JP7171064B2 - 構造材、構造材を含む構造体、及び、構造材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、隣り合う棒部材同士を紐部材で連結することで形成される構造材、その構造材を含む構造体、及び、その構造材の製造方法に関する。
例えば、特許文献1(実開昭58-191814号公報)においては、棒状体又は管状体を紐で連接することで筒状外径を有するバッグを構成する技術が提案されている。かかる技術により、美しいすだれ状、縦縞模様の外観を有するバッグが提供されることとされている。
実開昭58-191814号公報
しかし、上記技術により得られるのは縦縞模様を有するバッグに限られ、また、必ずしも優れた美観及び使用感を有するものではなく、改善の余地があった。
そこで、本発明の目的は、優れた美観及び使用感を有し、多様な模様を有する多様な物品を構成することができる構造材、当該構造材を用いた構造体、及び当該構造材の製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決すべく、本発明の第1の形態は、
剛性を有する複数の棒部材と、
隣り合う棒部材同士を所定の間隔まで離間可能に連結する紐部材と、を含み、
前記複数の棒部材のそれぞれは、紐部材を挟み込んだ状態で互いに貼り合わされた一組の棒片で構成されていること、
を特徴とする構造材を提供する。
本発明の構造材では、前記複数の棒部材が、熱融着繊維を含むフェルトの融着体で構成されていること、が好ましい。
また、本発明の構造材では、前記複数の棒部材が、略U字状をなし、他の棒部材とは異なる両端間の間隔を有すること、が好ましい。
また、本発明の第2の形態は、
上記の構造材からなる正面部材及び背面部材を含み、
前記正面部材及び前記背面部材は、最も外側に位置する棒部材において互いに連結されていること、
を特徴とする内部に可変空間を有する構造体をも提供する。かかる構造体の例としては、バッグ、帽子、照明器具のシェードが挙げられる。
更に、本発明の第3の形態は、
複数組の棒片及び紐部材を準備する工程と、
対となる棒片同士の間に前記紐部材を挟んだ状態で当該棒片同士を貼り合わせる工程と、
を含むことを特徴とする構造材の製造方法を提供する。
本発明によれば、優れた美観及び使用感を有し、多様な模様を有する多様な物品を構成することができる構造材、当該構造材を用いた構造体、及び、当該構造材の製造方法を提供することができる。したがって、デザイナーにより広範囲のデザインの余地を提供することができる。
本実施形態に係る構造材を用いた構造体の一例としてのバッグ1を概略的に示す斜視図である。 把持部50,150を持ち上げた状態のバッグ1を示す正面図、左側面図及び平面図である。 把持部50,150同士を離間させて開いた状態のバッグ1を示す正面図、左側面図及び平面図である。 バッグ1の分解斜視図である。 正面部材5の分解斜視図である。
以下、本発明の代表的な実施形態に係る構造材を用いた構造体について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、構造体の一例としてバッグを挙げて説明するが、本発明はこれに限られない。また、図面は、本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もあり、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、本実施形態の構造体であるバッグ1は、本実施形態の構造材である正面部材3及び背面部材5を含む。バッグ1は、正面部材3及び背面部材5(把持部50,150)を把持して持ち上げることで、略鉛直方向に伸びるとともに(図2参照)、正面部材3及び背面部材5を離間させることで、正面部材3及び背面部材5の間に収納空間を形成する(図3参照)。また、正面部材3及び背面部材5を離間させながら持ち上げることで、バッグ1は、図1に示すように、略鉛直方向に伸びながら収納可能な状態となる。
正面部材3及び背面部材5は、対をなす部材である。正面部材3は、棒部材10、紐部材30及び把持部50を含み、背面部材5もまた、棒部材110、紐部材130及び把持部150を含んでいる。図4に示すように、正面部材3及び背面部材5は、外縁(最も外側に位置する棒部材11,111)において互いに連結されている。連結手段は、例えば接着、縫合などでよいが、これに限られない。
したがって、正面部材3及び背面部材5の間(内部)には、収納空間として収納物の形状や大きさ等に応じて可変する空間が形成されることになる。なお、正面部材3及び背面部材5の内面には、収納物の露出を防止するための生地が取り付けられてもよい。また、正面部材3及び背面部材5は把持部50,150を含まなくてもよい。
本実施形態では、棒部材10は、略U字状又は略コ字状をなし、個々の棒部材10は他の棒部材と異なる両端間の間隔を有する。換言すると、棒部材10の一方の先端と他方の先端との間隔(即ち幅)が、棒部材ごとに異なっており、概ね相似形である。したがって、図2及び図3に示すように、棒部材10は、互いに重なることなく、所定の間隔で並ぶことができる。
棒部材10は、作製の効率の観点から、略同一の幅及び厚さを有することが好ましい。ただし、最も外側に位置する棒部材11(111)は、バッグ1の強度を確保する観点から、他の棒部材10(110)よりも大きい幅及び厚さを有していてもよい。
棒部材10は、所定の剛性及び可撓性を有する素材で作製されている。棒部材10の剛性は、全体としてバッグ1の形態を保持できる程度であればよい。また、収納物の大きさや形状によってある程度撓むように、棒部材10は可撓性を有しているのが好ましい。
棒部材10の素材は例えばフェルトであり、なかでも、必要な剛性を得る観点から、熱融着繊維を含むフェルトの融着体が好適である。ただし、棒部材10は、樹脂材料、木材、竹材などで作製されてもよい。
紐部材30は、隣り合う棒部材10同士を所定の間隔まで離間可能に連結する。紐部材30は、帯状又は糸状で柔軟なものであればよく、伸縮性を備えていてもよい。また、紐部材30の本数及び配置は、例えば、バッグ1全体の強度、形態保持性、棒部材10同士の隙間の許容範囲などの観点から適宜決定されてよい。紐部材130は、紐部材30と同じ構成でよい。
把持部50は、上部において開口する略矩形の板体である。把持部50は、棒部材10と同じ材料で作製されてよい。把持部150は、把持部50と同じ構成でよい。
棒部材10の構成をより詳細に説明する。棒部材10は一組の棒片10A,10Bからなり、図5に示すように、棒片10A,10Bは、紐部材30を挟み込んだ状態で互いに貼り合わされている。したがって、隣り合う棒部材10同士は紐部材30を介して連結されることになる。貼合せ手段は、例えば接着、融着、縫合などでよいが、これに限られない。
棒部材10として熱融着繊維を含むフェルトの融着体を使用する場合には、棒片10A,10Bをかかるフェルトで構成することができる。この場合、棒片10A,10Bの間に紐部材30を挟んだ状態でプレス等で加熱することで、棒片10A,10Bを融着及び硬化させることができ、かつ、棒片10A,10Bの間に紐部材30を挟み込んで容易に固定することができる。
把持部50は一組の把持片50A,50Bからなり、把持片50A,50Bは、紐部材30を挟み込んだ状態で互いに貼り合わされている。したがって、把持部50及びこれと隣り合う棒部材10(つまり最も内側の棒部材10)は、紐部材30を介して連結されることになる。貼合せ手段は、例えば接着、融着、縫合などでよいが、これに限られない。
把持部50として熱融着繊維を含むフェルトの融着体を使用する場合には、把持片50A,50Bをかかるフェルトで構成することができる。この場合、把持片50A,50Bの間に紐部材30を挟んだ状態でプレス等で加熱することで、把持片50A,50Bを融着及び硬化させることができる。
このような構成を有するバッグ1では、物を収納したときと収納しないとき、また、把持部50を持ち上げたときと載置したときに、それぞれ異なる形態を取り美観に優れる(図1~図3参照)。あるいは、バッグ1は、使用状態に応じて様々な動きを見せるため使用感にも優れると言ってもよい。
次いで、構造材である正面部材3及び背面部材5並びに構造体であるバッグ1の製造方法を説明する。
まず、正面部材3及び背面部材5となる構造材を作製する。より具体的には、棒片10A,10B及び紐部材30を準備し、更に把持片50A,50Bを準備してもよい。そして、棒片10A,10Bの間及び把持片50A,50Bと棒片10A,10Bとの間に紐部材30を挟んだ状態で、棒片10A,10B同士及び把持片50A,50B同士を貼り合わせる(図5参照)。
このようにして作製された正面部材3及び背面部材5を、最も外側に位置する棒部材11,111において連結する(図4参照)。更に、正面部材3及び背面部材5(例えば把持部50,150)の内面側に袋状の生地を取り付けてもよい。
バッグ以外の構造体の例としては、帽子、照明器具のシェードが挙げられる。この場合、直線状の棒部材が用いられてもよい。
このように、本実施形態に係る構造材及びこれを含む構造体を用いれば、多様な模様を有する多様な物品を構成することができる。したがって、デザイナーに広範囲のデザインの余地を提供することができる。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明はこれらのみに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能であり、かかる設計変更した態様も全て本発明の技術的範囲に含まれる。
1・・・バッグ
3・・・正面部材
5・・・背面部材
10,110・・・棒部材
10A,10B,110A,110B・・・棒片
30,130・・・紐部材
50,150・・・把持部
50A,50B,150A,150B・・・把持片

Claims (4)

  1. 剛性を有する複数の棒部材と、隣り合う棒部材同士を所定の間隔まで離間可能に連結する紐部材と、を含み、前記複数の棒部材のそれぞれは、紐部材を挟み込んだ状態で互いに貼り合わされた一組の棒片で構成されている構造材からなる正面部材及び背面部材を具備し
    前記正面部材及び前記背面部材は、最も外側に位置する棒部材において互いに連結されていること、
    を特徴とする内部に可変空間を有する構造体。
  2. 前記複数の棒部材は、熱融着繊維を含むフェルトの融着体で構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の構造体。
  3. 前記複数の棒部材のそれぞれは、他の棒部材とは異なる両端間の長さを有すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の構造体。
  4. 複数組の棒片及び紐部材を準備する工程と、
    対となる棒片同士の間に前記紐部材を挟んだ状態で当該棒片同士を貼り合わせて構造材を得る工程と、
    前記構造材からなる正面部材及び背面部材を、それぞれ最も外側に位置する棒部材において互いに連結する工程と、
    を含むこと、
    を特徴とする構造体の製造方法。
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