溝部
36 真空吸着装置
37 補助封止部材
38 排液溝部
39 ドレン
40 処理槽カップ(処理空間形成部の一例)
41 対向面
42 凹部
43 開口部
44 封止部材
45 突出部
46 ドレン
47 第1貫通孔
48 第2貫通孔
50 供給流路部
51 供給管
52 補助供給管
53 供給口
60 排出流路部
61 排出管
62 排出口
70 リーク検出センサ
80 ターンテーブル
100 制御装置
110 コントローラ
200 シリコンウェハ(エッチング対象物の一例)
201 第1面
202 第2面
210 エッチング液
CL 中心線
A 矢印

Claims (7)

  1. 厚さ方向に並んで配置された第1面および第2面を有するエッチング対象物を前記第1面が対向した状態で保持可能な保持面を有する基台と、
    前記保持面に対向するように開口する凹部と、この凹部の開口縁に設けられて前記保持面に保持された前記エッチング対象物を前記保持面と共に挟持可能な対向面とを有し、前記凹部と前記保持面に保持された前記エッチング対象物の前記第2面とで囲まれた処理空間を形成可能な処理空間形成部と、
    前記対向面における前記凹部の開口縁の全周に亘って設けられ、前記対向面と前記保持面に保持された前記エッチング対象物の前記第2面との間を封止する封止部材と、
    前記処理空間形成部の外部から前記処理空間の内部にエッチング液を供給可能な供給流路部と、
    前記処理空間の内部から、前記処理空間の内部に供給された前記エッチング液を前記処理空間の外部に排出可能な排出流路部と
    を備え
    前記基台が、
    前記保持面が設けられていると共に、前記保持面に交差する方向まわりに回転可能なターンテーブルを有する、エッチング装置。
  2. 前記処理空間は、
    前記供給流路部を介して供給された前記エッチング液を内部に貯留して、前記エッチング対象物の前記第2面をエッチング可能に形成される、請求項1のエッチング装置。
  3. 前記供給流路部が、前記処理空間形成部の外部から前記凹部の内部まで延びて、前記処理空間の内部に前記エッチング液を供給可能な供給管を有し、
    前記供給管が、前記凹部の内部側の端部に設けられた複数の供給口を有している、請求項1または2のエッチング装置。
  4. 前記複数の供給口の各々が、前記対向面に交差する方向まわりの同一方向に開口している、請求項3のエッチング装置。
  5. 前記基台が、
    前記保持面に保持された前記エッチング対象物の前記第1面の周縁部全周に対して接触可能に配置されて、前記保持面と前記保持面に保持された前記エッチング対象物の前記第1面との間を封止する補助封止部材を有する、請求項1から4のいずれか1つのエッチング装置。
  6. 前記基台が、
    前記保持面に交差する方向から見て、前記補助封止部材の内側に配置されて、前記保持面と前記保持面に保持された前記エッチング対象物の前記第1面との間に侵入したエッチング液を検出するリーク検出センサを有する、請求項5のエッチング装置。
  7. 前記基台が、
    前記保持面に前記エッチング対象物を真空吸着によって保持する真空保持部を有している、請求項1からのいずれか1つのエッチング装置。
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Citations (4)

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